カテゴリー: 取材を受けました
先日、渋谷にて行われセミナーがヤフーニュースにとりあげられました。
このセミナーは、私が主任相談員を務めさせていただいている「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」という中学受験ポータルサイトと、私が主宰する「家庭教師 名門指導会」、そしていっしょに主任相談員を務めさせていただいている先生方が運営する「中学受験専門個別指導 SS-1」の共催でした。
私のパートは、多くのお母さんがお悩みになっている事柄に関して、その受け取り方や解決法をご紹介するというものでした。
そのお悩みの中には「宿題は全部やらせているし、本人もがんばっているのに、なかなか成績が上がらない。むしろ下がってきている」というようなものもあります。
お子さんを塾に通わせているお母さん、お父さんならよくご存知だと思うのですが、進学塾ではカリキュラムが決まっていて、一週間分の学習量が決まっています。塾によって異なりますが、高学年になるとかなりに量の宿題が出るのが普通です。
その宿題を全部、完璧に理解して習得すると成績が上がる・・・理屈ではそうなのですが、子どもによっては全部こなそうとすると睡眠時間を削らなければならない、ということが現実に起こります。
だから、塾の宿題は全部やるのではなく、取捨選択して「もうちょっとがんばったらできるようになる問題」に集中するのが、もっとも効果的な宿題のやり方なのです。でも、このことはあまり知られてはいません。塾の先生は「やらなくてもいい」とは言わないからです。
毎週の宿題の様子、そしてテストも毎週あって、月に1回は大きなテストもある。偏差値だって出るし、順位も発表される。。。それを間近でずっと見ているお母さんは、ついつい視野が狭くなってしまいがちです。
近頃、宿題やテストのことでお子さんとケンカすることが多くなったな・・・と感じている方は、ふーっと深呼吸して、思い出してみてください。
そもそも、どうして中学受験をさせようと思ったのか。言い出したのはお子さんでも、決してそこにはお母さん、お父さんの思いが無いわけではないはずです。
中学受験を通して、考えるこ楽しさを経験したり、粘り強く問題を解決する力を、しいては生きる力をつけてほしい。将来、幸せで充実した人生を過ごしてほしい、という親の願い。
そこに立ち返れば、今すべきことが見えてくるように思うのです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150317-00000002-resemom-life
本日朝、フジテレビの情報番組「ノンストップ!」に出演させていただきました。
ふだんいろいろな場所でお伝えしていることですが、勉強は机の上のことだけではありません。たとえばご両親が商店をなさっている家の子どもは算数、特に割合の単元の「割増・割引」がよくできるとか、そういったことはまさに日常が学びの場になっているいい例です。
しかし、中学受験を目指してお子さんを進学塾に入塾させると、日常生活の中での学習などさせている時間はないと感じるくらいの宿題量に驚くことになります。
ふだんいろいろな場所でお伝えしていることですが、勉強は机の上のことだけではありません。たとえばご両親が商店をなさっている家の子どもは算数、特に割合の単元の「割増・割引」がよくできるとか、そういったことはまさに日常が学びの場になっているいい例です。
しかし、中学受験を目指してお子さんを進学塾に入塾させると、日常生活の中での学習などさせている時間はないと感じるくらいの宿題量に驚くことになります。
夏休みが終わって、2学期の授業が始まって1週間がたとうとしています。この1・2週間は生活を切り替える期間です。就寝時間と起床時間の見直しから始めてください。起きてすぐの漢字練習や計算練習が夏休みの間に中断した人は、再開させてくださいね。
ところで、今週号の週刊ポストに取材記事が掲載されました。「宿題代行は悪なのか 識者8人と業者が誌上対決」という部分です。8人の識者の一人として意見を述べさせてもらっています。宿題代行がそんなに繁盛しているとは、ちょっとびっくりです。
取材の中で話した内容が、簡潔な表現で忠実に反映されていて、雑誌記者さんの文章力ってすごいなと感じています。取材があった2日後には既に記事に仕上がっていましたからそのスピード感にも驚いています。
私がお話しした内容は、「宿題には、教育的な側面と学習的な側面があること。」「自由研究などの、時間がかかる宿題をやり遂げることで、スケジュール管理やプロセス管理の練習ができること。」です。それ以外に、の話をしたのですが、その部分はスペースの都合と記事の趣旨の面から省かれたようです。今回は、記者さんにも話した受験に役立つ自由研究のお話しを書いていきたいと思います。夏休みが終わってしまいましたから、来年の夏休みの対策だと思ってください。
例えば、子どもが社会を苦手にしているとしましょう。しかもちゃんと勉強しているにも関わらずにです。その原因の多くは、ストーリーの中で理解したり覚えたりが出来ていないことなのです。地理だと「地名と地図上の場所がつながっていない」とか、歴史だと「出来事の順序や関係が理解されていない」のです。このような症状を一気に解決することが可能なのです。
地理が弱い子の場合
模造紙大の大きな紙に、日本地図を書いて、山脈・平野・川・盆地・都市名・・・を書いていきます。周りの空きスペースに、特徴がある地方の産業を簡潔にまとめていきます。参考書にある写真や絵をカラーコピーして貼っていけば、見栄えも良くなりますし記憶の基点にもなります。
歴史が弱い子の場合
障子紙を幅30cmぐらいに切ってつなげていきます。5mぐらいの長さにしておいて、それに年表を書いていきます。項目は、年号、出来事、備考です。出来事は政治的なことと文化的なことに分ければより効果的です。それが書き上がれば、和装具店に行って巻紙の芯や表具を買ってきて、秘伝書の巻紙イメージで完成させます。こうすることで、出来事の順序や関係が自然に身につきます。
それ以外にも、いろいろあります。
語彙力を増やしたい場合は、
「僕が作ったクロスワードパズル初級編・中級編・上級編」などはどうでしょうか。
自分でクロスワードを作るには、言葉の意味を正しく知っていなければ不可能です。
作ったクロスワードパズルに、お父さん、お母さんに挑戦してもらうのです。
これなら作るほうも力が入るでしょう。
理科好きな子どもの場合は、
「重曹だけで作ったチョウまずいドーナッツ」はどうでしょう。
小麦粉・水(牛乳)・バニラエッセンス・砂糖をドーナッツの生地に練っておいて、ベーキングパウダーの代わりに重曹を使います。重曹を入れていない物・重曹を小さじ一杯入れた物・2杯入れた物の3種類を作ります。これを揚げるのです。重曹が入ってない物は全く膨らまずに不味そうです。重曹を2杯入れた物はふっくらと膨らんでいかにもおいしそうです。そこで、それぞれをちょっとだけかじってみましょう。そうするとおいしそうに見えたドーナッツは苦くて食べられたものじゃありません。(たくさんは食べさせないでください)不味そうに見えたかちかちのドーナッツは、クッキーのようで以外においしい。
そんな体験をしておいて、ベーキングパウダーの成分表を見ます。そうすると、重曹・酸化剤・・・と書いてあります。重曹(炭酸水素ナトリウム)が加熱されて、二酸化炭素を発生して炭酸ナトリウムというアルカリ性の強い物になって苦くなりますから、それを中和するための酸化剤です。
だったら、重曹を入れるときの酸化剤として、お酢だったら、レモンの絞り汁だったら・・・・と実験の幅が広がります。これは、中学受験にとって大切な化学範囲の有効な経験になります。
このように、一見受験勉強にとって邪魔に見える夏の自由研究も、工夫次第で受験に有効な学習に変えることが出来ます。
これを読んでいただいた方は、これをプリントアウトしていただいて、来年の夏までとっておいていただければと思います。
先日、あるお子さんの授業にうかがって”あれっ”と思いました。
先週まで多かった読み間違いや意味の取り違えがほとんどありません。
そして、問題文をしっかりと目が追っています。
近頃、”問題文をちゃんと読まない”子供が多いことは、このブログでも何度も取り上げています。そのような子供に共通な行動は、「問題文を一瞥しただけで解き始めてしまう」、
または「数字や漢字を眺めただけで考え始めてしまう」というものです。
そのような悪い癖が劇的に改善されているのです。
何があったんだろうと考えて、ハタッと気がつきました。春休み中の国語の授業です。
春休みを利用して、国語の家庭教師を2回だけお願いされました。
その授業終了後お母様から電話を頂きました。
「2回だけでしたけれど、すごく良かったです。どんなふうに読んでいけば良いかが本人にもよ~くわかったようです。」
嬉しいお電話でした。
普段私は算数と理科を教えに行っています。
その授業の中で、「なぞるように読む。」「なぞっている手の動きと視線の動きを合わせる」「何がわかっていて何が聞かれているのかを理解した上で解き始める」。
このような練習を繰り返していました。
少しずつ良くなっていたのですが、国語の授業の後の変化は劇的でした。
国語の文章の読み方は、「鑑賞するために読む」のではなく、
「正解が出るように」読むことです。
問われている事を咀嚼し、その答えが書いてありそうなところを読み直し、
これだという言葉を探し・・・。という読み方が正しいのです。
読んだ後の答えの導き出し方は算数とは違いますが、読むところまでは全く同じです。
このお子さんは、その国語の授業の後、教えてもらった方法で国語の問題を解く練習を
重ねたそうです。その練習の後が私の算数の授業だったわけです。
算数のミスが多いお子さんの場合は、国語の読み方をチェックすることが有効だということを
再確認しました。
先日、「アエラwithキッズ」の取材を受けました。
6月中旬発売だそうです。興味のある方は手にとってご覧ください。
5月5日にテレビ神奈川に出演しました。
「キッズナビゲーション」の中のファッショナブルマミーのコーナーでした。
インタビュアーは、ベテランの三輪有子さんでした。
この方も、教育や学習に関わっていらっしゃいます。
国際芸術文化振興会の理事もされています。
収録の前に、近頃の子供たちの学習環境で話が弾みました。
特に、幼少時(小学校3年生まで)の生活体験が、その後の学習能力に大きく関わることについていろいろ
オフレコで話が出来ました。
普段から教育に関わっていらっしゃる方ですから、
同じようなお考えをお持ちだったようです。
話の内容は、「家庭教師や塾や個別指導の先生を、憧れの職業にしたい」ということと「そのためには、学生アルバイトに時期から研鑽を積んで欲しい。研鑽の場として、私たちを利用して欲しい」という2点でした。
あの、短い放映に対して、収録は40分程度かかっています。本当にたくさんのことを話したのですが、さすがに編集のプロの方々ですね、お伝えしたいことが簡潔にまとまっていました。
収録は、取り直しもなく一発で終わったのですが、後で見ると反省点が1つ。
「テレビに出る前に床屋に行っておけば良かった。」と大反省しています。見苦
しい、伸び放題のぼさぼさ頭で申し訳ありませんでした。