カテゴリー: コラム Page 57 of 60

サピックスのサピオープン・マンスリー

今回の小6生用のサピオープンとマンスリーについて、算数の出題の感想を書いてみようと思います。

まず、サピオープンです。

算数A
ほとんどの問題は、素直な問題だと思います。どこかでその類題を解いたことがあるようなものばかりだったのではないでしょうか。

一見すると取り組みやすい問題です。

 このような素直な問題で余り点数が取れなかった場合に考えれる原因を考えてみましょう。
1 B問題の後に取り組むために、持久力を無くしてしまった。
  B問題は、自分で手を動かしながら作業をして、解き方の糸口を見つける問題です。

これがお子さんのタイプによっては疲れの原因になります。

2 B問題での失敗が尾を引いて焦ってしまった。
  子持ちの切り替えがうまくできないお子さんも多いのです。

3 35分で21問という量に焦ってしまった。
  (問題数は、小問合計21ですが、1問の中で2つのことを問われているものもありますから、実際にはもう少し多くなっています。)

時間的なプレッシャーから、雑な計算や考え方をして、解けるはずの問題を落としている子供が多いのです。 1番や2番の易しい部分で間違いが多いにも関わらず、後半まで解いているお子さんの場合がそれに当たります。

4 図形の知識が思い出せなかった。
大問3番は30°三角形の知識や、図形の回転移動の知識が必要な問題です。繰り返し学習の慣れによって覚えていくタイプの学習をしているお子さんの場
合は、まだこのあたりの知識が定着していない時期です。図形問題の場合も、「理解すべき内容」「覚えるべき内容」をしっかりと分けて学習していく必要があ
ります。

算数B
今回は、前回と異なり目新しい問題が多く、難しいと感じたお子さんが多かったのではないでしょうか。

この中で、部分点を稼ぐとすれば、1番の(1)(2)、2番の(1)(2)、3番の面積に関する問題です。それにも条件がつきます。

1番の(1)(2)については、どのような場合に最大・最小になるのかを見抜く力が必要です。

2番の(1)(2)では、長い問題文をきっちりと読む力が必要です。

逆にほとんど手がつかなかったのではないかと思える問題は、2番の(4)、3番の(3)以降です。このあたりの正答率は非常に低いと思われます。

前出の部分点を稼げるところで、ちゃんと○がついたお子さんたちの中で差がつくいたのは、1番の(3)だと思います。

このタイプの問題は、難関校で頻出
の全てを書き出す問題です。

思いつきで書き出していくと重複したり足りなかったりが必ず起こります。きっちりと整理して、書き出す方針を見つけることが必要です。

5月マンスリー
授業内での立体図形の扱いが、ここ2年どんどん増えています。
2年前:小6後期に「今週の立体切断」なるプリントが毎週登場。
1年前:「今週の立体切断」がアプローチに組み入れられる。
今年:前期から立体切断が毎週テストされるようになった。(教室によるかもしれません)

今回のマンスリーで立体の切断が出題されるかどうかに興味を持っていたのですが、やはり出題されました。(2で切断後の辺と頂点の数、3で切り口の名称)

この立体の切断は、訓練だけではなかなか上達しません。

いろいろなものを切って見たという経験の数が大切な部分です。

以前、立体の切断が苦手なお子さん
の相談を受けたときに、「大根で立方体をたくさん作っておいて、お子さんにいろいろ切らせてください。」とアドバイスしたことがあります。

オチとしては、
「大根が高いのでにんじんにしてみました。1週間にわたり毎朝の味噌汁の具は、子供が切り刻んだにんじんでした。」です。

このお子さんは、これ以降立体図
形の切断に苦労することなく開成中に合格しました。

ですから、今から立体の切断の問題を解く経験を積ませるというサピックスの方針に大いに賛同しています。

さて、今回のマンスリーテストの問題レベルは、3月と4月のちょうど間ぐらいでした。

非常に易しい問題と、テキストから多少形を変えた問題が適度に混じっています。

問題数も25問と比較的少なく(それでも十分な量ですが)、全体的に穏やかな出題でした。

でも、きちんとした理解が出来てないと高得点は取れないようになっていることはいつも通りです。

日能研カリキュラムテスト(5月2日)のポイント

次のカリキュラムテスト(5月2日)の算数は、これまでやってきた分数計算の総まとめに当たる単元です。

 

「四則混合逆算」「多角形の求積と逆算」共に分数の計算方法がしっかりと身についているかどうかを調べるのに適した単元です。


もし、前回よりも大幅に点数を下げてしまったら。


これからも”計算練習を毎日15分”を継続してください。

 

その際使う問題集としては、「小学5年 計算練習 800題」「小学6年 計算練習 800題」(桐杏学園)などの、テスト形式で難しすぎないものが良いでしょう。


今後の算数は、小数で考えたり計算するよりも、分数で考えたり計算する事が増えてきます。

 

分数で考える事が出来るかどうかで、解くことが出来る問題レベルが左右されるとも言えます。「3は2の1.5倍」と考えるのではなくて、「3は2の3/2」ととらえることです。

 


理科では、「人体のまとめ」が出題範囲です。知識を問う問題が中心です。

 

でも、次の2種類の問題の出来が悪い場合(出題されるかどうか分かりませんが)、理解する学習が不足していることになります。


 1 消化酵素の実験

ヨウ素液を入れて青紫色に変化する試験管を全て選びなさい。という問題です。温度・消化酵素の有無などの複数以上の条件をとらえ切れているかどうかがポイントです。

 2 呼吸による酸素の吸収量の計算

毎分何リットルの血液が巡り、その中に酸素が何立方センチメートル入っていてという表から始まる問題です。その表の項目の意味をとらえられているかどうかがポイントです。日能研の生徒には、表やグラフの読み取りの苦手な子供が多い気がします。

日能研小6 今週の濃度は、面積図か天秤か

今週の算数の単元は濃度です。

 

濃度の解き方には、面積図とてんびんなどいろいろあります。

]

これまで日能研は面積図が中心でした。

 

ところが、今年はてんびんで教える事が増えているようです。

 

日能研が出しているシラバスには「面積図を利用して」と書いてあるのですが。



講師の意見もいろいろあるようです。

 


ある講師は、「てんびんでも解けるけれど、面積図の方が良い」とか、その反対に「面積図よりもてんびんの方が早く解ける」と主張している講師もいらっしゃるようです。

 

本当のところはどうなのでしょうか。

 


私はこう考えます。

 

解き方に優劣があるのではなくて、その子にとってどの方法が適しているのかが大切だということです。

 

特別に優秀な子は両方を使い分けることが出来ます。

 

でも、そうはできないお子さんの方が圧倒的多数です。

 

てんびんで解ける問題は100%面積図で解けます。

 


その逆も言えます。ですからどちらで解くのかに余りこだわらない方が良いと考えています。


お子さんに、「どちらで解いてみたい?」と聞いてあげてください。お子さんが使いたい方法を自信を持って勧めてあげてください。


サピックス小6 GS特訓は量より質に注意して

4月11日のマンスリーテストはいかがでしたか。


算数は若干易しめ、といっても平均50%ぐらいでした。


国語が少し難しめだったようです。


このように、平均点が50%から60%ぐらいの場合は、得点分布と
学力分布がきれいに重なってきます。


ですから、今回のマンスリーで点数が取れたお子さんは、学力がついていると素直に喜んでください。


そうでなかったお子さんは、正答率50%以上の問題の中で間違ってしまった問題の復習をしっかりとお願いします。



大問の1番から3番に間違いが多い場合は、

1 焦っている

2 基礎概念が曖昧

3 計算力が弱い

この3つのうちの何かが原因になっています。


この原因を探るのに適した問題だったと言えそうです。

 


5月3日から5日までがGS特訓。そして、5月10日がサピックスオープンです。

GS
特訓は演習中心です。

その問題が少し難しめですから、自信を無くさないようにお願いします。


授業内での演習は、周りの子供たちの解くスピードが非常に気にかかります。隣の子がどんどんと先に進んでいると、落ち着いて考える事ができなくなる子が意外に多いのです。


量をこなすよりも、質を高める事が大切です。


総点ではなくて、手をつけた問題での正答率にこだわってください。


四谷大塚・早稲アカ小5予習について

四谷大塚の直営校では、「予習」→「授業1」→「宿題」→「授業2」→「宿題」 という学習の流れが普通です。

この「予習」が他塾には無い部分です。

中学生以降の学習では重要になってくる予習ですが、小学生にはなかなか難しいものです。

校舎やクラスによっては、予習用のプリントを配っていますが、そのプリントは四谷本部が準備したものでは無くて、担当講師が独自に作ったもののようです。

そのプリントを解くと、予習がやったことになるという触れ込みで、生徒に強制していたのですが、どうでしょう。

各単元の学習の初期に大切なことは、実感を伴った基本事項の理解です。

これを概念導入と言いますが、それを意図しない予習は効果があるとは思えません。

算数ならば、例題を少し考えてみて、分からなければ解説を分かるところまで考えながら読んでみる。理科や社会なら、説明のページを一通り読んでおく。このぐらいが適量だと思います。

早稲アカ・四谷大塚小6春期講習終了

今週末に第1回合不合判定予備テストだということは、前回お話しした通りです。

 

その問題の特徴を事前に把握していないと学力が出し切れずに、自信をなくすことになりかねません。


・算数と国語の問題は非常に多い。
入試本番に比べても多すぎるぐらいです。

 

上位の生徒でも無理して全問を解こうとすると焦ってしまって、解けるはずの問題が解けなくなってしまうことがあります。


算数では、上位生であっても、最後の大問2つについては、小問(1)が解ければOKぐらいの気持ちで受けてください。


 国語では、子供たちにとってなじみのある物語文から手をつけてください。


・理科と社会は問題文を丁寧に読まないと、ミスを起こす問題が各15点分はある。
前提説明や問題文を丁寧に読まずに、問題を勝手に予想して解いてしまうことは、大人には信じられないことですが、よくあることです。

 

まさにそこをついてくるのです。

 

早稲田アカデミーのお子さんを持つお父さんお母さんは、NNアタックを受けるかどうかを決断する大切な週になっています。

 

お迷いの時は、前回の文を再読してみてください。

サピックス小6春期講習終了

4月には、11日にマンスリーテスト、12日にはサピックスオープンという大きなテストが控えています。

近年これらのテストの算数の平均点が低いことが気がかりです。

150点満点で50点が平均と言うこともあります。

ちょっと難しすぎる気がするのは私だけでしょうか。

平均点が低い時は、1番から3番までの配点では80点分の出来が勝敗を決めてしまいます。

後半の発展問題をほとんど誰も解けていないこともあるようです。

これらのテストの復習は、正答率をしっかりと見て、必要なレベルの問題だけをやるようにしてください。 

サピックス小5春期講習終了

春期講習が終わって、また通常のペースの勉強が始まりました。

そして、次回のマンスリーテストが気になり始める頃ですね。

第10回の、第6回から9回までの復習単元が終わってからマンスリーがあるのですが、この週の時間の使い方が大切です。

目指す点数によってやり方は変わりますが、これまで60点ぐらいしか取れていなくて、90点を目指す場合をお話ししましょう。

算数で準備していただくのは、6回から9回までのデイリーサポート(○△×のついた者)、デイリーチェックテスト、基礎力定着テストです。

デイリーチェックテストと基礎力定着テストの表面が、マンスリーテストの1番から3番までの問題レベルと言うことになります。

約80点分ということになります。

サピックスのテストは、この2番という基本問題ですら少しひねってあるために、解き方をしっかりと理解していないと正解にたどり着けません。

基礎力トレーニングでの機械的な暗記学習では得点できないのです。

このデイリーチェックテストと基礎力定着テストの表面の中で間違っている問題をピックアップします。
その中から問題数を決めて復習するようにしてください。

間違った問題を全て解き直しをさせたいお気持ちは分かりますが、時間がかかりすぎます。

10問から15問程度に抑えてください。

デイリーサポートの6回から9回までの使い方です。

授業中につけた△印の中で、BCランクに該当するものだけをピックアップして解き直すわけです。

この2つの学習にほぼ3時間かかるはずです。それをマンスリー前の1週間の学習スケジュールに入れておいてください。 

日能研小6春期講習の真っ只中です

春期講習の真っ最中ですね。

日能研の講習テキストは、難しすぎず易しすぎず、復習に使いやすくできています。

授業で解いた問題毎に、○、△、×をつけて、復習に利用してください。
○…テストに出たら必ず解けると思える問題。
△…授業を聞いて理解できたが、自力で解くには自信がない問題。
×…授業を聞いてもよく分からなかった問題。

この○△×の中で、△の問題を最優先で復習することで確実な点数アップが可能です。

理科については、大切(でほとんどの人が苦手)な単元が天体(月や星の動き)です。

特に明日か明後日に習う、「黄道12星座」は点数の差が大きく
なる単元です。

「春分の日の午後9時に西の空に見える星座は?」という問題は知識の暗記だけでは解けません。

なぜそうなるのかをしっかりと理解する事を心がけてください。

日能研小5春期講習真っ只中

春期講習の真っ最中ですね。

午前中の短い時間だと言っても子供たちには大変です。

この時期こそ問題の取捨選択が大切です。

講習期間の日能研テキストは、難しすぎず易しすぎず、復習にはもってこいです。

明らかに、もう解ける、大丈夫という問題は復習から外し、もうちょっと
で解けそうな問題に時間をかけることが学力をつける近道です。

その際に注意していただくことは、繰り返しの回数が大切なのではなくて、理解の深さが大切な
ことです。

くれぐれも解き方の丸暗記にならないように注意してあげてください。

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▼2022年11月18日(金)

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