投稿者: 西村 則康 Page 12 of 60
皆さん、こんにちは。
塾ソムリエ西村が主催する名門指導会において、関西エリア統括を担当している都関です。
西村のコラムページの場を借りて、関西の情報をお伝えしています。
■お盆休みは「1週間の学習スケジュール」を見直すチャンス
大手進学塾では夏期講習の真っ最中ですが、1週間の学習スケジュールは上手く「まわって」いるでしょうか。
もし、上手くいっていないようであれば、一部の6年生にはお盆休みも特別講座や灘中オープン模擬入試などのテストがあるため難しいのですが、これらのイベントなどに参加しない6年生や受験がまだ先の5年生は、お盆期間を利用して積み残しとなった課題の整理やこれからの1週間の学習スケジュールの見直しをしてみましょう。
浜学園の6年生の場合は、8月25日(日)に「第3回 小6合否判定学力テスト」が行われますから、その準備をどのようにするかも考えていく必要があります。
■浜学園の小6の夏期講習「男女難関コース」と「第3回 小6合否判定学力テスト」
浜学園の小6の夏期講習は、灘中、東大寺学園中、洛南高校附属中などを主眼校(主な受験対象校)とする「M灘コース」、大阪星光学院中、甲陽学院中、洛星中などがそれらに加わる「男子最難関コース」、神戸女学院中、西大和学園中、洛南高等学校附属中、須磨学園中、四天王寺中などの「女子最難関コース」、その他の中学を主眼校とする「男女難関コース」の4コースがあります。
このうち、「男女難関コース」は、「(中学受験の)基礎土台をしっかりと固める」(浜学園ホームページより)ためのものと位置付けられており、夏期講習の学習カリキュラム(算数A・算数B)は、立体図形を除くほぼ全分野が取り扱われています。
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No. |
1 |
2 |
3 |
4 |
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A |
講義Ⅰ |
比 |
割合 |
食塩水 |
商売 |
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講義Ⅱ |
数の性質 |
和と差の文章題 |
速さ(1) |
速さ(2) |
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B |
講義Ⅰ |
直線図形 |
曲線図形 |
相似 |
面積比 |
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講義Ⅱ |
数列 |
場合の数(1) |
場合の数(2) |
総合問題 |
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※浜学園「2018年度 小6夏期学習内容一覧」より
ですから、夏期講習の学習内容を「インプット(解法を理解する)」し、「アウトプット(解法が使える)」ができるようになることで、9月以降の受験対応レベルの問題にも「ついていく」ことが可能です。
では、その夏期講習が終わったすぐ後に行われる浜学園の「第3回 小6合否判定学力テスト」ではどのような問題が出されるのでしょうか。
2018年8月26日に実施されたテストの中から、算数Ⅰを見てみます。
はじめに得点の分布状況です。

受験者数は2517人、平均点47.7点(各5点×20問)というテストでした。
続けて出題内容です。
算数Ⅰ(*:やや難しい **:難しい ***:かなり難しい)
(1) 整数の四則混合計算
(2) 等差数列の和
(3) 小数と分数の四則混合逆算
(4) 分配のきまりが利用できる計算
(5) 見間違えによる計算間違いの問題…*
(6) 過不足算
(7) 分配算
(8) 円が移動してできる図形の面積
(9) 相当算
(10) 約数と倍数の問題…*
(11) 割合の文章題
(12) 縮尺と速さの問題
(13) 売買算…*
(14) 辺の比と面積の比
(15) 速さの問題…**
(16) 水の問題…**
(17) 複数解のつるかめ算…***
(18) 場合の数…***
(19) 辺の比と面積の比…***
(20) 影の問題…***
■「第3回 小6合否判定学力テスト」に向けた準備
この算数Ⅰにおいて、「男女難関コース」の夏期講習で目標となっている「基礎土台をしっかりと固める」にあたるのが無印の問題11問で、これらを全問正解できれば55点を獲得することができ、偏差値も50を超えます。
例えば、問題(9)は「太郞君と次郎君の2人が鉛筆を分けました。太郞君が18本と残りの4/11を取ったところ、ちょうど半分ずつに分けることができました。鉛筆は全部で□本あります」という問題ですから、夏期講習の第1・2回の学習(比・割合)について「インプット」と「アウトプット」の状況を確認することができます。
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【考え方】 問題の条件を線分図に表す次のようになります。
ですから、18本÷3/11=66本が残りの鉛筆とわかります。 18本+66本=84本 (残りを⑪としても構いませんし、線分図以外の整理方法でもOKです。) |
また、問題(14)は「図の三角形ABCで、AD:DC=2:3、BE:EC=1:2のとき、斜線部分の面積は三角形ABCの□倍です」という問題ですから、夏期講習の第3・4回の学習(相似・面積比)のチェックができます。

ただ、夏期講習の第4回は「第3回 小6合否判定学力テスト」の直前となりますので、できればそれよりも前に確認しておくほうがよいでしょう。
このように、合否判定学力テストは、上記の2問のような夏期講習の前半で学習した範囲のものもあれば、後半で学ぶ単元のものもありますし、「水の問題」のように夏期講習の範囲にない「立体図形」の出題もありますので、準備ができるに越したことはありません。
「1週間の学習スケジュール」を見直し、これまでに受けた第1回や第2回の合否判定学力テストや公開学力テストなどを利用して、「第3回 小6合否判定学力テスト」の準備に取り組むことができればいいなと思います。
やっと関東地方も梅雨明け、と思ったらびっくりするような猛暑です。
夏期講習にお通いのお子さんたちも、体調を崩さないよう気をつけて過ごしてほしいですね。
塾で忙しいとはいえ、お子さんが学校に行かない40日間、お母さんがお子さんの様子を見る機会、時間も増えることと思います。
■ 意識して我が子を客観的に見る
親が我が子の様子を見るとき、ほとんどの場合「過小評価」してしまうようです。
「まだまだがんばれるはず」
「もっとできるはず」
期待が、そういう気持ちにさせる部分もあるかと思います。
かわいい我が子ですから、期待してしまうのは親として当然のこと。
でも、ちょっと意識的に客観視してみてください。
せっかくの夏休み、朝から塾に通って勉強するなんて、よく考えたらすごいことです。
「そんなの、よそのお子さんだってみんなやってます!」
そんなお声も聞こえてきそうですが、私は純粋に、自分の小学生時代の頃とくらべて「この子達はすごいなぁ」と思います。
小学生のことですから、受験するという意思、決定も親の意向が絡むのは当然ですが、それにしたって「遊びたい」という気持ちを抑えて、目的に向けて勉強するというのは、とてもすごいことだし素晴らしいことです。
そんなふうに、ちょっとお子さんを離れたところから見ると、「うちの子、なかなかやるじゃん」と思えないでしょうか?
■ 塾の偏差値50はすごい!?
お子さんの成績の様子を見ていてお母さんがヤキモキする、そんな事例はたくさんあります。
そんなときお母さんがよく使う表現に
「偏差値50もいかないなんて・・・」
という意味のことばがあります。
確かに「偏差値50」というと、そのテストを受けた生徒たちの中央値くらいの成績を表します。
意地悪な言い方をすると「良くも悪くもない」といったところでしょうか。
でも、塾での「偏差値50」は実はけっこうすごいことなのです。
なぜなら、ほとんどの子が受験する高校受験などと違い、一部の成績優秀者が挑戦する中学受験の塾での「ふつう」は、一般にいう「良くも悪くもない」とはちょっと違うのです。
塾に通いはじめのお子さんは、多くの場合なかなか「偏差値50」がとれません。
すでに塾通いをしているお子さんたちにくらべて、知識面や学力面でのビハインドがあるからです。
がんばって、がんばって偏差値50に届いたお子さんは、思い切り褒めてあげていいのです。
■ 1日の終わりに、その日を素晴らしい日にする魔法の言葉
夏休みに限らず、お子さんが前向きに勉強やその他のことに取り組めるのは「今日もいい日になりそうだ」という予感があるからです。
朝、「ああ、また辛い勉強ばかりの1日が始まる、嫌だなぁ」と思って目覚めれば、当然前向きになんて取り組めませんね。
ではお子さんを「今日もいいことがありそうだぞ」と思って目覚めさせるには、どのようにしてあげればいいでしょうか。
私は「今日もいい一日だった」と思って眠りにつけば、朝の目覚めも「今日もいいことがありそう」になると思います。
だから大切なことは(これはお子さんに限らず、大人である我々も同じだと思うのですが)「今日もいい1日だった」と思って1日を終えられるかどうかです。
「今日も大変だったけど、がんばったね」
「今日の◯◯くんは〜がよかったね」
そんなちょっとした言葉が、お子さんの「きょう」を素晴らしい一日にするものだと思います。
親子で「きょうよかったこと」を5つずつ書き出して言い合う、というのもとてもいいことだと思います。
お子さんと過ごす時間が長い夏、何か試してみてください。

皆さん、こんにちは。
塾ソムリエ西村が主催する名門指導会において、関西エリア統括を担当している都関です。
西村のコラムページの場を借りて、関西の情報をお伝えしています。
■ 小学校の夏休み
6年生にとっては「夏は受験の天王山」とも言われる小学校の夏休みが近づいています。
令和元年の小学校の夏休みは、大阪市、神戸市、京都市のホームページによると次のようになっています。
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1学期終業式 |
2学期始業式 |
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大阪市立 |
7月19日(金) |
8月26日(月) |
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神戸市立 |
7月19日(金) |
9月2日(月) |
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夏季休業日 |
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京都市立 |
7月24日(水)~8月25日(日) |
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※日程は学校において異なる場合がありますので、詳しくは各学校にご確認ください。
上記のように、夏休みは受験勉強するための「まとまった学習機会」として最も長い期間(約40日間)であることから、「夏は受験の天王山」と呼ばれています。
そのため、大手進学塾ではこの期間を利用した、いわゆる「夏期講習」が行われます。
■ 大手進学塾の6年生の夏期講習と1週間の学習スケジュール
大手進学塾の6年生の夏期講習は、下記の期間中、原則として、浜学園や希学園(含:夏期演習)は月曜日から金曜日の毎日、馬渕教室は4日間の講習と1日のお休みのターム制、日能研は月曜日から土曜日の講習と1日のお休みをくり返します。
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開講期間(6年生) |
お盆中の休講期間 |
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浜学園 |
7月23日(火)~8月23日(金) |
8/13~8/16 |
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馬渕教室 |
7月26日(金)~8月29日(木) |
8/9~8/15 |
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希学園 |
7月22日(月)~8月24日(土) |
8/11~8/17 |
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日能研 |
7月22日(月)~8月23日(金) |
8/11~8/17 |
※日程は教室、校舎において異なる場合がありますので、詳しくは各塾にご確認ください。
浜学園や希学園の場合、この夏期講習に加えて平常の授業も並行して行われますので、その学習時間数はかなりなものです。
一例として、浜学園の男子最難関コース(Mコース)の場合を見てみると、選択講座も含めた夏休み期間中の1週間の学習スケジュールは下記のようになります。
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月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
日 |
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夏期早朝個人目標達成特訓(選択) 9:30~11:45 ※夏期講習 社会(選択) 8:45~11:45(火) |
最高レベル特訓国語(選択) 15:00 ~ 16:50
最高レベル特訓算数(選択) 17:05 ~ 20:40 ※難問解消(選択) |
日曜志望校別特訓 (選択・月2回) 10:00~21:10
※8/11公開学力テスト ※8/25合否判定学力テスト |
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夏期講習 12:15~15:45 |
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算数A |
理科A |
理科B |
算数B |
国語 |
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マスターコース 17:05~18:55/19:15~21:05 |
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算数1st /‐ |
社会(選択) /最高レベル特訓理科(選択) |
理科 /‐ |
国語記述力養成講座(選択) /‐ |
国語 /算数2nd |
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※男子最難関コース(Mコース)西宮教室の場合
上記のケースですと、日曜志望校別特訓や最高レベル特訓などの選択講座を受講している場合、1学期の終業式後の数日間とお盆の休講期間を除いた夏休みのほぼ毎日、塾に通って学習することになります。
「夏休みを利用してたまっていたテスト直しをしよう」、「夏休み中に不安な単元をなんとかしたい」と考えていても、「塾の夏期講習まかせ」にしてしまうと、想像以上の忙しさのために、何もすることができずに終わってしまう可能性が小さくありません。
■ 夏休みは事前の学習計画が大切
「でも、夏期講習はこれまでの復習ではないの?」と、カリキュラムだけを見ると、そのように思われるかも知れません。
確かに大手進学塾の学習カリキュラム上では、夏期講習が始まるまでに受験に必要なことは一通り終えるようになっていますし、夏期講習の案内でも「学習単元としては入試頻出単元である「数」・「文章題」・「平面図形」・「立体図形」で、これらを学習することにより、底上げを図り、9月以降の受験レベルの応用発展まで踏み込むことが可能になります」(浜学園ホームページより)とあります。
しかし、同時に「受験算数の力を養わなければいけません。(中略)最難関中レベルの問題を解くための応用問題が中心となります。入試に向けて小問雑題の処理能力を徹底的に鍛えるために「入試対策小テスト」も実施します」(浜学園ホームページより)とあるように、「強化のための学習や演習」が夏期講習で行われる内容の中心です。
ですから、「夏休みを利用してたまっていたテスト直しをしよう」、「夏休み中に不安な単元をなんとかしたい」という場合は、夏期講習の日程や学習内容を確認し、その利用方法とそれに適した家庭学習をあらかじめ計画しておくことが大切になります。
名門指導会では7月4日(木)に大阪での相談会を予定しています。
相談会にご参加になる方は、夏の家庭学習についてしっかりご相談なさると良いと思います。
また、相談会自体は定員に達してしまいましたが、「夏までになんとか勉強を立て直したい」が「具体的にどうしたらよいかわからない」などの不安をお感じでしたら、名門指導会の体験授業、電話相談などを利用してみてください。



































