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学年別 この学年の残り期間にやるべきこと

■入試が近づいています

6年生はいよいよ入試直前期に入っていきます。
あと2ヶ月あまりで本格的な入試期間に入っていくということで、緊張感がみなぎっているのではないでしょうか。

例年受け持つお子さん、親御さんにを見ていて気づくのですが、入試直前になると「あれもできていない」「これもやらなくちゃ」と、できていないことばかりに目がいってしまうようになるケースがあります。

確かに、限られた残りの日数でできるだけ効率的に「できること」を増やしていきたいところです。
でも、ある時期(感覚的には12月初旬くらいでしょうか)からは、ことさら「できていないこと」に目を向けるのをやめ、「できていること」に注目するのが良いように感じています。

過去問や志望校別コースの問題を解けば、おのずと「できなかったこと」は出てきます。
それらを補充することでじゅうぶん、入試への対応力はついてきます。
だからことさら「あの単元ができていないから問題集を買ってきて…」といった対応に奔走しなくても(というかしないほうが)うまくいくことが多いのです。

どうしてもなんとかしたい単元などがあるなら、ピンポイントでプロの先生にお願いするのが良いと思います。
時間のない中での弱点克服は、短時間で効率よく、お子さんの自信が揺るがないよように行いたいものです。

■5年生も勝負は始まっています

5年生は、ちょうど1年後今の6年生と同じ状況になっているはずですね。
「まだ1年間ある」ではなく「もう勝負は始まっている」くらいに考えるのが良いと思います。

11月から1月にかけて、新学年の組分けの対象になるテストが行われますね。

4年生から5年生になったときもそうだったと思いますが、一度あるクラスに「定着」してしまうと、なかなかクラスアップするのが難しいものです。

他の場所でも度々お伝えしていますが、下のクラスでは上のクラスの子が授業で教えてもらっている問題を教えてもらわないことなどから、おのずとクラス同士の差が定着し、下のクラスの勉強をしていたらいつまでも上のクラスの学力に追いつけない、という状態になってしまうからです。

つまり、今のクラスで与えられている宿題だけをやっていては、いつまでも「上のクラスの子がやっている問題」を解くことができず、それがクラス分けテストに出題されたときに「埋められない差」となるということです。

学年代わりはいい機会です。
冬にかけての実力テストに向け、基本〜標準レベルの問題をしっかりやりこんでテストに臨んではいかがでしょう。
6年生スタートのクラスで、ある程度1年の成績推移が決まるようなところがあります。

ぜひこの冬がんばってみましょう。

■暗記も「単にことがらを覚える」のではなく

もちろん理科や社会の暗記も大切です。

しかし、ただ一問一答的にことがらや年号を覚えるだけの暗記は、実力テストでは(もちろん1年後に演習するであろう難関校の入試問題でも)あまり役に立ちません。

理科の暗記ならば、そのことがらが他のどんなこととつながっているか。
そんなことを知っていなければなりません。

たとえば、「塩酸に石灰石を入れると気体が発生しました」とあれば、当然発生するのは二酸化炭素です。
でも、これだけを覚えていてもあまり役には立ちません。

二酸化炭素→
・空気より重い(1.5倍の重さ)
・同じように空気より重い気体に塩化水素がある(1.4倍)
・空気より大幅に軽い気体にはアンモニアや水素がある
・二酸化炭素は温暖化の原因になる「温室効果ガス」の1つである
・重そう(炭酸水素ナトリウム)を加熱しても二酸化炭素が発生する(近年はこちらのほうがよく出題される)
・重そう(炭酸水素ナトリウム)は身近なところではベーキングパウダーに含まれる(発生する二酸化炭素で生地に気泡のすき間ができてふくらませる)

など、つながりが有機的に出てくるような暗記ができているのが理想です。

上記のように、あることがらについて思いつくままにどんどん話題を広げる(マインドマップという方法を使ってもいいですね。マインドマップの書き方はこちら)練習をしておくのもよいでしょう。

このように、実力テストで「武器」になる学習法が、11月20日(火)に渋谷で開催する、恒例の少人数相談会のテーマでもあります。

今回もまた募集開始後数時間で定員に達してしまったようですが、定期的に開催しているので、気になる方は参加を検討してみてください。

どうして成績、クラスが上がらないか

■ なぜ成績が上がらないか
9月以降、東京、大阪で数回ずつ少人数の相談会を開催しています。
次は11月1日に大阪梅田で、7日に東京渋谷で行うのですが、それぞれ5回目の開催になります。
塾に言われた通りに宿題をやっているのに成績が上がらない、というご相談もあれば、勉強へのモチベーションが下がっている、なかなか勉強に取りかかれない、といったご相談もあります。
よくよく聞いてみると、勉強へのモチベーションが下がっているお子さんも、その原因は「がんばっているのに成果が出ない」ということが原因になっていることが多いのです。
では、なぜがんばっているのに成績が上がらないのか。
原因はお子さん、ご家庭によって様々ですが、簡単に言ってしまえば「成績が上がる勉強法を身につけられていない」ということになるでしょうか。
実は「がんばっているのに成績が上がらない」と悩んでいるお子さんは、もともと真面目な子が多いのです。
しかし、真面目に取り組むことで起こる弊害が2つあります。
これが成績アップ、クラスアップを阻んでいます。
■ 成績アップ、クラスアップを阻む2つの要因
これまで幾度となく、いろいろな場所で申し上げてきたことなのですが、塾の宿題、課題をすべてやろうとすると、多くのお子さんは「消化不良」になります。
「塾でしなさいっていっているくらいだから、やらなきゃ」と思っている親御さんもまだまだ多いのですが、重箱の隅まで完璧にやっておけば安心、というのが塾の宿題です。
逆に言えば、個人個人に特化せず、クラス全員の最大公約数的なものになっているということです。
お子さんにとって「今回の授業の内容と本人の理解度から考えれば、宿題の中でも最優先事項は○○」という部分が毎週の宿題の中にあるはずなのですが、それを個人別に示すことができないのが、一斉授業の限界です。
もう1つ、「上のクラスでは習っていることを、下のクラスでは習わない」という問題があります。
進学塾のカリキュラム進度は、いちばん上から下まで、全クラス共通です。
だから下のクラスでも上のクラスに遅れずに進んでいける、というのが共通カリキュラム進度のいいところです。
一方で、同じ進度で進むのはいいのですが、一回の授業の中では、上のクラスの方が速く授業が進みます。
だから、下のクラスでは解かない問題を解き、下のクラスの子は教えてもらえない解きかたを教えてもらいます。
宿題に出される問題も、上のクラスと下のクラスでは違います。
つまり、下のクラスでがんばっていても、クラス分けのテストでは習っていない問題、知らない解法を使う問題が出るのが普通です。
つまりクラスアップを狙うには、宿題を取捨選択して戦略的に勉強する必要があるのです。
■ この学年のうちに
もしも上記のような問題を感じている方がいれば、ぜひ個別指導や家庭教師に問い合わせてみてほしいと思います。。
実際に個別や家庭教師を利用するかは別として、「塾の論理」とは違う角度で意見をもらえる第三者の意見をもらうのです。
私たちが東京渋谷、大阪梅田で定期的に行なっている少人数の相談会もそうなのですが、
今でも「塾の宿題は全部しなければならない」と思っていらっしゃる方も多いです。
ぜひいろんな意見に耳を傾け、この学年のうちに成績、クラスを上げる現実的な方法を考えてみていただきたいと思います。 

深まる秋にやっておいてほしいこと

■新刊が発売になりました
10月20日、新刊「中学受験 入塾テストで上位クラスに入るスタートダッシュ[算数]」が発売になりました。
私がここ数年ずっと考えていたことの1つが、やっと形になったわけです。
我が子に中学受験をさせよう、となったとき、親御さんがまず考えるのことの1つが「塾に通わせること」だと思います。
ネットなどで調べてみると、サピックスや日能研、四谷大塚、浜学園などさまざまな塾があり、どこも「中学受験についてのノウハウ」を持っているらしい。。。
逆に言えば、塾に通わせていなければ、学校の勉強がいくらできてもスタートラインにすら並べない、という現実です。
それほど中学受験の勉強は、小学校の勉強とはかけ離れています。
そして、その「必須」である進学塾に通わせるには、入塾テストがあるようだということがわかってきます。
インターネットで調べたりママ友から聞いた情報では(私の情報も活用くださっていると思います)、入塾テストもやはり学校の勉強では足りないらしい。。。
そのあたりまでがわかってきて、私のところに相談に来られるお母さんもいます。
「先生、入塾テストの対策に、どんなことをさせればいいですか?」
そんな質問に、ちゃんと答える問題集がなかったというよりは、親御さん自身が見つけるのが難しかったのだと思います。
進学塾の入塾テストの問題レベルと出題傾向を知っている人に聞かないと、受験のプロではない親御さんには判断できなかったからです。
そんな親御さんたちのお困りごとに応えるために生まれたのが、今回の問題集です。
26日(金)まで発売記念キャンペーンを行ってくださっているようです。
必要な方はそちらからどうぞ。
■秋が深まってきました。受験生はそろそろ・・・
9月〜11月にかけて、サピックスでは「学校別サピックスオープン」というテストが行われます。
他塾でも、名前は違えど同じような目的のテストはどんどん行われます。
志望校への合格可能性を試すテストですが、裏を返せばこの時期が最終的な「受験校決定月」ということになります。
直前期である12月〜1月、いよいよ受験校に向けた最終調整に入るため「実際にどの学校に受験校を出すか」という受験計画を決めていく時期ということです。
親としては、そりゃあ第一志望校に合格してくれるのがいちばんだけど、受験させるのはその学校だけではありません。
第二、第三の志望校も決定し、いわゆる「1月受験校」「おさえの学校」まで考えます。
「おさえの学校」というのは、お子さんが受験したら合格できる可能性がかなり高いと予想でき、なおかつ親御さんが「この学校なら我が子をあずけることになっても納得できる」という学校のことです。
こういう学校を一校見つけておけると、無いのにくらべると受験計画はずっと安心できるものになります。
「うちは難関校に合格できなかったら公立でいい」
そういうご家庭の方針だったら必要ない考え方ではあります。
でも、中学受験は最終ゴールではないし、逆に中学校で難関校に合格できたから安心、というものでもありません。
■4年生、5年生のご家庭は今から意識して
お子さんが4年生、5年生なら、今からこの「おさえの学校」を親は意識しておくといいと思います。
「絶対○○中!」
お子さんはそんな気持ちになりやすいし、そのほうががんばれたりもします。
でも、親までそうなってしまうと、入試前に親子で苦しい思いをすることになる可能性があります。
「世の中にはたくさんの学校があって、それぞれ長所と短所がある」
くらいの気持ちでいろんな学校を知り、情報を集めておくほうがいいと私は思っています。
いろんな学校の説明会や公開イベントなどが行われる秋。
ぜひいろんな学校に足を運んでみてください。 

図形を得意にする「合言葉」とは

■図形が苦手にならないために

算数の図形の分野についてはよく「センスが必要」「小さい頃からの積み重ね」「親も苦手だから」といった声をお聞きします。

たしかに、小さい頃から積み木や色板、定規を使って図形に親しむことを繰り返した子とそうでない子の間には、図形への親しみや身近さ、感覚などに違いが若干出るように思います。

たとえば立方体の展開図を頭の中で組み立てられる子と、それができない子がいます。
折返しの様子や立体ができあがる過程を想像できるかどうかは、小さな頃に折り紙などの手遊びをたくさんしたかも影響してきます。

お子さんが就学前ならクレヨンや鉛筆でまっすぐ線を引いたり、お母さんがひいたお手本のラインをなぞったり、たくさん書く練習をさせてあげてください。

また、折り紙で図形の力をつけるための書籍なども発売されていますね。

■高学年で図形が苦手なら「合言葉」を

もうすでに小学校高学年、受験勉強も始まっているという場合は、あまり基礎練習ばかりに時間を費やすことができません。

そんなお子さんは「合言葉」をできるだけたくさん知っておくと良いと思います。

「合言葉」とはどんなものかというと

「円の問題の補助線を引くときは、中心から」
「台形が直線で分割されていたら、相似比・面積比を使え」

といった「こんな問題へのアプローチは、こうなることが多い」という知識のことです。

塾の先生やプロの家庭教師ならたくさん知っていると思います。
教えてもらって知識をつけ、その知識の総体として「センス」を磨けばいいですね。

■感覚が追いつかないときは、知識で補う

私は平素から「暗記型学習に陥るのはよくない」と提唱しています。

中学受験の勉強はそれでなくても量が多く、次の週までにやるべきことが盛り沢山です。
その結果、考えることなく「習ったとおりに暗記して当てはめる」の繰り返しになってしまうのが「暗記型」の勉強。
こうなると、考えるという要素が少ないから勉強が面白くなく、「勉強嫌い」にさせてしまいがちなのです。

しかし、高学年になって「図形が苦手」というお子さんに「センスを磨け」というアプローチばかり押し付けると、結果が出るのに時間がかかってしまうのです。
だから上記のような「合言葉」も使って、センスと知識の両方で勝負しようということです。

前田昌宏氏が著者で、私も監修者として関わらせていただいた「中学受験 すらすら解ける魔法ワザ 算数・図形問題編」(実務教育出版)にはそんな「合言葉」がたくさん散りばめられています。

よかったら手にとってみてください。

秋、4年生は勉強と遊びの両立を

■机の上以外の勉強も

学年も後半、4年生の塾での学習内容も前半にくらべると難度が上がってきていますね。
速さや図形に関する問題など、5年生へと続く重要単元が目白押しです。

一方で、学校行事も多く、忙しい時期です。
学習と日常生活とのバランスを大切にしたいですね。

近年の入試問題(だけでなく子どもたちを取り巻く環境そのものもそうなのですが)は、「ちゃんと遊んでますか?」とでも言わんばかりの問題が増えています。

「机の上の勉強だけでなく、生きていくのに必要な知恵をつけ、経験を積んでいますか?」ということを問うような出題です。
麻布中学校で出題された「ブランコのこぎ幅を大きくするには」といった問題は、ふりこの問題ではあるのですが、ブランコをこいだ経験があるかどうかで、理解度が大きく違ってきます。

■本物に触れる機会を

「本物に触れる機会を持ちましょう」という意味のお話をいろんなところでするのですが、これは何か特別な経験をさせようというのではありません。

当たり前におこること、夏になれば暑く、冬になれば寒い。
台風などの自然災害は厄介ですが、避けては通れないものでもあります。
そのようなものから隔絶されすぎた環境ばかりで過ごすと、本来人が持つ感覚を失っていきます。

お家が大きなマンションで、部屋の中にいると自然の音や風、空気から隔絶された環境のご家庭もあるかもしれません。
住環境はご家庭の都合やさまざまな制約もあり、いかんともしがたい面もあると思います。
大規模マンションの利点もあるでしょう。

でも、もしもそのような住環境であるなら、お休みにはできるだけ自然に触れられるような経験をさせてあげるのがいいと思います。

気候もお出かけに適したものになる季節。
4年生は、勉強と遊びをしっかり両立したいですね。

9月からを見通しましょう

お盆が終わりましたね。

お子さんたちは、また夏期講習の毎日に戻ったでしょうか。

忙しかったとはいえ、夏期講習の最終タームが終わったら、数日間のお休みがあるお子さんが多いと思います。
この休みを大切に使って、学校の宿題(の残り)はもちろんですが、夏期講習でできなかったこと、9月に向けて準備しておきたいことをやりたいですね。

今回は各学年、9月からのことを少し見通しておきましょう。

■6年生は、9月から塾の志望校別特訓が本格的に始まります

サピックスのSS(サンデーサピックス)、日能研の後期日特といった講座です。
徐々に、平常授業からそれらの志望校別講座に、学習の中心を移していきましょう。

希望する学校の志望校別コースに入れたのなら、そこで行われる授業を最大限に活用し、コース内での順位を上げていく努力をするのです。

お通いの塾で、お子さんの志望校に合格できるのは何人くらいか。
塾の模試の順位から考えて、合格ラインに達しているのか。

各塾で行われる学校別の模試、志望校判定模試などの結果を参考にしましょう。

ただ、皆が万全の準備で9月を迎えているとは限りません。

たとえば、希望する志望校講座のコースに入れなかった、というお子さんもいるでしょう。
また、希望する学校のコースがお通いの塾にない、というお子さんもいると思います。

希望する志望校講座のコースに入れなかったのなら、その目標をいつまでに達成するのか。
それができなければ、いつの時点で方向修正をするのか。
そういったことを現実的に考える必要があります。

希望する学校のコースがお通いの塾にないのなら、代替案として個別指導教室や家庭教師を利用するのか。

特に6年生のお子さんの親御さんは、現実的に考えることがたくさんあって大変ですが、今から考えておきましょう。

■4年生・5年生は秋から「ギアチェンジ」ですが・・・

4年生・5年生は、秋から学習内容が1ランクアップすると考えておきましょう。
学年のカリキュラムも中盤にさしかかり、春・夏と学んできたことを応用、発展的に使う単元がどんどん出てきます。

一方、9月、10月といえば、学校行事。
運動会、音楽会、学芸会、社会見学・・・
行事やその準備でヘトヘト、という日もあると思います

そんな中で、これまでより難しい単元もどんどん出てくるわけです。

宿題がうまく回らない、そんな週もあると思います。

「難しい単元なのに、こんな調子じゃクラスが・・・」

気が気じゃないとは思いますが、9月・10月はちょっと我慢です。

秋の「積み残し」を何とかする時間は、必ず冬にやってきます。

まずは「秋は学校が忙しくて、ちょっと我慢が必要になるかも」と心づもりをしておくことが大切です。

さあ、秋に備えましょう。

夏休み終盤、上手に過ごして9月を迎えよう

お盆ですね。
お子さんたち、夏の勉強の振り返りはできているでしょうか。

6年生以外のお子さんたちは、家族旅行を楽しんでいるところかもしれませんね。

お盆とは、先祖の霊が戻ってきて、またあの世に旅立っていくという日本古来の先祖供養の儀式。
ご飯、餅、キュウリで作った馬やナスで作った牛などを飾って先祖を迎えるなど、地域や宗派によっても違う供養の方法などをお子さんに教えてあげるのも、大切なことですね。

■9月からの勉強の「心づもり」を

ほっと一息、というお盆の時期かもしれませんが、一方で9月からの勉強に関して「心づもり」をしていただきたい時期でもあります。

各学年、9月からの塾の勉強は、ギアが一段上に上がります。

サピックスの5年生では「志望校診断サピックスオープン」が実施され、日能研のカリキュラムも「ステージⅣ」に入ります。
算数では夏に学習した割合や比を使った応用単元がどんどん出てきます。

これらをどんどんこなしていくためにも、夏の学習を充実させておくことは大切なことです。

ここまでの勉強が「夏期講習の宿題をこなすだけ」になっていなかったか見直し、残る半月の過ごし方を変えることで、9月の新学期をいい形で迎えたいですね。

■「学校がある時間帯」で8月末を過ごす

8月末の数日、多くの塾では夏期講習が終わり、お休みになります。

その数日、夏期講習の復習や総括、8月末や9月のテスト対策、そして学校の宿題にあてる時間など、お子さん、ご家庭によって時間の使い方、予定はさまざまだと思います。

おすすめなのは、その数日は学校がある日と同じ時間帯で過ごすことです。

夏休みということで、夏期講習があるとはいえ「ふだんの平日」とは違った毎日を過ごしてきたと思います。

夏休みを終え、また学校が始まります。
時間感覚を「ふだんの平日」に戻す意味で、8月末の数日は朝8時から午後3時くらいの間に勉強を済ませるようなスケジュールで動いてみるのです。

実際には、9月に学校が始まると行事なども多く忙しい毎日になります。

8月末の数日から体を慣らしておくことで、よい2学期のスタートを切ってください。

■思い切って取捨選択を

ここまでの夏の学習がうまく進んでいないと感じるなら、思い切って残りの夏期講習の宿題は取捨選択するのも一つの手です。

「絶対に必要なもの」だけに宿題を絞り、残った時間でここまでに習った単元の復習、夏期講習中に行われたテストの直しなどにあてるのです。

夏のがんばりの結果は、9月にすぐに出ないと以前にも書きましたが、お子さんが「夏にこれだけがんばった」と感じることも重要で、それをお父さん、お母さんがこの8月の後半にプロデュースしてあげるのです。

夏休み終盤、上手に過ごしていい形で9月を迎えたいですね。

お盆前にすること お盆にすること

早くも8月。お盆が近づいていますね。
連日の猛暑ですが、お子さんたちは体調を崩していないでしょうか。

■お盆はこれまでの「総括」を

長い夏休みですが、すでに二週間が過ぎました。
今週末くらいからはお盆の期間が始まりますね。

塾によって、また学年によっても違いますが、少しまとまったお休みになる子が多いと思います。
もうすべきことは決まっているでしょうか?

夏期講習は数日間の塾の日と1日のお休み、の繰り返しであることが多いですが、「やりきれなかったこと」はあるでしょうか。
数日間ぶんの復習や宿題、1日の休みで処理しきれたでしょうか。

そして何より、「あたふた学習」になっていなかったでしょうか。
「あたふた学習」というのは、やるべきことが多すぎて「とにかく宿題をこなすだけ」の学習で、これに陥ってしまうと「がんばった割には成果が出ない」という結果になりがちなのです。

ここまでの二週間を総括し、お盆にやることを具体的に決めましょう。
日能研は何日かに1回テストがあったと思います。その結果も復習の参考になりますね。
お盆休みの初日に、ここまでで気になった単元、問題などを再度解いてみて、自力でどれくらい解けるか確認し、お盆の予定を決めるのもいいですね。

■「取捨選択」できているかを再度確認

「あたふた学習」になっていたなと感じるなら、やるべきことが多すぎる可能性があります。
夏期講習の宿題も平常時と同じく(平常時よりもさらに入念に)取捨選択すべきです。

毎日授業があり「明日までの宿題をとにかくやらなくちゃ」という思考になっているなら、一度お盆休みにリセットしましょう。

何度も繰り返しになりますが、最優先は「もう少しがんばればできるようになる問題」です。
夏期講習前半の授業で「○△×学習法」は実行できたでしょうか。

○・・・もう楽々解ける
△・・・ちょっと難しかった
×・・・わからなかった

問題をこの3種類に分類し、△の問題が○になるよう集中する、というのが「○△×学習法」です。
ここまでの問題を分類してみて、お盆の計画を立ててもいいでしょう。

こういったワンポイントを家庭教師の先生と、というニーズで「名門指導会」に問い合わせてこられる方も、毎年多くいます。

■6年生は「勉強一色」ですが・・・

6年生は文字通り「勉強一色」の夏を過ごしている子が多いと思います。
ただ、お子さんがそれ以前の学年なら、意識的に「夏休みらしい」イベントも用意してあげたいですね(6年生でもしっかり「遊びメニュー」は用意する!というご家庭もありましたが)。

そういえば、中学受験ポータルサイト「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」で主任相談員としてご一緒している辻義夫先生が、おもしろいイベントを行うようです。

星の動きの授業を、本物のプラネタリウムを使ってやってしまおうという企画のようで、ふだん経験するプラネタリウムとはまったく違う天球の使い方をするのだとか。
こういったイベントを親子で楽しむのもいいですね。

詳しくは
http://www.shibu-cul.jp/news/3623.html

偏差値60の子の勉強法

■「ほんとうにわかっているか」が偏差値60の壁

数週あいてしまいましたが、今回は「偏差値60のお子さんはどんな勉強のしかたをしているか」をテーマにお話しします。

「偏差値60」と一口に言っても、サピックスの偏差値60と日能研の偏差値60は違うのではないか、と思われる方もおられると思います。
ここでは「上位クラスに常駐できる実力」といったイメージでお話ししたいと思います。

さて、偏差値がなかなか50台から上がっていかないというお子さんの最大のテーマは「ほんとうにわかっているか」です。
「ほんとうにわかっているか」というのは、なぜそのような考え方で解くのか、この計算は何を求めようとしているのか、といったことが説明できるかということです。

多くの塾で、平常授業のテキストの内容についてこの状態にあれば、偏差値60に達するようなつくりになっています。
サピックスなら、デイリーのすべての内容が完璧に説明できればよい、ということになります。

60の壁を超えられないということは、どこかに「穴」があるはずです。

■類題演習を「作業」にしていないか

ほとんどの塾のテキストは「例題」「類題」の組み合わせになっています。

「例題」を使って先生が単元の考え方、解き方などを説明し、理解できたかどうか「類題」を解いて確認する、という作業の繰り返しです。
宿題も同じです。授業で習った問題と同じような問題を解いてみて、理解度を確認し、自分で解けるようにするのが宿題ですね。

「当たり前じゃないか」

そう思われるかもしれません。

しかし、この演習の精度、意味合いの捉え方が「偏差値60の壁」ともいえるのです。

上位クラスに常駐できる実力の子というのは、宿題が「作業」ではないことを経験的に知っています。
「どうしてこういう考え方で解くのか」「なぜこの問題にはこの解法がいいのか」をつねに考え、過去の記憶と照らし合わせながら解いているともいえます。

これが単に「習ったのと同じように作業する」という状態になってしまうと、なかなか成績は上がっていきません。
毎週忙しく塾に通い、宿題しているお子さんは、どうしてもこのような「作業」のサイクルに陥ってしまいやすいのです。

ひとまずは、塾から帰ってきたお子さんに「今日習ったことをお母さんに教えて」といくつか教えてもらってみましょう。おかあさんにわかるようにうまく説明できれば、非常によく理解できていると考えていいでしょう。

もうすぐ夏です。残念なことに夏に学習のペースを崩して成績が下がってしまう子がいるのですが、これは上記のことと関係しています。
ふだんは「どうしてこの考え方で解くのか」を1週間かけて理解すればよかったのが、夏にはそのペースが変わるからです。

夏期講習は、1日単位で目まぐるしく単元が進んでいきます。
今日習ったことを明日までに理解、定着させなければなりません。
ふだんは「なぜ」「どうして」と考えられている子でも、夏にはその余裕がなくなり「当てはめる」「習ったとおりに作業する」になりやすいのです。

夏休み、この悪循環に陥らないためにどうすればいいか、をテーマに6月15日、新宿でセミナーを行います。

■6月15日、新宿セミナーの募集を開始しました。

今回のセミナーは、私が主任相談員を務めさせていただいている「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」と、その立ち上げ時に監修として協力させていただいた「マイナビ家庭教師」との共催となります。

「あんなにがんばったのに、夏の最後のテストがボロボロでした・・・」

そんなご相談を例年多く受けるのですが、ほとんどの原因は上の項目で述べたように「忙殺されて勉強が『作業』になってしまう」ことによります。

そんな夏にならないよう気をつけておきたいこと、ご家庭でできること、プロである私達ができることなどを、詳しくお話しします。

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【セミナー概要】
日時:2018年6月15日(金)午前10時ー11時30分
11時30分から12時30分まで、弁士をはじめ「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」の主任相談員の先生方、「マイナビ家庭教師」の現役家庭教師の先生方に個別に相談できる個別相談会があります。
会場:新宿ミライナタワー12F マイナビルーム12F‐B
弁士:西村則康(中学受験情報局 主任相談員)・大塚洋介(「マイナビ家庭教師」事務局 運営主任)
対象:中学受験を目指すお子さんのお父さん・お母さん
参加費:無料

セミナーのご案内・お申込みはこちら(マイナビ家庭教師「中学受験ナビ」内のページになります。
     ↓
  https://katekyo.mynavi.jp/juken/event/5400

セミナーご報告『中学受験と習いごとを両立するためにできること』

■セミナーを行いました
5月19日(土)東京、渋谷でセミナーを行いました。
私が主任相談員を務めさせていただいている中学受験ポータルサイト「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」と、鈴木福くん、小林星蘭さんなどの子役、俳優さんたちが所属する「総合芸能学院 テアトルアカデミー」との共催です。
弁士は私と、同じく中学受験情報局で主任相談員としてご一緒している小川大介氏、辻義夫氏です。
一昨年より、テアトルアカデミーさんとはセミナーなど共催でイベントをすることがあるのですが、それには理由があります。
演技の世界では、子役を目指すお子さんたちは実年齢よりも上の演技を求められたり、自分が経験したことのないことを演じなければなりません。
そもそも、映画やドラマで自分とは別の人間になりきるということは、高度な読解力、理解力、表現力を必要とすることで、受験勉強と通じるところがあるのです。
そして、演技というのは単なる習いごとの領域を超えて「仕事」という側面も持つため、小学校高学年で受験との両立に悩むご家庭が多いのです。
今回は、テアトルアカデミーにお子さんを通わせるご家庭、そして中学受験情報局のメルマガ会員の中でも習いごと、勉強の両立に悩むご家庭を対象として、上手に勉強と他の習いごとを両立するために何ができるか、といった内容のセミナーになりました。
■習いごとと中学受験の両立
「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」でメルマガ会員の皆様に行ったアンケートでは「6年生の夏以降も習いごとを続けさせる(続けさせた)」と回答した方が36%おられました。
「できれば受験が終わるまで習いごとを続けさせたい」と思っている方も多いことを表しているといえますが、逆に「6年の夏前まででやめさせる」と答えた方の合計は51%と、やはり一時期は中断する、またはやめてしまう方も多いのがわかります。
習いごとをやめることなく中学受験も成功させるお子さん、ご家庭の共通点があるとすれば、時間の使い方です。
たとえばサピックスは、4年生のうちは週2回と一見「楽」なスケジュールに見えます。しかし6年生の秋になると週5日。平常授業(デイリー)に加えて土曜&日曜には長時間の特訓があります。
この状況で塾以外の習いごとを続けるには、4年生のうちから時間の使い方を練習しておく必要があります。
ポイントは、4年生で塾の日数も少なく宿題の負担も小さいときに、時間の使い方を工夫すること。
「今週の学習範囲を次の週までに完璧に」をことさら目指さないことです。
塾に週2日通いながら、宿題をする時間もとる。でもそれだけで1週間を埋め尽くすのではなく、他にもいろんなことをする。そんな1週間にしましょう。
外で体を動かすことも必要だし、習いごとで知らなかったことに触れると言った時間もいい刺激になります。
塾の勉強以外にもすべきことがあると、時間の使い方にも工夫が必要になるし、短時間で集中して学習するといったことも習慣づきます。
■関西で初(?)の座談会を行います
6月8日、関西で座談会を行います。
初の試みとなるのですが、「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」で主任相談員としてご一緒している小川大介氏、辻義夫氏とともに、小規模の座談会を大阪で行います。
参加者数名の規模で、参加者の皆様のお悩み、ご相談に我々主任相談員が直接お答えするという形です。
下記のような予定です。
【座談会概要】
対象:中学受験を目指す5年生までのお子さんのお父さん・お母さん
日時:2018年6月8日 13時〜14時30分
場所:イオンコンパス大阪駅前会議室
定員:4名(先着)
参加費:5000円/1名
相談員:西村則康・小川大介・辻義夫
詳細は申込ページでご確認ください。 
      ↓↓↓

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▼2022年11月18日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「<志望校・併願校の決め方 校風、偏差値と問題傾向から決める! 合格するための受験校の選び方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年10月28日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「小学4・5・6年生対象 めざせ合格「過去問」の正しい使い方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月30日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「飛躍的に成績を上げる!苦手克服 勉強法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月10日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【4・5年生】9月から偏差値10UPを狙うオンラインセミナー  毎年2学期に成績を上げるご家庭がやっている10個のこと」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年8月5日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験の「基本のキ!」令和4年度版 最新の中高一貫校の選び方から受験の傾向まで全部分かる!」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年7月21日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【2022年夏】確実に成績が上がる夏期講習の受け方 3つのポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年7月8日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「夏休みの学習計画!うまくいく方法  夏期講習を有効活用して力をつける!学習戦略の立て方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年6月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験を迷っている!?保護者必見セミナー 未就学・小学低学年から、親が知っておきたい「中学受験」の実像」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月27日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「自分で学習する子の育て方  中学受験、高校受験でも生きてくる「子が自走する学習法」を伝授します」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月26日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「6年夏休みに成績を大きく伸ばす6月・7月の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年4月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「家庭学習のやり方を指南  塾に通っているだけで、安心していませんか?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年4月14日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「夏休みまでに偏差値5UP 6年生GWで成績を上げる10のポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年3月18日(金)

「「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「頭のいい子が育つ! 学習環境のつくり方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年2月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナーわが子の合格に必要な学習は?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年12月17日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験・合格する家庭のつくり方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年11月19日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年10月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年9月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「苦手克服し成績を上げるコツ」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年7月16日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「7/16入試にも役立つ夏休み自由研究対策セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月26日(土)

新渡戸文化学園が主催するオンラインセミナー「中学受験へ向かうみなさまへ 中学受験って何? 大切なことは何?」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「親が知りたい中学受験のキホン」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2020年10月14日(水)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナー第2弾!過去問を活⽤する家庭学習のコツ」をにて、講師を担当させていただきました。にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年9月29日(火)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験 コロナで変わる!併願校の選び⽅/合格を導くための模試の問題⽤紙・答案⽤紙活⽤法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月12日(金)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「ウィズコロナ時代の中学受験を成功させる夏の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月6日(土)

増進堂 受験研究社が主催するオンラインセミナー「学校再開・塾再開にどう向き合うか」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2月19日(水)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年首都圏中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2 月6日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年関西中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年10 月11日(金)

淑徳与野幼稚園が主催する講演会「父母講座 我が子への根拠の無い信頼の大切さ」にて、講師を担当させていただきました。

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