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日能研小5の方へ 分数計算は大切

東日本大震災で被災された方がたにお見舞いを申し上げます。また、一日でも早い復興を心から祈っております。

前回、今始まった小5生の分数計算の単元は非常に大切だというお話をしました。
そして、私達の家庭教師グループでの研修会でもその話が話題となりました。
ある講師が、日能研の新小5生を担当しているのですが、
「分数の概念規定を理解しようとさせるあまり、子供が理解不可能になっている。」という話をはじめました。3分の2という分数は、「1の大きさを3等分したうちの2つ分」というとらえ方と、「2の大きさを3等分したもの」というとらえ方が出来ます。本来は、その2つを問題に応じて使い分けることが理想なのですが、それが出来る子はほんの一部です。
 これまでも、何度かこのブログでお話ししてきたことですが、じっくりと考えて理解する学習と、何度も繰り返して習熟する学習の区別が大切になります。
 分数の概念をしっかりと理解する事で、公約数や公倍数の応用問題が分かりやすくなります。ところが、概念理解が完璧になっても、分数の計算が速く正確に出来るわけではありません。
 これまでの日能研のテキストは、繰り返して習熟するための問題に偏っていたのですが、改訂されたテキストでは逆に概念理解が中心になっています。そして、授業も概念理解に主眼が置かれ、計算方法や式の書き方、通分の仕方を授業中に練習する時間が少なくなっているようです。
 日能研の生徒は、ここ1ヶ月は分数計算を練習する時間を、家庭学習の中でしっかりと確保してください。

算数の基本 分数計算

東日本大震災から10日以上経ちました。被災された地域が少しでも早く復興されることを心からお祈りしています。

 

ツイッターの「お父さん原発行っちゃったよ。母さんがあんなに泣いたの初めて聞いた。お父さん、生きて戻ってきて」に、こみ上げてくるものがあり思わず目頭が熱くなりました。

 私は、別に国粋主義者ではありませんが、今こそ日本の人たちみんなが力を合わせて、強い日本すばらしい日本を作る努力をしていく、いままさにその時だと感じます。

 

 

□算数の基本 分数計算□

 小5生は、この時期ほとんどの塾で分数計算を習います。日能研では2ヶ月にわたってやりますし、四谷大塚や早稲アカでは約1ヶ月、サピックスでは少なめですが、数週間にわたって学習します。

 始めに、異分母分数の足し算と引き算を練習し、その後、分数同士のかけ算や割り算に移っていきます。これまでの約1ヶ月あまり公約数や公倍数を学習してきた目的の一つは、通分や約分をスムーズに理解できるようにするためだったのです。

 異分母分数の足し算や引き算のあと、かけ算や割り算になった段階で、通分してからかけ算をしたり、帯分数のままでかけたりするお子さんが多く出現します。これは、なぜ通分すれば足し算が出来るのかが納得されていない証拠なのです。これらのお子さん方の多くは、分数の積や商を終えた後の四則混合計算に入ると、混乱に拍車がかかります。

 サピックスのように、短期間で分数を終えてしまう場合は、その後の基礎トレの学習を通して練習を続ける必要がありますし、1ヶ月から2ヶ月にわたって習うことが出来る塾に通っているお子さんは、この段階で完全に習熟していただきたいのです。

 これまで、お子さんたちは、小数で割ったりかけたりしながら答えを出してきました。子らからは割り切れない問題が多く出題されます。分数での計算を要求しているからです。

この分数計算が終われば、すぐにでも、「小数あたまから分数あたま」に替えていく時期になります。

 計算単元だからと軽く考えずに、「理解すべき内容」と「繰り返して習熟するべき内容」をしっかりと区別して学習していってください。

サピックス生が点数を上げる方法

東日本巨大地震の被害に遭われた方々、またお亡くなりになられた方々に対し、心から深くお悔やみ申し上げます。
 こんな時こそ、一人一人が気持ちを強く持って、利己主義に陥ることなく利他の気持ちで行動していきたいと、強く思っています。

 

□サピックス生が点数を上げる方法□

(算数)
一生懸命勉強をしているにも関わらず、なかなか成績が上がらずに困り切っているサピックス生のお子さんが多くいらっしゃいます。お母さん方に聞いてみますと、基礎トレは毎日確実にこなし、デイリーサポートからの宿題もちゃんとやり、デイリーサポートの問題では、(★★★)までを欠かさずにやっているそうなのです。
 これ以上やるものがないほどに頑張っていらっしゃるのです。算数に時間が取られすぎて、ほかの教科の勉強に時間が割けない程なのです。そんなにがっばっても成績が上がらない理由は、その頑張り方にあります。
 デイリーサポートは、表に授業用の問題が、裏には全く同じ問題が復習用に印刷されています。表に授業中に書いた解き方を当てはめて何となく解けてしまった、ということを繰り返している事が多いのです。短期記憶に優れているお子さんの場合は、答えまで覚えている例があります。これでは、頭を使って考えるどころではありません。
 このようなときには、親御様の方で、デイリーサポートの類題をデリーサピックスから探し出してやらせることから始めてください。
 サピックスの授業は、スピーディーです。先生が板書した図やグラフや表をノートに写し取ろうとしているうちに、次の問題になってしまう事が多いのです。そのせいでしょうか、式だけをノートに写してくるお子さんが多いのです。
ご家庭で解く場合は、図・グラフ・表など、解き方の糸口を見つけるための作業を必ずさせるようにしてください。その上で、「その式で何が出たの?」「その数字の単位は?」「次に何が出せそう?」という言葉かけをお願いします。
 
 基礎トレーニングの使い方
 アルファベットクラスのはじめの方に所属するお子さん方は、毎日一ページやっていくことをお勧めします。当然、計算は読みやすい字で、図は残し・・・と、丁寧な学習が必要です。ところが、アルファベットの上位クラスやαクラスのお子さん方が、毎日やっていく効果はあまり大きくないと考えています。大切な基礎ですから、無視するわけにはいきませんが、同じ種類の、しかも同じ配列の問題を繰り返す必要はあまりないと思います。
 これまでにやってもらって効率的で効果的だったのは、「最初の二日間を満点に出来たら、その後の同じ内容の部分はやらなくて良い。もし、少し間違えたら、その後のページは、間違った問題と同じ番号の問題だけをやっていく」というものです。
 確実に解いていこうという気持ちになれますし、時間の短縮にもなります。是非お試しください。
 

SAPIXと日能研

 遅ればせながら、首都圏の大手4塾の合格者数を分析してみました。
そんなことをするまでも無く、サピックスの一人勝ちだろうと思われるかもしれませんが、下記の表をご覧ください。
早稲田アカデミーと四谷大塚は偏差値上位の学校の合格者数しか発表していませんから、とりあえず、サピックスと日能研の比較をしてみたいと思います。

                              │校数      │定員合計(人)  │日能研(人) │サピックス(人)│     
│四谷偏差値65以上 │13校     │   2620            │    857         │  1638          │     
│四谷偏差値55~64│42校     │   6743            │  3032         │  2932          │     
│四谷偏差値45~54│62校     │  10511           │  4433         │  2213          │     

 

 上記の表の偏差値は、四谷大塚の合不合第4回の偏差値表を使いました。

この結果からまずわかるのは、以下の2点です。
・御三家レベルはさすがにサピックスは強い。
・偏差値64以下のボリュームゾーンでは、日能研の合格者数がぐっと増える。

このことから、次のことが予想できます。
・御三家を受験する場合、その合否予想は、サピックス内の成績だけでからかなりの確度で行うことが出来る。
・日能研からも多くの御三家合格者を出している事から、勉強のやり方や塾の使い方次第で、合格することは十分可能。
・御三家以外を受験する場合は、受験者数や合格者数が多い日能研内のテスト成績だけで、かなりの確度で合否予測が出来る。

サピックスは、どちらかと言えば、最上位校受験を念頭に置いたカリキュラム構成とテスト構成だと言えます。マンスリーテストは、全員が1種類のテストを受けることになります。偏差値が25のお子さんから75のお子さんまでが同じ問題を解くことになっているわけです。
一方、日能研は「共通問題と基礎問題」を解くクラスと、「共通問題と発展問題」を解くクラスに分かれます。実質2つのレベルの問題があることになります。四谷大塚(早稲アカも)は、学力に応じてA・B・C・Sと4つのレベルのテストが存在します。

学力が非常に高いお子さんが、切磋琢磨するにはサピックスが向いていると言えますが、これから成績を上げていこうとか、途中から受験勉強を始めるような場合には、他の塾の方が対策を立てやすいと言えるでしょう。

 

SAPIX躍進の理由

 ここ1週間で、予想通りとでも言いましょうか、「サピックスへ転塾する方が良いのでしょうか?」というご相談が増えています。
 このブログで、少しお話ししたいと思います。

□サピックスの実績は何が原因か?□
 サピックスの合格実績が多い一番の理由は、「成績のよい子がたくさん集まっている」事です。
 サピックスの合格者数をご覧になっている方は、もうお気づきのことでしょうが、上位校の合格者数に比べて、中堅校やそれ以下の学校の合格者数が少ないことです。また、一方、サピックスから御三家やそれに準ずる学校を受ける生徒は、ほとんどがαクラスかまたはアルファベット上位クラスです。総クラス数の約25%~30%の生徒が合格の可能性があるということになります。四谷大塚あたりですとSコースですから、約15%程度が御三家合格可能ラインと言うことになりますから、サピックスのこの数字は、他の大手塾に比べてかなり高くなっています。
 また、日能研や早稲アカのお子さんが、サピックスの公開試験を受けると、軒並み偏差値を5から8ポイント下げます。これは、お子さんの学力がその試験の時だけ下がったのではなくて、サピックスには出来る子が多く集まっていることを表しています。この傾向は、小4でも小5でも小6でも変わりません。
 ですから、この合格者数は入試前から予想されていたことです。

 このような御三家について、一人勝ちの状況を作り出したのは、サピックスの現場の先生方や管理部門の人たちの長年の努力のたまものです。でも、この実績だけで、「うちの子にサピックスが合う」とは限らないのです。

次回以降、塾の使い方や選び方を、志望校レベルに分けて書いていきたいと思っています。

 

難問が少なかった御三家の入試問題

 今、私が主催する家庭教師グループでは、今年度の入試問題を各教科の先生方が手分けして分析しています。

例えば、算数専科のある先生からは、
「今年の難関校の算数の問題の傾向を一言で表すと、塾などで学習するタイプの典型的な問題が増えて全体的に易化したと言えます。開成中や武蔵中では4題中3題が塾などで学習する定番タイプの問題が出題され、桜蔭中でも考えさせる問題よりも複雑な処理をきちんとできるかを試す問題が多く出されています。これは難しい問題にむやみに手を出すより、まずは足元をきちんと固めよという警鐘とも言えます。
・・・・・・
 この傾向が今年だけのものなのか、それとも来年以降も続くのかは何とも言えませんが、いずれにせよ典型的な解法を身につけて確実に使いこなせるようにするという学習は必須です。・・・・」
そうなんです。

今年の算数は、御三家ですら難問がほとんど無かったのです。一時期、算数オリンピックを意識したような難問が頻出した時期がありましたが、今年は基本に帰った出題と言えます。
もしかしたら、サピックスの合格者数の増加の理由の一つが、これかもしれません。
前回、サピックスのマンスリーが1年を通して易しかったと申し上げました。難しすぎない問題を確実に解く事が重要視される入試に変わりつつあるのかもしれません。

 今、作成中の入試問題分析は、「こんな問題でした」という報告もありますが、それ以上に力を入れているのが、「こんな勉強が必要ですよ」という内容です。何らかの方法で読んでいただけるようにしていきますので、今しばらくお待ちください。

サピックス、御三家で大躍進  SAPIXの上手な使い方1

サピックス、御三家で大躍進

2011年の中学入試結果が出そろいました。
大手進学塾の合格者数もほぼ集計を終えているようです。その中でやはり目立つのは、サピックスの御三家での躍進です。
開成中(定員300名)221名というのは、驚異的な数字です。定員の70%以上ですから、入学式後のクラスメイトとの会話は「どこの塾に行っていたの?」ではなくて、「どこの教室に行っていたの?」になってしまいそうです。
麻布中学(定員300人)でも181人(定員の60%)、桜蔭中(定員の240人)では138人(定員の56%)となっています。
 難関校を目指す子供たちは、サピックスへという流れが今年も継続しそうです。

そこで、ここ数回は、サピックスのシステムに上手に乗っていくためのコツをお話ししたいと思います。

・サピックスは淡泊。これが長所であり使いようによっては短所にもなります。
 サピックスの基本方針は、質の保たれた授業を子供たちに提供することにあるようです。 家庭学習や各個人の学習スケジュールは、家庭に任されています。ですから、お子さんがスランプに陥って、サピックスの先生に相談に行かれたとしても、お子さんの特性に応じたアドバイスはあまり期待できないようです。
 お子さんの、心身のコンディション管理や、学習状況の管理はご家庭に任されているわけですから、弱点対策が組みやすい事になります。拘束時間が長く、復習すら教室でやらせると塾がありますが、その対極にあると言えます。拘束時間が長く、何から何まで面倒を見ることを売り物にしている塾の場合、実はお子さんの特性に応じた対応ではなく、量をこなさせることに主眼が置かれることが多く、労力の割に効果が少ないことも往々にしてあります。
 サピックスの場合は、心身のコンディション管理や、学習状況の管理がご家庭に任されているわけですから、まさに”家庭力”が要求されている事になります。

・マンスリーテストは、ここ1年易しくなっています。
 一昨年やそれ以前には、マンスリーテスト算数の平均点が、50点という時がありました。150点満点ですから、問題が極端に難しかったことになりますが、昨年の1年間ではそれがありませんでした。「そろそろ難しくなるかな」と、その対策をして待ち構えていても、ついにその時がこなかったという印象です。
 この傾向が続いたとすると、御三家レベルを目指すお子さん方は、130点(150点満点で)程度を目標にする事が必要になってきます。130点をコンスタントに取るためには、ほとんどミスは許されません。読み取りミスや計算ミスが数問あるだけで、その点数を下回ってしまいます。一語一句を読み飛ばさないように、しかも素早く読み取る練習と、素早く計算しても間違えない計算力をつけておく必要があります。今年の合格者数の増加は、そのような訓練を、マンスリーテストの度に繰り返してきた子供たちの成果だと感じます。(今年の開成中や桜蔭中の躍進は、入試問題が難しくなかったことも原因のように感じています。)
 一方、御三家レベル志望ではないお子さん方の場合には、100点(150点満点で)を目指す学習が必要です。大問の3番までの正答率を上げる学習です。通常は、易しい一行問題が並んでいるはずの大問の2番にも、サピックスでは少しひねった問題が出題されています。デイリーサポートやデイリーサピックスの問題にそっくりに見えて、何か1つの条件を変えたり付け足したりしている問題が多いのです。解き方の丸暗記だけでやっている子供たちに、注意を喚起するためなのだろうと私達は解釈しています。
 「ミスが多くて点数が取れない。家に帰ってきてから解き直しをさせると、もっともっと良い点数になるのに。」ということが繰り返されているのならば要注意です。

今塾通いが始まった小4生に大切な事

本格的な受験勉強開始は、ほとんどのお子さんにとって小4生からが適切です。また、小4から塾通いを始める方が一番多いようです。

1ヶ月ほど前に入塾テストを受けられた方が多いのではないでしょうか。上位クラスになった方もいらっしゃるでしょうし、下位クラスからの出発になった方もいらっしゃいますね。受験勉強は、3年間の長丁場です。慢心することなく、落胆することなく学習を進めていって欲しいと思います。

学習の要素は、理解する事と習熟することの2点です。

基本的には、授業は理解する場、家庭学習は習熟のための場です。授業中の理解の質によって、習熟にかかる手間は大きく変わってきます。

□理解する上で大切な事。

○授業をしっかりと聞く練習
塾の授業は、小学校とは比べものにならないほど早く進みます。先生の話し方も早いのです。クラスの全員が理解できるようにゆっくりと繰り返して説明してもらえる小学校と、決められた時間に決められた内容を終えなければならない進学塾の目標の違いです。

また、小学校では、子供自身が意識していなくても、誰でも分かるように説明が繰り返されますし、全員が理解できるレベルの内容の学習しか行われません。ところが、進学塾では、その年齢のお子さんが理解可能なぎりぎりの上限レベルまでの理解が求められます。
    
先生が話している間は、手を止めて聞く事から始めてください。
1ヶ月もすると、理解した内容をノートに書き取る事が出来るようになります。書き写すタイミングのつかみ方が上手になってきます。
    (一番良くないのは、先生が板書を始めるとすぐに書き始め、話を聞く余裕無く写すだけになることです。)

○ノートに書き留める練習
読みやすい字で素早く書く技術が大切になってきます。書く練習は入塾前にやっておくことが理想ですが、入塾後でも訓練していくことは十分に可能です。

算数の授業ノートに、式と答えだけしか書いていないお子さんが多数見受けられます。説明のために先生が書いた線分図や表やその他の図を書き留めることが大切です。

「図が書かれていないノート」のお子さんは、いずれかの時期に成績が停滞します。
   
今週から、授業が始まる塾が多いと思います。
お子さんが、塾から帰ってきたら、
「塾は楽しかった?」「塾の授業はよく分かった?」と聞きながら、お子さんのノートを見て上げてください。
 「先生がね、この説明の時にこんなだじゃれを言ったんだよ。」と、ノートを見せながら説明をしてくれるようなら理想的です。

今回入塾した小4生にとって大切な事

本格的な受験勉強開始は、ほとんどのお子さんにとって小4生からが適切です。また、小4から塾通いを始める方が一番多いようです。
 1ヶ月ほど前に入塾テストを受けられた方が多いのではないでしょうか。上位クラスになった方もいらっしゃるでしょうし、下位クラスからの出発になった方もいらっしゃいますね。受験勉強は、3年間の長丁場です。慢心することなく、落胆することなく学習を進めていって欲しいと思います。
 学習の要素は、理解する事と習熟することの2点です。
基本的には、授業は理解する場、家庭学習は習熟のための場です。授業中の理解の質によって、習熟にかかる手間は大きく変わってきます。

・理解する上で大切な事。
○授業をしっかりと聞く練習
     塾の授業は、小学校とは比べものにならないほど早く進みます。先生の話し方も早いのです。クラスの全員が理解できるようにゆっくりと繰り返して説明してもらえる小学校と、決められた時間に決められた内容を終えなければならない進学塾の目標の違いです。
     また、小学校では、子供自身が意識していなくても、誰でも分かるように説明が繰り返されますし、全員が理解できるレベルの内容の学習しか行われません。ところが、進学塾では、その年齢のお子さんが理解可能なぎりぎりの上限レベルまでの理解が求められます。
   
    先生が話している間は、手を止めて聞く事から始めてください。
    1ヶ月もすると、理解した内容をノートに書き取る事が出来るようになります。書き写すタイミングのつかみ方が上手になってきます。
    (一番良くないのは、先生が板書を始めるとすぐに書き始め、話を聞く余裕無く写すだけになることです。)

○ノートに書き留める練習
    読みやすい字で素早く書く技術が大切になってきます。書く練習は入塾前にやっておくことが理想ですが、入塾後でも訓練していくことは十分に可能です。
    算数の授業ノートに、式と答えだけしか書いていないお子さんが多数見受けられます。説明のために先生が書いた線分図や表やその他の図を書き留めることが大切です。
     「図が書かれていないノート」のお子さんは、いずれかの時期に成績が停滞します。
   
今週から、授業が始まる塾が多いと思います。
お子さんが、塾から帰ってきたら、
「塾は楽しかった?」「塾の授業はよく分かった?」と聞きながら、お子さんのノートを見て上げてください。
 「先生がね、この説明の時にこんなだじゃれを言ったんだよ。」と、ノートを見せながら説明をしてくれるようなら理想的です。

今回入塾された小4生にとって大切な事

本格的な受験勉強開始は、ほとんどのお子さんにとって小4生からが適切です。また、小4から塾通いを始める方が一番多いようです。
 1ヶ月ほど前に入塾テストを受けられた方が多いのではないでしょうか。上位クラスになった方もいらっしゃるでしょうし、下位クラスからの出発になった方もいらっしゃいますね。受験勉強は、3年間の長丁場です。慢心することなく、落胆することなく学習を進めていって欲しいと思います。
 学習の要素は、理解する事と習熟することの2点です。
基本的には、授業は理解する場、家庭学習は習熟のための場です。授業中の理解の質によって、習熟にかかる手間は大きく変わってきます。

・理解する上で大切な事。
○授業をしっかりと聞く練習
     塾の授業は、小学校とは比べものにならないほど早く進みます。先生の話し方も早いのです。クラスの全員が理解できるようにゆっくりと繰り返して説明してもらえる小学校と、決められた時間に決められた内容を終えなければならない進学塾の目標の違いです。
     また、小学校では、子供自身が意識していなくても、誰でも分かるように説明が繰り返されますし、全員が理解できるレベルの内容の学習しか行われません。ところが、進学塾では、その年齢のお子さんが理解可能なぎりぎりの上限レベルまでの理解が求められます。
   
    先生が話している間は、手を止めて聞く事から始めてください。
    1ヶ月もすると、理解した内容をノートに書き取る事が出来るようになります。書き写すタイミングのつかみ方が上手になってきます。
    (一番良くないのは、先生が板書を始めるとすぐに書き始め、話を聞く余裕無く写すだけになることです。)

○ノートに書き留める練習
    読みやすい字で素早く書く技術が大切になってきます。書く練習は入塾前にやっておくことが理想ですが、入塾後でも訓練していくことは十分に可能です。
    算数の授業ノートに、式と答えだけしか書いていないお子さんが多数見受けられます。説明のために先生が書いた線分図や表やその他の図を書き留めることが大切です。
     「図が書かれていないノート」のお子さんは、いずれかの時期に成績が停滞します。
   
今週から、授業が始まる塾が多いと思います。
お子さんが、塾から帰ってきたら、
「塾は楽しかった?」「塾の授業はよく分かった?」と聞きながら、お子さんのノートを見て上げてください。
 「先生がね、この説明の時にこんなだじゃれを言ったんだよ。」と、ノートを見せながら説明をしてくれるようなら理想的です。

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▼2022年11月18日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「<志望校・併願校の決め方 校風、偏差値と問題傾向から決める! 合格するための受験校の選び方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年10月28日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「小学4・5・6年生対象 めざせ合格「過去問」の正しい使い方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月30日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「飛躍的に成績を上げる!苦手克服 勉強法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月10日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【4・5年生】9月から偏差値10UPを狙うオンラインセミナー  毎年2学期に成績を上げるご家庭がやっている10個のこと」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年8月5日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験の「基本のキ!」令和4年度版 最新の中高一貫校の選び方から受験の傾向まで全部分かる!」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年7月21日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【2022年夏】確実に成績が上がる夏期講習の受け方 3つのポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年7月8日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「夏休みの学習計画!うまくいく方法  夏期講習を有効活用して力をつける!学習戦略の立て方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年6月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験を迷っている!?保護者必見セミナー 未就学・小学低学年から、親が知っておきたい「中学受験」の実像」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月27日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「自分で学習する子の育て方  中学受験、高校受験でも生きてくる「子が自走する学習法」を伝授します」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月26日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「6年夏休みに成績を大きく伸ばす6月・7月の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年4月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「家庭学習のやり方を指南  塾に通っているだけで、安心していませんか?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年4月14日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「夏休みまでに偏差値5UP 6年生GWで成績を上げる10のポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年3月18日(金)

「「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「頭のいい子が育つ! 学習環境のつくり方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年2月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナーわが子の合格に必要な学習は?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年12月17日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験・合格する家庭のつくり方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年11月19日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年10月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年9月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「苦手克服し成績を上げるコツ」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年7月16日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「7/16入試にも役立つ夏休み自由研究対策セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月26日(土)

新渡戸文化学園が主催するオンラインセミナー「中学受験へ向かうみなさまへ 中学受験って何? 大切なことは何?」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「親が知りたい中学受験のキホン」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2020年10月14日(水)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナー第2弾!過去問を活⽤する家庭学習のコツ」をにて、講師を担当させていただきました。にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年9月29日(火)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験 コロナで変わる!併願校の選び⽅/合格を導くための模試の問題⽤紙・答案⽤紙活⽤法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月12日(金)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「ウィズコロナ時代の中学受験を成功させる夏の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月6日(土)

増進堂 受験研究社が主催するオンラインセミナー「学校再開・塾再開にどう向き合うか」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2月19日(水)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年首都圏中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2 月6日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年関西中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年10 月11日(金)

淑徳与野幼稚園が主催する講演会「父母講座 我が子への根拠の無い信頼の大切さ」にて、講師を担当させていただきました。

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