投稿者: 西村 則康 Page 20 of 60

2018年中学入試 理科の「思考問題」が増えた!?

2018年の入試もほぼ終わり、名門指導会の講師たちとともに問題分析を重ねています。

■「思考力問題」が増えた?

理科の入試問題を分析していると、どの学校も思考力を問いたい、考える力のある子を選抜したいという意図を持って入試問題を作成されていると強く感じます。

もちろん、思考力のある子をとりたくないなんて学校はないわけで、過去も今も学校の入試問題作成者は懸命に入試問題をく工夫されているのでしょうが、ここ2〜3年は、さらにそれを強く感じます。

ただ、「相手は12才の小学6年生である」ということを考えると、あまり突飛で大人向けな問題にせず、12歳なりに様々なことに興味を持ち、しっかり思考力や観察力を養ってきたかどうかをみる問題作成は、とても難しいと思います。

そのあたりのセンスというか、さすがと思わせるのは麻布の問題だと前回述べましたが、武蔵の「お土産問題」も相変わらずユニークです。

袋の中に入っているものに関して洞察するというのがいつものパターンですが、今年は食品の保存などに使うジッパー付きのビニール袋についてでした。
ふだん何気なく使っているものですが、考えてみれば開けやすく、勝手には開きにくいつくりはどうなっているのか。

まさに子どもなりの観察力を問う、良い問題と感じました。

麻布中も数年前、様々な飲み物のペットボトルについて考察させる問題を出題していましたが、ふだんから「もののつくり」に関して考える習慣をつけておくといいですね。

■セミナーを行います

上記のような入試分析を踏まえ、2018年2月21日に渋谷でセミナーを行います。
このコラムをお読みいただいている頃には、すでにセミナー後かもしれません。
とても好評で、たくさんのキャンセル待ちをいただいているので、同じ内容のセミナーを再度行うつもりにしています。

私が主宰する家庭教師「名門指導会」主催のものも含めて、これで今年に入ってセミナーはすでに2回目。
大・小様々、そしてテーマも様々に、今年もできるだけ開催していきます。

■上位校だけが中学受験じゃない

今関わらせていただいている書籍のテーマが、いわば「みんなの中学受験」なのですが、「みんなの」というのは「中学受験は限られた人たちだけの、特別なものじゃない」というニュアンスです。

「別にトップ校を狙うわけじゃないし、うちには関係ない」
「小学生のうちは外を駆け回らせてあげたい」
「友達と遊べないなんて可愛そう」

そんなイメージを持っている方も多い、中学受験。

でも、ある日突然

「ぼく、中学受験したい!」

とお子さんが言い出すかもしれません。

あるいは仲良くしていた友達が「中学受験する」と宣言、受験準備に入ったりして、心がざわつくようなこともあるかもしれません。

私は昔から「日常生活の延長線上に中学受験もあるべき」と思っていますが、近年ますます「身近」なものになってきたのではとも思います。
なにより「現実、中学受験するとなったらどうなるの?」という現実的な知識は持っておいて損がないと思います。

そんな「とても身近で現実的な中学受験」といった内容になりそうです。

ある方との共著なのですが、近々みなさんにもご報告できそうです。

興味のある方はお待ちくださいね。

2018年、開成中と麻布中の出題傾向は変わったか

首都圏での入試もほぼ終わり、進学校が決まったお子さんも多いのではないでしょうか。

若干の変動はあったものの、首都圏の主要校の倍率などは例年同様でした。

今年なにより関係者の話題をさらったのが、開成中学校の算数が非常に易しかったこと。
開成出身の名門指導会のトップ講師も「OB会でも話題になるのでは」と言うほどでした。

実は、今年ほどではないにせよ開成、麻布の(筑駒を除けば)トップ2の出題傾向は例年対照的で「処理力の開成、思考力の麻布」という印象を持っている人も多いと思います。

開成の理科、社会の平均点の高さは例年有名で「ミスすると落ちる」典型的な出題です。
受験者平均で8割、合格者平均では9割に迫る平均点は「開成の理社で合格はできないが、不合格はあり得る」という通説を生んでいました。

ところが今年は算数も同傾向。

受験したお子さんたちも戸惑ったでしょう。
算数が得意なお子さんは、試験時間を持て余したのではないでしょうか。
そんな問題でした。

算数で差をつけたい、と思っていたお子さんたちは「なんでこんなに簡単なんだ!?」と思ったでしょう。

一方、麻布は例年通りの「思考力勝負」の出題。
開成とは逆に、受験生が「今まで受験勉強でやってきたことは何なんだ?」と思ってしまうような出題。
その場で条件を与えられ、その場で考える。
使わなければならない知識は最小限。

対照的な2校ですが、「らしい」といえる出題でした。

いずれにしても、何か特徴的な対策をするのが効果的というよりは、算数の「地アタマ」を鍛えるのが効果的と考えられる出題です。
条件設定をその場で与えられて考える麻布、そして「やるべきこと」がわかっている状態でミスなく確実にやりきることが求められる開成。

私が例年楽しみにしている2校の問題、今年も「らしい」ものでした。

来年に向け、しっかり準備していきましょう。

2018年中学受験 関西の入試を振り返る

皆さん、こんにちは。

塾ソムリエ西村が主催する名門指導会において、関西エリア統括を担当している都関です。

西村のコラムページの場を借りて、関西の情報をお伝えしています。

 

 ■関西エリアの2018年度 中学入試を振り返る

 

少子化が話題になる昨今ではありますが、中学受験をする6年生の人数は、2015年を境に再び上昇傾向にあります。

NHKの「けさのクローズアップ」でも、「首都圏では、今年小学6年生の5人に1人、およそ6万人が中学受験をするとみられるとありました。受験者の数は一時、不況の影響で減りましたが、ここ3年は増え続けています」(1月15日放映)とも報じられていました。

関西エリアでは2018年度の中学入試が終わりましたが、結果をみると、この流れのように、最難関中や人気校の受験は昨年以上に厳しい入試となっています。

下記は、このブログを書いている時点で、学校HPに公開されている2018年度と2017年度の入試結果の一部をまとめたものです。

偏差値 中学校名 2018年 2018年 実質倍率
募集定員 合格者数 2018年 2017年 増減
    (ポイント)
男子64  男約180 252 2.88 2.76 0.12
女子64 洛南高等学校附属  男女280 71 3.58 3.4 0.18
男子 210 2.62 2.14 0.48
併願64
専願58
男子61 東大寺学園  男176 373 2.44 2.46 ▲ 0.02
女子63 西大和学園  女約40 51 5.61 5.49 0.12
男子60  男約180 471 2.27 1.93 0.34
男子59 大阪星光学院  男190 284 2.57 2.1 0.47
男子59 甲陽学院  男200 222 1.81 1.68 0.13

※偏差値は、「浜学園 2018年度入試用 小6 浜学園 公開学力テスト 偏差値一覧」(2017年10月8日時点)より、A判定の値を抜き出したものです。

この表のように、東大寺学園中の実質倍率が2017年度入試と比べてわずかに低くなったことを除くと、最難関中や人気校は、軒並み、前年よりも実質倍率が高くなっています。

特に募集人数が少ない洛南高校附属中と西大和学園中の女子においては、それぞれ約3.6倍、約5.6倍となっており、非常に厳しい入試が続いています。

 

 

■2019年度 中学入試予測

 

正確なところはこれから実施される各塾の新6年生を対象とした模擬テスト受験者数の推移を見ていかなければわかりませんが、国公立・私立中の受験人気はおそらく来年度も続くことと思われます。

というのも、この中学受験人気の大きな要因のひとつに、2020年度の大学入試改革があるからです。

今回の大学入試改革では、これまでの知識重視の形から「思考力」「判断力」「表現力」などを評価する方針に変わり、それにともない、センター試験も「大学入学共通テスト」に変更され、記述式の問題が導入されることになっています。

中学入試を行う中高一貫校であれば、これらの変更にいち早く対応してくれるという期待が、小学生のお子さんを持つ保護者にあることが、ここ数年の中学受験者数の増加に繋がっていると考えられるからです

事実、2017年度の入試でも、首都圏屈指の難関中である駒場東邦中(サピックス 80%合格偏差値60)において、「今まで算数を学んできた中で、実生活において算数の考え方が活かされて、感動したり、面白いと感じた出来事について簡潔に説明しなさい」といったように、つるかめ算や相似の解き方などと全く異なる記述の出題があり、中学入試を行う中高一貫校がいち早く2020年度の大学入試改革に対応しようとする動きが見られます。

 

 

■これからの受験勉強

 

とはいうものの、中学入試問題の大半はこれまで通りの問題が中心です。

算数の場合ですと、「記述」といえども多くは「理由説明」になります。

実際、2018年度の灘中2日目算数の問題3に記述問題の出題がありましたが、「第7部分列に並んでいる数のうち、一の位が1である数は、(理由①   )から、その個数は第6部分列に並んでいる数の個数と同じです」のように、解き方の理由を書くものでした。

従って、これからの受験生に求められるものは、問題を解く力と、その解き方を「紙の上に書いて残す」力だと言えます。

ですから、もし、お子さんが「条件整理をしない」「途中式を書かない」「答えさえ合っていればいい」といった傾向が見られるようでしたら、6年生の早い段階で、問題の正解・不正解にかかわらず、テキストやテストの解答・解説を読んで自分なりに「納得」し、答案の書き方を学び、採点者に伝わる答案を作る家庭学習となるように、お父さん・お母さんをはじめとした、周りの方々がサポートしてあげていってください。

塾の新年度、1年を見通しておきましょう

いよいよ木曜日、東京都の中学入試がスタートします。
がんばってきた6年生のみなさん、しっかり実力を出し切ってください。
5年生以下のみなさんは、間もなく新しい学年が塾で始まりますね。
新学年でお伝えしておきたいことは、1年という時間をいくつかのパートに分けて考えてほしいということです。
2月に新学年が始まり、およそ2ヶ月勉強すると春休みです。春期講習がありますね。
この2ヶ月で学習したことが、学年が変わってカリキュラムが早く、難しくなった中でしっかり身についているか。
春期講習の様子、あるいはそれまでの勉強の様子でわかると思います。
もしも「うまくいっていないな」と感じるのなら、春休みに何らかの手を打てばいいことがわかります。
塾の講習を受けるべきかどうか、といった検討もできますね。
そして、4月〜7月の学習ステージ。
夏を控え、できればあやふやな単元は残しておきたいくないところです。
このときも、やはり親御さんから見たお子さんの学習の様子で、夏をどう過ごすかを決めましょう。
特に夏は「受験生の天王山」と言われますが、単純に期間の長さだけを考えても、重要な期間です。
積み残し、あやふやな単元などがあるなら、何らかの方法で埋めておきたいですね。
塾によっては夏合宿があったり、夏期講習以外の「特訓授業」が夏休みの終わりにあることもあります。
本当にそれらの行事や特訓講座を受けるのがいいのか、真剣に検討が必要です。
夏前後に限りませんが、塾のイベント講座や特訓授業の是非は、家庭教師や個別指導教室などセカンドオピニオンを得られるサービスを受けている方は、ぜひ参考にしてください。
夏が終わった9月から12月、学校行事なども多く「振り返り」が難しい時期です。
あらかじめこの時期はそういう時期だと把握し、こまめにテストの結果や授業の様子などをチェックするようにしたいですね。
学校での2学期が終わると6年生はすぐに受験本番、5年生までのお子さんは次の学年が迫ってきます。
このように慌ただしい受験生の1年だからこそ、年度の始まりにしっかりここから先1年の見通し、予測を立てておくことは大切です。
新年度、着実に歩んでいきましょう。 

中学受験で身につける「学ぶ楽しさ」

関西ではほぼ入試が終わり、首都圏でも始まっています。

東京、神奈川の入試も約1週間後に始まりますね。

 

ご家庭ごとに、それぞれの受験プランで臨んでおられることと思います。特に首都圏は学校が多く、受験計画も他の地域に比べると複雑になりますね。3校、4校、あるいはそれ以上の受験校を予定しているご家庭も多いでしょう。

 

 

■「不合格」を経験する初めての機会になる場合も

 

小学校受験を経験したことがないお子さんの場合、本格的な受験はこれが初めて、ということになりますね。

東京都のお子さんの場合、1月に千葉、埼玉の学校を「前受け」し、2月1日から始まる第一志望校の受験に備えます。

 

いくつかの学校を受験するのが今の中学受験。

考えたくはないですが、受験する学校の中には、「不合格」という結果になる学校ももちろんあります。

実力相応の学校を受験校として選択しているはずではありますが、やはりそういうこともあるのが受験です。

 

中学受験がお子さんにとって初めての受験の場合、生まれて初めての「不合格」経験となるかもしれません。

 

 

■親がうろたえるのはよくない

 

たとえ本命校、第一志望校でなくても「不合格」という結果を突きつけられるとお子さん同様親もショックです。

しかし、私が毎年親御さんたちにお伝えしているのは「親がうろたえるのがもっとも良くない」ということです。

 

自分が受けたテストの結果で親が打ちひしがれること・・・これがもっともお子さんの勇気を奪い、モチベーションを下げる行動です。

当たり前ですが、お子さんがもっとも信頼し、絶対に自分の味方でいてくれると信頼しているのがお母さん、お父さんです。

その親御さんが試験結果で打ちひしがれるほど、お子さんにとっては辛いことはありません。

 

「前受け校」でもしも不合格になったのなら「残念な結果になったのが練習(扱いでの受験だったと断じてください)でよかった、2月1日当日はこれを教訓に●●に気をつけて取り組もうね」

くらいに、親がどんと構えておくことです。

 

 

■「合格」は「ゴール」ではない

 

私が主宰する家庭教師「名門始動会」でお伺いしているご家庭のお父さん、お母さんには(というよりこれまで関わったすべてのご家庭に)お伝えしているのですが、中学受験はゴールではありません。

進学校が決まったら、またそこでの学びが始まり、それは高校、そして大学まで続きます。

 

もちろん社会に出たら勉強は終わりではなく、そこからこそがほんとうの学びの期間です。

 

大人になっても常に学びの連続だ、と大人はわかるのですが、ついつい辛い受験勉強をさせてきたという思いからか「もうがんばらなくても大丈夫」というメッセージをお子さんに送ってしまうご家庭があります。

 

学びは一生続くことですし、学びは辛いことや苦行ではありませんよね。

 

中学受験を通してお子さんに学んでほしいこと、知ってほしいことはまさにこのことです。

 

考えることが楽しい、知ることが楽しい、と感じて中学受験を乗り切ったお子さんは、必ずそれ以降の勉強でも楽しさや嬉しさを学びの中に感じて過ごしていくはずです。

 

お子さんが受験を乗り越えた先に「学ぶ・考える楽しさ」を中学、高校以降も経験していくスタートとなる中学受験になりますように。

中学受験勉強で得られる大きな財産とは

関西で受験が始まり、志望校の合格が決まったお子さんも多いと思います。
もうあとひと踏ん張り、というお子さんもいるでしょう。
首都圏では埼玉、千葉方面の学校で入試が始まりました。
東京、神奈川の受験まであと半月ですね。
この話は受験生ご本人よりも、お母さん、お父さんにすることが多いのですが、とても大切な話です。
■ 中学受験で得られる大切なもの
受験真っ只中、もちろん目指すは志望校合格ですね。
これまでがんばってきた成果を、当日出し切ってほしいと、どのお母さん、お父さんも思っているでしょう。
お子さんも全力で取り組んでいることと思います。
そんな受験を乗り切ったあと。
もちろん、いよいよ中学校進学ということで、ワクワクドキドキという気持ち、頑張るぞという意気込み、いろんな希望に溢れていることと思います。
さて、そこで思い出していただきたいことがあるのです。
中学受験で得られるもっとも大切なことの1つは「志望校合格」ですが、お子さんたちはその後中学、高校生活で非常に役立つことも、受験を通して身につけているのです。
それは「学習習慣」です。
■ 学習習慣が何よりの財産
とにかく毎日机に向かうという習慣、これは受験を通して得られる非常に大きな財産です。
受験を経験しなかった子どもたちの中には、この財産を持たずに中学生になる子も多くいるのです。
「勉強は毎日するものだ」という「常識」を身につけていることは、中学生や高校生にとって物凄く大きな財産です。
しかし残念ながら、受験が終わってから中学校生活が始まるまでの間に、この財産をすっかり失ってしまう子がいます。
受験が終わって「これで楽ができる」と思ってしまったお子さんです。
辛い(?)受験勉強を「これさえ終わったら楽ができるから」とがんばるお子さんは、実はそう多くありません。
受験勉強、塾での厳しい勉強も、辛いことばかりではないのです。
お子さんたちは、それなりに勉強を楽しんでいます。
塾の友達との切磋琢磨についてもそうです。
もちろん「合格」を目指して努力を続けること自体にも、達成感や充実感があります。
そうやって得た大きな大きな財産が、学習習慣です。
■ 受験が終わったら、親が評価と継続を
「受験が終わったら、一週間くらいはゆっくりさせてあげましょう」
私たちは親御さんに、こうお伝えしています。
また一方で、こうもお伝えします。
「一週間もすると、毎日勉強していない自分に『これでいいのかな』と感じるはずです。そのときが中学準備の勉強を始めるタイミングです。」
これはあながち嘘ではなく、実際そうなのです。
「あれだけ毎日勉強していたのに、毎日学校の宿題だけで友だちと遊んでいていいの?」
そんな気持ちにふとなるものです。
そのときにうまく親が評価と継続の促しをしてあげることが大切です。
「そうね。あれほど頑張ってきたんだものね。えらいね。でも勉強は中学校に入っても続くから、少しずつ準備を始めようか。」
そんなひとことで、中学への準備を後押ししてあげましょう。
学習習慣のリズムを、完全には絶やさないことです。
まずは受験をしっかり乗り切りましょう。
親としては、その後の中学校生活へのランディングもイメージしておきたいですね。 

中学受験 前受け校の合否をどう受け止めればいい?

みなさんあけましておめでとうございます。

受験生はいよいよですね。

■「前受け校」も真剣勝負

関西の受験生は、この週末が大阪・兵庫の入試日。
いわゆる「前受け校」が岡山の岡山中学校、岡山白陵中学校の場合、もう試験がありましたね。
四国の土佐塾中学校、北海道の函館ラ・サール中学校の県外入試も1月8日(月・祝)に行われたばかり。

いよいよ13日の入試に向けて、関西の受験生の皆さんは最後の追い込み、という状態ですね。

一方、首都圏は2月1日が東京、神奈川の統一入試解禁日ですが、今から1月下旬くらいの期間に千葉県、埼玉県の学校の入試日が集中しています。

前受け校に関しては、
・練習のつもりで受け、進学する予定はない
・受験結果によっては進学を検討する
などいろんな考え方で受験するご家庭があると思いますが、ぜひとも色んな面で受験から多くのものを得てほしいですね。

「前受け」と呼んでいるとはいえ、生半可な気持ちで受験に臨んでいる受験生はいないはずです。
受けるからには「合格」の2文字を得たいと思います。
どんな学校の入試でもそうですが、真剣勝負です。

中学校側から「うちに入学してください」というオファーがもらえるかどうか、という大切なプレゼンの場です。
入試の雰囲気、厳しさ、その他いろんなことを感じると思います。
もちろん合否という結果もそうです。
入試ですから、合格という結果もあれば不合格という結果もあります。

多くの場合、前受け校として選ぶのは「順当にいけば合格という結果を得られる可能性が高い学校」だと思います。
そんな受験でも、当日緊張して力が出しきれなかった、といった理由で不合格という結果になることもあります。

そんな結果の受け止め方として、少しお話しします。

■「前受け校」の合否の受け止め方

合格だった場合、ひとまずは「ひと安心」です。
このときあまり子どもを舞い上がらせず、「よし、この調子で第一志望校も受験しようね。当日の試験でポイントだったのはどんなことだったと思う?」と「勝因」を思い出させてあげてください。
それは「落ち着いて受験できた」かもしれないし「思ったより(思った通り)問題が易しかった」かもしれません。
勝因がどんなことだったとしても、その中から第一志望校の受験に活かせることは見つかるはずです。

「落ち着いて受験できた」のが勝因だったら、「●●中学校の受験生たちも、あなたと同じくらいの実力の子たちだから、焦らず落ち着いて問題に集中すれば良さそうね。」といった具合です。

さて、前受け校で不合格だった場合はどうでしょう。
第一志望校の受験日までに「気持ちのたて直し」が必要となる場合もあります。
「失敗したのが前受校でよかった」と一度気持ちに区切りをつけさせ、前を向かせるのもひとつの方法です。
前受け校として選んだ中学校の方には悪いのですが、本来は第一志望校に合格したかったのだから、と気持ちを前に向かせるのです。

わずか11才、12才の子どもの受験、大人以上に気持ちが結果に現れるものです。
これまででいちばん、お父さん、お母さんの支え、言葉がお子さんにとってありがたい数日、数週間になります。

親子でしっかり乗り切っていきましょう!

関西で中学受験開始 『前受け』に備えよう

今週は私が主宰する家庭教師「名門指導会」の関西統括、都関靖治さんのコラムをご紹介したいと思います。

関西のみなさんはぜひ参考にしてみてください。

 

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皆さん、こんにちは。

塾ソムリエ西村が主催する名門指導会において、関西エリア統括を担当している都関です。

西村のコラムページの場を借りて、関西の情報をお伝えしています。

 

 

■12月16日に海陽中等教育学校(特別給費)と岡山中学(B方式)の入試がそれぞれ実施されました

 

前回のコラムでは12月の「前受け」についてお話しさせていただき、岡山中学の2017年度入試問題(一部)のご紹介もいたしました。

その岡山中学のB方式入試が今年も12月16日に実施されました。

 

また、愛知県の海陽中等教育学校でも同じ16日に特別給費生入試が行われました。

海陽中等教育学校特別給費生入試の本年度の出願者数は男子403名、受験者は402名、合格者は63名でした。

試験科目が昨年度の4科から3科となり社会がなくなったためか、昨年度よりも出願者数が約7%増加しました。

 

しかし、実質倍率は、昨年度が13.9倍(出願者377名、受験者376名、合格者27名)であったのに対し今年度はほぼ半分の6.4倍となり、前年よりは易しい入試であったといえそうです。

 

 

■近畿統一入試日の直前にある1月の「前受け」

 

さて、2018年度の近畿統一入試日は1月13日(土)ですが、その1月上旬にも「前受け」のできる学校があります。下の表は近畿統一入試日に行われる主な「前受け」校を抜粋したものです。

 

入試日

男女

区分

中学校名

科目数

浜学園公開

A判定

日能研R4

1月5日

共学

岡山白陵

3科目

非専願47

専願43

非専願54

専願48

1月5日

共学

香川誠陵(県外)

3/4科目

38

37

1月7日

共学

愛光(大阪会場)

3/4科目

57

62

1月7日

男子

北嶺(大阪会場)

3/4科目

50

57

1月8日

男子

函館ラ・サール(大阪会場)

3/4科目

57

62

 

四国や北海道のうち2校は合格可能性80%偏差値も高く、「前受け」とはいえ、受験生もかなり緊張する可能性があります。

また、岡山白陵中学についても、阪神間から通学が可能な学校ですし、1月5日の1回だけしか入試が行われませんので、岡山白陵中学を第一志望とする受験生と競うことにもなり、こちらも「本番さながら」の「前受け」となりそうです。

 

 

■1月校の「前受け」準備

 

自分の学力(持ち偏差値など)が「前受け」校の合格可能性80%偏差値より十分に高い場合でも、「初めて」あるいは「本当の入試」ということもあって本来の実力を上手く発揮することができないこともあります。

持ち偏差値と「前受け」校の合格可能性80%偏差値とが近い場合はなおさらです。

従って、12月以上に1月の前受け校対策は大切だといえるでしょう。

 

とはいえ、塾の冬期講習や近畿統一入試日に行われる第1志望校の準備の方が優先順位ははるかに高くなりますので、「大量の過去問」に時間を割くことは現実的ではありません。

実際、過去問2、3ヶ年分程度しかする余裕はないでしょう。

しかし、記述問題の有無やその量、頻出分野など、「前受け」をする受験校の出題傾向などは願書を出す段階で確認が完了していることと思いますので、直前の準備は「今、これだけのことができるようになっているので大丈夫。心配はいらない」とプラスの気持ちで「前受け」に向かえるようにすることです。

 

そのため、過去問に取り組むときはその年度の合格者平均点を獲得するためにはどの問題を正解すればよいのかを逆算し、そのレベルの問題であれば必ず正解できることを改めて確認するようにします。

また、可能であれば「試験コピー形式(本物と同じ書式)」を準備して、テスト自体の量感や余白の広さなどを合わせて確認できるとベターです。

冬休みには理科・社会の用語に強くなろう

 
中学受験ポータルサイト「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」で主任相談員としてご一緒している辻義夫先生、馬屋原吉博先生の新刊が発売になるようで、見本をいただきました。 
 
「楽しくおぼえてアタマに残る 謎解き理科用語」 
「楽しくおぼえてアタマに残る 謎解き社会用語」 
 
という書名で、中を拝見したのですが、とてもよく考えられたつくりの書籍でした。 
 
理科・社会で構成は違うのですが、どちらも受験勉強で出てくる用語に関して、お子さんの興味が湧くような 
つくりになっていると感じました。 
 
たとえば理科は、4ページが1ユニットとなっており、1ユニットで入試によく出る項目1テーマを掘り下げています。クイズのようにエッセンスだけを抽出された入試問題を考え、そのトピックについての周辺知識を4ページの中で学ぶ、そんなつくりです。
 
たとえば、地球温暖化の原因の1つとされている温室効果ガス、二酸化炭素。悪者のように扱われることも多いのこの気体ですが、もしも二酸化炭素がなかったら、地球の平均気温は氷点下になることをご存知でしたか?
 
いい理科の先生の授業には、こんな話題が随所に盛り込まれ、参加している子どもたちは「もっと知りたい」という気持ちになります。そんな要素が散りばめられた書籍です。
 
なによりいいと思ったのは、理系科目がデキる子がどう考え、どんな頭の使い方をしているかを再現している点。(この点は非常に重視したとまえがきにもありました) 
 
社会は、いくつかのヒントを順に与えられ、そのヒントから「何県のこと?」「歴史上のどの人物、ことがらのこと?」を推測する、社会科版「連想ゲーム」。 
 
ヒントはレベル1〜5まであるのですが、5から順に、つまり難解なヒントから出てきます。
できるだけ初めのほうでわかった子がエライというわけです。
 
たとえば、次の県は何県でしょうか?
 
ヒント:
レベル5:ノルマントン号事件
レベル4:本州最南端
レベル3:高野山金剛峯寺
レベル2:熊野古道
レベル1:みかんの生産量全国1位
 
なかなかマニアックなヒントもあり、私も「ふむふむ、なるほど」と楽しんでしまいました。
2時間で日本の古代〜現代の歴史を語るというCDつき書籍も出されている馬屋原氏、さすがの充実度です。
 
今回も前作「頭がよくなる 謎解き理科ドリル」「頭がよくなる 謎解き社会ドリル」のときに続き、推薦者として名を連ねさせていただきました。 
 
今発売記念プレゼントキャンペーンを行っているようですので、この冬理科社会のテコ入れをと考えている方はキャンペーンページを覗いてみてください。 
 
※ちなみに上記の問題の答えは「和歌山県」でした!

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▼2022年11月18日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「<志望校・併願校の決め方 校風、偏差値と問題傾向から決める! 合格するための受験校の選び方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年10月28日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「小学4・5・6年生対象 めざせ合格「過去問」の正しい使い方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月30日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「飛躍的に成績を上げる!苦手克服 勉強法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月10日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【4・5年生】9月から偏差値10UPを狙うオンラインセミナー  毎年2学期に成績を上げるご家庭がやっている10個のこと」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年8月5日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験の「基本のキ!」令和4年度版 最新の中高一貫校の選び方から受験の傾向まで全部分かる!」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年7月21日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【2022年夏】確実に成績が上がる夏期講習の受け方 3つのポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年7月8日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「夏休みの学習計画!うまくいく方法  夏期講習を有効活用して力をつける!学習戦略の立て方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年6月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験を迷っている!?保護者必見セミナー 未就学・小学低学年から、親が知っておきたい「中学受験」の実像」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月27日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「自分で学習する子の育て方  中学受験、高校受験でも生きてくる「子が自走する学習法」を伝授します」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月26日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「6年夏休みに成績を大きく伸ばす6月・7月の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年4月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「家庭学習のやり方を指南  塾に通っているだけで、安心していませんか?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年4月14日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「夏休みまでに偏差値5UP 6年生GWで成績を上げる10のポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年3月18日(金)

「「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「頭のいい子が育つ! 学習環境のつくり方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年2月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナーわが子の合格に必要な学習は?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年12月17日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験・合格する家庭のつくり方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年11月19日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年10月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年9月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「苦手克服し成績を上げるコツ」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年7月16日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「7/16入試にも役立つ夏休み自由研究対策セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月26日(土)

新渡戸文化学園が主催するオンラインセミナー「中学受験へ向かうみなさまへ 中学受験って何? 大切なことは何?」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「親が知りたい中学受験のキホン」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2020年10月14日(水)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナー第2弾!過去問を活⽤する家庭学習のコツ」をにて、講師を担当させていただきました。にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年9月29日(火)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験 コロナで変わる!併願校の選び⽅/合格を導くための模試の問題⽤紙・答案⽤紙活⽤法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月12日(金)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「ウィズコロナ時代の中学受験を成功させる夏の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月6日(土)

増進堂 受験研究社が主催するオンラインセミナー「学校再開・塾再開にどう向き合うか」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2月19日(水)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年首都圏中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2 月6日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年関西中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年10 月11日(金)

淑徳与野幼稚園が主催する講演会「父母講座 我が子への根拠の無い信頼の大切さ」にて、講師を担当させていただきました。

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