カテゴリー: 小5向けアドバイス Page 8 of 10

解答に到達する課程に興味を持たせるために(2)

 今回は、下記の2点について書いていきます。
1 宿題量を取捨選択して、減らしてあげる。
2 自分の言葉で考えるようにしてあげる。

1の”宿題量を取捨選択して減らして上げる”事が出来れば、負担を軽くしてしかも成績を大幅に上げていくことが可能になります。特に、精神面に与える効果によることなのです。
「このぐらいだと、ちょっと頑張れば何とかなりそうだ」と思うことが出来るからです。子供に与える負担は、量にしても質にしても、この「もうちょっと頑張れば、何とかなりそう」が最適です。完遂できた自分を想像し、その時の快感を予感して頑張ることが出来ます。

 取捨選択の方法です。本当の力量がある指導者ならば、数回の授業を行えば、問題を一瞥しただけで、”この問題はこの子に必要か?”、”この問題を今解かせる必要があるのか?”を判断することが出来ます。それが、本当のプロの力量だと考えています。ところが、ご家庭で判断される場合は、そうはいきません。親御様とお子さんの共同作業が必要になります。
  お子さんに、塾の授業中に○△×を問題毎につけていくことを約束させてください。

○・・・授業中に簡単に解けた。今後同じ問題が出たときには確実に解けると思う問題。
△・・・苦労しながらも何とか解けた。今後同じもんだ一が出たときに確実に解ける自信が無い。
×・・・授業中に自分でも解けなかったし、先生の説明を聞いてもよく分からなかった。これが、判断基準です。

 この△が、「もうちょっと頑張れば何とかなりそう」というレベルにあたります。問題の取捨選択において、最優先していただくのが、この△がついた問題そのものと、類題になります。
 サピックスのお子さんならば、デイリーサポートの問題についた△の問題を解き直した後、デイリーサピックスでその類題を解く事ですし、日能研のお子さんなら、本科テキストについた△を復習した後で、栄冠テキストでその類題を探す事になります。四谷大塚のお子さんなら、予習シリーズの△を解いた後で、演習問題から類題を解くことです。早稲アカならば、ダブルベイシックの△を解いた後で、予習シリーズから類題を探す事になります。
  △とその類題を中心とした学習が終わってもなお余裕がある場合にのみ、×に手をつけるようにしてください。

 この方法で、量の調節をするだけで、”ジタバタ学習”が改善される結果、ミスが減るお子さんが多いのです。でも、中には量を調節しても、ただ勉強時間が少なくなるだけで効果が現れない場合があります。長い期間を暗記学習だけで過ごしているうちに、頭を使って考える習慣を無くしてしまっているお子さんに多いケースです。

 ここで必要になってくるのが、2の「自分の言葉で考えるようにしてあげる。」ことです。この場合は、親御さんの声かけが、大切になってきます。
宿題をさらさらとやっていても、実は式の順序を覚えていて、ただ当てはめているだけであることが多いわけですから、そのようなときに、親御様は、
「その式で何が出たの?」
「その数字の単位は?」
と聞いて上げてください。
 ちゃんと答えることが出来たときは、
「よく分かっているね。授業をしっかりと聞いてきてえらかったね。」
と褒めてあげてください。
 そんなことは分かっていて当然だからと、質問を重ねていけば、親御さんからの声かけが煩わしいものに感じられてしまいます。
 うまく答えることが出来なかったときが、一番大切です。子供の勉強のやり方を変えていくチャンスだととらえてください。
「その式で何が出たの?」(お母さん)
「よく分からない。だって、授業で先生がそうやっていたから。」(お子さん)
「授業をちゃんと聞いていたんだ。だから、解き方の順序を覚えることが出来たのね。」(お母さん)
*ここで叱らないようにくれぐれもお願いします。

「そんな授業の聴き方をしているから成績が上がらないのよ!」とか「いったい授業で何を聞いてきたの!」という反応は最悪です。

「うん。だって、先生の説明が速すぎて、理解する前に次の問題に移ってしまうんだもの。」(お子さん)
*お母さんの穏やかな反応によって、お子さんが心を開いて本当の事を言ってくれるかもしれません。

「そう。先生の授業が速いのね。でも大丈夫、式の順序を覚えてきたんだもの。その一つ一つの意味を今から考えていけば分かってくるわよ。」(母親)
*お母さんが、お子さんに与え続けるべきものは、成功のイメージです。「あなただったら大丈夫」を繰り返して上げてください。

「そうかな?」(お子さん)
「大丈夫。じゃあ、問題文をもう一度読み返してご覧。ゆっくりね。」
「うん、読んだよ。」(お子さん)
「何が分かっているの。」(お母さん)
「太郎君の速さと花子さんの速さ、それと・・・・・・・・。」(お子さん)
「その通りね。じゃあ、それからまず何が分かりそう?授業中のノートを見ながら考えても良いわよ。」(お母さん)

このような、穏やかで、しかも何かの達成を予感させるような声かけを続けてもらう事で、やっと頭を働かせ始めます。

 このような、声かけ(お母さんが励ましながら質問をし、お子さんが答える)を行っていく際に、1つ次のようなルールを決めてください。それは、「単語で答えない」というものです。
「何が出たの?」
「速さ」
という返答はしないようにというルールです。
「A君が、P町からQ町に行くときの速さ」というように答えてもらうためのものです。
 言葉掛けの上手下手で、学習効果は大きく変わってきます。お母様の堪忍袋の緒が切れそうな事もあるでしょうが、グッと我慢して穏やかに前向きに話しかけて上げてください。
 また、その言葉掛けの上手下手が、まさに塾や個別そして家庭教師の力量そのものです。
スランプ脱出のために、個別指導か家庭教師をお考えになっていいるのでしたら、体験授業を一緒にご覧になって、講師の言葉かけの力量を判断されることをお勧めします。

 

 

解答に到達する課程に興味を持たせるために

 算数のご相談の中に、「解き直しをさせると、ちゃんと解ける。でも、数字や文章が変えられると解けなくなる。」という内容が非常に多いのですが、これは、解く課程を理解できていないからなのです。
 算数を解くという作業で大切なのは、自分の頭の中にある言葉で考えて納得する事です。「この線の長さの差は○○だから、これを時間で割ると□□が出て、・・・ 」というように、必ず言葉を使って考える事になります。解く課程が理解できていないのは、自分の頭の中にある言葉を使って考えていない、もしくはその余裕が無いとことが原因です。 

 過去に、家庭教師として教えていた生徒のことを思い出します。塾の宿題が多量に残っていて、それを明日までにやり終え無ければいけないという日の授業でした。「これが、こうなって、だから・・・、ここまでの説明は分かったかな?」と聞いたときに、その生徒からの返事は、「それで、答えは何なの?」だったのです。途中の考え方や式はどうでも良くて、とにかく早く答えを教えてもらって、宿題を終わらせたい一心だったのです。
 近くで、授業を聞いていらしたお母さんに、事情を説明して、明日、塾の先生にお母様から連絡を入れていただくか、お子さんにお手紙を持たせていただくこと。内容は、『時間が無くて、宿題が半分しかできていないが、子供なりに一生懸命やっていたこと』です。そして、子供には、「今から、このたくさんの宿題の中で特に大切な問題だけを選んであげるから、それだけはちゃんとやっていこうね。」と話して授業を再開しました。
 その後の授業では、私がヒントを与えて、その後生徒自身が考えるという形態で授業を進めることが出来ました。

 この例は、明日が宿題の提出日だというわかりやすい状況だったわけですが、今大手塾に通っているお子さん方はいつも宿題に追われ、復習テストに追われています。目の前の課題をとりあえずクリアーする事だけを目的に学習をこなすようになりがちなのです。いつもいつも切羽詰まった状態の中で、子供たちが見つけ出す方法は、それほどバリエーションがあるわけではありません。
 テストに対しては、解き方の順序をひたすら覚えること。「この数字とこの数字を引いて、この数字で割る」というように覚えておけば、そっくりな問題ならば何とか解くことが出来ます。日能研のカリテ、四谷大塚の週例テスト、場合によってはサピックスのマンスリーですらも記憶力の優れた子供ならば、小五まではそこそこの点数が取れてしまうのです。
 このような暗記学習に走ってしまっている子供の割合は意外に多いようです。私どもは、どうやら”困ったときの駆け込み寺”になっているようですから、特に多いのかもしれませんが、進学塾の生徒の4割近くがそうなっていると感じています。
 では、どうすれば良いのかですが、前出の例と同じく、
1 宿題量を取捨選択して、減らしてあげる。
2 自分の言葉で考えるようにしてあげる。
この2点が大切になります。
 次回は、この2点を実行する方法について書いていきたいと考えています。

受験直前に慌てないために。 「小5までにやっておくこと」(3)

勉強法

□小6までに学習を計画的にこなす方法が身につける□

今、ほとんどの塾が、宿題が過剰です。特に小6になるとほとんどの塾で宿題が倍増します。

日曜日のオプション授業が始まり、中には土曜日の授業時間が長くなる塾もあり、それぞれの授業で宿題が出ますから、宿題は増える、でもやることが出来る時間は減る事になります。

6年生ともなれば、1週間をどうやりくりしても宿題が終わらない。それこそ、マシンのように、問題を解きまくっても終わらないのです。そんな状態で、やったことが身につくはずはありません。

とりあえず、今日中に仕上げる、不完全でも良いからこなす、このような気持ちになりがちですから、筋道を理解しようとか、納得しようという気持ちも起こら
ない状態に追い込まれます。でも、その状況下でも復習テストや合否判定などで『結果』をお子さんは求められることになります。

まずやってもらいたいのは、重要度を考えた優先順位付けです。

これは、納得ずくで時間を掛けて解く問題。これは解き方を思い出すぐらいでも大丈夫、これは、細かいところまで覚えきるところ、というように分けていきます。

それが、出来たら次は、1週間のタイムスケジュールに書き込んでいきます。

水曜日は、学校から早く帰ってくるから、塾に行く前に1時間は勉強が出来そうだとか、金曜日は、質問教室に行ってから帰ってくるから、塾から帰ってきてから勉強するのはちょっと無理だな、というように、1週間の生活をイメージしながら書き込んでいきます。

そして、実行です。

そのときに気をつけて欲しいことがあります。その時間は、その時間にやるべき事だけを考えて欲しいのです。これが終わったらすぐにあれもやらなくっちゃ、ああそうだ、これもあった。このように思い始めると、目の前の学習内容が頭に入ってこなくなります。

今は、これだけやればいいんだと自分に言い聞かせるような感覚でお願いします。

寝る時間が近づいたら、今日の振り返りをしてみましょう。「今日は頑張った。ぼくって偉い!」と感じるためです。その日にやりきれなかったことがあっても大丈夫です。数日先の空き時間に、その内容を書き込んで、「お休みなさい」です。

文章に書くと、非常に簡単な事のように感じられると思いますが、これを子供が実際にやるとなれば、なかなか大変です。

まず、優先順位付けです。どうしても声が大きく、怖そうな先生の宿題が優先されます。

実行の段階では、勉強を始める時に気になったことからどうしても始めてしまうことになります。3日前に決めたことよりも、昨日言われたことが気になるのが子供です。

子供自身の力で、計画作りと実行が出来るようになるまで、親御さんの協力がどうしても必要です。「うちの子、頑張って勉強しているのに、塾の成績が上がら
ない!」とお悩みの方が多いのですが、この計画作りとその実行をして、簡単に成績を上げたお子さんが大勢いらっしゃいます。

小4や小5の段階で、もう勉強だけで一杯一杯だという状況が見えているなら、早速始めてください。あと、3ヶ月、学年の変わり目でパンクすることは目に見えています。

受験直前に慌てないですむ、「小5までにやっておくこと」(2)

□本質を知りたいという知的好奇心が育っていないときには□

今いただいている相談内容の中で、下記のようなものについては、知的好奇心の不足や本質を知りたいという意欲の弱さに原因があります。

・「問題文を読まずに解いているようだ。」

・「文章の短い問題だと解けるのに、4行を越えると考える事が出来ない。」

・「表やグラフの問題については、算数でも理科でもほとんど点数が取れない。」

・「理科の暗記単元では点数が取れるのに、初見の問題や計算単元の問題には手がつけられない。」

小4や小5の通塾されている方からの相談の中に、

「算数を覚えるのに時間がかかり、他教科を覚える時間がありません。」

というものが少なくありません。この、「算数を覚える」という感覚で学習をしている限り負担は軽くなりませんし、成績は下がる一方になります。

小4から小5に上がるときや、小5から小6に上がるときには、急に覚えるべき内容が増えます。また、その1つ1つが難しくなりますから、お子さんの記憶
の器からあふれてしまうことになります。毎年、3月から5月にかけて、「成績が下がってしまいました。」というご相談が増える理由です。

受験算数は、塾や出版社やそれに関わる多くの専門家によって分析され、パターンに分けられてきました。子供たちの学習から無駄を排除し、効率的に学習を
してもらうためです。解き方も、どんどんと進化しています。「裏技」を用いて短時間で解く方法も数多く作られてきています。これらの受験テクニックの果実
だけを覚えてそれを問題を解くときに当てはめる事が、今の受験の主流になりつつあるに感じられて、これでいいはずがないんだが、という危機感を持っています。

このような、覚えたことを機械的に当てはめるという条件反射の学習だけを重ねていけば、そこからは、「なぜ」や「だったらどうなるの」という疑問が消失してきます。そして、テストの結果だけを気にするような学習になっていきます。

本来、学習に備わっているはずの、「本質が分かって楽しい」とか、「知らなかった事が分かって楽しい」という快楽をそぎ落としてしまうことになります。
分からないことを一生懸命考えたり、調べたり、覚えたりという苦しい努力が継続できるは、その先に、「ああ、分かった!」という楽しさの予感があるからで
す。そして、分かったその瞬間の気持ちの高まりが記憶の定着を促進してくれます。

私が、算数や理科で大切にしたいのは、「ひらめき」ではありません。ひらめきとは、今あることから遠く離れた結果を直感的にとらえる力です。これは一部
の天才的な能力を持つものにしか出来ないことだと思っています。重要なのは「気づき」だと考えています。まだ、一般的な言葉になってはいませんから、すぐ
にはご理解いただけないかもしれませんからしばらくおつきあいください。

「気づき」とは、今あることの一手先を予想する力だと考えています。「今分かっていることから、次に何が分かりそうか」を考える力です。この能力は天才でなくても、誰にでも持つ事が出来る能力です。

例えば、受験問題で直角三角形が出てきたとしましょう。それが「30°三角形」なのか、「垂線を下ろしたときに現れる平方比」を利用すれば解けそうなのかを判断できる力だと考えています。そのような能力を身につけるために必要なのは、「生きた知識」です。

「30°三角形の斜辺と短辺の比は2:1」と丸暗記することではなくで、「正三角形を2つに切ったから、当然底辺は半分になるよな。」と感じた経験から自然に覚えてしまった知識です。

また、「この問題は、線分図を書けば、2つの線の長さの差から何かが見つかりそうだ」という予感も、「気づき」です。それは、「和差算」や「倍数算」や「年齢算」を線分図で解く方法が、習ったときの「なるほど!」という快楽と共に鮮明に記憶されているからです。

ここまでお読みいただいた方には、「算数を覚える」ことに反対しているわけではないことをおわかりいただけたのではないでしょうか。むしろ大賛成なのですが、課程というか心構えの違いをお話ししているわけです。

つまり、「気づき」とは、正解に近づくために頭の中の知識の引き出しから必要なものを探し出してくる力です。ですから、頭の引き出しに「生きた知識」を
収納するインプットと、問題を前にしたときに、必要な知識をサッと出してくるアウトプットの両方が大切になってきます。

この「気づき」が本質を知る楽しさにつながり、知的好奇心の源になるものだと考えています。

それでは、この「気づき」を大切にした学習を小5までに身につけるために必要な事は何でしょうか。

1 塾で授業を聞くときに、本当に分かったのかどうかを自問自答する力を高める。

2 「当てずっぽう」の答えは決して言わないし書かない。

3 繰り返して覚え込むべき問題と、理解や納得が大切な問題を取捨選択する。

この3点が大切なのですが、これはお子さんだけのがんばりでは修正できるものではありません。どうしても親御様かスキルの高い第3者が必要になります。

親御様にお願いしたいのは、「正解が出たかでなかったかという結果だけではなく、思考の過程でも正しければ、認めてあげたり褒めてあげたりする」事です。

時には、お子さんの横に座り、

「頑張ってるね。なかなか難しそうな問題を解いているんだね。この問題の解き方をお父さん(お母さん)に教えてくれる。」

「この式を書いてから、次にいけなくて困っているみたいね。この式で何が出たの?」

「それが出たら、次に何が出せそうなの?」

「問題文をもう一度読み直して、使っていない数字や条件がないかを確認してご覧。」

というような、アドバイスが必要になりますし、質問にうまく答えることが出来なくても、

「惜しかったね、ここまでは考えられたんだからたいしたものだ。」

とか、

「ちゃんと納得出来るまで考えようとしているのね。感心ね。そういう努力は必ず実を結ぶわよ。」

という、ねぎらいや褒め言葉が必要です。なかなか褒めることが出来ないときでも、

「一生懸命お母さんに説明しようとしてくれたのね。そういう気持ちがうれしいわ。」

と、ねぎらってあげてください。

正解が出て○をもらったという結果だけではなくて、思考の過程も認めてもらったという経験を積み重ねていくことで、次の一手を見つけようとする気持ちが生まれてきます。そうしていくうちに、自然に当てずっぽうの答えは言わなくなってきます。

 

ところが、3の「繰り返して覚え込むべき問題と、理解や納得が大切な問題を取捨選択する。」は、スキルのある専門家にしか出来ないことなのかもしれませ
ん。現状のお子様の学力と志望校が大きくかけ離れている(偏差値で8点以上)場合は、切羽詰まる前に、個別指導や家庭教師の中で本物のプロの協力を得るこ
とも必要になってきます。

次回は、「学習を計画的にこなす方法が身についていない」場合にどうするべきかを書いていきたいと思います。

日能研小5のテキスト大改訂

日能研テキストの小5生用が改訂されたということは、以前お知らせしました。

その後、そのテキストを使って私自身が家庭教師として教えたときに感じたことや、他の先生の意見を私なりに解釈してみたいと思います。

 4教科共に、自分の頭の中の言葉を上手に利用して考えたり、理解することを目的に作り変えられていることがわかります。思い切った改訂をしたものだと思います。

 これまでの日能研のテキストは、本科テキスト・栄冠テキスト共に下記のような問題点が指摘されていました。

「全ての生徒はカリテに向けて一生懸命勉強をします。このため、ある程度は点数が取れるようになりますが、出題範囲の記憶に頼った勉強になりがち」

「繰り返し学習の暗記で何とかなってしまうことが多く、頭を使う勉強をやらせにくい」という声が、内外(内:日能研で実際に教えている講師。外:家庭教師や個別指導の講師)から私に届いていました。

 この、声が日能研にも届いていたのでしょうか。でも、これだけの思い切った改訂は、社全体の今後の経営戦略の根幹に関わることですから、外野の声に耳を傾けた結果だとは考えにくいと思います。

 日能研の成績資料の充実ぶりは、目を見張るものがあります。特に個人の成績は、すべてコンピューターによってデーターベース化されています。その分析結果や、現場の先生方の声の力が大きかったのだと想像していますが、実際のところはわかりません。

 一方で、ここ1ヶ月で日能研の小5のお子さんを持つ親御様からの相談メールが増えています。これまで通りの「カリテは取れるのに、センターが取れなく
て・・・」という内容のものは同数ありますが、「カリテすら点数が取れなくなってきた。」というご相談が急に増えたのです。テキストの改訂と何らかの関係
がありそうです。

 これまでのテキストの時は、「テキストを教える」ことで、受験の基礎部分は教えることが出来たのではないでしょうか。

ところが改訂版の場合は、「テキス
トで教える」力量が必要になっています。

この、「テキストを教える」と「テキストで教える」という文言は言葉遊びのようですが、実は教える力量を表す言葉
としてよく使われるものです。

「あの先生は、テキストを教えることは出来るが、テキストで教える力量は無い」というような使われ方です。

 テキストに沿って、その配列通りに教えていけば決められた範囲を教え終わることが出来ていたはずなのですが、改訂版で教えようとすると、「その問題群の解説を通して、子供たちに何を伝えるのか」を考えざるを得ないようになります。

算数においては、問題文はそっくりなのに、解き方が全く異なる問題が2問続いていることがあります。このような場合は、問題文から何が条件として与えられ
ているかを判断させ、何を書いて見れば解けそうかを予想させるという手順が必要になります。

講師の「問題分析の力」「質問する力」「読むことに集中させる
演出力」などの力量が問われることになります。

 社会のテキストは、ちょうど歴史に入った段階での改訂です。

重要事項の羅列が中心となっていた旧版とは異なり、「読み物」の形式となっています。重要事
項を太字にすることすらされていません。

「読み物」を読み、人物の関連や歴史的な事件との関わりを読み取った上で、記憶に定着させなさいという、勉強の王道を求めるテキストとなっているとも言えます。

でも、小5生にそれが出来るのかな?という心配があります。

 実際の授業では、重要事項を板書し、要点を話すということがされているようです。

子供たちの授業中のノートを見ると、見事に要点がまとまっています。

まるで旧版の本科テキスト内容を書き写したような内容です。

「板書を書き写すだけで精一杯で、先生の話を聞いている余裕はなかった」と話すお子さんもいまし
た。

もし、日能研が”予習禁止”の塾ではなく、事前にこの「読み物」を読んで、授業に参加すれば理解しやすいと思いますし、定着も進むと思うのですがどう
でしょう。

 このように考えていくと、改訂版のテキストは、「本来のあるべき学習方法」を要求していることになります。

算数では:丸暗記だけの勉強じゃあだめですよ。ちゃんと納得するまで考えたり作業をしたりしましょうね。

理科や社会では:言葉の丸暗記だけではだめですよ。事象の因果関係をちゃんと理解して知識同士をつなげていくようにしましょうね。

このような日能研側の声が聞こえてきそうです。

 「カリテですら点数が取れなくなってきた」というお子さんをお持ちの親御さんには、”勉強方法を見直す良い機会だ”ととらえることをお勧めします。

 解き方の丸暗記の学習になっていないだろうか、問題文をしっかりと頭に入れてから考え始めているだろうか、重要事項の言葉だけの暗記になっていないだろうか、このようなことを少しチェックしていただく必要があるように感じています。

 今後、このテキストを日能研の先生たちがどのように上手に料理されていくのかを、期待しながら待ちたいと思います。

夏期講習の使い方2 小4・小5編

小6生がハードな夏を過ごすのに比べて、小4・5年生は緩やかです。授業時間も4時間程度です。小学校に通って、その後塾に行っていた1学期中に比べて時
間が充分に取れますね。でも、サピックスと日能研・四谷・早稲アカでは使い方が大きく違いますから注意が必要です。

□日能研・四谷大塚・早稲アカの生徒□

夏期講習カリキュラムのほとんどが、一学期の復習です。そのカリキュラムに従って勉強をしていくと、大まかな弱点補強が出来ます。

 そこで、提案です。

・ この夏休みに、得意単元を作ってしまいましょう。

というのはいかがでしょう。

 「この単元が出たら、テストでは必ず得点が取れる」というお子さんの自信は、今後の学習への大きな励みになりますし、テスト時のミスを防ぐための心の持ちようにも良い影響があります。

1 まずプラン作りです。

 一学期のカリテや月例で、点数が取れていない単元をピックアップします。たくさんの単元で悪い点を取ってしまっているお子さんでも、3?4単元にとどめておきましょう。

 その単元を、日能研テキストや予習シリーズを使って、完全に解き直すのです。その際に、注意いただきたい事があります。それは、難問は省く事です。×をつけて、これはやってはいけない問題ということにしてください。

 やることが決まったら、それを日程表に書き込んでいきます。チェック欄もあればいいですね。くれぐれも、無理をさせないようにしてください。三日坊主を防ぐためです。

2 実行させるときに。

 復習用の新しいノートを用意してください。式や図をノートに書くのは当然ですが、計算もそのノートに書くように指導してください。

「見直しが出来るくらいの丁寧な字で書く」がポイントです。見直しが出来る数字で式や計算が書いてあれば、見直す必要が無いぐらいに、計算間違いは減っています。

□サピックスの生徒□

 夏の間も、どんどんとカリキュラムが進みます。復習や弱点補強に大きな時間は割けません。

 サピックス生の夏の目標は下記の2つのうち1つだけにしてください。

1 夏に習う内容を完全に理解する。

 時間に余裕があるために、復習のやり方に一工夫が出来ます。

その日習ったことの復習だけではなくて、3日前に習った内容の復習も同時にやるのです。

お裁縫で言うと、「半返し縫い」のイメージです。ある日に習ったことは、その日に解き直すだけではなくて、3日後にも解き直すのです。

特に、デイリーチェック
は良いのにマンスリーが悪い、マンスリーは良いのに組み分けが悪い、というお子さんに有効です。

 普段、サピックス生は、デイリーサポートのテキストに直接書き込む事が多いのですが、問題は、裏表の2つしか印刷されていませんから、2回目の復習が出来ません。

この時期は、ノートにやらせるようにしてください。

2 一学期に習った内容の中で、特に苦手な項目を復習する。

夏期の内容の復習は、いつも通り行ってください。

それ以外に、苦手になってしまった単元に十分な時間を割いて勉強するわけです。

一学期のマンスリーで、点数が取れていない単元をピックアップします。

たくさんの単元で悪い点を取ってしまっているお子さんでも、3?4単元にとどめておきましょう。

 その単元を、デイリーサポートを使って、解き直していきましょう。

表、裏ともに書き込みがある場合には、問題のコピーを取って切り貼りしたノートを作る事をお勧めします。

サピックス・日能研の小5 割合の学習が開始

サピックスと日能研で割合の学習が始まりました。どちらも、「割合の3用法」を使えるように考えられたテキスト構成です。

1 (割合)=(比べられる量)÷(元になる量)

2 (比べられる量)=(元になる量)×((割合)

3 (元になる量)=(比べられる量)÷(割合)

という、おなじみのものです。

 

ある、サピックスの小5生の、デイリーサポートには、数ページにわたって大きなバッテンがついていました。このバッテンはどんな意味?と聞いたところ、

「サピックスの先生は、これをそのままやっていると割合がわからなくなるから、やるなと言ったから。」

という返答でした。

初めのバッテンは、第1用法の「(割合)=(比べられる量)÷(元になる量)」だけを使う10問です。次のバッテンは、第2用法だけを使う10問、その次のバッテンは第3用法だけを使う10問です。

 

 思わず、

「おっ!その先生は割合の教え方をよく知っているね。良い先生に教えてもらっていて良かったね。」

と言ってしまいました。

 

割合は、今後、「売買損益」「濃さ」と続き、その後「比」に発展していきます。割合と比を合わせると、入試問題における出題配点の40?60%を占めま
す。割合は、入試算数の肝なのです。その割合の学習の初めに、子供の納得を伴わない公式の利用だけに陥るのを避けるための指示だと、私は理解しました。

 

割合の理解には、2つの納得が必要です。

 

第1番目は、「何が何の何倍か?」という納得です。

 たとえば、「□gの25%は200gです。」という問題は、「200gは□gの0.25倍」と理解する事です。そして、頭の中に、「200=□×0.25」という式が頭の中に同時にできることが大切です。

 

第2番目は、線分図上での大きさの判断です。

 これまでは、何倍かするとほとんどの場合大きくなっていました。でも、これからは、1より小さい数字をかけることになりますから、「掛けたら小さくなっ
ちゃった」というのは、子供にとっては不思議なことなのです。ですから、線分図に表して、その数字に比べて、これから求めようとする数字がどのくらいなの
かを予測させる事が大切です。

 

今週来週は、お子さんが割合で困っていたら、「何が何の何倍なの?」と聞いてあげてください。

日能研の小5 算数のがんばりどころです。

梅雨前の、つかの間の気持ちの良い季節ですね。

 

この時期になるとどうしても日能研の小5の事が気になります。

何についてかと言いますと、算数です。

 

 確か先週は図形の移動でした。今週からは平均の面積図、消去算、割合と続いていきます。お子様の勉強の様子に変化はありませんか。

 春休みを挟んで、分数の計算ばかりをやってきた日能研の小5生は、4月に文章題を、5月に平面図形を学習しました。ここまでは、本科テキストで、授業を思い出してから栄冠テキストで基礎を復習するという順序で丈夫でした。

 練習量が足りていれば、心配のない単元だったのです。

 ところが、図形に入ってからどうもそうはいかないぞ、というお子さんが増えるのです。

 

・先週の「図形の移動」について。

扱われている項目は、1 図形の周りを回転する円の問題。(なめらかに移動する円と、角でコツンと当たる円の2種類)、2 三角形や長方形が滑らずに転が
る問題。3 三角形が1点を中心に回転した場合の、辺が動いたあとの面積の問題。4 扇形が滑らずに転がる問題。(本科テキストに1問だけ入っています)
と盛りだくさんでした。そして、Mクラス以上ではその4パターンすべての説明があり、そうでないクラスの場合は1と2は説明がありましたが、3は基本形だ
け、4は説明すらありません。

 Mクラス以外のお子さんが、授業の復習を徹底的にやったとします。でも、「共通問題」の後半には、習ったことが無い問題が並ぶことになります。

 また、円が別の図形の縁を転がる問題のうち、角でコツンと当たるように動く問題では、円が動けない角をきちんと図に書く必要があります。(正確に円を描
いていくという作業がきっちりできるお子さんは全体の20%ぐらいのような気がします。)うちの子、上手に図形が描けないと思っていらっしゃるなら、ここ
は時間をかけて練習させてください。

 

・今週の平均(面積図の利用)の単元について。

 栄冠テキストに入っている問題の7割は、「(全体の合計)÷(個数)」で平均を出すことができます。でも、この単元は、面積図を使いこなす練習の場ですし、「仮の平均」の意味を理解することも大切なポイントです。

 このように、本当のポイントがわかりづらくなる単元が始まっているのです。

 次のカリキュラムテストで、「基本問題は、ほとんど正解しているのに、共通問題は半分以下。」だと心配です。

 

 また、Mクラス生の場合、「共通問題の後半が解けていない」も注意が必要な状態だと知っておいてください。

SAPIX 5月マンスリー について

サピックスの5月マンスリーの成績はいかがでしたか。

 

小6生の算数については、毎年、「いつの時期に難しい問題を出してくるんだろう」と興味を持ちながら見ています。今回はまだ易しめですね。算数の平均点は
88点ぐらいだったそうです。平均50点(150点満点で)の問題が出題される事がありますから、「解ける問題は確実に得点に結びつける」練習をさせて上
げてください。

 

5年生は、いつも通りの問題です。算数の後半がさすがに難しいですね。

 

さて、小4です。私の老眼が進んでいるせいでしょうか、なんだかこれまでの小4マンスリーに比べて国語の文字が小さくなっているように感じます。そして文章の量が多くなり、内容が高度になっています。でも、平均点はあまり変わっていないようです。

 

小4のサピックス生の中で、今回の国語が急に下がってしまったお子さんがいらっしゃるのではないでしょうか。人数的には、平均点をそれほど下げない程度、つまり10%程度ですが。

 

このように、文字が小さくなるだけで得点が下がることは、お子さんにとって珍しいことではありません。このタイプのお子さんは、「解答用紙の形式が変わる」・「設問の語尾が変わる」・「文章の行間が変わる」などでも影響を受けやすいようです。

 

実際の入学試験は、普段塾で受けているテストと形式や語尾や字の大きさが異なります。うちの子ちょっと心配だなと思われたなら、小6になったら、他塾の公開テストで他流試合をしておく方が良いという事を、頭の片隅にとどめておいてください。

ゴールデンウイーク後の小5生テスト

■5月5日にテレビに出演します。

テレビ神奈川 午前9時からです。


先週にお知らせしておけば良かったのですが、私が取材を受けたテレビ放映が5月5日にあります。

テレビ神奈川で午前9時から9時30分の「キッズナビゲーション」の中のファッショナブルマミーのコーナーです。興味のある方は是非ご覧ください。

 

お子様の春の連休はいかがでしたか。

思いっきり遊んだ?塾の講習で毎日勉強漬け?学年によっても通われている塾によっても過ごし方が違ったと思います。
 ところが、ほとんどの塾ではこの連休後には大きなテストが待ち構えていますね。


今回は、そのテストの対策についてお話しましょう。しかも小5の算数だけについてです。 なぜ、小5の算数だけなのかといいますと、ほとんどの大手塾のカ
リキュラムではここしばらく小数や分数の計算を中心にやってきました。文章題といっても、計算が正確に出来るかどうかの判定にために作られた問題ですから
意外に簡単だったはずなのです。間違っていた場合でも、「しまった、ミスしちゃった」という意識しか生まれませんし、それをチェックされているお母様も同
じ心情でしょう。でも、今回のテストは計算だけではなくて、過去のやった別の単元も数多く出題されるはずです。この計算ばかりをやっている間にいろいろな
ことを忘れているはずなのです。


 「子供は忘れる動物だ。」どこかで見たことがある言葉なのです。子供は、大人から見るとあっという間に覚え、そしてすぐに忘れます。日々吸収していく事柄が多いために、意識にのぼらなくなるというのが正しい表現だと思います。


 図形は忘れていませんか?線分図を忘れていませんか?単位換算は?実はこの3つが今回のテストのポイントになります。このHPをご覧になって、「うちの子大丈夫かしら?」と思われましたら、数問ずつでもやらせてあげてくださいね。

 

 今回の本題は、この事前の対策ではなく、事後の対策です。終わってしまったテストを見たところで点数が上がるわけでもないし、と思われるかもしれません
が、テストに残った計算や式は、お子さんの状態を知るための情報の宝庫です。今回特に注意して欲しいのは、文章題を解く計算に分数の筆算が増えているかど
うかです。
 分数で計算をすれば易しいのに小数で計算している事はないでしょうか。もしそうなら、これまでと同じように、問題用紙に残った計算が、小数のかけ算や割り算だらけになっているはずです。
 分数計算の単元が終わったばかりの日能研生に多いですね。途中で循環小数になって  しまって、そこで止まってしまっている、という問題はありませんか。
そろそろ、小数頭脳から分数頭脳へ切り替えていく時期です。「まず、分数で計算を始めていこうね。」と言って上げてくださいね。

 

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▼2022年11月18日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「<志望校・併願校の決め方 校風、偏差値と問題傾向から決める! 合格するための受験校の選び方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年10月28日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「小学4・5・6年生対象 めざせ合格「過去問」の正しい使い方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月30日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「飛躍的に成績を上げる!苦手克服 勉強法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月10日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【4・5年生】9月から偏差値10UPを狙うオンラインセミナー  毎年2学期に成績を上げるご家庭がやっている10個のこと」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年8月5日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験の「基本のキ!」令和4年度版 最新の中高一貫校の選び方から受験の傾向まで全部分かる!」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年7月21日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【2022年夏】確実に成績が上がる夏期講習の受け方 3つのポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年7月8日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「夏休みの学習計画!うまくいく方法  夏期講習を有効活用して力をつける!学習戦略の立て方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年6月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験を迷っている!?保護者必見セミナー 未就学・小学低学年から、親が知っておきたい「中学受験」の実像」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月27日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「自分で学習する子の育て方  中学受験、高校受験でも生きてくる「子が自走する学習法」を伝授します」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月26日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「6年夏休みに成績を大きく伸ばす6月・7月の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年4月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「家庭学習のやり方を指南  塾に通っているだけで、安心していませんか?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年4月14日(木)

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▼2022年3月18日(金)

「「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「頭のいい子が育つ! 学習環境のつくり方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年2月25日(金)

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▼2021年12月17日(金)

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▼2021年11月19日(金)

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▼2021年10月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年9月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「苦手克服し成績を上げるコツ」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年7月16日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「7/16入試にも役立つ夏休み自由研究対策セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月26日(土)

新渡戸文化学園が主催するオンラインセミナー「中学受験へ向かうみなさまへ 中学受験って何? 大切なことは何?」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「親が知りたい中学受験のキホン」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2020年10月14日(水)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナー第2弾!過去問を活⽤する家庭学習のコツ」をにて、講師を担当させていただきました。にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年9月29日(火)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験 コロナで変わる!併願校の選び⽅/合格を導くための模試の問題⽤紙・答案⽤紙活⽤法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月12日(金)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「ウィズコロナ時代の中学受験を成功させる夏の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月6日(土)

増進堂 受験研究社が主催するオンラインセミナー「学校再開・塾再開にどう向き合うか」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2月19日(水)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年首都圏中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2 月6日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年関西中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年10 月11日(金)

淑徳与野幼稚園が主催する講演会「父母講座 我が子への根拠の無い信頼の大切さ」にて、講師を担当させていただきました。

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