■少人数相談会から見えてくるもの
月に1回〜2回のペースで、東京・大阪で少人数の相談会を行っています。
お子さんの学習に関するお悩みやお困り事などのご相談を、名門指導会の現役トッププロ講師、そして「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」で主任相談員としてご一緒している先生方がマンツーマンでお受けするものです。
今年に入ってから数回行っているのですが、この時期になると明らかに「見えてくるもの」があります。
それは「このままではいけない」とは気づいているけれど、その原因を突き止めてなんとかする余裕がない、というご家庭が多いこと。
復習も、苦手克服も弱点補強も、やらなくちゃいけないことはわかっている。
でも、それをすべて明らかにしたり解決する時間、気持ちの余裕がない。
なんだか毎週バタバタと宿題に追われているだけで、なんとなく日々が過ぎていってしまう。。。
90分間のご相談時間なのですが、ふだん手付かずだったそんな作業が、ほとんど片付いてしまいます。
で、やるべきことが見えてくるのです。
■何度も同じ間違いを・・・
たとえば、電流による発熱の問題を、複数回のテストで間違っていた子がいます。
その問題の解き方、考え方を誰かに教えてもらうのは簡単なことです。
でも、それでもまた同じような間違いをしてしまう・・・。
こういうとき、お父さん、お母さんは頭を抱えます。
「どうして何度も同じような問題で間違うんだろう・・・」
このお子さんの場合、電流と発熱ではなく、電気抵抗と電圧、電流の関係(つまりオームの法則)が腑に落ちていなかったのが原因でした。
それは、テストの大問のうち、以下のようなところを分析すればわかります。
・どこまでできていて、どこからできていないか
・間違った問題ではどのような計算をしているか
・どのようなメモ書きが余白に残されているか
原因がわかれば、それを解決することで、必ず次にテストで同じような問題がでてきたときの「出来」が違ってきます。
■2学期のうちに
確かに、受験生は忙しい。
毎週の宿題をこなすだけで手一杯で、テスト直しすらままならないk、というご家庭もあると思います。
でも、なんとなく「このままじゃダメだ」と思いながら冬を迎えてしまうのはもったいないですね。
私が主宰するプロ家庭教師「名門指導会」にも、この時期ご相談が多くなりますが、6年生はいよいよ受験シーズンということもあって、講師たちの空き枠は少なくなってきています。
しかし相談会という場を設けることで、一人でも多くの方の(それでもマンツーマンなので少人数になってしまいますが)ご相談に乗れることを毎回嬉しく感じています。
やはり対面でのご相談、しかもお子さんが実際に解いたテストを目の前にしてお話しすると、一般論ではない「具体的な解決策」を示すことができるからです。
「いつ」
「何を使って」
「どのように使って」
といったことです。
次回は10月23日(火)10時〜11時30分、渋谷にて開催です。お困り事はあるけれど、どのようにすれば解決できるかわからないという方は、一度ご参加になるといいかもしれません。
https://soudankaie-4.peatix.com
(10月17日追記)
このブログを書いたのは相談会告知前だったのですが、告知から数時間で定員に達してしまったようです。
11月以降も行いますので、ご参加希望の方は次回をお待ちいただければと思います。