投稿者: 西村 則康 Page 44 of 59

関西の大手3塾の使い方

今回は、関西の大手3塾の使い方をアップします。

これは、名門指導会関西の責任者であり、カリスマ講師の都関氏からのレポートです。

今回(part1)は、各塾の特色を中心に、次回は(part2)は各塾のテストの使い方を中心にアップします。

 

 

関西3塾の特徴と使い方 Part1

 

関西の中学受験は、浜学園、日能研、希学園の3塾による寡占状態といえます。

経験、講師スキル、システムともにこの3塾が関西の塾の頂点とも言えることがその理由でしょう。

今回は各塾の特徴と使い方をご紹介しましょう。

 

・浜学園

平成25年度入試でも関西では浜学園の一人勝ちでした。

塾生層の厚さは他の塾を圧倒します。

「放任」とも言われる拘束のなさが、お子様ごとの自由な学習を可能にしています。

そこで、浜学園で中学受験を成功させるポイントは、

塾に頼らない学習計画の実践と言えるでしょう。

注意したいのは次の2点です。

ひとつは上手く塾を使うこと。

浜学園に限らず大手進学塾の持つ情報は、質、量ともに充実しています。

お子様自身のことも客観的な判断として先生のお話を聞いておかれることがお勧めです。

そのためにはご家庭から積極的に塾にアプローチしていくことが効果的です。

余程のことがない限り、塾からは声はかからないものです。

もう1点は、浜学園以外に情報チャンネルを持っておくこと。

志望校にぎりぎりであったり、足りない場合は、学習計画は、

客観的な視点で見てくれるプロに相談することが理想的です。

 

・日能研

 塾生数の多さは随一。

日能研は近年、どの中学校でも合格者数を増やしています。

以前のサラリーマン先生の集団から、合格させる集団へ転換して来たことが理由でしょう。

他の大手塾から転職してこられた先生の影響もあり、指導スキルも充実しつつあります。

また、学習内容の的確さは秀逸で、例えばテキストの作り、使い方、テストの内容

などは過度な負担なく、結果を出せるものになっています。

とは言え、多数の受験者を送り込むことで合格者数を確保しており、

志望校の選定や第一志望校合格への指導では他の2塾程力強くは無いようです。

そんな日能研で中学受験を成功させる秘訣は、

早目に志望校を決定し、合格までの階段作りをすることです。

毎週の学習内容も先生の選択する宿題にとどまらず、自分に必要なものを見つけて

解き進めていくことが求められます。

6年生での志望校別特訓クラスの選び方や使い方も、塾の説明だけでは

第一志望校に合格できるとは限りません。

受験知識と経験をしっかりと持ったアドバイザーの存在が必要です。

 

・希学園

 ここ数年、芳しい受験結果が出ず、24年度末には多数の先生が退職された希学園。

不安要素はありますが、まだ力のある先生も残っており、

難関校合格をリードしてきたノウハウはピカイチ。

先生方が、これまでの経験を上手に生かせれば十分魅力的な塾です。

宿題プリントのチェックのように、お子様へのサポートをシステム化している点が

希学園の強みでしょう。

お子様が宿題をせずにはいられなくなる影響力はさすがです。

その影響力が今、「先生が怖い」ことで成立している点は要改善かもしれません。

また宿題の解法を「授業時に教えた解法」しか認めない厳しさは

一部では時代錯誤とまで言われています。

他の塾では先生方と23脚でお子様を勉強に向けるところを希学園では、

ご家庭でお子様を守ってあげていただきたいのです。

ご家庭の役割は、学習量を判断する管理者と厳しいコメントを発する先生との

緩衝材となります。

このとき、的確な判断と誘導をするためのサポートが必要となり、

希学園の外にその存在を期待されるケースが多いようです。

 

 

現在の中学受験は、塾1本に頼って成功するものではなくなって来ています。

塾でも1クラスの人数が増え続ける中、塾が上手く機能しても

処理能力ばかりが目立って成長し、自力で探すことを求める今の受験の流れとは

逆行をしている一面も見られます。

塾を上手く使いながら、考える力を伸ばす学習、

お子様の納得感を大切にする学習を実現する環境の準備が中学受験の成功には

欠かせなくなってきているといえるでしょう。

バーチャルとリアル

ちょっと時間が出来たので本屋さんで図鑑コーナーをのぞいてみました。
 
図鑑の使用目的は、以前は調べ物をする事でした。
ところが調べる目的のためだけなら、ネット検索の方が便利だとも言えるようになって来ました。

例えば、
「アブラムシ」で検索してみると、図鑑にも出ていないような詳細な生態が記載されています。
昆虫好きの方には楽しんでもらえると思います。
なんと、こどもをお腹に持った幼虫を産むんです。
人間に置き換えてみると、孫が既にお腹にいるこどもを産むことになります。
あんなに急激に増えることが出来る理由だったんですね。

ところが、「この花は何という名前だろう?」という疑問の解消のためには、
ネット検索は使いづらい部分があります。
そのためでしょうか、今市販されている図鑑には、
1 調べるためのもの。
 (1)名前から画像を見つける。
 (2)見たものの名前を調べる。
2 仕組みや動きなど、「なぜ」の疑問に答える読み物。

という2つの種類のものが出版されています。
近年の中学入試に頻出される「身近な動物や植物」の問題の対策には、
「調べる系」の図鑑が有効です。
生物好きな子供の知的好奇心を高めてあげるには「読み物系」の図鑑が有効です。
「調べる系」、「読み物系」ともに小学館や学研から出ています。

中学受験のためには、植物図鑑・昆虫図鑑・動物図鑑は是非そろえておかれることをお勧めします。
これまで「読み物系」の図鑑をほとんど使った事が無い場合は、
こどもが興味を持ちやすい「恐竜」あたりから買い与えてみればどうでしょう。
これも各社から出ています。

また、中学受験入試問題において、ハイレベルな問題では、
「読み物系」の図鑑に書いてあるような、かなり専門的で本質的な事柄をテーマにしているものもあります。ですから、読み慣れていないと手こずることになります。

また、使う子供の年齢に応じた選択も大切です。
図鑑をいきなり使わせようと思っても、図鑑を使って調べる習慣を持たない子供は、
なかなか調べてくれません。
幼稚園生の頃から、簡単な記載やわかりやすい図のある図鑑に触れさせておくことが
必要だと思います。
そのためのものとしては、下記のようなものもあります。
・学研の「はっけんずかん」(幼稚園年少から小学校1・2年生まで)
・「こども図鑑」(小学校1年生から4年生頃まで)

また、注意したいのは、植物や動物の分類は近年大きく変化しています。
お兄ちゃんやお姉さんのお下がりであれば良いでしょうが、
お父さんやお母さんが昔使っていたものを与えるのは考え物です。

ここで、誤解しないようにお願いしたいのですが、図鑑があるから
身近に自然が無くとも大丈夫だと思わないでいただきたいのです。

ライオンの顔も体つきも絵や写真で充分に分かります。
でも、あの迫力は実物を見たことが無いと分かりませんね。
同じように、ススキの葉は細長いことは図鑑で分かったとしても、
触れれば皮膚が切れそうな鋭さや堅さは分かりません。
バーチャルな経験は、残念ながらリアルな経験に及びません。
機会がれば、できる限り本物に触れさせたり見させたりをお願いします。

でも、リアルな体験はそうそう出来るものではありません。
図鑑やネット検索は、リアルな体験の大切な入り口になります。
バーチャルな多種多様な体験の中で知的好奇心を育み、たまたま実物を見ることができたときに、
それまでに収納した知識同士が瞬時につながるような準備が出来ることになります。

リアルでもバーチャルでも、数多くの経験をさせてあげてください。

中学受験が終わったら

首都圏の受験本番が明日というこの時期に、「中学受験が終わったら」という
失礼なタイトルをお許しください。

中学受験は、将来の子供の学力アップを目指す1つの過程でしかありませんね。
お子さんが受験勉強を始めた頃にお考えになったことを是非もう一度思い出してください。
・もし受験が成功したら、より高いレベルで学習を続ける事が出来る。
・もし失敗しても、受験勉強で培った知識や学習方法は今後の学習に生かすことが出来る。

このようにお考えになった方が一番多いのではないでしょうか。
私自身も同じように考えています。ですから、
「合格出来たら遊べるから」とか「入試までは頑張りなさい」という励ましは避けていただきたいのです。

あと数日で結果が出ます。お子さんの学力が入試本番で発揮されることを、
私たちが直接教えた子供たちもそうでない子供たちに対しても、心から祈っています。

1 志望校に合格したら
これまでの努力を大いにねぎらってあげてください。
これまでの努力が合格を引き寄せたことを大いに褒めてあげて欲しいのです。
それと共に、これからも、がんばれる子を続けて欲しいことははっきりと伝えておいてください。
一週間程度は、お子さんの気の向くまま過ごさせてあげてください。
一週間もすると、受験勉強をがんばってきた子供たちは、閑を持てあますようになります。
その段階で、「中学になったらね・・・」という話をしてあげて欲しいのです。

その内容は、
・これまでは合格点(7割)を目指す勉強だったけれど、今後は100点満点を目指す学習に変わる事。
・確実で丁寧な学習が必要になること。
・学校内で上位を目指すこと。
・一生学習は続く事。
この4点を話してあげて欲しいのです。

「入学式までに、数学と英語の1学期分は、予習しておく!」
とお子さんから言い始めてくれることが理想です。

2 第二第三志望校に進学する事になった場合。
「良い学校に行けることになって良かったね。」と必ず言って上げてください。
ある中学校での調査では、第一志望で入学した生徒と第二志望以下で仕方なく入学した生徒では、
入学後の成績の伸びが明らかに異なっていたそうです。
第一志望で入学した生徒の方が良く伸びていたのです。
「こんな学校に来るはずじゃ無かったんだ」という想いで入学式を迎えてしまうと、
その後の中学生活が楽しくありませんし、学業にも身が入りません。
友達関係の面でも愛校心の面でも良くありませんね。

お子さんが、「よ~し、この学校で頑張るぞ!」と気持ちを切り替えることが出来るようにして上げてください。
「あなたの努力が足りなかったから、こんな学校に行く羽目になったのよ。」
という言い方は、これから六年間通う学校への不信感を高めてしまいます。

3 公立の中学に行くことになった場合。
 大学への道筋は人によって様々。その過程でしっかりと勉強していくことが大切であることを
話してあげてください。
結果を客観的に受け止めること、これから始まる中学生活に前向きに取り組む気持ちにさせることを
意識してください。

中学受験の学習をして公立中に進む場合は、受験勉強の貯金がありますから
数ヶ月から半年間ぐらいは学校の勉強が易しく感じられます。
これが落とし穴になります。
易しいと感じる内容でも、「より確実に」「より速く」なるように努力を続ける事を話してあげてください。

今の時期の入塾が一番スムーズ

いつから入塾させたら良いでしょうかというご質問が1年を通じてあります。
中学受験を決心したら、その時が入塾の時期だと考えていらっしゃる方が多いのですが、
スムーズに塾の学習になじんでいける時期と、なかなか難しい時期とがあります。

学年の切れ目のこの時期はが一番スムーズに授業になじんでいける時期です。
その理由は、
・入塾者の多い時期ですから、塾側でも新入会者への対応がスムーズ。
・新たな単元に一斉に入っていく時期ですから、同じスタートラインに立てる項目が多い。

また、入塾に適した学年も考慮する必要があります。
4年生になる前の3年生の2月が一番適しています。その理由は、
・どの塾でも、本格的な受験勉強のカリキュラムが始まります。
・受勲勉強の基礎に当たる大切な単元が多く入ってきます。
・いきなりハードなカリキュラムに放り込まれずにすむ。

実際にこの時期に入塾される方が多いのです。
そして、ほとんどの大手塾では入塾に際して入塾テストが実施され、
合否と共にクラス分けも行われます。
実は、入塾時のクラスが大切なのです。
下位クラスで入って、じりじりとクラスを上げて高ランク校に合格していった子供たちも
たくさん知っています。
でも、下位クラスに停滞してしまう子供たちの方がずっと多いのです。

ある塾では、上位クラスと他のクラスで算数の授業時間数が違います。
なんと、上位クラスの方が多いのです。
これでは、上位クラスとの差がますます開きますね。

また、下位クラスでは、基礎を中心に授業が行われます。
上位クラスでは、基礎から発展までをまんべんなく扱います。
そして、テストでは基礎問題だけではなくて、発展問題も多く出題されています。
習った事も解いたことも無い問題を前にして途方に暮れてしまうことになります。

四谷大塚や、日能研のように、クラスによって小テストの問題がレベル分けされているところは、
普段のテストでは途方に暮れることは無いのですが、
月例テストや公開テストは1種類しかありませんから、やはり、はなから解けるはずの無い問題に
挑戦せざるを得ません。

 「入塾テストでは、出来るだけ上のクラスを確保する。」
事を意識していただきたいと思います。
厳しい書き方を許していただければ、入塾テストから塾内での切磋琢磨は始まっている
ということになります。

小学校の試験しか受けた事が無いお子さんの場合は、国語の文章の長さや、
算数の問題数に戸惑ってしまう事になります。
新小5になる段階で入塾テストを受けると、習った事も無い知識を聞かれることも多くなります。
市販の受験問題集で構いませんから、少し学習を進めてから入塾テストをお受けになる事を
お勧めします。

先輩ママがお近くにいらっしゃる場合は、過去のその塾の入会テストをお借りできるかもしれません。
どんな単元から出題されているか、テスト時間は何分か、問題量はどのぐらいか、
問題レベルはどの程度か。
これらのことをお子さん自身が分かった上でテストに臨んでいただければと願っています。

算数 暗記と納得のさじ加減

先日、学習DVDの撮影をしてきました。
お母さん向けの動画も撮ったのですが、その中で、思い切って
「割合の3用法やテントウムシで割合を教える事はよくない。」
と話しました。
こんな思い切ったことを言ってしまって良いのだろうかと逡巡しながらも、力強く断言してしまいました。

どの塾でも、ほとんどの受験参考書でも割合の学習の始めには、
・比較量=基準量×割合
・割合=比較量÷基準量
・基準量=比較量÷割合
この3つの式が出てきます。
これが割合の3用法は、大人にとっては当然と感じるはずの式です。
ところが、子供にとってはそうではありません。

割合を習う前までのかけ算と割り算は、ほとんど1より大きな数を掛ける、1より大きな数で割るものです。
掛けると大きくなり割ると小さくなるという経験ばかりをしてきたことになります。
ところが、割合の場合、掛けると小さくなり割ると大きくなります。
これまでの身体感覚と異なっているわけですから、ほとんどの子供にとってスムーズには
納得出来ないのは当然のことなのです。

公式は、数字を当てはめるとオートマチックに答えが出せる魔法のツールですが、
それだけしか知らなければ、ほんの少し問題が変われば解けなくなってしまいます。

割合の学習で言えば、1より小さい数を掛ける、1より小さい数で割る計算を充分に練習すること。
その後、「○○が□□の△△倍」と言い換えてみる練習が効果的なのです。
充分にその子の身体感覚(大きくなりそうだ・小さくなりそうだという感覚)が育った後で、
スピードアップのために公式を利用していくべきだと思うのです。
このようなやり方が、「公式と納得」の理想的なさじ加減だと思っています。

たぶん、大人の脳であれば、公式を利用して何度も何度も繰り返していれば、
その知識が他の知識に結びついたり、他の事象に気付いたりする事が期待できます。
それも運に左右されることですが、子供の場合はそんなラッキーな事は滅多に起こってくれません。
今よりもほんの少しだけ「納得」を大切にした学習をしていただきたいと感じています。

数日前に、国際数学・理科教育動向調査の結果が新聞に掲載されていました。
前回に比べて大きく上昇していたのは嬉しいことです。
ところが、「学習が好き」という統計においては、小4では、73%もあった「算数が好きだ」の割合が、
中2になると「数学が好きだ」の39%に下がってしまっていることが気になります。

 「分かった!」という身体感覚を大切にした学習が、この問題解決のポイントになりそうな気がしています。

中学受験時の苦手が、大学受験の足を引っ張る

私が主催する名門指導会は、HPでは中学受験専門とうたっています。
ところが内情は実はそうではないのです。
中学受験から引き続いてという生徒もいますし、新規に中学生や高校生の指導をすることもあります。
今では全体の30%以上が中学生や高校生となっています。

中学生や高校生の理系教科の指導をしていて切実に感じるのは、
「比や割合の感覚」・「比や割合の処理」と「速さの感覚」・「速さの処理」の大切さです。

モル濃度から始まって中和滴定にいたる一連の化学カリキュラムは、比と割合そのものです。
 これとこれが比例していると理解出来れば、公式を無闇に覚える必要なく解く事が出来ますし、
公式を自分で素早く作ることも出来ます。
元々、覚えなければいけない項目が多い化学において、計算公式を機械的に
覚えていかなければいけないとしたら、その教科をセンター試験に利用出来るレベルに
持ち上げるのはほぼ不可能です。

物理においては、速さの感覚が大切です。
速さが一定(等速直線運動)なのか、速さがぐーんと増えていく(等加速度運動)なのかという
名前と感覚の一致。
また、「速さと時間とのグラフにおいてある時間までの面積が進んだ距離にあたる」という理解。
これらは全て中学受験時に身に付けることが出来ることです。
速さを縦に、時間を横に書く面積図において、「その面積が進んだ距離にあたる」ことを、
当然のこととして理解出来ている生徒は有利です。
例えば、s=1/2gt^2は、v=gtの比例のグラフの面積に過ぎないと理解すれば、
覚える必要がなくなります。
 
中学受験の学習は、中学に合格することを目的に行うわけですが、その過程で得られる
いろいろな気づきや処理の工夫は大学受験において強い武器になります。
ところが、機械的な暗記量で勝負をしようとしている中学受験生が多い事が非常に多いのです。
中学受験生を教えていて、「この子は中学になっても大丈夫」・「この子は中学になったら心配」
と感じる事があります。
その安心感や不安感が数年後に現実のものになっていることが多いのです。

目の前の塾の復習テストをクリアーする事だけを目的にするのではなく、正しく頭を使った学習、
将来も使える学習方法を学ぶ事を目標に学習を続けて欲しいと願っています。

学習は前頭葉の働きだけでは無い ー大切な身体感覚ー

小5生は、今多くの塾で通過算をやっています。
この単元は、「(トンネルの長さ+列車の長さ)÷速さ 
で通過する時間が出る」と丸暗する子が多く出現する単元です。

これまで、丸暗記の算数は良くないと何度も書いてきました。
どの単元でも「公式を丸暗記してその単元をやり過ごそう」とする子は何人もいるのですが、
この通過算ではその割合がグッと増えてしまいます。

通過算を公式の丸暗記に頼る子には、いくつかの特徴があります。
まず、図を書こうとしないという顕著な傾向があります。
その図を書こうとしない原因は、「図を書くことを面倒くさがる」ことと「図が書けない」に分かれます。
この「図が書けない」子供たちに関わる事を今回は書いて行きたいと思います。
 「列車が別の列車に追いついて追い越す」事がどのような状態を示しているのかが理解出来ない。
2つの列車がどのような動きをしているのかが理解出来ない。
これが「図が書けない」原因の多くを占めています。
2本の鉛筆を列車に見立てて、子供に動かせてみようとすると、うまく動かせないことが多いのです。

うちの田舎では、線路は単線だから列車が列車を追い越すことがないから分からない
というツッコミにたいしては、中央線の複々線区間に住んでいる子供たちの中にもちゃんと
存在する事を反例にしておきます。

また、通過算の苦手な子供と時計算の苦手な子供は多くの割合で重なります。
長針をぐるぐる回してみると、短針はゆっくりと動いて、何度も何度も長針が追い抜いていく事を
理解していないようです。

「1時と2時の間で、時計の長針と短針が90°になるのは何時何分でしょう」
という問題に対して、
1時の時計の針を書かせた後、「始めて90°になる時の針をだいたいで良いから書いてごらん」
と言っても書けない子が多いのです。

近頃の時計は良く出来ていて、時刻が狂ったから針を回して合わせるという労力が
ほとんど必要ありません。
壊れるまで半永久的に合わせる必要がない電波時計すらありますから。
止まってしまった柱時計の時間を合わせるには、
「次に短針を追い抜いた後のこの場所まで長針をまわせばいいんだ」
というように、ほんの少しだけ先の状態を予想しながら動かします。
そして、その予想通りに針が動き予定していたところで針を止める。

このような体験がかなり大切な事なんじゃないだろうか、と近頃ますます強く感じるようになって来ました。

集団の学習環境(学校や進学塾)では、情報の伝達に重きを置いて運営されます。
先生が教壇に立って、話し言葉や板書によって情報を子供たちに伝えます。
一方、情報の受取手である子供たちは、同じ情報を受け取ったにも関わらず、
「何のことか分からない」
「何となく分かる」
「ああなるほどと思えるほどによく分かる」というように理解の度合いに大きな差が生じます。

それは、聞き手である子供が、身体感覚として理解出来たかどうかに関わっているように考えています。
「先生が話してくれていることは、あのときのあの時に感じたことなんだ」と感じる事が出来たときに、
「あっ、なるほど!」とハタと膝を打つような情動がわき起こります。

教え方のうまい先生は、「まるで子供たちに見えるように」「まるで子供たちが触っているように」話をします。逆に人気の無い先生は、情報の正確な伝達だけに注視しがちです。
伝達者側の出来不出来の差は大きいのですが、それはそれとして、
情報を受ける側、被伝達者側の受信感度を高める努力が大切だと思います。

身体感覚を伴った経験の量と質が共に大切だと思うのですが、いかがでしょうか。
いろいろなものを触った、触れて動かしてみた、見た、匂いをかいでみた、
このような経験を小さな頃からたくさんたくさんさせていただきたいのです。

脳科学の専門家でも無い私が言うのもおこがましいのですが、そのような身体感覚を伴った経験が、
側頭葉や海馬の働きを活発にしてくれるものの1つだと感じています。

小6入試直前 過去問はなぜ大切か

入試本番まで100日を切りました。
日々の宿題をこなしながら、志望校の過去問を解かれていることと思います。
制限時間を決めて、集中して解くのは当然必要な事なのですが、
解き終わった後の復習のやり方次第で効果は何倍も異なってきます。

大切なのは、
(1) 学校毎の問題の癖を体感する。

(2) 失点した問題が、正解すべき問題だったのか、捨て問だったのかの判断をする。
正解すべき問題だったのに間違った場合は、なぜ間違ったのか、なぜ解き方を思いつかなかったのかを分析。

(3) 入試本番で類似問題が出たときに、どんな行動(作業)をするのかのイメージトレーニング。

この3つになります。

一番いけないのは、やりっ放しです。得点を計算して終わりというのでは、あまり効果はありません。

(1)について
入試問題は中学校毎にいろいろと癖があります。
・易しい問題から順序よく並んでいる学校。
・難しい問題が途中にある学校。
・難しい問題でも、小問1が易しく作られている学校。
・方程式的な解法が有効な問題を必ず出してくる学校。
・解き方が、読んだだけでは分からずに、少し作業を始めないと分からない学校。
・問題文が長い学校。
・問題文が不明瞭で、出題者の意図をとらえにくい学校。
・問題数が多すぎる学校。
・高校入試のお下がり問題を出しがちな学校。
・指導要領を平気ではみ出す学校。
・ありきたりの問題集の中にあるような問題を徹底的に避ける学校。

このような癖は数年続く事が多く、学校によっては10年近くも継続していることがあります。
このような、学校毎の分析は大手塾の志望校別日曜特訓を担当されている先生方は
良く研究されています。
志望校別特訓は、その合格者数の増減が経営に直結しますから、
どこの大手塾もエース級の先生グループが担当します。

志望校別日曜特訓で先生が話される内容を参考にしながら、
上記の項目を子供なりに知っておくことが大切なのです。
そして、体感した感触を言葉にして表現させておくことが、お子さんの行動に結びつく事になります。

(2)について。
 やるべき問題か捨てるべき問題かは、一概に決めるわけに行きません。
・安全に合格するために合格者平均点を目指すのか、ギリギリ合格を目指すのか。
・その学校に頻出の問題タイプかそうで無いのか。
・子供の得意・不得意。
上記のような要素によって大きく変わってくるものです。
信頼できる第三者が関わっている場合は、その方に分析を任すののも一法です。
そうした方がいらっしゃらない場合は、塾の先生に相談しながら、親御さんとお子さんとで
判断していくことになります。

(3)について。
分からない問題に当たったときに、例えば、
・「読み落としが無いかどうか」と念じながら読み返してみる。
・「まだ使っていない数字や条件はないか」と念じながら読み返してみる。
・「どんな図を描けば解けそうか」と考えてみる。
時には、
・とりあえず、それは飛ばして先に進む。
これが大切な子供もいます。
ああでもないこうでもないと考え込んで、立ち止まってしまうタイプのお子さんは意外に多いのです。

このように、やるべき事がたくさんありますから、
解いて・答え合わせをして・間違いを確認して・解き直しをして、というように、
1教科50分のテストでも、合計2時間あまりの時間がかかることになります。

まだ、本格的に過去問を始めていない方は、そろそろ本腰を入れられることをお勧めします。

小5小4で成績が中位 大切な子供のマインド

今回は、困っている子供たちの気持ちつまりマインドに注目してみます。

成績が停滞している子供たちの多くは、学習すべき内容を整理してあげると
どんどんと成績を上げていきます。
ところが、それだけでは全く効果が無い子供が常に一定の割合で存在します。
それは、子供の気持ちでが原因です。そして子供の学習に向かう意欲を妨げるマインドの
原因を作っているのは、子供本人では無く周りであることが多いのです。

1 やらされ感一杯の嫌々学習
 家に帰ってくれば、「早く勉強をしなさい!」。
 学校の勉強が終わったと思ったら、「早く塾の勉強をしなさい!」。
 塾の勉強をしていると、「いつまで計算をやっているの、そんなにだらだらやっていると、
文章題ができないでしょ。それに、社会や理科の暗記はどうするの。
それに、国語の宿題もあるでしょ!」
 このようなお母さんの台詞が日常化することが、こどもの「やらされ感」を高めてしまいます。
 これをやっても、その後あれもやらないといけないし、それが終わってもあれもやらないと、・・・・。
永久に終わらないような呆然とした気持ちになってしまいます。

・あれもこれも一度に話さない。今やるべきことを最大2つだけに絞って話す。
そして1つが終わったら、「頑張ったね。」と認めて労ってあげる。

2 親子喧嘩
 お子さんのいい加減さを見つけたときに、ここぞとばかりに攻め立てていませんか。
 「何この片付け方は!このプリンとはこっちに仕舞うように言ったでしょ。
この前もそうだったでしょ。
いつもいつもそうなんだから。
そんなことをやっているから、成績が上がらないんでしょ。
お母さんが見張っていないとちゃんとできないの!
この前もそうだったでしょ。
目を離したすきに、プリンとを引き出しに突っ込んだでしょ。
そんなずるい事をやってて良いと思っているの!・・・・・」

・叱ったりたしなめたりするときは短く、そして威厳を持って。
 過去の話を持ち出して長々と説教を続けるのは最悪です。
 30秒を越える説教の内容は聞いていません。
そして長くなればなるほど、内容よりもお母さんの苛立ちや怒りだけを感じとるようになります。
それがお母さんへの反抗心のもとになります。
 また、お母さんの説教や激怒ですら、首をすくめて時間が経つのを待っていればよいことを
学習してしまいます。
そうなると、お母さんとしてはより強い言葉、より子供の気持ちにぐさりと突き刺さる言葉を
使わざるをえなくなってしまいます。
そのうちに、「うるさい!くそばばー!」という信じられない反撃を食らうことは、
珍しいことではありません。

3 こどもの自己肯定感をどんどん壊してしまう台詞
 「なぜ、こんなのが分からないの!」
 「この前もやったのに、もう忘れたの!なぜ、そんなに早く忘れるの!」
 
 こんな台詞を使う塾の講師や家庭教師は、子供を教えるべきではないと思っています。
そんな簡単なことをなぜ納得させられなかったのか、
なぜそんなに早く忘れてしまうような理解しか与えることができなかったのか。
自己反省の材料にすべきことを、子供への責任転嫁をしているわけですから。

そして、親御さんもこのような言葉を使わないでほしいのです。
このような言葉を、ダブルバインドといいます。
「なぜ、こんなのがわからないのか」と聞かれて、
「あまりよく聞いていなかったから。」と言えば叱られて、
「頭がよくないから」と言えば、「言い訳ばかりをして」と叱られます。
どのような返答をしても、責められることがわかっている質問を、ダブルバインドの質問と言います。
このような質問を投げ掛けられた子供は、反抗心を沈殿させながら、鈍感の鎧を身に付けるしか、
なすすべがありません。

 中学受験の過程で、家族のコミュニケーションが深まりお互いを信頼しあえるようになることが
最良です。
ところが、中学受験のために親子げんかが増え、関係がぎくしゃくしてしまっている例を
無数に見てきました。

親子関係が子供のマインドを決定してしています。和やかな明るい親子関係を心がけてください。

 
 

小5小4で成績が中位 大切な学習内容

今回は、「小5小4で成績が中位、そして上がらずに困っている人」のついて、学習内容を書いて行きます。

家庭学習の優先順位は、普通
1 宿題
2 授業の復習
3 暗記
であることが多いのですが、これが実は間違いなのです。
理想は、
1 授業の復習
2 暗記
3 宿題
です。

復習主義の(今のほとんどの進学塾です)塾の宿題は、授業中にやった問題の類題が宿題に出ます。
授業が終わってまだあまり時間が経っていませんから、
「あの公式で解ける問題だ」とか、
「あれは割り算で解けた問題だ」
とかの記憶が鮮明です。
そのために、なぜその式を使うと答えになるのか、なぜ割り算なのかを理解しなくても、
正解が出てしまうことになります。
入試に向かう最終段階では、「問題を読んだ瞬間に使うべき公式が分かる」状態にする
必要があるのですが、そうなるためには問題パターンの本質をとらえる必要があります。
問題パターンの本質をとらえるには、「何が分かって」、「何を出す問題か」、
そしてその過程で「どんな考え方が必要なのか」を理解して、自分なりに分類していくことです。

この本質をとらえる時間を省略して、いくら類題演習を繰り返しても学力が向上しないのです。
近頃の御相談の大多数を占めるのは、
「頑張って勉強しているのに成績が上がらない」
「復習テストは出来るのに、総合テストになると点数が取れない」なのですが、
この原因が、本質を理解する事を省略しているからなのです。

塾の授業から帰ってきてすぐに、授業の再現をしてもらいたいのです。
原則は頭の中で行う作業です。
ノートとテキストを出して、問題文を読み、ノートの書き込みを見て、先生からどんな説明を聞き、
その時にどのように感じて、どのように納得をしたか、
これを思い返す時間が大切なのです。
これが授業の復習です。

始めは、お子さんを先生役に、親御様が生徒役になって、
「先生、この問題を教えて!」(親御様)
「エッヘン、それじゃあ良く聞いておくんだよ。これはね・・・・」(お子様)
このような場面を作っていただくのは、すごく効果的です。
ユーモアにあふれていますし和やかです。
 このような数問の復習によって、理解の幹ができあがります。
その後に宿題をやって欲しいのです。
 「こんなにたくさん宿題があるな!急がないと間に合わないぞ!早く終わらせなくっちゃ!
」このような心の動きが日常化してしまうことが一番危険な事なのです。

暗記を二番目に挙げました。これは理科や社会の学習についてです。
理科や社会の宿題は、ほとんど問題を解く事です。でも、問題を解く事は、
「必要な知識を覚えたかどうかの確認」にしか過ぎません。
特に小4小5段階では問題が単純な分、なおさらです。
まだ、覚えてもいないのに、確認をしても意味がありませんね。

必ず、覚えてから確認をするように学習の順序を修正してください。
そして、覚える前に、説明部分をしっかりと読む事も忘れずに実行して欲しいのです。
重要語句だけの暗記は、知識の離れ小島を増やすだけで、本格的な問題には対応できません。
文脈の中で理解して覚えた知識がテストで使える知識になります。

細かく見ていけば、お子さん一人一人、修正すべき箇所は異なります。
でも、上記の2つに注目していただくだけでも大きな効果がありますのでお試しください。

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▼2022年11月18日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「<志望校・併願校の決め方 校風、偏差値と問題傾向から決める! 合格するための受験校の選び方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年10月28日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「小学4・5・6年生対象 めざせ合格「過去問」の正しい使い方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月30日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「飛躍的に成績を上げる!苦手克服 勉強法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月10日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【4・5年生】9月から偏差値10UPを狙うオンラインセミナー  毎年2学期に成績を上げるご家庭がやっている10個のこと」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年8月5日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験の「基本のキ!」令和4年度版 最新の中高一貫校の選び方から受験の傾向まで全部分かる!」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年7月21日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【2022年夏】確実に成績が上がる夏期講習の受け方 3つのポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年7月8日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「夏休みの学習計画!うまくいく方法  夏期講習を有効活用して力をつける!学習戦略の立て方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年6月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験を迷っている!?保護者必見セミナー 未就学・小学低学年から、親が知っておきたい「中学受験」の実像」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月27日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「自分で学習する子の育て方  中学受験、高校受験でも生きてくる「子が自走する学習法」を伝授します」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月26日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「6年夏休みに成績を大きく伸ばす6月・7月の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年4月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「家庭学習のやり方を指南  塾に通っているだけで、安心していませんか?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年4月14日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「夏休みまでに偏差値5UP 6年生GWで成績を上げる10のポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年3月18日(金)

「「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「頭のいい子が育つ! 学習環境のつくり方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年2月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナーわが子の合格に必要な学習は?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年12月17日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験・合格する家庭のつくり方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年11月19日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年10月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年9月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「苦手克服し成績を上げるコツ」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年7月16日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「7/16入試にも役立つ夏休み自由研究対策セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月26日(土)

新渡戸文化学園が主催するオンラインセミナー「中学受験へ向かうみなさまへ 中学受験って何? 大切なことは何?」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「親が知りたい中学受験のキホン」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2020年10月14日(水)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナー第2弾!過去問を活⽤する家庭学習のコツ」をにて、講師を担当させていただきました。にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年9月29日(火)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験 コロナで変わる!併願校の選び⽅/合格を導くための模試の問題⽤紙・答案⽤紙活⽤法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月12日(金)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「ウィズコロナ時代の中学受験を成功させる夏の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月6日(土)

増進堂 受験研究社が主催するオンラインセミナー「学校再開・塾再開にどう向き合うか」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2月19日(水)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年首都圏中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2 月6日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年関西中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年10 月11日(金)

淑徳与野幼稚園が主催する講演会「父母講座 我が子への根拠の無い信頼の大切さ」にて、講師を担当させていただきました。

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