夏に備えてしておきたいこと

■夏に備えましょう

 

もう5月も下旬ですね。6月は祝日がなく、天候も不順であることが多いので、お子さんのモチベーションも上がりにくい時期ですが、あっというまに夏はやってきます。夏に備えていくつか意識していただきたいことがあります。

 

6年生は、夏休みに非常に忙しい毎日を過ごすことになります。たとえばサピックスなら13時〜19時まで、塾に拘束されます。夏期講習のテキストをご覧になったことがある方はわかると思うのですが、算数の1日分の量は、B4のプリントが20枚程度あるのです(もちろん裏表印刷です)。普通に考えて、とてもお子さんが簡単にこなせる量ではありません。

 

それでも多くのお子さんはできるだけこなそうとしますから、講習期間中の貴重な「空き時間」である午前中は、他教科も含めた「宿題消化」の時間になるはずです。ここで注意しなければならないのは、やはりこれだけの量をこなそうとすると「覚えて当てはめる」という「作業」中心の学習になってしまいがちだということ。ときどきチェックする必要があります。

 

これに、「有名中学入試問題集」という過去問の演習が「家庭演習用」として指定されます。

 

もちろん講習会は算数だけではありません。他教科の宿題もあります。バランスよく学習を進めるには、午前や講習の空き日の時間の使い方をあらかじめ決め、決めた時間内にこなせる量がんばる、といった工夫が必要です。

 

そんな夏を過ごす前の時期に当たる今は、ハードな夏に備えて1つでも2つでも苦手分野を解決しておきたい、というのは前回もお伝えしたとおりです。

 

 

■うまく日程を調整しましょう

 

ふだんの宿題もあるし、なかなか時間が取れないと思うのですが、たとえば千葉県の方は6月15日は「県民の日」で学校がお休みですね。サピックスにお通いのお子さんなら、7月の21日から24日は塾が休校です。そういった「すきま時間・休日」をうまく確保して上手に使いたいものです。

 

学校が夏休みに入ってから塾の夏期講習が始まるまでの期間、そして夏休み前の短縮授業期間など、地域や学校によっても違いますが、夏休み「前後」の期間はわりと時間が取りやすいのです。

 

その時間を使って解決する苦手単元の問題などを、あらかじめ用意しておきたいですね。

 

4年生・5年生は、6年生に比べると夏休み中も時間を取りやすいですが、前後の期間もなんとなく過ごしてしまうともったいないです。あらかじめ「いつ、何をするか」を決めておくといいでしょう。

 

そして、決めた予定はカレンダーに書き込むなどしてお子さんにも共有しておきましょう。お子さんもあらかじめ「来週の休みの日は◯◯をするんだな」ということがわかっていれば、友達と約束してくることもありません。

 

 

■ターゲットとなるテストに備える形で

 

いつのテストで、目標とする偏差値がいくつ、そこからさかのぼって考えると・・・と、つねに「逆算思考」の考え方でやるべきことを決めましょう。特に6年生は、夏までにひとまず第一志望校を決めておきたいところです。その意味でも、夏までのテストで何を達成したいかを考え、それに向けて学習計画を立てなければなりません。

 

サピックスの6年生は6月のオープン、7月の組分けテストを目標に、四谷大塚・早稲田アカデミーなら7月10日の合不合判定テストが対象になりますね。日能研は毎月の公開模試がターゲットです。

 

受験校に関しては、塾から「お勧め」が示される場合もありますが、ご家庭が中心となって決めましょう。ちょっと身も蓋もない言い方になりますが「6年間通わせる価値を感じる学校かどうか」が何より重要な判断基準となります。

 

夏に向け、学校情報の収集も大切になってきますね。しっかり備えていきましょう。

 

4年生、塾には慣れましたか?

■4年生は、塾に慣れましたか?
4年生の2月から塾に通い始めたお子さんは、もう塾の授業と宿題がある毎日に慣れたでしょうか。もっと下の学年から塾に通っているお子さんは、ここ最近の勉強の様子、いかがでしょう。
4年入塾のお子さんも、もう何回かテストなどがあったのではないでしょうか。そろそろ、その結果から今の学習方法を「評価」して、なおすべきところがありそうなら、夏までに勉強のサイクルを作り変えましょう。
前回のブログでもお伝えしましたが、4年生のうちに「暗記型」の勉強法が染み付いてしまったら、5年生で苦しくなります。もしも2月からここまでのテストの成績が思わしくないとしても、「何回も繰り返して・・・」という発想は要注意です。
丁寧に、お子さんの不振の原因を探してあげてください。
■復習テストレベルで成績が不振という場合
復習テストレベルで成績が悪いという場合、原因の多くは授業にあります。授業の聞き方がわかっていないとか、指示がないとかそういったことです。
算数の授業の場合、
A. 集中して先生が言っていることを聞く時間
B. 先ほど聞いた説明の内容を思い出しながら、黒板に書かれた「解き方」をノートに移す時間
C. 類題を自分の力で解く時間
D. 演習した問題の解説を聞いて理解する時間
おおむねこの4つの繰り返しが、授業の中で行われます。
A⇒B⇒C⇒D⇒B
の繰り返しですね。
授業の理解度が低いお子さんの場合、この最後のBが次のAにまで食い込んで、説明を聞き逃していることが多いのです。
なによりも聞いてしっかり理解することが大切、と伝えてあげてください。
■「大きなテストで点が取れません・・・」
お子さんが4年生からサピックスに通塾を始め、今の段階で「マンスリーは大丈夫なんですが、3月の組分けテストは悪くて・・・」という場合、あまり偏差値50もあればあまり深く悩まれることはないかもしれません。
ただ、4月、5月のマンスリーで成績が出ているからふだんの学習は大丈夫、と高をくくらずに、勉強の仕方はチェックしてあげてくださいね。チェックのしかたは簡単です。いろんなところで述べていますが、解いているお子さんの横で「どうして?」という質問をしてあげるだけです。
前回お伝えしたとおりですね。
「どうしてその解き方で解けるの?」
この質問に、次のような返答が返ってきたら要注意です。
「この問題はこの解き方に決まってるんだ」
「今回はこの解き方の回なんだから、理由なんてないよ」
ちょっと極端な例ですが、実際によくあることです。特に低学年から通塾している場合、このような「自動反応」はいろんなところで「自然と」身につきやすくなっています。 
夏までに勉強のしかたをしっかり見なおして、良い夏を迎えさせてあげたいですね。

5年生で成績が下がったというお子さんは

■5年生になって成績が下がったなら
ゴールデンウィークが終わりました。今年は3日〜5日が土日と重ならないということもあり、けっこう自由に使える時間があった、というお子さんも多かったのではないでしょうか。
塾での新しい学年が始まってから3ヶ月あまり、特に5年生で「成績が下がった」という方にお伝えしておきたいことがあります。
書籍などでもお伝えしていることですが、4年生と5年生の学習内容、密度は大きく違います。4年生までは、その週の宿題を2回、3回と繰り返してできたと思います。だから、その週に習った問題の「解き方」を完璧に「覚える」ことができたのです。
大雑把に言ってしまえば、実はこれは5年生でも同じで、お子さんの記憶力頼みということになりますが、いわゆる「復習テスト」は、その週の頑張り次第でなんとかなるのです。
4年生と5年生で最も違うのは、大きなテストです。サピックスや四谷大塚なら組分け、日能研なら公開模試といった、範囲のないテストです。
何が大きく違うのかというと、「一目見て解き方がわかる」という問題が少なくなるということです。たとえば4年生までのテストだと、「これは消去算だ」と問題を見た瞬間にわかる問題が中心だったので、消去算の解き方を覚えてさえいれば高得点が取れたのです。
■勉強のしかたを変えよう
5年生で成績が下るお子さんの勉強法に共通している1つの特徴が「暗記型」の勉強法です。4年生のときに、その週の宿題を何回も繰り返していた、というお子さんが多いです。
確かに解き方を覚えることは大切なことなのですが、それよりも大切なのが「なぜその解き方で解くのか」をわかっているといること。「消去算だからこの解き方で」ではダメなのです。そもそも、「この問題は消去算ですよ」と問題には書いていないからです。
4年生までなんとかなっていたのは、「これは消去算だ」とすぐにわかる問題が多かったからです。
さて、では5年生で成績が下がった、言われたとおり「暗記型」の勉強に偏っていた気がする、という場合、どうすればいいでしょう。
できる子は、問題を解くとき
「どうしてこの解き方で解くのか」
「問題の条件を変えられたら、同じ解き方で解けるのか」
と自問しながら解いています。
お子さんの勉強のしかたを、そうなるよう仕向けてあげてください。つきっきりになる必要はありませんが、ときどき横から「どうしてその解き方で解けるの?」という質問をしてあげるのです。
これもいろんなところで紹介していますが、お子さんが先生になって、生徒役のお母さんに問題の解き方を教える「家庭内ミニ授業」も効果的です。「家庭内ミニ授業」では、お母さんはできるだけ「できない生徒役」を演じてあげてください。
ただ習った方法を当てはめるのではなく「どうしてその解き方で解くのか」を考え、理解していないと「できない生徒」に教えることはできないからです。
■5年生で勝負がつく?
4年生までの学習で、自然に「どうしてこの解き方で解くのか」を考えながら勉強することができるようになる子もいますが、そうでない子のほうが実は多数派です。それは、塾の宿題をこなして次の週のテストに備える、という繰り返しの中で、「習った解き方をしっかり覚えて使えるようにする」という当然のことを繰り返してきたからです。
塾という「仕組み」に乗って勉強していると、どうしてもそうなりがちで、それは別に悪いことではありません。でも、そのままのやり方を続けていると、成績は頭打ちになります。
このことに早い段階で気づいて学習のしかたを変えたお子さんが、高学年で伸びるお子さんです。
学年が変わって成績が今ひとつというご家庭は、夏までに一度勉強のしかたを見なおしてみてはどうでしょう。 

親の行動で、子どもは勉強好きにも勉強嫌いにもなる

■親の行動が子どもを勉強嫌いにする?
主任相談員を務めさせていただいたいる、中学受験ポータルサイト「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」の「子どもを勉強嫌いにする親の行動3選」という記事で、同じく主任相談員としてご一緒している個別指導教室SS-1の副代表、辻義夫氏とともにインタビューを受けました。
「子どもを勉強嫌いにする親の行動」とのことで考えてみたのですが、これがけっこうあるんですね。ふだん何気なく行っていること、あるいは無意識のうちにとっている行動が、お子さんを勉強嫌いにすることって、あるんです。
逆に言えば、接し方を意識して変えることで、お子さんを勉強好きにだってできるはずです。
では、どんな行動がお子さんを勉強嫌いにするのか。
記事と重複することをお伝えするわけにはいかないので、記事でお応えしたのとは別のことをお伝えすると、1つは「なんでも親が先回り」してしまうこと。
たとえば小学生には、1年の年間計画を立て、それを3ヶ月の中期計画に落とし込んで、月次目標ができ、一週間の・・・といった計画をまだうまく立てられるわけではありません。しかし、明日塾でなんの授業があるか、来週までに宿題をどのあたりまでやればいいか、といったことは考えることができます。
今日何をやるか、どうやるか、何問やるのか、明日持っていくものは何か、といったことまで、親がぜんぶ先回りして考えるようになってしまうと、子どもは毎日の勉強(に限りませんが)に楽しみを感じられなくなってしまいます。
計画を立てるにしても、お子さんにも意見を聞き、一緒に考えるということが大切です。
主体的に、何事も「自分事」として考えて行動するのは、受験勉強にかぎらず重要なことです。
■「命令文+or」ではなく「命令文+and」を
英語の構文で、
「命令文+or 〜」というのがあります。日本語に訳すと「◯◯しなさい、さもないと〜」でしたね。もう一つ「命令文+and 〜」というのもありました。「◯◯しなさい、そうすれば〜」という日本語訳でした。
さて、みなさんは誰かからものを頼まれる場合、どちらで頼まれると「やってみよう」と思うでしょうか。
「◯◯しなさい、さもないと〜」の「〜」の続きに入るのは否定的な言葉です。やらないとひどい目にあうとか、そんなことでしょう。一方、「◯◯しなさい、そうすれば〜」の「〜」に続くのは、肯定的な表現です。
否定的な言葉は、人からモチベーションや勇気、やる気を奪います。平たく言えば「◯◯しなさい、さもないと〜」は脅しなので、言われた方も相手の言うことを聞きたいとは思わないでしょう。
お子さんに頼んで勉強してもらうわけではないですが、どうせ伝えるなら、肯定的な表現で伝えたいものです。否定的な表現ばかり伝えると、お子さんは「嫌な気持ちになること」を避けるため、聞き流すようになります。気持ちを塞いで、否定的な言葉の影響を受けないように、自然と自分を防衛するのです。
そうなると勉強どころか、親子関係すらうまくいかなくなっていきます。
■何でも話せる関係になっているか
上の項目とも関係することですが、悩んだときに真っ先に相談できるのは、特にお子さんが小学生の間は親です。中学校、高校と成長していくと、だんだん家庭の外の世界の人に相談するようになっていきますが、今はまだその時期ではありません。
学校のこと、塾のこと、受験生にかぎらず、お子さんにも悩みや不安はあります。ご自身が子どもだったとき、どうでしたか?
私はよくお父さん、お母さんたちにこのように質問して、ご自身が子どもだった時のことを思い出してもらいます。はじめは「覚えていない」と仰っていても、よく思い出してもらうと、けっこう思い出されるものなんです。
そしてそのとき思い出すのが、「ああ、あのとき親からこんなことを言われたのが嫌だったんだよね」といったこと。「もっと勉強することの大切さを、噛み砕いて説明してほしかった」「自分の価値観を押し付けてくるのが嫌だったんですよね」というようなこともあれば、「習いごとをやめたいって言ったときに、もっと止めてほしかった。我慢することの大切さを教えてほしかった」といったこともあります。
親は親で、きっと「もっとこうしてあげればよかった」ということがあるのでしょう。私も成人した娘の親としては、そんなことだらけです。
たまにはそんな、自分が子どもの時のことを思い出して「この子にどう接してあげればいいだろう」と考えるような親御さんになら、お子さんは悩んだときに「親になんか相談しても・・・」とは思わないと思うのです。
受験勉強、長いようで後で思い返せばあっという間です。この時期を私は「家族の青春時代」と強く感じます。忘れがたい、輝きの時代です。
充実した時間にしていきましょう。 

ゴールデンウィーク、大切に過ごしましょう

■お出かけに「目的」と「イベント」を

ゴールデンウィークが近づいています。お子さんが高学年のご家庭、特に6年生のご家庭は「思い切って遠出」とはいかないかもしれませんが、5年生以下なら、お出かけするご家庭も多いのではないでしょうか。

お泊りだったら、もう行き先は決まっていますね。自然の多いところを訪れるなら、花の季節を最大限に活用しましょう。理科の学習で出てくる植物は、野草レベルのものが多いので、お出かけ先でいくつも見つけられると思います。

カラスノエンドウ・スズメノカタビラ・ハルジオン・ハコベ・ノゲシ・ナズナ・ハハコグサ(ゴギョウ)・・・数え上げればきりがないくらい、(中学受験の勉強に関係あるものに限りませんが)花であふれています。

実は自然の多いところでなくても、町中のちょっとした植え込み、花壇などにも「学習のネタ」はたくさんあります。

「学習」としてではなく、「よく見る」だけを心がけて植物を見る習慣をつけてみてください。人はよく見ることで、気づかないうちに共通点を探したり、「どうしてそこに生えているのか」と考えるものです。

こういった視点が高学年での伸びにつながっていきます。

■高学年なら、半日でできるフィールドワークがオススメ

さすがに高学年のお子さんのご家庭は、遠くへ旅行と言う訳にはいかないでしょうか。そんなご家庭には、半日でできる「フィールドワーク」がおススメです。

首都圏にお住まいなら、周りは歴史で言うと「近代」のまさに表舞台。特に暗記が大変な近代〜現代の歴史の、一部でいいから下調べの上でたどるのです。1860年、時の大老、井伊直弼が襲撃された「桜田門」は実際どんなところなのか。今はどうなっているのか。その門は江戸城のどのあたりに位置していたのか。

そんなことを調べ、歩き、そして記録する。そんな作業はまるで歴史学者かジャーナリストにでもなったような気分をお子さんに味あわせてくれます。親子で楽しんでもいいですね。

関西なら古墳の頃から平安の貴族の時代まで、訪れて学べる場所は数えきれないほどですね。訪れるべき寺社仏閣も、全国有数です。

■勉強とレクリエーションのバランスを

ふだん私がオススメしているように、もちろんゴールデンウィークのようなお休みは「ふだんやりたかったけど手付かずだった勉強」に取り組むチャンスです。そちらも計画を組んでしっかりやりつつ、メリハリのある休暇にしたいですね。

もう間近に迫っていますが、ゴールデンウィークに大量の宿題が出て塾はお休み、というタイプの塾なら注意してくださいね。その大量の宿題はほんとうに全員に、ぜんぶ必要かといえば、これはNOです。やっていかなかったら叱られる、という事情があるなら、まずは塾の先生に「絶対にやるべきこと」を教えてくれないか聞いてみるとよいでしょう。

何事も優先順位が大事、ということを理解している先生なら教えてくれると思います。「とにかくぜんぶやってきてください」なら、ご家庭で優先順位を考えるしかありません。私は「全部できていませんが叱らないでください。できなかった理由は・・・」というお手紙をお母さんに書いていただくようお願いしたこともあります。

大切な数日間、充実したものにしてくださいね。

中学入試は「詰め込み」なのか

■2020年の大学入試改革
主任相談員を務めさせていただいている、中学受験ポータルサイト「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」に掲載される、2020年の大学入試改革に関する記事に協力しました。
大宇入試改革、2015年1月にアナウンスされた通りには、なかなか進んでいないところもあるようですが、目指している方向は「社会に出て困らない、生きていく力」を子どもたちにつけさせることだと思います。
高校在学中に行われる全国統一のテストが「レベルは合わせるが全国統一ではない」というものになったり、現在のセンター入試にあたるテストが当面、理想通りの物にならないようだとか、マイナス面のニュースもあります。しかし、知識偏重から思考力や判断力、表現力を重視した選抜方法に変えたいという意図は、今の子どもたちが将来、社会に出たとき求められるものに近いと思います。
この改革のそもそもの目的は「知識偏重」の今の制度を変えるというものですが、中学受験にも同じような批判と変化の波はあります。
■中学受験の勉強は「詰め込み」か
中学受験の勉強は「詰め込み」だという意見があります。確かに、詰め込みと言われてもしかたがないような量の宿題を出す塾もあります。塾の課題は取捨選択するものだ、ということを知らずに、ひたすら次の週までに宿題を終わらせるのが目的のような勉強になってしまうご家庭もあるでしょう。
しかし、実はできる子ほど「詰め込み」の学習でやってきていないものです。世間で言われる「詰め込み」とは、私が言う「大量暗記型の学習」だと思うのですが、このやり方には限界があるのです。
中学受験を経験し、いわゆる難関校にお子さんを合格させた、多くのご家庭のお母さんに聞くと「5年生がいちばん大変だった」とみんな仰います。6年生ではなく、5年生なのです。実際には6年生の勉強のほうが内容のレベルも高く、量も多いはずなのですが、「5年生がいちばん大変だった」なのです。
このことと、「詰め込み」学習の限界の話には深い関係があります。
■「5年生がいちばん大変だった」と思い返せる子に
「5年生がいちばん大変だった」と仰ったご家庭は、お子さんが5年生のときに学習の質を変えることに成功したということです。だから6年生は、楽ではないにせよ順調に勉強が回っていったということです。
4年生までは、実は「詰め込み」でもお子さんには余裕があるのです。内容も易しく、量も少ないから、出てきた解法を全部覚えるような勉強でもテストで点は取れるし、上位クラスにも入れます。
でも5年生になるとそうはいきません。学習内容はぐんと難しくなり、量も多くなります。解き方レベルで覚えようとすると、すべての問題を処理することができなくなります。
「この問題は今まで習った問題のどれに似ているか」
「似た問題は似た解法で解けるはず」
「まずは見やすく、考えやすく整理しなくちゃ」
5年生の「壁」を乗り越える子は、こんなことを自問自答しながら問題を解いているものです。その問題の、唯一無二の「解き方」を覚えるのが大切なのではなく、どうすれば糸口が見つかりそうか、これまで習った知識の何と何を組み合わせれば、この問題が解けるか。そんな「試行錯誤」が上手にできるようになった子が、「後で思い出してみると、5年生になった時がいちばん大変だったな」と思い返せるのです。
キーワードは「どうしてこの解き方で解くのか」を考えるということです。「解き方」そのものを覚えるのではなく、どうしてその解き方なのかを考え、納得した上で解くということ。似ていますが、まったく違うことです。
お子さんが5年生になって2ヶ月余を過ごしたなら、そうした勉強のしかたになっているか、ちょっと意識して見てあげてください。
変化がまだなら、変わるチャンスです。 

6年生は「初見の問題」への対処法を鍛えましょう

■6年生はテストが難しくなります
春休みが終わり、ゴールデンウィークもすぐにやってきます。6年生は学校でも6年生。名実ともに受験生です。
さて、サピックスではこの日曜日に、初めての「志望校判定サピックスオープン」がありましたね。四谷大塚でも第1回の「合不合判定テスト」が同日に行われました。浜学園では24日に「合否判定学力テスト」が行われます。
6年生はこれから、合否を判定するテストがどんどんあります。
合否を判定するということは、すなわち「入試レベルの問題に対応できるか」をみるということなので、出題される問題もどんどん入試問題に近いものになっていきます。
入試問題に近づいていくということはどういうことかというと、「今まで見たことがない」とお子さんが感じるタイプの問題が多くなっていくということです。
■現在の「初見の問題」とは
一般に「初見の問題」と言われるのは「パターン問題ではない」というものです。「パターン問題」というのは、「つるかめ算の解き方を知っていれば、必ず解ける」といったタイプの問題で、古くは「三行問題」と言われるものを指していました。
しかし、だんだん受験算数が高度になり「高度なパターン」「複雑なパターン問題」などと称されるものも出てきたのです。本来、かなり高度な思考経路を辿って解く問題だけれども、よく出るので、受験生(特に難関中学校志望者)は手順を覚えている、というものです。
6年生まで進学塾で勉強を続けてきた子は、このレベルくらいまでは「見たことがある」わけです。中学校側も、難関校であればあるほど、高度ではあってもそのような「手垢がついた問題」は出さず、さらに意表をついた問題を出題してきます。
これから6年生達が取り組んでいく「初見の問題」というのは、そのレベルの問題が多くなっていくのです。中には今年の入試問題そのものを改題したようなものも多くあります。
■「初見の問題」への対処法
「初見の問題」とはいっても、まったく習わない問題は出ません。
こういう書き方をすると、誤解を招くかもしれませんね。もう少し正しく表現すると「今まで習ったこととはまったく違ったことを使わなければならない問題は出ない」ということです。
ただ、「今まで習った、何と何を組み合わせて考えればいいか」はわかりづらい問題です。
そのような問題に対応する鍵は、これまでに「高度なパターン問題」として取り組んでいた問題にあります。
なぜそのような解き方をするのか。これは「あえて言うなら」何算なのか。これに似た問題にはどんなものがあるか。
そんなことをしっかり考えながら解いてみてください。これらの問題は、6年生ではいわゆる「平常授業」のテキストに出てくるはずです。それらを丁寧に解くことで、問題をみる「目」が養われていきます。
6年生は、ぜひ春のうちに、そういった取り組みを始めてください。

春休みの過ごし方、あまり満足でなかったという方へ

■春休みはどうでしたか?
春休みが終わり、学校での新学年が始まろうとしています。春休みの「出来」はどうだったでしょうか。
「けっこういろんなことができた」
「やりたいことはあったけど、あまりできなかった」
「やっぱり短くて、思うようには過ごせなかった」
様々ではないかと思います。。
普段から私たちが訪問しているご家庭であれば、あらかじめ春休みに塾でどんな授業が行われるか、今お子さんが最優先で取り組むべきことは何かなど、いろいろ前もって話し合ってから春休みに臨むのですが、春休み明けに初めてご相談に来られるお母さんは、「やろうと思っていたことはあったのにできなかった」という方もいれば、「なんとなく塾の春期講習会に行かせただけで過ごしてしまった」という方もいます。
塾の春期講習会が悪いと言っているのではありません。
塾は塾で、この時期お子さんたちに何をしてもらえば一番いいだろうかと、必死で考えて春期講習会のカリキュラムを組んでいるはずです。
・・・でも、なんだか流しただけで、身についている、何かが大きく前進したという感じがしない、とお感じの方が多いのです。
■塾は春期講習会で何を身につけさせようとしていたのか
お子さんが通われている塾の春期講習会のカリキュラム、受講前にご覧になって、どんなことを考えたでしょうか?
お子さんが日能研にお通いなら、春期講習のカリキュラムを見て「2月と3月に習った単元が扱われているから、この日の授業は復習ね」などと感じられたかもしれません。サピックスなら「この単元は5年生で一度習った単元だから、その復習なのかしら」と思われた方もいるでしょう。
でも、そもそもこの二人のお母さんの勘違いは「塾では純粋な『復習』の授業はない」ということです。復習のように見えても、前に習ったときとまったく同じレベルのことをするのではなく、復習をしつつもよりレベルの高い問題を習うのです。
だから、前に習ったときにわかりにくかった単元は、ここでもわかりにくかったり、「苦手単元」になってしまったりするのです。私が春休みや夏休みの前の時間があるとき(小学校が「短縮授業」になるところもありますね。しっかり活用しましょう)に、苦手克服をすべきだとお伝えしているのは、そんな理由からなのです。
しっかり苦手単元の克服を済ませずに講習会に臨むと、「消化不良感」が残るのは、以上のようなことが原因になっています。
■次のチャンスは夏休み、ではありません
春休みはもう終わってしまいました。では次のチャンスは夏休みかというと、そうではありません。ゴールデンウィークです。
ゴールデンウィークには、サピックスではGS(ゴールデンウィーク・サピックス)特訓という授業があります。これはいわゆる「テストゼミ」形式の授業で、お子さんがどんどん問題を解いて、その解説が行われる「問題演習とその解説」の授業です。
このような授業は、もうある程度学習が仕上がっているお子さんには最適です。しかし、苦手分野があるとか、知識の拡充がまだまだ必要という段階のお子さんには、ちょっと無駄が多いように思います。
また、ゴールデンウィークに大量の宿題を出して塾は休み、というタイプのところもあります。当然、自宅での大量演習、そして大半の場合は塾に提出して終わり、というタイプの宿題に効果が見込めるかというと、残念ながらそうではありません。
春の満足感が低かったというご家庭は、ここから1ヶ月の間、お子さんのここまでのテストを検証し、「我が子にとって,
ゴールデンウィークに何をするのが本当にいいのか」を考えてみてはいかがでしょう。 
きっと考える価値があることだと思いますよ。

「高学年で伸びる子ども」のキーワード

  • ■3年生までは「読み・書き・計算」を
最近、低学年のお子さんのお父さん、お母さんからご相談を受けることが多くなりました。
私は常々、「中学受験の準備は小学3年生の秋から」と申し上げてきています。多くの塾で新4年生の授業が始まるのが、3年生の2月。その塾の入塾テストに対応できるよう勉強を始めるのが、その頃というわけです。
それまでの期間は、受験勉強というよりは「読み・書き・計算」をしっかりやっておくことが重要だと考えています。中学受験の勉強では、わりと早い段階から長い文を速く読むことを要求されますし、テストの制限時間だって学校のテストとは比べものにならないくらいタイトです。また1本の算数のテストで、計算は何十回やるかわかりません。速く、正確にできることが武器になります。
  • ■受験勉強の「先取り」は効果的?
そこで、4年生からの「受験勉強」も前倒しでやらせれば、より有利になるのでは、と考える方もいて、よく質問されるのです。この質問に対して、私は「4年生にならないと深くはわからないことも含まれていますから、そこは先回りしないでいいですよ」と答えます。
「9歳の壁」という言葉があります。多くのお子さんは9歳から10歳くらいのときに、抽象的なものを理解するようになったり、自分中心の世界から、他者の存在を意識するようになるのです。
この時期にしっかり抽象的・論理的な物の考え方に対応するために、それまでの期間にしっかり「実体験」を積み重ねておいてほしいからです。夏の砂浜の砂がとても熱かったこと、冬の鉄棒に触ったときの冷たさが、高学年になったときの「金属や岩石は温まりやすく冷えやすい」という学習に「納得」をもたらすのです。
高学年になっても計算で「指折り数える」子がたまにいますが、数は単なる「順番」ではなく、「量」でもある、ということがしっかり身についていないのです。
「37 + 85」の計算を単なる「繰り上がりの計算」ととらえるか、「100円玉がこっちに37枚、こっちに85枚あるから、37枚から15枚もってきて85枚と合わせて100円を作ってから、あとの22枚をそれにあわせる」ととらえるかには大きな違いがあります。
この感覚がしっかりつく前に、むずかしい文章問題をやらせても、「丸暗記」の勉強に陥ってしまう危険性があるのです。
  • ■小さい頃から心がけたい「ものの考え方」
お子さんがまだ小さいお父さん、お母さんも心がけていただきたい「ものの考え方」として、「因果関係の意識」があります。
物事には何でも理由があり、その結果があります。お子さんに何かを告げるとき、理由とセットで告げるようにするのです。
「散らかってると危ないから片付けようね」
「床が汚れるから靴を脱ごうね」
高学年なら
「低気圧が近づいているから雨になるみたいだね」
「水に流されているうちに、この石はこんなに丸くなったんだね」
のようにです。
大変に感じるかもしれませんが、小さいうちからこのようにものごとを考える習慣がついていると、お子さんは理由なしにものごとを「丸覚え」することに違和感を感じるようになります。「あと伸び」する子にしたいなら、絶対におすすめの方法です。
このような声かけをするには、お父さん、お母さんもいろんなことを「不思議がる」人である必要がありますね。お子さんの「なぜなぜ攻撃」にちゃんと付き合うことから始めてもいいかもしれませんね。お子さんの「どうして?」にいちいち付き合い、一緒に調べ、どう伝えたらお子さんに納得してもらえるか、頭をひねるのです。
お子さんが低学年までなら、その時間はあるのではないでしょうか。
たとえばお子さんから
「どうして空は青いの?」
そんな質問を受けたら、さて、どうします? 

学年がわり「成功の予感」を失わないで

■「なるほどな」と思うことが快感

大人もそうですが、「なるほど、そうだったのか!」と何かがわかったとき、納得感を得たときに、子どもは快感を感じます。また、なにか問題を考えていて、パ〜っと視野がひらけるというか、「見通し」が立ったときも快感を感じるのです。これまでつけてきた知識が、新しく入ってきたものと結びついて、なにか新しいものになる。そのときがすごく「気持ちいい」のです。」

家庭教師としてお子さんのすぐ横で見ていると、そんなときお子さんの表情、そして息遣いが変わります。だから、子どもがわかっているかどうかを確かめるのには、表情を見るのが一番だし、わかると快感が得られるから楽しいので、楽しそうに勉強するものです。

分かれば楽しいし、楽しければもっと勉強したくなるという好循環が生まれるわけです。

■「ちょっとがんばればできるようになる問題」に集中する

では、どうすれば楽く勉強できるようになるかです。

「楽しくない勉強」の代表例の1つが「あたふた学習」と私が呼んでいるものです。毎週出るたくさんの塾の宿題を「片付ける」ことが目標となってしまい、「とにかく答えを出す」ということばかりに意識が行ってしまう状態です。

この状態になりやすいのが、塾の学年上がりの時期。勉強の内容が難しくなり、宿題も増えるから、とにかくどんどん片付けなくちゃ、という気持ちになりやすいのです。そういう時ほど、「楽しむことができているか」に気をつけてあげなければなりません。

「あたふた学習」ではなく、1つ1つしっかり考えて勉強することができれば、お子さんは楽しく勉強できるはずです。「1つ1つしっかり考えて勉強」したいけど、宿題が増えてどうしても「あたふた」になってしまいがちなら、「もうやらなくてもできる問題」は省き、「ちょっとがんばって考えればできそうな問題」に時間を割くことです。

つまり、私が普段から提唱している「◯△☓勉強法」を徹底することで、宿題を取捨選択するのです。「◯・・・もう理解できていて自力で解ける問題」や「☓・・・全然わからない問題」に費やす時間をできるだけ少なくして、「△・・・ちょっとがんばればできそうな問題」に集中するのです。

■「成功の予感」が先か、努力が先か

人間は「成功できそうだ」と思えばがんばれるし、「たぶん無理だろう」と思っているときはあまり努力できないものです。努力できれば「成功できそうだ」という「予感」はさらに大きくなるし、成功の予感が大きくなれば、ますますがんばれるわけです。

卵が先かニワトリが先か、という話に聞こえるかもしれませんが、これはもう絶対「予感」が先の方がいい。「努力すれば合格の可能性が大きくなるぞ」は正論ですが、現実には、なかなかお子さんの心に火をつけることができない言葉です。「努力しないと合格できないぞ」は声かけとしては最悪の部類かもしれません。

子どもたちを元気づけるのは、失敗の予感ではなく成功の予感だからです。

新学年になって勉強が大変になっているからこそ、小さなこと(のように感じているかもしれませんが、進学塾の宿題にがんばって取り組んでいること自体、けっこうたいへんなことです)を拾い上げて褒めてあげましょう。

「それって、なんでその考え方で解くの?」

で「考える」という勉強にお子さんを導き、答えてくれたら

「へぇ、そうなんだ。ちゃんと説明できるって、すごいね。」

みたいな声かけができればいいですね。

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▼2022年11月18日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「<志望校・併願校の決め方 校風、偏差値と問題傾向から決める! 合格するための受験校の選び方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年10月28日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「小学4・5・6年生対象 めざせ合格「過去問」の正しい使い方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月30日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「飛躍的に成績を上げる!苦手克服 勉強法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月10日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【4・5年生】9月から偏差値10UPを狙うオンラインセミナー  毎年2学期に成績を上げるご家庭がやっている10個のこと」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年8月5日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験の「基本のキ!」令和4年度版 最新の中高一貫校の選び方から受験の傾向まで全部分かる!」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年7月21日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【2022年夏】確実に成績が上がる夏期講習の受け方 3つのポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年7月8日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「夏休みの学習計画!うまくいく方法  夏期講習を有効活用して力をつける!学習戦略の立て方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年6月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験を迷っている!?保護者必見セミナー 未就学・小学低学年から、親が知っておきたい「中学受験」の実像」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月27日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「自分で学習する子の育て方  中学受験、高校受験でも生きてくる「子が自走する学習法」を伝授します」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月26日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「6年夏休みに成績を大きく伸ばす6月・7月の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年4月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「家庭学習のやり方を指南  塾に通っているだけで、安心していませんか?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年4月14日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「夏休みまでに偏差値5UP 6年生GWで成績を上げる10のポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年3月18日(金)

「「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「頭のいい子が育つ! 学習環境のつくり方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年2月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナーわが子の合格に必要な学習は?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年12月17日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験・合格する家庭のつくり方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年11月19日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年10月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年9月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「苦手克服し成績を上げるコツ」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年7月16日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「7/16入試にも役立つ夏休み自由研究対策セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月26日(土)

新渡戸文化学園が主催するオンラインセミナー「中学受験へ向かうみなさまへ 中学受験って何? 大切なことは何?」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「親が知りたい中学受験のキホン」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2020年10月14日(水)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナー第2弾!過去問を活⽤する家庭学習のコツ」をにて、講師を担当させていただきました。にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年9月29日(火)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験 コロナで変わる!併願校の選び⽅/合格を導くための模試の問題⽤紙・答案⽤紙活⽤法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月12日(金)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「ウィズコロナ時代の中学受験を成功させる夏の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月6日(土)

増進堂 受験研究社が主催するオンラインセミナー「学校再開・塾再開にどう向き合うか」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2月19日(水)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年首都圏中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2 月6日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年関西中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年10 月11日(金)

淑徳与野幼稚園が主催する講演会「父母講座 我が子への根拠の無い信頼の大切さ」にて、講師を担当させていただきました。

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