投稿者: 西村 則康 Page 19 of 60

合否判定のテストに向けてすべきこと

皆さん、こんにちは。

塾ソムリエ西村が主催する名門指導会において、関西エリア統括を担当している都関です。

西村のコラムページの場を借りて、関西の情報をお伝えしています。

 

 

■志望校の合格可能性を判定するテストが本格的に始まります

 

学校でも新学年が始まり、6年生はいよいよ受験学年という気持ちで毎日の学習に励んでいることと思います。

同時に大手進学塾でも次のように4月から志望校の合格可能性を判定するテストが本格的に実施されます。

塾名

テスト名

実施予定日

日能研

実力判定テスト

4月8日

能開センター

中学受験公開模試 第3回

希学園

公開テスト

浜学園

公開学力テスト

四谷大塚

合不合判定テスト 第1回

サピックス

志望校判定サピックスオープン 第1回

4月15日

馬渕教室

馬淵公開模試 第2回

浜学園

合否判定学力テスト 第1回

4月22日

(五十音・日程順)

日能研はこれまでの「全国公開模試 実力判定テスト」が、5月からは「全国公開模試 志望校選定テスト」といった名称に変わり、成績資料に「自分の成績を基準に、志望校に対する可能性を確かめる(日能研HPより)」ことができる志望校判定情報が追加されるようになります。

四谷大塚も「公開組分けテスト」と異なり、「合不合判定テスト」では、「全国最多の受験生の成績結果と志望動向を、四谷大塚が持つ過去の膨大な合否データと照らし合わせて、 合格判定ラインを算出(四谷大塚HPより)」した詳細資料をつけてテストを返却します。

サピックスが実施する「志望校判定サピックスオープン」は、各教科1本であったテストが、算数と国語はAタイプが各35分、Bタイプが各45分、理科もAタイプ が20分、Bタイプが30分のように各教科2本となっています。AタイプとBタイプはそれぞれ、「知識の定着度と問題処理能力をみる問題(Aタイプ)、思考力と記述力を測る問題(Bタイプ)」という内容になっており、「2つのテストを受験することにより、より精度の高い形で志望校への適性や合格可能性を判定する(いずれもサピックスHPより)」ことができるものとされています。

このような2本立てのテストは、浜学園の「合否判定学力テスト」も同じです。そこで今回は、浜学園の「合否判定学力テスト」について見ていきたいと思います。

 

 

■浜学園の合否判定学力テスト

 

浜学園のHPではこの「合否判定学力テスト」について、「実際の入試出題傾向を踏まえた本格的なテストです。(中略)公開学力テストより多少難度を高め、出題形式も多様にして、入試レベルに柔軟に対応できるようにしています」と説明されています。それでは出題の特徴について具体的に見ていきます。次の表は、2017年4月23日に行われました「第1回 合否判定学力テスト」の出題分野と私が考える難度(A:基本問題 B:少し難しい基本問題 C:定番の問題 D:やや難しい問題 E:難しい問題 F:非常に難しい問題)です。

算数Ⅰ(試験時間50分 満点100点/平均点46.8点)

問題番号

主題分野

単元

配点

難度

(1)

数と計算

四則計算

5点

A

(2)

数と計算

等差数列

5点

A

(3)

数と計算

逆算

5点

A

(4)

割合と比

比例式

5点

A

(5)

数と計算

群数列

5点

A

(6)

立体図形

円すいの展開図と表面積

5点

A

(7)

数と計算

概数の逆算

5点

A

(8)

割合と比

連比と比例配分

5点

A

(9)

割合と比

割合と線分図

5点

B

(10)

和と差の文章題

平均算

5点

C

(11)

数と計算

最小公倍数の利用

5点

A

(12)

平面図形

円の面積

5点

B

(13)

速さ

流水算と比の利用

5点

C

(14)

平面図形

三角形の相似

5点

C

(15)

和と差の文章題

平均算と①解法

5点

D

(16)

割合と比の文章題

食塩水の濃さと比の利用

5点

C

(17)

立体図形

角すい台の展開図と体積

5点

C

(18)

数と計算

数の性質と特殊な倍数

5点

E

(19)

立体図形

サイコロの転がり

5点

F

(20)

立体図形

表面積の最大化

5点

E

 

算数Ⅱ(試験時間50分 満点100点/平均点50.9点)

問題番号

主題分野

単元

配点

難度

1

(1)

数と計算

四則計算

5点

A

(2)

四則計算

5点

A

(3)

時間の計算問題

5点

A

2

(1)

数と計算

四則計算

5点

A

(2)

繰り返しと余りの処理

5点

A

(3)

繰り返す数の和

5点

B

3

(1)

平面図形

区切り面積(等高図形の面積比)

5点

A

(2)

隣辺比

5点

C

(3)

まわりから引く

5点

C

4

(1)

場合の数

順列

5点

A

(2)

場合分けまたは余事象の利用

5点

C

(3)

平均または繰り返しの利用

5点

D

5

(1)

平面図形

転がり移動の作図

5点

C

(2)

描いた線の長さ

5点

C

(3)

線で囲まれた図形の面積

5点

C

6

(1)

速さ

最小公倍数の利用

5点

A

(2)

3点の重なり

5点

C

(3)

二等辺三角形を作る3点の位置

5点

E

7

(1)

立体図形

投影図の読み取り

5点

C

(2)

5点

D

2017年の4月に実施された「第1回 合否判定学力テスト」の平均点を見ると、「一問一答式の算数Ⅰの方が、大問形式の算数Ⅱよりも易しい」とは言い切れないように思われます。しかし、詳細に見ていくと、どの中学を受験する場合でも正解できるようになっておきたい問題(難度A・B)の配点は、算数Ⅰが55点、算数Ⅱが45点となっていますから、出題者の意図は、「算数Ⅰは受験知識の確認」であったと想像されます。

それでも結果として算数Ⅱの平均点の方が高くなっている理由は、この時期の受験生が「一問一答式の問題で失点をしてしまってはいるが、1ランク上の定番問題(難度C)を算数Ⅰよりも算数Ⅱで多く正解できた」からではないかと思われます。

 

 ■合否判定学力テストに向けた準備

 さてこのように見てくると、「第1回 合否判定学力テスト」は、基本問題(難度A・B)を全問正解できればほぼ平均点に達し、定番問題(難度C)で得点を上乗せできると偏差値50を超えていくことができそうです。それでも実際には得点が20~39点の受験生が、受験者数の25%弱を占めています。

ですから偏差値50を目標とする場合は、①基本問題レベルの知識確認、②四則計算問題を含む基本問題を必ず正解させる練習の2点が合否判定学力テストに向けた準備になるといえます。また、難度Cまでを全問正解できれば上位100位前後の得点に達しますから、偏差値56以上が目標である場合も、①定番問題の知識確認、②定番問題を必ず正解させる練習の2点が合否判定学力テストに向けた準備になるでしょう。

これらの準備はいずれもマスターコースのテーマ教材や演習教材を利用して行うことができます。出題分野が広範囲なのですべての準備は時間的に難しいでしょうから、まずは「平均的だとは思うけれどもう少し伸ばせそうな気がする分野」、「少し苦手な分野」の順に、これらの教材を利用しておさらいをしておくとよいのではないかと思います。

新著が本日発売になりました

新著「いちばん得する中学受験」が本日発売になりました。
今回は中学受験ポータルサイト「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」で主任相談員としてご一緒している辻義夫氏との共著ですが、これまでにない視点で書いたものです。
私も辻氏も、中学受験をするなら進学塾は必須で、塾に通わせ始めるベストなタイミングは新4年生、つまり小学校3年生の2月だと考えていて、これは変わりません。
なぜなら、塾のカリキュラムが4年生〜6年生の4年間で完結するようにできているからです。
 
一方で、どの塾も4年生の塾生にくらべて5年生、6年生の塾生が多いのです。
つまり5年生、6年生から通塾を始めるお子さんも一定数いるということです。そんなご家庭はどんな受験計画を立てればいいのでしょう。
そんな疑問にも答える書籍になっています。
 
またお子さんがまだ低学年で、それでも数年のうちには中学受験が現実の問題として上がってくるな、というご家庭へのガイドとしても役立てていただけるものにしました。
 
低学年のおこさんの親御さんからすれば、3年生の2月というと「ついこの間小学校に入学したばかりなのに、こんな時期から勉強漬けの毎日にさせるの?」といった悩みや不安もあるようです。
 
しかし、小学校4年生は中学受験の勉強を受け入れる度量が備わってくる時期でもあるのです。
また、「中学受験=勉強漬け」でもありません。日常生活を楽しみながら受験を乗り越えるご家庭も多くあります(実際そうしていただくよう私たちもオススメしています)。
 
受験学年になると習いごとをやめるご家庭も多いですが、一方で受験まで続けられるご家庭も一定数あるのです。
 
何がいいたいのかというと、中学受験のためにすべてを犠牲にする必要はないということです。
ご家庭によって大切なことはそれぞれ。
 
 
そんな思いで作られている書籍です。
 
今日から、主任相談員を務めさせていただいている中学受験ポータルサイト「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」で発売記念キャンペーンを行ってくださっているようです。
 
興味のある方は覗いてみてください。
 
 

『定番塾』の勉強と入試問題がズレ始めている!?

■「研究会」を開催しています
主宰する家庭教師「名門指導会」の先生方と、関西も含め月3〜4回研究会を実施しています。
その研究会の中で今月話題にあがったのが、奇しくも東西の「トップ塾」の話題です。
御三家、灘中などの多くの合格実績を出し、「難関中に行くなら◯◯塾」と多くの親御さんから認知されている塾。
その「定番塾」に、若干疑問が湧いてきているのです。
ある最難関中学校に特化した模試を長年行い続けてきたことで、子どもに演習させる「◯◯中対策問題」には事欠かない塾。
合格者数も全国一を保っています。
でも、それを実際やっているお子さんは「これは◯◯中で出る頻出パターンだから覚える」という学習パターンになっている・・・。
よくある話です。
中学校側としても「過去問の『パターン』をすべて暗記している」というお子さんに来てほしいのではなく、初めて見る問題にも臆することなくチャレンジしてくれるお子さんを求めているのですが、塾のデータベースが完璧すぎてミスマッチが起こっているのではないか、と感じるのです。
興味深いのは、首都圏でも関西でも同じような現象が起こっていることです。
塾に行って勉強していることが、結果として「暗記型」になって「自分で考える」というスタイルになっていないのです。
■最上位の子は対応するのですが…
早い時期から頭角を現し、塾の最上位クラスを突っ走って最難関中に合格、という子も中にはいます。そんな子は、塾で与えられる大量の問題にも対応します。なんならもっと精神年齢の高い子なら、さっさと自分で取捨選択して、自分に必要のない問題は切り捨ててしまうでしょう。
でも「遅咲き」の子に、今の進学塾のトップクラスの内容を小さいうちから与えてしまうと、早い時期に潰れてしまうのです。
もっとゆっくり受験勉強を進めてあげれば、勉強自体がもっと充実感に満ちたものだったろうし、結果も良かったはずなのにな、という例が目立っているということです。
■中学受験は「またとない機会」
私は、中学受験は子どもたちにとって「またとない機会」だと思っています。
なぜなら、中学受験は若干11才、12才の子が高度な思考の鍛錬を積むことで大きく成長する機会であり、しかも多くの大人が持つ「子どもにこんな高度なこと考えるの無理でしょ?」という先入観はいい意味で裏切られることを知っているからです。
中高一貫都立校なども多くなってきた今、私立中も「思考力」「判断力」「表現力」を問う問題をさらに出題するようになってきています。
私たち「受験サポート」を行う立場の人間も、しっかり対応していかねばと考えているこの頃です。
2018年3月14日「2018年入試からわかる 2019年入試までにすべきこと」セミナー後。
急遽お母さんたちとの座談会になりました(^^)

いちばん得する中学受験

■新著(共著)が発売になります

中学受験ポータルサイト「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」で主任相談員としてご一緒している辻義夫さんとの共著「いちばん得する中学受験」(すばる舎)が、3月21日(水)発売になります。

おもに書籍の本文は辻さんが中心に、私も少しお手伝いさせていただき、コラムは私が担当しました。

辻義夫さんは従来から「ワクワク系中学受験理科」と評される授業、というより存在で、私もけっこう長い付き合いになるのですが、こんなに楽しく理科のことを考え話す人、そして話せる相手はいないという存在です。
何度も彼の授業、イベントやセミナーでの話を聞いていますが、これがとても面白いのです。

■「空気抵抗」を子どもに実感させる

たとえば、中学受験の理科では「空気抵抗」について生徒たちに話をすることがあります。
ガリレオ・ガリレイがピサの斜塔で行った実験の話などもしてあげるのです。
大きく重い鉛玉と、小さく軽い鉛玉を同時にピサの斜塔から落としたら、同時に地面まで落下した、という話です。
「へ〜」とヤンヤヤンヤの子どもたちですが、お話だけでは腑に落ちる「実感」までは至りません。

そこで彼は、傍らにあった1枚のプリントをとり上げ、お子さんたちに見せます。
「は〜い、じゃ今からこの紙を落とすから、よく見ててよ。」
そして自分の頭の上くらいの高さで、その紙を放します。
ひらひらと舞いながらゆっくりと落ちるプリント用紙。
子どもたちは神妙な顔つきでその様子を観察しています。

次に彼はこう言います。

「じゃあ、この紙を丸めてみるよ!」

くしゃくしゃと紙を丸め、同じ高さから手を放すと、紙は先ほどとは違ってストンと地面に落ちます。
「あ!」
さっきはゆらゆらと舞いながら落ちていた紙が、くしゃくしゃと丸めただけであんなにストンと落ちる・・・。

ここで子どもたちは「空気にふれる面積が大きいと、空気に邪魔されて落ちにくい」ということを実感します。

■今までの思い込み、常識を疑え

そんな工夫に満ち溢れた辻さんとの共著で、お互い面白いことに気づきました。

私も彼も「中学受験するなら、基本的には大手進学塾に通わせるべき」そして「受験塾に通わせ始めるベストな時期は、4年生から。つまり3年生の2月」という考え方で、それは今も変わっていません。

しかし現実的には、どの大手進学塾も4年生の塾生より5年生の塾生の方が、生徒数が大幅に多いのです。
つまり多くのご家庭が、お子さんが5年生の時から受験塾に通わせ始めているということを物語っています。
ならば、現実的に5年生、6年生から「中学受験する!」となったお子さんはどうすればいいのか、伝えなければならないのでは?

あるいは「大手塾に通わせるのがベストなのはわかるけど、その他の塾じゃダメなの?」そんなお母さんにも多いです。そんな問いにも答えを渡さなければならないのでは?

「うちはガッツリ御三家ってわけじゃないけど、通いやすいところでいい学校があるなら考えてみたい、というご家庭もあります。

そんなご家庭にもピッタリの中学受験入門書が「いちばん得する中学受験」です。

興味がある方は、ぜひ手にとってみてください。
中学受験ポータルサイト「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が19日から予約発売記念キャンペーンを開催してくれるようです。
ぜひ読んでみてください。

(関西)塾の春期講習をどう活用する?

皆さん、こんにちは。
塾ソムリエ西村が主催する名門指導会において、関西エリア統括を担当している都関です。
西村のコラムページの場を借りて、関西の情報をお伝えしています。

■春期講習が近づいてきました

新学年がスタートして、はや1ヶ月が過ぎました。
新しいクラスや教材に慣れたかと思うのも束の間、あと半月もすれば春期講習がやってきます。
そこで今回は、この春期講習についてお話をしたいと思います。
一般に春期講習や夏期講習などの特別講習は、5年生までは多くの塾で復習中心のカリキュラムとなっています。

しかし、6年生の春期講習は塾によってかなりの違いがあります。
下記は、各塾の過年度の春期講習の算数についてまとめたものです。(最新の情報につきましては塾からの案内などでご確認ください。)

■春期講習のタイプは主に4つあります

上の表のように、春期講習の位置づけは塾によって大きく異なっています。
最難関中に強いといわれている浜学園の春期講習は、「5年生までの知識を総動員して考える(春期講習の案内より)」経験を持たせるため、クラスを「志望コース別クラス編成」として、2、3月に学習した単元とは異なる「平面図形」や「立体図形」に取り組む、春期講習専用のカリキュラムとなっています。

一方、全国規模で展開する日能研の春期講習は、「志望校合格に向けて、実力どおりの結果が出せる知識と考え方を育てる(春期講習の案内より)」ためにクラス分けテストに基づく「学力別クラス編成」をしながらも、取り扱う単元は2、3月に学んだ「数の性質」、「場合の数」、「文章題」という、知識の復習とそのアウトプットを練習するカリキュラムとなっています。

首都圏が中心としながら、関西にも4校を展開するサピックスは、春期講習を「先取型の浜学園」と「復習型の日能研」の中間に位置づけていると言えそうです。
しかし、馬渕教室はこれらの3つのタイプとは全く異なり、通常の授業をそのまま進行させていきます。

■春期講習までの準備は塾によって異なります

このように春期講習の位置づけが塾によって異なりますから、春期講習までに家庭学習でしておくことも、お通いの塾によって自ずと違ってきます。

浜学園の春期講習は5年生の知識を用いての先取学習ですから、5年生で学んだ「平面図形」や「立体図形」に弱点がある場合は、春期講習までの2週間ほどの間にそれらをなくしておかなければいけません。
弱点を残したまま春期講習を受けることになると、「解けない」「わからない」だけになってしまう危険性があるからです。

また、6年生の2、3月内容である「数論(数の性質、数の規則性など)」の補強が必要な場合は、春期講習カリキュラムとは別に、独自で取り組むことになります。
一方、日能研の春期講習は2、3月で学んだことの復習ですから、「春期講習まで特に家庭学習ですることがない」ように思えます。

しかし、2、3月のカリキュラムテストの復習や直しが十分でないために、「本科教室」で理解できなかった内容が春期講習の授業時間中に「わかる」「使える」ようになれず、家に帰って「宿題ができない」という、お悩み相談を受けることも少なくありません。

既習範囲ということで一からの説明が行われないことの多い春期講習で「わかる」「使える」ようになるためには、やはり春期講習までの間にカリキュラムテストの復習や直しなどをしておかなければいけません。

春期講習が復習の機会ではない馬渕教室の場合も、6年生の2、3月内容である「数の性質」、「規則性に関する問題」に弱点があれば、小学校の春休みを利用して補強をすることになりますから、それまでに「何について補強すればよいかの洗い出し」が必要になります。
また、他の塾はこの期間中にレベルに応じた「先取」や「復習」をしていますから、それと同等の家庭学習の計画も場合によっては必要となってくるでしょう。

春期講習は塾によってその位置づけや取り組む内容に違いがありますが、春期講習が始まるまでにご家庭での準備が必要であることに変わりはありません。
これから春期講習までの約2週間を利用して、春期講習をより実りのあるものにしていきましょう。

2月の勝者

■よく中学受験を表現しているマンガ「2月の勝者」
表題のマンガが小学館「ビッグコミックスピリッツ」に連載されているのですが、作者の高瀬志帆さんは私の著書を参考にしてくださったそうです。
お会いして話をさせていただきましたが、とても魅力的なお方でした。
もちろんマンガなのでデフォルメされていますが、塾業界をよく表している、とてもおもしろいマンガです。
このマンガの中で「お客さん」という表現が出てきます。
塾の成績下位者をさして、授業料を納めてくれる(だけの)存在、ということを表す言葉です。
確かに、進学塾では上位クラスを担当する講師ほどスキルが高い、という傾向があります。
発展問題など難度の高い問題をうまく教えなければならないですし、クラスのメンバーも精神年齢の高い子が多いので、ベテラン講師が上位クラスを担当、いわゆる新米講師が下位クラスを担当するという、このマンガのようなシチュエーションは実際に「ありがち」なのです。
必ずしもベテラン講師がよくて新人講師がよくないというわけではありませんが、進学塾という場所は成績上位の子に合わせてすべてのサービスが設計されているという側面は否定できません。
「同じ授業料を払っているのに、どうしてうちの子のクラスにはいい先生をつけてくれないんでしょう。」
そんなお声を聞くこともあります。
確かに一般のサービス業では、高いお金を払えば上質なサービスを受けることができます。
でも塾では、いくらお金を払っても成績が良くなければ良いサービスを受けられない。。。
そんな側面があるのです。
■塾のサービスをできるだけ享受するには
誤解を与えたくはないのですが、塾は「成績上位者だけを優遇するサービス」ではありません。
成績下位者のクラスでも、担当している先生方は必死です。
なんとか底上げし、希望の学校に合格してもらおうと懸命にがんばっています。
しかし
「開成中◯◯名合格」
ということばのインパクトは、中堅校や偏差値レベルが低い学校にくらべて圧倒的に大きいのです。
塾という営利企業の性質上「上位校に何人合格させているか」は大きな宣伝材料であり、命綱です。
でも、うちは必死で御三家を目指させたいわけじゃないとか、そんなに目の色を変えて受験に臨ませたいわけじゃない、習いごとや遊びや趣味なども尊重させつつ、無理なく受験させたい、そんなご家庭には「開成合格者数◯◯人」よりも大切なことがあります。
それは、我が子の現状を細かく理解してくれていて、今、これから何をすればこの子が伸びていくか、この子にとって最良の学習メニューは何かを考えてくれること。
そんなお手伝いを塾に望めるとしたら、やはり担当者と会話することだと思います。
先程も書きましたが、担当の先生は必死にがんばっています。
成績が悪いからサービスを中途半端に行う、そんな先生は現場にはいないはずです。
塾全体としての方向は、やはり成績優秀者が出す実績を大きくする方向に向いていますが、現場の先生方は目の前のあなたのお子さんの成績をあげたという純粋な気持ちで頑張っているのです。
だから、「塾のサービスを最大限に享受する方法」があるとすれば、そんな先生方と会話することです。
「◯◯くんのお母さん」の思いを現場の先生に伝えること。
家庭教師をしていていちばん幸せなのは、つねにお子さんと親御さん双方と対話ができること。
個別指導の塾ともちょっと違っていて、その家庭そのものとお付き合いできるところが最大の魅力だと思っています。
塾の内情を描いたマンガを読んで、そんなことをあらためて考えたのでした。

2018年中学入試 理科の「思考問題」が増えた!?

2018年の入試もほぼ終わり、名門指導会の講師たちとともに問題分析を重ねています。

■「思考力問題」が増えた?

理科の入試問題を分析していると、どの学校も思考力を問いたい、考える力のある子を選抜したいという意図を持って入試問題を作成されていると強く感じます。

もちろん、思考力のある子をとりたくないなんて学校はないわけで、過去も今も学校の入試問題作成者は懸命に入試問題をく工夫されているのでしょうが、ここ2〜3年は、さらにそれを強く感じます。

ただ、「相手は12才の小学6年生である」ということを考えると、あまり突飛で大人向けな問題にせず、12歳なりに様々なことに興味を持ち、しっかり思考力や観察力を養ってきたかどうかをみる問題作成は、とても難しいと思います。

そのあたりのセンスというか、さすがと思わせるのは麻布の問題だと前回述べましたが、武蔵の「お土産問題」も相変わらずユニークです。

袋の中に入っているものに関して洞察するというのがいつものパターンですが、今年は食品の保存などに使うジッパー付きのビニール袋についてでした。
ふだん何気なく使っているものですが、考えてみれば開けやすく、勝手には開きにくいつくりはどうなっているのか。

まさに子どもなりの観察力を問う、良い問題と感じました。

麻布中も数年前、様々な飲み物のペットボトルについて考察させる問題を出題していましたが、ふだんから「もののつくり」に関して考える習慣をつけておくといいですね。

■セミナーを行います

上記のような入試分析を踏まえ、2018年2月21日に渋谷でセミナーを行います。
このコラムをお読みいただいている頃には、すでにセミナー後かもしれません。
とても好評で、たくさんのキャンセル待ちをいただいているので、同じ内容のセミナーを再度行うつもりにしています。

私が主宰する家庭教師「名門指導会」主催のものも含めて、これで今年に入ってセミナーはすでに2回目。
大・小様々、そしてテーマも様々に、今年もできるだけ開催していきます。

■上位校だけが中学受験じゃない

今関わらせていただいている書籍のテーマが、いわば「みんなの中学受験」なのですが、「みんなの」というのは「中学受験は限られた人たちだけの、特別なものじゃない」というニュアンスです。

「別にトップ校を狙うわけじゃないし、うちには関係ない」
「小学生のうちは外を駆け回らせてあげたい」
「友達と遊べないなんて可愛そう」

そんなイメージを持っている方も多い、中学受験。

でも、ある日突然

「ぼく、中学受験したい!」

とお子さんが言い出すかもしれません。

あるいは仲良くしていた友達が「中学受験する」と宣言、受験準備に入ったりして、心がざわつくようなこともあるかもしれません。

私は昔から「日常生活の延長線上に中学受験もあるべき」と思っていますが、近年ますます「身近」なものになってきたのではとも思います。
なにより「現実、中学受験するとなったらどうなるの?」という現実的な知識は持っておいて損がないと思います。

そんな「とても身近で現実的な中学受験」といった内容になりそうです。

ある方との共著なのですが、近々みなさんにもご報告できそうです。

興味のある方はお待ちくださいね。

2018年、開成中と麻布中の出題傾向は変わったか

首都圏での入試もほぼ終わり、進学校が決まったお子さんも多いのではないでしょうか。

若干の変動はあったものの、首都圏の主要校の倍率などは例年同様でした。

今年なにより関係者の話題をさらったのが、開成中学校の算数が非常に易しかったこと。
開成出身の名門指導会のトップ講師も「OB会でも話題になるのでは」と言うほどでした。

実は、今年ほどではないにせよ開成、麻布の(筑駒を除けば)トップ2の出題傾向は例年対照的で「処理力の開成、思考力の麻布」という印象を持っている人も多いと思います。

開成の理科、社会の平均点の高さは例年有名で「ミスすると落ちる」典型的な出題です。
受験者平均で8割、合格者平均では9割に迫る平均点は「開成の理社で合格はできないが、不合格はあり得る」という通説を生んでいました。

ところが今年は算数も同傾向。

受験したお子さんたちも戸惑ったでしょう。
算数が得意なお子さんは、試験時間を持て余したのではないでしょうか。
そんな問題でした。

算数で差をつけたい、と思っていたお子さんたちは「なんでこんなに簡単なんだ!?」と思ったでしょう。

一方、麻布は例年通りの「思考力勝負」の出題。
開成とは逆に、受験生が「今まで受験勉強でやってきたことは何なんだ?」と思ってしまうような出題。
その場で条件を与えられ、その場で考える。
使わなければならない知識は最小限。

対照的な2校ですが、「らしい」といえる出題でした。

いずれにしても、何か特徴的な対策をするのが効果的というよりは、算数の「地アタマ」を鍛えるのが効果的と考えられる出題です。
条件設定をその場で与えられて考える麻布、そして「やるべきこと」がわかっている状態でミスなく確実にやりきることが求められる開成。

私が例年楽しみにしている2校の問題、今年も「らしい」ものでした。

来年に向け、しっかり準備していきましょう。

2018年中学受験 関西の入試を振り返る

皆さん、こんにちは。

塾ソムリエ西村が主催する名門指導会において、関西エリア統括を担当している都関です。

西村のコラムページの場を借りて、関西の情報をお伝えしています。

 

 ■関西エリアの2018年度 中学入試を振り返る

 

少子化が話題になる昨今ではありますが、中学受験をする6年生の人数は、2015年を境に再び上昇傾向にあります。

NHKの「けさのクローズアップ」でも、「首都圏では、今年小学6年生の5人に1人、およそ6万人が中学受験をするとみられるとありました。受験者の数は一時、不況の影響で減りましたが、ここ3年は増え続けています」(1月15日放映)とも報じられていました。

関西エリアでは2018年度の中学入試が終わりましたが、結果をみると、この流れのように、最難関中や人気校の受験は昨年以上に厳しい入試となっています。

下記は、このブログを書いている時点で、学校HPに公開されている2018年度と2017年度の入試結果の一部をまとめたものです。

偏差値 中学校名 2018年 2018年 実質倍率
募集定員 合格者数 2018年 2017年 増減
    (ポイント)
男子64  男約180 252 2.88 2.76 0.12
女子64 洛南高等学校附属  男女280 71 3.58 3.4 0.18
男子 210 2.62 2.14 0.48
併願64
専願58
男子61 東大寺学園  男176 373 2.44 2.46 ▲ 0.02
女子63 西大和学園  女約40 51 5.61 5.49 0.12
男子60  男約180 471 2.27 1.93 0.34
男子59 大阪星光学院  男190 284 2.57 2.1 0.47
男子59 甲陽学院  男200 222 1.81 1.68 0.13

※偏差値は、「浜学園 2018年度入試用 小6 浜学園 公開学力テスト 偏差値一覧」(2017年10月8日時点)より、A判定の値を抜き出したものです。

この表のように、東大寺学園中の実質倍率が2017年度入試と比べてわずかに低くなったことを除くと、最難関中や人気校は、軒並み、前年よりも実質倍率が高くなっています。

特に募集人数が少ない洛南高校附属中と西大和学園中の女子においては、それぞれ約3.6倍、約5.6倍となっており、非常に厳しい入試が続いています。

 

 

■2019年度 中学入試予測

 

正確なところはこれから実施される各塾の新6年生を対象とした模擬テスト受験者数の推移を見ていかなければわかりませんが、国公立・私立中の受験人気はおそらく来年度も続くことと思われます。

というのも、この中学受験人気の大きな要因のひとつに、2020年度の大学入試改革があるからです。

今回の大学入試改革では、これまでの知識重視の形から「思考力」「判断力」「表現力」などを評価する方針に変わり、それにともない、センター試験も「大学入学共通テスト」に変更され、記述式の問題が導入されることになっています。

中学入試を行う中高一貫校であれば、これらの変更にいち早く対応してくれるという期待が、小学生のお子さんを持つ保護者にあることが、ここ数年の中学受験者数の増加に繋がっていると考えられるからです

事実、2017年度の入試でも、首都圏屈指の難関中である駒場東邦中(サピックス 80%合格偏差値60)において、「今まで算数を学んできた中で、実生活において算数の考え方が活かされて、感動したり、面白いと感じた出来事について簡潔に説明しなさい」といったように、つるかめ算や相似の解き方などと全く異なる記述の出題があり、中学入試を行う中高一貫校がいち早く2020年度の大学入試改革に対応しようとする動きが見られます。

 

 

■これからの受験勉強

 

とはいうものの、中学入試問題の大半はこれまで通りの問題が中心です。

算数の場合ですと、「記述」といえども多くは「理由説明」になります。

実際、2018年度の灘中2日目算数の問題3に記述問題の出題がありましたが、「第7部分列に並んでいる数のうち、一の位が1である数は、(理由①   )から、その個数は第6部分列に並んでいる数の個数と同じです」のように、解き方の理由を書くものでした。

従って、これからの受験生に求められるものは、問題を解く力と、その解き方を「紙の上に書いて残す」力だと言えます。

ですから、もし、お子さんが「条件整理をしない」「途中式を書かない」「答えさえ合っていればいい」といった傾向が見られるようでしたら、6年生の早い段階で、問題の正解・不正解にかかわらず、テキストやテストの解答・解説を読んで自分なりに「納得」し、答案の書き方を学び、採点者に伝わる答案を作る家庭学習となるように、お父さん・お母さんをはじめとした、周りの方々がサポートしてあげていってください。

塾の新年度、1年を見通しておきましょう

いよいよ木曜日、東京都の中学入試がスタートします。
がんばってきた6年生のみなさん、しっかり実力を出し切ってください。
5年生以下のみなさんは、間もなく新しい学年が塾で始まりますね。
新学年でお伝えしておきたいことは、1年という時間をいくつかのパートに分けて考えてほしいということです。
2月に新学年が始まり、およそ2ヶ月勉強すると春休みです。春期講習がありますね。
この2ヶ月で学習したことが、学年が変わってカリキュラムが早く、難しくなった中でしっかり身についているか。
春期講習の様子、あるいはそれまでの勉強の様子でわかると思います。
もしも「うまくいっていないな」と感じるのなら、春休みに何らかの手を打てばいいことがわかります。
塾の講習を受けるべきかどうか、といった検討もできますね。
そして、4月〜7月の学習ステージ。
夏を控え、できればあやふやな単元は残しておきたいくないところです。
このときも、やはり親御さんから見たお子さんの学習の様子で、夏をどう過ごすかを決めましょう。
特に夏は「受験生の天王山」と言われますが、単純に期間の長さだけを考えても、重要な期間です。
積み残し、あやふやな単元などがあるなら、何らかの方法で埋めておきたいですね。
塾によっては夏合宿があったり、夏期講習以外の「特訓授業」が夏休みの終わりにあることもあります。
本当にそれらの行事や特訓講座を受けるのがいいのか、真剣に検討が必要です。
夏前後に限りませんが、塾のイベント講座や特訓授業の是非は、家庭教師や個別指導教室などセカンドオピニオンを得られるサービスを受けている方は、ぜひ参考にしてください。
夏が終わった9月から12月、学校行事なども多く「振り返り」が難しい時期です。
あらかじめこの時期はそういう時期だと把握し、こまめにテストの結果や授業の様子などをチェックするようにしたいですね。
学校での2学期が終わると6年生はすぐに受験本番、5年生までのお子さんは次の学年が迫ってきます。
このように慌ただしい受験生の1年だからこそ、年度の始まりにしっかりここから先1年の見通し、予測を立てておくことは大切です。
新年度、着実に歩んでいきましょう。 

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