■5年生は大切な単元を習う時期
9月に入りました。
6年生は後期の日曜特訓が始まり、本格的な入試対策の時期に入っていきます。
そして5年生は、各塾で算数の重要な単元を習う時期です。
サピックスの5年生は、9月に速さに関連した文章題を学習します。
旅人算、通過算、流水算、時計算などです。
いずれも図をかいて解くことが大切ですが「なぜその図をかいて解くのか」を常に意識することが大切です。
■速さの問題といえば・・・
速さの問題を解くときの図といえば、線分図やグラフ(ダイヤグラム)が代表的ですが、この2つの図にはそれぞれ特性があります。
ふつうの旅人算、通過算や流水算などは、線分図で処理することが多くなります。
線で表すことで、2つの点の位置関係などがわかりやすく表せるからです。
しかし「時間」という要素がポイントになる問題では、グラフのほうが適していることが多いのです。
グラフは、時間を横軸、距離を縦軸としてかかれることが多く、時間を目に見える形で表せるからです。
一方で「時間」が大切な要素となる問題の中でも「Aくんがスタート地点から●●mのところにいるときにBくんは・・・」といったタイプの問題では、位置関係を線分図で確かめたほうがわかりやすかったりもします。
一律に「速さの問題はこの解き方で」というようなものはなく、問題のタイプによって図や解法を選ぶという力が求められ始めるのが、5年生の秋の時期です。
問題をたくさん解くことも大切なのですが、1問1問「どうしてこの解き方で解いているのか」を考えることが何より重要です。
お子さんに「どうしてその解き方で解いているの?」と聞いて「先生がこうやって解くって教えてくれたから」というような返事が返ってきたら要注意です。
■夏が「バタバタ」だったなら
夏休み、夏期講習に参加したお子さんは、とても忙しい毎日を過ごしたと思います。
毎日追われるように宿題をしていた印象があるなら、9月に勉強のしかたを変えましょう。
重要単元を習う9月以降、「こなす勉強」に陥っては、大切な時期にスランプを迎えることになります。
そんなこともあり「勉強のしかたを成績が上がるスタイルに変える」セミナーを新宿で開催することとなりました。
大切な学年の後半、次の学年にうまくつながる「成績の上がる学習のしかた」を学年別にお伝えします。
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