投稿者: 西村 則康 Page 9 of 60
皆さん、こんにちは。
塾ソムリエ西村が主催する名門指導会において、関西エリア統括を担当している都関です。
西村のコラムページの場を借りて、関西の情報をお伝えしています。
■新型コロナウイルスに対する大手進学塾の対応
新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた緊急事態宣言が、日本全国に対して4月16日に発令されました。
大阪府や兵庫県などに対してはすでに4月7日から発令されていましたが、16日に緊急事態宣言が全国に拡大されたことを受け、多くの大手進学塾でゴールデンウイーク期間中のイベントやテストの中止・延期などが発表されました。
下記の表は、大手進学塾の対応の一部をまとめたものです。(最新の情報は各塾にご確認ください。)
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テスト・イベント・説明会と実施予定日 |
対象 |
対応 |
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浜学園 |
4/29(水・祝) |
第1回 灘・東大寺・洛南・甲陽・星光・西大和・洛星中入試合格判定7冠特訓 |
小6 |
4/29より web講義に変更 |
第1回 南山女・東海・滝チャレンジテスト
灘中日本一模擬入試(東京会場) 第1回 サクセスへの道特訓 第2回 灘中対策講座 |
小6 小6 小6 小5 |
中止 |
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5/2(土) |
灘中2日目徹底特訓 |
小6 |
5/29より web講義に変更 |
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5/3(日・祝) |
灘中合格杯争奪勝ち抜き戦 |
小6 |
5/6より web講義に変更 |
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南山中女子部・滝中GW算数対策
南山中女子部GW算数対策 東海中GW算数対策 |
小6 小5 小6 |
中止 |
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5/4(月・祝) |
第2回 灘中入試練習と解説講座 |
小6 |
5/4より web講義に変更 |
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星光中スーパー予想テスト大会 |
小6 |
5/22より web講義に変更 |
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第1回 女子最難関中オープン模試
第1回 灘中チャレンジテスト 第1回 女子最難関中チャレンジテスト |
小6 小5 小5 |
中止 |
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5/5(火・祝) |
第2回 灘中オープン模擬入試 |
小6 |
5/15より web講義に変更 |
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馬渕教室 |
5/3(日・祝) 5/4(月・祝) |
第2回 灘中トライアル |
小6 |
※ |
希学園 |
4/29(水・祝) |
第1回 学園長杯争奪テスト大会 |
小4~6 |
中止 |
5/3(日・祝) |
灘中合格へのプロローグ
灘中への道Ⅱ 希学園の最難関中合格指導力を君に! |
小4 小3 |
中止 |
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5/5(火・祝) |
第1回 プレ灘中入試および当日特訓
第1回 プレ甲陽学院中入試および当日特訓 第1回 プレ神戸女学院・四天王寺中入試 第1回 プレ星光・洛星・六甲・西大和中入試 |
小6 小6 小6 小6 |
中止 |
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第1回 須磨学園実力テスト
志望校別特訓第Ⅰ期のまとめ(難関中コース) |
小6 小6 |
※ |
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5/6(水・休) |
第1回 プレ灘中入試および当日特訓
第1回 プレ甲陽学院中入試および当日特訓 |
小6 小6 |
中止 |
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東大寺・星光・西大和攻略への道Ⅰ
第1回 洛南高附属中入試実戦テスト 第1回 プレ神戸女学院・四天王寺中入試 国語・社会解説講座&算数・理科特別講義 第1回 プレ神戸女学院・四天王寺中入試 国語・理科・社会解説講座 第1回 プレ星光・洛星・六甲・西大和中入試解説講座 第1回 須磨学園実力テスト解説講座 |
小6 小6 小6
小6
小6
小6 |
※ |
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神戸女学院中対策講座Ⅰならびに学校を知ろう |
小5 |
中止 |
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日能研 |
4/24~4/30 |
授業・テスト |
全学年 |
中止 |
GW中 |
通室生にMY NICHINOUKENにて案内 |
全学年 |
‐ |
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5/6(水・祝) |
全国公開模試 志望校選定テスト |
小6 |
申し込み受付中 |
注:4月21日午前10時の時点で各塾のホームページで公開されている内容です。※は対応についての表記がありません。
上記の他に、浜学園では4月26日(日)に実施予定の「第1回 合否判定学力テスト」が中止となり、また、希学園では4月12日(日)に実施予定でした「公開テスト」を4月26日(日)に自宅で行うことになるなど、昨年までとは全く違った状況になってきています。
■大手進学塾の対面式一斉授業はオンライン授業に変更
小学校が休校となったため、公立の小学校では学習プリントをインターネット経由で家庭に届ける対応策をとっている他、一部の私立の小学校では授業のweb配信を開始しています。
一方、インターネット環境を整えやすい大手進学塾では、単方向のweb授業を配信して学習の年間計画を維持するようにしている他、教室に通っているときに近い状態で学習に取り組めるようにZoomアプリなどを用いた双方向のオンライン授業も行っています。
■家庭学習で気をつけたいこと
大手進学塾のオンライン授業を受けることで授業の進度を守っていくことは可能になってきていますが、やはり、通塾できないことによる不安も残っています。
塾に通っていれば可能となる、宿題のチェックや復習テスト、確認テストなどによる学習内容の定着確認、アウトプット力の強化が、家庭学習だけではなかなか難しいという点です。
小学生の場合、塾の先生による宿題のチェックがないと、全部仕上げない、答え合わせがいい加減になるなど、宿題への取り組みがどうしても甘くなりがちですが、再び通塾が可能になったときのことを見すえ、塾に通えていたときと同じような1週間の学習サイクルと学習姿勢を維持することが大切です。
ただ、今回の出来事が塾での学年が変わる直後であったため、例年であれば、2月、3月で新学年の学習サイクルを作り、その中で出てきた課題を塾の通常授業が行われない春休み期間を利用して修正するという取り組み方が、今年の場合は難しくなっていると思います。
6年生にとって、志望校別の傾向対策が本格的に始まる7月までの期間は、受験勉強の基礎部分を確実なものにする時期ですから、もし、学習サイクルが上手くいっていない、勉強への取り組み方に不安があるなどを感じておられましたら、お通いの塾の先生など専門家に相談して、早めに修正をしていくことが重要だと思います。
東京を含む7都府県に緊急事態宣言が発出され、私も家で過ごす時間が長くなりました。
主任相談員を務めさせていただいている「中学受験情報局」との共催で定期的に行っている個別の相談会も、4月はオンラインで行っています。
可能な限り人との接触機会を減らすというのは、コミュニケーションの生き物である人にとって、辛いものです。
しかしオンラインでのやり取りが多くなって感じるのは、画像と音声によるオンライン上でのやり取りの質は、数年前に比べても格段に上がっているということです。
これはハードの面とソフトや内容の面、両方で感じることです。
パソコンなど機器の性能が良くなり、通信の速度や品質もリアルタイムでのやり取りをスムーズにしています。
お互いスマートフォン1つで、質の高いオンラインミーティングを行うことも可能になっています。
オンラインでの授業、指導も行っていますが、手元を映すカメラを用いてかなり対面に近い状況を作り出すことができています。
意外な発見として、対面では見過ごしがちなことがオンラインのやり取りでは意識されるということがあります。
たとえば、言葉の選び方1つをとってもそうです。
映像では、対面のやり取りとくらべて「息遣い」までは伝わりません。
ふだんよりも身振り手振りを意識的に大きくするにしても、やはり厳密に「言葉だけで伝わるように」を前提に言葉選びをする必要があります。
これは生徒側にも同じことが言えます。
なんとか、今自分が考えていること、自分に起こっていることを画面を通して相手に伝えなければならないので、必然的にふだんよりも言葉を意識するようになります。
3月の上旬に、各塾が休講とそれにともなう映像授業を実施したときには、ほとんどの塾が視聴するタイプの「一方通行」の映像を配信しましたが、今回の非常事態宣言では双方向型の授業を打ち出している塾も出てきています。
一斉授業ですから、個別のマンツーマン授業とは違いますが、視聴するだけの授業に比べると臨場感や一体感などがあるのではないでしょうか。
たくさん不自由も感じますが、新しい環境に慣れてツールを使い、乗り切っていきましょう。
オンラインで指導中
新型コロナウィルスの感染拡大により、3月2日から多くの小・中学校、高校は休校になります。
自治体や学校によって、学年や家庭の状況によっては受け入れを決めているようですが、急な決定ですからご家庭は大変だと思います。
もちろんお子さんの感染リスクを考えると安心ではあるのですが、ではどのように過ごさせようかと思い悩むお父さん、お母さんも多いでしょう。
お母さんが専業主婦のご家庭と共働きのご家庭、それぞれにお悩みはあると思います。
いずれにしても、夏休みに迫る長期間にわたってお子さんが学校に通学しない状況が、突然やってきてしまったわけです。
外に連れ出すのも最小限にしたいし、かといって一日中勉強させるわけにもいきません。
上手に時間を過ごさせてあげたいけど、「どうしよう」と途方に暮れるような気持ちにもなります。
■ お母さんが家にいる場合「関わりすぎ」に注意を
お母さんが専業主婦で家にいる場合、どうしてもお子さんに「関わりすぎ」になりがちです。
これがふだんの夏休みであれば、友達と遊びに行く日もあれば、そもそも受験生の夏休みは塾の夏期講習で忙しいですから、以外に親とべったり過ごす時間は短いのです。
しかし今回のような特殊な状況では、そうもいきません。
家にお母さん、そしてお子さんも一日中いるという日が結構あるような状況は、かなり特殊だといえます。
まず気をつけたいのは、ついつい関わりすぎになること。
多くの塾は一週間、二週間くらい休みになるようですから「ならば家庭学習でがんばらせないと」と思われるお母さんもいらっしゃるでしょう。
基礎の積み残しがあるお子さんも多いと思いますので、それはそれでいいことだとは思います。
でも「がんばらせすぎ」には注意してください。
あまり長時間親子がべったりと過ごすのは、お子さんにとってもお母さんにとっても負担が大きいものです。
たとえば一日の「時間割」を決め、学校で勉強しているはずの朝から昼過ぎの時間は自主学習、そしてその後の時間は親子で関わる時間、というように決めて過ごすのもいい考えです。
学校が春休みまで休校になる場合は、今の学年の残りはすべて学校で習えない可能性が高いわけですから、少なくとも教科書を最後まで読んでおくことも大切なことです。
(近年、中学受験の問題も「教科書前提」のものが増えています)
塾が休みになる期間、普段できていなかった基礎の振り返りなどもやっておきたいですが、塾のある生活より「かなり軽め」くらいを意識して取り組むのが無理がないと思います。
■ 共働きのご家庭は、お子さんとのコミュニケーションを工夫しましょう
共働きのご家庭は、この週末は戦々恐々としていることと思います。
ふだんは学校に任せておけた時間が、すべてご家庭にかかってくるわけですから、とても大変です。
朝、お父さんお母さんが家を出てから帰るまで、お子さんにどのように過ごさせるか。
塾によっては授業を昼の時間にするというところもあるようですが、多くは休校です。
親がいない間、やむを得ずお子さんだけで過ごす時間が長くなる場合は、やはりあらかじめ一日のスケジュールを親子で立てるのが有効だと思います。
その上で「完璧を求めない」ことも大切です。
ひとりでいる時間に「予定通り」に勉強できるか。
・・・冷静に考えると、できないですね。
でも、できない現実が「ふつう」くらいに考えましょう。
予定を一緒に立て、帰宅時に確認するとしても「完璧にできているはず」(あるいは「できているべき」)とは考えると、帰宅時に親も疲れ切ってしまいそうです。
そもそも子どもがひとりで勉強することは困難であることを前提に、昼休みや空き時間に電話やLINEなどのコミュニケーションツールで声をかける、そして帰宅後のチェックも「ダメ出し」ばかりにならないよう、親があらかじめ「腹をくくる」ことも必要ではないかと思います。
■ いずれにしても、緊急事態です
専業主婦のご家庭、共働きのご家庭いずれにとっても、これは緊急事態です。
これまでにない「試練」でもあります。
もちろん、勉強以外にもお子さんが学校で得ているものはたくさんあります。
友達にも会いたいでしょうし、楽しみな行事もあったでと思います。
そんなお子さんの気持ちのケアも気になるところですね。
そんなみなさんに少しでもお役立ていただけるよう、お子さんが家庭で勉強をスムーズに進めていけるヒントになるような動画を、急ぎ撮影したいと考え、主任相談員を務める「中学受験情報局」でご一緒している先生方と相談をしています。
数日中に撮影して急ぎ皆さんに見ていただけるよう、お届けします。
一大事ですが、ピンチをチャンスに変え乗り切っていきましょう。
今月、東京都と大阪で開催した「入試分析セミナー」でもお話ししたのですが、今年の難関校の算数で印象に残ったのが、「手を動かす」問題が多かったことです。
特に首都圏の中学校で、この傾向が顕著に感じられました。
「受験テクニック」を教え込まれてきた子の中には、能力が高いにもかかわらず、せっせと数えだしたり試行錯誤するような類のことに対してモチベーションが低い子がいます。
まるで、そんな子をはじくことを意図して作られたような問題が多かったのです。
もちろん、解法を知っていること、覚えていることは重要です。
しかし「便利な必殺技」を知っているだけでなんとかなる問題は、少なくとも難関校の入試からはなくなっています。
この流れは、今後も変わらないのではないかと思っています。
たとえば筑波大駒場中は、例年「解き方はわかるんだけど、正解を出すのは難しい」タイプの問題を出題します。
日々がんばって勉強に取り組んできたかを見るのに、知識の量ではなく「作業力」で測っているかのような問題です。
今年は開成中も(昨年は「易しすぎる」と話題になりましたが)じっくり読んで状況を整理、理解しないと合格点が狙えないような問題でした。
「知っているだけ」
「覚えているだけ」
でなんとかなる問題は、明らかに1問もなかったと言えます。
来年以降、難関校の受験を目指している受験生には、ぜひ「数えだす」「書き出す」「整理する」といった、算数の基本とも言える力に注目して勉強しておいていただきたいと思います。
そのためには、日々塾の宿題に忙殺されるような状態は避けねばなりませんね。
いつも色んなところでお伝えしていることですが、宿題は取捨選択して優先順位をつけ、順位の高いものから重点的に取り組むことです。
とはいえ、お母さんが優先順位をつけるのもなかなか難しいもので、そんなお手伝いをするのも私たち家庭教師の役割です。
まずは、塾の先生に「今週の宿題の中で特に大切な問題はどれですか?」と質問してみるのもいい方法だと思います。(塾の先生がどれくらい力になってくれるかによりますが・・・)
「宿題は何が何でも全部やる」という考え方から、まずは抜け出してみるのが重要です。
2月ももう中旬。
1月の関西、そして2月の東京、神奈川の入試も一段落し、私達はその振り返りに入っています。
先週、そして今週は、私が主宰する家庭教師「名門指導会」の生徒で灘中に合格したお子さんと、そのお母さんたちにインタビューするという機会がありました。
■ 子どもたちは勉強を楽しんでいる
追って記事の形でみなさんにも御覧いただけるようにしたいのですが、入試までの勉強法や乗り切った困難など、とても興味深い内容になるはずですが、何よりも私が知りたかったのは、彼らが中学受験の勉強をどう捉えたかということです。
詳細は追っての記事に譲るのですが、彼らは受験勉強をいろんな形で「楽しんで」いました。
今までできなかったことができるようになるとこや、目標に近づいているという実感があることは、単純に子どもたちに自信を与え、勇気づけます。
また過去問の演習を単なる「合格できそうかどうかをみるリトマス紙」ではなく「過去問からどんどん学ぶ」という姿勢があるのも共通点です。
■ お母さんたちがしていたのは「環境づくり」
お母さんに共通することがあるとすれば、まず1つめは「環境を整える」ということでしょうか。
塾の課題はたくさんあり、全部やろうとすると睡眠時間まで短くなってきます。
そして塾は、できるだけ受験の不安をなくすために、あらゆる種類の講座を用意します。
それぞれの講座の宿題も出るし、模試やイベント等もあります。
すべてを受講し完璧にこなすことはできません。
だから受講すべき講座、力を入れてこなすべきテキストや問題を取捨選択しなければならないのは、どの塾に行かせていても起こってくることです。
灘に関していえば、「最高レベル」といった、その塾でもっとも成績がいい子が集まる講座は、受講するように促されるでしょう。
ゴールデンウィークやお盆には模試、日曜は前期(2月)から日曜特訓が始まり、灘中を目指す子を対象としたイベントもたくさんあります。
親としてはどうしても「あれもこれも」という気持ちになってきます。
そして、みんなが受けている模試や講座を受けさせないというのは、とても勇気がいることなのです。
しかし、すべての講座やイベントをもれなく受けさせると、上記のように寝る時間がなくなってきます。
そこでお母さんたちがしている2つめのことは、子どもをよく観察することです。
■ 子どもをよく観察し、相談相手をつくること
やっていることは確実に身についているか。
やりっぱなしになっていることはないか。
体力的に無理が続いていないか。
考え始めたらきりがないと思いますが、それでも観察し、考えることは素早い改善につながります。
そのために3つ目として「相談相手がいる」のも大切なことです。
家庭教師である私たちは、この部分でお手伝いをさせていただいています。
お父さんや塾の先生が、こういった役割を担うケースも多いと思います。
なにか不安や問題を感じたときに、すぐに誰かに相談できる。
早く問題解決ができることはもちろん、お母さんの気持の安定という面でも重要なことです。
あらためてお話を聞いて感じるのは、受験生のお母さんの大変さです。
受験を終え「相談相手がいてよかった」と言っていただけるのは、家庭教師としてとても嬉しく、幸せなことだと感じています。
そんなインタビューの内容もふまえて、来月は関西で灘中合格セミナーを企画しています。
今のところ3月4日(水)の午前を予定しています、
関西で難関中合格を目指すご家庭のお父さん、お母さんは、よければご参加ください。
前回は、今年の灘中の算数が易しかったこと、またその結果受験者平均点、合格者平均点ともに高かったことをお伝えしました。
そんな印象のもと、昨日は大阪で名門指導会の関西の講師たちとともに、各学校の入試問題分析の時間を持ちました。
灘中以外の学校〜甲陽学院中、洛南校附属中、東大寺学園中、大阪星光学院中、神戸女学院中などです。
多くの学校に共通していたのは、算数の問題が易しかったこと、そして平均点が(公表されている学校に関して言えば)高くなっていたことでした。
2月6日(木)には大阪梅田で入試分析結果を発表する無料セミナーを開催する予定なので、そこで詳しくお伝えするのですが、多くの学校がまるで申し合わせたかのように問題を易しくしていたのです。
優しいとはいっても、上に上げたような学校は最難関と呼ばれる学校であり、一定レベルの学力以上でなければ合格圏に入ることはできない学校です。
しかし、最上位で合格するお子さんを別とすれば、今年のような算数の出題であれば合格のチャンスがおおくの子たちに広がるとも言えるでしょう。
逆に、これらの学校を第一志望にして対策、勉強してきたお子さんたちにとっては、問題が平易だと戸惑ってしまうような部分があったのではないかという意見も出ました。
「こんなに簡単に答えが出るのはおかしいって、不安になった」というようなことを言うお子さんがいたというのです。
入試問題は、年度によってその難度に大きな変化がある場合があります。
今年のように、学校によっては満点のお子さんが続出するような結果になることもあるのです。
だから、どのような難しさの問題が出てもそれ相応の結果が出せるように準備しておくことも、とても大切なことです。
(問題が易しい年度こそ「番狂わせ」が起こりがちです)
2月6日(木)セミナーでは、「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」で主任相談員としてご一緒している先生方、そして名門指導会の現役講師陣とともに、今年の関西入試を詳しくレポートしたいと思います。
関西の難関校を目指すご家庭のみなさんは、ぜひ参加してください。
https://seminarw2020-01.peatix.com
大阪での入試分析会の1コマ