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早稲アカ・四谷大塚小6社会

社会では、公民分野が本格的に始まりました。

 

小学生にとってはなじみが無い事柄ばかりです。

 

政治や経済の仕組みを理解する単元ですから大変です。

 

でも、近頃上位校ほどこの単元を出してきます。

 

しかも配点の大きな記述問題を含めてです。


苦手な子供にとっては、理解することと覚えることをはっきりと区別して学習させていくことが大切になります。


予習シリーズをしっかりと読み込む。→覚えるべきところを蛍光ペンで引いてから覚える努力をする。→なかなか覚えきれないところは、自分なりのサブノートを作って見る。

 

という学習が必要です。

しかも他の教科の学習量も多いですから、あまり時間をかけずに集中してやる必要があります。

 

 

「お母さん、三権分立ってな?に?」と聞いてきた場合は、これまでは「自分で調べてみなさい」が正解でしたが、時にはお母さんがお子さんに説明して上げる必要があります。

 

お母さんが予習シリーズを読んで、お子さんにわかりやすい言葉で説明してあげることになります。


特に、お子さんが、あれもやらなければこれもやらなければとジタバタしているようでしたら、少しはお手伝い頂くのも仕方がないと考えています。

 

そして、「お母さんは(お父さんは)そのことについてはこう思うんだけれど。」と話して頂ければ、親子のすばらしいコミュニケーションになると思うのですが、いかがでしょう。

サピックス小6算数

算数がなかなか伸びないと悩んでいらっしゃる方へ。


頭の出来が良いのに、成績が不安定なお子さんがサピックスに多いような気がします。

 

そんなことまですぐに連想できるんだと感心するほどスピーディーな思考が出来るお子さんの中に、こんなに易しい問題をなぜ間違うんだろうと意外な感じを受けることが多々あります。

 

1昨年に相談があったサピックス小6のα2の男の子の話をしてみましょう。

お母さんからの相談は、

「宿題は、信じられないほどのスピードでやり切ってしまう。分かっているのかと思って聞いてみるとちゃんと分かっているようだ。でもテストが安定しない。良いときには150点中130以上を取ってくることがあるのに、80点ぐらいの時もある。心配だ。」


というものでした。


事務所にお母さんとお子さんを呼んで話を聞いてみました。

 

知的好奇心が強く、非常に物知りなお子さんでした。

少し算数を教えてみましたが、まさに1を聞いて10を知るタイプというのでしょうか、少しヒントを与えるだけで、解き方を見つけることが出来ます。

 

ところが、式を書かせようとすると書けないのです。

 

計算だけでも構わないよと言ったところ書き始めたのですが、殴り書きです。

 

暗算力も優れていました。

 

240×2.25を、筆算せずに暗算で答えを出してしまいます。

 

聞いてみると、2.25倍というのは、2倍と後その4分の1を足せばいいから、240の2倍で480。

 

それに240の4分の1の60を足して540としたというのです。

 

ノートには式も計算も書かれていなくて、ただ540という答えだけが書かれています。


いろいろな数字を頭の中において、必要に応じて処理することが出来るという点においては、抜群の出来です。

 

ところが、点数が悪かったテストを見ると、大問の2番からたくさん間違っています。

 

普通は問題用紙に残った計算の跡を見るとどういう方法で解こうとしたのかが分かるのですが、その子の問題用紙には所々に数字が残っているだけです。

 

しかも、その問題から遠く離れたところに書いてあったりしました。

 

その子は、式を書くのが面倒だから、これまでも書かなかったと言うのです。

 

今の算数の得点の不安定さが、6年生単元に入ってひどくなったことから、次のように考えてみました。


 ・算数の解き方はすぐに理解できる。
 ・処理を頭の中で全部やろうとしている。
 ・数字の処理をしているうちに、今何をやっているのかをわすれてしますう。

 

また、何をやっているのかを思い出しているうちに、頭の中にあった数字が入れ替わってしまうこともある。

 

そこで、その子の第1志望校の麻布の算数の解答用紙を見せてみました。

 

「ほら、この2問は考え方や式を書く欄があるだろ。ここに式や計算をちゃんと残していないと点数がもらえないんだよ」と脅してみました。

 

その後に、「計算の前に式は書こうね。まとまった式で無くって良いから、今から計算しようと思っている式を書こうね。」と言ってみました。

 

またお母さんには、式を書いているかどうかを見張ってもらうことにしました。

 

しばらくしてお母さんから電話がありました。


「式を書いてねと言うと、『分かっているよ、くそババ?』と言って式を書いてくれません。どうしたものでしょう。」とおっしゃるのです。


 子供に電話口に出てもらいました。
「解くときに式を書いたらどんな良いことがありそう?」
「ミスが減って点数が上がりそう。」
「そうだよね。じゃあ式を書こうと思うかな?」
「うん」
「じゃあ、今日これから解いたノートを先生にFAXしてきて、出来るかな?」
「うん」


このような電話を何度か繰り返すうちに、5月のマンスリーがありました。

 

なんと140点です。

 

それ以降も、ミスが増えるときもありましたが、式を書こうねと言い続けていきました。

 

11月の志望校判定では合格可能性80%以上が出ましたし、麻布中学に合格しました。

 

このように、難しい問題になってくると、処理能力の高い頭脳を持っていても処理しきれなくなるのです。

 

一度式に書くことによって、頭のメモリーを解放して次の思考に入っていけます。

 

よく分かっているはずなのに点数が取れないと思われる場合は、解いた後に式が残っているかどういかを見てあげてください。このような子がサピックスには多いような気がします。

サピックス小5基礎トレの使い方

算数が、約数・公約数の範囲に入りました。

この単元は、次週の倍数・公倍数と共に分数を理解するための大切な単元です。

ところで、サピックスの分数計算に使われるのはたった2週です。

日能研が5週間、四谷大塚が3週間であることを考えると異例な短さです。

言い換えれば、
「分数計算ぐらいは自分で勉強して、もう出来るようになっているよね」と言われているのです。

あと3週間後にはその分数計算の週です。

異分母分数の和と
差、分数同士の積と商は、そろそろ練習を始めさせてください。

今週の単元を理解すると、分数の約分がしっかりと理解できます。

また来週の単元を理解する
と、通分がよく分かります。分数の計算練習を始めるには一番良い時期です。

前回に少し基礎トレーニングの使い方を書きました。

この基礎トレーニングの使い方について印象に残っているお子さん2人の例をお話ししましょう。
 

1人目は、α2クラスの男子、小6だけでも20クラスを軽く超える大規模校ですからαクラスだけでも6クラスありますから、かなり成績上位のお子さんです。

ご相談があったのは、小5生の6月です。

お母さんからの相談は、

「うちの子は算数のミスが多くて。毎日基礎トレーニングの宿題やらせているのですが、計算ミスが一向に減りません」

というものでした。

基礎トレーニングをやっているテキストを見せてもらったときに気がついたことが2つあります。

1つ目は、計算の数字が非常に乱雑なこと。

2つ目は、計算の後が少なく、多くを暗算でやっていたこと。

そこで、前に書いた方法をご紹介しました。

基礎トレーニングをこなす量を減らすわけですから、お母さんは半信半疑でしたが、だまされたと思って1ヶ月間
やってもらうことにしました。

お子さんには、基礎トレの回数を減らす代わりに、計算の字をきれいに書くことと、暗算を減らすことを約束してもらいました。

 結果は、大成功です。

次のマンスリーでは1番の計算はすべて正解、2番の一行問題は1問だけの間違いで、135点/150点になりました。

考えたり工夫
したりすることは大好きだけれど、単純な繰り返し学習をいやがるお子さんでしたし、4年まで通っていた公文ではEまで終わっていましたからこの方法が使え
たわけです。
 

このお子さんは、この一年半後、第1志望の麻布中学に合格しました。

もうお一人の例です。

 サピックスBクラスの女子です。

相談があったのは、小5生の11月です。

 お母さんからのご相談内容は、

「マンスリーテストのせめて1番2番だけでも解けるようにしたいと思って、基礎トレーニングをきっちりとやらせようとしているが、時間がかかってどうしょうもない。一日の学習がそれだけで終わってしまう事もある。」

というものでした。

 この件は、事務所にお子さんとお母さん2人に来てもらって話を聞いてみました。

そして少しお子さんに教えてみました。そこで気がついたことは、

・少し早く説明すると理解できない。
・同じ内容を2回繰り返したり、ゆっくり話すと理解できる。

の2点です。

 サピックスのてきぱきとした早い授業について行けていない可能性があります。

また、基礎トレーニングの1ページ(10問)に時間がかかりすぎることか
ら、サピックスに合っていない可能性があります。

その反面、ゆっくりと説明すると応用部分も理解できますから、受験が不可能と言うわけではありません。

 そこで、思い切って転塾を勧めてみました。

地元密着型で(YTネット加盟塾)、その地域では丁寧な指導で評判の高い塾です。

そのお子さんは、転塾した塾
で(はじめは、四谷週例テストのAコースでした)、成績を伸ばし、半年後にはCコースに上がり、東洋英和中に合格しました。

日能研小6カリテ

今週はカリテがあります。

6年の1学期終了時点まではカリテの得点の正しい方法での積み重ねが、センター模試の点数になるとお考えください。

理科は、ここしばらく植物・動物という暗記単元です。

これまでも何度かやってきた単元ですが、この時期は知識の完成を目指す時期です。
1週間に2時間程度の暗記時間を確保してください。

社会は、地理単元からの復習です。

4年生で一度やった部分ですが普通は記憶が曖昧になっているものです。

地理単元も入試の社会の中での配点は
30%?40%あります。

子供たちが興味を持ちやすい歴史や、難しく感じる公民部分に重きを置きがちになりますが、地理が社会の基礎点数になります。

頭の中にまとめ直す意気込みで、1週間に1?2時間の学習時間を確保してください。

 
算数は、しばらく「規則性」の単元が続きます。

数の連続や図形の連続、約数や倍数を使った数の規則など公式化されているパターン問題が多い単元です。

公式を覚えることだけで終わらない事が大切です。なぜそのような公式になったのかを理解していないと、少しだけ問題を変えられるだけで解けなくなってしまい
ます。

最上位校を目指している生徒にとっては非常に大切な単元です。

題意に基づいて書き出すうちに規則が見つかってくるという問題が増えています。

 「250番目の数を求めなさい。」という問題に対して、全部書き出すのではなく、10個?20個書き出しているうちに規則を見つけようという気持ちで問題
を解くことが大切です。

カリテの問題用紙の周囲を数字が、ぐる?と一周取り囲んでいる事が無いように注意しましょう。

日能研小5カリテの復習

第1回のカリテはいかがでしたか。

 

明後日には、パソコンでネットからお子さんの答案をダウンロード出来ますね。

 

早速間違い直しをやらせなくっちゃ!と思われる方が多いのですが、ちょっとお待ちください。


格的なテストの振り返り学習は、正答率表が手に入ってからにしてください。

 

だって、正答率30%以下の問題を復習させても効果はありませんから。


カリテの復習方を教科毎にまとめておきます。


・算数
 正答率60%以上で間違った問題は、必ず復習させてください。

 

このときは、お母さんが横について様子を見ておかれることをお勧めします。

 

この間違いのなかに、「苦手の芽」が潜んでいることが多いのです。


たとえば、”余りの小数点の間違い”があるときは、もしかしたら割る意味をしっかり理解できていないかもしれません。

 

「なぜ、元の小数点をおろしてくるの?」という質問にちゃんと答えることが出来れば安心です。


 60%以上の復習が終わったら、
 70点/150点までのお子さん
  深追いすることはやめて、ここで止めておきましょう。

 

今解き直した中で心配な問題だけをやり直す事ぐらいでストップです。


100点/150点までのお子さん
 正答率40%以上から60%までの問題の解き直しをします。


100点/150点以上
 正答率30%から60%までの問題の解き直しをします。

 

 

国語
漢字と語句の間違い直しから始めてください。

 

その場で覚え込むようにさせてください。


読解については、正答率50%以上(100点/150点以上取れている場合は40%以上)の問題の中で間違った問題の、”設問を読み直す”、”解説を読んでなぜその答えになるのかを理解する”という順序で復習させてください。

 

 

社会
なかなか社会の復習まで手が回らないと思います。

 

でも、間違った問題の中で大切な事柄(正答率50%以上)をサブノートにまとめておくことだけはやらせてください。

(中学受験情報局のサイト内の社会サブノートの作り方を参照ください)


センター模試の前に覚え直すためです。

 

 

理科
社会と同じくなかなか時間が取れませんね。

知識単元では、多く間違った大問に関係する本科テキストの説明部分を探し出して、


“読み直す”→”軽く覚え直す”→”蛍光ペンでざっくりと印をつけ、そのページに付箋の目印を貼っておく”事をお勧めします。

 

これも、センター模試前に効率よく覚えるための準備です。

サピックス小5宿題の取り組み

家庭学習の材料はすべて集まったでしょうか。


その、学習項目を一週間の空き時間にとりあえず埋め込んでみてください。


月・水・金が授業ですから、火・木・土・日を使うことになります。

 

どうでしょう、ほとんどいっぱいになっていませんか。

 

もしかしたら埋まりきらないものがあったりしていませんか。

 

そうなんですね。全部やろうとすると、スピードがあって集中力の持続に優れているほんの一部のお子さんだけがこなしきれる量だということに気付かれたことでしょう。


  さてここからです。
 1 優先順位を決める。
 2 省けるものや、やり方を変えれば効果が変わらずに時間短縮になる方法がな

   いかを検討する。


この2つを考えてください。
たとえば、基礎トレーニングは、毎日1ページずつやることが義務づけられていますが、全員がそれをやる必要があると思われますか。

 

A・Bクラスの場合は、基礎訓練として必要でしょうが、αやそれに近いクラスでは毎日やる必要は…。と思われたら、効果を下げずに時間を短縮する方法を工夫してみましょう。


その週の第1回は全問やってみます。

 

その中で間違った問題が2?3問程度の場合は、残りの回数は、同じ小問番号だけをやることにします。

 

これでも、全ページやるのと同じ学習効果です。

 

1週間に使う時間は1/4です。

 

 

各教科のテキストの使い方については、今後どんどん書いていく予定です。

日能研6年授業開始

6年授業が始まりました。


小5までの日能研カリキュラムは、スピードも若干遅く問題レベルも欲張ったものはほとんどありませんでした。

 

ところが、これからの授業では、これまでのものを取り戻すがごとく速くしかも難しくなってきます。


また、カリキュラムテストの、Aクラス用の「基本問題+共通問題」とMクラス以上の「共通問題+発展問題」の問題レベルが大きく離れてきます。

 

上位校を目指すお子さんでまだAクラスの場合は、出来るだけ速くクラスアップの方策をとってください。


日曜特訓も始まりました。数年前から始まった1学期日特ですが、全員に必要な講座なのかどうか。

 

日能研のカリキュラムは、6年生1学期終了時にやっと全単元を終えます。

まだ、全ての単元の基本を押さえていないこの時期に総合問題を解く意義は一部のお子さんを除いて無いと思っています。

 

日能研ある校舎の責任者の先生に相談に行かれたお母様に、「日特の問題は難しいですから、分からなくてもかまいません。

 

今のうちに難問になれることを目的にしていますから。」とおっしゃったそうです。「分からなくてもかまわない」ような問題を大切な時間を使って授業するなよ?!と、突っ込みの一つも入れたくなります。

 

Mクラス用の日特問題はほとんどが、上位校で出された入試問題そのものかその類題です。

 

このレベルを今の時期にやることは、「難問は私には解けない!」と思い込ませてしまうばかりで、学習意欲にも影響を与えそうです。


講座の取捨選択がより大切になってきました。

日能研小5授業スタート

2008年の中学受験がほぼ終了しました。

 

不況だから、受験生が減るという見方もありましたが、なかなかそうはなっていないようです。

 

昨年の首都圏では、5万人が4万人の私立中の定員に挑戦したわけですが、今回は5万5千人に近い子供たちが受験に立ち向かったようです。


中学受験生を持つ親御さんには、ますます正しい受験勉強が大切になっていく事を分かっていただきたいと思います。

 

さて、日能研の小5生です。


算数は2月第2週から4月末まで計算単元が続きます。

 

その時期の理科は、植物と動物という単純暗記の範囲です。社会はもともと暗記中心の教科です。


そのために、「受験勉強とは、繰り返し計算をして、繰り返し覚えていけばいいんだ!」と感じてしまうお子さんが多いのです。

 

機械的な繰り返し学習に落ちいってしまうきっかけになる時期ですから要注意です。

 

計算は、算数を解く際の大切な道具です。

 

熟練することは大切なことですが、それは受験学習の一部にしかすぎません。

 

訓練する部分の学習だけではなく、考えを積み上げる勉強も同時にさせてあげてください。

 

カリテの点数には反映しませんが、第1回では「線分図を利用して、余りからの逆算を立式する」部分が考える学習です。

 

第2回では、「約数・倍数・公約数・公倍数の意味理解」です。

四谷大塚・早稲アカ小5授業開始

四谷大塚系の塾では、毎週週例テストがあります。

 

日能研が二週に一度のカリキュラムテスト、サピックスが月一度のマンスリーであることを考えると、テストの負担感は大きいのです。


ここで注意しておかなければいけないのは、この週例テストは1週間の学習確認に過ぎないことです。

 

このテストのために、「よく分からないけれど、とりあえず解き方を丸暗記しておこう」というような付け焼き刃の学習を繰り返さないことが大切です。

 

もう一つ注意しておくことがあります。

 

このYTテストは、ABCSと4つのコースに分かれています。

 

コース毎に合格可能な中学校が明確に分かれてしまうことです。

 

たとえば、Aコースならば、いくら上位の成績を続けても偏差値50以上の中学校に合格することは難しいのです。コースによって使用教材もテスト問題も異なります。


出来るだけ早い時期に、志望校のレベルに合ったコースになっておくことが大切です。

 

さて、今週の算数は倍数と公倍数、来週は約数と公約数です。

 

その後分数計算に突入です。

日能研が5週にわたり分数計算をやっていくのに対してわずか3週間。

 

しかも、予習シリーズは1週間に2単元ですから、分数計算にかけることが出来る時間は、1.5週分と言うことになります。

 

第3回で異分母分数の和と差を学習した翌週に、分数同士の積と商ですから、混乱してしまう生徒が毎年続出します。

その分数計算が2週間後から開始です。


今週から、1週間の学習スケジュールの中に分数計算を少しずつ入れてください。

 

異分母分数の足し算と引き算、分数同士のかけ算と割り算を「計算と1行問題集」を使って練習させてください。計算の仕方はお母さんの方でしっかりと見てあげてください。
 
早稲田アカデミーに通っているお子さんには、予習シリーズと共にダブルベイシックという予習シリーズ準拠の問題集も使います。

 

宿題をこなすだけで、分かろうとか理解しようという気持ちが無くなっていないかどうかは常に観察しておいてください。


「なぜそのようにしたら解けるの」
とお母さんが質問されたときに、
「だって、塾の先生がそうやって解いたんだもの」
という答えが返ってきたら心配です。


また、算数の解き方で、裏技や公式が多い塾です。「なぜその方法が使えるの」、「なぜその公式が正しいの」と時々は聞いてあげる事が必要です。

早稲アカ・四谷大塚小6授業開始

小6内容の授業が始まりました。

 

この2月から7月までの授業内容は上位校の入試については大切な項目ばかりです。

気が抜けない単元ばかりと言えます。


算数では、比を使った図形全般と図形の移動そして場合の数。

理科では、計算が必要な化学単元と力学単元。国語では素材文のレベルがグッと上がります。


1週間の学習スケジューリングと共に中長期のスケジュールもお考えください。

特に弱点対策です。春の連休や祝日の利用や、少しでも負担が少ない週を上手に利用することを事前にプランニングしておいてください。

 

その視点から、早稲田アカデミーのNNアタックを考えてみます。


早稲田アカデミーのNN特訓は小6一学期のNNアタックと二学期のNN志望校特訓に分かれています。


予習シリーズを中心としたカリキュラムですから、それから外れるような問題を出す中学校を志望する場合は、NN特訓は必須です。麻布や開成の国語。

 

麻布の理科と社会。桜蔭や栄光の算数がそれに当たります。

 

特に国語の記述対策が必要な麻布や開成については、1学期から訓練を積み重ねることが必要ですし、この二校を狙っている子供たちは潜在能力も高いはずですから、1学期の通常カリキュラムとNNアタックの両立は可能でしょう。

(この両立が可能な子が合格するとも言えます。)

でも、それ以外を志望する子供たちにとっては、1学期カリキュラムを着実に消化していくことの方がずっと大切です。

 

NNアタックに参加して、平常授業の学習がおろそかになるようなら、NNアタックを中断する勇気が必要になることもあります。


標準的な発展問題を出題する、早稲田中・早実中・慶応三校は特に予習シリーズの二学期内容が大切です。

 

お子さんの学習の状態をしっかりと観察して判断してあげてください。

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▼2022年11月18日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「<志望校・併願校の決め方 校風、偏差値と問題傾向から決める! 合格するための受験校の選び方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年10月28日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「小学4・5・6年生対象 めざせ合格「過去問」の正しい使い方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月30日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「飛躍的に成績を上げる!苦手克服 勉強法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月10日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【4・5年生】9月から偏差値10UPを狙うオンラインセミナー  毎年2学期に成績を上げるご家庭がやっている10個のこと」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年8月5日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験の「基本のキ!」令和4年度版 最新の中高一貫校の選び方から受験の傾向まで全部分かる!」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年7月21日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【2022年夏】確実に成績が上がる夏期講習の受け方 3つのポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年7月8日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「夏休みの学習計画!うまくいく方法  夏期講習を有効活用して力をつける!学習戦略の立て方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年6月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験を迷っている!?保護者必見セミナー 未就学・小学低学年から、親が知っておきたい「中学受験」の実像」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月27日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「自分で学習する子の育て方  中学受験、高校受験でも生きてくる「子が自走する学習法」を伝授します」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月26日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「6年夏休みに成績を大きく伸ばす6月・7月の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年4月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「家庭学習のやり方を指南  塾に通っているだけで、安心していませんか?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年4月14日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「夏休みまでに偏差値5UP 6年生GWで成績を上げる10のポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年3月18日(金)

「「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「頭のいい子が育つ! 学習環境のつくり方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年2月25日(金)

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「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年10月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年9月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「苦手克服し成績を上げるコツ」にて、講師を担当させていただきました。

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「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「7/16入試にも役立つ夏休み自由研究対策セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月26日(土)

新渡戸文化学園が主催するオンラインセミナー「中学受験へ向かうみなさまへ 中学受験って何? 大切なことは何?」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「親が知りたい中学受験のキホン」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2020年10月14日(水)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナー第2弾!過去問を活⽤する家庭学習のコツ」をにて、講師を担当させていただきました。にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年9月29日(火)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験 コロナで変わる!併願校の選び⽅/合格を導くための模試の問題⽤紙・答案⽤紙活⽤法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月12日(金)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「ウィズコロナ時代の中学受験を成功させる夏の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月6日(土)

増進堂 受験研究社が主催するオンラインセミナー「学校再開・塾再開にどう向き合うか」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2月19日(水)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年首都圏中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2 月6日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年関西中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年10 月11日(金)

淑徳与野幼稚園が主催する講演会「父母講座 我が子への根拠の無い信頼の大切さ」にて、講師を担当させていただきました。

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