本日7月14日、マイナビ家庭教師様主催のイベントセミナー「ママフェス2015」に講師として参加させていただきました。
 
いろんな学年のお子さんのお母さんたちにご参加いただきましたが、みなさん非常に真剣な表情で私の話をお聞きいただいていました。
 
進学塾の模試では、入試が近づいてくると合格可能性が出されます。20%とか、80%というふうにです。今日お話ししたのは、80%だからもう安心、合格できるというわけではないし、今6年生でもう夏休みが始まる、というこの時期に20%でも、絶対に合格できないというわけではない、ということについてです。
 
では、80%の合格判定をより安心できるものにするために、そして20%の合格判定をよりきb王あるものにするために何をすべきか。
 
ひとつのヒントは「取捨選択」です。近年の進学塾の授業、宿題、講座数は20年前の約2倍。別の機会にもお話ししたことがありますが、塾のテキストやテストを積み上げたら、大人の身長をゆうに超えてしまうくらいの量になります。この大量の課題を「取捨選択」するのです。
 
その方法の1つが「◯△☓学習法」です。子どもが「これは簡単」と感じる問題、「難しくてぜんぜんわからない」と感じる問題はひとまず避けて、「難しいけど、ちょっとがんばれば解けそうな気がする」と感じる問題に集中するのです。
 
解くべき問題の判断を子どもの印象だけに任せていいんでしょうか、というご質問を受けることが多いですが、そのご質問への私の返答は「おおむね大丈夫」ということになります。もしも家庭教師や個別指導にお願いするなら、その判断の精度を高めてもらうというお願いのしかたがいいかもしれませんね。
 
お子さんにとって優先順位が高い問題、中学受験に頻出なのかどうかという視点で見たときに重要度が高い問題なのかという視点でアドバイスを差し上げることが私自身も多いのがこの時期。
 
暑い季節、元気に頑張るお子さんたちを、しっかり支えてあげてくださいね。夏が終わったとき「いい夏だったね」と親子で言い合える、そんな夏にしましょう。