カテゴリー: ミスを防ぐ

【関西】5年生 受験学年への準備は

皆さん、こんにちは。 

塾ソムリエ西村則康主催する名門指導会において、関西エリア統括を担当している都関です 

西村のコラムページの場を借りて、関西の情報をお伝えしています。 

 

あと3ヶ月5年生も受験学年に 

前回の西村コラムで「5年生は秋から6年生の準備が始まります」とお話しました。 

具体例としてご紹介しましたように希学園では11月、12月、1月の公開テストの偏差値の平均で6年生の2月から始まる志望校別特訓の受講目安が設定されていますから、まずはこれから3ヶ月間の公開テストの準備が必要になります 

また、浜学園の場合でも、6年生から始まるオプション講座に次のような受講資格が設定されています。(下記以外のオプション講座もあります。) 

オプション講座 

受講資格 

主な対象校 

最高レベル特訓 算数 

過去3ヶ月の公開学力テストで3科男女総合順位または算数順位600位以内の成績を1回以上収めていること 

最難関中 

最高レベル特訓 国語 

過去3ヶ月の公開学力テストで3科男女総合順位または国語順位600位以内の成績を1回以上収めていること 

(記載なし) 

女子トップレベル算数特訓 

過去3ヶ月の公開学力テストで3科男女総合順位または算数順位600位以内の成績を1回以上収めていること 

神戸女学院中(K) 

西大和学園中(N) 

四天王寺中(S)(医志・英数Ⅱ) 

清風南海中(S特進) 

須磨学園中(B) 

高槻中 

女子トップレベル国語特訓 

過去3ヶ月の公開学力テストで3科男女総合順位または国語順位600位以内の成績を1回以上収めていること 

神戸女学院中(K) 

西大和学園中(N) 

四天王寺中(S)(医志・英数Ⅱ) 

清風南海中(S特進) 

須磨学園中(B) 

※浜学園ホームページおよび201911配付資料より(女子トップレベル国語特訓は20209月配付資料) 

 

希学園の5年生公開テスト(10月実施)を振り返ると 

では5年生の公開テストがどのようなものなの20201011日に行われた「希学園 第341回 小5公開テスト」を例に見ていこうと思います 

希学園の公開テストの成績資料には、正答率と問題の難度が4段階で示されています。 

また、どの3問が正解できれば偏差値がいくらアップするかも書かれており、振り返りの目安がわかりやすくなっています。 

問題 

番号 

単元 

難度 

正答率 

問題 

番号 

単元 

難度 

正答率 

1(1) 

計算問題(整数計算) 

A 

85 

3(1) 

数の性質(演算記号) 

A 

97 

1(2) 

計算問題(小数計算) 

B 

78 

3(2) 

数の性質(演算記号) 

A 

96 

1(3) 

計算問題(分数計算) 

B 

74 

3(3) 

数の性質(演算記号) 

B 

51 

1(4) 

計算問題(小数計算) 

A 

86 

4(1) 

文章題(仕事算) 

A 

86 

1(5) 

計算問題(整数計算) 

A 

86 

4(2) 

文章題(仕事算) 

B 

54 

1(6) 

計算問題(逆算) 

A 

83 

4(3) 

文章題(仕事算) 

D 

27 

1(7) 

計算問題(計算の工夫) 

A 

87 

5(1) 

平面図形(直角二等辺三角形) 

C 

49 

1(8) 

計算問題(単位計算) 

B 

70 

5(2) 

平面図形(直角二等辺三角形) 

D 

16 

1(9) 

計算問題(単位計算) 

A 

83 

5(3) 

平面図形(直角二等辺三角形) 

D 

10 

1(10) 

計算問題(単位計算) 

B 

64 

6(1) 

場合の数(カードの出し方) 

A 

84 

2(1) 

規則性(数列) 

A 

96 

6(2) 

場合の数(カードの出し方) 

D 

14 

2(2) 

規則性(数列) 

A 

87 

6(3) 

場合の数(カードの出し方) 

D 

2 

2(3) 

規則性(数列) 

B 

55 

 

上の表で、難度別の配点を見ますと、A問題が48点、B問題が28点、C問題が4点、D問題が20点となっています。 

例えば、このテストで得点7079点の偏差値は53.6259.84でしたから、70後半の点数を取ることができれば、すべての志望校別特訓のコース在籍下限値を超えることができます。 

難度別の配点でいうと、A問題とB問題で失点をしなければよいことになります。 

 

A問題、B問題の具体例を見ると 

上記のテストから、A問題、B問題の具体例として、問題2を見てみましょう。 

テキスト ボックス 

(1)は、例として6番目まで書かれていますから、残り4つを書き出すと答えを求められますし、「かけ算の前にある数(かけられる数)は、『番目』と同じ数」であることに気づければ、10番目のかけ算は「10×11」とわかります。 

書き出しても答えのわかる問題ですが、正答率は96%となっており、4%の受験生が正解できていません。 

「自分にとって見やすく書く」という普段からの練習が大切だと分かる問題です。 

(2)は、書き出して答えを求める方法では少し大変そうに思えますが、例の続きは、7×8568×9729×109010×1111011×1213212×1315613×1418214×1521015×16240と、意外に早く見つけることができます。 

240をかけ算かたちにして考えればよい(または『約数』を求めればよい)」と考えることができれば、2401×2402×1203×804×605×486×408×3010×2412×2015×16のようにして答えを出すこともできたでしょう。 

なお、もう少し考え方を進めて、「24010の倍数だから、5の倍数の両隣の整数の積になるはず」という解き方もあります。 

この問題も「書き出し」で答えを求められる問題ですが、正答率は87%です。 

「粘り強く調べる(このときも見やすく書くことが大切です)」という練習も算数では重要です。 

この練習ができていると、(3)も「30番目まで書き出せる」という自信につながり、正解を得ることができたと思いますが、実際の正答率は55%で、約半数の受験生しか正解できていません。 

 (2)で「5の倍数が利用できる」ことに気づいた受験生は、(3)も同じようにして答えを求めることができたと思いますが、(2)15×16のように「かけられる数だけが5の倍数」と思い込んでしまうと失敗してしまいます。 

「注意深さ」の有無も、約半数の受験生しか正解できなかった理由のひとつでしょう。 

このように、公開テストの準備をするときには、「苦手単元が何か」や「抜けている知識はないか」といったことの他に、「見やすく書く」、「粘り強く調べる」、「思い込みで問題を解かない」など「間違えた問題の解き方の過程」にも気を配ることができると、失点を減らして点数を伸ばしていくことができると思います。 

中学受験 算数の点数を20点上げる方法

■暗算がいけないのではない
計算間違いを多くする子の中に「なんでも筆算でする」という子がいます。
お母さんに「暗算はやめなさい」「必ず筆算をしなさい」と言われ続けてきた子です。
こういう子の筆算を見ていると、もう高学年なのに必ず繰り上がりの数を書いて計算しています。
繰り上がりの数を書くことは悪いことではないのですが、こういう子に2ケタ×1ケタの計算を暗算させてみると、計算ミスが多いのです。
ふだんから2ケタ×1ケタレベルの計算で、繰り上がりの数を短時間記憶する訓練ができていない(筆算では繰り上がりの数を書いているので記憶する必要がない)ためです。
この訓練ができていないと、制限時間のあるテストで焦って暗算した場合に計算ミスをしてしまうのです。
実際の入試、模試などで点を取ろうとすると、2ケタ×1ケタの計算くらいは素早く暗算できなければなりません。
ぜひ、お子さんの「暗算力」見直してみてください。
■暗算結果はメモ
計算ミスのもう1つの大きな原因は、何もかも頭の中だけでやってしまおうとすること。
暗算である計算をして、さらにその答えを使って別の計算をして・・・このような作業をすべて頭の中だけで済ませようとすると、どこかでミスをする可能性が高くなります。
また、間違ったときに「どこに戻ってやり直せばいいか」がわからなくなってしまいます。
だから、ひとつひとつの暗算結果はメモしておき、できれば単位などもつけて、何を計算したのかがわかるようにしておきましょう。
このような工夫で、算数の点は5点、10点と変わってきます。
「暗算はダメ」の一点張りではなく、なぜ計算間違いしているのかに注目すると、実は暗算の訓練が計算ミスの解決方法だった、といったことがわかることもあるのです。
▪️「一行問題」は典型的なものしか出ない
サピックスのマンスリーや組分けテスト、日能研の公開模試などのテストで出る「一行問題」と呼ばれる短い文章問題は、そうひねったものは出ません。
このような問題で間違う子は、実力がないというよりは、勉強のしかたが間違っている場合が多いのです。
例えば、次のような問題があります。
ある年のサピックスの1月「新学年組分けテスト(新6年)」の大問2のうちの1つ。
「10から99の2ケタの整数をすべて合計すると(     )になります。」
そう難しい問題ではありません。
時間さえあれば1つ1つ足しても答えが出る問題です。
「10から99までの2ケタの整数は全部で(      )個あります」
だったらさらに基本問題ですね。
10から99までの2ケタの整数は、90個あります。
基本的な考え方は、1〜99の99個の整数から1〜9の9個の1ケタの整数を引けば、10〜99の2ケタの整数の個数がわかる、というもの。
多くの子どもたちは、連続する数字や等差数列の合計を
(はじめの数 + 最後の数) × 個数 ÷ 2
で計算することができることを知っています。
(この公式に関しても「どうしてその公式で計算できるの?」と聞いてみてあげてください)
たとえば
1 + 2 + 3 + 4 + 5
の計算なら、
1 + 2 + 3 + 4 + 5
をひっくり返して元の式と上下に並べ、縦に足し算すると
1 + 2 + 3 + 4 + 5
5 + 4 + 3 + 2 + 1
↓     ↓     ↓     ↓     ↓
6   6   6   6   6
6が5つできますね。
これが、
(はじめの数 + 最後の数) × 個数
の意味です。
ただし、実際には
1 + 2 + 3 + 4 + 5
の計算を2つ分してしまった訳です。
だから
(はじめの数 + 最後の数) × 個数 ÷ 2
なんですね。
だからはじめの数が10で最後の数が99で、数の個数が90個だったら、
(10 + 99 )× 90 ÷ 2
で答えが出ることがわかるでしょう。
さて、お子さんにこの問題を一度出してみてあげてください。
2ケタの整数の個数が90個であること、上記の公式で計算できることが正しく出てくるでしょうか。
怪しければ、勉強のしかたを少し見直してみてはどうでしょう。
このあたりの見直しで、算数の点は10点、20点変わってくるものです。
 
 
 
 
 
 

11月オープンテストに向けて

もう10月です。

先月は3日にサピックスの5年生向けの「志望校診断サピックスオープン」がありました。

かなり難しいテストでしたが、また11月にもありますから、算数のテストをちょっと振り返っておきましょう。

全体の構成としては、

1.計算

2.小問集合

3.平面・立体図形

4.和と差に関する問題

5.数についての問題

6.速さ

7.図形・調べる問題

となっていて、非常に難度の高い問題です。

■点を取るべき部分は

サピックスオープンはA問題(処理力を問う問題)とB問題(思考力を問う問題)からなっていて、1〜4がA問題、5〜7がB問題という割り当てになっています。

もちろんすべてできればいいのですが、今5年生の子がこのテストを解くとき、点を取らねばならない部分は(今の学力状況にもよりますが)決まってきます。

もちろん思考力もつけておきたいのですが、まずは1〜4です。

「処理力を問う問題」とはいえ、思考力がなければ解けない問題ばかりだからです。

たとえば大問1の(3)は計算問題ですが

160L ÷ 2m2 = (    )cm

という問題。

なぜ計算問題の数値に単位がついているのかを考えないと、計算できません。

(もちろん160÷2=80は正解ではありません)

「体積を面積で割るということはどういうことか」を考えなければならないのです。

体積は 「底面積 × 高さ」で計算できますから、体積を面積で割ると立体の高さが出るのですね。

つまり160Lを160000cm3、2m2を20000cm2と換算すると、

「底面積20000cm2、体積160000cm3の立体の高さは160000÷20000=8cm」

と答えが出せるわけです。

■手を動かすことができているか

大問2の(5)は「3行問題」と呼ばれる小問です。

「はじめ、姉は妹より400円多く持っていました。姉は母から600円もらい、妹は500円使ったところ、姉の所持金は妹の所持金の3倍になりました。はじめ、姉は(     )円持っていました。」

割合の問題ですが、線分図を書かないと解けませんね。

こう書いて初めて「③と①の差の②はいくらか」が見えてくるわけです。

こういった部分で取りこぼしがあると、いくら後半のB問題を頑張ってもなかなか点にはなりません。

サピックスに限らずですが、6年生に備えて5年生は「図や考え方などを書く」ということを徹底してみてください。

■11月の第2回志望校診断サピックスオープンに向けて

9月オープンの大問2から、(1)と(2)をご紹介しましょう。

(1)70を割ると6余る整数は、全部で(     )個あります。

(2)まわりの長さが48cmで、たての長さが横の長さよりも6cm長い長方形の面積は(     )cm2です。

・・・どちらも難しくはない問題ですが、(1)は「70を割る」であって「70で割る」ではないところ(1次違いで大違いですね)、(2)は「まわりの長さ」が48cmなのであって、「たて+横」は24cmであることに注意しなければなりません。

「そんなのに引っかからないよ」と思うかもしれませんが、いざテストになると何が起こるかわかりません。

「易しそうに見えても、どこかにひっかけがあるかもしれないぞ」

という意識で取り組みましょう。

「また、A問題を中心にとり、後半のB問題は(1)だけをうまくとる」

といったテストを受けるにおいての「戦略」を持つことも大切です。

11月に向け、普段の勉強から意識してみてください。

中学受験 計算問題を得意にしよう

■「つまずきをなくす 算数」シリーズが出揃います
「つまずきをなくす 算数 計算」に始まり、図形、そして文章題も刊行になった「つまずきをなくす 算数」シリーズが4月26日にすべて出揃います。
書名のとおり、算数のつまずきをなくすためのドリルです。
ドリルといっても、一般に数百円で書店で売られている「計算ドリル」ではなく、学校でそれぞれの学年で習う計算・図形・文章題の考え方、計算(筆算)のしかたなどの詳しい説明も掲載している参考書+問題集といったものです。
低学年のお子さんには、「塾に入る前に、あまり高度な算数をする必要はないが、計算は学校の1学年上くらいまでをやっておくといい」とアドバイスすることが多いのですが、その「計算の先取り」にもぴったりだと思います。
ご購入いただく場合は、主任相談員を務めさせている「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」のほうでキャンペーンがあるようなので、追って皆さんにお知らせしますね。
■計算は「100%正解」が基本
計算の重要性は、上記の「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」の記事にもあるのですが、私も強く感じています。
「計算ミス」「ケアレスミス」とよく言いますが、計算に関しては「常に100%正解」を目指していただきたいと考えています。
計算テストでの1問不正解は「多くの問題の中の1問不正解」ですが、文章問題や図形の問題を解く中で1つ計算間違いをすると、その問題そのものが「不正解」となってしまうからです(部分点を貰える場合もありますが)。
また「答えが正解になるか」も大切ですが、「せっかく苦労して計算したのに正解ではなかった」となるとお子さんのテンションもあがりませんね。
解き終わってマル付けしたとき「よっしゃ〜!」となったほうがもちろんお子さんのモチベーションは上がるものです。
■計算練習は毎日が基本です
運動などと同じように、計算練習は毎日するのが基本です。
やらない日が多くなると、どうしても「面倒」「大変」という気持ちが生まれて大きくなってしまうのは、大人も子どもも同じ。
お子さんがもしも低学年なら、今のうちから習慣づけておきましょう。
もう塾に通っているなら、塾から与えられた計算問題集やプリントがありますね。
それを活用するといいと思います。
ただ、市販の計算問題集にも面白いテーマを持ったものがありますから、書店を覗いてみることもお勧めします。
入試では「知らないと解けない」類の問題も出ます。
10000 × 10000 − 10001 × 9999
この計算を暗算で解くのは非常に困難だということは、一見してわかると思いますが、あることを知っているといとも簡単に解けてしまいます。
ヒントは「面積」です。
このようなものも含めて、毎日の訓練と経験が計算の知識と作業力を育んでいきます。
毎日の計算を習慣づける方法としては、日常必ず行う行動と結びつけるのがおすすめです。
朝ごはんの前、夕ご飯のあと、お風呂の前、といった具合です。
ぜひ試してみてください。 

ミスが多い子への処方箋はあるか

私が運営する家庭教師「名門指導会」では、定期的に講師が集まり研究会を行っています。
先日の講師研究会では、「ミスが多い子への指導法」を研究議題に選びました。
 
そこで、顕著な例を算数科講師のY先生にあげてもらうと・・・。
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(Y先生)
計算ミスや写し間違いが多くて困っています。
小学4年生の男の子ですが、とにかく甘えん坊で、トイレに行くにもお母さんと一緒。
まったく自立できていないところも気になるところです。
第一志望の学校には合格できる力はあるとみているのですが。。。
素直で学力がそこそこあるだけに、そういう小さなミスが残念で、どうしたものでしょうか。
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
色々と想像が働く事例なのですが、まさにこの回の研究会冒頭で、私から「心・技・体」の話をしていました。
 
この相談にも通じるところがありますので紹介したいと思います。
 
5年生以下の指導には、志望校合格という大きな目標のために心(=マインド)と技(=学力)、そして体(=健康)の視点が大切だといいます。
最上位ランクの学校に受かる子は心がしっかりしていて、行動において自問自答、つまり解答に正確にたどりつけるか、曖昧なところがないか、といった自答の段階で厳しく返答できる。
このレベルで受験校が決まるように感じられるそうです。
 
では、今回の相談にあった、甘えん坊でミスが多いお子さんのケースで、子どもを自立させるために、講師はどのようにご家庭に関わることができるでしょうか。
このことについては、算数科のベテラン、T先生からもアドバイスを頂けましたので併せてご紹介します。
 
まず、できる子の学習に向かう行動パターンをご家庭にお伝えして、子ども自身にひとつずつ行動させなければならない、といいます。
例えば、「4年生終わりで本人にできていてほしいこと」といったことをご家庭と共有し、そのなかで、子どもがやるべきことと、親がやるべきことの役割分担を伝えていけばいいと言います。
 
たくましさや達観視できる目が養われないまま学年が進んで、周りからの強制力でやらされるようになると、こういう子たちは、「やればいいんだろ」という姿勢で、余計にミスが増えます。
形は整っているのにミスがなくならないというのは、生活が実感を伴っていない軽さがある。
子どもをいかに自立させるか、ここを変えていかないと、ミスは減らない。
こういった、学力向上に不可欠な、「技」(=学力)以外の要素についての議論が交わされた、いい勉強会でした

塾の予習は本当に不要?(その1) 「テストでミスを多発する子は、普段の演習問題での正答率も低い。」

近頃の先生方とのミーティングは、私のその時々の興味に添って話し合っています。
この方法は、私の独りよがりにすぎないのではないのかという自問自答を繰り返してきました。
幸いなことにそうではないようです。
参加してくれている先生方の活発な発言を聞いていると、私が近頃疑問に思ったり、
悩んでいたりすることがかなり重複していることが分かってきたからです。

またまた、そのミーティングでの話です。
「テストでミスを多発する子は、普段の演習問題での正答率も低い。」
という話になりました。
決して他の子に比べて理解力が劣っているわけでもない、計算力が低いわけでもない。
それなのに、テストでいろいろなミスを連発する。こんな子が近頃大過ぎないかというわけです。
確かに、そう言われればこれまでミスを減らすために効果抜群だった方法が、
どうもうまく働かない子が出始めてきました。
そのような子は、確かに演習で間違うことに対して頓着していないようです。
塾の授業中の演習では、「間違っても、この後の解説を聞いて理解すればいいや。」
と思い込んでいるように感じますし、そのような気持ちで解く事が習慣になってしまっている
ようにも感じます。
 
間違うことに慣れてしまう。間違うことが習慣になって、たくさん間違うことが普通の状態になっている。
それは、正しい答えを出すことよりも、終わらせる場合によっては答えらしいものを書くことが
大切な目的になってしまっていることです。

100点のテストで60点をとる場合、解答欄を全部埋めて60点の子供と、
解答欄の70点分を埋めて60点の子供と、どちらが今後伸びていきやすいと思われますか?

家庭教師の立場からすると、70点分を埋めて60点の子供の方が上げて行きやすいのです。
正しい答えを出すことに執着してくれていますから、インプットを手助けするだけで
順調に伸びていってくれからです。

 「今の受験勉強は、間違いだらけの解答を出す訓練を続けてしまっている子が多くなりがちだ。」
発言してくれた先生は、このような意味で問題提起をしてくれたわけです。

国語の読む力と算数の力

 先日、あるお子さんの授業にうかがって”あれっ”と思いました。
先週まで多かった読み間違いや意味の取り違えがほとんどありません。
そして、問題文をしっかりと目が追っています。

近頃、”問題文をちゃんと読まない”子供が多いことは、このブログでも何度も取り上げています。そのような子供に共通な行動は、「問題文を一瞥しただけで解き始めてしまう」、
または「数字や漢字を眺めただけで考え始めてしまう」というものです。
そのような悪い癖が劇的に改善されているのです。
何があったんだろうと考えて、ハタッと気がつきました。春休み中の国語の授業です。

春休みを利用して、国語の家庭教師を2回だけお願いされました。
その授業終了後お母様から電話を頂きました。
「2回だけでしたけれど、すごく良かったです。どんなふうに読んでいけば良いかが本人にもよ~くわかったようです。」
嬉しいお電話でした。
普段私は算数と理科を教えに行っています。
その授業の中で、「なぞるように読む。」「なぞっている手の動きと視線の動きを合わせる」「何がわかっていて何が聞かれているのかを理解した上で解き始める」。
このような練習を繰り返していました。
少しずつ良くなっていたのですが、国語の授業の後の変化は劇的でした。

国語の文章の読み方は、「鑑賞するために読む」のではなく、
「正解が出るように」読むことです。
問われている事を咀嚼し、その答えが書いてありそうなところを読み直し、
これだという言葉を探し・・・。という読み方が正しいのです。

読んだ後の答えの導き出し方は算数とは違いますが、読むところまでは全く同じです。

このお子さんは、その国語の授業の後、教えてもらった方法で国語の問題を解く練習を
重ねたそうです。その練習の後が私の算数の授業だったわけです。

算数のミスが多いお子さんの場合は、国語の読み方をチェックすることが有効だということを
再確認しました。

先日、「アエラwithキッズ」の取材を受けました。
6月中旬発売だそうです。興味のある方は手にとってご覧ください。

直感的で雑なとき方はミスのもと!

□考え方の課程を書き残す大切さ□

少し前にこのようなご相談をいただきました。
「うちの子は、頭は悪くないと思うのですが、算数の問題を直感で解いてしまってよく間違えます。特に学年が上がってからそのような間違いが増えています・・・。」

小さい頃から頭が良いお子様に多いことですね。
小3や小4までは、頭の中でさっさと答えが出せてしまう。家の人や塾の先生からは、式や図を書けと言われているけれど、そんなことをしなくってもちゃんと正しい答えを書けているんだから・・・。と感じていたはずです。ところが、内容が高度になると直感だけでは解けなくなります。目の付け所はさすがと思わせる部分があるのですが、最後の詰めで間違えたり、大切な条件を使わなかったりして間違ってしまうことが増えます。

塾内の成績は真ん中以上で、しかも伸び悩んでいるというお子さんの場合は、至急ノートやテスト問題に残った計算や式の跡を調べてみてください。
その際は、「この式でこれを出そうとしているんだな。」「この計算は、あれを求めようとしているんだな、そうするとその先のあの計算がどこかにあるはずなんだが。」このように見ていく必要があります。
 このように、「これから考え始めたら、こうやってからああやるしか正解にたどり着けない」ということが分かっている必要がありますから、調べる側の力量が問われることになります。小6の難しい内容を分析できる親御様はほとんどいらっしゃらないのですが、小5ならば、親御様の方でも充分に分析していただけるものと思います。
 そんなことに関わっている時間は取れないという方の場合は、信頼できる第三者(力量ある家庭教師や個別指導)の出番と言うことになります。

 ここまでは、ちゃんと考えたんだな、でもこの先で、「たぶんこうなるだろうと思ってこの数字にしたんだな」。このような事が見えてきます。その時に、
「なんで、こんないい加減な事をするの!だから間違うのよ!」と叱ってしまうのは、ちょっとお待ちください。
 お子さんは、これまでそうすることによってほどほどの成績を取り、叱られることもなくやってきたはずです。なぜ、いけないのかすら分からない状態のはずなのです。
「ここまではよく考えたね。ここまでしっかりと考える事が出来たんだから、その先もしっかりと考えたら出来たね。惜しかったね。」と話し始めることからお願いします。
 何事もそうですが、「もうちょっとだけ努力すれば出来そう」と思うことができることにしか努力できないのが子供(大人もそうですが)です。
 その後、「このときに、自分に、『本当にそうかな?』『絶対大丈夫?』と問いかけてみる事をしてごらん。あなただったら、正しいことをすぐに見つけることが出来るはずよ。」このように話して上げてください。
 自分に問いかける習慣を身につけさせることと共に、考えてきた事の過程を書かせることも是非お願いします。論理的な思考を高める事が目的なのですが、お子様には分かりませんから、麻布や開成の「考え方や式」の欄がたくさんある入試問題の解答用紙を見せて上げてください。「ここに、採点者が分かるように書かないと点数がもらえないのよ。」とおっしゃれば良いでしょう。

受験直前に慌てないですむ、「小5までにやっておくこと」(2)

□本質を知りたいという知的好奇心が育っていないときには□

今いただいている相談内容の中で、下記のようなものについては、知的好奇心の不足や本質を知りたいという意欲の弱さに原因があります。

・「問題文を読まずに解いているようだ。」

・「文章の短い問題だと解けるのに、4行を越えると考える事が出来ない。」

・「表やグラフの問題については、算数でも理科でもほとんど点数が取れない。」

・「理科の暗記単元では点数が取れるのに、初見の問題や計算単元の問題には手がつけられない。」

小4や小5の通塾されている方からの相談の中に、

「算数を覚えるのに時間がかかり、他教科を覚える時間がありません。」

というものが少なくありません。この、「算数を覚える」という感覚で学習をしている限り負担は軽くなりませんし、成績は下がる一方になります。

小4から小5に上がるときや、小5から小6に上がるときには、急に覚えるべき内容が増えます。また、その1つ1つが難しくなりますから、お子さんの記憶
の器からあふれてしまうことになります。毎年、3月から5月にかけて、「成績が下がってしまいました。」というご相談が増える理由です。

受験算数は、塾や出版社やそれに関わる多くの専門家によって分析され、パターンに分けられてきました。子供たちの学習から無駄を排除し、効率的に学習を
してもらうためです。解き方も、どんどんと進化しています。「裏技」を用いて短時間で解く方法も数多く作られてきています。これらの受験テクニックの果実
だけを覚えてそれを問題を解くときに当てはめる事が、今の受験の主流になりつつあるに感じられて、これでいいはずがないんだが、という危機感を持っています。

このような、覚えたことを機械的に当てはめるという条件反射の学習だけを重ねていけば、そこからは、「なぜ」や「だったらどうなるの」という疑問が消失してきます。そして、テストの結果だけを気にするような学習になっていきます。

本来、学習に備わっているはずの、「本質が分かって楽しい」とか、「知らなかった事が分かって楽しい」という快楽をそぎ落としてしまうことになります。
分からないことを一生懸命考えたり、調べたり、覚えたりという苦しい努力が継続できるは、その先に、「ああ、分かった!」という楽しさの予感があるからで
す。そして、分かったその瞬間の気持ちの高まりが記憶の定着を促進してくれます。

私が、算数や理科で大切にしたいのは、「ひらめき」ではありません。ひらめきとは、今あることから遠く離れた結果を直感的にとらえる力です。これは一部
の天才的な能力を持つものにしか出来ないことだと思っています。重要なのは「気づき」だと考えています。まだ、一般的な言葉になってはいませんから、すぐ
にはご理解いただけないかもしれませんからしばらくおつきあいください。

「気づき」とは、今あることの一手先を予想する力だと考えています。「今分かっていることから、次に何が分かりそうか」を考える力です。この能力は天才でなくても、誰にでも持つ事が出来る能力です。

例えば、受験問題で直角三角形が出てきたとしましょう。それが「30°三角形」なのか、「垂線を下ろしたときに現れる平方比」を利用すれば解けそうなのかを判断できる力だと考えています。そのような能力を身につけるために必要なのは、「生きた知識」です。

「30°三角形の斜辺と短辺の比は2:1」と丸暗記することではなくで、「正三角形を2つに切ったから、当然底辺は半分になるよな。」と感じた経験から自然に覚えてしまった知識です。

また、「この問題は、線分図を書けば、2つの線の長さの差から何かが見つかりそうだ」という予感も、「気づき」です。それは、「和差算」や「倍数算」や「年齢算」を線分図で解く方法が、習ったときの「なるほど!」という快楽と共に鮮明に記憶されているからです。

ここまでお読みいただいた方には、「算数を覚える」ことに反対しているわけではないことをおわかりいただけたのではないでしょうか。むしろ大賛成なのですが、課程というか心構えの違いをお話ししているわけです。

つまり、「気づき」とは、正解に近づくために頭の中の知識の引き出しから必要なものを探し出してくる力です。ですから、頭の引き出しに「生きた知識」を
収納するインプットと、問題を前にしたときに、必要な知識をサッと出してくるアウトプットの両方が大切になってきます。

この「気づき」が本質を知る楽しさにつながり、知的好奇心の源になるものだと考えています。

それでは、この「気づき」を大切にした学習を小5までに身につけるために必要な事は何でしょうか。

1 塾で授業を聞くときに、本当に分かったのかどうかを自問自答する力を高める。

2 「当てずっぽう」の答えは決して言わないし書かない。

3 繰り返して覚え込むべき問題と、理解や納得が大切な問題を取捨選択する。

この3点が大切なのですが、これはお子さんだけのがんばりでは修正できるものではありません。どうしても親御様かスキルの高い第3者が必要になります。

親御様にお願いしたいのは、「正解が出たかでなかったかという結果だけではなく、思考の過程でも正しければ、認めてあげたり褒めてあげたりする」事です。

時には、お子さんの横に座り、

「頑張ってるね。なかなか難しそうな問題を解いているんだね。この問題の解き方をお父さん(お母さん)に教えてくれる。」

「この式を書いてから、次にいけなくて困っているみたいね。この式で何が出たの?」

「それが出たら、次に何が出せそうなの?」

「問題文をもう一度読み直して、使っていない数字や条件がないかを確認してご覧。」

というような、アドバイスが必要になりますし、質問にうまく答えることが出来なくても、

「惜しかったね、ここまでは考えられたんだからたいしたものだ。」

とか、

「ちゃんと納得出来るまで考えようとしているのね。感心ね。そういう努力は必ず実を結ぶわよ。」

という、ねぎらいや褒め言葉が必要です。なかなか褒めることが出来ないときでも、

「一生懸命お母さんに説明しようとしてくれたのね。そういう気持ちがうれしいわ。」

と、ねぎらってあげてください。

正解が出て○をもらったという結果だけではなくて、思考の過程も認めてもらったという経験を積み重ねていくことで、次の一手を見つけようとする気持ちが生まれてきます。そうしていくうちに、自然に当てずっぽうの答えは言わなくなってきます。

 

ところが、3の「繰り返して覚え込むべき問題と、理解や納得が大切な問題を取捨選択する。」は、スキルのある専門家にしか出来ないことなのかもしれませ
ん。現状のお子様の学力と志望校が大きくかけ離れている(偏差値で8点以上)場合は、切羽詰まる前に、個別指導や家庭教師の中で本物のプロの協力を得るこ
とも必要になってきます。

次回は、「学習を計画的にこなす方法が身についていない」場合にどうするべきかを書いていきたいと思います。

▼2022年11月18日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「<志望校・併願校の決め方 校風、偏差値と問題傾向から決める! 合格するための受験校の選び方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年10月28日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「小学4・5・6年生対象 めざせ合格「過去問」の正しい使い方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月30日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「飛躍的に成績を上げる!苦手克服 勉強法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月10日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【4・5年生】9月から偏差値10UPを狙うオンラインセミナー  毎年2学期に成績を上げるご家庭がやっている10個のこと」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年8月5日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験の「基本のキ!」令和4年度版 最新の中高一貫校の選び方から受験の傾向まで全部分かる!」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年7月21日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【2022年夏】確実に成績が上がる夏期講習の受け方 3つのポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年7月8日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「夏休みの学習計画!うまくいく方法  夏期講習を有効活用して力をつける!学習戦略の立て方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年6月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験を迷っている!?保護者必見セミナー 未就学・小学低学年から、親が知っておきたい「中学受験」の実像」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月27日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「自分で学習する子の育て方  中学受験、高校受験でも生きてくる「子が自走する学習法」を伝授します」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月26日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「6年夏休みに成績を大きく伸ばす6月・7月の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年4月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「家庭学習のやり方を指南  塾に通っているだけで、安心していませんか?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年4月14日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「夏休みまでに偏差値5UP 6年生GWで成績を上げる10のポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年3月18日(金)

「「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「頭のいい子が育つ! 学習環境のつくり方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年2月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナーわが子の合格に必要な学習は?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年12月17日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験・合格する家庭のつくり方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年11月19日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年10月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年9月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「苦手克服し成績を上げるコツ」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年7月16日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「7/16入試にも役立つ夏休み自由研究対策セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月26日(土)

新渡戸文化学園が主催するオンラインセミナー「中学受験へ向かうみなさまへ 中学受験って何? 大切なことは何?」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「親が知りたい中学受験のキホン」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2020年10月14日(水)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナー第2弾!過去問を活⽤する家庭学習のコツ」をにて、講師を担当させていただきました。にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年9月29日(火)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験 コロナで変わる!併願校の選び⽅/合格を導くための模試の問題⽤紙・答案⽤紙活⽤法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月12日(金)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「ウィズコロナ時代の中学受験を成功させる夏の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月6日(土)

増進堂 受験研究社が主催するオンラインセミナー「学校再開・塾再開にどう向き合うか」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2月19日(水)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年首都圏中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2 月6日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年関西中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年10 月11日(金)

淑徳与野幼稚園が主催する講演会「父母講座 我が子への根拠の無い信頼の大切さ」にて、講師を担当させていただきました。

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