志望校別特訓の参加資格を得るために必要なこと part2(関西版)

今回は、日能研(関西)と馬渕教室の夏期講習についてお話ししていきましょう。

日能研編

・所属コースによる学習時間の差

日能研では所属するコースにより、夏期講習の授業時間数も学習内容も異なります。

お子様の所属するコースの講習内容を確かめて、夏休みに実行する家庭学習内容を決めたいですね。

6年生の灘特生の場合、夏期講習会にすべて参加すればほぼ自学時間は取れないと考えておくべきでしょう。

                                                               
 

・復習に適したテキストを生かす

日能研の講習会テキストには、復習テキストとしてのまとまりの良さに定評があります。

最低限の学習内容が網羅され、必要な演習量が確保されているためです。

しかし、ただ参加しているだけでは弱点の確認にしかなりません。

弱点強化を実現するには、事前準備が必要です。
 

・講習の事前準備

夏期講習会を実りあるものもするための秘訣は事前準備です。

夏期講習会の内容は1学期の復習です。そこで、1学期に受けたカリテを精査しておきます。

どの問題が解けなかったを確認しておき、講習会テキストが手元に届いた時に照らし合わせてチェックしておいてください。

以前のカリテで解けなかった問題を解けるようにすることを目標に授業を受けることで、メリハリがつき集中力を高めることができるのです。

そして、今回は解けるようになれば成功です。
 

・オプション授業の選択

日能研では、夏期講習会の前後にあたる時期に短期実力養成講座があります。

この講座は、カリキュラム、ネーミングが魅力的なのですが、例えば5年生では割合、平面図形、天体をそれぞれ1回で消化するものです。

とても大切な単元なので魅力的なのですが、実はどの単元も1回の授業で完結できるものではありません。

むしろ、ご自身でこれまでのカリテでで解けなかった問題を解けるようにじっくりと勉強する方が効果的でしょう。

 

馬渕教室編

・他塾とは異なる内容

夏期講習会の学習内容として1学期の復習をする塾が多い中、馬渕教室は平常の本科授業を進めていきます。

普段より進度が早いので、注意が必要です。

また、このため他塾が実践しているスパイラル学習(既習範囲の繰り返し学習)の機会が少なくなっています。

長期休暇中に今までの抜け落ちを拾い上げる予定のお子様は、独自に休暇中の学習プランが必要になります。
 

・ターム制の功罪

馬渕教室の夏期講習会は、ターム制をとっています。

夏休みを5つのタームに区切り、学習を進めて行くものです。

低学年では、塾のある期間とない期間が明確に別れており、日程上は独自の学習プランやご家庭での予定が組みやすいと言えるでしょう。

しかし、6年生上位コースともなると、すべてのタームで授業やイベントが実施されるために、空き時間がかなり限定されることになります。

よほど上手く予定を組まなければ弱点補強などの独自の学習プランを実践する余裕がないと言えるでしょう。
 

・教室間で異なる対応

また、馬渕教室では自習室の設定などは教室ごとの判断に任されているようです。

受験生のお盆休みの予定も教室によって変わることがあるのです。

「他塾では授業があるのに、うちの子は家にいて大丈夫?」と言った不安も聞かれます。

自分のための勉強ができる絶好のチャンスですが、全てをご家庭でとなると大変ですね。

この期間は、他塾のイベントや個別指導教室などをうまく活用しましょう。
 

・弱点強化の実現

6年生上位コースでは拘束時間が長く、休みの日も限られているために、独自の学習に充てる時間設定についても事前の準備が必要です。

「まとまった時間はどこで取れそうか」など予定の確認をして学習内容とすり合わせをしておきたいですね。

オプションのイベントは、志望校をターゲットとしているテスト以外は外しても問題はありません。

また、その他のお子様では、普段より早いペースの授業進度について行きながら消化できるプランをつくっておくことが大切です。

やはり、その進度を想定しての事前準備が必要になるのです。

                                                                      (都関)
 

集団塾のプレッシャーに参っている。(part2)

集団塾から受けるプレッシャーにはいくつかの種類があります。

1 「こんな問題ができないのか」というような罵倒の言葉を聞いて、萎縮してしまう。

2 こなしきれないと感じるほどの多量の宿題を前に、ストレスを高めてしまう。

3 演習時間もテスト時間も短く、いつもあたふたしてしまう。

4 成績が上がらないのは、自分の努力が足りないからだという自己反省の袋小路に落ち込む。

などなどです。

1 「こんな問題ができないのか」というような罵倒の言葉を聞いて、萎縮してしまう。

「こんな問題ができないのか!」「前にも説明したろ!何を聞いていたんだ!」

罵倒の言葉を聞いてなお、やる気を奮い起こせる子供はほとんどいないと思います。

でも、このような言葉を不用意に投げつける講師はまだまだ多いようです。

 

ある、体育会系の講師が多い大手塾の小5生のお母さんから相談を受けました。

「クラスの宿題をやってこなかった生徒が叱られているのを聞いて、怖がってしまっているのです。

また、質問を持って行った友達が「こんな問題ができないのか」と怒鳴られるのを聞いてしまって、質問できなくなってしまった。」

自分が宿題をしていかなかったわけではないのに、クラスメイトが怒鳴りつけられるのを聞かされるのは、いい迷惑ですね。

その講師にとっては、一人の生徒をスケープゴートにすることで、自分の強制力を高める効果があったことでしょう。

このような事例は、特定の塾に頻出する傾向があります。また、同じ塾でも校舎によって大きく異なるのです。

どうやら、その塾全般に蔓延する講師の気分が基盤となり、指導現場のベテランの言動に触発されてエスカレートするもののようです。
 

この解決方法は、子供が怖がっていることや嫌悪感を持っていることを認めてあげることから始めてください。

「そんな言い方を聞かされたらお母さんだっていや~な気持ちになるわね。」

という会話からはじめてくだい。

「あなたは感受性が鋭いし、クラスメートの心の痛みや恐怖を感じることができたのね。」と、

そのときの子供の気持ちの変化を認めてあげて欲しいのです。

その後は、機会があるごとにクラスの雰囲気を聞いてあげてください。

お母さんは、いつも私の味方なんだと感じてもらうことが大切なのです。軽症の場合はそれだけで解決することもあります。
 

でも、その講師が確信犯的に何度も同じような言動を繰り返す場合はこれだけでは解決しません。

ここで必要になってくるのは、お母さんと塾の先生とのコミュニケーションです。

クラスの責任者や教室の責任者に会って、状況を穏やかに冷静に伝えてみてください。

ほとんどの場合、何らかのアクションが塾内で起こります。
 

それでも、何も解決しなかった場合は、同じ塾内での教室変更や転塾も考える必要があります。

当事者になってしまうと、なかなか冷静な判断ができないものです。

塾の責任者に伝える際の言葉の選び方もそうですし、子供の状況判断も大切です。

そういう時に信頼できる第三者がいれば良いのですが。

まずはご主人と充分に話すことが大切です。そのときはメモをしながら考え方を書き留めておいてください。

会話が堂々巡りにならないようにお願いしますね。

2 こなしきれないと感じるほどの多量の宿題を前に、ストレスを高めてしまう。

子供は、成功の予感があってこそがんばれるものです。

ちょっとがんばればやれそう。少しがんばれば解けそう。もうちょっとがんばれば覚えられそう。

この「もうちょっと」が肝心なのです。


 これが終わっても、あれもこれも残っていていつ終わるか途方に暮れてしまう状態ではやる気のスイッチは入りません。

客観的に見て、うちの子にこなせそうな量であると判断できるときには、学習のプラン作りが有効です。

その日やるべきことだけをピックアップすることです。

「今日はこれだけをやれば、気持ちよく一日を終われそう。」と思える量に限定してあげることです。

そのためには、子供自身が決めた計画だという演出をしながらも、親御さんの上手な手綱さばきが必要になります。

 客観的に見て、「これはどう見ても多すぎる」と感じられたなら、宿題の取捨選択が必要になります。

でも、塾から出された宿題から必要な部分だけを見つけ出すのは、至難の業です。

これこそ熟練した本物のプロの家庭教師の力業が必要ですから、親御さんががんばろうとされることはお勧めできません。

そこで必要になってくるのが、「○△×学習法」です。

これは、「アエラwithキッズ」で特集を組んで頂いたとこもあります。

 

○△×学習法とは、塾の授業中にやる作業と、家に帰ってきてからやる学習に分かれます。

 

(授業中)

塾の授業中に、問題(小問)毎に○△×のどれかをつけます。

○・・・完全にわかって、同じ問題が出たら必ず正解できると感じる問題。

△・・・だいたいわかったが、少し自信がない。

×・・・さっぱりわからない。

(授業後)

家に帰ってきたら、△を中心に学習する。

宿題が、テキストの類題集である場合は、△の類題を宿題から探してやっていく。

△を最優先にして、それが終わって余裕があれば、次は○です。×はやらない方が賢明です。

だって、教えるプロである塾の先生が、あの手この手を使って教えたにも関わらず理解できなかった問題です。

子供一人で考え直して解ける可能性はほとんどありません。

この方法を使う場合も、塾の先生とのコミュニケーションは大切です。

子供なりに真剣にやっていること。それでも全部はできないので、出来る範囲で精一杯やっていること。

この二つを伝え、問題の取捨選択をさせてもらいたいこと。

このような話を聞いてもらえる日頃からのコミュニケーションが大切になります。
 

 

次回は「集団塾のプレッシャーに参っている。」のpart3です。

3 演習時間もテスト時間も短く、いつもあたふたしてしまう。

4 成績が上がらないのは、自分の努力が足りないからだという自己反省の袋小路に落ち込む。

この二点についてお話ししたいと思います。
 

志望校別特訓の参加資格を得るために必要なことのこと(関西版)

 

今回から、名門指導会関西統括責任者の都関先生から、ブログ原稿の提供を受けることができるようになりました。

関西の塾情報やその使い方を思いっきり書いて頂けることになりました。

 

 

6年生のお子様には受験の天王山と言われる夏休みも目前に控えてきました。

各塾でも、夏期講習会に向けての説明会が始まりましたね。

いよいよ志望校へ向けての具体的な準備に目がいき始めたのではありませんか。

今回は、各塾の志望校別特訓についてのお話です。

まず関西の2強となる浜学園と希学園からお話しましょう。日能研や馬渕教室についても別の機会にご紹介しますね。

 

浜学園編

・参加したいのは9月から

浜学園では志望校別特訓のスタートが6年生の7月です。

そして、7月、8月のクラス編成は並行して開講されている夏期講習会と同様に難関、最難関の2つのコースとなります。

上位コースの最難関への参加資格は、第一回合否判定学力テスト、5月、6月の公開学力テストで1回でも偏差値56を超えることです。

注意点は、夏期講習期間と並行しており、体力的に厳しい時期であること。

体力面に不安のあるお子様は、この時期の受講を見送っても良いでしょう。

また、9月以降の資格に不安がある場合も夏休みの間に苦手を克服したり、得意を伸ばしたりする時間を確保するために、

志望校別特訓の受講は9月からという選択もお勧めです。

 

・テキストが難しい最難関コースの選択は慎重に

春期講習会などとは異なり、テキストが難関コースと最難関コースで異なります。

最難関コースのテキスト内容はかなり難しいものとお考え下さい。

灘、甲陽、洛南中など一部の学校に対応したテキストです。

ですから、大阪星光や白陵を目指すお子様には必要な内容とはいえません。

ついつい上位コースへの参加を意識しがちですが、最適な学習環境の検討が大切です。

 

・単独のターゲット校を持つコースは参加しましょう

また、9月以降は志望校ごとのコース編成になりますが、コースへの参加資格は灘中以外の最難関校コースは一律偏差値56となります。

校舎によって設定されるコースが異なるため、普段の受講教室とは違う教室へ通うことを求められることも少なくありません。

しかし、「星光コース」のように単独のターゲット校を持つ志望校別コースへは参加しておきたいものです。

 

・志望校をターゲットとするコースが無い場合

中には、白陵・須磨学園コースなどの合併コースや志望校をターゲットとするコースそのものが無い場合もあります。

「塾ではとにかく参加」を求められることが多いようですが、むしろ志望校の過去問をご自身で解き、対策を進めたほうが良い場合もあります。

この場合には、確実に問題点を解消する環境設定が必要になりますから、時間の使い方や使用テキストについて

受験のプロに相談されるのが良いでしょう。

 

浜学園では、とにかく一回でも偏差値56を越えておくと灘中以外のほぼ全てのコースへの参加が可能です。

しっかりと公開対策をして頑張って下さい。

どんな公開対策をすればいいかって? それはまたの機会にご紹介しますね。

 

希学園編

 

・資格制が復活しました

希学園は、年度当初の方針とは異なり、4月より、志望校別特訓への参加資格が実質自由参加であったガイドラインから、

明確な資格制へ変更されています。

春期、夏期講習会は例年、ベーシックコースに準じたクラス編成となっているのに対し、

志望校別特訓は2月のスタート時から学校別のクラス編成となっています。

 

・志望コースへの参加は9月でも間に合います

希望するコースへの参加時期ですが、浜学園のコース開講時期を考えると9月でも遅くはありません。

目先の資格到達に振り回されず9月を見据え、夏休みを有意義に過ごせる中期的な学習計画を立てることが大切ですね。

 

・あせらず最適な学習目標を

志望校別特訓への参加が資格制になったことで、よりいっそう公開テストの成績の重要度が上がりました。

目標設定がはっきりして学習への張り合いが充実する一方で、目先の得点を意識しなければならず長期的な学習予定が

立てにくくなってしまうことが注意点といえるでしょう。

現時点では、志望コースへの参加資格を取りに行くよりも、成績を伸ばすための最適な学習プランを優先させたいですね。

 

・各コースの資格偏差値は合格の目安

志望校別特訓の資格偏差値は、過去の塾生の合格状況を精査して設定されているため、参加資格のみならず、

それぞれの学校への合格可能性の指針ともいえます。

できれば9月、遅くとも11月にはこの偏差値を乗り越えることが受験への必要条件ともいえるのです。

ですから、11月までに志望校のコース資格偏差値を超える成績を出すことを目標に頑張りたいですね。

 

希学園の面倒見のよさは厳しい管理とも受け止めることが出来ますね。

課題も多く、ご家庭がお子様を守ってあげたい塾と言えるでしょう。

くれぐれも目先の成績にとらわれず長期的な視点で計画を立ててあげてくださいね。

お悩み相談 集団塾のプレッシャーに参っている。(part1)

1年前に相談メールを頂いて、その後お電話を差し上げた方からほぼ1年ぶりにメールを頂きました。


 進学塾の集団授業は、生徒にプレッシャーを与え続けることで学力アップを図ろうとするものです。

そのプレッシャーが適切であれば何の問題も無いのですが、多くの大手塾では過剰な状態が続いているようです。
 

(受験が終わったお母様からのメール)

こんにちは。以前、ご相談させていただいた、○○○の灘コースにおりました○○○○の母です。

西村先生にはわざわざお電話まで頂いてアドバイスを頂きましたので、入試のご報告をと思っておりました。

実は、息子は、灘には落ちてしまいましたが、他に受けた学校、西大和、洛南、函館ラサール、愛光、にはすべて無事に合格しました。

息子は科学者志望なので、スーパーサイエンススクールの西大和を選びました。

(中略)


灘に落ちた後は、しばらくたそがれていましたが、

「泣いても仕方がない。灘は日本一だから、いちばん落ちても仕方がない学校と思える。

ほかの学校は全部受かって、勉強の成果を確認できた。西大和に行って科学甲子園に出場する」

とキッパリ。弱音をはかずに遠距離通学しています。

今は、運動会の装飾係をやったり、科学部に入り、生物班と一緒にビオトープという池を校庭に掘ったり、

休日には神戸に住む科学部の先輩と芦屋川に生物を採集しに出かけております。

忙しくて「充実している」と明るい笑顔で暮らしています。


(中略)


振り返りますと、息子が言うには、○○○の冬期講習は全て取らずに、テキストだけ特別にいただいて家でみっちり苦手な国語を

やったのがよかったというのです。


受ける8校全ての国語の過去問を6年分やり、どこから手をつけるか、問題を何分でこなすか、すべて分析しました。

徹底的に記述の特訓もしました。

その結果、灘コースでは底辺をさまよっていた苦手な国語が、受験直前には○○○で6番になりました。

息子は理数系の方が得意なのですが、受験では一番国語が出来たと言っていました。

○○○の算数の先生が厳しすぎたので、家でやることでプレッシャーがなくなったのもよかったんだと思います。

それでも落ちてしまうのが灘という学校なのですが、息子はチャレンジすることで納得できたようです。
 

しかしながら、この方法は人にはあまりすすめられません。

なぜなら私は結婚前、出版社で児童文学の編集者をしており、入試問題にでてくる作者はお会いした方も多く、国語は得意なのです。

冬休みは、お会いした作者の方のエピソードを交えながら、記述の添削をしたり、きちんとお正月は休んでおせちを食べたり、

2人で笑いながら勉強したので、今でも息子は楽しかったと言ってくれます。

(落ちてしまった後も、決して私を責めなかったのでかえってつらかったです)


結果、○○○の灘の合格者は激減し、担当の先生は他塾に移ってしまいました。

敗因は算数の、点が取れないと怒る授業にあったと私は思っています。

子供には、苦手なところを怒るのではなく、得意なところをほめた方がいいと今でも考えています。

今は、灘の落ち武者の先輩たちと、何点差で落ちたかなんて話をしながら(笑)楽しんでいるようで、

落ちた痛みを知ったこともかえってよかったのではないでしょうか。

塾にすべてをささげずに、ゲームをやったりちゃんと休んだりしながら勉強していたので、受験後にヌケガラにもなりませんでした。

まだ中学生活ははじまったばかりですが、受験の成功というのは合否だけではないのかもしれないと実感しています。

息子と一緒に追い込み勉強をしたことで、子離れ前に楽しい思い出もできました。


(中略)

受験で悩んでいた時、一番参考になったのは、西村先生の考え方や本だったことをお伝えしたくてメールしました。

長くなってすみません。息子の体験が、悩める受験生の方々に少しでも参考になればと思います。本当にありがとうございました。

                                               (受験が終わったお母様からのメール おわり)


このメールを頂いた後で、電話を入れさせて頂きました。お母様とお話をさせて頂いていると1年前の記憶がしっかりとよみがえってきます。

確か、塾の算数の先生に罵倒されるのが怖くて、得意な算数の成績が下がって困っている、というお話から始まったことを思い出しました。


勉強は楽しいもの。楽しく無ければいけないものだと考えています。

知的好奇心が刺激されそれが満たされたときの快感や、予感に基づいて苦労して解きあげた解答が合っていたときの満足感が、

勉強の原動力であって欲しいと切に祈っています。

ところが、名の通った多くの塾で叱咤激励、時には言葉の暴力が存在しています。

でも、それはその塾のその先生全員がそうではなく一部の先生なのです。

また、同じ言葉を投げつけられても動じないたくましい子供がいる一方で、クラスメイトが叱られているだけで萎縮してしまうような

繊細な子もいます。

一般論としてはなかなかお話しできないことだと考えています。

part2では、過去の事例を挙げながらお話ししていきたいと考えています。

関西限定

関西限定

□小学校の授業が7月末まであって夏期講習の大切な1週間が受講できない。□

ご相談メールに、「小学校の授業が7月末まであって夏期講習の大切な1週間が受講できない。どうしたら良いのか。」

という内容のものが何件も来ました。

文面から、それが全て関西圏だと分かりました。

そこで、名門指導会の関西統括の都関先生と対談をさせてもらいました。その抜粋です。

 

(都関)毎年のことなんですが、関西圏の一部の小学校では1学期が7月いっぱいまで続きます。

でも、浜や希や日能研は日頃から夏期講習が始まってしまうので、大切な講習の最初の1週間の授業を受けられない。

どうしたらいいのかという相談が何件も来ています。

 

(西村)そのような小学校はたくさんあるのですか。

 

(都関)公立の小学校は問題ないんだけれど、国立大学の付属小学校や一部私立小学校など、

受験に熱心な家庭の子が集まる小学校がそうなっているんです。

 

(西村)まさか小学校を1週間やすむわけにいかなし、といって塾の夏期講習を1週間も欠席すると大きな差がついてしまうし、

悩ましいところですね。

 

(都関)そうんなんですよ。ほとんどのお母さんはあきらめ気味で、「どうしようもないですよね」という感じですよ。

 

(西村)講習の初め1週間を欠席するとどんなディメリットがあるんでしょう。

 

(都関)3つあるでしょうね。

1つめは、夏期講習会で予定されている既習範囲の復習が単元ごとすっぽり抜けてしまうこと。

2つめは、志望校対策の大切な単元が抜けてしまうこと。

3つめは、夏期講習期のクラスの熱気ある雰囲気に乗り遅れること。

 

(西村)夏期講習は大切だし、といって小学校は休むわけにはいかなし。どうすればいいんですか。

 

(都関)3つのディメリットを防ぐことができればいいわけですから、方法はあります。

 

(西村)このブログ購読者のために、教えて欲しいんだけれど。

 

(都関)それじゃ、特別に。(笑い)

 対策を事前にすることなんです。

 

(西村)それだけじゃ、な~んだ!で終わちゃいますよ。

 

(都関)そうですね。事前準備に秘策があるんですよ。

 

(西村)その秘策とは!

 

(都関)塾カリキュラムを事前に手に入れて。これが一番目。

絶対に外せない問題だけをピックアップして。これが二番目。

6月7月の隙間時間に効率よく勉強させる。これが三番目。

 

(西村)言うは易く行うは難しですね。

 

(都関)いやいや、そうでもないですよ。

一番目の塾カリキュラムですが、毎年教材が改訂されるわけではないので、知っている人に聞けばいい。

二番目の、問題のピックアップも私に聞いてもらえばいい。私だけではないですが。

三番目の効率的に勉強するには、教科に精通した第三者に教てもらえばいい。

 

(西村)なるほど。でも、難しい。受験に精通した人が近くにいればいいけれど。

 

(都関)そうなんですよね。

関西圏の塾特有の、拘束時間が長く、宿題が多い平常授業期間にやらないといけないわけですからね。

 

(西村)そうですよね。首都圏とは本当に違いますよね。

 

(都関)浜学園のVクラスの夏期講習一週目はこんなことをやっているな。希のSはここでこんな解き方を教えるな。

日能研は、ここで教えたことはこの後はもうやらない、でも大切、こんなことをわかっていないと非効率な指導になってしまいますから。

 

(西村)そうか、都関さんの友達とか知り合いには大手塾の幹部講師が多いから、情報も半端ないですもんね。

 

(都関)でも、そのような情報よりは、これまでいろいろな塾の生徒を教えてきた中で仕入れたことが多いですね。

そうそう、言い忘れるところでした。

力のある家庭教師や個別の講師は、受験間際にお願いしても空いていない。一学期のうちにつばをつけておかないと。

 

(西村)都関さんらしい言い方ですね。

 

(都関)毎年、空きがもう無くなってしまった時期に相談があったり、もうちょっと早く指導することができていれば間に合ったのに

ということは多いですからね。

 

(西村)そこは、全く同感です。困ったら名門指導会(http://www.meimon.jp)に相談して頂きたいですね。

(都関)本当にそうですね。しかも早めにお願いしたいですね。

受験にしても、夏期講習対策にしても事前のプランニングが大切です。参考にして頂けましたら幸いです。

図形は知識だ! part3

ここ2回にわたって、図形問題を解くときの知識の大切さをお話ししてきました。

ところが、知識をいくら覚え込んでも目の前の問題に利用できなければ宝の持ち腐れですね。

利用すべき知識を素早く的確に思い出すための方法をお話しします。

(普段やっておくこと)

・まず問題文を隅から隅まで読むことを習慣にする。

 問題の分を読まずに、これが聞かれているはずだと思い込んで解こうとする子供が意外に多いのです。

それでもたまに正解になることがあり、悪い習慣を修正するチャンスを失いがちです。
 

・問題の条件をすべて図に書き込むことから始める。

 辺の長さや角度など与えられている条件をもれなく、しかも読みやすく書き込むことが大切です。

凝視しないとわからないような小さな字もダメですし、どこからどこまでの長さかが曖昧な線の引き方もよくありません。

そして、問題についている図をそのまま丸写しするのではなくて、問題文に書いてある条件に沿って問題文を読みながら

書き込む習慣をつけさせることです。

ここで注意して頂きたいことがあります。

テキストに書かれている図が小さい場合は必ずノートに大きな図をフリーハンドで書き直させてください。

たとえば、サピックスのデイリーサポートの図ならば、長さで2倍ぐらいの図を書かせることが必要です。

入試問題そのものに書かれている図がそのぐらいの大きさですから。

・「たぶん」「何となく」を一切使わせない。

 子供が解いた跡を見ると、理由無く「90°」と書いてあったりします。

「なぜここが90°になったの」と聞くと、無言になるか、「そう見えたんだもの」と答たりします。

それでも4年生や5年生の段階では半分ぐらい結果が正しくなります。

ところが、6年生になり扱われる問題が入試本番レベルになると、直感で答えた数字がことごとく間違うようになります。

理由は簡単です。直感や当てづっぽうで答えると間違えるように作ってあるからなのです。

子供が、直感や当てづっぽうで解いている現場を見つけると、親としては叱りつけたくなるものですが、ぐっと押さえてください。

子供は直感的な動物です。そのいい加減な直感も正しい経験を積ませていけば、難問を解く際の「気づき」につながります。

 「なぜ、○○になったの?」とニヤニヤしながら聞いてやってください。

それを何回か繰り返した後で、「図形問題で、原因と結果をつなぐ頭の体操をしているんだから、

当てずっぽうをやっていると頭の使い方のフォームが崩れちゃうよ」とでも言ってあげてください。
 

・図形問題を解き終わった後に、どんな知識を使ったのかを振り返る。

 ほんの10秒で構いません。

「こことここの相似を使って、その後は辺の比から面積の比に変えたんだ」とか

「円の中の直角三角形を使ったんだ」

というように振り返ってみることです。

そのほんの10秒の頭の中での振り返りが1回分以上の効果があります。

はじめに練習させる際は、お母さんが横について、

 「よくできたね。これを解くのにどんな知識をどんな順に使ったのかな?」

 と1問ごとに聞いてあげてください。正確に説明できなくても構いません。

子供なりの要約された言葉で構いませんが、「何々を何々に使うと」というように「てにをは」をしっかりと発声させてください。
      
      
  3回にわたって、図形問題の学習について書いてきました。

  図形問題を正しく学習していくと、論理を正しくつないでいく能力が鍛えられます。

そしてその先のひらめきも少しずつ高めていくことができます。

これらの能力の高まりは、算数の文章題や他の教科に大きな好影響を及ぼします。

 

うちの子、直感頼りの勉強じゃないかしら、と思われたなら、

お子さんの勉強の様子を見るところから早速始めてあげてくださいね。
 

図形は知識だ!part2

前回は、図形問題を解く上で知識を覚えておくことが大切だと話しました。

今回は、それを覚えやすくする方法です。

それは、「なぜ」を知ることなのです。

定義には「なぜ」はありません。

二組の対辺が平行な四角形は平行四辺形だ。これが定義ですが、これは証明できません。だってそう決めたんですから。

ところが、定理や公理や公式には「なぜ」が必ずあります。それを知ることで忘れにくくなるのです。

たとえば、「N角形の内角の和」と「対角線の本数」は、それぞれ180×(N-2)、

N×(N-3)÷2となります。この括弧の中の数字をなかなか覚えてくれないのですが、

1つの頂点から引ける対角線は、その点自体に向けて対角線が引けないし両脇の点にも引けないよね、

だからN-3本だよね。こう説明して、なるほどと感じることができた子は忘れないのです。

 逆に、公式の丸暗記の子は1週間もすると見事に忘れます。
 

そして、もう少し欲張ったことを言えば、子供の直感に合う説明をしてあげればより忘れにくくなります。

たとえば、「N角形の外角の和は360°」の説明において、

180°N個分から、N角形の内角を引いたものだから

180×N-180×(N-2)=180×2=360になるでしょ。

こう説明してもなかなか、「なるほど!」とはなりません。
 

紙に多角形を書きながら、外角を作る外に向かう線を長く引いて、

「この図を遠くから見ると」

と言いながら、小さめの図を書き、

「もっともっともっと遠くから見ると」

と言いながら、小さな点を打ち

「これが○角形だ。その外に○本の線が出てるよね。」

と言いながら線を引き、

「そうすると外角の合計は?」

こう説明すると、子供の表情が変わり、「な~るほど!」となります。
 

見てわかる、見ることで納得するという子供の特性に合わせた説明が効果的です。

これは、塾の先生や家庭教師や個別指導の先生の力量に関わる部分、業界言葉では「ネタ」と言われるものです。

子供達に人気がある算数の先生はネタをたくさん持っているはずなのです。

だって、「なるほど」をたくさん与えてくれる先生なのですから。

ところが、これはなかなか家庭ではできません。
 

家庭で、「なぜ」を理解させるには、子供を先生役にしたミニ授業です。

「なぜ、直角三角形の中に垂線を引くと相似三角形になるの?教えて」と生徒役のお母さんが聞きます。

そしてお子さんが説明するのです。

その際ルールを決めておきます。

・「だって塾の先生がそう言ったもの」という答えはなし。

・すぐに説明できないときは、「次に教えてあげるから」という逃げはOK。でも何月何日に教えてあげるという日時の約束をすること。

(その間に、塾や学校の先生に聞いても良い)

このルールに従って楽しくミニ授業を開催してみてください。

生徒役のお母さんは、大げさにうなずいたり、「な~るほど」「すご~い」と合いの手をお願いします。
 

次回は、どの知識が使えるのかを見極める力のつけ方です。
 

図形問題は知識だ!


平面図形にしても立体図形にしても、定義・公理・定理・公式がたくさんあります。

また、いろいろなテクニックも数多くあります。

塾テキストの図形問題を解く際も、入試問題の図形問題を解く際にも、これらの知識を駆使する必要があります。

知識やテクニックを知っていなければとても解けないような問題揃いです。

一方、「図形はセンスだ!」と言う人もいます。補助線1本をどこに引くのかは直感だ。生まれ持ったセンスが左右するというわけです。
                                
でも、まだ証明されていない深淵な公理や定理を証明するときには確かにセンスは必要でしょう。天才的な頭脳も必要なはずです。

でも、学問を究めることと入試問題を解くことは分けて考える必要があります。
 

中学入試問題や高校入試問題・大学入試問題でも、「証明しなさい」という問いであれば、必ず証明が可能な問題ですし、

何々の長さを求めなさいとあれば、必ず求めることができる問題です。

その正解に向けて最短最速で突き進むための道具が「知識」です。

文章題に習熟するには、「理解」→「類似題演習」→「新規問題に適用」という順に学習します。

ここに「暗記」が入っていないのは、「理解」と「類似題演習」において、解き方の知識が自然に身につくからだといえます。
 

一方、図形問題においては、理解できたとしてもなかなか問題を解くことができません。

類似題演習を重ねても、数ヶ月すると解けなくなっていることが普通です。

それは、図形の知識は、解いているうちに自然に身につくたぐいのものではないからです。

文章題の知識は言葉により深く結びつき、図形の知識はイメージにより深く結びついているからだと思います。

図形の知識は、覚えようと意識することが必要なのです。

ですから、「理解」→「覚える」→「類似題演習」→「適用知識の確認」→「新規問題に適用」という階段が必要になってきます。
 

教える側は、文章題の時とは違って、「これを覚えて!」、「この問題に使った知識は何だ?」という台詞があってしかるべきなのです。
 
次回は、イメージをより強く記憶するための方法についてお話しします。

どんな家庭教師や個別指導が良いのか part3

今回は、家庭教師の選び方の最終回です。

6 解き方の引き出しをたくさん持っている。

少し前の相談電話にこのようなことがありました。

「ある、大きな組織の家庭教師会社からにプロ家庭教師の体験授業をお願いしました。

そのときに、差集め算を子供が面積図で解こうとしたところ、

「その解き方はダメだ、私の解き方でやりなさい。」

と言われてしまった。

以前、子供が差集め算で苦労している時に、お母さんが工夫を重ねて面積図で説明したところ、

ちゃんと理解できて解けるようになったのに、それを否定されてお母さん自身もショックだったそうです。

その先生の解き方をお子さんは体験授業時間内には理解できなかったそうです。

私のこれまでの経験では、解き方の引き出しの少ない先生は特定の解き方を押しつけることがよくあるようです。

たった1問の算数問題でも解き方はいくつもあります。

どの方法がよいのかは、「時期(どんな方法を習ったことがあるのか)」・「お子さんの得意不得意」・

「受験校の問題傾向」などによって決めていくものです。

また、算数の正しい解法とは、子供が絶対に正しいと思えることを組み合わせて正解にたどりつくことができる方法です。

子供が解く課程で遠回りをしていたり無駄な処理をしてる場合には修正を加えるべきですが、

解き方の大筋は子供の思考過程を認めていくべきです。

その上で余力がある場合には、「こんな方法もあるよ。」と提示してあげることはよいことです。

正しい解き方であるのも関わらず、「その方法はダメ!」と言うのは狭量だと思うのです。

子供の思考に寄り添って、今何を感じて何を考えようとしているのか、何を発見できそうなのか、

何に気づかずに立ち止まっているのか。

このように、目の前の生徒について、どんどんと仮説を立てて一緒に考えていくような指導を

目指してほしいものだと考えています。

私達の名門指導会では、全員がそれを目指しています。

先生方の熟練度とは、この仮説の精度ではかられるべきだと思っています。

7 こわもてので叱咤激励だけの講師はダメ。

「こんなこともできないのか!」

「これは、前に教えたろ!なぜ覚えていないんだ!」

「宿題もやっていなかったのか!」

このように家庭教師に罵倒され続けた生徒が、

「そんなにやる気がないんだったら、もう教えに来ないぞ、いいのか!」

と聞かれて、

「いいよ。」

と答えてしまった。これは、初めて伺った体験授業で聞いた話です。

その家庭教師の方としては、

「叱咤激励することで、子供のモチベーションを高めよう。」

と思って投げかけた台詞だったのでしょう。

子供から拒絶されて驚かれたことと思います。

でも、私はその家庭教師に同情はできません。

しかりつけたり、理解しないことを罵倒することでは、子供の頭は働いてくれないことぐらいは理解しておいてほしいとおもうからです。

少なくともプロ家庭教師を自称するなら、そのぐらいの知識を持ち合わせて効果的な手法を研究してほしいのです。

子供は、成功の予感があるときにはがんばります。

難問を前にうんうんうなっている状況でも、子供に解ける予感があれば解けてしまいます。

それは、子供の表情を観察しているとわかります。

がんばれると感じることができれば、子供はがんばるものです。これらは大人でも同じだと思っています。

がんばれそうとか、解くことができそう、宿題をやりきれそう。

子供にそう思わせる手法はいろいろあり、時と場合によって使い分けていく必要があります。

どの場面でどのような言葉をかけてあげるか、何を言ったらダメなのか。

このような試行錯誤する力は、教える側に一番必要な資質だと考えています。その資質の源は、その講師の精神性だと思います。

教えるという職業は、「教えながら教えられる」ことが多い素敵なものだと感じています。

目の前の生徒の成績を上げてあげたい。

子供に必死の思いで日々関わっていらっしゃるお母さんに、安堵の気持ちと自信を持ってもらいたい。

ひいては、ご家庭が明るく幸せであってほしい。こんなことを直接考えて行動することができる幸せな職業だと感じています。

私の目からは、叱咤激励や罵倒は、職業上の幸福感から一番遠いものに感じるのです。

よくないことは、当然しっかりと指摘し修正させていく必要があります。

そういう時でも、その生徒の生活履歴や学習履歴や学習環境に目を配り、

そうなった原因を一緒に取り除いてあげるような暖かい視点が大切です。

それがあれば、経験値に応じて対応方法の引き出しはどんどん増えていくものだと信じています。

3回にわたって「どんな家庭教師や個別指導が良いのか」を書いてきました。

でも、各項目について神経質に観察する必要はありません。

体験授業を通して、親御様がお感じになった、

「この先生は誠実そうだ」、「この先生は、うちの子のために一生懸命になってくれそうだ」、

このような感覚を大切にしてもらえればと思います。

どんな家庭教師や個別指導が良いのかpart2

今回は、家庭教師や個別指導教室の選び方について、特に講師の人柄や指導方針についてお

話ししたいと思います。


中学生や高校生相手ではなく、今まさに思考力も共感力もコミュニケーション力も未完成。

今まさに発展途上の小学生ですから、その課程でよい指導者に巡り会えば、その時に得たものは

一生の宝になりますし、ふさわしくない指導者に当たればひどいことになります。

4 無表情な講師はNG。表情が豊かな講師が良い。

 

    皆さん、意外に思われるかもしれませんが、対人恐怖の人が多いのです。

目が合わせられないとか、KY(空気が読めない)であるとか、極端な場合は鉄面皮。

算数オリンピック優勝を目指したり、最難関校に1番で合格するためというのであれば、

その講師の教科の力量が重要です。

少々無口であっても愛想がなくっても、見事な解法で子供を魅了することが可能でしょう。

でも、99%の方の目的はそうではありません。

学習へのモチベーションを高め、最速で塾の成績を上げ、将来につながる正しい学習の仕方を身につけさせる。

これが目的だと思います。

子供の気持ちを動かす言葉が使えることが大切ですし、子供への言葉かけの精度を高めるために

日々自己研鑽する姿勢が講師に求められます。

でも、子供が受け取る情報は「言葉の意味」だけではなく、その言葉に付随する「表情」「語調」「抑揚」

「イントネーション」「身振り手振り」から感じ取る印象です。

しかったり、ほめたりという場面では、「言葉の意味」よりも言葉の周辺情報が大切になってきます。

言語のコミュニケーションだけではなく非言語のコミュニケーションが上手なこと。

そのためには表情が豊かなことが必要だと考えています。
    
    「こんにちは。初めまして。」という玄関先の会話から観察してくださいね。
 

5 子供の短所を見つけるのではなく、長所を見つけるのが上手な講師が良い。

 

短所と長所は表裏一体になっていることが多いのです。たとえば、

  「うちの子、早とちりが多くて・・」とか「うちの子計算ミスが多くて・・・」

とおっしゃる親御さんに、

「では、お子さんの処理スピードは速いですね。」とか「直感が優れていますね。」

と申し上げると、ほとんどの場合当たります。

この例では、頭の処理スピードに、頭の中の言語処理スピードが追いついていないとか、

頭の処理スピードに視覚の処理スピードが追いついていないというアンバランスが原因です。

ミスが多いとか早とちりが多いという欠点だけではなく、何かアンバランスを引き起こすほどに

優れたものがあるはずだという思いからの視点が大切なのです。

その視点がないと、欠点を矯正しようとして、「角を矯めて牛を殺す」ことになってしまうことになります。

「暗算はしないで、何から何まで筆算をしなさい。」とか

「問題文は3回読んでから解きなさい。」

このような間違った対策は、短所だけを見つけるのが得意な講師に多いのです。

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▼2022年11月18日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「<志望校・併願校の決め方 校風、偏差値と問題傾向から決める! 合格するための受験校の選び方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年10月28日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「小学4・5・6年生対象 めざせ合格「過去問」の正しい使い方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月30日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「飛躍的に成績を上げる!苦手克服 勉強法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月10日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【4・5年生】9月から偏差値10UPを狙うオンラインセミナー  毎年2学期に成績を上げるご家庭がやっている10個のこと」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年8月5日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験の「基本のキ!」令和4年度版 最新の中高一貫校の選び方から受験の傾向まで全部分かる!」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年7月21日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【2022年夏】確実に成績が上がる夏期講習の受け方 3つのポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年7月8日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「夏休みの学習計画!うまくいく方法  夏期講習を有効活用して力をつける!学習戦略の立て方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年6月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験を迷っている!?保護者必見セミナー 未就学・小学低学年から、親が知っておきたい「中学受験」の実像」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月27日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「自分で学習する子の育て方  中学受験、高校受験でも生きてくる「子が自走する学習法」を伝授します」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月26日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「6年夏休みに成績を大きく伸ばす6月・7月の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年4月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「家庭学習のやり方を指南  塾に通っているだけで、安心していませんか?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年4月14日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「夏休みまでに偏差値5UP 6年生GWで成績を上げる10のポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年3月18日(金)

「「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「頭のいい子が育つ! 学習環境のつくり方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年2月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナーわが子の合格に必要な学習は?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年12月17日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験・合格する家庭のつくり方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年11月19日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年10月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年9月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「苦手克服し成績を上げるコツ」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年7月16日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「7/16入試にも役立つ夏休み自由研究対策セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月26日(土)

新渡戸文化学園が主催するオンラインセミナー「中学受験へ向かうみなさまへ 中学受験って何? 大切なことは何?」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「親が知りたい中学受験のキホン」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2020年10月14日(水)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナー第2弾!過去問を活⽤する家庭学習のコツ」をにて、講師を担当させていただきました。にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年9月29日(火)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験 コロナで変わる!併願校の選び⽅/合格を導くための模試の問題⽤紙・答案⽤紙活⽤法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月12日(金)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「ウィズコロナ時代の中学受験を成功させる夏の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月6日(土)

増進堂 受験研究社が主催するオンラインセミナー「学校再開・塾再開にどう向き合うか」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2月19日(水)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年首都圏中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2 月6日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年関西中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年10 月11日(金)

淑徳与野幼稚園が主催する講演会「父母講座 我が子への根拠の無い信頼の大切さ」にて、講師を担当させていただきました。

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