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中学以降の学習(2)

中学受験の学習を通して、間違った学習方法を身につけてしまった場合の修正方法について
書いていきます。

間違った学習方法とは、
1 何から何までお膳立てが出来ていて、学習の工夫をする習慣を身に付ける事が出来なかった。

2 学習内容を納得せずに、丸暗記で過ごしてきた。

この2点に集約されると思います。

中学受験においては、学習のプランニングの大筋は親御様の方でやるべきです。
それは、優先順位をつけて、必要なものから順にやっていくことが子供には難しいからです。
時には、塾で出された宿題を無視してまで必要な事柄を優先しなければいけない事もあります。
そのような場合は、塾の先生の強制力に勝る親御様の強力な指導が必要になりますね。

でも、細部の工夫はお子さんの役目です。
 「まずノートを見ないで解いて、分からなかったものについてノートを見よう」とする方が効果的なのか、
「授業ノートをしっかり見直した上で、解き直しをする」方が効果的なのか。
このような事をお子さん自身が判断すべきなのです。
だいたい理解出来ていることなら、まず解いて見る事から始める方が良いでしょうし、
難しいと感じていることなら、ノートの復習から始める方が得策でしょう。
「だいたい分かった」とか「難しくててあまりよく分からなかった」というような
自己判断から始める学習の工夫をしてきたのか、
それとも、いつもいつも同じ方法で機械的に繰り返してきたのかの違いです。
 この工夫の無い学習を、「自己判断の無い、質より量を重視した学習」とでも名付けましょうか。
 
一方で、「納得の無い、質より量の学習」もあります。
なぜかは分からないが、とりあえずこの方法で解けば正解が出る。
とりあえずそれを覚えてしまおうという心の動きに従ってしまう学習です。
「とりあえずの暗記学習」とも言えます。
ところが、高校の数学になると、三角関数の公式だけでも10個以上あります。
2~3個の基本公式だけを身に付けておいて、他の公式を自力で導き出せるようにしておけば
負担は少ないのですが、10個とも覚えておこうとする生徒が多いのです。
これは物理においても言えます。
なぜかを理解して、公式の意味と導き出し方を理解しておくと、覚えるべき公式の数は
1/4以下に出来ます。
 「とりあえずの暗記学習」が、日本の子供たちの理系教科の学力低下の原因の一つだと
私は考えています。

ところが、大学入試において国立大学の理系に進学しようとすれば、
5教科7科目のセンター試験で高得点をとらなければいけません。
医学部ならば9割以上必要です。
朝から晩までの長時間学習をしても、この方法では決定的に時間が足りません。

また、別の難しさもあります。
それは、算数から数学への学習法の変化です。
中1で習う1次方程式の文章題は、実は算数でいとも簡単に解けてしまいます。
食塩水の問題でも、てんびんや面積図で数秒です。
方程式を使うと、立式と計算で1~2分かかることになります。
ところが、この時期に算数を禁じ手にして、方程式に慣れておくことが大切なのです。
今後難しくなる数学を解くための道具(方程式)の使い方を訓練すべき時期です。
ですから、中学入学後1年間は、多量の計算練習が大切なのです。

 このように、時期によって目標が異なります。
1 基礎訓練の時期(中1・2)
2 応用力を身に付ける期間(中3・高1)
3 得点力を身に付ける期間(高2・高3)

この2回で書いてきたことを覚えておいていただいて、お子さんに時期に応じたアドバイスをしてあげてください。

塾の予習は本当に不要?(その2)

前回は、「今の塾の子供たちは、解けないことに慣れすぎている」という話題でした。

 授業中の演習や、家でやる問題演習での正答率を高めるにはどんな方法が考えられるのでしょうか。
家庭学習での正答率を高めるには、授業中の正答率を高める必要があります。
というのは、授業中に間違った問題は、、家に持ち帰って解き直しをすれば、解説授業の理解に応じて
30%から600%の範囲で解けるようになります。
決して100%というわけではありません。
しかも、解く道筋を聞いた後ですから、この種類の復習は、解き方を見つけたり正解に少しでも
近づくための工夫をする力を高めるものではありません。
その方法に沿って解けば、オートマチックに正解出来る事を学んでいることになります。

ということは、授業中の演習では、始めから高い正答率を確保できる方が有利だと言うことになります。
習い始めたばかりですから、少ない情報量しか持っていません。
そのなかで試行錯誤する力量がものを言うことになりますし、試行錯誤すれば何とか解けるだけの
事前の情報を仕入れておくことが必要だということになります。

授業は、「基本の説明」→「基本演習」→「演習問題の解説」→「標準レベルの知識解説」→
「標準問題の演習」→「標準問題の解説」・・・このような順序で進んでいきます。 
速いスピードの解説について行けない子(このような子供たちが非常に多いのです)や、
過去そのような発想をした事が無く、その説明が理解しきれなかったりすれば、
解くための必要最小限の情報すら理解出来ない中で、問題演習に取りかかることになります。
当然正解出来る問題は少なくなります。
このように、「初めての挑戦では解けないことが当たり前」を何度も経験することになります。
演習時間を、何となくやり過ごしながら、そのうちに始まる解説授業を待つ。
このような、気持ちの反復練習を重ねていくことになります。
 
基本問題の演習に必要な知識や情報を事前に取り込んでおく事が出来れば、演習時間をもっと有効に
使えるのではないかと思うのですが、いかがでしょう。つまり予習です。

テキストをとりあえず読んでおく。例題の1~2問だけでも解き始めておく。
これだけでも授業の理解が大きく変わり、これまで何となくやり過ごしていた時間が、
正解に向けて頑張る時間に変わる子供も多いのではないでしょうか。
今、大手塾は復習中心主義です。

日能研は予習が禁止されているようです。
予習をしていった生徒が叱られたという話をあちこちで聞きます。
またサピックスは、毎週授業始めにテキストを渡されますから、予習は現実的に不可能です。
四谷大塚では、一部予習が課題になっているようです。
ネットオークションでサピックスのテキストが高額で取引されているのは、
もしかしたら予習のためかもしれませんね。

社会の講師からはこのような意見が出ました。
「経験が少ない小学生が、授業の限られた説明だけで知識のつながりを頭の中に構築するのは無理だ。
事前に説明を読む程度の予習は必要だと切実に感じている。
特に、太字も無い日能研テキストの場合は必須だと感じている。」

塾の予習は本当に不要?(その1) 「テストでミスを多発する子は、普段の演習問題での正答率も低い。」

近頃の先生方とのミーティングは、私のその時々の興味に添って話し合っています。
この方法は、私の独りよがりにすぎないのではないのかという自問自答を繰り返してきました。
幸いなことにそうではないようです。
参加してくれている先生方の活発な発言を聞いていると、私が近頃疑問に思ったり、
悩んでいたりすることがかなり重複していることが分かってきたからです。

またまた、そのミーティングでの話です。
「テストでミスを多発する子は、普段の演習問題での正答率も低い。」
という話になりました。
決して他の子に比べて理解力が劣っているわけでもない、計算力が低いわけでもない。
それなのに、テストでいろいろなミスを連発する。こんな子が近頃大過ぎないかというわけです。
確かに、そう言われればこれまでミスを減らすために効果抜群だった方法が、
どうもうまく働かない子が出始めてきました。
そのような子は、確かに演習で間違うことに対して頓着していないようです。
塾の授業中の演習では、「間違っても、この後の解説を聞いて理解すればいいや。」
と思い込んでいるように感じますし、そのような気持ちで解く事が習慣になってしまっている
ようにも感じます。
 
間違うことに慣れてしまう。間違うことが習慣になって、たくさん間違うことが普通の状態になっている。
それは、正しい答えを出すことよりも、終わらせる場合によっては答えらしいものを書くことが
大切な目的になってしまっていることです。

100点のテストで60点をとる場合、解答欄を全部埋めて60点の子供と、
解答欄の70点分を埋めて60点の子供と、どちらが今後伸びていきやすいと思われますか?

家庭教師の立場からすると、70点分を埋めて60点の子供の方が上げて行きやすいのです。
正しい答えを出すことに執着してくれていますから、インプットを手助けするだけで
順調に伸びていってくれからです。

 「今の受験勉強は、間違いだらけの解答を出す訓練を続けてしまっている子が多くなりがちだ。」
発言してくれた先生は、このような意味で問題提起をしてくれたわけです。

見事な解法は必要?

先日、関西での会合が終わり新幹線で帰京はTさんと一緒でした。
このTさんは私と同様に長年中学受験に携わっています。私が信頼するお一人です。
 京都を過ぎて関ヶ原あたりだったでしょうか、ある塾の話題になりました。
○学園の生徒を担当された場合に注意されていることは何ですか?とお聞きしました。
Tさんの返答はこのような内容でした。
○学園では見事な解き方で教るが、それが子供たちに再現できないような見事すぎる解法で
あることが多い。しかも、その方法での解き直しが宿題になり、その上宿題チェックが厳しいときている。
不真面目な生徒は良いとして、真面目な義務感の強い生徒はノートにとってきた式や数字を
丸写しにしている。
その子の身の丈に合った解き方で教え直すと、すばらしい理解を示すことがほとんどだ。
でもそのような方法で解いていくと塾でこっぴどく叱られる。
本当に○学園でスランプになった子供を復活させるのは難しい。

私も全く同感です。

この○学園だけではなく、いわゆる裏技がやたらと多い塾があります。
裏技に当てはめる事で一部の難問が魔法のように解けます。
ところが、問題文の表現が少し変わったり、条件を少し変わるだけでお手上げになります。

子供の理解を超えるような見事すぎる解法や裏技の多用が、子供たちを苦しめている場面を
多く見てきました。その一方で、それらを見事に使いこなすほんの一部の子供たちも見てきました。

まず、その問題を基本に忠実に解き、問題の本筋を理解した上で見事な方法に挑戦するという
二段構えの学習が必要だと思います。
例えば、今年の御三家の算数を見ますと、喜ばしいことに裏技で見事に解ける問題は多くありません。
条件を理解して題意をとらえて、愚直に処理を始めることが必要な問題が多かったのです。
うがった見方をすれば、中学校の先生方が、裏技の暗記学習を習慣にして入学してきた生徒に
疑問を感じられているともとらえる事が出来ます。

確かに、大学受験に向けての数学や物理の学習では公式暗記から入るのは愚の骨頂です。
公式の導き出し方やその意味の理解を最重要視するべきなのです。
「いざとなったら公式を自分で作ることが出来る」これが大学受験での本当の学力だと考えています。
ある有名予備校授業で、数学の看板講師の方が生徒たちを前に、
「私は、年間に2~3個しか公式を覚えろとは言わない」と宣言されたそうです。
さすがだと思います。

せっかく志望校に合格したのに、中学や高校で落ちこぼれてしまう子供やついて行けないと
感じている生徒が実に多い事をご存じでしょうか。
少なく見積もってそれぞれの中学校の30%の生徒がそう感じているはずです。
そうなってしまった原因の1つが、この裏技の暗記学習だと思うのですがいかがでしょう。

塾の授業の価値を高める聴き方

今回も講師の先生方のミーティングの話題です。

これまでのミーティングの話題の中心は、家庭学習において子供自身の頭を活発に
働かせる方法でした。
ですから、このブログも家庭学習のやり方ややらせ方についての話題が中心です。

各塾で夏期講習を受けるに当たっての注意点の情報交換をやっていたときのことです。
ある講師がこんな事を言い始めました。
(A講師)「夏期講習、特に小6のように長時間の講習の場合、塾の授業と家庭学習を
セットで考えないと片手落ちになるね。
授業を積極的に聞く事から始めないと、いくら家庭学習をちゃんとやっても効果は半減する。」

確かに正論です。
(私)「授業を積極的に聞くというのは、どういうこと?」
(A講師)「通常、小6の夏期講習は、(問題演習)その後(解説)を繰り返すものだけれど
授業の受け方って言われるとどうしても解説授業の聴き方を中心にとらえてしまうよね。
でも、実は、解説授業の前の問題演習の時のマインドがその後の解説授業の価値を
決めていると言えないかな。」

(私)「問題演習を真剣にやることで、解説授業が良く理解できるということかな。」

(A講師)「もちろんそれも大きな要素。それ以外には問題を考えるときの注意力や
気付きの問題も大きい。」

(私)「もっと、詳しく説明してもらえる?」

(A講師)「基礎力はあるのに応用問題が解けない、とか、初見の問題に弱い子って多いよね。
でも、そういう子のほとんどは理解する力はちゃんと持っている。
そして、理解できる子の中に応用できること出来ない子、初見の問題に強い子と弱い子がいる。
その違いは、問題を解くときの思い入れの強さにあるように思う。
なんとしても解いてみせるぞ!と思いながら解く子と何となく解いている子では、
問題文から抽出できる情報の質や、自分の記憶の中から探り出してくる知識の妥当性に
大きな差が生じるよね。」

(私)「確かにそうだよね。全く同感!」

(A講師)「真剣に問題に取り組んだ後に聞く解説授業の価値は、
いい加減に解いた後に聞く授業の価値よりも格段に高いと言えると思う。
ああ~、そこに気付けば良かったのか!
とか、僕もまんざらじゃないなとか、
授業を聞きながら納得感が高まったり自己肯定感が高まったりする。
同じ解説授業を聞いていても、その授業の価値は問題演習時の真剣さや
マインドにかかっている。」

(私)「演習の後で解説があるからと思っていい加減に解いていると、
手痛いしっぺ返しがあるということだね。
全く同感。そのことを子供たちにわからせたいね。」

A講師の話を聞きながら、昔教えたある女の子のことを思い出していました。
お母さんとの面談では、いつも同じ話です。
「うちの子家で本当に勉強しないんです。9時にはベッドに入ってしまいます。
これで良いんでしょうか。」
でも、成績はいつもトップクラスです。
ある授業で、秘密がわかりました。
ちょっと難しめの問題の解説をしているときです。その子が、
「先生、その問題は2回目でしょ。」
「そうだよ、良く覚えていたね。」
「だって、3ヶ月前に203の教室の黒板の右の方に書いて説明してくれた問題だったもん。
自分では解けなかったんだけれど、あのときの説明を聞いてよく分かったんだから。」

驚きました。確かに3ヶ月前に説明した問題です。
言われてみれば、あの授業は日曜特訓でしたから、203室です。
黒板の右に書いて、スペースが足りなくなって左に書いてあった前の問題解説を
消したような気がします。
恐るべき集中力です。
その子は、当然のごとく桜蔭中学に合格しました。

今日6月6日は、金星の太陽面通過でした。でも、残念ながら朝からずっと曇りでした。見たかったな。
次は、8月14日の「金星食」(金星が月に隠される)を楽しみにしておきます。

受験6ヶ月前までは、学力を高める時期

学力には、いろいろな要素があります。
解き方を見つける力・正確に解答にたどり着くことが出来る力や
時間内に処理できる力などですね。
その学力を発揮するために必要な事柄は、3つだと考えています。

一つは、処理能力です。例えば計算力や文字を書く能力、線を引く能力です。
素早く正確に出来る事が必要な能力です。

二つめは、知識量です。
理科や社会の重要語句のようなものから、解き方の種類や考えの進め方という、
考え方や思考の過程そのものも多くは知識に含まれます。

もう一つは、これが一番大切なのですが、本質を知りたいという知的意欲です。

この3つがバランス良く上達することで学力は高まってきます。

「塾のテキストを何度も解かせているのですが、成績が下がるばかりです。」
このようなご相談が多いのですが、その場合は、上記の三つに分けて考えて見ると
解決策が見つかることが多いのです。

一つめの処理能力に問題があるお子さんも、意外に多くいらっしゃいます。
小学校では計算はちゃんと出来ているのですが。
ノートには読みやすい字が書けているんですが。
このようなお子さんの中にも、処理能力不足の方が多くいらっしゃるのです。
桁数の多い計算も、速くしかも正確に出来なければいけませんし、
小学校の勉強と違って、少し小さめの字を、素早く綺麗に書ける事が必要です。
また、線はフリーハンドで綺麗に引けなければ、受験勉強の効率がぐっと
下がってしまいます。

計算練習や漢字練習は毎日少しずつやることが良いのですが、
どのレベルのものをどの程度やらせるべきかが一番大切です。

二つめの知識はどうでしょう。
理科や社会の重要語句や固有名詞は、覚えてしまえば
そのまま使えることが多いのですが、
思考過程に関わる知識はそうはいきません。
ところが、算数の問題などで、「この数字とこの数字を引いてからこの数字で割る」という
覚え方をしてしまっているお子さんが意外に多いのです。
○○の意味を持つ数字と□□の意味を持つ数字を引き算すると、△△の意味になり、
それを●●で割ると、当然聞かれている答えが出るという理解と暗記が必要なのです。

この、「当然」が大切な事なのです。
子供が、これまでの学習や生活の中で、正しいと心底思っていることにつなげる事が
出来て始めて、「当然」と思えるわけです。
これが無い場合は、「何となくわかった」という表現になりがちです。
思考過程に関わる知識は、子供のなるほどそうかという納得の感情と共に
覚えていくことが大切なのです。
実は、この部分がうまくいっていなくて、成績が上がっていないお子さんが一番多いように
感じています。

三番目の「本質を知りたいという知的意欲」は、
知的好奇心という言葉に換えても良いでしょう。
理科の暗記をする場合でも、「なぜそうなるの」と強く興味を持ちながら覚えるのと、
仕方なく覚える事の違いです。
これは、勉強に向かわせる時の雰囲気作りが大切になります。

小6の一学期までは、「処理能力」「知識量」「知的好奇心」の三つに注意を払いながら
見ていく必要があります。
今、伸び悩んでいるお子さんの場合は、そのバランスが取れているかどうかを
是非お考えください。

真面目な家庭教師が感じる事

□教え子からメールが届きました。□
もう10年以上も前の教え子からです。
大学を卒業し、社会人1年生で会社勤めをしながら、夜に家庭教師をしているというのです。
大学の頃から、塾の講師をしたり家庭教師をしたりしていましたから、中学受験生を教えた経験は
4年を越えています.
時間つぶしのアルバイトではなく、真剣に子供と向き合おうとしてくれている事が分かって、
ちょっとうれしい気持ちになっています。

□教え子からのメール□
こんにちは(^o^)
お元気にしていらっしゃいますでしょうか。
兵庫県で、社会人1年目の○○○○です(^-^)v。

実は、今、指導している生徒(中学受験6年生)のことで、プロたる西村先生に少しご相談させて
いただきたく、ご連絡させていただきました。

長年、中学受験に携わってきていらっしゃる、西村先生に是非、アドバイスいただきたいことは、
・親と子供の最適な距離感
・子供への詰め込みは、中学受験には必要か
・子供のモチベーションのキープの仕方(現に、私自身も中学受験時代、波があったので)
・この秋冬をどう乗り切るか

という点についてです。

ちなみに、生徒は、
・女の子
・小学5年冬から受験勉強開始
・第一志望…○○学院
・合格率…70%程度

・最近、焦りのせいか、算数のケアレスミスが増えた。
・社会は好きで、模試で95点くらい。

・親御さんも初受験とあり、戸惑い気味
・父親がかなり力いれている。指導中も毎回、父親が隣に。

・日能研、トップクラスと2番目クラスを行ったり来たり。
・そのフォローとして、家庭教師をつけている。

質問の内容が多岐にわたり、しかもそれぞれの質問に対して1冊ずつの本が書けそうなくらいです。
メールで返信なんてとても出来そうにありませんから、実は頭を抱えています。

 このメールを読んで、Iさん(教え子)は良い家庭教師になりつつあるなと感じました。
教科内容にだけ注意をはらうのではなくて、その子を取り巻く人的環境に注意が
はらわれているからです。
 文面からは、お父さんの関わり方に問題点を感じているのだろうと推測しました。
質問内容の細部については、Iさんに電話で詳しく返答するしかありませんが、
・社会が良いこと
・お父さんが勉強につきっきりであること
この2点から、「覚える学習」に重心が置かれているように感じます。
また、
・算数のケアレスミスが増えている
ことから、入試のプレッシャーかまたはお父さんのプレッシャーを強く感じているかもしれないと
想像しています。

詳しく返答する時間がとれないまでも、6年生ですから、返事を先延ばしにするわけにはいきません。
そこで、次のような返信を送っておきました。

□私からの返信□
ゴメン、ゴメン。
早く返信しなければと思いながら、今日になってしまいました。
○○○○さんが思っていることは、まさに学習の根幹に関わることだと思います。
まず、時期の問題です。
・学力をつける時期と、
・得点力をつける時期
の問題があります。
学力をつけることについては、例外なく子供自身の内語(頭の中で使っている言葉)の問題です。
自分自身の言葉を使って考えさせ、「あっなるほど!」と納得することを重視する必要があります。
つまり、感情の変化を起こさせることが大切になります。
一方、得点力をつけさせる学習は、
「記憶させること」と
「記憶させたことを素早く正確にアウトプットさせること」
の2つだと思っています。
小6の今は、まだ学力を高める学習を中心に進めるべきです。
得点力を高める学習だけ集中させるのは、12月からです。
 学力をつけさせる学習には、焦りは禁物です。子供が子供なりの言葉で理解するのを待つ必要が
あるからです。
 
また、もう一つ付け加えておけば、学習内容も2つに分けて考える必要があります。
・理解(納得)させるべき内容と
・習熟させるべき内容
です。
 理解させるには、「内語」の自然な表出を手助けする必要がありますし、焦らせないことが大切です。
 逆に、習熟させるには、時間を区切った繰り返し学習が有効です。
この2つのさじ加減が一番難しいことですね。
 これ以外にも、難しい興味深い質問がありますね。
メールで正しく回答することは難しく感じています。
夜の時間帯で、時間があるときに電話しますから、待っててください。
近日中には必ず。(^^;)

講習後のクールダウンの大切さ

夏期講習期間を必死の思いで頑張ったにも関わらず、9月のおきなテストで思いがけず
悪い点数をとってしまうお子さんが多い事をご存じですか。

毎日夏期講習に参加し、多い日には3単元も学習し家に帰ってからは宿題と弱点対策をがんばり、・・・・。
そんなお子さんが、勢い込んで受けた9月の試験がこれまでで最悪。
その理由は、講習後のクールダウンの失敗にあります。

小6の講習は、小4から小6一学期までの2年半に習った内容の総復習です。
あれも忘れていた、これも分からなくなっていた、ということが多かったはずです。
それらの内容が頭の中に今山積みになっています。
今だったら、あの知識はこのあたりに収納したはずだと思い出せるのですが、1週間もすると
思い出せなくなってしまいます。
関連づけさえも曖昧になってしまうのが普通です。

クールダウンとは、頭の中の知識を整理整頓する事です。
「あのときに習ったことは、その後のこの授業で応用問題で使ったんだ。」
「あのとき解けなかったのは、このことを忘れていたからだ」
というように、一つ一つの解き方や知識に自分なりのインデックスをつけていく作業です。
乱雑に引き出しに投げ込まれた図書カードを、インデックスをつけて並べ直すようなイメージです。

講習が終了してから、塾の二学期授業が始まるまでの数日の間に是非ともやっておいていただきたい
ことです。

その、クールダウンで大切な事は、
1 難しい事はやらない。
2 授業中に△印を中心に復習する。
3 「和が一定だから、比の和をそろえる」などと、言葉にする事を意識する。
4 授業中に書いたノートを横に置いて、できる限り授業を思い出すように努力してみる。

そして、このような作業が正しく出来るかどうかは、授業の聴き方やノートの取り方に強く影響を受けます。
講習はそろそろ後半戦に入ります。これまでの講習の勉強を振り返ってみてはいかがでしょう。

御三家を目指す方々に(3)

□悩み方が間違っていませんか(3)□
 
先週は、
入試直前の5~6ヶ月は、知識の収納のされ方が下記の三つのうちどの状態かを
見極めることが大切だということを書きました。

・既に覚え込んで定着している知識や解き方。
・過去に学習し一度は定着したが今は曖昧になってしまったもの。
・記憶からたぐり寄せることが不可能になってしまったもの。

でも、これは御三家レベルの問題の中での基礎から標準レベルの話です。
100点満点で50~60点の配点に当たる部分です。
この部分で確実に40点から50点を獲得することが合格の必要条件です。
その上で、いわゆる御三家らしい問題(初見の難問)への対応力を身につけていく
必要があります。

進学塾の指導は、授業という形式で問題解説が中心です。
問題の解き方の解説という一方通行の指導です。
ところが、入試本番で始めて見る問題を解く力が、過去の問題の解き方を習うことで、
解く力が身につくわけがないのです。

大切なのは、「気づく力」、「自分の頭で考える力」です。
首都圏で出題される問題は、初見の難問といえども、よくよく考えてみると
何らかのパターンを踏襲しているか、何種類かのパターンの組み合わせです。

「題意に基づいて、少し作業をしてみる。まだ解き方が分からない。
もう少し作業を進めながら、過去に習ったパターンの何が使えそうかを
必死で見つけ出そうとする。」
このような過程を経てやっと正しい解き方に近づいていけるのです。

ところが、塾の授業は、
「これは、難しいんだ。ダイヤグラムを書いて、この部分の速さと時間の逆比を使うと、
この部分の速さが求まり、それとこれの速さと距離で鶴亀算を使うと、
ほら、答えが出るだろ。」

大概はこのような流れで授業が進んでいきます。

ダイヤグラムを書く方が良いと気づくこと、
ダイヤグラムを書いた後、速さと時間の逆比が使えること、
その後速さの鶴亀算が必要な事。
この3点全て作業を進めながら、子供たち自身が考えつかなければいけないのです。
どのようにしたら、次の一手が見つかるのかが大切なのであって、
次の一手を教えてもらう事ではないのです。

大手進学塾の小6二学期の志望校別日曜特訓の教材は、該当校の過去の問題や
類似問題を、日本全国の中学校の入試問題10数年分からピックアップして作られています。
それらをもれなく多量にこなす事によって、初見の問題を減らすことを意図しているのです。 
この方向性の学習も確かに必要です。
でも、膨大な問題をこなさなければいけない事とそれを忘れてはいけないことが、
大きなハードルです。
それでも、来春出題される問題をz全部当てることはほとんど不可能です。

宝くじに当たるために、宝くじを全部買い占めることを目標にしているようなものだと
思われませんか。
 
必要なのは、入試本番の試験時間内に、自分自身が次の一手に気付く事です。
パターン的な解き方を使うのだけれど、どのパターンを使うのかを見極める力が
ものをいうことになります。
 このような力を養う上で大切な事は、

・気持ちの余裕を持って問題に取り組む事。
・「僕には解けるはずだ」という強い自己肯定感を持ち続けること。
・条件(仮定)をしっかりと把握すること。
・まず、何かを書き始めること。
・書き始めて、これじゃあうまくいかないと感じたら、次の方法に移ること。

多量の問題の繰り返し学習を真面目にやり続けてきた子供たちは、
このような学習を苦手にしている事が多いのです。
御三家志望者の半数以上が、初見の問題に弱いと困っていらっしゃるのではないでしょうか。

・学習プランを単純化して、お子さんの精神的な安定を図る。
・大丈夫だよ。君なら解けるよと励まし続ける。
・解き方を熟知している者が、「何が分かっていて何が求められているの」と質問してあげる。
・「まず、何を書けば良いと思う?」と質問して上げる。
・解き方を熟知している者が、「その方法で、次に何が求められそうかな?」
「何か、他の方法に気がつかないかな?」とタイミング良く言って上げる。

このような事が出来れば、「気付く」力を高めることが出来ます。
親御さんが出来る事と信頼できる第3者(家庭教師や個別指導)に任せることを
分けて考えるべき時期に入ってきたと言えます。

そして、その第3者は本当に信頼に足るかどうか、の判断は、親御様の一番大切な役割です。
 

御三家を目指す方々に(2)

□悩み方が間違っていませんか(2)□
 
先週は、
これまで、上位クラスをキープしてきた子供たちは、「インプットの達人」であること。
そして、御三家レベルを目指すためには、
「頭脳の引き出しから、この問題を解くために必要な知識を探し出す意欲」
が、必要だというお話をさせていただきました。

今回は、その続きです。

「集団塾のメリットは、カリキュラムがしっかりしていることだ。」
このことは、折に触れお話ししてきましたが、ここで少しまとめておきましょう。
カリキュラムとは、下記の3つです。
1 授業の進行表
2 授業の進行表に伴う教材
3 授業の進行に従って行われる授業の理解度をチェックするテスト

カリキュラムがしっかりしている塾に通っている場合は、授業を受けているだけで、
入試に必要な単元や項目がもれなく、しかもオートマチックに学ぶことが出来ます。
これはこれですごいことなのです。
長年の入試問題の分析によって度重なる改訂努力を継続してきたその塾の宝物です。

そして、塾は、「解き方」を教えてくれます。
それも、研究され尽くした優れた解き方を提示してくれます。
ですから、「インプットの達人」は、授業をしっかりと聞き、家に帰って解き方を覚え込むことで、
理解度をチェックするテストでよい点数が取れてきたのです。

ところが、学習単元が一巡し終わった7月以降は、1週間の学習項目が飛躍的に
増えることになります。

小6の夏期講習はどの大手塾も約30日前後あります。
40日ある夏休みのほとんどを使うことになるのですが、
この30日で小4から小6の一学期までの2年半に習ってきたことのほとんどを
復習することになります。
(夏休み明けに行われる学力テストが、志望校合格に向けて試金石として利用される
理由です。)
また、二学期中に再度全ての単元を復習することになります。
この時期の1週間の学習範囲は小6の一学期までの5倍から10倍になります。

それまで、1週間または1ヶ月単位で確実にインプット出来ていたとしても、これほどに
ハイペースになってくると、普通はうまくいかなくなるものです。
一度は習った内容の復習ですから、もし100%覚え込んでいるならば全く問題は生じません。
ところが、忘れていることが想像以上に多いのです。

長年受験生を教えている私たちでも、小6の二学期には、
「え~、これを忘れちゃったの!」
という、言うべきでは無い台詞が口をついて出てしまうことがあります。
各塾の最上位クラスの生徒ですらそうなのです。

入試直前の5~6ヶ月は、
・既に覚え込んで定着している知識や解き方。
・過去に学習し一度は定着したが今は曖昧になってしまったもの。
・記憶からたぐり寄せることが不可能になってしまったもの。
この3つを上手に分類して学習をしていく必要があります。

概して、始めて学習したときに、
「あまりよくわからないけれど、とりあえずこの方法を使えば正解が出るんだな」
という学習をしてしまった単元や項目は、
「記憶からたぐり寄せることが不可能」
になっている事が多いようです。

また、解き方の順序をちゃんと理解できたもののなかで、始めてそれを習ったときに、
「はじめから終わりまでその筋道が理解でき、理解の過程で、『おっなるほど!』という
気持ちの変化(はたと膝を打つような気持ち)を体験できた項目」
の多くは、既に定着してテストに使える知識や考え方になっています。

ですからこの時期に必要な学習は、
「今必要なその知識が、上記の3つのうちのどの状態で頭脳に収納されているのか」
を見極める事から始める必要があります。

今は使えなくなってしまっている知識や考え方については、
『おっなるほど!』(はたと膝を打つような気持ち)
を体験させる事が理想です。

また、「理解度の3種類」は、確かに個人差が大きいのです。
しかし、その子の今考えていることに寄り添うようにして教えている場合には、
ほとんど予感が的中します。

「とりあえず正解は出せるが、『なぜそうなる?』と聞いてみれば、間違った説明をするはず。」

「知識は曖昧になっているが、その周辺部分で軽くヒントを出してやれば、『おっ』と叫んでから、
得意満面に解き始めそうだ。」

「この問題は正解できるし、説明させればちゃんと言える。
でも、この条件をこのように変えると多分見事に引っかかる。」

私自身のことを振り返ってみると、子供を教えているときには、
このような事をいつも考えているように感じます。
また、私たちのグループの先生方も同じなんだなと、毎週の勉強会で感じます。

手前味噌ですが、「その問題を前にして、子供の理解度について仮説を立て、子供の反応からその仮説の真偽を確認できる」事が、本当のプロの講師(個別指導や家庭教師というパーソナルな講師)だと考えています。

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▼2022年11月18日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「<志望校・併願校の決め方 校風、偏差値と問題傾向から決める! 合格するための受験校の選び方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年10月28日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「小学4・5・6年生対象 めざせ合格「過去問」の正しい使い方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月30日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「飛躍的に成績を上げる!苦手克服 勉強法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月10日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【4・5年生】9月から偏差値10UPを狙うオンラインセミナー  毎年2学期に成績を上げるご家庭がやっている10個のこと」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年8月5日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験の「基本のキ!」令和4年度版 最新の中高一貫校の選び方から受験の傾向まで全部分かる!」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年7月21日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【2022年夏】確実に成績が上がる夏期講習の受け方 3つのポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年7月8日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「夏休みの学習計画!うまくいく方法  夏期講習を有効活用して力をつける!学習戦略の立て方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年6月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験を迷っている!?保護者必見セミナー 未就学・小学低学年から、親が知っておきたい「中学受験」の実像」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月27日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「自分で学習する子の育て方  中学受験、高校受験でも生きてくる「子が自走する学習法」を伝授します」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月26日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「6年夏休みに成績を大きく伸ばす6月・7月の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年4月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「家庭学習のやり方を指南  塾に通っているだけで、安心していませんか?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年4月14日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「夏休みまでに偏差値5UP 6年生GWで成績を上げる10のポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年3月18日(金)

「「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「頭のいい子が育つ! 学習環境のつくり方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年2月25日(金)

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▼2021年12月17日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験・合格する家庭のつくり方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年11月19日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年10月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年9月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「苦手克服し成績を上げるコツ」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年7月16日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「7/16入試にも役立つ夏休み自由研究対策セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月26日(土)

新渡戸文化学園が主催するオンラインセミナー「中学受験へ向かうみなさまへ 中学受験って何? 大切なことは何?」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「親が知りたい中学受験のキホン」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2020年10月14日(水)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナー第2弾!過去問を活⽤する家庭学習のコツ」をにて、講師を担当させていただきました。にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年9月29日(火)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験 コロナで変わる!併願校の選び⽅/合格を導くための模試の問題⽤紙・答案⽤紙活⽤法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月12日(金)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「ウィズコロナ時代の中学受験を成功させる夏の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月6日(土)

増進堂 受験研究社が主催するオンラインセミナー「学校再開・塾再開にどう向き合うか」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2月19日(水)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年首都圏中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2 月6日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年関西中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年10 月11日(金)

淑徳与野幼稚園が主催する講演会「父母講座 我が子への根拠の無い信頼の大切さ」にて、講師を担当させていただきました。

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