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受験まであと1年 小5生は、今が学習の見直しのチャンス

小6生が、受験本番となる2月1日から数日から1週間ばかり小5生以下の授業が止まる塾がほとんどですね。
この機会に、小5生はこれまでの学習を見直して、今後1年間の学習スケジュールを大まかに立ててください。

・2月から6月
 志望校に見合うクラスを確保することが、最大の目標です。前年のクラス毎の合格者数を参考にして、目標クラスを設定してください。
 「昨年は、○○クラスからでも□□中学校に合格しました。」という保護者会でのお話を参考にしないでくださいね。この話は、次の受験学年の子供たちや親御さんを励ますために、奇跡的に合格した生徒の話をされていると理解しておいてください。

・6月から7月
2学期の「志望校別日曜特訓」のコース分けテストで、該当コース合格が目標です。
コース分けのために、別のテストを実施する塾と、普段の総合テストをコーズ分けに使う塾がありますが、既習範囲全てから出題される事に変わりはありません。
 普段の学習に、テスト対策をプラスしていく時期になります。

・8月
夏期講習に集中する時期です。どの塾でも、全ての範囲が一通り終わっていますから、本格的な復習の始まりです。苦手なまま残ってしまっている単元や項目は、授業の進度に合わせて、前のテキストも利用して復習してください。

・9月?10月
弱点教科や弱点単元克服の期間です。
塾のカリキュラムだけではなく、弱点解消のための時間確保が大切です。
この時期の弱点対策は、志望校の出題傾向を見ながら優先順位を決めていく必要があります。

・11月?1月
この3ヶ月は、志望校への対策です。膨大な過去問を解く必要がありますし、その間違い直しにも多くの時間が必要です。

2月の授業から、授業曜日や授業回数が変更になる塾がほとんどですから、この機会に1週間の学習スケジュールを見直すところから始められたらいかがでしょうか。

合格発表直後

 埼玉や千葉など、既に合否が出た方もいらっしゃるでしょう。そして、今後2月1日の入試に向けて、ラストスパートをかけている受験生も多い事と思います。
そして、2月4日頃にほとんど全ての受験が終了し、合格と不合格の判定が厳然とあるのが現実です。

 
□合格していたとき□
 これまでの努力を、精一杯ねぎらって上げてください。その後、「中学校に入っても頑張ってね!」と言う言葉を必ずかけて上げてください。
 中学校に合格すると、これまでの受験勉強から解放されると思い込み、それを意欲の糧にして頑張ってきたお子さんも多いはずです。そのようなお子さんの中には、もう勉強しなくて良いんだと勘違いしてしまうお子さんがいるのです。勉強は一生続くものです。中学受験の勉強は確かに厳しいものでした。でも、一生続く勉強はまだ始まったばかりなのです。
 「中学校に入っても頑張ってね!」という言葉に、あなただったら中学校に入っても楽しく頑張っていけるわ、という気持ちを込めて励まして上げてください。
そして、数日は思いっきり遊ばせてやってくださいね。その間に、お子さんと一緒に本屋さんに行かれて中学校の参考書や問題集を買ってこられるのも良いことです。

□不合格だったとき□
 受験倍率が、3倍を超えるような中学校の合格発表は、異様な雰囲気に包まれます。掲示直後の喧噪が数分続いた後は、所々で散発的に起こる歓声と、うなだれるお子さんを抱き寄せて励ましている親子のたくさんの島ができあがっています。その島は、じりじりといつの間にか校門に向かい、視界から消えていきます。
受験倍率が3倍の場合は、300人受験していれば200人が不合格になるが現実です。喜んで歓声を上げることが出来るお子さんの数倍のお子さんが、うなだれて帰って行くことになります。
 このようなときの、お子さんへの声かけは、親御様にとっては一番つらいものです。でも、このときの親の一言はお子さんの脳裏に強く焼き付くものです。

 親御様自体も、悲嘆にくれ、1人だったら泣きたい気持ちをグッとこらえ、何とかしてお子さんを励まさなければと思えば思うほど言葉が出てこない、そんな場面に何度も出会ってきました。
 合格掲示に自分の受験番号が無いのを分かった直後の、気持ちの高ぶりと落ち込みの大きな波が過ぎ去った後で結構ですから、明るい声かけをお願いします。
「シクシク」(お子さん)
「次頑張ろうね。」(お母さん)
「次って、もう受験終わっちゃったよ。」(お子さん)
「もうあなたは、受験しないつもり。高校も大学も。」(お母さん)
「そんなつもりはないけど。」(お子さん)
「そうよね。次に頑張りなさいって神様が言ったんだと思うわよ。あなたは、くじけずに頑張れる子だから。」(お母さん)
「神様は不公平だね。」(お子さん)
「そうね。でも、受験生が多くて神様も大変だったと思うわよ。」(お母さん)

このような声かけを是非ともお願いします。

入試前日と当日の朝の過ごし方

いよいよ入試が始まりました。埼玉県では12日から、千葉県では20日から多くの学校で入試が始まります。そして、2月1日には都内の入試が始まります。

 

 入試前日は、お子さんももちろんのこと、親御様も緊張感が高まっているものです。適度な緊張感であればよいのですが、過度な緊張感は良くありません。

 

□過度な緊張をほぐすために□

 

 軽い運動や散歩を取り入れてみてください。男子ならば、お父様とキャッチボールをしたり、サッカーボールを蹴るのも良いでしょう。女の子なら、犬の散歩をお母様と一緒にしたり、お買い物ついでに散歩をしたり。

 落ちたらどうしようと暗い気持ちになったと直後に、受かったら何をしようかというような思いが頭をもたげてきたりと、そわそわと落ち着かない思いをしているはずなのです。一瞬でも良いですから、明日の入試の重圧を感じる事がない時間を作ることが出来れば最高です。

 

 また、親御様との会話も大切ですね。

「明日は、頑張ってね。」の繰り返しになりがちなのですが、これがお子様の緊張感を無闇に高める事になります。

「問題文を落ち着いて読んでね。それさえ出来れば大丈夫よ。」とさらっと言ってあげてください。

 

□前日の学習は、「合格の予感の再確認」のため□

 

 「あなたは、○○の単元が苦手だから、今日中にこれをやって、それが終わったらあの暗記をやって・・・・。」

 このように、直前まで苦手単元の学習をさせるのは良くありません。切羽詰まった苦手単元がある場合以外は、基礎事項の確認と暗記知識の確認、そして計算問題の手順の確認を中心にお願いします。

「3ヶ月前に比べると、解き方を思い出すのが早くなったね。」

「苦手だった室町時代は、もう大丈夫ね。」

「正確に答えを出す習慣が身についたのね。」

このような声かけが、お子様の子持ちを落ち着かせます。

 

□当日の朝は□

 

 余裕を持って早めに起きるのは当然ですが、そこでやることもルーティーンの確認です。

・少し複雑な四則混合計算を1?2問解いてみる。

・少し難しい説明文を、傍線を引きながら1?2段落だけ読んでみる。

この程度の軽いウォーミングアップで済ませてください。

 「入試問題が、その日に始めて見る活字」になるのは良くありません。

 

お子様方の受験成功を心から祈っています。

 

 

立体図形を得意にする

□立体図形を得意にする□

ここ、1ヶ月で増えてきたご相談内容は、「立体図形」です。男女比率は1:2、女子の方が多いようです。このようなご相談は、直接お子さまに教えることが出来たらすぐに解決させることが多いものですから、いつも歯がゆく感じます。

  塾で、立体の切断の図の描き方や、体積の考え方について、分かりやすい説明が無かったのかもしれませんし、実際に立体を切った経験が乏しいために、実感を伴った想像ができないせいかもしれません。

見えない向こう側を想像する必要がありますから、どうしても経験が必要です。いろいろな立体を組み立てたり、切ったりという経験を積み重ねた後で、見取り図をちゃんと書く練習も必要です。
  他の単元に比べて、はっきりと立体図形が苦手の場合は、立方体をいろいろな方向に切ってみることから始めさせてください。

 私が、教えに行っているご家庭では、大根を立方体に切り揃えるのはお母様の役割り、その立方体を切るのはお子さまの仕事、というようにしてもらっています。ちなみに、人参でも上手く出来ます。切り刻んだ大根や人参は、翌朝の味噌汁の具に使っていただくことにしています。

  お子さまが切る時は、まず、テキストの問題に出ている切り方から始めさせてください。その後、二等辺三角形の切り口・正三角形の切り口・正方形の切り口・長方形の切り口・平行四辺形の切り口・五角形の切り口・正六角形の切り口を、この順に実際にやらせてください。

 その切り口を、立方体の見取り図に一つ一つ書かせてください。見取り図を書かせる時の注意点は、「見える線は実線で、見えない線は点線で書く」ことです。見取り図がかけるようになれば、すでに立体図形が分かる間際まで来ています。

その後、「直角三角形の切り口は出来る?わからなかったらいろいろと切ってみてもいいわよ。」と聞いてあげてください。直角を作ろうとすると、どうしても四角形になってしまう経験が大切です。

 これを読んでくださっている方のお子様が、小4生や小3生の場合は、お料理の手伝いをたくさんさせてください。自然に立体の切り口の感覚を身につけさせることが出来ますし、それ以外にも多くの大切な能力が高まっていきます。お子様には、勉強を意識させずに、楽しくやってくださいね。

  このような訓練をした後で、立方体の3点を通る切り口の問題をやらせるようにしてください。その時は、「並行な平面をもう一つの平面で切ると、切り口は(高さは違うけれど)平行になる」を呪文のように言わせながら、切り口を書かせてみてください。
この方法で書けないもの(立方体の辺の中点3つを通るように切った正六角形など)は、覚えさせる必要があります。
  これらの訓練を、数時間かけてやった後で、始めて体積の計算や表面積の計算を解かせてみてください。

受験直前にやっておくこと(2)

数日前から、急に寒くなりました。私も少し風邪気味です。お子さんたちは大丈夫ですか。
中学受験は、なぜ一番寒い時期にやるんでしょうかね。

□体調管理が一番大切□
 寒くなってくると、暖房器具の大活躍となります。これが風邪をひかせる原因になることになります。寒さで風邪をひくより、乾燥でのどをやられて風邪を引くことが多いのです。加湿器を使うか、部屋の中にぬれたタオル数枚をかけておくだけでも湿度が大きく変わります。
 インフルエンザも心配ですね。予防接種は是非受けておいてください。
風邪やインフルエンザ意外にも、体調管理に注意していただく事はいろいろあります。
・睡眠時間のコントロール
・暴飲暴食をさせない

□入試過去問の上手な利用□
 そろそろ、入試過去問をとき終えたお子さんが多くなる時期です。入試過去問を解く理由は、
1 入試問題の傾向(難易度・独特の言い回し・問題量・設問形式)を知る。
2 時間配分の練習
と言われていますが、それ以外に、「総合問題の演習」だということに大きな意味があります。単元毎に学習していた頃を考えてみますと、その週の内容を理解し解けるようになったと思ったら、前の単元を忘れてしまっていたということが少なからずあったと思います。そのために、どの塾でも、夏休みから繰り返し繰り返し復習をやってきました。でも、それでも不十分なのです。と言っても、今更単元毎に復習していく時間はありません。過去問を解くという総合演習で、全単元の復習をする事が大切なのです。この総合演習の効果を上げるためには、「解きっぱなしにしない」事です。
間違った問題や解けなかった問題を復習する事が大切なのですが、「解くべき問題か、捨てるべき問題か」の見極めが最初に必要になります。これは、塾の先生や個別指導の先生や家庭教師の先生にやってもらってください。
 そして、解くべき問題を復習していくことになります。その際、
1 最初に自分でやったときに、何を間違ったのかを確認する。
2 そのような間違いをしないためには、その時に何をすべきだったのかを考える。
この2つの作業が出来れば理想です。
親御様の方で対策をされるときには、下記の会話を参考にしてください。
「なぜこの問題を間違っちゃたの?」
「A君が速さを変えるところをB君と間違っちゃたから。」
「じゃあ、何をしたらそのような間違いがなくなると思う?」
「下線を引きながら読む事かな。」
「そうね、よく分かったね。じゃあ、これからはここが大切と思ったところには下線を引いていこうね。」
「うん」

「そんな雑な読み方をしているから間違うのよ!」というしかり方は是非避けてください。

受験直前にやっておくこと

□自信が高まる学習が必要□
前回に、「苦手なものばかりやらせない」と書きました。これまでも、他の単元と同じように学習をしてきたのにも関わらず、苦手になっているのですから、何らかの苦手になる必然があったと考えられます。つまり得意な単元に転換させることが難しい単元です。その単元を無視することは出来ませんが、そればかりをやらせていると能率が上がりませんし、どんどんと自信を無くしていきます。この時期から入試までの約1ヶ月は、苦手単元については「今よりも少しでも良くなれば儲けもの」ぐらいの気持ちで、お子様に接して上げてください。
 そして、得意な単元での確実性を高める学習を大いにやらせてください。当然、志望校に出題されやすい単元であり、適切なレベルであることは大切です。そして、
「この単元は、あなたにとっては怖いものなしね。」とより自信を深めるような声かけをお願いします。

□暗記の最後の詰めが大切□
覚えきっていることが必要な教科は、理科・社会ということになります。武蔵中の理科のような例外がありますが、忘れてしまうと手も足も出ないのが普通です。
 ほとんどの塾で、夏休みあたりから復習が始まりました。その中で四谷系の塾では「4科のまとめ」、サピックスでは「コアプラス」、日能研では「メモリーチェック」を暗記してきたことと思います。
 その頃に、一生懸命暗記し、チェックテストで常に合格していたとしても、その数ヶ月後にはかなり忘れているものなのです。
理科については、簡単なチェック法があります。次のようにお子様に質問してみてください。
「昆虫の冬越しについて聞いてみるよ。」
と、言った後、
「モンシロチョウは?」(さなぎ)
「カブトムシは?」(幼虫)
「トンボは?」(幼虫)
(ここまでで間違っていたら本格的に覚え直す必要があります)
この次に、
「キチョウは?」と聞いてみてください。
成虫と答えられれば大丈夫です。そうでない場合は、昆虫や動物の単元で少し抜け始めています。
 それ以外に、注意することは、近頃良く出題される「身近な動物植物」です。
首都圏の子供たちにとっては、見たことも触ったこともないものばかりですが、当然知っているものとして出題されています。志望校の過去問をもう一度目を通していただいて、この単元が出題されているようでしたら、復習させて上げてください。四谷系のお子さんでしたら、予習シリーズ小4の上と下の中の、「春の頃」「夏の頃」「秋の頃」「冬の頃」
の植物と動物の計8単元です。
 サピックスと日能研にはなかなかまとまったものが見当たりません。コアプラスやメモリーチェックの中から、該当する単元を覚えさせれください。
 なお、覚え直す場合は、□で空いている場所に入る言葉だけではなくて、その前後の文章も読んだ上で暗記するようにさせてください。

□そろそろ早起きの習慣を□
人の大脳は、起床後3時間で通常の状態になると言われています。入試が9時開始なら6時に、8時半開始ならば5時半に起きることが理想です。
 起きた後は、果物のジュースでも飲んで頭を動きやすい状態を作って、理科や社会の暗記・計算・漢字などから必要なものをやらせてください。今から毎日実行したとすると、1教科の暗記確認は楽々終了します。
 ”寝起きが悪い””朝起きてから機嫌が悪い”という事が続く場合は、寝る前に、翌朝の起きる時間と、起きてから学校に行くまでに何をするかをお子さんに決めさせてください。そして、「そのような毎日の少しずつのがんばりが、入試本番で生きてくるからね」と励まして上げてください。

解答に到達する課程に興味を持たせるために

 算数のご相談の中に、「解き直しをさせると、ちゃんと解ける。でも、数字や文章が変えられると解けなくなる。」という内容が非常に多いのですが、これは、解く課程を理解できていないからなのです。
 算数を解くという作業で大切なのは、自分の頭の中にある言葉で考えて納得する事です。「この線の長さの差は○○だから、これを時間で割ると□□が出て、・・・ 」というように、必ず言葉を使って考える事になります。解く課程が理解できていないのは、自分の頭の中にある言葉を使って考えていない、もしくはその余裕が無いとことが原因です。 

 過去に、家庭教師として教えていた生徒のことを思い出します。塾の宿題が多量に残っていて、それを明日までにやり終え無ければいけないという日の授業でした。「これが、こうなって、だから・・・、ここまでの説明は分かったかな?」と聞いたときに、その生徒からの返事は、「それで、答えは何なの?」だったのです。途中の考え方や式はどうでも良くて、とにかく早く答えを教えてもらって、宿題を終わらせたい一心だったのです。
 近くで、授業を聞いていらしたお母さんに、事情を説明して、明日、塾の先生にお母様から連絡を入れていただくか、お子さんにお手紙を持たせていただくこと。内容は、『時間が無くて、宿題が半分しかできていないが、子供なりに一生懸命やっていたこと』です。そして、子供には、「今から、このたくさんの宿題の中で特に大切な問題だけを選んであげるから、それだけはちゃんとやっていこうね。」と話して授業を再開しました。
 その後の授業では、私がヒントを与えて、その後生徒自身が考えるという形態で授業を進めることが出来ました。

 この例は、明日が宿題の提出日だというわかりやすい状況だったわけですが、今大手塾に通っているお子さん方はいつも宿題に追われ、復習テストに追われています。目の前の課題をとりあえずクリアーする事だけを目的に学習をこなすようになりがちなのです。いつもいつも切羽詰まった状態の中で、子供たちが見つけ出す方法は、それほどバリエーションがあるわけではありません。
 テストに対しては、解き方の順序をひたすら覚えること。「この数字とこの数字を引いて、この数字で割る」というように覚えておけば、そっくりな問題ならば何とか解くことが出来ます。日能研のカリテ、四谷大塚の週例テスト、場合によってはサピックスのマンスリーですらも記憶力の優れた子供ならば、小五まではそこそこの点数が取れてしまうのです。
 このような暗記学習に走ってしまっている子供の割合は意外に多いようです。私どもは、どうやら”困ったときの駆け込み寺”になっているようですから、特に多いのかもしれませんが、進学塾の生徒の4割近くがそうなっていると感じています。
 では、どうすれば良いのかですが、前出の例と同じく、
1 宿題量を取捨選択して、減らしてあげる。
2 自分の言葉で考えるようにしてあげる。
この2点が大切になります。
 次回は、この2点を実行する方法について書いていきたいと考えています。

受験直前に慌てないために。 「小5までにやっておくこと」(3)

勉強法

□小6までに学習を計画的にこなす方法が身につける□

今、ほとんどの塾が、宿題が過剰です。特に小6になるとほとんどの塾で宿題が倍増します。

日曜日のオプション授業が始まり、中には土曜日の授業時間が長くなる塾もあり、それぞれの授業で宿題が出ますから、宿題は増える、でもやることが出来る時間は減る事になります。

6年生ともなれば、1週間をどうやりくりしても宿題が終わらない。それこそ、マシンのように、問題を解きまくっても終わらないのです。そんな状態で、やったことが身につくはずはありません。

とりあえず、今日中に仕上げる、不完全でも良いからこなす、このような気持ちになりがちですから、筋道を理解しようとか、納得しようという気持ちも起こら
ない状態に追い込まれます。でも、その状況下でも復習テストや合否判定などで『結果』をお子さんは求められることになります。

まずやってもらいたいのは、重要度を考えた優先順位付けです。

これは、納得ずくで時間を掛けて解く問題。これは解き方を思い出すぐらいでも大丈夫、これは、細かいところまで覚えきるところ、というように分けていきます。

それが、出来たら次は、1週間のタイムスケジュールに書き込んでいきます。

水曜日は、学校から早く帰ってくるから、塾に行く前に1時間は勉強が出来そうだとか、金曜日は、質問教室に行ってから帰ってくるから、塾から帰ってきてから勉強するのはちょっと無理だな、というように、1週間の生活をイメージしながら書き込んでいきます。

そして、実行です。

そのときに気をつけて欲しいことがあります。その時間は、その時間にやるべき事だけを考えて欲しいのです。これが終わったらすぐにあれもやらなくっちゃ、ああそうだ、これもあった。このように思い始めると、目の前の学習内容が頭に入ってこなくなります。

今は、これだけやればいいんだと自分に言い聞かせるような感覚でお願いします。

寝る時間が近づいたら、今日の振り返りをしてみましょう。「今日は頑張った。ぼくって偉い!」と感じるためです。その日にやりきれなかったことがあっても大丈夫です。数日先の空き時間に、その内容を書き込んで、「お休みなさい」です。

文章に書くと、非常に簡単な事のように感じられると思いますが、これを子供が実際にやるとなれば、なかなか大変です。

まず、優先順位付けです。どうしても声が大きく、怖そうな先生の宿題が優先されます。

実行の段階では、勉強を始める時に気になったことからどうしても始めてしまうことになります。3日前に決めたことよりも、昨日言われたことが気になるのが子供です。

子供自身の力で、計画作りと実行が出来るようになるまで、親御さんの協力がどうしても必要です。「うちの子、頑張って勉強しているのに、塾の成績が上がら
ない!」とお悩みの方が多いのですが、この計画作りとその実行をして、簡単に成績を上げたお子さんが大勢いらっしゃいます。

小4や小5の段階で、もう勉強だけで一杯一杯だという状況が見えているなら、早速始めてください。あと、3ヶ月、学年の変わり目でパンクすることは目に見えています。

受験直前に慌てないですむ、「小5までにやっておくこと」(2)

□本質を知りたいという知的好奇心が育っていないときには□

今いただいている相談内容の中で、下記のようなものについては、知的好奇心の不足や本質を知りたいという意欲の弱さに原因があります。

・「問題文を読まずに解いているようだ。」

・「文章の短い問題だと解けるのに、4行を越えると考える事が出来ない。」

・「表やグラフの問題については、算数でも理科でもほとんど点数が取れない。」

・「理科の暗記単元では点数が取れるのに、初見の問題や計算単元の問題には手がつけられない。」

小4や小5の通塾されている方からの相談の中に、

「算数を覚えるのに時間がかかり、他教科を覚える時間がありません。」

というものが少なくありません。この、「算数を覚える」という感覚で学習をしている限り負担は軽くなりませんし、成績は下がる一方になります。

小4から小5に上がるときや、小5から小6に上がるときには、急に覚えるべき内容が増えます。また、その1つ1つが難しくなりますから、お子さんの記憶
の器からあふれてしまうことになります。毎年、3月から5月にかけて、「成績が下がってしまいました。」というご相談が増える理由です。

受験算数は、塾や出版社やそれに関わる多くの専門家によって分析され、パターンに分けられてきました。子供たちの学習から無駄を排除し、効率的に学習を
してもらうためです。解き方も、どんどんと進化しています。「裏技」を用いて短時間で解く方法も数多く作られてきています。これらの受験テクニックの果実
だけを覚えてそれを問題を解くときに当てはめる事が、今の受験の主流になりつつあるに感じられて、これでいいはずがないんだが、という危機感を持っています。

このような、覚えたことを機械的に当てはめるという条件反射の学習だけを重ねていけば、そこからは、「なぜ」や「だったらどうなるの」という疑問が消失してきます。そして、テストの結果だけを気にするような学習になっていきます。

本来、学習に備わっているはずの、「本質が分かって楽しい」とか、「知らなかった事が分かって楽しい」という快楽をそぎ落としてしまうことになります。
分からないことを一生懸命考えたり、調べたり、覚えたりという苦しい努力が継続できるは、その先に、「ああ、分かった!」という楽しさの予感があるからで
す。そして、分かったその瞬間の気持ちの高まりが記憶の定着を促進してくれます。

私が、算数や理科で大切にしたいのは、「ひらめき」ではありません。ひらめきとは、今あることから遠く離れた結果を直感的にとらえる力です。これは一部
の天才的な能力を持つものにしか出来ないことだと思っています。重要なのは「気づき」だと考えています。まだ、一般的な言葉になってはいませんから、すぐ
にはご理解いただけないかもしれませんからしばらくおつきあいください。

「気づき」とは、今あることの一手先を予想する力だと考えています。「今分かっていることから、次に何が分かりそうか」を考える力です。この能力は天才でなくても、誰にでも持つ事が出来る能力です。

例えば、受験問題で直角三角形が出てきたとしましょう。それが「30°三角形」なのか、「垂線を下ろしたときに現れる平方比」を利用すれば解けそうなのかを判断できる力だと考えています。そのような能力を身につけるために必要なのは、「生きた知識」です。

「30°三角形の斜辺と短辺の比は2:1」と丸暗記することではなくで、「正三角形を2つに切ったから、当然底辺は半分になるよな。」と感じた経験から自然に覚えてしまった知識です。

また、「この問題は、線分図を書けば、2つの線の長さの差から何かが見つかりそうだ」という予感も、「気づき」です。それは、「和差算」や「倍数算」や「年齢算」を線分図で解く方法が、習ったときの「なるほど!」という快楽と共に鮮明に記憶されているからです。

ここまでお読みいただいた方には、「算数を覚える」ことに反対しているわけではないことをおわかりいただけたのではないでしょうか。むしろ大賛成なのですが、課程というか心構えの違いをお話ししているわけです。

つまり、「気づき」とは、正解に近づくために頭の中の知識の引き出しから必要なものを探し出してくる力です。ですから、頭の引き出しに「生きた知識」を
収納するインプットと、問題を前にしたときに、必要な知識をサッと出してくるアウトプットの両方が大切になってきます。

この「気づき」が本質を知る楽しさにつながり、知的好奇心の源になるものだと考えています。

それでは、この「気づき」を大切にした学習を小5までに身につけるために必要な事は何でしょうか。

1 塾で授業を聞くときに、本当に分かったのかどうかを自問自答する力を高める。

2 「当てずっぽう」の答えは決して言わないし書かない。

3 繰り返して覚え込むべき問題と、理解や納得が大切な問題を取捨選択する。

この3点が大切なのですが、これはお子さんだけのがんばりでは修正できるものではありません。どうしても親御様かスキルの高い第3者が必要になります。

親御様にお願いしたいのは、「正解が出たかでなかったかという結果だけではなく、思考の過程でも正しければ、認めてあげたり褒めてあげたりする」事です。

時には、お子さんの横に座り、

「頑張ってるね。なかなか難しそうな問題を解いているんだね。この問題の解き方をお父さん(お母さん)に教えてくれる。」

「この式を書いてから、次にいけなくて困っているみたいね。この式で何が出たの?」

「それが出たら、次に何が出せそうなの?」

「問題文をもう一度読み直して、使っていない数字や条件がないかを確認してご覧。」

というような、アドバイスが必要になりますし、質問にうまく答えることが出来なくても、

「惜しかったね、ここまでは考えられたんだからたいしたものだ。」

とか、

「ちゃんと納得出来るまで考えようとしているのね。感心ね。そういう努力は必ず実を結ぶわよ。」

という、ねぎらいや褒め言葉が必要です。なかなか褒めることが出来ないときでも、

「一生懸命お母さんに説明しようとしてくれたのね。そういう気持ちがうれしいわ。」

と、ねぎらってあげてください。

正解が出て○をもらったという結果だけではなくて、思考の過程も認めてもらったという経験を積み重ねていくことで、次の一手を見つけようとする気持ちが生まれてきます。そうしていくうちに、自然に当てずっぽうの答えは言わなくなってきます。

 

ところが、3の「繰り返して覚え込むべき問題と、理解や納得が大切な問題を取捨選択する。」は、スキルのある専門家にしか出来ないことなのかもしれませ
ん。現状のお子様の学力と志望校が大きくかけ離れている(偏差値で8点以上)場合は、切羽詰まる前に、個別指導や家庭教師の中で本物のプロの協力を得るこ
とも必要になってきます。

次回は、「学習を計画的にこなす方法が身についていない」場合にどうするべきかを書いていきたいと思います。

お母さんの関わり方

お母さんの役割は2つあります。

1つめは勉強のスケジュール管理です。

受験は時間との勝負になります。

お子さんに時間の管理までさせてしまっては勉強する時間が足りなくなります。
また、時間の管理は自然にできるようになるわけではありません。
もちろんこれから経験をつめば身についていくでしょうが、受験の日までにお子さんが自然と身につける可能性は低いと考えておく方が賢明です。

今のうちにお子さんに合った時間の管理の方法をあなたが把握しておけば、お子さんが中学に入った後で時間の管理方法を教えてあげることができるようになります。

勉強はお子さんが、時間の管理はお母さんというようにお互いの作業領域を決めてしまうことが時間を効率よく、またお子さんの弱点を埋めるための時間を捻出することにつながります。

何より、今の中学受験は熾烈です。
中学受験を目指すお子さんの数は年々増加しています。

お子さんが行きたいと考える中学校には、他のお子さんも殺到するのです。
公立中学への進学も視野に入っているのであれば話は別ですが、どうしても私立・国立への進学を希望なさっているのであれば、「受験対象校は志望校の一校だけ」というわけにはいきません。少ない方で3校、多い方では6?10校も受験することになります。
当然、それぞれの学校について入試の分析と対策をとっていく必要があります。
とても小学生が自分で分析処理できるレベルではありません。

「自分が受験の時は、親にここまで頼っていなかったのに…」と思ってらっしゃるかもしれません。

いずれにしても、どこかのどかだった昔の中学受験と今とでは事情が全く異なります。
今の中学受験勉強は、親が手伝うべきものです。

また、お子さんの同級生には、自分でちゃんと出来る「○○くん」や「□□さん」がいるかもしれません。それは、「○○くん」「□□さん」だからです。

よそはよそ、うちはうちです。

 

2つめは、お子さんへの言葉かけです。

でも、やる気を出して何でも自分で進んでするようになる魔法についてお話しするのではありません。

思うように行かなかった時にどのように言葉をかけるのが大事かという話です

まず、どんな状態の時に子供たちはバリバリ勉強に打ち込めるのでしょう?
それは、自信がある時です。
「がんばったら結果がついてくる。」
「昨日もうまくいったから、今日もきっとうまくいく。」
「あと少し復習したらこの単元はばっちり。」
お子さん自身がこのような実感を持って勉強できていれば、親があれこれ口を出さなくても、やる気にあふれているものです。

逆に、がんばったらできるようになるという「実体験」をお子さんが持っていない時は、いくら周りの大人が諭したとしても、「今がんばったら、この先にいいことが待っている」という気分に子供はなれません。
むしろ「またうまくいかないのではないか。」という不安でいっぱいなのです。

ですから、お子さんが思うように成績が出なかったり、勉強できなかったりする時には、お子さんも不安を抱えているのだということを意識して声かけしていくことが大切です。

お子さんが「また失敗した。きっともう無理なんだ。」と落ち込んでいる時には、
「本当にいつもうまくいかないの?」と聞いてみてください。
落ち着いた声で。

今回は失敗したかもしれませんが、これまで常に失敗し続けてきたわけではないでしょう。

小さなことも含めれば、むしろうまくいっていたことの方が多いはずです。
その時のことを思い出す。

うまくやれていたのはなぜ?

うまくいくための秘訣がきっとあったのです。
それを見つけてあげましょう。

お子さんをほめることでやる気を出させたいと思ったら
「お子さん自身が自分をほめていること」について、ほめてあげてください。
テストの数字だけを見てほめても効果はありません。
前回のテストで偏差値48だった子が、今回のテストで偏差値50になったとしましょう。
お子さんが自分の納得できる基準を偏差値55においているとすれば、今回の結果についてあまり喜んでいないかもしれません。
その時、「やったね!成績アップしたね!」と無条件に褒めてしまえば、お子さんにとっては「なんだ、この程度でほめてもらえるんだ。」と基準を55から50に下げてしまうことでしょう。
これでは逆効果ですね。

本人が手ごたえを感じているのかどうか、喜んでいるのかどうかをよく観察しましょう。

お子さんをよく観察していれば、偏差値50という数字にあまり喜んでいないことはすぐ分かると思います。

「本当はどれぐらい取りたかったの?そう55取りたかったのね。じゃぁ、『やった!』という感じではないよね。でも、前回より上がったということは嬉しいことよね。この調子で、次こそは目標の偏差値55をとれるようにがんばってみようね。」
といった形で、部分を褒めるようにすれば、お子さんもやる気が出てくるものです。
その際、「前回より上がったのは、どんなことをがんばったからかな?」
「次はさらにどんなことをがんばろうと思うの?」という風に声をかけることができれば、ばっちりですね。

親からみたらほんの少しの変化でも、本人にとってはとても嬉しい「成績向上」の場合だってあります。
たとえばお子さんにとって偏差値50の壁がとても大きな壁だったとすれば、偏差値48が50に上がったことは大ニュースでしょう。
でも親としたら手放しでほめてしまいたくない。

この子の力はこんなものではないから、ここで満足してしまってほしくない。

そんな時は、「良かったね!」と言ってあげましょう。
数字が大きくないのであれば「すごいね」「よくがんばったね」はちょっと違いますよね。

それは、「すごいね」「よくがんばったね」は評価する言葉だからです。
「(お父さんが思うには、この結果は)すごいね」
「(お母さんが思うには、この結果は)よくがんばったね」となっているのです。
こういう表現を使ってしまうと、お子さんは素直に
「親が喜んでくれている=これで十分なんだ」と間違ったメッセージを受け取ってしまいます。

「良かったね」なら、本人自身が喜んでいることを認めてもらえたことになるので、やる気につながるのです。「(あなたが嬉しいと思えたことが)良かったね」というメッセージなのですね。

また、時には、率直な言葉で期待を伝えてあげることが必要です。
その際もお子さんの一つ一つの部分を具体的に褒めること。

「○○はノートを丁寧に書いているところがいいと思うな。それに、テストが返ってきたら間違えたところをすぐに見直して、次はできるようになろうと
がんばっているところも評価しているよ。だから、テストで偏差値54が取れるようになるのも、あと少しのがんばりで大丈夫だと思っているんだよ。どうか
な?自分でもあと少しがんばったらいけそうと思っているんじゃない?」

ただ結果を期待するだけでは、子供にとっては「もし結果が悪かったらどうしよう」というプレッシャーの方が先にたってしまいます。

でも、親から自分の部分を認めてもらえれば、それが力になる。自信になる。なによりうれしいです。

「やる気を引き出す」とは、
子ども自身に、「自分の中に自信を持つことができる部分があるんだ」と気付かせてあげることなのです。

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