月: 2010年11月 Page 3 of 9

作業記憶力を高める方法

□作業記憶力とは□

 

作業記憶力とは、パソコンで言うとメモリーの働きです。

 

パソコンの動きが遅くなったら、メモリーを増設してみると急に早くなったという経験をお持ちのの方も多いでしょう。

 

人の頭もこの点では、同じような構造で出来ていると考えられます。

 

2桁×1桁の暗算を一度意識してやってみてください。

はい、いいですか?

「87×6」

目を、パソコン画面から外してください。

問題は何でしたか。そうですね、87×6ですね。

「はちじゅうななかけるろく」と音声で思い出しましたか、それとも、数字を画像として思い出されたのでしょうか。それらの音声情報や画像情報が、数の大きさを表す数字として頭の中で翻訳されて、意味を持ちます。

 

7×6=42ですから、1の位は2です。いくつ繰り上がったのでしょう。4ですね。この4を覚えておいて、・・・・。あれっ、もとの2桁の数字は何だったのでしょう。このあたりで、記憶が途切れてしまう方も、実は多いのです。

そうですね87ですね。8×6=48ですから、繰り上がりの4を足して52。え?と、1の位はそうそう2でしたから、522です。

この単純な計算ですら、いろいろな数字を同時に覚えておかなければ行けないことがわかります。

 

□3行の壁□

「3行の壁」という言葉が、塾の先生方の中にあります。

 

「あの子には、3行の壁があるから、この算数の問題は厳しいだろう。」というように使われます。

 

3行までの問題だったら解けるのに、3行を超える文章だととたんに解けなくなることを指します。このようなお子さんが実に多いのです。

 

4行目を読んでいると、1行目を忘れていきます。5行目を読み終わったときには、1・2行目を忘れてしまっていて、どんな条件が書いてあったかを思い出せません。

 

そこで、もう一度読み始めましたが、5行目に書いてあったはずの、何を問われているのかを忘れてしまっていて、目の前の数字をどのように利用すれば良いのかに気がつきません。

 

このような症状です。

 

小4生あたりでは半分以上のお子さん、小5生でも半分近く、小6生でも30パーセント以上のお子さんがそうでしょう。

 

この3行の壁は、作業記憶力の問題だけではなくて、文章を読み飛ばしてしまうという、読み方の習慣も原因ですが、作業記憶力が高まれば、解消できてしまうことが多いのです。

 

 

□作業記憶を高める簡単な方法□

いろいろな人から話をお聞きした中で、私が「なるほど」と思った方法です。

 

また、実際に子供にやらせて効果が現れたものです。

 

・車のナンバプレートを足し算させる。

 お父さんが運転している車の後部座席にお子さんが座っています。その横を、スポーツカーがすごいスピードで追い越していきました。ナンバープレートは、「品川3 54・2・・」

 

見えていた時間はほんの1?2秒です。

 

その間に計算は終わりません。

 

目の奥に残った(頭に残された)残像を頼りに計算を続けます。

 

・複数個以上のお手伝いを、同時に頼む。

 「カーテンを開けてから、新聞を取ってきてね、それから、ねねちゃんにドッグフードをやって、水も替えておいてあげてね。」これで、4つの作業を同時に
頼んだことになります。一つ一つのお手伝いが、面倒なものでは、いやだな?という感情が邪魔をしてしまいますから、簡単にできそうなものをお願いします。

 

買い物のバージョンもあります。

 

「スーパーに行ってきて欲しいんだけど。生姜1袋と、ピーマン一袋、あとお砂糖が無くなってしまっているからそれもお願いね。それと、卵、Mサイズがいいわね。行ってくれたら、ご褒美に100円以内のおやつを買ってもいいわよ。」

 

生姜とおやつだけを買ってくるお子さんも多いのですよ。

 

メモをさせずに頼み事をすることがポイントです。

 

・勉強中に問題内容を聞く。

 「太郎君は、2000円持って買い物に行きました。30円の鉛筆5本と、120円のノートを4冊買っておつりを・・・・」

このあたりで、問題を手でパッと隠します。

「太郎君が買ったものは?」

と聞いてみます。このときのお母さんの顔は、笑っていてくださいね。ちょっといたずら心でやってみたのよ、という雰囲気が大切です。

 

・計算式を写す時に問題を見て良い回数を決める。

短い式ならば1回、長めの式ならば2?3回ぐらいが適切です。

この、作業記憶力は、低学年から発達し始めますし、小学校高学年でも発達し続けるもののようです。

 

 

うちの子は、すぐに忘れてしまうから仕方がないとあきらめずに、いろいろな練習を楽しく続けてください。

 

作業記憶力の大切さ

受験勉強を進めていくうえで、頭の良い子が有利だという事は否めません。

 

学習意欲が同じ程度にあり、同じ程度の学習量をこなしているお子さん同士で比較した場合、頭の良い子がどうしても圧倒的に有利です。

 

 

では、頭の良さとは何でしょう。私は脳科学の専門家ではありませんから、現在の脳科学がどれほど進み、その成果として◯◯と言える、という文脈でお話する訳にはいきません。

 

あくまでも、実際に現場でお子さんを教え続けている中で感じ取ってきた事をお話する事になります。

 

私自身が感じている頭の良さの要素は3つです。

 1 複数個以上の情報を一時的に記憶して、処理をする場合の、処理できる情報の

  個数の多さ。

 2 情報を処理する場合の正確さ。

 3 情報を処理する場合のスピード。

3のスピードは、後天的な訓練で改善させて行くことが、案外たやすく出来る事ということを何度も経験しました。

 

ところが、複数以上の要素を一時的に記憶して、それらを目的に応じて処理していく能力は、高めて行くことが出来るものの、長期の訓練が必要なのです。

 

それは、多分、大脳の機能的な発達に密接に関係しているからだと思っています。

 

数字を短時間だけ頭に留めておく訓練として、「2桁かける1桁の暗算」をお勧めしています。

 

これは、親御さんが2桁と1桁の数を言うだけです。

 

紙に書いたり筆算しない約束でやらせてください。

 

小5あたりですと、3ヶ月から6ヶ月もかけてやっと効果が表れます。

 

例えば、四足混合計算の長い式をノートに書き取る際、これまでは1つか2つの数字を見てノートに書き写すことを繰り返していたお子さんが、一つのまとまりを見てノートに書き写すことが出来る様になります。

 

この様な事が出来始めたお子さんは、問題用紙の中で出た答えを回答用紙に書き写す際のミスが激減します。

 

また、計算のスピードもアップします。これは数字という要素を頭に置くれんしゅうです。それ以外に言葉を頭に置く能力も大切です。

 

人が、数字や言語を頭に置くときに、画像を頭に置く人、音声を頭におく人、そして両方を使う人がいるように思うのですが、どうでしょう。

これは、どちらが優れているという問題ではなく、その人にとって得意な優れている能力を使っている結果にしかすぎません。

 

視覚関係の能力が高い場合、視覚から入った情報を処理する能力だけではなく、音声情報を画像イメージに置き換えて、それを一時的に記憶する事が習慣化している事もあるようです。

 

一方、聴覚関係の能力が優れている場合、数字の9を、「キュウ」と音声に置き換えて記憶することもあります。

 

視覚イメージでも音生イメージでもどちらでも良いのですが、それらの情報の複数個以上を短時間頭に留めておいて、目的に応じて使っていく能力は、受験勉強を始める年齢のずっとずっと前から発達し始めるようです。

 

 

DNAも関係するでしょうが、ご家庭での言葉掛けや生活体験が大きな要素だと感じています。その具体例を次回書いていきます。

夏は、ジタバタ学習から抜け出すチャンス

前回は、小4・5年生の一般的な夏休みの使い方を書きました。

今回は、普段ジタバタと時間にせかされた学習をしているお子さんをお持ちの親御様に向けて書いてみたいと思います。

 ・頑張って勉強をしているのに成績が上がらない。

 ・ミスが多い。(ちゃんと読んでいないんじゃないかと思えるほどにミスが多い)

 ・普段のノートの字が乱雑になってきた。

このような状態を、「ジタバタ学習」と名付けています。

こういう時のお子さんの気持ちは、次のような思いで一杯になっています。

「もう間に合わないから、とりあえず覚えちゃおう。」

「これを早く終わらせて、次にこれをやらなくっちゃ!」

「正解を出すことよりは、早く終わらせなくっちゃ!」

そして、勉強の方法は、極端に暗記に偏っていきます。

算数の問題ですら、1問1問覚えようとしてしまっているわけです。

この問題は、以前やったあの問題と
考え方が似ているぞとか、あの考え方が使えるぞと言うような、解き方の関連づけに全く気持ちが向かわない状態になっています。

「うちの子は、テキストの復習はちゃんと出来るのに、少し文章が変わったりするだけで解けなくなってしなうのですが・・・?」というご相談が多いのですが、この状態こそ、「1問1問暗記してしまっている学習」です。

 
□半年先に危険が迫っています□

この状態で、新学年の2月を迎えたらどうなるでしょう。

学習内容が、一段難しくなり、問題が複雑になってきます。これまでに習った内容がわかっていることを前提にしながら、別の要素が絡まってきます。そうなる
と、これまでの、「片っ端から覚えていく学習」では太刀打ちできなくなります。時間的にも、子供の記憶力の面でも限界を超えてしまうのです。

 小4・5年生にとって、夏休みは、この「じたばた学習」から抜け出すことが出来る最大のチャンスです。

時間の使い方としては、

1 早起きの習慣をつけさせる。

2 塾の授業の復習の時間をたっぷりと取る。

3 お子さんが先生役、お母さんやお父さんが生徒役になって、算数を説明してもらう時間を確保する。

また、お子様への言葉かけで大切なことがあります。

お子様自身が、自然に自分の頭の中の言葉で考えていけるような言葉掛けです。

そして、前にもお話しした「非言語コミュニケーション」も最大限にご利用ください。

そして、出来れば一日に30分程度はお子さんの勉強につきあってあげてください。

「夏休みは、学校には行かなくていいんだから、焦って宿題をこなさなくっていいんだよ。(ニコッ)」と言ってあげてから、

「問題文を最初から最後まで読み切ってから、考え始めるというルールにしようね。」

「式をちゃんと書いてから計算を始めると、難しい算数の問題も解けるようになるわよ。(ニコッ)」

「線分図や面積図をじっくりと丁寧に書いていいのよ。時間はたっぷりあるんだから。」

算数の問題を解き始めたら、

「その式で何が出たの?」

「A君の速さ。」

「そうね。偉いわね。単位は?」

「km毎時。」

「次に何が出せそう?」

「池の周りの長さ。」

「次のこともちゃんとわかっているのね。最後まで自分で出来ちゃいそうね、がんばって。」

このように、お子さんが考えていることを自己確認できるような質問を投げかけてあげてください。

くれぐれも、

「こうすればA君の速さが出るでしょ。その後池の周りの長さをそうやって出して、それからB君の速さをこうやって出せばいいんでしょ。」

というような説明は控えてください。あくまでも、お子さん自信が気付くのをサポートする姿勢です。

そして、一日の締めくくりは、

「○○ちゃんの算数教室」です。

その日に、お子さんが勉強した問題の中でちょっと難しいと感じた問題を2?3問を自分で選んで、親御様を生徒役にして、授業をやってもらうのです。授業という形式に照れてしまうお子さんの場合は、

「この問題の解き方をお母さんに教えてくれる。」(説明しなさい!という命令口調は禁物です。)と言ってみてください。

そして、お子さんが説明しているときには、大げさに相づちをうったり、うなずいたりしてあげてください。

 ここでも、注意が必要です。

お子さんのたどたどしい説明に、思わず、

「そうじゃないでしょ!これが○○になって□□だから・・・。」

とならないように、ぐっと我慢です。

 お子さんが、自分の頭の中の言葉で考えるようになる練習だと言い聞かせながら、ニコニコと聞いてあげてください。

夏期講習の使い方2 小4・小5編

小6生がハードな夏を過ごすのに比べて、小4・5年生は緩やかです。授業時間も4時間程度です。小学校に通って、その後塾に行っていた1学期中に比べて時
間が充分に取れますね。でも、サピックスと日能研・四谷・早稲アカでは使い方が大きく違いますから注意が必要です。

□日能研・四谷大塚・早稲アカの生徒□

夏期講習カリキュラムのほとんどが、一学期の復習です。そのカリキュラムに従って勉強をしていくと、大まかな弱点補強が出来ます。

 そこで、提案です。

・ この夏休みに、得意単元を作ってしまいましょう。

というのはいかがでしょう。

 「この単元が出たら、テストでは必ず得点が取れる」というお子さんの自信は、今後の学習への大きな励みになりますし、テスト時のミスを防ぐための心の持ちようにも良い影響があります。

1 まずプラン作りです。

 一学期のカリテや月例で、点数が取れていない単元をピックアップします。たくさんの単元で悪い点を取ってしまっているお子さんでも、3?4単元にとどめておきましょう。

 その単元を、日能研テキストや予習シリーズを使って、完全に解き直すのです。その際に、注意いただきたい事があります。それは、難問は省く事です。×をつけて、これはやってはいけない問題ということにしてください。

 やることが決まったら、それを日程表に書き込んでいきます。チェック欄もあればいいですね。くれぐれも、無理をさせないようにしてください。三日坊主を防ぐためです。

2 実行させるときに。

 復習用の新しいノートを用意してください。式や図をノートに書くのは当然ですが、計算もそのノートに書くように指導してください。

「見直しが出来るくらいの丁寧な字で書く」がポイントです。見直しが出来る数字で式や計算が書いてあれば、見直す必要が無いぐらいに、計算間違いは減っています。

□サピックスの生徒□

 夏の間も、どんどんとカリキュラムが進みます。復習や弱点補強に大きな時間は割けません。

 サピックス生の夏の目標は下記の2つのうち1つだけにしてください。

1 夏に習う内容を完全に理解する。

 時間に余裕があるために、復習のやり方に一工夫が出来ます。

その日習ったことの復習だけではなくて、3日前に習った内容の復習も同時にやるのです。

お裁縫で言うと、「半返し縫い」のイメージです。ある日に習ったことは、その日に解き直すだけではなくて、3日後にも解き直すのです。

特に、デイリーチェック
は良いのにマンスリーが悪い、マンスリーは良いのに組み分けが悪い、というお子さんに有効です。

 普段、サピックス生は、デイリーサポートのテキストに直接書き込む事が多いのですが、問題は、裏表の2つしか印刷されていませんから、2回目の復習が出来ません。

この時期は、ノートにやらせるようにしてください。

2 一学期に習った内容の中で、特に苦手な項目を復習する。

夏期の内容の復習は、いつも通り行ってください。

それ以外に、苦手になってしまった単元に十分な時間を割いて勉強するわけです。

一学期のマンスリーで、点数が取れていない単元をピックアップします。

たくさんの単元で悪い点を取ってしまっているお子さんでも、3?4単元にとどめておきましょう。

 その単元を、デイリーサポートを使って、解き直していきましょう。

表、裏ともに書き込みがある場合には、問題のコピーを取って切り貼りしたノートを作る事をお勧めします。

夏期講習の上手な使い方。(小6編)

□受験の天王山□

あと2週間もすると、夏期講習が始まります。「夏は受験の天王山」という言葉は、本当です。

 各塾共に、5月の保護者会や説明会では、夏期講習の大切さを力説されていたのではないでしょうか。営業的な側面もあるのですが、学力面において、確かに大きな影響があります。現場の先生方の話に熱が入るのも当然です。

 そして、各塾共に、6年生の夏期講習のテキストには力が入っています。これまでに入試に必要な全単元を一通り終えていますが、今の段階では、99%のお
子さんが入試問題に太刀打ちできません。夏の総復習を通して、「解き方や知識を整理整頓し直す」ことで、やっと応用レベルの問題を解くことが出来るように
なるものなのです。日能研の夏期講習テキストは4教科合本になっていますから、その厚みは、まさに電話帳です。他の塾では、各教科別冊になっていますが、
4教科を積み重ねると、やはり電話帳以上の厚さになります。

 これを、全部やるのかと思うと、夏期講習が始まる前から、ウンザリと思うお子さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

 じつは、この、全部やらなければ行けないと思うことが、意外な落とし穴になります。

□必要なことを、必要なレベルで、必要な分だけ勉強する□

 1日に、6時間以上塾で勉強してきて、翌日までに仕上げるべき宿題が2?3時間分以上出されます。それを毎日繰り返すわけですから、大変です。それ以外
に、弱点対策も必要です。理科や社会の暗記が不十分である場合は、この夏休みから始めていかないと間に合わない危険性もあります。あれもこれもやらなけれ
ば、と思いがちです。お子さんも親御さんもそのように思われるはずです。

 でも、全部やろうとすると必ず破綻します。やろうとすることが、全部いい加減になってしまいます。

 

 効果的な学習を進めるには。

1 優先順をつける。

 (教科の優先順位、教科内での優先順位共に大切です。)

2 すでに、軽く出来るようになっている問題は、勇気を持って飛ばす。

 (「基礎が大切」だからと、計算や1行問題の基礎だけを多量に宿題にする塾もあります。でも、近頃の入試問題は、算数ですら文章が長くなっています。)

3 難しすぎる問題は、やらない。

 (サピックスの上位クラスでは、これまでと比べて格段に難しい問題を多量に扱います。実際の入試問題よりも難しいものもたくさんあります。お子さんが自信を無くしか得ていると思われた場合は、塾の先生と相談の上、大幅に削減する必要があります。)

4 もう少しで解けるようになりそうな問題に時間をかける。

(この判断が一番難しく、しかも大切です。家庭教師や個別指導を併用なさっている場合は、その先生に依頼されるのも一法です。)

この4つが大切です。

 

□体調管理は最優先□

 夏休みに夏風邪を引いてしまう子が多いのです。その風邪をきっかけにして勉強のペースを崩してしまうお子さんをたくさん見てきました。

 当然、睡眠不足は禁物です。また、教室のエアコンは、大声を張り上げて授業をしている先生方にとって、快適であるように調整されていることが多く、ずっと座りっぱなしの子供たちにとっては寒すぎることがあります。冷えすぎない工夫もしてあげてください。

私立中3年生の今が大切!

中高生の、一学期の期末テストを前にして、期末テスト対策の授業の申し込みやご相談が増えています。特に、中3生からです。

 中3と言っても、学習内容は高校1年生です。数学では数?と数A。本格的な高校数学が始まっています。数学のご相談が特に多いのは、2次関数の最大や最小がテスト範囲にないっている学校です。

 お子さん本人に聞いてみると、2次関数の頂点の移動は丸暗記で何とかなったが、最大や最小になると、場合分けで何ともならないというのです。やはりという思いです。

 数学の専門家のT先生とよく話すのですが、数学は、「公式を素早く自分で導き出せること」が最大のテーマ。「1つ1つの公式を丸暗記するなんて愚の骨頂!」という点で全く同感です。2次関数の頂点の座標の丸暗記も同じです。

 これまでの学習方法を、今こそがらりと変えなければなりません。大学受験に向けては、「理系大学に行けるかどうか」また「センター試験に数学がある大学に行けるかどうか」の分水嶺です。

ご相談をお聞きする中で、不思議に必ずといって良いほど聞かれるのが、「どこの塾や予備校に行かせれば良いのか」です。ところが、通っている中学や高校にぴったりとあった塾や予備校は存在しないのです。

 

 ここで、冷静に振り返っていただきたいのは、なぜその私立の6年一貫校を選んだのかという理由です。「大学受験に向けて、有利な学習カリキュラムだか
ら」という理由もありましたね。大学受験は、高校内の成績が合否に直結します。進学校ならばなおさらです。まず、「大学受験に有利な学習カリキュラム」に
基づく、学校の定期テストの成績を上げることを考えて欲しいのです。塾に行っても、予備校に行っても学校の成績は上がりません。

 中学校事に、学習カリキュラムが異なります。そして、授業スタイルはそれこそ千差万別です。数学的に深く掘り下げる学校がある一方、公式を覚えさせて、
宿題として大量演習を課す学校もあります。学校の指導のメリットを生かし、ディメリットを補完するプランニングが必要です。

 

 それには、信頼できる第3者、つまり、スキルが高い個別指導や家庭教師の出番ということになります。ところが、「自分が難しい問題を鮮やかに解くことが
出来る」事と「生徒の成績を上げることが出来ること」とは、スキルの質が異なります。「お子さんのこれまでの学習法の弱点を瞬時に見抜く目を持った講師」
が必要です。身の回りにそのような先生の心当たりが無い場合は、次の方法を試してください。

 教科書や参考書の解説を隅から隅まで解読する。

高校の教科書は、大学受験問題のレベルと大きくかけ離れているわけではありません。これが、中学受験や高校受験と異なる点です。そして、公式の導き出し方
が丁寧に書かれています。これを、じっくりと読んで、「おっ!なるほどそうだったのか!」と驚いて欲しいのです。参考書の例題の解説や、問題の解答解説も
大いに利用してください。答えが合っていた、間違っていただけの利用では効果が半減します。

 

 たとえば、そろそろ2項定理に入るところもあると思うのですが、2項定理を利用すると、2のn乗がコンビネーションの和で表すことが出来ます。この部分
を教科書で読んで、「へ?、すげ?」と、ちょっと感動してくれればしめたものです。その後、読んで感動したときの記憶を頼りに、自分で公式を導き出す練習
をすれば、その公式を利用した発展問題もあまり苦労せずに解けるようになります。 

 

 お子様に、ちょっと試してみるように、親御様からおっしゃっていただきたいと願っています。

サピックス・日能研の小5 割合の学習が開始

サピックスと日能研で割合の学習が始まりました。どちらも、「割合の3用法」を使えるように考えられたテキスト構成です。

1 (割合)=(比べられる量)÷(元になる量)

2 (比べられる量)=(元になる量)×((割合)

3 (元になる量)=(比べられる量)÷(割合)

という、おなじみのものです。

 

ある、サピックスの小5生の、デイリーサポートには、数ページにわたって大きなバッテンがついていました。このバッテンはどんな意味?と聞いたところ、

「サピックスの先生は、これをそのままやっていると割合がわからなくなるから、やるなと言ったから。」

という返答でした。

初めのバッテンは、第1用法の「(割合)=(比べられる量)÷(元になる量)」だけを使う10問です。次のバッテンは、第2用法だけを使う10問、その次のバッテンは第3用法だけを使う10問です。

 

 思わず、

「おっ!その先生は割合の教え方をよく知っているね。良い先生に教えてもらっていて良かったね。」

と言ってしまいました。

 

割合は、今後、「売買損益」「濃さ」と続き、その後「比」に発展していきます。割合と比を合わせると、入試問題における出題配点の40?60%を占めま
す。割合は、入試算数の肝なのです。その割合の学習の初めに、子供の納得を伴わない公式の利用だけに陥るのを避けるための指示だと、私は理解しました。

 

割合の理解には、2つの納得が必要です。

 

第1番目は、「何が何の何倍か?」という納得です。

 たとえば、「□gの25%は200gです。」という問題は、「200gは□gの0.25倍」と理解する事です。そして、頭の中に、「200=□×0.25」という式が頭の中に同時にできることが大切です。

 

第2番目は、線分図上での大きさの判断です。

 これまでは、何倍かするとほとんどの場合大きくなっていました。でも、これからは、1より小さい数字をかけることになりますから、「掛けたら小さくなっ
ちゃった」というのは、子供にとっては不思議なことなのです。ですから、線分図に表して、その数字に比べて、これから求めようとする数字がどのくらいなの
かを予測させる事が大切です。

 

今週来週は、お子さんが割合で困っていたら、「何が何の何倍なの?」と聞いてあげてください。

サピックスのお子さんがスランプになりやすい時期

3月に、「ご相談シリーズ」として、”勉強しているのに成績が上がらない”を数回に分けて書かせていただきました。

それを読んでいただいた方からの相談が、近頃急に増えいます。

 特に社会科脳の話は、「まるでうちの子を観察して書いてあるみたい」というお声をたくさんいただいています。

 

そして、「うちの子はこの暗記だけの勉強になっている事がよくわかりました。でどうすれば良いのでしょう?」というご相談もたくさんいただいています。

 この「どうすれば」は、これまでに何度か書かせていただいているのですが、それを大幅に加筆訂正させていただいたものを数週間後には読んでいただけるようにしたいと考えています。

 

 今回は、サピックス生が暗記だけ勉強に陥りやすい時期について書いていきます。

 

その時期はいつでしょうか?

実は、いつもです。

 

サピックス生は、いつも「暗記だけ学習」に陥る危険性をはらんでいるのです。(他塾は大丈夫だという意味では決してありません)

 

算数の授業用のテキストは、表と裏に全く同じ問題が印刷されていますね。授業中には表を使って解きます。そして宿題のメインは、授業中に説明を受けた問題を、裏を使って解くことです。

この方法は、頭をしっかりと使って、授業を思い出すようにして解き直すことが出来れば、他塾以上に大きな効果があります。サピックスの算数テキストは、見
事に解き方のパターン事に細かく分類され、難易度順に整然と並べられています。もれている解法のパターンがほとんど無い言っても良いぐらいです。

 

 でも、解き方の順序だけをとりあえず覚えて帰ってきて、それを当てはめて解く勉強を始めてしまうようになると、「暗記だけ学習」が始まります。それがスランプの大きな原因です。

 「危険性はいつもある。」と言いましたが、特にそうなりやすい時期があります。

1 運動会シーズンで疲れやすい時期。

2 学年替わりで、内容が急に難しくなる時期。

3 クラスが上がって授業が難しく速くなるとき。

この3つが要注意です。

 

 どの時期も、「授業内容をしっかりと理解する事が出来ない」事が共通しています。

体が疲れて眠いときには頭が働かずに、理解力が働きません。急に難しくなると、当然わからない問題が増えます。

 このわからない問題を、子供なりに何とかしようとして、「とりあえず、解き方を覚えておこう」となってしまうからです。

 

 お子さんが、塾から帰ってきたときに、「今日の授業はよくわかった?」と、お聞きになっていると思いますが、そのときのお子さんの「ウン」という語調や
表情に注意をお願いします。そして、時には”C”または”☆☆”の問題から数問を選んで、お子さんに解き方を説明してもらってください。これは、スランプ
を見逃さない方法として、非常に有効です。

 また、「この問題は数週間前に出来ていたはずなのに、もう忘れてしまったの!」と親御さんが思われる回数が増えたときも要注意です。

 一度「暗記だけ勉強」になってしまうと、正しい勉強方法に戻すのに数週間から数ヶ月はかかってしまいます。特に、暗記することに「快適感」を持ってし
まっている場合は長期戦になります。 しかも、暗記する能力が高いお子さんほど、その発見が遅れがちになることもお知らせしておきます。

日能研の小5 算数のがんばりどころです。

梅雨前の、つかの間の気持ちの良い季節ですね。

 

この時期になるとどうしても日能研の小5の事が気になります。

何についてかと言いますと、算数です。

 

 確か先週は図形の移動でした。今週からは平均の面積図、消去算、割合と続いていきます。お子様の勉強の様子に変化はありませんか。

 春休みを挟んで、分数の計算ばかりをやってきた日能研の小5生は、4月に文章題を、5月に平面図形を学習しました。ここまでは、本科テキストで、授業を思い出してから栄冠テキストで基礎を復習するという順序で丈夫でした。

 練習量が足りていれば、心配のない単元だったのです。

 ところが、図形に入ってからどうもそうはいかないぞ、というお子さんが増えるのです。

 

・先週の「図形の移動」について。

扱われている項目は、1 図形の周りを回転する円の問題。(なめらかに移動する円と、角でコツンと当たる円の2種類)、2 三角形や長方形が滑らずに転が
る問題。3 三角形が1点を中心に回転した場合の、辺が動いたあとの面積の問題。4 扇形が滑らずに転がる問題。(本科テキストに1問だけ入っています)
と盛りだくさんでした。そして、Mクラス以上ではその4パターンすべての説明があり、そうでないクラスの場合は1と2は説明がありましたが、3は基本形だ
け、4は説明すらありません。

 Mクラス以外のお子さんが、授業の復習を徹底的にやったとします。でも、「共通問題」の後半には、習ったことが無い問題が並ぶことになります。

 また、円が別の図形の縁を転がる問題のうち、角でコツンと当たるように動く問題では、円が動けない角をきちんと図に書く必要があります。(正確に円を描
いていくという作業がきっちりできるお子さんは全体の20%ぐらいのような気がします。)うちの子、上手に図形が描けないと思っていらっしゃるなら、ここ
は時間をかけて練習させてください。

 

・今週の平均(面積図の利用)の単元について。

 栄冠テキストに入っている問題の7割は、「(全体の合計)÷(個数)」で平均を出すことができます。でも、この単元は、面積図を使いこなす練習の場ですし、「仮の平均」の意味を理解することも大切なポイントです。

 このように、本当のポイントがわかりづらくなる単元が始まっているのです。

 次のカリキュラムテストで、「基本問題は、ほとんど正解しているのに、共通問題は半分以下。」だと心配です。

 

 また、Mクラス生の場合、「共通問題の後半が解けていない」も注意が必要な状態だと知っておいてください。

「なぜこんなに勉強しなくっちゃいけないの?」お子さんの心を読み取ってあげてください。

私の主催する名門指導会では、定期的に勉強会を行っています。

その会では、私からの話の一方通行にならないように、講師の方々に発言してもらって、一緒に考えていこうとしています。

普段から、各生徒や親御様に真剣に対峙してくれているからだと思いますが、毎回”ハッ”とするような話題が出ます。

今回は、「サピックスや、日能研、そして早稲田アカデミー、四谷大塚も宿題が多い。生徒たちの多くは、終わらせる事に一生懸命で、理解しようという気持ちの余裕を失っている場合が多いね。」などと話始めました。

 そして、今回の勉強会の後、ある講師から報告のメールで、次のような質問が出ました。

■ある講師の方からのメール■

(一部抜粋)

家庭教師は、塾や高校の教師とは違い、1対1で生徒に対峙して学習をしますので、生徒の性格や反応をきめ細かく汲み取って学習を進めなければなりません。

   「勉強が面白くない」

   「なぜ、お稽古事をやめてまで勉強しなければならないのか」

   「こんな沢山難しい勉強をして、将来意味があるのか」

などの疑問を今まで何度も、生徒からもち掛けられました。

そのつど自分で必死に対応してきました。

次回の勉強会では、悩みや疑問を持ちながら勉強を続ける生徒を、どのように

精神面で支えていけば良いのか、その点をお話伺えればと思います。

 

これは、私も何度も直面した事です。

「なぜ勉強しなければいけないの?」と聞かれたときに、子供の表情が深刻でないときには、勉強の意味を話して、今勉強をしているとこれから楽しいことが
いっぱい起きそうね、と話を締めくくればいいのです。でも、お子さんの表情が暗かったり、深刻そうだったり、場合によっては不安定になっていたりするとき
にはこうはいきません。

 そういうときには、私はこのように考えることにしています。

・今、この子はなぜこのような質問をするような気持ちになったんだろう。

・今、この子は心がつらいはずだ。心をつらくしているのは何だろう。

このような思いを頭の中で反芻しながら、

「なぜ、そう思うようになったの?」

「いつ頃から、そう思い始めたの?」

というような質問からはじめることにしています。

子供自身が感じている、「○○を□□やらなければ」という義務感と、実際にやれている学習の質量とのギャップが、大きなストレスとなっているはずなのです。

 このような場合に、

「今はね、受験勉強を通して勉強のやり方を勉強しているんだよ。」と正論を話してもほとんど効果がありません。義務感だけが高まり、実際とのギャップがより広がってしまいまうこともあります。

上記の質問をきっかけにして、

「小5の初め頃なんだ。その頃にどんなことがあったの?算数ではどんなふうに感じた?」

とか、

「塾の先生が、苦しいことに耐えて耐えて耐えて頑張れと言うんだね。でも、そんなことはとてもできないと感じているんだね。」

 と、質問したり、事実に同意したりを重ねていきます。

 

 教える側の忍耐力と、「質問力」が問われる事だと考えていますがどうでしょう。

お父様、お母様へ

 もし、お子様が、上記のような質問を苦しげな表情でされたときは、

今、うちの子は心がつらいんだ。

今はこのつらさに耐えさせるほうが良いのか、それともつらさを軽くしてあげるほうが良いのかを考えてあげてください。

そして、優しく注意深く見守ってあげてください。

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▼2022年11月18日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「<志望校・併願校の決め方 校風、偏差値と問題傾向から決める! 合格するための受験校の選び方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年10月28日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「小学4・5・6年生対象 めざせ合格「過去問」の正しい使い方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月30日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「飛躍的に成績を上げる!苦手克服 勉強法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月10日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【4・5年生】9月から偏差値10UPを狙うオンラインセミナー  毎年2学期に成績を上げるご家庭がやっている10個のこと」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年8月5日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験の「基本のキ!」令和4年度版 最新の中高一貫校の選び方から受験の傾向まで全部分かる!」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年7月21日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【2022年夏】確実に成績が上がる夏期講習の受け方 3つのポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年7月8日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「夏休みの学習計画!うまくいく方法  夏期講習を有効活用して力をつける!学習戦略の立て方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年6月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験を迷っている!?保護者必見セミナー 未就学・小学低学年から、親が知っておきたい「中学受験」の実像」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月27日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「自分で学習する子の育て方  中学受験、高校受験でも生きてくる「子が自走する学習法」を伝授します」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月26日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「6年夏休みに成績を大きく伸ばす6月・7月の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年4月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「家庭学習のやり方を指南  塾に通っているだけで、安心していませんか?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年4月14日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「夏休みまでに偏差値5UP 6年生GWで成績を上げる10のポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年3月18日(金)

「「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「頭のいい子が育つ! 学習環境のつくり方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年2月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナーわが子の合格に必要な学習は?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年12月17日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験・合格する家庭のつくり方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年11月19日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年10月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年9月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「苦手克服し成績を上げるコツ」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年7月16日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「7/16入試にも役立つ夏休み自由研究対策セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月26日(土)

新渡戸文化学園が主催するオンラインセミナー「中学受験へ向かうみなさまへ 中学受験って何? 大切なことは何?」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「親が知りたい中学受験のキホン」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2020年10月14日(水)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナー第2弾!過去問を活⽤する家庭学習のコツ」をにて、講師を担当させていただきました。にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年9月29日(火)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験 コロナで変わる!併願校の選び⽅/合格を導くための模試の問題⽤紙・答案⽤紙活⽤法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月12日(金)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「ウィズコロナ時代の中学受験を成功させる夏の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月6日(土)

増進堂 受験研究社が主催するオンラインセミナー「学校再開・塾再開にどう向き合うか」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2月19日(水)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年首都圏中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2 月6日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年関西中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年10 月11日(金)

淑徳与野幼稚園が主催する講演会「父母講座 我が子への根拠の無い信頼の大切さ」にて、講師を担当させていただきました。

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