夏期講習期間を必死の思いで頑張ったにも関わらず、9月のおきなテストで思いがけず
悪い点数をとってしまうお子さんが多い事をご存じですか。

毎日夏期講習に参加し、多い日には3単元も学習し家に帰ってからは宿題と弱点対策をがんばり、・・・・。
そんなお子さんが、勢い込んで受けた9月の試験がこれまでで最悪。
その理由は、講習後のクールダウンの失敗にあります。

小6の講習は、小4から小6一学期までの2年半に習った内容の総復習です。
あれも忘れていた、これも分からなくなっていた、ということが多かったはずです。
それらの内容が頭の中に今山積みになっています。
今だったら、あの知識はこのあたりに収納したはずだと思い出せるのですが、1週間もすると
思い出せなくなってしまいます。
関連づけさえも曖昧になってしまうのが普通です。

クールダウンとは、頭の中の知識を整理整頓する事です。
「あのときに習ったことは、その後のこの授業で応用問題で使ったんだ。」
「あのとき解けなかったのは、このことを忘れていたからだ」
というように、一つ一つの解き方や知識に自分なりのインデックスをつけていく作業です。
乱雑に引き出しに投げ込まれた図書カードを、インデックスをつけて並べ直すようなイメージです。

講習が終了してから、塾の二学期授業が始まるまでの数日の間に是非ともやっておいていただきたい
ことです。

その、クールダウンで大切な事は、
1 難しい事はやらない。
2 授業中に△印を中心に復習する。
3 「和が一定だから、比の和をそろえる」などと、言葉にする事を意識する。
4 授業中に書いたノートを横に置いて、できる限り授業を思い出すように努力してみる。

そして、このような作業が正しく出来るかどうかは、授業の聴き方やノートの取り方に強く影響を受けます。
講習はそろそろ後半戦に入ります。これまでの講習の勉強を振り返ってみてはいかがでしょう。