夏休み、お子さんが家にいる時間が長くなり、親子団欒の時間も増えるご家庭が多いかもしれないですね。
親御さんも夏の休暇などをとり、家族でお出かけや帰省なと、お子さんにとっても楽しみな行事が多くなる時期です。
お父さん、お母さんがお子さんに勉強を教える機会も増える夏休みですが、その際に気をつけていただきたいことをいくつかのメディアでお伝えしています。
算数に関しては、できるだけ数学を教えないようにしてほしいということです。
小学生に数学を教えることに関しては賛否あると思います。
確かに、算数の文章題をお子さんがああでもない、こうでもないと考えているのを横で見ていると「そんなの、方程式で解けば一発じゃないか」と思う気持ちはわからないでもありません。
しかし、すでに過去に方程式を勉強している大人と違って、小学生に方程式による解き方を理解させようとすれば、そもそも正負の数や移項など、文字式、方程式の基礎から教える必要があるのです。
また、そもそも「数学で解いたほうが早い」のであれば、なぜ小学生は算数を習うのでしょう?
具体的な事象を身近な方法で考えるのに適している算数は、まだ成長途上の小学生には必須の考え方であり、早い時期に数学を教えたからといって算数の成績が上がるわけではなく、むしろ逆のほうが多いと私は思っています。
お子さんが算数に熟達したら、ぜひお子さんの算数と親御さんの数学で「勝負」してみてほしいと思います。
多くの分野で、算数の逆比や図法などを駆使した解法が圧勝だと思います。
たとえば
20000×20000−20001×19999
といった問題、お子さんが算数が得意なら「瞬殺」だと思います。
上記の問題の答えは「1」です。
2つのかけ算の式を面積に置きかえると、★と▼の差が答えになりますね。
夏休み、よければお父さん、お母さんも算数の面白さに触れてみてはいかがでしょうか。