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サピックス小5春期講習前に

あと6日もすると春期講習が始まります。

サピックスの春期講習は他の塾が復習を中心にやるのに対して、どんどんと新しい単元をやっていきます。

1週間ばかりの講習で算数は3単元、理科や社会は2単元です。

普段ならば、3週間かかって習う量ですから気が抜けません。しかも算数は、平面図形・数に関する
問題・立体図形をいう大切な単元です。

小5の春期講習は午前中ですから、午後と夜の時間を使ってその日の復習をやりきってください。

実は家庭学習と同等に大切な事があります。

それは、授業の聴き方と授業内容の書き込みの仕方です。

授業の聴き方について

サピックスの授業はテンポ良く進むことが特徴です。

「えっ!なぜ!」と考え込んでいると、説明はその先の問題に進んでいます。

理解しきれなかった内容は素早くチェックして、次の説明を聞く体制を早く整えるようにするべきなのです。

でも、このことをお子さんに「先生の話をちゃんと聞いてきなさい」と命令してもお子さんはどうして良いか分からないはずです。

授業が理解できたかどうかを三段階でチェックするように言ってあげてください。
○印は、よく分かった。
△印は、だいたい分かったけれど自信がない。
×印はよく分からなかった問題。

と、小問毎に問題番号の横にチェックするように言ってあげてください。

こうすることで、次の先生の話を聞く体制ができあがります。

もう一つ良いことがあります。

この○△×の印が復習に利用出来ることです。

×印の問題は授業
で説明を受けても分からなかったわけですから、自宅に持ち帰って考えても解ける可能性は低いはずです。

これは、上手に説明出来る第三者がいない限りは、復習しない問題とするべきです。

テストの点数を上げるためには、△印の問題に一番力を注ぐべきなのです。

そして、ミスを防ぐために時間と相談して、○印も出
来るだけやるというスケジュールを組んでください。

授業内容の書き込みの仕方について

サピックスの生徒のほとんどは、授業中にノートを取りません。

デイリーサポーという授業用テキストが、裏表に同じ問題が印刷してあり、表は授業用、裏を
復習用として利用出来るようになっているからです。

ですから、デイリーサポートの表面に書き込む内容と言うことになります。

悪いノートの例
・字が殴り書きになっている。
・答えだけが書いてある。
・式は少し書いてあるが、線分図やその他の図がほとんど書かれていない。

成績上位のお子さんが上のような状態の場合は、成績が不安定になりがちです。

頭脳の処理量が多いために、コンディションに大きく作用されることに
なるからです。

また、成績が中位または下位のお子さんの場合は、復習の際に、どう解いて良いか分からなくなってしまい、成績が伸びません。
 
授業を聞いていて、「さあ書こうと思ったら黒板の字が消されてしまっていた。」ということは、サピックスでは起こりがちなことですから、書き写そうと強
く意識させることが大切です。

まず△の問題だけはどんなことがあっても、式や図を必ず写し取ってくることを授業のたびに話してあげてください。

日能研小6カリテ算数について

今回のカリテの算数の点数が良くないときは。

・線分図をちゃんと書くことが出来るか。
・比や割合を表す数字に○や□をつけているか。
・比や割合数字が何に対してなのかを説明出来るぐらいに分かっているか。

この3つのことを調べてあげてください。

これまで、あまり式や図を書かなくても解けていた生徒でも、そろそろちゃんとした図法を使っていかないと解けなくなる時期です。

今、日能研で習っている問題レベルが、中堅校の入試問題の1番から4番あたりの難しさに当たります。

上位校を志望しているお子さんは、解き方をチェックしてこれから習う難問に備えてください。

日能研小5春期講習の前に

あと1週間で春期講習が始まりますね。

日々の学習に追いまくられ一息つかせたいと思っても、春休みは春期講習で息つく暇も無いな、とお母さんが感じられていたら、要注意です。

 

お母さんがそう感じられたことが問題なのではなくて、お子さんのその状態が問題なのです。


1週間の学習スケジュールの見直しを是非お願いします。


まず、授業の復習・宿題・カリテの復習などを各教科毎に書き出す事から始めてください。

 

出来るだけ無駄を省くように心がけてください。

 

だって、この時期に精一杯になっていると、あと2年近くこの状態を続ける事が出来るはずが無いですよね。


もう一つは、お子さんの気持ちのメンテナンスです。

 

もし、成績が伸び悩んでいるとしても、責め立てるよりも前に、お子さんの努力をねぎらってあげるようにお願いします。

 

気持ちがいっぱいいっぱいなのかもしれません。

 

「2月の授業が始まって1ヶ月半よく頑張ってきたわね。」ここから話を始めてください。

 

そして、「もう少しカリテの点数を上げるにはどうしたら良いと思う?」というように穏やかに話を続けてください。


お子さんのいっぱいいっぱいの状態が、物理的な時間がいっぱいいっぱいなのか、気持ちがいっぱいいっぱいなのかを見極めてあげてくださいね。
  
ノートの字が急に乱雑になっていないか、カリテに残った計算が乱雑になっていないかも見てあげてください。


急に字が乱雑になっていれば、焦って勉強をしている証拠です。

 

追いまくられていると感じているかもしれません。

 

ある、お子さんの話を書いてみようと思います。一昨年ご相談を受けた方です。


日能研のある校舎の小5生。Mクラスでした。この時期のカリテは算数がだいたい110点ぐらい。共通問題は9割程度は取れるのですが、発展問題が良くて半分、普段は3割程度の正答でした。

 

もっと点数を上げたいというご相談でした。


 それまでの算数の家庭学習は、本科テキストと栄冠テキストの問題を一度全部解いた後、カリテの前に本科テキストの問題を再度解き直すようにお父さんから言われて、それを忠実に守っていました。非常に真面目で素直なお子さんでした。

 

 

カリテの問題用紙に残った計算の後と、授業ノート、宿題ノート、家庭用解き直しノートを見せてもらったところ、解き直しノートの字が3月に入って急に乱雑になっていました。


そこでお願いしたのが、解き直す問題の取捨選択です。

 

本科テキストを一回目に解くときには横についてもらって、どのタイプの問題に手こずっているのかを見ておいてもらって、その類題を栄冠テキストからピックアップしてもらいました。それだけを繰り返すようにしてもらったわけです。


その結果、春休み前のカリテは140点がはじめてとれました。

 

 

実は、計算中心の単元ですから、スケージュールの見直しが一番やりやすい時期なのです。

サピックス小5国語勉強法

今回は、国語の話を中心に書いていきたいと思います。

サピックスの国語テキストはAテキストとBテキストの二種類です。
Aテキストは、語句と短い文章による問題。
Bテキストは、読解と記述を扱っています。
 

算数と比較して国語はやや手薄な印象を持つ保護者もいらっしゃいますが、Bテキストを見るとそうとも言えません。

 

『Aテキスト』の知識量は、他塾のテキストと比較してかなり少ない量です。

逆に言えば、この範囲では95%以上を暗記することを目標においてください。

特に女子学院や慶応のように語句問題が多い中学校を第1志望としている場合は注意してください。

 一方、読解分野は質量共に不足している感じを受けます。問題文自体が易しいのでじっくりきめ細かく読んでください。

 『Bテキスト』は、問題文用冊子、設問・解答用冊子、解答・解説用冊子の三分冊構成をとっており、他の塾にはないユニークなテキストになっています。

特に、解答・解説は小学生にわかるような表現になっているので、自習教材としても活用できます。

読み物としても優れた題材を選定しているので、無理な
く取り組めます。また、繰り返し読む価値のある優れた文章が多いことも特徴です。

教室やクラスによって違いますが、宿題量は多くない方です。

でも担当者によっては(校舎毎の差というよりも担当者による差の方が大きいように感じま
す)、「その答えになった理由を書く」、「その答えの根拠となった文章を抜き出す」などの宿題を課される場合があります。そうなると膨大な時間がかかります。

全部をやりきろうとせずに、半分ぐらいを真剣にやるといった工夫が必要になってきます。

このBテキストは、麻布のような物語文を中心とした記述対策として優れたものです。

記述力は短い期間で身につくものではありませんから、麻布や開成、武蔵のような記述問題が多い最上位高を目指している場合は、このBテキストをやる時間も1週間の学習スケジュールに入れてください。

早稲アカ・四谷大塚小6第1回月例

今週は第5回総合、テストは第1回月例テストとなっています。

ここで算数の点数を下げてしまえば、上位校合格から遠ざかってしまいます。

「辺と面積比」「濃さに関する問題2」「数列」全部大切です。

S・Cコースのお子さんは、予習シリーズの練習問題の1・2番と例題を使って、B・Aコースの生徒は基本問題の左側のページを使って忘れていないかどうか確認してください。

理科は、第2回から4回まで化学範囲でした。

この3単元で入試配点20%から25%はあると考えてください。

この単元の週例テストの出来が良くな
かったときは、今週は知識だけの暗記に留めて、気体の発生や中和の計算問題は春期講習前後にやるように予定しておいてください。

日能研小6カリテの復習方法

今回は、カリテの復習のやり方についてお話ししましょう。

カリテの復習なんてやっている時間は無い、とおっしゃる方もいらっしゃると思いますが、しばらくおつきあいください。

カリテの算数を見るポイントは3つです。
1 苦手単元を発見する。
2 得意単元の中の苦手項目を発見する。
3 落ち着いて学習できているかを確認する。

1の「苦手単元を発見する」は、そのカリテの点数が思いの外悪い場合ということになります。

テストの出来具合から判断して、基礎から全部やり直さないといけない状態なのか、問題に応じた解き方に混乱があるのかを見極めることです。

基礎からやり直さなければ行けない状態の場合は、すぐに対策は打てません。

いつ復習するかというスケジュールを作るだけにしておきます。

3月20日の祝日にやろうとか、はるの連休の2日間を使おうかというように、スケジューリングしてカレンダーに書き込めばいいのです。

「問題に応じた解き方に混乱がある」場合は、基礎がある程度分かっているとも言えますから、もう少しの学習で得点源に出来る単元です。

・どの解き方が曖昧になっているのか。
・どの解き方とどの解き方の混乱があるのか。
・どのレベルまでが解けて、どのレベルからが解けないのか。

この3点に注意して見ることが出来れば、苦手項目を発見することが出来ます。

もっと簡便に、正答率に注目して復習すべき問題を見つける方法もあります。

正答率が50%(最上位校を目指す場合は40%)以上にもかかわらず、間違っ
てしまった問題がどの項目に集中しているのかを調べることです。

その50%以上の正答率で間違ってしまった問題を解き直す事と、類題を本科テキストから探
して4?5問解くことで充分学習効果をあげる事が出来ます。

〔Aクラスで、基本問題は8割以上得点出来るのに、共通問題では40%も得点出来ない。〕
A?1クラス以外で授業時間内に、共通問題の類題を扱わないことはほとんどありません。

ただ、基本問題はテキストの問題の数字替えであることに対し
て、共通問題は若干の作り替えがあります。

それは、例えばリンゴの数を求めるのをリンゴ1個の金額に変えたり、A地からB地までの距離を求める問題をすすむはや進む速さに変える程度の変更です。

基本問題の出来がよいのに共通問題の出来が悪い場合は下記のことに注意してください。
1 丸暗記の学習に陥っていないかどうか。
2 繰り返せば身につくという、「繰り返し学習」だけをよりどころにしていないかどうか。
3 なぜその解き方で正しいのかをお母様に説明することが出来るかどうか。

〔Mクラスで、共通問題が8割以上取れるのに、発展問題が3割も出来ない。〕
共通問題がほぼ完璧に得点出来るのですから、普段の学習方法はおおむね正しいと言えます。なぜ発展問題が解けないのかの原因を特定する必要があります。

・スピードがないために発展問題に時間をかけることが出来ない。
・発展レベルの復習が十分でないために解き方を思い出せない。
・復習問題の取捨選択が間違っている。
・難しすぎる問題(正答率20%以下になる問題)に時間をかけて、解けそうな問題に時間を かけることが出来ない。

このような原因を特定することで、対策を考えていくことが出来ます。

日能研小5理科算数

まだまだ、算数の計算単元は続きます。

 

春期講習までに分数のかけ算を学習して、春休み明けに分数の割り算や分数の四則混合計算を習います。

 

春休み中も(春期講習中も)少しずつ分数計算をやっておきましょう。


4週間も計算単元が続いています。

 

この、「頭への負担が軽い時期」に、図形問題や文章題の準備をしておきましょう。


 ・4年生範囲の「平行線と角」の問題を利用して、図をフリーハンドでそれらし

  く書く練習をする。

 

図の中に必要な数字を読みやすく書き込む練習も大切です。
(横の平行線が上手に引けない子供が近頃急増しているように感じています。その原因は、練習不足もあるでしょうが、鉛筆の持ち方にあるように感じています。お子さんの鉛筆の持ち方をちょっと見てあげてください。)


 ・第10回・第12回・第14回の予習を兼ねて、図を書く練習をする。

  日能研は予習厳禁の塾です。予習をしていて怒鳴られたお子さんも知ってい

  ますが、それを承知でお勧めしておきます。
  この予習は完璧にやりきることを目的にしているわけではありません。

「どういう事を習うのかな(どんな考え方をするのかな)」を知ると共に、図を上手にフリーハンドで書く練習が主眼です。


特に第14回、事前準備が大切です。

 

頂点を動かす単元ですが、お子さんの頭の中でなかなか図形が動かないのです。厚紙で図形を作って、実際に動かしてみる事も大切です。

 

余裕のある今のうちに、図形を動かす「体験学習」をさせておいてください。

 

理科は、そろそろ植物部分が終了して、来週から動物です。

 

両方とも暗記単元ですから、覚えてしまえば大丈夫なはずですが、これまでのカリテの点数はどうだったでしょうか。

充分に時間をかけて覚えたにもかかわらず、点数が取れなかったお子さんの場合は、覚え方を見直す必要があります。


「知識と知識をつなぐ工夫」が一番大切です。

 

たとえば、「地中に子葉を残して成長する植物は、アズキ・エンドウ・ソラマメ・クリ」と覚えます。

 

これに、「双子葉の植物は、普通は種を持ち上げて、その種がパカッと開いて双葉になる」のに、この「アズキ・エンドウ・ソラマメ・クリは種(子葉)を地中に残したままで茎を伸ばす」。

 

だから「この4つは最初に出る葉はなんと本葉」。

 

この「 」3つをくっつけて覚えたお子さんと、そうでないお子さんとの差が大きいことは理解いただけると思います。


3つ以上をつないで覚えることは、なかなかはじめは出来ませんから、まずは2つをくっつけることから始めてください。


「この仲間はふつうは○○○」なのに「□□だけは△△」、とか「○○は△△だ」、だから「○○は□□出来る」。

 

このように2つをくっつけて覚える練習です。

 

お母さんの方で、「なぜ、双子葉の植物は太くなれるのに単子葉は太くなれないのは、な?ぜ?」というように質問していただくのが一番有効です。

 

「形成層があるから」と即答できれば、お子さん任せの暗記で大丈夫です。

 

1単元について、3個?4個程度でかまいませんから質問してあげてください。

 

お母さんが、日能研の本科テキストの説明を読まれて、何を質問して良いのかよく分からない、と思われるかもしれません。

 

それは、お母さんが理科が苦手だということではなくて、本科テキストの説明がかなり淡泊だからかもしれません。

 

理科の本科テキストは入試に必要な必要最小限の知識でコンパクトにまとまっていますから。

 

お母さん用の読み物としては、四谷大塚の予習シリーズをお薦めします。

四谷大塚・早稲アカ小5国語

今週の算数は、分数のかけ算割り算、第5回の総合の回を挟んで再来週は分数の四則混合計算です。

この分数の四則混合計算の前に、異分母分数の足し算と引き算、分数同士のかけ算と割り算を少し解かせてください。かけ算なのに通分から始めてしまうお子さんは珍しくありません。
 

今週は国語の話を少し書いてみましょう。

広い意味においての予習シリーズは、いわゆる『予習シリーズ』、予習シリーズ準拠の『演習問題集』、『漢字の練習』、『ことばの練習帳』から構成
されています。

『予習シリーズ』は、読解分野と知識分野の二本立てです。

読解分野は、原則として学習課題、例えば、随筆文の読み取り方を示したあと、基本
問題、発展問題を演習するようになっています。

 知識分野の方では、他の塾のテキストが問題中心であるのに対し、暗記しなければならない知識を全部提示してくれていますから、学習目標の設定が簡単にで
きます。

例えば、予習シリーズ5年上では、漢字の部首や画数、同音異義語、同訓異字、類義語、対義語、慣用句、ことわざ、三字熟語、四字熟語、さらに多義
語など至れり尽くせりです。

5年下では、主としてことばのきまりを取り上げています。

テキストの特徴と上手な使い方

文章の読み取り方の説明は、他の追随を許さないほど詳細であることが大きなメリットです。

予習シリーズが多くの塾テキストの中で異彩を放つ存在である理由がここにあります。

基本問題と発展問題の質と量は、その学習時期=子供の発達段階に対応しており、問題文の長さの割には設問量が多く、精読を重視してい
ることがうかがえます。

 『予習シリーズ』の真骨頂は、何といっても読解問題の解答解説がとても詳しい点にあります。

『予習シリーズ』を効果的に活用するためには、このような特
長を活かした学習が必要です。

ただ、制限時間を設定して問題演習を行い、通り一遍の解説だけではもったいないのではないでしょうか。

ですから、下記の2点に注意して上手に利用してください。

1 精読を重視して、詳細な解説を読ませてください。
2 演習時間と同程度の時間を解説を読む時間に充ててください。

ただ、1つだけ弱点と言えるのは、最近の入試傾向から言えば、語彙やことばのきまりと文法があまりにも細かすぎることでしょう。

 『予習シリーズ』が示す知識量は、一週間単位で暗記するにはあまりにも膨大な週があります。

例えば、5年生の春休みが終わった2週間後から始まる
「同音異字・同音異義語」。

その次の週の「同訓異字」です。

カリキュラムの編成上、やむを得ないのですが、5年上で取り上げている慣用句なら400個以
上、同音異字・同音異義語なら300字以上です。

これをこなすには、早めに始めるか、後で覚える時間を作るかです。

早めに覚え始めるのならば、「同音異字・同音異義語」「同訓異字」、その後の「類義語・対義語」をそろそろ覚え始める時期です。

 早稲田アカデミー生が使っているダブルベイシックは、残念ながら予習シリーズに比べて完成度が低いと考えています。出来る限り予習シリーズを使ってください。

サピックス小6理科

今回は、サピックスの理科についてお話ししていきましょう。

サピックスの理科の授業は、テキスト内容に比べて時間が少ないようです。

αクラスの授業ですら半分だけの説明で終わっていたりします。重要事項の説明ですらされていないことがあります。

テキストのデイリーサピックスは、初めの5?6ページに説明が詳しく書かれていて、それ以降は練習問題となっています。

この初めの説明を読み切ることが
家庭学習で最初にやることです。

中身の詳しさにおいては、予習シリーズに負けてはいません。

単元によってはより詳しかったりします。ところが宿題は、それ
以降の問題を解いてくるというものだけですから、説明を読まずに問題を解く生徒が多いのです。

テキストの説明を隅から隅まで読むことを習慣にさせてください。

理科的な雑学(素養)が要求される麻布や渋谷幕張・渋谷渋谷を目指しているならなおさらです。読んで覚えてから問題を解くことが大切です。

理科の暗記テキストの「記憶の635」は昨年改訂されて使いやすくなりました。

これまでのものは、必要な言葉は過不足無く入っていましたが、図が少ない
ことが欠点でした。

それが見事に改訂されています。このテキストもサピックスでチェックテストをやってくれる校舎が多いはずですから、それを利用して確実
に覚えていってください。

四谷大塚・早稲アカ小5理科

算数が分数に入りました。「計算と1行問題集」を使って少し多めの練習を心がけてください。
 
今回は、予習シリーズの理科の話をしたいと思います。

予習シリーズは、塾で使う参考書としては唯一カラー印刷です。

鮮やかな写真と絵が特徴です。

黒印刷のテキストを使う塾の先生が、「入試問題は白黒印刷だ。カラーは必要ない」とおっしゃったそうですが、負け惜しみに聞こえなくもありません。

確かに、中学受験問題はほとんどが黒一色の印刷です。

鷗友学園が例外的にカラー印刷の入試問題です。

でもテストとテキストは意味合いが違います。

興味を持ちやすいこと、印象に残りやすいことなど、子供の直感に訴える力は格段に強いはずです。

 内容も、知識単元については本当に良くできています。

 この良くできたテキストを使っているにも関わらず、理科の点数が悪い場合は、2つのことに注意する必要があります。

1 理科の学習時間を1週間の学習スケジュールに確保しているか。
2 テキストの使い方を間違っていないか。

この2つです。

理科の1週間の学習時間としては2時間は必要でしょう。

テキストの使い方については、予習シリーズのメリットを生かした使い方が出来ているかどうかです。

文章の中の太字だけを覚えようとしていませんか。

覚え始める前に、説明をじっくりと読み、写真を眺め、絵を注意深く見る必要があります。

太字の重要語句は、文章のつながりの中で覚えるようにさせてください。

そのためには読む時間を確保する必要があるわけです。

予習シリーズ理科の唯一の弱点は計算単元の発展問題に弱いことですが、それは小6の方に書いていく予定です。

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▼2022年11月18日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「<志望校・併願校の決め方 校風、偏差値と問題傾向から決める! 合格するための受験校の選び方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年10月28日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「小学4・5・6年生対象 めざせ合格「過去問」の正しい使い方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月30日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「飛躍的に成績を上げる!苦手克服 勉強法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月10日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【4・5年生】9月から偏差値10UPを狙うオンラインセミナー  毎年2学期に成績を上げるご家庭がやっている10個のこと」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年8月5日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験の「基本のキ!」令和4年度版 最新の中高一貫校の選び方から受験の傾向まで全部分かる!」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年7月21日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【2022年夏】確実に成績が上がる夏期講習の受け方 3つのポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年7月8日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「夏休みの学習計画!うまくいく方法  夏期講習を有効活用して力をつける!学習戦略の立て方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年6月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験を迷っている!?保護者必見セミナー 未就学・小学低学年から、親が知っておきたい「中学受験」の実像」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月27日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「自分で学習する子の育て方  中学受験、高校受験でも生きてくる「子が自走する学習法」を伝授します」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月26日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「6年夏休みに成績を大きく伸ばす6月・7月の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年4月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「家庭学習のやり方を指南  塾に通っているだけで、安心していませんか?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年4月14日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「夏休みまでに偏差値5UP 6年生GWで成績を上げる10のポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年3月18日(金)

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▼2022年2月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナーわが子の合格に必要な学習は?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年12月17日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験・合格する家庭のつくり方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年11月19日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年10月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年9月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「苦手克服し成績を上げるコツ」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年7月16日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「7/16入試にも役立つ夏休み自由研究対策セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月26日(土)

新渡戸文化学園が主催するオンラインセミナー「中学受験へ向かうみなさまへ 中学受験って何? 大切なことは何?」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「親が知りたい中学受験のキホン」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2020年10月14日(水)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナー第2弾!過去問を活⽤する家庭学習のコツ」をにて、講師を担当させていただきました。にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年9月29日(火)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験 コロナで変わる!併願校の選び⽅/合格を導くための模試の問題⽤紙・答案⽤紙活⽤法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月12日(金)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「ウィズコロナ時代の中学受験を成功させる夏の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月6日(土)

増進堂 受験研究社が主催するオンラインセミナー「学校再開・塾再開にどう向き合うか」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2月19日(水)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年首都圏中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2 月6日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年関西中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年10 月11日(金)

淑徳与野幼稚園が主催する講演会「父母講座 我が子への根拠の無い信頼の大切さ」にて、講師を担当させていただきました。

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