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私立入試と中高一貫校適性検査

本日8月30日、(株)日本教材出版 公中検模試センター様主催の、保護者対象特別セミナーで「中学受検 合格させる親はここが違う!」と題して講演をさせていただきました。

公立中高一貫校、やはり興味を持っている方は多いんですね。約100名のお父さん、お母さんにご参加いただきました。皆さん熱心に私の話を聞き、終了後もかなり突っ込んだご質問、切実なお悩みが出ました。

小学校高学年、いわゆる「反抗期」に入る子も多い年令での受検、お父さん、お母さんの悩みも多いですが、講演の中で、反抗期こそ成長の証であり、幼い我が子が大きく進歩しているのだと捉えてください、とお願いしました。

気持ち=感情と、論理的な考えの違いがわかり、それを使い分けようとし始める時期が十代の前半、小学校高学年から中学校くらいの時期ですが、公立中高一貫校の適性検査や再難関私立中学校の入学試験では、その変化を乗り越えていることを要求する場合があります。

そういう意味で反抗期はチャンス。うまく乗り切らせてあげてください。ポイントは「大人扱い」です。みなさんが家族以外の大人の方に話をするとき、いろんなことに気を遣うはずです。こういう言い方をしたら、相手はこう思うかな、といったことも様々考えるはずです。

家族にそんな気を遣うなんて、と思われるかもしれませんが、少し意識するだけで、コミュニケーションは大幅にスムーズになります。

こんなことを言いながら、私も過去のわが子への自分の接し方など、反省しきりなのですが、大切な家族だからこそ、意識したいですね。

9月を迎えるにあたって(関西限定)

今年の夏は、大変な暑さになりましたね。
大阪の夏はひときわ暑いです!
みなさん体調を崩さずにこの暑さを乗り切られることを祈っています。
ちなみに私は炎天下を歩き回って、1度ダウンしてしまいました。
9月には、気候が少しでも楽になるといいですね。今回はその9月の話題です。
 
9月には勉強できない!
夏休みには夏期講習会もあり、低学年のお子様も普段に比べて学習時間が増えていたことでしょう。
受験生ともなれば、普段の2倍の時間ではすまないでしょうね。みんなよくがんばりました。
9月になると、2学期が始まり夏休み前の生活にもどります。
このとき、急に勉強時間が短くなったような錯覚が生まれます。
また、2学期には運動会やその練習、遠足、文化祭といった学校行事のために時間も体力も取られてしまいがちです。
そして「勉強時間が無い!集中できない」と不安になってしまうことがよくあるようです。
 
まずは冷静に
冷静に考えると、これが普段の学習サイクルなのです。
塾の宿題が消化できるなら、一安心。・・・ですよ。
特に受験生は夏休みの間に、広範囲の復習や過去問演習など塾の宿題以外にも手をつけていたはず。
勉強時間が少ないと感じるのは当然です。
 
それでも夏休みの大量演習により身につけた力でもう一歩先に進みたいのが人情。
せっかくの機会を逃したくないですよね。放置すれば元の木阿弥になりそうで。
何ができるかは、どれくらいの時間を使えるかにもよります。
学校行事や習い事、模試の予定をリストアップしましょう。運動会の練習で帰宅が遅くなることも想定されます。
並行して、「今、したいこと」のリストも作ります、
空き時間数と、したいことの優先度により、9月に実現したい目標を設定して下さい。
 
悩ましいですね。
空き時間はほとんど無く、したいことは山積み状態ではないでしょうか。
もしそうなら、実践したときのメリットとデメリットを考えてみましょう。
実践することで手に入ること、実践すると起こりそうな不安。
その不安が致命的なものになりそうなら、やらないでくださいね。
後は、メリットとデメリットの大小、多少で判断できますね。これらもリスト化するとわかりやすいですよ。
 
 
時間が無いのはみんな同じですから、限られた時間を生かすことが大切です。
そのためには、不安な気持ちで勉強を進めるのはよくありません。
うまく行ったことに注目し、安心感を持って、安定して過ごして欲しいのが9月です。
不安があれば、塾の先生や受験のプロに相談して解決するのがいいですね。
普段以上に先生方のお世話になる時期だと割り切っていきましょう。
 
(都関)
 

9月スタートは、お盆の使い方から

夏休みの前半、お子さんの学習状況はどうだったでしょうか。
 
塾によって、夏期講習の内容は様々で違いがあるということは、色々なところでお伝えしている通りです。
 
日能研が復習中心のカリキュラムであるのに対して、サピックスは夏期講習中であってもどんどんカリキュラムが進んでいくというスタイルです。四谷大塚系の塾は、復習に加えて日程の一部に予習単元が入るというもの。
 
お子さんが通っている塾によって、これまでの夏期講習の結果の受け止め方は違います。
 
日能研の場合、夏期講習前半で、これまでわからない、できなかったという単元がどのようになったかに注意します。苦手が克服できたのなら万々歳ですし、そうなっていないのであれば、お盆の時期、夏休み後半に解決に向けた行動をとるなど、今から計画を練らなければなりません。
 
サピックスでの注意点は、ふだん1周間サイクルで進んでいく単元学習が、夏休みは約3日サイクルと短くなっていることです。理解が進んでいないままになっている単元がないか、お盆休みの機会にしっかりチェックしておきましょう。
 
「夏の成果」がどうだったかを具体的に知る材料になるのが、たとえばサピックスでは8月のマンスリーテストですが、それに先駆けて把握しておくにこしたことはありません。
 
6年生は夏が終わるといよいよ受験対策。学校別の特訓授業も各塾で始まります。9月によいスタートをきるためにも、夏休み、夏期講習の学習をひとまず「成功だった」と終えることは大切なことです。そんな意味での「中間見直し」の機会に、お盆を上手に使ってください。
 
6年生はさすがに長期旅行などは無理かもしれませんが、5年生までのお子さんは、旅行や家族でのお出かけを通してコミュニケーションをとることも心がけてほしいと思います。自由研究などにいっしょに取り組むのもひとつの方法ですね。家庭で気軽にできる実験などについては、近々このコラムでご紹介したいと思います。
 
8月の中盤をどのように使うかを、今からイメージしておいてください。それが9月スタートへのよい準備になります。

夏休み「あたふた学習」を克服しよう

とても急いで問題を解く子がいます。私は「あたふた学習」と呼んでいるのですが、問題文を読み始めるなり鉛筆が動き始め、そのまま鉛筆が止まることなく答えが出る、といった具合です。いっしょに問題を解いているときなど、私が問題文を読んでいる間に、すでに答えを出してまう子もいるほどです。
 
中には、かなり難度の高い問題でもそんな調子で正解してしまう子もいます。読むスピードも思考のスピードも速い子です。
 
しかし、大部分の子どもはそんなに速く問題を正確に解くことはできません。では一体どうしているのかというと、重要な決断のときに「思考停止」するのです。
 
ある問題を考える過程で、ふつうはいくつものポイントに遭遇するものです。ちょっと立ち止まってそれまでの思考を整理したり、ここからの方針の確認をしたりという作業が必要になる場面です。問題が複雑で難しくなるほど、このような場面は多くなります。
 
どんどん解き進めていきたいところだけど、急ぎすぎると混乱してしまうので、自分を落ち着ける意味でも立ち止まって整理することが必要かな、と自分を客観的に見る時間といってもいいかもしれません。」
 
ここで、ぐっと熟考するという習慣が大切なのです。
 
でも「あたふた学習」の子にはその時間がないのです。特に記号選択問題などで顕著で、選択肢が残り2つに絞られたときなどに「エイヤッ!」で選んでしまうようなところがります。
 
これは習慣のようなもので、大量の塾の宿題に毎週対応するうち、どんどんこなしていかなければ終わらない、という気持ちから、「あたふた学習」に陥ってしまっていることがほとんどです。
 

 

夏休み、夏期講習を受講している6年生は相変わらずの宿題量だと思いますが、一度立ち止まって勉強のしかたを見なおしてみるのもよいかもしれません。 「あたふた学習」で10やっていたのを、ていねいに5だけやることに変えただけでも、ずいぶん変化が出るものです。

マイナビ「ママフェス2015」

本日7月14日、マイナビ家庭教師様主催のイベントセミナー「ママフェス2015」に講師として参加させていただきました。
 
いろんな学年のお子さんのお母さんたちにご参加いただきましたが、みなさん非常に真剣な表情で私の話をお聞きいただいていました。
 
進学塾の模試では、入試が近づいてくると合格可能性が出されます。20%とか、80%というふうにです。今日お話ししたのは、80%だからもう安心、合格できるというわけではないし、今6年生でもう夏休みが始まる、というこの時期に20%でも、絶対に合格できないというわけではない、ということについてです。
 
では、80%の合格判定をより安心できるものにするために、そして20%の合格判定をよりきb王あるものにするために何をすべきか。
 
ひとつのヒントは「取捨選択」です。近年の進学塾の授業、宿題、講座数は20年前の約2倍。別の機会にもお話ししたことがありますが、塾のテキストやテストを積み上げたら、大人の身長をゆうに超えてしまうくらいの量になります。この大量の課題を「取捨選択」するのです。
 
その方法の1つが「◯△☓学習法」です。子どもが「これは簡単」と感じる問題、「難しくてぜんぜんわからない」と感じる問題はひとまず避けて、「難しいけど、ちょっとがんばれば解けそうな気がする」と感じる問題に集中するのです。
 
解くべき問題の判断を子どもの印象だけに任せていいんでしょうか、というご質問を受けることが多いですが、そのご質問への私の返答は「おおむね大丈夫」ということになります。もしも家庭教師や個別指導にお願いするなら、その判断の精度を高めてもらうというお願いのしかたがいいかもしれませんね。
 
お子さんにとって優先順位が高い問題、中学受験に頻出なのかどうかという視点で見たときに重要度が高い問題なのかという視点でアドバイスを差し上げることが私自身も多いのがこの時期。
 
暑い季節、元気に頑張るお子さんたちを、しっかり支えてあげてくださいね。夏が終わったとき「いい夏だったね」と親子で言い合える、そんな夏にしましょう。

塾でやったプリントやテスト、 教材などは全部とっておくって、ウソ?ホント?

7月9日18時より、新刊
「中学受験の常識 ウソ?ホント?」
の発売キャンペーンを
中学受験ポータルサイト「かしこい塾の使い方」で
開催していただいています。
 
http://www.e-juken.jp/20150709truth.html
 
今回の書籍は、中学受験の常識と思われていることで
「え?それってホント?」
なことに、どんどん◯・☓をつけていくというもの。
 
お子さんの年令が低い小学受験、中学受験では、お父さん、お母さんが正しいと思ってやっていること、そう教えてもらってやっていることでも、長い目で見れば「?」ということがたくさんあります。
 
あとで冷静に考えればわかることでも、そのとき当事者になっているときには気付かないことがたくさんあるのです。
 
後で後悔しないために、「今やっていることは長い目で見てどうなのか」を今考えるきっかけに本書をしていただければと思います。
 
たとえば1つ本書からご紹介すると
 
「塾でやったプリントやテスト、
教材などは全部とっておく」
 
さて、いかがでしょう?
 
◯だと思いますか?
それとも☓でしょうか?
 
すべてのことに白黒つけるのは難しいのかもしれませんが、このことに関しての私の意見は「◯」です。
 
大手の進学塾ともなれば、配布されたテキストやテスト、プリントなどをすべて捨てずにおいておくということは、大変なことです。それだけで本棚やクローゼットがいっぱいになってしまうことも珍しくないくらいの量です。
 
それでもおいておくといいのは、やはり何かのときに復習したいとなった場合、質がよく使い勝手がよいからです。
 
そして何より、いよいよ受験の日が近づいたときに「あなたはこれだけのことをやり遂げたんだから、きっと大丈夫だよ」と言ってあげられることだと思っています。自分がやってきたことがしっかり目に見えるというのは、子どもにとって大きな自信になるものです。
 
 
 
 

 

新刊 「中学受験の常識 ウソ?ホント?」

7月7日に新刊が発売になります。

 

アマゾン書店にはもう書影が掲載されていて、ご覧いただくこともできるのですが、まだ購入なさらないでくださいね。

 

私が主任相談員を務めさせていただいているポータルサイト「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」で、新刊発売キャンペーンを開催してくださるようで、そちらでご購入いただければ、特典があるようです。

 

この新刊

 

「中学受験の常識 ウソ?ホント?」では、中学受験に関してお父さん、お母さんたちが迷いがちな「常識」を1つ1つ検証する作業をしています。

 

一見、本当のように聞こえるけど、実のところはどうなの?という「受験の常識」は、特にお子さんの年齢の低い受験では非常に多く、無理な学習計画を知らず知らずのうちにお子さんに押し付けてしまっていたり、よかれと思ってやったことが逆効果になるといったことが多々あります。

 

たとえば書籍の一部をご紹介すると、

 

「図を書くときは、定規を使って丁寧に書くことが大切だ」

 

という「常識」はいかがでしょう?

 

確かに、算数や理科の問題を考えるときに図を書くことは大切です。もちろん乱雑に書くのではなく、丁寧に書くことも大切。しかし、その図を使って何をしたいかを考えながら書くことが大切で、できるだけフリーハンドで思うような図を書くことができるよう練習するのが大切なのです。書きながら考え、考えながら書くのです。

 

よってこの常識は「ウソ」ということになりますね。

 

 

すこのようにべてを◯☓で判定するのは難しいのですが、できるだけ多くのことがらについて白黒をつけてみたのが本書で、「そうだよね〜」と共感いただいたり、また「そうだったの?」と新たな発見もしていただける書籍になっていると思います。

 

気になる方はぜひ「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」のキャンペーンにご参加ください。開始は7月9日(木)のようです。またこのブログでもご紹介します。

 

今回は、上記のサイトでいっしょに主任相談員をしておられる、個別指導「SS-1」の副代表、まえ前田昌宏先生が動画で書籍の紹介をしてくださっているようですので、そちらをご案内しておきます。

 

 

興味のある方はご覧になってみてください。

 

http://www.e-juken.jp/20150709truth-maeda.html

夏に向けて◯△☓学習法を

運動会の代休で、月曜にお子さんが家にいるご家庭も多いのではないでしょうか。6月は祝日がないので、こういった休日の使い方は重要です。

 
ゴールデンウイークにしっかり復習、弱点補強ができていれば、そうたくさん課題と感じることがないかもしれませんが、なかなかそうはいかないかもしれませんね。
 
日能研の6年生は昨日5月31日に志望校選定模試がありました。またサピックスでは6月7日に志望校判定サピックスオープンがありますね。
 
これらのテストでは、志望校への合格可能性を知ることができるのですが、それのみに振り回されないようにしたいものです。テストは現状の成績を知る手がかりになると同時に、今できること、できないことを把握するツールとしても使っていただきたいのです。
 
出題分野表と正答率表は、大きなテストの返却時には必ずついてくるはずです。それらを利用し、今できないことのうち、「ちょっとがんばればできるようになりそう」なことを探すのです。
 
「ちょっとがんばればできるようになりそう」な問題を特定する方法として、私が常々お伝えしている「◯△☓学習法」が役に立ちます。テストを受けて帰ってきたお子さんに、問題それぞれの印象を聞いて書き留めておくのです。
 
◯・・・簡単だった
△・・・ちょっと自信ない
☓・・・わからなかった
 
こうやって分類しておき、△だった問題で間違ったものを最重要問題として復習するのです。もちろん正答率の高い問題からです。そしてその問題と同じ単元の問題を問題集などで解いておけば安心です。
 
夏までに、1つでも2つでもこのようなことを積み重ねることができれば、夏の学習は実り多いものになります。ぜひ試してみてください。 

進学塾の授業の聞き方

■同じように塾に通っても、成績がいい子とそうでない子がいる
同じように進学塾に通い、同じ先生の授業を受けても、成績が上がるお子さんもいれば、そうでないお子さんもいます。
もちろん、それまでの学習状況が違うとか、いろんな理由がありますが、同じくらいの時期に入塾し、塾に通うまでの学習状況はたいして違いがないように見えるのに、大きな成績の差がつくことはよくあることです。
これを、子どもの能力ややる気のせいにして済ませるのは、簡単なことです。実際に「お子さんのやる気の問題ですね」といったようなことを塾の先生に言われたことがある方も多いです。
でも、塾で成績が上がらない、理解が深まらないということは、能力ややる気ではない原因が何かあるはずなのです。
塾での勉強は、先生の話を聞いて理解し、やってみて、できるかどうか確認し、できなければできるようになるまで説明を聞いたり、また演習したりの繰り返しです。
この繰り返しの中で、お子さんの(塾、あるいは先生の、かもしれませんが)どこに問題があるのか。
聞き方はどうなのか。先生の言うことを聞いて理解できているのかを確認するには、塾でおこったことをお子さんに思い出してもらうのが効果的です。
■塾での出来事を思い出せるか
塾で先生が解説した問題はこれ、みんなで演習した問題はこれ、その答え合わせのときに先生はこんな説明をした、といった事実を聞き取っていきます。
たとえば、説明してもらった問題やみんなで演習した問題がどれかが思い出せないような場合は、塾の授業に「参加」できているのか疑わしいでしょう。まわりの子が騒がしいとか、お子さん自身が授業に集中できていないとか、中には「先生が他の子を叱りつけるのが怖すぎて、それしか覚えていない」ということを言った子も過去にいました。
そこまでではないにしても、説明してもらった問題に関して先生が言ったことがうまく再現できない場合などは、うまく聞いて理解できていないということですから、その原因をつきとめなければなりません。
多くの場合、聞くことが上手にできていない子は、聞くべきときに何か別のことをしてしまっています。遊んでいるとかそういうことではなく、ノートをとっているとか、前にやった問題のことを考えているとか、そんなことです。
このような場合、お母さんがすべきことは2つ。
 
■授業をしっかり聞かせるためにお母さんがすべきこと
1つは聞くことに集中しやすい準備をさせること。塾の先生が説明しているときに、子どもが夢中でシャープペンシルの芯を入替えているなんてことは、塾ではよくあることです。そんなことが無いよう、きちんと準備をして出かけることを教えてあげなければなりません。
もう1つは、「聞くべきときには聞くのだ」ということを教えてあげることです。先生が解説しているときは、書くことよりも聞くことを優先し、そちらに集中するよう教えてあげるのです。
そのためにノートが不十分になったとしても、結果として理解度が高いほうがお子さんの成績は上がるものです。

意外に意識されることがない「授業の聞き方」とその準備。一度確認してみてください。 

「合格体験記」はマニュアルではない

■インターネットの情報は正しいとは限らない
 
新刊の執筆をしています。そんな中で、中学受験を検討しているご家庭のお母さんの持つ、受験に関する情報の多さと、誤った情報の多さをあらためて感じています。
 
ちょっとインターネットで検索すれば、本当に様々な情報を手に入れられる時代になりました。少し前には考えられなかったことです。
 
ただ、気をつけたいのは、それらの情報のすべてが正しいとは限らないということです。実はインターネットで検索してみると、意外に多く誤った情報が流通していることに気付きます。すべての個人が発信できる情報化社会では、しかたがないことなのかもしれません。
 
間違った情報でないとしても、自分にとってぴったりの情報でないということはよくあります。
 
各塾が発表する「合格体験記」もその一例で、情報としては正しい。実際に経験したご本人が書いているわけなので、多少の記憶違いがあるかもしれませんが、誤った情報ではないでしょう。しかし、それをそのまま自分の子どもに当てはめても、うまくいくとは限らないのです。
 
「算数が苦手だったので、5年生の夏は◯◯という問題集を購入して、毎日1ページやらせてみたんです。そしたら算数の成績がみるみる・・・」こんな体験記を読むと、「◯◯という問題集はそんなにいいのか。」という気持ちにもなります。でも、うまくいったのはそのお子さん一人だけで、同じように算数が苦手であったとしても、同じ方法が我が子にとってぴったりという保証はありません。
 
そういう意味では、情報が多い時代というのは、情報の取捨選択が難しい、大変な時代といえるでしょう。
 
■信頼できる情報源とその使い方は
 
そんな中、お子さんにぴったりの情報をどのように手に入れればいいのかというと、もっとも確かなのは、お子さんのことをよく知っている人からの情報。受験勉強に関しては、塾の先生や担当の家庭教師や個別の先生ということになります。
 
先生の過去の経験の中から、できるだけお子さんに近い条件だった事例を教えてもらう。今のお子さんに最も近い状態だったお子さんは、どんな勉強をして結果を出したのか。
 
こういった知識と経験のストックを多く持っているのが、スキルの高い講師の1つの特徴です。
 
塾の先生はたくさんの生徒を担当しているので、わが子のことだけを考えてくれるのか、と思われるかもしれませんが、ふだんからちゃんとコミュニケーションを取っていれば、相談に乗ってくれるはずです。
 
上手に塾と講師を使い、お子さんにとってもっとも効果的な学習とは何かを見つけ出していきましょう。

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▼2022年11月18日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「<志望校・併願校の決め方 校風、偏差値と問題傾向から決める! 合格するための受験校の選び方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年10月28日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「小学4・5・6年生対象 めざせ合格「過去問」の正しい使い方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月30日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「飛躍的に成績を上げる!苦手克服 勉強法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月10日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【4・5年生】9月から偏差値10UPを狙うオンラインセミナー  毎年2学期に成績を上げるご家庭がやっている10個のこと」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年8月5日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験の「基本のキ!」令和4年度版 最新の中高一貫校の選び方から受験の傾向まで全部分かる!」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年7月21日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【2022年夏】確実に成績が上がる夏期講習の受け方 3つのポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年7月8日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「夏休みの学習計画!うまくいく方法  夏期講習を有効活用して力をつける!学習戦略の立て方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年6月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験を迷っている!?保護者必見セミナー 未就学・小学低学年から、親が知っておきたい「中学受験」の実像」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月27日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「自分で学習する子の育て方  中学受験、高校受験でも生きてくる「子が自走する学習法」を伝授します」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月26日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「6年夏休みに成績を大きく伸ばす6月・7月の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年4月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「家庭学習のやり方を指南  塾に通っているだけで、安心していませんか?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年4月14日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「夏休みまでに偏差値5UP 6年生GWで成績を上げる10のポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年3月18日(金)

「「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「頭のいい子が育つ! 学習環境のつくり方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年2月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナーわが子の合格に必要な学習は?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年12月17日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験・合格する家庭のつくり方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年11月19日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年10月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年9月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「苦手克服し成績を上げるコツ」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年7月16日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「7/16入試にも役立つ夏休み自由研究対策セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月26日(土)

新渡戸文化学園が主催するオンラインセミナー「中学受験へ向かうみなさまへ 中学受験って何? 大切なことは何?」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「親が知りたい中学受験のキホン」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2020年10月14日(水)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナー第2弾!過去問を活⽤する家庭学習のコツ」をにて、講師を担当させていただきました。にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年9月29日(火)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験 コロナで変わる!併願校の選び⽅/合格を導くための模試の問題⽤紙・答案⽤紙活⽤法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月12日(金)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「ウィズコロナ時代の中学受験を成功させる夏の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月6日(土)

増進堂 受験研究社が主催するオンラインセミナー「学校再開・塾再開にどう向き合うか」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2月19日(水)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年首都圏中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2 月6日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年関西中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年10 月11日(金)

淑徳与野幼稚園が主催する講演会「父母講座 我が子への根拠の無い信頼の大切さ」にて、講師を担当させていただきました。

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