カテゴリー: 親の役割 Page 7 of 11

□ 塾なんかもう嫌だ! □

「合格したいけど、しんどい。もういい。外で遊びたい。」
「もう塾なんか嫌だ!」
こんな、言葉をお子さんが発し始めたら親御さんはどうされるでしょうか。

うちの子に限ってそんなことは無い、とお感じになっているかもしれませんが、
実はご相談の中で15~6%を占める程に多いのです。
この2件は、ここ1週間で寄せられた中の一部です。
 
順調に受験勉強を続けてきた子供が、このような事を言い始めるには、
共通の条件があります。

1 塾の先生の言うことは絶対で、宿題は細大漏らさずやっていかないといけないと
強く思っている。
2 根がまじめ。
3 頑張ることは良いことだとわかっていて、いつも頑張ろうと思っている。

このような環境の中で、何かのきっかけで負担感が増したり、ストレスが強くなったときに、
感情があふれ出して自身でのコントロールが効かなくなるからなのです。

このようなきっかけになるのが、
1 何かの原因で、テストの成績が下がったとき。
2 塾の新しいオプション授業が始まったとき。
3 クラスが変わり厳しい先生になったとき。
4 親御さんの焦りを子供が感じ取ったとき。
なのです。

解決のための詳細は次回以降に書いていきます。

今回は、「解決法は、親御様の中にある」と言っておきましょう。
と言いますのは、上記のご相談をされたお母様は、
「志望校への綿密な計画と戦略があれば、あとは能力と性格に合わせたポイントを絞った
効率的なやり方があるのでは?」
とおっしゃっていました。
このお母様は既に本質を感じ取っていらっしゃるようでした。
そして、ほとんどの場合、親御様は原因を無意識のうちに感じ取っていらっしゃるのです。

海外から帰国 中学入試

近年、海外勤務から帰国するにあたって子供を中学受験させたいというご相談が増えています。
一方、私立中学校でも帰国子女枠を設けているところがどんどんと増えています。
ところが、海外から帰国したお子さん方が私立の中学を受験する環境が整って来たとは
言えない状況なのです。

それは、受け入れ側の中学校の体制を見ますと、中学校毎に帰国子女の扱いが大きく異なること、
中学校毎に英語の扱いが大きく異なること、
中学校毎に定員の枠が大きく異なること、
判定基準が曖昧な(公表されていない)学校が多いことなどが原因です。

受ける側から見ますと、現地のインタースクールに通っているか日本人学校に通っているか、
塾に通っているかなど、赴任先の環境によって大きく異なっています。
そして、子供が小5の段階で帰国なのか、小6になってからの帰国なのかによっても
やるべき事が大きく異なってきます。

 「こうすれば合格しやすい」という標準が存在しないのです。

 通常の中学受験でも、お子さんの学力と志望校のマッチングがなかなか難しいのですが、
帰国子女のお子さんの受験には、それ以外の要因が数多く関わってきます。

うちの子は、インタースクールに通って英語が得意だから、英語を利用して中学校を受験させよう
と思っていたのに、調べてみると希望している学校は参考程度にしか考慮されないとか、
帰国子女枠での受験なのに入試問題は一般受験と同じであったり、また異なっていたり。

 一般の中学受験では、第1志望から始めて、第2第3志望と多くの中学校を受験することが出来ます。
そして、合格のための勉強は各学校共に共通であることが多いのです。
また、問題傾向を吟味することで学習の質をそろえることができます。
ところが帰国子女枠の受験についてはなかなかそれが出来ないのです。

例えば、K校の場合入試教科は、算数・国語・作文の三教科、
または算数・国語・理科・社会の四教科です。そして問題は一般の試験問題と同じです。

T校の場合は、算数・国語・英語で、問題は非常に易しく英語の出来が合否に直結します。
K校に向けた対策がT校には全く役に立たない事になります。

近い将来、お子様を帰国子女枠で受験させようと考えていらっしゃるなら、早めの情報収集と
早めの対策をお願いします。

・行かせたい学校をピックアップする。
・定員を調べる
・入試教科を調べる
・問題レベルについての情報を得る
・お子様の受験学力を判断する
・受験までのお子さんの何の学力を高める必要があるのかを判断する
・お子さんの学力を高める手段を考えておく
・日本に帰ってきてから行かせる塾を決めておく
・行かせる予定の塾のテキストを使って学習を始めておく
(必要ならば市販の受験問題集も用意する)

帰国されてからの情報収集では大きく不利になることがありますからご注意ください。

例えば、帰国されてからのお住まいがどの地域になるかによって、受験できる中学校が限定されますし、
通うことが出来る塾も制約を受けます。
帰国後の住まいについても事前に充分に考えておいてください。

小4生の皆様へ 入塾後6ヶ月間で大切な事

 各塾共に新学年の学習が始まりました。新小4の入塾したばかりの方も多いと思います。
入塾してから6ヶ月間の学習がその後の受験勉強の大勢を決めてしまうことが多いのです。
始まったばかりだから、慣れるまで様子を見ておこうという親御様の姿勢は間違いでは無いのですが、
下記の事だけはご留意ください。

□算数

・計算力を甘く見ない。
 塾によっては、毎日の計算練習のためのテキストが渡されます。
授業の復習や問題演習が優先される結果、計算練習はどうしても後回しにされがちです。
しかも計算力は一朝一夕に身につくものではなく、進歩が見えにくいものです。
ところが、小5生や小6生になると、正確性・スピード両面で大きな差がついてしまっています。
 計算練習は毎日15分。これを習慣にするようにお願いします。

・意味をとらえて式を書く。
 大人の場合は、問題を読めばその意味が自然に理解出来ます。
ところが子供の場合はなかなかそうはいきません。
そのために、どの数字をどの数字で割ればいいんだろうと迷ったような場合、
「割り切れる数字を選ぶ」ということをやりがちです。しかも、その答えは大概の場合は合っています。
問題の意味を頭の中の自分の言葉で理解せずに問題文の”雰囲気”で、割り算にしようかな、
かけ算にしようかなと考えても、正解になってしまう事も多いのです。
ところが、少しだけ込み入った問題になったり、小5生になって分数や小数が入ってくると、
「割り切れる数字を選ぶ」手法が使えなくなります。
 「うちの子は、そのあたりにある数字を、適当にかけたり割ったりしているだけのようなのですが・・・」
という御相談も多いのです。
 時には、「なぜこれは割り算にしたの?」と聞いて上げてください。
合っていれば、褒めてあげるチャンスです。
間違っていたなら、お子さんの中に納得が生まれていないことになりますから、
説明してあげる必要があります。
その問題の解き方の説明というよりは、「目に見えるように」話してあげる事です。
いろいろな硬貨を並べて10進数の仕組みを理解させたり、竹ひごを並べて切ったりつなげたりして
線分図を納得させたり。遊びの雰囲気を演出しながらお願いします。

・いろいろな体験を積ませる
 算数だけの事では無いのですが、体験したことが無いものは理解が難しいのです。
小5生あたりでも、500円で仕入れたものを600円で売ると利益はいくらになりますか?
と聞いたときに、分からないと答えたり600円と答えたりする子供が多いのです。
それは、「仕入れる」って何のこと?「利益」って何のこと?と、
頭の中にたくさんの?マークが点灯していて、何を考えていいのかが分からないからです。
 お掃除・お買い物・お料理・片付け・工作。まだまだ勉強に余裕がある時期ですから、いろいろな事をやらせてあげてください。

□国語

 小学校で扱われている文章と塾で扱われている文章は、質量共に格段の違いがあります。
その違いをお子さん自身が、理解する必要があります。

・テキストの文章を読み込む練習をする。
 問題を解くことは、”おまけ”くらいの気持ちで構いません。
それよりも、文章を何度も丁寧に読む練習を重ねてください。

・要約やあらすじを50字程度に書く練習をする。
 文章を精読して、自分なりに分かった内容をまとめながら、時系列を追う練習にもなりますし、
感情表現の熟練にもつながります。
全部の文章をやるわけにはいきませんが、時々は要約やあらすじ書きをお願いします。
 書き終わった後は、良いところを2~3褒めた後で、1~2個だけ注文をつける程度にしてください。

・漢字練習は毎日。そして意味に注意をさせる。
 語彙学習の中心は漢字です。
子供の場合、読めない言葉や知らない言い回しが1~2個あるだけで、文章全体の意味が
理解出来なくなることが往々にしてあります。
また、「偏や旁」の意味を理解しながら、漢字を覚えることで新しい漢字を覚えやすくなります。
丸暗記では無い漢字練習の習慣を、6ヶ月のうちにお願いします。

□理科・社会

 小4の理科は、知識単元が中心、そして社会は地理です。
暗記さえしてしまえば何とかなる部分だと言えますが、難関校の入試に対応するためには、
知識のつながりが大切になります。
小4の段階ではつながりを作る基礎となるカテゴライズ化を意識した暗記をお願いします。

 肉牛の生産は○○県、豚は□□県、・・・これらは「畜産物」。
 コンバインや耕耘機やトラクター・・・これらは「農業生産効率を高める工夫」
このようなカテゴリー分けです。

 細かな知識は良く覚えているのに、テストでは点数が取れない原因の多くが、
カテゴライズ化されていない知識の丸暗記にあります。
 いきなり重要業語句の暗期に入らずに、説明の文章をよく読むところから始めてください。

合格実績から見る塾の選び方

家庭教師を依頼されるお子さん方の所属塾は、年によって大きく偏りが出ます。
特に受験を間近に控えた6年生の所属塾です。
昨年は日能研の小6の生徒が中心でした。
ところが今年はサピックスのお子さんが多いのです。

昨年は、日能研のテキスト改訂の影響だろうと思います。
パターン暗記が多かったテキストから、学習の本質に迫ろうという意欲に満ちたテキストへの
改訂だったのですが、自学自習のやり方がわからない子供たちにとっては使いにくいことが
多かったようです。

今年、サピックスのお子さん方が多い理由がどうもはっきりしなかったのです。
ところが、今週の単元を教えてみておぼろげながら見えてきました。

今週の小6算数は、図形の移動です。
回転移動をした図形の軌跡について長さを求めたり面積を求めたりする単元です。
テキストのA問題から他塾より少し難しめです。中堅校から中堅上位校に出題されるレベルです。そしてC問題で既に御三家や御三家受験者の併願校レベルの問題が入っています。
DやE問題はそれ以上です。

それらの問題を解説しながら、ふと目を動かしたときに、ダイニングテーブルの端においてある
サピックスの合格実績のプリントが目に入りました。
開成○○○人・桜蔭○○人・・・と印刷してあります。
それを見た瞬間に、何となく今年はサピックスのお子さん方が多い理由がわかったように
感じたのです。
サピックスでは、困っている子が増えつつあるんじゃないだろうかと。

サピックスの、この上位校の圧倒的な合格者数は、他の大手塾の脅威でしょう。
これが、合格実績が外側に与える影響です。
でも、この合格者数がサピックスの内側に与える影響を考える必要があると感じたのです。
サピックスには、いわゆる出来る子が多く集まっていることは異論の無いところでしょう。
サピックスにおいては御三家を志望する事は何も特別なことではなくて普通のことです。
それが、子供たちを教えている講師の方々の気持ちに染みこんでいるんだろうと感じたのです。

今、私が教えにうかがわせて頂いている何人かのサピックス6年生のお子さんは、
たまたま同じようなクラスにいます。
通っている教室は異なるのですが。
だからといって、同じ問題を説明する時に同じ解説では済まないのです。
なぜそうなるかを説明することによって理解しやすくなるお子さんもいますし、その問題の
発展型を解かせることによって理解が深まる子もいます。
ゆっくりと話す必要のあるお子さん、早口が許されるお子さん、複数回説明する必要がある
お子さん。
同じような位置のクラスにいるにも関わらず、一人一人の頭脳の働き方が大きく異なるのです。

集団指導塾である限り、一人一人にあわせた教え方は出来ません。
教壇に立つ講師の方々が、そのクラスのモデルをイメージして授業を進めることになります。
そのモデルイメージは、多くの場合、クラスの平均値より少し上になります。

子供たちを教える場合は、聞き取りスピード・理解度の深さ・知識量・知識のアウトプットスピード
・インプットスピードなど、いろいろな要素についてモデルイメージを持って教える事になるはず
なのです。
それぞれの要素において、そのクラスの平均値より少し上がモデルイメージになります。

この、クラス毎のモデルイメージが上に引っ張られがちになるのではないかと
かすかな不安を感じたのです。

実は、このモデルイメージを上手に作ることが出来るようになるには、そのレベルの
クラス担当の経験値が必要になります。
経験値が上がれば上手にイメージすることが出来るようになります。
私自身の経験から、出来る子を多く担当しているとどうしても、難しいことをスピーディーに
教えがちになるものだと思っています。

これは、集団指導塾から離れたからこそ言えることです。
集団指導塾でやっていた頃にそんなことを第三者から言われたら、
「そんなことは無い!この子たちの能力や学力は誰よりも知っている!」
と、聞く耳を持たなかったと思います。

上記のようなことを考えながら、上手な塾選びは、
「目指す中学校レベルに多くの生徒をコンスタントに入れている塾」
を探すことから始めることが、やはり大切なんだな感じました。

入試本番 前日と当日

今年の入試が既に始まりました。函館白百合や愛光は既に入試が終わっています。
首都圏や関西地区では、これからが本番です。

今回は、入試前日と当日に気をつけていただきたい事を書いていきたいと思います。

□学校見学と入試本番では、雰囲気が全く違う□
 受験生の多い学校では、入試当日、最寄り駅から学校まで多くの受験生の列が続きます。
もうそれだけで、緊張感が高まってしまう子供が少なくありません。
 適度な緊張感は集中力を高めますが、過度な緊張感はミスを誘発します。
過度な緊張感を持たせないようにするために、前日にはイメージトレーニングをお願いします。

○○駅をおりてから、多くの受験生の列に入って、あの通りを過ぎて、あそこを折れて・・・
というように想像させてください。
親御さんが話してあげても構いません。
そして、早朝の寒さについても想像させておいてください。
携帯用カイロをポケットに入れて、それを握りしめて受験会場に向かうイメージです。

□前の晩はよく眠れなくても心配しない□
 入試前日は、なかなか寝付けないものです。親御様もそうでしょうし、子供も同じです。
「うちの子、まだ寝付いていないようだ。早く寝かしつけないと。」
このような心配は不要です。
「明日の試験に向けてやる気が高まってきている証拠」だととらえてあげてください。
「のんき坊主のあなたも、やっと本気モードのなってくれたのね。明日は期待できそうね。」
と軽く話してあげてください。
 そして翌朝、親御さんの方から、「おはよう」とすがすがしい声色で挨拶をしてあげてください。

□休憩時間の過ごし方が合否を分ける□
 塾の模擬試験と違い、一教科が終わり次の教科に移るときには、必ず休憩時間があります。
通常は10分程度ですが15分のところもあります。
その時間には必ずトイレに行くことは当然ですが、それでも時間が余ります。
そういう時に、一緒に受験した友達とつい話をする事になります。
 その際、決して「終わったテストについての話はしない」事を厳命してください。
その理由は、こういう場面が起こりがちになるからです。
「○○ちゃん、2番の(2)の問題は簡単だったよね。塾でもやったし。答えはウだよね。
あんなの間違ってたら話にならないよね。」
などと話しかけられたとしましょう。そのときに、
「エッ、答えをウではなくてイにしてしまったような気がする。」
と気がついたらどうでしょう。
 頭に血が上り、「うぁ~、ミスしちゃった。次の教科のテストで挽回しなければ!」
と、自分にプレッシャーをかけてしまうことになります。
 次の教科のテストに向けて、注意すべき確認事項を思い浮かべて静かに過ごすのが
ベストです。

お母さんの不安神経症が、不合格を呼び込む。

 今年は、例年以上に、
「これらでも家庭教師をお願いできますか。」
というメールが多いようです。
 もう、私どもの講師はこの時期は満杯ですから、お受けするわけにはいかないのですが、
アドバイスだけは差し上げるようにしています。その際に気がかりなことが多々あります。
 「うちの子は、速さの問題が弱い」、「食塩水の問題も弱い」、「複雑な計算問題もよく間違える」、
「国語の記述も弱い」、「社会もどの単元か分からないが、弱い単元がありそう」。
このような弱点に関することがお一人のお母さんの口からどんどん発せられます。
そして、「もうどうして良いか分からなくって。」と仰るのです。

 あれもダメ、これも出来ない。そしてあれをやればこれをやる時間がない。
 お母さんの頭の中が大混乱に陥っています。
もし、このようなお母さんが、子供に向かって、
「あなたは苦手なこれをやらないといけないでしょ!。あれもそうだし。それが終わったらあっちもでしょ!」
と仰っていたとすると、それは不合格に向けてまっしぐらに突き進んでいることになります。

今必要な事は、「何が足りないか」では無くて、「合格するには何が必要なのか」を見極めることです。
今の合格可能性が40%ぐらいだとすると、あと20点積み増すことが出来ればほぼ合格ラインに届きます。その20点を何で上乗せするのかの作戦を一緒に考えていただく事なのです。
4教科全体を見渡すと、お子さんの弱点は誰にでも無数にあるものなのです。
無数にある弱点を抱えながらも、志望校にもうちょっとの段階に来ているのです。
入試までの限られた時間に、全ての弱点の克服を目指すべきでは無いのです。
弱点のどの部分を解消することが、プラス20点につながるのかを最優先で考えてあげてください。

 大人でもそうですが、子供ならなおさら苦手なことを続けていると、子持ちが滅入ってきます。
自信を失いがちになります。
時間に余裕があるときは、強い意志さえあれば、継続することで、いずれかに時期に
克服させることが出来ます。
でもこの時期に弱点克服を中心に据えると、自信喪失のまっただ中で入試本番を迎えさせることにも
なりかねません。

志望校の入試に必要な内容の中で、得意な部分の勉強と、不得手な部分の勉強の
バランスを上手に考えてあげて欲しいのです。
得意な単元をより確実にすることでも点数はアップさせることが出来ます。
子供にとっては、その学習の方が快適なはずなのです。
 「完璧で無くても、合格点を超えれば合格」という、当然のことをもう一度確認していただけるように
お願いします。

 合格出来る学力を持ちながら、不合格になる典型的な例を挙げておきます。
実際にあった例です。

入試2ヶ月前に、子供が速さの問題が苦手であることが分かりました。
お母さんは、速さの基本が分かっていないと感じて、旅人算の基本をやらせようとしました。
だいたいは解けるのですが、時々間違えます。
それも時速・分速・秒速の換算で間違えることに気がつきました。

「うちの子は、時間のことが分かっていないのでは?」と疑問に思ったお母さんは、
計算問題集から時間計算を100問選んでやらせようとしました。
そうこうしているうちに、「もしかしたら、割合や比の文章題も本当はよく分かっていないのでは?」
と感じ始め増した。倍数算や倍数変化算で、時々間違えます。
「これは、割合や比の基本からやり直さないと大変なことになる。」
と思ったお母さんは、小5のテキストから復習すべき問題をピックアップしてやらせる事にしました。

そうしているうちに、合否判定テストの最後で、理科と社会の点数が良くありません。
せっかく暗記した知識を忘れ始めていると感じました。
理科と社会の全単元の覚え直しを子供に命じましたが、遅々として進みません。
お母さんが横につきっきりになってやってみることにしました。
毎日1時2時までの勉強になってしまいました。
「なぜ、こんなに速く忘れるの!」
「これは忘れちゃダメでしょ!」
こんな状態が、入試前日まで続いたそうです。

このような状態にならないように、くれぐれもお願いします。

ここに来て、成績が急降下!

入試直前のこの時期に、成績が急に下がってしまって
というご相談が、連年通り多く寄せられています。

 この時期の成績下降は、入試までの日がありませんから、急を要します。
しかも、お子さんも親御さんも焦っていますから、正しい対策をとることがむつかしのです。
なことは冷静さです。

 まず、成績下降の原因です。
がるべくして下がっているのか、理由無く下がっているのかです。

下がるべくして下がっている場合:
テストの成績と学力の変化には相関関係がありますが、どうしても半月から2ヶ月程度の
タイムラグが生じます。
不勉強が続いて学力が下がっているのに、すぐには成績は下がってきません。
下がったと自覚できる頃には、学力がもっともっと下がってしまっていることもあります。
逆に、勉強を一生懸命頑張っているのに、テストの点数にはなかなか反映しない原因
もここにあります。
 今、成績が下がっているのですから、その原因は1ヶ月前あたりにあると思われます。
運動会の練習で、勉強のペースを崩してしまうことは無かったでしょうか。
の選定について、親子げんかが増えたりしませんでしたでしょうか。
 このように、原因に心当たりがある場合は、その体策を至急とられることをお勧めします。
その日その日に学習すべき項目を一緒に考えてあげたり、
過去問の採点を手伝ってあげて、
「このミスが無ければ、あと○○点も上がって、合格者平均になったね。」
などと励ましてみたり、このような協力が効果的です。
 
 理由無く下がっている場合:
 これまで通りに勉強していて、急に成績が下がってしまった場合の理由は
二つ考えられます。

一つは、これまでの塾のテスト中心の学習が、入試過去問や合否判定中心の学習に
変わった事です。
これまでの塾のテストは、「この解き方やこの知識を知っていますか?」
問いがほとんどでした。
の長さは短めで、条件が複雑に絡んでいることが少なかったのです。
ところが、実際の入試問題や合否判定では、「この問題の解き方に気がつきますか?」
という趣旨で問題が作られています。
問題文が長くなり、そこにいろいろな条件が隠れていることになります。
この、問題の変化に対応し切れていないと思われる場合は、
問題文を丁寧に読むことの大切さを話してあげてください。
「最後の1~2問は時間内に終わらなくても良い。」
このような思い切った言い方が必要な場合もあります。
 また、過去問を解いている横について、問題文を読み終わる時間が短すぎないかを
見張ってあげる事で改善出来ることもあります。

二つめは、焦りが原因で落ち着いて考えたり、落ち着いて処理が出来なくなっている事です。
家では、入試まであと65日しか無いと言われ、塾では叱咤激励され続けているような
お子さんの場合、やる気の空回りがおきがちです。
これまで解けていたはずの問題で間違いが増えたお子さんのほとんどが、
焦りが原因です。

たくさんやったのに点数が下がる。
もっとたくさんやらなければと思ってもっとやった。
にもかかわらず、成績がもっと下がった。
その結果、何をして良いのかがわからずに混乱している。
この、悪循環を断ち切ってあげる必要があります。

1日の学習内容を少なめに調整してあげてください。
そして、「あなたには学力があること。」「今の勉強は、量より質が大切なこと。」
「いつもどっしりと構えて勉強に取り組むこと。」
このような事を、明るく話してあげてください。
計算の字が雑になったり、読み飛ばしが増えているはずです。
そのようなことを見つけた場合は、叱らずに、穏やかに、前向きに話して上げてください。
「こんな焦った字で計算していたのね。この字が前の字に戻れば計算ミスが減るわね。
理由がわかって良かったね。」このような言い方です。

このように、お子さんに直接働きかける必要もあります。
そして、お子さんに秘密にしながら、親御様がやっておかないといけないこともあります。
第2志望第3志望のピックアップです。いわゆる滑り止めですね。

第1志望校の話は、お子さんを交えて、夢を語らせてください。
第2志望や第3志望の話は、今(出願の数週間前まで)は、
お子さんにしない方が良いのです。
お子さんの気持ちが、「だめかも」「だめそうだから滑り止めの話をしているんだ」
「だめに違いないんだ」というように、沈んでしまいます。
 そして、万が一、入試直前までに成績が回復しない場合、
ベストではないがベターな選択肢を準備しておいてあげて欲しいのです。

過去問の使い方

前回までの2回で、志望校の傾向対策についてお話をしてきました。

今回は、傾向対策で一番大切な過去問の使い方を書いていきます。

少し前に、ある保護者の方から相談をいただきました。
「日能研に通っているんだが、解いた過去問の添削をしてもらうことが出来ない。どうしたら良いのか?」
というご相談でした。

確かに、日能研はそれぞれの子供たちが解いた過去問の添削は原則していません。
ほんの一部の講師がされているようですが、それは例外です。

日能研以外の塾ではどうなのでしょうか。
サピックスでは、国語の添削はあるようです。それも記述に限っての添削です。
算数は質問に行って教えてもらえるようです。
それ以外の大手塾でも添削をしているところは少ないのです。

これには、理由があります。
傾向対策・直前対策は、一人一人の生徒毎に大きく違います。
やらせる問題やペースはもとより、復習の段階で重視すべき事も異なります。
どちらかと言えば、オーダーメイドで考えていかなければならないことです。
これは、集団塾には荷が重すぎることだと言えます。
一人の先生が100人の生徒を指導していると仮定して、その生徒たちの答案を添削し、
一人一人の志望校や特性を考えて、アドバイスを書きコメントを添える。
場合によっては、今後やるべき勉強内容まで指示する・・・。こんな事が出来るはずがありません。

では、過去問の使い方の理想型は?
例えば、
国語の記述については。

細かいことを犠牲にしても、文章の骨子をしっかりととらえる必要がある学校なのか、その逆なのか。
また、その両方なのかを見極め、必要な練習をさせる。

学校で分類すれば、桜蔭や開成は、「細かいことを犠牲にしても、文章の骨子をしっかりととらえる
必要がある学校」になります。

その逆に、学習院女子や駒東は、「細かいつながりをしっかりととらえていくこと」が大切な学校です。

麻布は、両方が必要な学校です。

その点から考えて、サピックスの国語記述の添削は、桜蔭や開成については細かすぎるように
感じていますが、どうなのでしょう。

算数について。
間違った原因を明らかにして、子供に納得させることが大切です。
機械的に直しをさせても次につながりません。
また、問題文を読んでから解き方を見つけるまでに何をどのように考えるべきなのかを
問題傾向と子供の特性を考慮して、練習させていくことが大切です。
例えば、わかったこと(仮定)を整理させる方法を教え、練習させることです。

塾の先生は、問題の解き方を教えてはくれますが、解き方を見つける方法までは面倒が見きれないのです。

ご相談を、お寄せいただいた親御様には、
「塾の先生の添削に多くを望むのは、余り賢明な方法では無い」事をお伝えしました。
それでは、上記のような理想型に持ち込むためには各ご家庭でどのようにされたら良いのでしょうか。

実は、その答えは残念ながら持ち合わせていません。

「親御様が、中学受験に必要な内容を全て勉強し、志望校の過去問を研究し、子供の特性を分析し
適切な指示を出す。」
このような事が出来るのは、例外的なほんの一部の方しかいないことは十分承知してますから。
しかもその例外的な方々ですら、うまくやれていないことが多いのです。

私が主催している家庭教師グループ(多分、格段にレベルの高い先生方の集団)ですら、
このような力量を高かめるために各先生方が日々必死の思いで研究しています。
本物のプロ講師のみが出来る事だと申し上げるほかありません。

もし、お知り合いにスキルの高い第3者がいらっしゃるようなら、今こそ、その方の力を借りるべきだと
思います。
 

真面目な家庭教師が感じる事

□教え子からメールが届きました。□
もう10年以上も前の教え子からです。
大学を卒業し、社会人1年生で会社勤めをしながら、夜に家庭教師をしているというのです。
大学の頃から、塾の講師をしたり家庭教師をしたりしていましたから、中学受験生を教えた経験は
4年を越えています.
時間つぶしのアルバイトではなく、真剣に子供と向き合おうとしてくれている事が分かって、
ちょっとうれしい気持ちになっています。

□教え子からのメール□
こんにちは(^o^)
お元気にしていらっしゃいますでしょうか。
兵庫県で、社会人1年目の○○○○です(^-^)v。

実は、今、指導している生徒(中学受験6年生)のことで、プロたる西村先生に少しご相談させて
いただきたく、ご連絡させていただきました。

長年、中学受験に携わってきていらっしゃる、西村先生に是非、アドバイスいただきたいことは、
・親と子供の最適な距離感
・子供への詰め込みは、中学受験には必要か
・子供のモチベーションのキープの仕方(現に、私自身も中学受験時代、波があったので)
・この秋冬をどう乗り切るか

という点についてです。

ちなみに、生徒は、
・女の子
・小学5年冬から受験勉強開始
・第一志望…○○学院
・合格率…70%程度

・最近、焦りのせいか、算数のケアレスミスが増えた。
・社会は好きで、模試で95点くらい。

・親御さんも初受験とあり、戸惑い気味
・父親がかなり力いれている。指導中も毎回、父親が隣に。

・日能研、トップクラスと2番目クラスを行ったり来たり。
・そのフォローとして、家庭教師をつけている。

質問の内容が多岐にわたり、しかもそれぞれの質問に対して1冊ずつの本が書けそうなくらいです。
メールで返信なんてとても出来そうにありませんから、実は頭を抱えています。

 このメールを読んで、Iさん(教え子)は良い家庭教師になりつつあるなと感じました。
教科内容にだけ注意をはらうのではなくて、その子を取り巻く人的環境に注意が
はらわれているからです。
 文面からは、お父さんの関わり方に問題点を感じているのだろうと推測しました。
質問内容の細部については、Iさんに電話で詳しく返答するしかありませんが、
・社会が良いこと
・お父さんが勉強につきっきりであること
この2点から、「覚える学習」に重心が置かれているように感じます。
また、
・算数のケアレスミスが増えている
ことから、入試のプレッシャーかまたはお父さんのプレッシャーを強く感じているかもしれないと
想像しています。

詳しく返答する時間がとれないまでも、6年生ですから、返事を先延ばしにするわけにはいきません。
そこで、次のような返信を送っておきました。

□私からの返信□
ゴメン、ゴメン。
早く返信しなければと思いながら、今日になってしまいました。
○○○○さんが思っていることは、まさに学習の根幹に関わることだと思います。
まず、時期の問題です。
・学力をつける時期と、
・得点力をつける時期
の問題があります。
学力をつけることについては、例外なく子供自身の内語(頭の中で使っている言葉)の問題です。
自分自身の言葉を使って考えさせ、「あっなるほど!」と納得することを重視する必要があります。
つまり、感情の変化を起こさせることが大切になります。
一方、得点力をつけさせる学習は、
「記憶させること」と
「記憶させたことを素早く正確にアウトプットさせること」
の2つだと思っています。
小6の今は、まだ学力を高める学習を中心に進めるべきです。
得点力を高める学習だけ集中させるのは、12月からです。
 学力をつけさせる学習には、焦りは禁物です。子供が子供なりの言葉で理解するのを待つ必要が
あるからです。
 
また、もう一つ付け加えておけば、学習内容も2つに分けて考える必要があります。
・理解(納得)させるべき内容と
・習熟させるべき内容
です。
 理解させるには、「内語」の自然な表出を手助けする必要がありますし、焦らせないことが大切です。
 逆に、習熟させるには、時間を区切った繰り返し学習が有効です。
この2つのさじ加減が一番難しいことですね。
 これ以外にも、難しい興味深い質問がありますね。
メールで正しく回答することは難しく感じています。
夜の時間帯で、時間があるときに電話しますから、待っててください。
近日中には必ず。(^^;)

講習後のクールダウンの大切さ

夏期講習期間を必死の思いで頑張ったにも関わらず、9月のおきなテストで思いがけず
悪い点数をとってしまうお子さんが多い事をご存じですか。

毎日夏期講習に参加し、多い日には3単元も学習し家に帰ってからは宿題と弱点対策をがんばり、・・・・。
そんなお子さんが、勢い込んで受けた9月の試験がこれまでで最悪。
その理由は、講習後のクールダウンの失敗にあります。

小6の講習は、小4から小6一学期までの2年半に習った内容の総復習です。
あれも忘れていた、これも分からなくなっていた、ということが多かったはずです。
それらの内容が頭の中に今山積みになっています。
今だったら、あの知識はこのあたりに収納したはずだと思い出せるのですが、1週間もすると
思い出せなくなってしまいます。
関連づけさえも曖昧になってしまうのが普通です。

クールダウンとは、頭の中の知識を整理整頓する事です。
「あのときに習ったことは、その後のこの授業で応用問題で使ったんだ。」
「あのとき解けなかったのは、このことを忘れていたからだ」
というように、一つ一つの解き方や知識に自分なりのインデックスをつけていく作業です。
乱雑に引き出しに投げ込まれた図書カードを、インデックスをつけて並べ直すようなイメージです。

講習が終了してから、塾の二学期授業が始まるまでの数日の間に是非ともやっておいていただきたい
ことです。

その、クールダウンで大切な事は、
1 難しい事はやらない。
2 授業中に△印を中心に復習する。
3 「和が一定だから、比の和をそろえる」などと、言葉にする事を意識する。
4 授業中に書いたノートを横に置いて、できる限り授業を思い出すように努力してみる。

そして、このような作業が正しく出来るかどうかは、授業の聴き方やノートの取り方に強く影響を受けます。
講習はそろそろ後半戦に入ります。これまでの講習の勉強を振り返ってみてはいかがでしょう。

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▼2022年11月18日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「<志望校・併願校の決め方 校風、偏差値と問題傾向から決める! 合格するための受験校の選び方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年10月28日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「小学4・5・6年生対象 めざせ合格「過去問」の正しい使い方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月30日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「飛躍的に成績を上げる!苦手克服 勉強法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月10日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【4・5年生】9月から偏差値10UPを狙うオンラインセミナー  毎年2学期に成績を上げるご家庭がやっている10個のこと」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年8月5日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験の「基本のキ!」令和4年度版 最新の中高一貫校の選び方から受験の傾向まで全部分かる!」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年7月21日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【2022年夏】確実に成績が上がる夏期講習の受け方 3つのポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年7月8日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「夏休みの学習計画!うまくいく方法  夏期講習を有効活用して力をつける!学習戦略の立て方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年6月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験を迷っている!?保護者必見セミナー 未就学・小学低学年から、親が知っておきたい「中学受験」の実像」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月27日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「自分で学習する子の育て方  中学受験、高校受験でも生きてくる「子が自走する学習法」を伝授します」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月26日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「6年夏休みに成績を大きく伸ばす6月・7月の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年4月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「家庭学習のやり方を指南  塾に通っているだけで、安心していませんか?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年4月14日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「夏休みまでに偏差値5UP 6年生GWで成績を上げる10のポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年3月18日(金)

「「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「頭のいい子が育つ! 学習環境のつくり方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年2月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナーわが子の合格に必要な学習は?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年12月17日(金)

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▼2021年11月19日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年10月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年9月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「苦手克服し成績を上げるコツ」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年7月16日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「7/16入試にも役立つ夏休み自由研究対策セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月26日(土)

新渡戸文化学園が主催するオンラインセミナー「中学受験へ向かうみなさまへ 中学受験って何? 大切なことは何?」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「親が知りたい中学受験のキホン」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2020年10月14日(水)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナー第2弾!過去問を活⽤する家庭学習のコツ」をにて、講師を担当させていただきました。にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年9月29日(火)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験 コロナで変わる!併願校の選び⽅/合格を導くための模試の問題⽤紙・答案⽤紙活⽤法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月12日(金)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「ウィズコロナ時代の中学受験を成功させる夏の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月6日(土)

増進堂 受験研究社が主催するオンラインセミナー「学校再開・塾再開にどう向き合うか」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2月19日(水)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年首都圏中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2 月6日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年関西中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年10 月11日(金)

淑徳与野幼稚園が主催する講演会「父母講座 我が子への根拠の無い信頼の大切さ」にて、講師を担当させていただきました。

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