カテゴリー: 小5向けアドバイス Page 2 of 10

新学年「スケジューリング」でいちばん大切なのは

4年生は、新たに塾通いを始めたばかりというお子さん、ご家庭も多いと思います。

もっと前から通塾しているというお子さんもいると思いますが、本格的な受験勉強が始まるという意味では同じです。

■ 大切なのは「スケジューリング」ですが・・・

主任相談員を務めさせていただいている中学受験ポータルサイト「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」主催のセミナーでもお話ししているのですが、ここから3年間の受験勉強を成功させる上で最も大切なのは、スケジューリングです。

「3年後までのスケジューリング」と考えると荷が重いと感じるかもしれませんが、そんなに大げさなものではありません。

4年生の1年間を過ごしていく上で、ふだんの一週間をどのように過ごすのがよいかという、当面の家庭学習のサイクルを成功させるのが最重要です。

大手進学塾の標準的なカリキュラムでは、4年生の通塾日数は週2日ほど。

塾によっては土曜に週テストがあり、日曜には公開テストがあるというケースもありますね。

■ 予定で「ギチギチ」にしない

通塾の「空き日」に宿題や復習など家庭学習を行うことになりますが、特に4年生のうちに気をつけておきたいのが「予定でギチギチにしない」ということです。

通塾は基本週2日ですから、欲張らなければ4年生のうちは時間に余裕があるはずです。

始まったばかりの今はまだ「バタバタ」しているかもしれませんが、落ち着いてきたら「週の家庭学習に余裕はあるかな」と振り返ってみてください。

これは5年生なども同じですが「日々の宿題、今やっていることをこなすだけで手一杯、時間が足りないくらい。過去の復習なんてしている時間はない」ということであれば、家庭学習のスケジュールを見直してみるべきサインです。

とはいえ、宿題として塾から出されたものはやらせないわけにはいかないし、学んだ内容を定着させようとすれば、大切な問題は1回ではなく2回、3回と繰り返して解かせたい、といった個々の要望はあるかと思います。

こうなると、ある程度の時間と労力が必要になってきますが、使える時間には限りがありますから「何を2回解かせるか」といった選択はしっかりと行いたいですね。

間違っても「すべてを2回繰り返し」といった勉強はやめていただきたいと思います。

そのような「絨毯爆撃的」な勉強をしていると、高学年になったときにたちまち家庭学習が回らなくなります。

■ 塾の先生etcに協力してもらう

では「大切な問題」をどうやって選べばいいか。

もっとも身近で役に立ってくれそうなのは、塾の先生です。

担当の先生に「宿題の中で『これだけは』という問題を指定していただけますか」と依頼するといいと思います。

こうやって塾の担当の先生とコミュニケーションをとっておくことも、大切なことです。

私達が家庭教師としてご家庭をお手伝いするときも、このような「家庭学習の仕分け」は大切な仕事になります。

このように塾の課題を取捨選択する練習も、お子さんが4年生のうちからしておくと高学年で更に役立つと思います。

このようなご相談の機会は、中学受験情報局でも「西村則康と一緒に作る 魔法の学習サイクル 『今月の学習プラン作成』セミナー」「オンライン個別相談会」といった窓口がありますし、名門指導会の体験授業にお申し込みいただいてもいいと思います。

中学受験情報局、名門指導会のサイトやメルマガ(定期購読は無料)をチェックしておいていただければと思います。


中学受験情報主催 「西村則康と作る『魔法の学習サイクル』セミナー」の一コマ

中学受験情報局 メールマガジン

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2021年 新学年まですべきこと

令和3年の1月、緊急事態宣言が発出されました。

 

私としては、気になるのは何よりも子どもたちの学校と学び、そして受験への影響がどのようなものになるかです。

 

前回の更新では6年生への影響について、そして今年も予定しているウェブセミナーについてお伝えしましたが、今回はその中でも新学年を間近に控えた4年生、5年生のお子さんたちとそのご家庭について、この時期にぜひ意識しておいていただきたいことを書きたいと思います。

■ 組分けテストのなおしを新学年に活かそう

 

2月からの新学年の開始を前に、各塾では「組分けテスト」が行われています。

新しい学年のスタートとなるクラスが決まるとあり、親御さんも気になるところでしょう。

 

たとえば四谷大塚では「公開組分けテスト」の範囲は直近の数回の授業が中心となりますから、とにかくその範囲の理解度をチェックできますね。

 

一方でサピックスは、組分けテストは範囲がありません。

ですから直近の学習範囲だけでなく、少し前、かなり前に習ったところをしっかり身につけられているかが、テストではわかると思います。

テストの結果から、直近の学習範囲よりも過去の学習範囲で差がついていることなどもわかるのではないでしょうか。

 

5年生の社会では、5年生の2学期は歴史中心学習でしたが、組分けテストには地理分野の問題がかなり出題されたと思います。

地理の復習ができていなかったお子さんは、1月中にしっかり復習しておきたいですね。

 

日能研の公開模試(実力判定テスト)もやはり範囲がないテストです。

 

テスト結果も大切ですが「何ができていて何ができていなかったか」をテストから知り、新学年に向けて補強しておくことが大切です。

 

その意味では、1月のテストの直しはとても重要です。

■ 緊急事態宣言発出を受けて

 

これを書いている2021年1月11日、首都圏の一都三県への緊急事態宣言が発出されて数日です。

今のところ飲食店等への営業時間短縮要請が中心のようですが、全国的にも感染者数は増えていて、さらに対象地域や自粛要請の範囲は広がりそうです。

 

昨年春の緊急事態宣言では学校の休講、塾の休講などがあり、オンラインで授業を展開したところも多かったですが、今のところ学校への休講要請はないようです。

ただ、感染者の増加のスピードに不安を感じているご家庭も多いのではないでしょうか。

 

状況を見ながら対応していくしかないですが、春の自粛生活を教訓に、子どもたちの学習に大きなブレが出ないようにしたいですね。

 

昨年の塾の休講で明らかになったのは、塾のカリキュラムは止まらないということです。

年間40〜50回の授業スケジュールで、1年のカリキュラムを消化する塾の1年。

何度か同じ単元を(レベルを上げながら)周期的に学習する「スパイラル方式」のカリキュラムは、一度止めてしまうとかんたんには修正が効かないのです。

 

授業がない、あるいは映像が送られてくるだけなのに、カリキュラムはどんどん進む、そんな数週間ですっかり額絵有のサイクルを崩してしまったというご相談が昨年は相継ぎました。

同じような状況になっても家庭学習の歯車が狂わないよう、心づもりはしておきたいですね。

 

もしも、ふたたび塾の授業がオンラインや映像授業になってもだいじょうぶ、という家庭学習のスタイルを築いておくことは、ふだんの塾の授業のフォローと考えると「最強」です。

■ 新学年、個別や家庭教師で塾のフォローを考えておられる方は

 

新学年を控え、塾の授業のフォローに個別指導教室や家庭教師の活用を考えている方もおられると思います。

実は1月は、いわゆる「いい先生」がいちばん「つかまりにくい」時期です。

なぜなら「いい先生」には生徒がしっかりついていて、6年生は受験目前、そんな先生を離すわけがないからです。

 

受験直前の1月は、いっぱんにどんな先生も忙しいですが、中でも「いい先生」は多忙を極めます。

受験直前、授業時間は増えることはあっても減ることはありません。

 

そんな「いい先生」の授業枠が空くのが、2月。

 

担当の6年生たちが受験を終えるからです。

 

もしも新学年、できれば塾のフォローでいい先生を我が子につけたい、とお考えのご家庭は2月のチャンスを逃さないでください。

 

1月のテストの結果をうけて、個別や家庭教師の体験授業を1月のうちに試しておく、というのも1つの方法ですね。

名門指導会の家庭教師「優先予約」についての解説ページはこちらをどうぞ。

【関西】冬期講習会と冬のテストで心がけておきたいこと

皆さん、こんにちは。 

塾ソムリエ西村主催する名門指導会において、関西エリア統括を担当している都関です 

西村のコラムページの場を借りて、関西の情報をお伝えしています。 

 

冬期講習が始まります 

今年もあとわずかを残すだけとなり、大手進学塾ではまもなく冬期講習が開講されます。夏期講習は新型肺炎の影響により期間が短縮されるなど例年と異なりましたが、冬期講習は前年までとほぼ同じ時間数・日数で実施される予定です。 

その冬期講習の学習内容は、6年生は目前に迫った中学入試に向けた志望校別の対策が中心ですし、5年生の場合これまでに習ったレギュラー授業の単元をぎゅっと凝縮して総復習」(浜学園ホームページより)、「入試レベルの演習も含めて学習」(希学園ホームページより)のように、これまでの復習や発展学習となっています。 

一例として、浜学園が冬期講習の算数で取り扱う学習内容を見てみましょう 

 

講義Ⅰ 

講義Ⅱ 

No.1 

相似(No.3031) 

速さ(No.22) 

No.2 

曲線図形(No.29) 

速さと比(No.23) 

No.3 

立体図形(No.3536) 

通過算・流水算(No.24) 

注:(  )は冬期講習の主な学習内容について、マスターコースで学んだときのNo.です。 

 

■冬期講習の前後には公開模試以外のテストがあります 

上記のように、5年生の冬期講習には、前述のように2学期に学んだことの復習やその発展学習を行うことで、2月から始まる6年生の準備という意味合いがあります。 

そのため、大手進学塾では、冬期講習の前後の時期に実力テストを実施し、冬期講習を受講する際の目標作りや、冬期講習の学習内容の理解度確認や学んだことをもとにした応用力のチェックができるようにしています。 

塾名 

日程 

テスト 

説明 

希学園 

1220日(日) 

5合否判定テスト 

現在の学力から見て志望校合格に向けての勉強がどの程度達成されているか、さらにどのような補強が必要なのかという重要な情報をご提供できます 

浜学園 

117日(日) 

5志望校判定模試 

志望校の合格可能性を判定し、意識の喚起を行うことが可能です。 

 

■浜学園小5志望校判定模試で出される問題 

浜学園の小5志望校判定模試は、算数Ⅰ(制限時間50/100点満点)と算数Ⅱ(制限時間50/100点満点)の2本立てのテストです。 

2020119日に実施された小5志望校判定模試では、算数Ⅰは20問の小問集合形式、算数Ⅱは大問7題(解答数20)で、いずれも配点は15点でした。 

また、出題は、算数Ⅰでは、①~③が計算問題、④~⑫までは基本問題、⑬~⑳が応用問題、算数Ⅱでは、大問1が計算問題、大問2が数の規則性、大問3が比と割合の文章題、大問4が平面図形、大問5場合の数、大問6が速さ、大問7が立体図形でした 

では、このテストと冬期講習の学習内容との関連はどのようになっていのでしょうか。 

実際の問題を見てみましょう。 

C:\Users\アライアンス\Desktop\都関様コラム\素材\こ39-03.jpg 

5志望校判定模試は、5年生1年間のまとめとなる実力テストですから、冬期講習の学習範囲以外からも出題はありますが、同じ範囲については、5志望校判定模試の基本問題と冬期講習のA問題は同じレベルであったといえそうです。 

では、冬期講習では取り扱わない分野からの出題はどうだったのでしょうか。 

C:\Users\アライアンス\Desktop\都関様コラム\素材\こ39-04.jpg 

上記は「切断」に関する問題ですが、マスターコースではNo.37で、最高レベル特訓算数ではNo.35で学ぶ単元です。 

ただ、マスターコースでは立方体を切断する問題までしか取り扱わず、最高レベル特訓算数でも立方体を切断したときの体積の問題はありますが、底面が正方形や長方形以外の角柱の切断に関する問題はNo.44まで出てきませんので、5志望校判定模試で高得点を目指す場合はプラスアルファの学習が必要なテストでした 

2021年の1月に予定されている小5志望校判定模試の出題がどのようなものになるかは不明ですが、2020年に行われたテストと同じようなものになるとすれば、高得点を目指す場合は冬休み期間などを利用して少し難しめの問題に取り組むような準備をしておくとよいと思います。 

また、そこまでの点数を目指さない場合でも、冬期講習で復習する単元以外からも問題が出されますので、苦手単元があればそれをなくす家庭学習をしておくことが望ましいでしょう。 

【関西】5年生 受験学年への準備は

皆さん、こんにちは。 

塾ソムリエ西村則康主催する名門指導会において、関西エリア統括を担当している都関です 

西村のコラムページの場を借りて、関西の情報をお伝えしています。 

 

あと3ヶ月5年生も受験学年に 

前回の西村コラムで「5年生は秋から6年生の準備が始まります」とお話しました。 

具体例としてご紹介しましたように希学園では11月、12月、1月の公開テストの偏差値の平均で6年生の2月から始まる志望校別特訓の受講目安が設定されていますから、まずはこれから3ヶ月間の公開テストの準備が必要になります 

また、浜学園の場合でも、6年生から始まるオプション講座に次のような受講資格が設定されています。(下記以外のオプション講座もあります。) 

オプション講座 

受講資格 

主な対象校 

最高レベル特訓 算数 

過去3ヶ月の公開学力テストで3科男女総合順位または算数順位600位以内の成績を1回以上収めていること 

最難関中 

最高レベル特訓 国語 

過去3ヶ月の公開学力テストで3科男女総合順位または国語順位600位以内の成績を1回以上収めていること 

(記載なし) 

女子トップレベル算数特訓 

過去3ヶ月の公開学力テストで3科男女総合順位または算数順位600位以内の成績を1回以上収めていること 

神戸女学院中(K) 

西大和学園中(N) 

四天王寺中(S)(医志・英数Ⅱ) 

清風南海中(S特進) 

須磨学園中(B) 

高槻中 

女子トップレベル国語特訓 

過去3ヶ月の公開学力テストで3科男女総合順位または国語順位600位以内の成績を1回以上収めていること 

神戸女学院中(K) 

西大和学園中(N) 

四天王寺中(S)(医志・英数Ⅱ) 

清風南海中(S特進) 

須磨学園中(B) 

※浜学園ホームページおよび201911配付資料より(女子トップレベル国語特訓は20209月配付資料) 

 

希学園の5年生公開テスト(10月実施)を振り返ると 

では5年生の公開テストがどのようなものなの20201011日に行われた「希学園 第341回 小5公開テスト」を例に見ていこうと思います 

希学園の公開テストの成績資料には、正答率と問題の難度が4段階で示されています。 

また、どの3問が正解できれば偏差値がいくらアップするかも書かれており、振り返りの目安がわかりやすくなっています。 

問題 

番号 

単元 

難度 

正答率 

問題 

番号 

単元 

難度 

正答率 

1(1) 

計算問題(整数計算) 

A 

85 

3(1) 

数の性質(演算記号) 

A 

97 

1(2) 

計算問題(小数計算) 

B 

78 

3(2) 

数の性質(演算記号) 

A 

96 

1(3) 

計算問題(分数計算) 

B 

74 

3(3) 

数の性質(演算記号) 

B 

51 

1(4) 

計算問題(小数計算) 

A 

86 

4(1) 

文章題(仕事算) 

A 

86 

1(5) 

計算問題(整数計算) 

A 

86 

4(2) 

文章題(仕事算) 

B 

54 

1(6) 

計算問題(逆算) 

A 

83 

4(3) 

文章題(仕事算) 

D 

27 

1(7) 

計算問題(計算の工夫) 

A 

87 

5(1) 

平面図形(直角二等辺三角形) 

C 

49 

1(8) 

計算問題(単位計算) 

B 

70 

5(2) 

平面図形(直角二等辺三角形) 

D 

16 

1(9) 

計算問題(単位計算) 

A 

83 

5(3) 

平面図形(直角二等辺三角形) 

D 

10 

1(10) 

計算問題(単位計算) 

B 

64 

6(1) 

場合の数(カードの出し方) 

A 

84 

2(1) 

規則性(数列) 

A 

96 

6(2) 

場合の数(カードの出し方) 

D 

14 

2(2) 

規則性(数列) 

A 

87 

6(3) 

場合の数(カードの出し方) 

D 

2 

2(3) 

規則性(数列) 

B 

55 

 

上の表で、難度別の配点を見ますと、A問題が48点、B問題が28点、C問題が4点、D問題が20点となっています。 

例えば、このテストで得点7079点の偏差値は53.6259.84でしたから、70後半の点数を取ることができれば、すべての志望校別特訓のコース在籍下限値を超えることができます。 

難度別の配点でいうと、A問題とB問題で失点をしなければよいことになります。 

 

A問題、B問題の具体例を見ると 

上記のテストから、A問題、B問題の具体例として、問題2を見てみましょう。 

テキスト ボックス 

(1)は、例として6番目まで書かれていますから、残り4つを書き出すと答えを求められますし、「かけ算の前にある数(かけられる数)は、『番目』と同じ数」であることに気づければ、10番目のかけ算は「10×11」とわかります。 

書き出しても答えのわかる問題ですが、正答率は96%となっており、4%の受験生が正解できていません。 

「自分にとって見やすく書く」という普段からの練習が大切だと分かる問題です。 

(2)は、書き出して答えを求める方法では少し大変そうに思えますが、例の続きは、7×8568×9729×109010×1111011×1213212×1315613×1418214×1521015×16240と、意外に早く見つけることができます。 

240をかけ算かたちにして考えればよい(または『約数』を求めればよい)」と考えることができれば、2401×2402×1203×804×605×486×408×3010×2412×2015×16のようにして答えを出すこともできたでしょう。 

なお、もう少し考え方を進めて、「24010の倍数だから、5の倍数の両隣の整数の積になるはず」という解き方もあります。 

この問題も「書き出し」で答えを求められる問題ですが、正答率は87%です。 

「粘り強く調べる(このときも見やすく書くことが大切です)」という練習も算数では重要です。 

この練習ができていると、(3)も「30番目まで書き出せる」という自信につながり、正解を得ることができたと思いますが、実際の正答率は55%で、約半数の受験生しか正解できていません。 

 (2)で「5の倍数が利用できる」ことに気づいた受験生は、(3)も同じようにして答えを求めることができたと思いますが、(2)15×16のように「かけられる数だけが5の倍数」と思い込んでしまうと失敗してしまいます。 

「注意深さ」の有無も、約半数の受験生しか正解できなかった理由のひとつでしょう。 

このように、公開テストの準備をするときには、「苦手単元が何か」や「抜けている知識はないか」といったことの他に、「見やすく書く」、「粘り強く調べる」、「思い込みで問題を解かない」など「間違えた問題の解き方の過程」にも気を配ることができると、失点を減らして点数を伸ばしていくことができると思います。 

5年生 9月からの算数の大切さ

9月になりました。
6年生はいよいよ志望校別の特訓授業も始まり、本格的な志望校対策の時期に入っていきます。
他の学年も年度の後半に入ると、各教科の学習単元が佳境に入っていきます。
たとえばサピックスの5年生が9月〜12月に習う算数の単元は、下記のようになっています。
510-20 総合(16~19)
510-21 図形の移動
510-22 旅人算(3)
510-23 時計算
510-24 仕事算
510-25 総合(21~24)
510-26 比と図形(1)
510-27 比と図形(2)
510-28 流水算
510-29 通過算
510-30 総合(26~29)
510-31 和と差に関する問題
510-32 倍数算
510-33 相当算
510-34 立体図形(3)
ざっくりと言うと、主な文章題と図形を中心に習う、ということになります。
また別の見方をすると、夏期講習で習った「比」の考え方を、さまざまな分野の問題に活かしていく、となります。
「比と図形」という単元も2回あり、その他旅人算や仕事算、そしてもちろん倍数算や相当算などにも、どんどん割合と比の考え方を使います。
つまり、夏休みに算数で「割合と比」を正しく身につけたかどうかが、9月〜12月の勉強に大きく影響を与えるのです。
一方、やや進度がゆっくりと言われる日能研はどうでしょう。
比Ⅰ 等しい比・比例式
比Ⅱ 連比・比例配分・逆比
比Ⅲ 平均と逆比/分配算・倍数算
比Ⅳ 濃度と比
比Ⅴ 底辺比と面積比
比Ⅵ 相似比と面積比
速さⅠ 速さの三公式
速さⅡ 進行グラフ/平均の速さ
速さⅢ 旅人算
速さⅣ 時計算・通過算
速さⅤ 図形上の点の移動
立体図形Ⅰ 立体図形の名称と体積
サピックスよりやや遅れていますが、大まかには「割合と比の考え方を身につける」「速さの概念を理解する」ということが大きなテーマであることがわかります。
同じ文章題でも、日の考え方を使う、使わないでは大きく考え方、解き方が変わります。
下記の動画で、「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」で主任相談員としてご一緒している辻義夫先生も解説しています。
比を使うと、これまで「和」や「差」で考えていた問題がぐんとシンプルに、解きやすくなるので、算数においては使いこなすことが「マスト」なんですね。
だから日能研ではなんと6回もの授業回数を費やして、比の学習をするのです。
5年生はそのことをしっかり意識して、2学期を乗り切りたいですね。

浜・希学園の5年生が8月大切にすべきことは

皆さん、こんにちは。

塾ソムリエ西村が主催する名門指導会において、関西エリア統括を担当している都関です。

西村のコラムページの場を借りて、関西の情報をお伝えしています。

■5・6年生の夏期講習と通常の授業

8月に入り、夏期講習などで多忙な日々を送っていることと思います。

受験学年である6年生の夏期講習のカリキュラムは、秋以降からの本格的な志望校別対策授業に向けた知識の総整理と応用を中心としたものとなりますから、当然、質量共に大変なものになっています。

一方、5年生の夏期講習のカリキュラムは1学期に取り扱った単元の復習が中心です。

これだけであれば家庭学習の時間を十分にとることが可能なのですが、希学園や浜学園では、夏期講習と並行して、「ベーシック」や「マスターコース」といった通常の授業も行われています。

今年は新型コロナウイルスの影響により小学校の夏休みが変則的なものになりましたので、例年より夏期講習と通常の授業が重なる期間は短いのですが、通常の授業で取り扱われる内容が中学入試でよく出題される単元であるため、希学園や浜学園の5年生はそれなりにハードな夏となります。

■2020年度の中学入試の出題単元

下の表は、関西エリアの男子校、女子校、共学校の順に、難関中の2020年度入試における出題分野をまとめたものです。

この表を見ると、難関だといわれる中学校の2020年度の入試問題でも、例年通り、「数」・「速さ」・「図形」の単元から、問題が多く出されていることがわかります。

2020年度

計算

比と割合

速さ

平面図形

立体図形

文章題

場合の数

その他

灘(1日目)

〇〇

〇〇

〇〇〇

〇〇

灘(2日目)

◎※

東大寺学園

〇◎

洛南高校附属

〇◎

〇〇

〇◎

大阪星光学院

〇◎

〇〇◎

◎※

甲陽学院(1日目)

〇◎

甲陽学院(2日目)

◎◎

洛星(前期)

〇◎

〇〇〇

神戸女学院

〇◎

◎◎

四天王寺

西大和学園

〇〇

〇〇

〇〇〇〇

〇〇

〇◎

須磨(第1回)

〇〇〇

〇〇〇

〇◎

〇◎

清風南海(SG・A)

◎◎

高槻(A)

◎◎

〇※

◎☆

【凡例】〇:一行問題または小問集合形式 ◎:大問形式 ※:作図解答 ☆:理由記述

■8月以降の5年生の通常の授業での学習

浜学園や希学園の5年生にとって8月がハードになっているのは、この中学入試で出題されやすい「速さ」や「図形」の単元を通常の授業で学習するからです。

希学園の場合を見てみると、夏から秋にかけて「平面図形」が10週連続で取り扱われます。

No

希学園 ベーシック 2020年(夏~秋)

学習単元

学習内容

例題

類題

A問題

B問題

C問題

23

平面図形 1

平行と垂直、三角形の性質、四角形の性質、対角線の本数、多角形の内角の和、正多角形の1つの外角・1つの内角、線対称、点対称、線対称図形と点対称図形、三角形の合同条件

10

10

6

7

4

24

平面図形 2

平行線と角、三角定規、外角定理、外角定理の利用、二等辺三角形、角の等分線の問題、二等辺三角形の応用、円と二等辺三角形、折り返し

9

9

7

7

6

25

平面図形 3

基本図形の求積、全体から引く、分割、等積移動、等積変形、つけたし、直角二等辺三角形、30度問題

8

8

6

7

7

26

平面図形 4

π計算、円、おうぎ形、全体から引く、等積移動、中心と結ぶ、葉っぱ形

7

7

8

7

7

27

平面図形 5

三角形の区切り面積①、三角形の区切り面積②、台形の区切り面積、四角形の区切り面積、2辺の積、ベンツ切り

6

6

5

8

7

28

平面図形 6

相似、ちょうちょ相似、ピラミッド相似、ピラミッド相似の利用、相似比と面積比、ちょうちょ相似と面積比、ピラミッド相似と面積比、台形ペケポン

8

8

8

8

6

29

平面図形 7

直角三角形型相似、かげの問題①、かげの問題②、直角三角形+正方形、ダブルちょうちょ相似

5

5

4

7

7

30

平面図形 8

回転移動①、回転移動②、回転移動③、三角形のころがり移動①、四角形のころがり移動、三角形のころがり移動②

6

6

4

5

5

31

平面図形 9

円のころがり移動①、円のころがり移動②、円のころがり移動③、円のころがり移動④、おうぎ形のころがり移動、糸まき、牛の動くはん囲、かんをひもでしばる

8

8

3

4

4

32

平面図形 10

図形の平行移動①、図形の平行移動②、図形の平行移動とグラフ①、図形の平行移動とグラフ②

4

4

3

4

5

※希学園のベーシック算数の場合(例題~C問題の数値は問題数)

上の表を見てみると、No.23は角に関する問題が中心ということもあって学習するテーマが10ありますし、例題からC問題までの大問の数も37題あるように、毎回、質も量もかなりのものがあります。

このように、希学園の5年生は、夏期講習で入試によく出される「数」や「比と割合」の復習をして弱点をなくしていくと同時に、定常授業の「ベーシック」でも入試頻出単元である「平面図形」をしっかりと身につけていくことになります。

ですから、5年生にとっても8月は、家庭学習の時間配分と何についてどのレベルまで取り組むかがとても大切な時期となっています。

夏に向け、動き始めましょう

6月11日・12日と2日間にわたってオンラインセミナーを行いました。
パソコンに向かって話すのにも慣れてきましたね。
11日は6年生、12日は4・5年生のお子さんの親御さんが対象だったのですが、2日間の話のうち共通する部分と違った部分がありました。
共通する部分というのは、今年の夏は例年の夏とは全く違うということ。
全国のほとんどの小学校で、夏休みが短縮になります。
都内では、夏休みが2週間〜3週間くらいの学校が多いのではないでしょうか。
そこで、塾はどうするのかと思って塾の夏期講習のカリキュラムを見て、びっくりするわけです。
たとえばサピックスのある教室の6年生の7月、8月の予定表を見ると、夏期講習の日程はほぼ昨年と同じ。
・・・例年なら「昨年と同じ」ことに驚かないのですが、夏休みが2週間程度しかない今年の夏期講習を、昨年と同じ日程でやるなんて。
どうするのかと時間を見ると、夕方から夜にかけて(16時〜21時)となっています。
朝から学校へ行き、夕方から午後9時まで夏期講習という日は、いつ宿題をするんだろう、と思います。
一方、日能研はどうかというと、こちらも6年生は昨年と同じような日程で行うために、やはり授業時間を午後〜夜にもってきています。
要は、例年通りのカリキュラム、授業時間数を確保することに全力を注いでいるわけです。
・・・よく考えてみると、新型コロナウィルスの感染拡大で休業要請が出されたときでさえ、塾のカリキュラムは止まらなかったんですから、夏期講習を今年だけ特別に調整する、ということは現実的に不可能なのでしょう。
であれば、受講する側で「自衛」するしかないですね。
そのためのセミナーだったわけです。
昼過ぎまで(?)学校、そして夕方から夏期講習、21時に終わって返ってきて次の日も・・・となると、宿題がまわらないのは目に見えているので、大胆に取捨選択することが必要です。
また学校の日程と塾の日程を照らし合わせ、どのあたりの日程が苦しそうか、あらかじめシミュレーションしておくことも有効です。
私が主催する家庭教師「名門指導会」では、各会員様について上記のお手伝いを全力でやっていますが、新たなご相談なども相次いでいます。
また私ができることとして、主任相談員を務めさせていただいている「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」との共催で、オンラインの相談会を行っています。
塾以外の第三者のアドバイスが必要な方は、ご利用いただければと思います。
ご家庭でもどんどん情報を集め、夏をシュミレーションしておいてください。
何度も書きますが、塾の夏期講習は例年通りのボリュームです。
何も準備しなければ、確実に忙殺されます。
入念に準備していきましょう。

2月6日の大阪での入試分析セミナーでお伝えすること

前回は、今年の灘中の算数が易しかったこと、またその結果受験者平均点、合格者平均点ともに高かったことをお伝えしました。

そんな印象のもと、昨日は大阪で名門指導会の関西の講師たちとともに、各学校の入試問題分析の時間を持ちました。

灘中以外の学校〜甲陽学院中、洛南校附属中、東大寺学園中、大阪星光学院中、神戸女学院中などです。

多くの学校に共通していたのは、算数の問題が易しかったこと、そして平均点が(公表されている学校に関して言えば)高くなっていたことでした。

2月6日(木)には大阪梅田で入試分析結果を発表する無料セミナーを開催する予定なので、そこで詳しくお伝えするのですが、多くの学校がまるで申し合わせたかのように問題を易しくしていたのです。

優しいとはいっても、上に上げたような学校は最難関と呼ばれる学校であり、一定レベルの学力以上でなければ合格圏に入ることはできない学校です。

しかし、最上位で合格するお子さんを別とすれば、今年のような算数の出題であれば合格のチャンスがおおくの子たちに広がるとも言えるでしょう。

逆に、これらの学校を第一志望にして対策、勉強してきたお子さんたちにとっては、問題が平易だと戸惑ってしまうような部分があったのではないかという意見も出ました。

「こんなに簡単に答えが出るのはおかしいって、不安になった」というようなことを言うお子さんがいたというのです。

入試問題は、年度によってその難度に大きな変化がある場合があります。
今年のように、学校によっては満点のお子さんが続出するような結果になることもあるのです。

だから、どのような難しさの問題が出てもそれ相応の結果が出せるように準備しておくことも、とても大切なことです。
(問題が易しい年度こそ「番狂わせ」が起こりがちです)

2月6日(木)セミナーでは、「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」で主任相談員としてご一緒している先生方、そして名門指導会の現役講師陣とともに、今年の関西入試を詳しくレポートしたいと思います。

関西の難関校を目指すご家庭のみなさんは、ぜひ参加してください。

https://seminarw2020-01.peatix.com

大阪での入試分析会の1コマ

【関西】新6年生の志望校別特訓について

皆さん、こんにちは。

塾ソムリエ西村が主催する名門指導会において、関西エリア統括を担当している都関です。

西村のコラムページの場を借りて、関西の情報をお伝えしています。

■新6年生の学習

大手進学塾では新6年生としての学習が、5年生(学校学年)の2月から始まります。

この新6年生の学習の大きな特徴は、5年生までに行われてきた基幹講座の学習の他に、志望校合格に向けた特別講座がある点です。

塾  名

基 幹 講 座

特 別 講 座

浜 学 園

マスターコース 灘中合格特訓

最高レベル特訓

女子トップレベル

日曜錬成特訓

希 学 園

ベーシック 最高レベル演習

実戦レベル演習

志望校別特訓

馬渕教室

通常授業 灘スペシャル特訓

HIレベル特訓

定着レベル演習

志望タイプ別特訓

5年生以下でも「○○レベル特訓」という特別講座(学年や目的により講座名が異なるものもあります)の一部は実施されていますが、6年生になると、上の表のように「志望○○特訓」といった特別講座が、これまでの学習に加わってきます。

そして、以前にもお伝えしたように、これらの「志望○○特訓」の一部には受講するための条件が設定されていることに注意が必要です。(詳しくは2019年9月25日付けの西村コラムをご覧ください。)

■2月からの受講条件をクリアすれば志望校に合格できる?!

新6年生の2月から始まるこの「志望○○特訓」は、多くの場合、学校別のコース編成となっています。

大手進学塾によって学校別コースの受講条件は異なりますが、原則として、5年生時に受けた公開テストなどの偏差値や順位が基準となっています。

従って、現時点では、どのコースで受講できるかがすでに決まっていることと思いますが、この受講条件が6年生の途中で定期的に見直されていくことにも注意が必要です。

下の表は、関西エリアの大手進学塾のひとつ、希学園の志望校別特訓の受講条件をまとめたものです。

※希学園 2019年配付資料より

希学園の場合、「コース在籍下限値」については、志望校別特訓の第Ⅰ期と第Ⅱ期は「コースの授業内容に対応できるであろうと考えられる最低ライン」と資料にあるように、受講の目安として設定されています。

しかし、第Ⅲ期以降は、「コース在籍下限値を下回る場合、そのコースでの受講は認められません」とあり、「コース在籍下限値」が受講の資格に変ります。

ですから、2月に志望校別特訓の受講条件を満たしていても、その数値は上がっていきますから、3ヶ月間の公開テストの偏差値も上げていくことが第Ⅱ期以降の受講のために必要となっていきます。

■「志望校○○特訓」と志望校の偏差値

新6年生の2月から始まる「志望○○特訓」の受講条件が、学習が進むにつれて厳しくなっていくことは上の表の通りですが、「志望○○特訓」の受講条件と志望校の合格可能性80%以上の偏差値との関係はどのようになっているのでしょうか。

引き続き、希学園のケースを例に見ていきましょう。

上のグラフは、大阪府の男子のトップ校大阪星光学院中学と、女子のトップ校四天王寺中学について、志望校別特訓の「コース在籍下限値」と2020年の予想N85偏差値表(合格可能性85%以上)の数値をまとめたものです。

大阪星光学院中学の場合、志望校別特訓の最終期である第Ⅳ期の「コース在籍下限値」は53、N85偏差値59ですから、その差が6あります。

また、四天王寺中学の場合、第Ⅳ期の「コース在籍下限値」は42、N85偏差値54(英数Ⅱ)、61(医志)ですから、その差はそれぞれ12、19と非常に大きなものとなっています。

このことからわかるように、「コース在籍下限値」はその志望校に向けた学習をしていくのに「ギリギリ無理がない」条件を示しているに過ぎず、「志望校別特訓が受講できる=志望校に合格できる」ということではないのです。

ですから、5年生の現時点で志望校の合格可能性80%(あるいは85%)以上の偏差値に達している場合は、現在の学習方法を油断なく継続していけばよいといえるのですが、「志望校○○特訓」を受講する条件をクリアしていても志望校の合格偏差値との差が大きく隔たっているときは、学習方法について至急に見直しをすることが必要でしょう。

そのため、まずはここ3ヶ月の公開テストなどについてどこで点数を取り損なっているのか、基幹講座や特別講座の宿題について計画的に仕上げることができているか、テストや宿題のまちがい直しの仕方は適切なのかなど、日々の家庭学習とその結果であるテストの両方について課題を洗い出し、その対策に優先順位をつけて取り組んで行くことが大切だいと思います。

学年の終盤のセカンドオピニオン

もう12月、冬休みと冬期講習会、そしてその先の新学年が近づいています。

新学年のクラスを決めるテストとして、お子さんをサピックスに通わせている親御さんが気になるのは、1月の組分けテストでですね。

日能研なら公開模試、四谷大塚なら公開組分けテストなど、やはりクラスの変動がかかっているテストは、親としては気になるものですね。
主任相談員を務めさせていただいている、中学受験ポータルサイト「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」と名門指導会の共催という形で、定期的に開催している個別相談会でも、やはりテストの結果に関するご相談はとても多いです。

■ 正直なところ、クラスなんてどうでもいい!?

親としてはクラス変動が気になる、と書いたのですが、もちろん相談会でお父さん、お母さんたちと話をしてわかることは、みなさんクラスだけを気にしているわけではもちろんないということです。

本質的な学習ができて学力がつけば、テストでも結果が出てクラスだって上がるからです。
そういう意味ではクラスの変動に一喜一憂すろのはたいへんバカバカしいことだし、豚頭に大切なものを見失っている、とみなさん考えています。

でも毎週の宿題と毎月のテスト結果にさらされていると、どうしても目の前のテスト結果に振り回されそうになります。
クラスが変われば講師も変わり、教え方や授業のわかりやすさだって違ってくるだろうし、なにより上のクラスでは習えることが下のクラスでは習えない、という現実もあるからです。

そうなりがちなときの「考え方のリセット」の意味で個別の相談会は有効だと考えていて、普段塾の中にいると接することのない「セカンドオピニオン」を提供できる場としてご利用いただければと考えています。

■ 変わる入試、変わらない入試

中学受験の問題も年々変化していてどんどん変わってきていると、メディアが配信する(もちろん私もメディアをとおして様々な発信をしています)記事などで目にすることがあるのではないでしょうか。

小学校で英語の授業が必修化、プログラミングやアクティブラーニング授業の導入など、これからお子さんの受験を迎えようというご家庭の親御さんには、気になることがたくさんあることと思います。

もちろん中学校の入牛問題にも新しい流れがおきていて、1科目での受験や英語入試、グループワークなどを導入する学校など、様々な試みが行われています。

中学、高校の先にある大学入試が「迷走」している現在、「何が正解なのか」と考えてしまう方もいるかもしれませんが、中学受験がさまざまな可能性を試そうとしているのは事実でしょう。

一方で「変わらない入試」があるのも事実です。

「アクティブラーニング」などが叫ばれ始めた頃「難関校では昔からそのような教育が行われれいる」という意見を述べたことがあるのですが、たとえば首都圏の「御三家」と呼ばれる学校では、もうずっと昔から「暗記型の詰め込み学習」では通用しない、思考力を求める入試が行われています。

御三家意外にも同じような学校は多くあります。

変わるもの、変わらないものの内容をしっかり見て、お子さんの将来を託す検討をしていきたいですね。

12月16日、年内最後の個別相談会を東京渋谷で行います。
学年の終盤、勉強のしかたや塾の授業の受け方などを見直したい、という方はお申込みください。

https://soudankaie2019-12-2.peatix.com

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▼2022年11月18日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「<志望校・併願校の決め方 校風、偏差値と問題傾向から決める! 合格するための受験校の選び方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年10月28日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「小学4・5・6年生対象 めざせ合格「過去問」の正しい使い方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月30日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「飛躍的に成績を上げる!苦手克服 勉強法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月10日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【4・5年生】9月から偏差値10UPを狙うオンラインセミナー  毎年2学期に成績を上げるご家庭がやっている10個のこと」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年8月5日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験の「基本のキ!」令和4年度版 最新の中高一貫校の選び方から受験の傾向まで全部分かる!」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年7月21日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【2022年夏】確実に成績が上がる夏期講習の受け方 3つのポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年7月8日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「夏休みの学習計画!うまくいく方法  夏期講習を有効活用して力をつける!学習戦略の立て方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年6月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験を迷っている!?保護者必見セミナー 未就学・小学低学年から、親が知っておきたい「中学受験」の実像」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月27日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「自分で学習する子の育て方  中学受験、高校受験でも生きてくる「子が自走する学習法」を伝授します」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月26日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「6年夏休みに成績を大きく伸ばす6月・7月の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年4月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「家庭学習のやり方を指南  塾に通っているだけで、安心していませんか?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年4月14日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「夏休みまでに偏差値5UP 6年生GWで成績を上げる10のポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年3月18日(金)

「「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「頭のいい子が育つ! 学習環境のつくり方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年2月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナーわが子の合格に必要な学習は?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年12月17日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験・合格する家庭のつくり方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年11月19日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年10月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年9月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「苦手克服し成績を上げるコツ」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年7月16日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「7/16入試にも役立つ夏休み自由研究対策セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月26日(土)

新渡戸文化学園が主催するオンラインセミナー「中学受験へ向かうみなさまへ 中学受験って何? 大切なことは何?」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「親が知りたい中学受験のキホン」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2020年10月14日(水)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナー第2弾!過去問を活⽤する家庭学習のコツ」をにて、講師を担当させていただきました。にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年9月29日(火)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験 コロナで変わる!併願校の選び⽅/合格を導くための模試の問題⽤紙・答案⽤紙活⽤法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月12日(金)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「ウィズコロナ時代の中学受験を成功させる夏の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月6日(土)

増進堂 受験研究社が主催するオンラインセミナー「学校再開・塾再開にどう向き合うか」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2月19日(水)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年首都圏中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2 月6日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年関西中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年10 月11日(金)

淑徳与野幼稚園が主催する講演会「父母講座 我が子への根拠の無い信頼の大切さ」にて、講師を担当させていただきました。

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