カテゴリー: 小5向けアドバイス Page 9 of 10

四谷大塚・早稲アカ小5予習について

四谷大塚の直営校では、「予習」→「授業1」→「宿題」→「授業2」→「宿題」 という学習の流れが普通です。

この「予習」が他塾には無い部分です。

中学生以降の学習では重要になってくる予習ですが、小学生にはなかなか難しいものです。

校舎やクラスによっては、予習用のプリントを配っていますが、そのプリントは四谷本部が準備したものでは無くて、担当講師が独自に作ったもののようです。

そのプリントを解くと、予習がやったことになるという触れ込みで、生徒に強制していたのですが、どうでしょう。

各単元の学習の初期に大切なことは、実感を伴った基本事項の理解です。

これを概念導入と言いますが、それを意図しない予習は効果があるとは思えません。

算数ならば、例題を少し考えてみて、分からなければ解説を分かるところまで考えながら読んでみる。理科や社会なら、説明のページを一通り読んでおく。このぐらいが適量だと思います。

サピックス小5春期講習終了

春期講習が終わって、また通常のペースの勉強が始まりました。

そして、次回のマンスリーテストが気になり始める頃ですね。

第10回の、第6回から9回までの復習単元が終わってからマンスリーがあるのですが、この週の時間の使い方が大切です。

目指す点数によってやり方は変わりますが、これまで60点ぐらいしか取れていなくて、90点を目指す場合をお話ししましょう。

算数で準備していただくのは、6回から9回までのデイリーサポート(○△×のついた者)、デイリーチェックテスト、基礎力定着テストです。

デイリーチェックテストと基礎力定着テストの表面が、マンスリーテストの1番から3番までの問題レベルと言うことになります。

約80点分ということになります。

サピックスのテストは、この2番という基本問題ですら少しひねってあるために、解き方をしっかりと理解していないと正解にたどり着けません。

基礎力トレーニングでの機械的な暗記学習では得点できないのです。

このデイリーチェックテストと基礎力定着テストの表面の中で間違っている問題をピックアップします。
その中から問題数を決めて復習するようにしてください。

間違った問題を全て解き直しをさせたいお気持ちは分かりますが、時間がかかりすぎます。

10問から15問程度に抑えてください。

デイリーサポートの6回から9回までの使い方です。

授業中につけた△印の中で、BCランクに該当するものだけをピックアップして解き直すわけです。

この2つの学習にほぼ3時間かかるはずです。それをマンスリー前の1週間の学習スケジュールに入れておいてください。 

日能研小5春期講習真っ只中

春期講習の真っ最中ですね。

午前中の短い時間だと言っても子供たちには大変です。

この時期こそ問題の取捨選択が大切です。

講習期間の日能研テキストは、難しすぎず易しすぎず、復習にはもってこいです。

明らかに、もう解ける、大丈夫という問題は復習から外し、もうちょっと
で解けそうな問題に時間をかけることが学力をつける近道です。

その際に注意していただくことは、繰り返しの回数が大切なのではなくて、理解の深さが大切な
ことです。

くれぐれも解き方の丸暗記にならないように注意してあげてください。

四谷大塚・早稲アカ小5クラスが下がったら

春期講習の真っ最中ですね。復習するチャンスです。

特に分数計算に混乱があるお子さんは充分に時間をかけて練習しておきましょう。
 

前回に続いて、コースが下がってしまった場合の対処法を書いていきます。

コースが下がったことについては、お子さん自身がっかりしていますし、しまったと思っています。

こういうときに、傷口に塩を塗り込むような発言は決してしないでください。
「残念だったね」
「うん」
「お母さんも残念だわ、なぜ点数が取れなかったかお母さんにもよく分からないの、だってあなたはやれば出来るはずの子だもの」
「………」
「点数が取れなかった理由を見つけてみない、お母さんも手伝うから。」
「うん」
このような会話から始めてください。

テストから原因を発見するポイントは、
・計算の字の乱雑さ。(計算ミスの原因の50%)
・問題文を正確に読めていない。
・試験中にやり方を思い出せずに、そのあたりの数字を適当に組み合わせてそれらしい答えを書いている。
・国語の長文に傍線が引いていない。
・漢字が書けていない。(単純な練習不足)
・漢字の、トメ・ハネ・ハライで減点された。
・理科社会の覚えた知識が、テストで利用できていない。

このような中から、2?3ピックアップして対策を一緒に考えて上げてください。

コースが下がって初めてのテストが帰ってきたときが、励ますチャンスです。

「Cコースでは偏差値40ぐらいだったけれど、Bコースでは60ね。やっぱり学力があるのね。」
「だってBコースだもの」
「そうね。でも気を落とさずに今回頑張ったから60取れたのよ。偉かったね。」

という話をして、お子さんをねぎらってから具体的な学習スケジュールの話をしてください。

早稲田アカデミーのお子さんの中には、これ以上頑張ることが出来ないほどに頑張っているのに点数を下げてしまう子がいます。

その原因は、量のやり過ぎで
す。宿題をこなすことが目的になってしまって、理由を考えたり、類似性に気付いたりする気持ちの余裕が無くなってしまっているのです。

その「ジタバタ」し
た心情のままテストを受けることになりますから、”家でやらせればほとんど正解なのに、テストではなぜ解けないのかしら”ということになるのです。

原因がそうなら、優先順位を決めて量の調節を是非お願いします。

四谷大塚・早稲アカ小5クラスが上がったときに

先週学力判定テストがありました。

これまでとコースが変わるお子さんも多いことでしょう。その際の注意事項をお話しします。


・コースが上がった場合の注意事項
AコースからBコースへ、BコースからCコースへというようにコースが上がった場合は、上のコースで週例テストを受けることが出来るようになります。

 

コースをあげることが出来る学力がついていたわけですから、それまでの週例テストでは60程度以上の偏差値が取れていたはずです。週報の成績優秀者の中に自分の名前を発見する楽しみもあったはずです。


ところが、コースが上がったとたん偏差値は40点代に、時には30点代に下がることも珍しくありません。

 

これまで気分よく勉強していたのに、急に心配になるお子さんやお母さんが多いのです。

 

冷静になって考えれば、1ランク上の学力集団に入ったのですから、集団の中での順位は下がって当然なのですが、これまで見たこともないような偏差値にうろたえてしまう方が多いのです。


落ち着いて、じりじりとあげていく作戦を練ってみましょう。

 

最優先で考えるのは、次の月例テストでクラスを下げないことです。

 

そして、出来れば順位を今よりも上げることです。

 

そのためには、毎週の学習をちゃんとやるのは当然として、週例テストの振り返り学習を見直してみましょう。


月例テストは、その回以前の4回分が試験範囲です。

その4回分の週例テストの復習がちゃんと出来ていれば良いわけです。
週例テストの復習の仕方を教科毎にまとめておきます。


・算数
正答率60%以上で間違った問題は、必ず復習させてください。

 

このときは、お母さんが横について様子を見ておかれることをお勧めします。

 

この間違いのなかに、「苦手の芽」が潜んでいることが多いのです。


たとえば、”公約数と公倍数の違いを理解できていない”ということを発見するかもしれませんし、”1未満の数で割ったら元の数よりも大きくなること”が納得出来ていないかもしれません。

 

そのような苦手の芽を発見したら、テスト問題の類題を予習シリーズ絡みつけだして数問やらせておきましょう。


 60%以上の復習が終わったら、
 70点/150点までのお子さん

 

深追いすることはやめて、ここで止めておきましょう。

今解き直した中で心配な問題だけをやり直す事ぐらいでストップです。


100点/150点までのお子さん
 正答率40%以上から60%までの問題の解き直しをします。
100点/150点以上
 正答率30%から60%までの問題の解き直しをします。

 

国語
漢字と語句の間違い直しから始めてください。その場で覚え込むようにさせてください。


読解については、正答率50%以上(100点/150点以上取れている場合は40%以上)の問題の中で間違った問題の、”設問を読み直す”、”解説を読ん
でなぜその答えになるのかを理解する”という順序で復習させてください。予習シリーズの解説と同様に週例テストの解説も充実しています。

 

社会
なかなか社会の復習まで手が回らないと思います。

でも、間違った問題の中で大切な事柄(正答率50%以上)をサブノートにまとめておくことだけはやらせてください。
(中学受験情報局のサイト内の社会サブノートの作り方を参照ください)
予習シリーズをそのまま覚え直すという無謀なことは避けてください。
月例テストの前に覚え直すためです。

理科
 社会と同じくなかなか時間が取れませんね。
 知識単元では、多く間違った大問に関係する予習シリーズの説明部分を探し出して、
“読み直す”→”軽く覚え直す”→”蛍光ペンでざっくりと印をつけ、そのページに付箋の目印を貼っておく”事をお勧めします。これも、月例テスト前に効率よく覚えるための準備です。

クラスが下がってしまった場合の対処を次回にお話しします。

サピックス小5春期講習前に

あと6日もすると春期講習が始まります。

サピックスの春期講習は他の塾が復習を中心にやるのに対して、どんどんと新しい単元をやっていきます。

1週間ばかりの講習で算数は3単元、理科や社会は2単元です。

普段ならば、3週間かかって習う量ですから気が抜けません。しかも算数は、平面図形・数に関する
問題・立体図形をいう大切な単元です。

小5の春期講習は午前中ですから、午後と夜の時間を使ってその日の復習をやりきってください。

実は家庭学習と同等に大切な事があります。

それは、授業の聴き方と授業内容の書き込みの仕方です。

授業の聴き方について

サピックスの授業はテンポ良く進むことが特徴です。

「えっ!なぜ!」と考え込んでいると、説明はその先の問題に進んでいます。

理解しきれなかった内容は素早くチェックして、次の説明を聞く体制を早く整えるようにするべきなのです。

でも、このことをお子さんに「先生の話をちゃんと聞いてきなさい」と命令してもお子さんはどうして良いか分からないはずです。

授業が理解できたかどうかを三段階でチェックするように言ってあげてください。
○印は、よく分かった。
△印は、だいたい分かったけれど自信がない。
×印はよく分からなかった問題。

と、小問毎に問題番号の横にチェックするように言ってあげてください。

こうすることで、次の先生の話を聞く体制ができあがります。

もう一つ良いことがあります。

この○△×の印が復習に利用出来ることです。

×印の問題は授業
で説明を受けても分からなかったわけですから、自宅に持ち帰って考えても解ける可能性は低いはずです。

これは、上手に説明出来る第三者がいない限りは、復習しない問題とするべきです。

テストの点数を上げるためには、△印の問題に一番力を注ぐべきなのです。

そして、ミスを防ぐために時間と相談して、○印も出
来るだけやるというスケジュールを組んでください。

授業内容の書き込みの仕方について

サピックスの生徒のほとんどは、授業中にノートを取りません。

デイリーサポーという授業用テキストが、裏表に同じ問題が印刷してあり、表は授業用、裏を
復習用として利用出来るようになっているからです。

ですから、デイリーサポートの表面に書き込む内容と言うことになります。

悪いノートの例
・字が殴り書きになっている。
・答えだけが書いてある。
・式は少し書いてあるが、線分図やその他の図がほとんど書かれていない。

成績上位のお子さんが上のような状態の場合は、成績が不安定になりがちです。

頭脳の処理量が多いために、コンディションに大きく作用されることに
なるからです。

また、成績が中位または下位のお子さんの場合は、復習の際に、どう解いて良いか分からなくなってしまい、成績が伸びません。
 
授業を聞いていて、「さあ書こうと思ったら黒板の字が消されてしまっていた。」ということは、サピックスでは起こりがちなことですから、書き写そうと強
く意識させることが大切です。

まず△の問題だけはどんなことがあっても、式や図を必ず写し取ってくることを授業のたびに話してあげてください。

日能研小5春期講習の前に

あと1週間で春期講習が始まりますね。

日々の学習に追いまくられ一息つかせたいと思っても、春休みは春期講習で息つく暇も無いな、とお母さんが感じられていたら、要注意です。

 

お母さんがそう感じられたことが問題なのではなくて、お子さんのその状態が問題なのです。


1週間の学習スケジュールの見直しを是非お願いします。


まず、授業の復習・宿題・カリテの復習などを各教科毎に書き出す事から始めてください。

 

出来るだけ無駄を省くように心がけてください。

 

だって、この時期に精一杯になっていると、あと2年近くこの状態を続ける事が出来るはずが無いですよね。


もう一つは、お子さんの気持ちのメンテナンスです。

 

もし、成績が伸び悩んでいるとしても、責め立てるよりも前に、お子さんの努力をねぎらってあげるようにお願いします。

 

気持ちがいっぱいいっぱいなのかもしれません。

 

「2月の授業が始まって1ヶ月半よく頑張ってきたわね。」ここから話を始めてください。

 

そして、「もう少しカリテの点数を上げるにはどうしたら良いと思う?」というように穏やかに話を続けてください。


お子さんのいっぱいいっぱいの状態が、物理的な時間がいっぱいいっぱいなのか、気持ちがいっぱいいっぱいなのかを見極めてあげてくださいね。
  
ノートの字が急に乱雑になっていないか、カリテに残った計算が乱雑になっていないかも見てあげてください。


急に字が乱雑になっていれば、焦って勉強をしている証拠です。

 

追いまくられていると感じているかもしれません。

 

ある、お子さんの話を書いてみようと思います。一昨年ご相談を受けた方です。


日能研のある校舎の小5生。Mクラスでした。この時期のカリテは算数がだいたい110点ぐらい。共通問題は9割程度は取れるのですが、発展問題が良くて半分、普段は3割程度の正答でした。

 

もっと点数を上げたいというご相談でした。


 それまでの算数の家庭学習は、本科テキストと栄冠テキストの問題を一度全部解いた後、カリテの前に本科テキストの問題を再度解き直すようにお父さんから言われて、それを忠実に守っていました。非常に真面目で素直なお子さんでした。

 

 

カリテの問題用紙に残った計算の後と、授業ノート、宿題ノート、家庭用解き直しノートを見せてもらったところ、解き直しノートの字が3月に入って急に乱雑になっていました。


そこでお願いしたのが、解き直す問題の取捨選択です。

 

本科テキストを一回目に解くときには横についてもらって、どのタイプの問題に手こずっているのかを見ておいてもらって、その類題を栄冠テキストからピックアップしてもらいました。それだけを繰り返すようにしてもらったわけです。


その結果、春休み前のカリテは140点がはじめてとれました。

 

 

実は、計算中心の単元ですから、スケージュールの見直しが一番やりやすい時期なのです。

サピックス小5国語勉強法

今回は、国語の話を中心に書いていきたいと思います。

サピックスの国語テキストはAテキストとBテキストの二種類です。
Aテキストは、語句と短い文章による問題。
Bテキストは、読解と記述を扱っています。
 

算数と比較して国語はやや手薄な印象を持つ保護者もいらっしゃいますが、Bテキストを見るとそうとも言えません。

 

『Aテキスト』の知識量は、他塾のテキストと比較してかなり少ない量です。

逆に言えば、この範囲では95%以上を暗記することを目標においてください。

特に女子学院や慶応のように語句問題が多い中学校を第1志望としている場合は注意してください。

 一方、読解分野は質量共に不足している感じを受けます。問題文自体が易しいのでじっくりきめ細かく読んでください。

 『Bテキスト』は、問題文用冊子、設問・解答用冊子、解答・解説用冊子の三分冊構成をとっており、他の塾にはないユニークなテキストになっています。

特に、解答・解説は小学生にわかるような表現になっているので、自習教材としても活用できます。

読み物としても優れた題材を選定しているので、無理な
く取り組めます。また、繰り返し読む価値のある優れた文章が多いことも特徴です。

教室やクラスによって違いますが、宿題量は多くない方です。

でも担当者によっては(校舎毎の差というよりも担当者による差の方が大きいように感じま
す)、「その答えになった理由を書く」、「その答えの根拠となった文章を抜き出す」などの宿題を課される場合があります。そうなると膨大な時間がかかります。

全部をやりきろうとせずに、半分ぐらいを真剣にやるといった工夫が必要になってきます。

このBテキストは、麻布のような物語文を中心とした記述対策として優れたものです。

記述力は短い期間で身につくものではありませんから、麻布や開成、武蔵のような記述問題が多い最上位高を目指している場合は、このBテキストをやる時間も1週間の学習スケジュールに入れてください。

日能研小5理科算数

まだまだ、算数の計算単元は続きます。

 

春期講習までに分数のかけ算を学習して、春休み明けに分数の割り算や分数の四則混合計算を習います。

 

春休み中も(春期講習中も)少しずつ分数計算をやっておきましょう。


4週間も計算単元が続いています。

 

この、「頭への負担が軽い時期」に、図形問題や文章題の準備をしておきましょう。


 ・4年生範囲の「平行線と角」の問題を利用して、図をフリーハンドでそれらし

  く書く練習をする。

 

図の中に必要な数字を読みやすく書き込む練習も大切です。
(横の平行線が上手に引けない子供が近頃急増しているように感じています。その原因は、練習不足もあるでしょうが、鉛筆の持ち方にあるように感じています。お子さんの鉛筆の持ち方をちょっと見てあげてください。)


 ・第10回・第12回・第14回の予習を兼ねて、図を書く練習をする。

  日能研は予習厳禁の塾です。予習をしていて怒鳴られたお子さんも知ってい

  ますが、それを承知でお勧めしておきます。
  この予習は完璧にやりきることを目的にしているわけではありません。

「どういう事を習うのかな(どんな考え方をするのかな)」を知ると共に、図を上手にフリーハンドで書く練習が主眼です。


特に第14回、事前準備が大切です。

 

頂点を動かす単元ですが、お子さんの頭の中でなかなか図形が動かないのです。厚紙で図形を作って、実際に動かしてみる事も大切です。

 

余裕のある今のうちに、図形を動かす「体験学習」をさせておいてください。

 

理科は、そろそろ植物部分が終了して、来週から動物です。

 

両方とも暗記単元ですから、覚えてしまえば大丈夫なはずですが、これまでのカリテの点数はどうだったでしょうか。

充分に時間をかけて覚えたにもかかわらず、点数が取れなかったお子さんの場合は、覚え方を見直す必要があります。


「知識と知識をつなぐ工夫」が一番大切です。

 

たとえば、「地中に子葉を残して成長する植物は、アズキ・エンドウ・ソラマメ・クリ」と覚えます。

 

これに、「双子葉の植物は、普通は種を持ち上げて、その種がパカッと開いて双葉になる」のに、この「アズキ・エンドウ・ソラマメ・クリは種(子葉)を地中に残したままで茎を伸ばす」。

 

だから「この4つは最初に出る葉はなんと本葉」。

 

この「 」3つをくっつけて覚えたお子さんと、そうでないお子さんとの差が大きいことは理解いただけると思います。


3つ以上をつないで覚えることは、なかなかはじめは出来ませんから、まずは2つをくっつけることから始めてください。


「この仲間はふつうは○○○」なのに「□□だけは△△」、とか「○○は△△だ」、だから「○○は□□出来る」。

 

このように2つをくっつけて覚える練習です。

 

お母さんの方で、「なぜ、双子葉の植物は太くなれるのに単子葉は太くなれないのは、な?ぜ?」というように質問していただくのが一番有効です。

 

「形成層があるから」と即答できれば、お子さん任せの暗記で大丈夫です。

 

1単元について、3個?4個程度でかまいませんから質問してあげてください。

 

お母さんが、日能研の本科テキストの説明を読まれて、何を質問して良いのかよく分からない、と思われるかもしれません。

 

それは、お母さんが理科が苦手だということではなくて、本科テキストの説明がかなり淡泊だからかもしれません。

 

理科の本科テキストは入試に必要な必要最小限の知識でコンパクトにまとまっていますから。

 

お母さん用の読み物としては、四谷大塚の予習シリーズをお薦めします。

四谷大塚・早稲アカ小5国語

今週の算数は、分数のかけ算割り算、第5回の総合の回を挟んで再来週は分数の四則混合計算です。

この分数の四則混合計算の前に、異分母分数の足し算と引き算、分数同士のかけ算と割り算を少し解かせてください。かけ算なのに通分から始めてしまうお子さんは珍しくありません。
 

今週は国語の話を少し書いてみましょう。

広い意味においての予習シリーズは、いわゆる『予習シリーズ』、予習シリーズ準拠の『演習問題集』、『漢字の練習』、『ことばの練習帳』から構成
されています。

『予習シリーズ』は、読解分野と知識分野の二本立てです。

読解分野は、原則として学習課題、例えば、随筆文の読み取り方を示したあと、基本
問題、発展問題を演習するようになっています。

 知識分野の方では、他の塾のテキストが問題中心であるのに対し、暗記しなければならない知識を全部提示してくれていますから、学習目標の設定が簡単にで
きます。

例えば、予習シリーズ5年上では、漢字の部首や画数、同音異義語、同訓異字、類義語、対義語、慣用句、ことわざ、三字熟語、四字熟語、さらに多義
語など至れり尽くせりです。

5年下では、主としてことばのきまりを取り上げています。

テキストの特徴と上手な使い方

文章の読み取り方の説明は、他の追随を許さないほど詳細であることが大きなメリットです。

予習シリーズが多くの塾テキストの中で異彩を放つ存在である理由がここにあります。

基本問題と発展問題の質と量は、その学習時期=子供の発達段階に対応しており、問題文の長さの割には設問量が多く、精読を重視してい
ることがうかがえます。

 『予習シリーズ』の真骨頂は、何といっても読解問題の解答解説がとても詳しい点にあります。

『予習シリーズ』を効果的に活用するためには、このような特
長を活かした学習が必要です。

ただ、制限時間を設定して問題演習を行い、通り一遍の解説だけではもったいないのではないでしょうか。

ですから、下記の2点に注意して上手に利用してください。

1 精読を重視して、詳細な解説を読ませてください。
2 演習時間と同程度の時間を解説を読む時間に充ててください。

ただ、1つだけ弱点と言えるのは、最近の入試傾向から言えば、語彙やことばのきまりと文法があまりにも細かすぎることでしょう。

 『予習シリーズ』が示す知識量は、一週間単位で暗記するにはあまりにも膨大な週があります。

例えば、5年生の春休みが終わった2週間後から始まる
「同音異字・同音異義語」。

その次の週の「同訓異字」です。

カリキュラムの編成上、やむを得ないのですが、5年上で取り上げている慣用句なら400個以
上、同音異字・同音異義語なら300字以上です。

これをこなすには、早めに始めるか、後で覚える時間を作るかです。

早めに覚え始めるのならば、「同音異字・同音異義語」「同訓異字」、その後の「類義語・対義語」をそろそろ覚え始める時期です。

 早稲田アカデミー生が使っているダブルベイシックは、残念ながら予習シリーズに比べて完成度が低いと考えています。出来る限り予習シリーズを使ってください。

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▼2022年11月18日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「<志望校・併願校の決め方 校風、偏差値と問題傾向から決める! 合格するための受験校の選び方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年10月28日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「小学4・5・6年生対象 めざせ合格「過去問」の正しい使い方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月30日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「飛躍的に成績を上げる!苦手克服 勉強法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月10日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【4・5年生】9月から偏差値10UPを狙うオンラインセミナー  毎年2学期に成績を上げるご家庭がやっている10個のこと」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年8月5日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験の「基本のキ!」令和4年度版 最新の中高一貫校の選び方から受験の傾向まで全部分かる!」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年7月21日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【2022年夏】確実に成績が上がる夏期講習の受け方 3つのポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年7月8日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「夏休みの学習計画!うまくいく方法  夏期講習を有効活用して力をつける!学習戦略の立て方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年6月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験を迷っている!?保護者必見セミナー 未就学・小学低学年から、親が知っておきたい「中学受験」の実像」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月27日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「自分で学習する子の育て方  中学受験、高校受験でも生きてくる「子が自走する学習法」を伝授します」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月26日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「6年夏休みに成績を大きく伸ばす6月・7月の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年4月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「家庭学習のやり方を指南  塾に通っているだけで、安心していませんか?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年4月14日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「夏休みまでに偏差値5UP 6年生GWで成績を上げる10のポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年3月18日(金)

「「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「頭のいい子が育つ! 学習環境のつくり方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年2月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナーわが子の合格に必要な学習は?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年12月17日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験・合格する家庭のつくり方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年11月19日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年10月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年9月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「苦手克服し成績を上げるコツ」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年7月16日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「7/16入試にも役立つ夏休み自由研究対策セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月26日(土)

新渡戸文化学園が主催するオンラインセミナー「中学受験へ向かうみなさまへ 中学受験って何? 大切なことは何?」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「親が知りたい中学受験のキホン」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2020年10月14日(水)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナー第2弾!過去問を活⽤する家庭学習のコツ」をにて、講師を担当させていただきました。にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年9月29日(火)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験 コロナで変わる!併願校の選び⽅/合格を導くための模試の問題⽤紙・答案⽤紙活⽤法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月12日(金)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「ウィズコロナ時代の中学受験を成功させる夏の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月6日(土)

増進堂 受験研究社が主催するオンラインセミナー「学校再開・塾再開にどう向き合うか」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2月19日(水)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年首都圏中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2 月6日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年関西中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年10 月11日(金)

淑徳与野幼稚園が主催する講演会「父母講座 我が子への根拠の無い信頼の大切さ」にて、講師を担当させていただきました。

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