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算数 暗記と納得のさじ加減

先日、学習DVDの撮影をしてきました。
お母さん向けの動画も撮ったのですが、その中で、思い切って
「割合の3用法やテントウムシで割合を教える事はよくない。」
と話しました。
こんな思い切ったことを言ってしまって良いのだろうかと逡巡しながらも、力強く断言してしまいました。

どの塾でも、ほとんどの受験参考書でも割合の学習の始めには、
・比較量=基準量×割合
・割合=比較量÷基準量
・基準量=比較量÷割合
この3つの式が出てきます。
これが割合の3用法は、大人にとっては当然と感じるはずの式です。
ところが、子供にとってはそうではありません。

割合を習う前までのかけ算と割り算は、ほとんど1より大きな数を掛ける、1より大きな数で割るものです。
掛けると大きくなり割ると小さくなるという経験ばかりをしてきたことになります。
ところが、割合の場合、掛けると小さくなり割ると大きくなります。
これまでの身体感覚と異なっているわけですから、ほとんどの子供にとってスムーズには
納得出来ないのは当然のことなのです。

公式は、数字を当てはめるとオートマチックに答えが出せる魔法のツールですが、
それだけしか知らなければ、ほんの少し問題が変われば解けなくなってしまいます。

割合の学習で言えば、1より小さい数を掛ける、1より小さい数で割る計算を充分に練習すること。
その後、「○○が□□の△△倍」と言い換えてみる練習が効果的なのです。
充分にその子の身体感覚(大きくなりそうだ・小さくなりそうだという感覚)が育った後で、
スピードアップのために公式を利用していくべきだと思うのです。
このようなやり方が、「公式と納得」の理想的なさじ加減だと思っています。

たぶん、大人の脳であれば、公式を利用して何度も何度も繰り返していれば、
その知識が他の知識に結びついたり、他の事象に気付いたりする事が期待できます。
それも運に左右されることですが、子供の場合はそんなラッキーな事は滅多に起こってくれません。
今よりもほんの少しだけ「納得」を大切にした学習をしていただきたいと感じています。

数日前に、国際数学・理科教育動向調査の結果が新聞に掲載されていました。
前回に比べて大きく上昇していたのは嬉しいことです。
ところが、「学習が好き」という統計においては、小4では、73%もあった「算数が好きだ」の割合が、
中2になると「数学が好きだ」の39%に下がってしまっていることが気になります。

 「分かった!」という身体感覚を大切にした学習が、この問題解決のポイントになりそうな気がしています。

中学受験時の苦手が、大学受験の足を引っ張る

私が主催する名門指導会は、HPでは中学受験専門とうたっています。
ところが内情は実はそうではないのです。
中学受験から引き続いてという生徒もいますし、新規に中学生や高校生の指導をすることもあります。
今では全体の30%以上が中学生や高校生となっています。

中学生や高校生の理系教科の指導をしていて切実に感じるのは、
「比や割合の感覚」・「比や割合の処理」と「速さの感覚」・「速さの処理」の大切さです。

モル濃度から始まって中和滴定にいたる一連の化学カリキュラムは、比と割合そのものです。
 これとこれが比例していると理解出来れば、公式を無闇に覚える必要なく解く事が出来ますし、
公式を自分で素早く作ることも出来ます。
元々、覚えなければいけない項目が多い化学において、計算公式を機械的に
覚えていかなければいけないとしたら、その教科をセンター試験に利用出来るレベルに
持ち上げるのはほぼ不可能です。

物理においては、速さの感覚が大切です。
速さが一定(等速直線運動)なのか、速さがぐーんと増えていく(等加速度運動)なのかという
名前と感覚の一致。
また、「速さと時間とのグラフにおいてある時間までの面積が進んだ距離にあたる」という理解。
これらは全て中学受験時に身に付けることが出来ることです。
速さを縦に、時間を横に書く面積図において、「その面積が進んだ距離にあたる」ことを、
当然のこととして理解出来ている生徒は有利です。
例えば、s=1/2gt^2は、v=gtの比例のグラフの面積に過ぎないと理解すれば、
覚える必要がなくなります。
 
中学受験の学習は、中学に合格することを目的に行うわけですが、その過程で得られる
いろいろな気づきや処理の工夫は大学受験において強い武器になります。
ところが、機械的な暗記量で勝負をしようとしている中学受験生が多い事が非常に多いのです。
中学受験生を教えていて、「この子は中学になっても大丈夫」・「この子は中学になったら心配」
と感じる事があります。
その安心感や不安感が数年後に現実のものになっていることが多いのです。

目の前の塾の復習テストをクリアーする事だけを目的にするのではなく、正しく頭を使った学習、
将来も使える学習方法を学ぶ事を目標に学習を続けて欲しいと願っています。

学習は前頭葉の働きだけでは無い ー大切な身体感覚ー

小5生は、今多くの塾で通過算をやっています。
この単元は、「(トンネルの長さ+列車の長さ)÷速さ 
で通過する時間が出る」と丸暗する子が多く出現する単元です。

これまで、丸暗記の算数は良くないと何度も書いてきました。
どの単元でも「公式を丸暗記してその単元をやり過ごそう」とする子は何人もいるのですが、
この通過算ではその割合がグッと増えてしまいます。

通過算を公式の丸暗記に頼る子には、いくつかの特徴があります。
まず、図を書こうとしないという顕著な傾向があります。
その図を書こうとしない原因は、「図を書くことを面倒くさがる」ことと「図が書けない」に分かれます。
この「図が書けない」子供たちに関わる事を今回は書いて行きたいと思います。
 「列車が別の列車に追いついて追い越す」事がどのような状態を示しているのかが理解出来ない。
2つの列車がどのような動きをしているのかが理解出来ない。
これが「図が書けない」原因の多くを占めています。
2本の鉛筆を列車に見立てて、子供に動かせてみようとすると、うまく動かせないことが多いのです。

うちの田舎では、線路は単線だから列車が列車を追い越すことがないから分からない
というツッコミにたいしては、中央線の複々線区間に住んでいる子供たちの中にもちゃんと
存在する事を反例にしておきます。

また、通過算の苦手な子供と時計算の苦手な子供は多くの割合で重なります。
長針をぐるぐる回してみると、短針はゆっくりと動いて、何度も何度も長針が追い抜いていく事を
理解していないようです。

「1時と2時の間で、時計の長針と短針が90°になるのは何時何分でしょう」
という問題に対して、
1時の時計の針を書かせた後、「始めて90°になる時の針をだいたいで良いから書いてごらん」
と言っても書けない子が多いのです。

近頃の時計は良く出来ていて、時刻が狂ったから針を回して合わせるという労力が
ほとんど必要ありません。
壊れるまで半永久的に合わせる必要がない電波時計すらありますから。
止まってしまった柱時計の時間を合わせるには、
「次に短針を追い抜いた後のこの場所まで長針をまわせばいいんだ」
というように、ほんの少しだけ先の状態を予想しながら動かします。
そして、その予想通りに針が動き予定していたところで針を止める。

このような体験がかなり大切な事なんじゃないだろうか、と近頃ますます強く感じるようになって来ました。

集団の学習環境(学校や進学塾)では、情報の伝達に重きを置いて運営されます。
先生が教壇に立って、話し言葉や板書によって情報を子供たちに伝えます。
一方、情報の受取手である子供たちは、同じ情報を受け取ったにも関わらず、
「何のことか分からない」
「何となく分かる」
「ああなるほどと思えるほどによく分かる」というように理解の度合いに大きな差が生じます。

それは、聞き手である子供が、身体感覚として理解出来たかどうかに関わっているように考えています。
「先生が話してくれていることは、あのときのあの時に感じたことなんだ」と感じる事が出来たときに、
「あっ、なるほど!」とハタと膝を打つような情動がわき起こります。

教え方のうまい先生は、「まるで子供たちに見えるように」「まるで子供たちが触っているように」話をします。逆に人気の無い先生は、情報の正確な伝達だけに注視しがちです。
伝達者側の出来不出来の差は大きいのですが、それはそれとして、
情報を受ける側、被伝達者側の受信感度を高める努力が大切だと思います。

身体感覚を伴った経験の量と質が共に大切だと思うのですが、いかがでしょうか。
いろいろなものを触った、触れて動かしてみた、見た、匂いをかいでみた、
このような経験を小さな頃からたくさんたくさんさせていただきたいのです。

脳科学の専門家でも無い私が言うのもおこがましいのですが、そのような身体感覚を伴った経験が、
側頭葉や海馬の働きを活発にしてくれるものの1つだと感じています。

小6入試直前 過去問はなぜ大切か

入試本番まで100日を切りました。
日々の宿題をこなしながら、志望校の過去問を解かれていることと思います。
制限時間を決めて、集中して解くのは当然必要な事なのですが、
解き終わった後の復習のやり方次第で効果は何倍も異なってきます。

大切なのは、
(1) 学校毎の問題の癖を体感する。

(2) 失点した問題が、正解すべき問題だったのか、捨て問だったのかの判断をする。
正解すべき問題だったのに間違った場合は、なぜ間違ったのか、なぜ解き方を思いつかなかったのかを分析。

(3) 入試本番で類似問題が出たときに、どんな行動(作業)をするのかのイメージトレーニング。

この3つになります。

一番いけないのは、やりっ放しです。得点を計算して終わりというのでは、あまり効果はありません。

(1)について
入試問題は中学校毎にいろいろと癖があります。
・易しい問題から順序よく並んでいる学校。
・難しい問題が途中にある学校。
・難しい問題でも、小問1が易しく作られている学校。
・方程式的な解法が有効な問題を必ず出してくる学校。
・解き方が、読んだだけでは分からずに、少し作業を始めないと分からない学校。
・問題文が長い学校。
・問題文が不明瞭で、出題者の意図をとらえにくい学校。
・問題数が多すぎる学校。
・高校入試のお下がり問題を出しがちな学校。
・指導要領を平気ではみ出す学校。
・ありきたりの問題集の中にあるような問題を徹底的に避ける学校。

このような癖は数年続く事が多く、学校によっては10年近くも継続していることがあります。
このような、学校毎の分析は大手塾の志望校別日曜特訓を担当されている先生方は
良く研究されています。
志望校別特訓は、その合格者数の増減が経営に直結しますから、
どこの大手塾もエース級の先生グループが担当します。

志望校別日曜特訓で先生が話される内容を参考にしながら、
上記の項目を子供なりに知っておくことが大切なのです。
そして、体感した感触を言葉にして表現させておくことが、お子さんの行動に結びつく事になります。

(2)について。
 やるべき問題か捨てるべき問題かは、一概に決めるわけに行きません。
・安全に合格するために合格者平均点を目指すのか、ギリギリ合格を目指すのか。
・その学校に頻出の問題タイプかそうで無いのか。
・子供の得意・不得意。
上記のような要素によって大きく変わってくるものです。
信頼できる第三者が関わっている場合は、その方に分析を任すののも一法です。
そうした方がいらっしゃらない場合は、塾の先生に相談しながら、親御さんとお子さんとで
判断していくことになります。

(3)について。
分からない問題に当たったときに、例えば、
・「読み落としが無いかどうか」と念じながら読み返してみる。
・「まだ使っていない数字や条件はないか」と念じながら読み返してみる。
・「どんな図を描けば解けそうか」と考えてみる。
時には、
・とりあえず、それは飛ばして先に進む。
これが大切な子供もいます。
ああでもないこうでもないと考え込んで、立ち止まってしまうタイプのお子さんは意外に多いのです。

このように、やるべき事がたくさんありますから、
解いて・答え合わせをして・間違いを確認して・解き直しをして、というように、
1教科50分のテストでも、合計2時間あまりの時間がかかることになります。

まだ、本格的に過去問を始めていない方は、そろそろ本腰を入れられることをお勧めします。

小5小4で成績が中位 大切な子供のマインド

今回は、困っている子供たちの気持ちつまりマインドに注目してみます。

成績が停滞している子供たちの多くは、学習すべき内容を整理してあげると
どんどんと成績を上げていきます。
ところが、それだけでは全く効果が無い子供が常に一定の割合で存在します。
それは、子供の気持ちでが原因です。そして子供の学習に向かう意欲を妨げるマインドの
原因を作っているのは、子供本人では無く周りであることが多いのです。

1 やらされ感一杯の嫌々学習
 家に帰ってくれば、「早く勉強をしなさい!」。
 学校の勉強が終わったと思ったら、「早く塾の勉強をしなさい!」。
 塾の勉強をしていると、「いつまで計算をやっているの、そんなにだらだらやっていると、
文章題ができないでしょ。それに、社会や理科の暗記はどうするの。
それに、国語の宿題もあるでしょ!」
 このようなお母さんの台詞が日常化することが、こどもの「やらされ感」を高めてしまいます。
 これをやっても、その後あれもやらないといけないし、それが終わってもあれもやらないと、・・・・。
永久に終わらないような呆然とした気持ちになってしまいます。

・あれもこれも一度に話さない。今やるべきことを最大2つだけに絞って話す。
そして1つが終わったら、「頑張ったね。」と認めて労ってあげる。

2 親子喧嘩
 お子さんのいい加減さを見つけたときに、ここぞとばかりに攻め立てていませんか。
 「何この片付け方は!このプリンとはこっちに仕舞うように言ったでしょ。
この前もそうだったでしょ。
いつもいつもそうなんだから。
そんなことをやっているから、成績が上がらないんでしょ。
お母さんが見張っていないとちゃんとできないの!
この前もそうだったでしょ。
目を離したすきに、プリンとを引き出しに突っ込んだでしょ。
そんなずるい事をやってて良いと思っているの!・・・・・」

・叱ったりたしなめたりするときは短く、そして威厳を持って。
 過去の話を持ち出して長々と説教を続けるのは最悪です。
 30秒を越える説教の内容は聞いていません。
そして長くなればなるほど、内容よりもお母さんの苛立ちや怒りだけを感じとるようになります。
それがお母さんへの反抗心のもとになります。
 また、お母さんの説教や激怒ですら、首をすくめて時間が経つのを待っていればよいことを
学習してしまいます。
そうなると、お母さんとしてはより強い言葉、より子供の気持ちにぐさりと突き刺さる言葉を
使わざるをえなくなってしまいます。
そのうちに、「うるさい!くそばばー!」という信じられない反撃を食らうことは、
珍しいことではありません。

3 こどもの自己肯定感をどんどん壊してしまう台詞
 「なぜ、こんなのが分からないの!」
 「この前もやったのに、もう忘れたの!なぜ、そんなに早く忘れるの!」
 
 こんな台詞を使う塾の講師や家庭教師は、子供を教えるべきではないと思っています。
そんな簡単なことをなぜ納得させられなかったのか、
なぜそんなに早く忘れてしまうような理解しか与えることができなかったのか。
自己反省の材料にすべきことを、子供への責任転嫁をしているわけですから。

そして、親御さんもこのような言葉を使わないでほしいのです。
このような言葉を、ダブルバインドといいます。
「なぜ、こんなのがわからないのか」と聞かれて、
「あまりよく聞いていなかったから。」と言えば叱られて、
「頭がよくないから」と言えば、「言い訳ばかりをして」と叱られます。
どのような返答をしても、責められることがわかっている質問を、ダブルバインドの質問と言います。
このような質問を投げ掛けられた子供は、反抗心を沈殿させながら、鈍感の鎧を身に付けるしか、
なすすべがありません。

 中学受験の過程で、家族のコミュニケーションが深まりお互いを信頼しあえるようになることが
最良です。
ところが、中学受験のために親子げんかが増え、関係がぎくしゃくしてしまっている例を
無数に見てきました。

親子関係が子供のマインドを決定してしています。和やかな明るい親子関係を心がけてください。

 
 

小5小4で成績が中位 大切な学習内容

今回は、「小5小4で成績が中位、そして上がらずに困っている人」のついて、学習内容を書いて行きます。

家庭学習の優先順位は、普通
1 宿題
2 授業の復習
3 暗記
であることが多いのですが、これが実は間違いなのです。
理想は、
1 授業の復習
2 暗記
3 宿題
です。

復習主義の(今のほとんどの進学塾です)塾の宿題は、授業中にやった問題の類題が宿題に出ます。
授業が終わってまだあまり時間が経っていませんから、
「あの公式で解ける問題だ」とか、
「あれは割り算で解けた問題だ」
とかの記憶が鮮明です。
そのために、なぜその式を使うと答えになるのか、なぜ割り算なのかを理解しなくても、
正解が出てしまうことになります。
入試に向かう最終段階では、「問題を読んだ瞬間に使うべき公式が分かる」状態にする
必要があるのですが、そうなるためには問題パターンの本質をとらえる必要があります。
問題パターンの本質をとらえるには、「何が分かって」、「何を出す問題か」、
そしてその過程で「どんな考え方が必要なのか」を理解して、自分なりに分類していくことです。

この本質をとらえる時間を省略して、いくら類題演習を繰り返しても学力が向上しないのです。
近頃の御相談の大多数を占めるのは、
「頑張って勉強しているのに成績が上がらない」
「復習テストは出来るのに、総合テストになると点数が取れない」なのですが、
この原因が、本質を理解する事を省略しているからなのです。

塾の授業から帰ってきてすぐに、授業の再現をしてもらいたいのです。
原則は頭の中で行う作業です。
ノートとテキストを出して、問題文を読み、ノートの書き込みを見て、先生からどんな説明を聞き、
その時にどのように感じて、どのように納得をしたか、
これを思い返す時間が大切なのです。
これが授業の復習です。

始めは、お子さんを先生役に、親御様が生徒役になって、
「先生、この問題を教えて!」(親御様)
「エッヘン、それじゃあ良く聞いておくんだよ。これはね・・・・」(お子様)
このような場面を作っていただくのは、すごく効果的です。
ユーモアにあふれていますし和やかです。
 このような数問の復習によって、理解の幹ができあがります。
その後に宿題をやって欲しいのです。
 「こんなにたくさん宿題があるな!急がないと間に合わないぞ!早く終わらせなくっちゃ!
」このような心の動きが日常化してしまうことが一番危険な事なのです。

暗記を二番目に挙げました。これは理科や社会の学習についてです。
理科や社会の宿題は、ほとんど問題を解く事です。でも、問題を解く事は、
「必要な知識を覚えたかどうかの確認」にしか過ぎません。
特に小4小5段階では問題が単純な分、なおさらです。
まだ、覚えてもいないのに、確認をしても意味がありませんね。

必ず、覚えてから確認をするように学習の順序を修正してください。
そして、覚える前に、説明部分をしっかりと読む事も忘れずに実行して欲しいのです。
重要語句だけの暗記は、知識の離れ小島を増やすだけで、本格的な問題には対応できません。
文脈の中で理解して覚えた知識がテストで使える知識になります。

細かく見ていけば、お子さん一人一人、修正すべき箇所は異なります。
でも、上記の2つに注目していただくだけでも大きな効果がありますのでお試しください。

9月以降の学習(小5中位生編)

小5小4で成績が中位、そして上がらずに困っている人向けに書いて行きます。

見直すべき大項目は3つ。
1 時間の使い方。
    1日の中での時間の割り振りと、1週間での曜日毎の時間の割り振り。
2 学習内容
    授業の復習・宿題の取捨選択・テスト対策
3 勉強をするときの気持ちの持ち方

この中の1つでも欠けると効果は半減します。

1の時間の使い方について。
理想は1週間の曜日毎の学習プランに基づいて、その日の学習内容を決めていくことですが、
それが出来る子はそうそういません。
そこでお勧めしたいのが、その日一日でやろうと思うことを箇条書きにすることです。

 小学校から帰ってきたら紙を一枚出して、「今日やれれば良いな~」と思うものを箇条書きにします。

 ・算数の○○の宿題
 ・社会のP○○からP○○までの暗記
 ・国語の長文P○○の演習

このような具合です。

お母さんは、横で多すぎないかどうかのチェックです。

「そんなにたくさん出来ると思っているの!ちゃんと考えなさい!」悪い見本のような声かけです。
「やる気になってるわね。そのやる気は認めるけれどちょっと欲張りすぎだと感じるんだけれど、どう?」
このように、何かを認めてあげる言葉をかけてから修正を持ちかけてください。

子供はこの箇条書きしながら、「これを頑張ろう」とか「これが出来たら気持ちいいだろうな」とか
「できそう気がする」というように少しは感じ始めています。
その気持ちをボッキリと折ってしまうようなセリフはやめましょうね。

そして、このときに大切なのは、お母さんとの非言語のコミュニケーションです。
 「うちの子、放っておけば何を書くか分からないんだから。」
と思いながら眉間にしわを寄せて見ていれば、そのお母さんの感情は間違いなく子供に伝わっています。
その結果、反抗的なめちゃくちゃな計画を書くか、
それともお母さんをその場だけ満足させるような(本人にとってはあまり気乗りがしない)
計画をでっち上げる事になります。
 
「子供なりに、少しは成功の予感を感じながら書いてくれているはずだ。」と
無理にでも思いながら、笑顔で「どれどれ」とのぞき込むようにしてください。

このときにお母様にもう一つお願いがあります。
子供は、1週間の学習すべき内容を俯瞰して、その日一日のやるべき内容を考える事は
ほぼ不可能です。
それをお母様の役割にしていただきたいのです。でも、これも表現の仕方に注意してください。

「あれはいつやるのよ!いつも嫌いなことを後回しにして!」と叱るよりは、
「それだけ出来たら気持ち良いだろうね。その良い気持ちで○○もやってみれば?」
というように提案してあげて欲しいのです。

箇条書きにしてた内容の1つが終了する度に、蛍光ペンでグイと消していく事も提案してください。
「よ~し終わった」という開放感と共に、「よく頑張った」という満足感も感じながら、
この作業が子供にとってのささやかな快感になります。
 
このような、一日毎の箇条書きが1~2週分たまったところで、
1週間の学習プラン作成に取りかかってください。
また、この「日々の箇条書き」をずっと受験まで続けていただいても構いません。

学習内容と学習マインドについては次回以降に書いて行きます。

9月以降の学習(小5上位生編)

今回は、9月以降の小5生の学習についてです。
ある程度は出来るんだけれど、親御様としては何か物足りなさをお感じになっている。
このようなお子さんが多いのではないでしょうか。

今回は、実際に寄せられた御相談を例にしてお話ししたいと思います。

まさにある程度以上出来るお子さんです。
狭い範囲の復習テストでは点数が取れるのに、総合的な問題では点数が取れない。
どうすれば良いかという御相談です。

(御相談への返信)
○○塾の□□クラスとのこと、優秀なお子さまなのですね。
 
さて、○○テストでは点数がとれるのに組み分けなどの範囲の広いテストになるととれないという理由から
考えていきたいと思います。

小5段階で、上位クラス以外のお子さんなら、各回の理解が浅いことが原因のほとんどです。
 一方、上位クラスのお子さんの場合は高得点を目指すことになりますから、
上記の原因を払拭したとしてもなかなか満足できる点数には到達できません。
メールにお書きの通り、初見の問題への対応力が大切になってきます。

 この初見の問題への対応力をつけるには、授業中の演習で真剣に正答を目指す学習姿勢が
大切になります。
ところが、真面目である程度成績がよいお子さんたちの中には、かなりの割合で、
「授業中の真剣さや理解の不足を家庭学習で取り返す」タイプの学習を重ねている生徒が多いのです。
 この学習方法ですと、習った問題やよくある問題を完璧に仕上げることはできますが、
切り口の見つかりにくい問題や条件が複雑に絡まった問題では歯がたちません。

 小5の今は、初見の問題であっても、そんなに難しくはありません。
これが、小6の2学期になりますと、数段階難しくなります。
 それは、小5では、「この問題の解き方を知っていますか?」とか
「この知識を覚えていますか?」という趣旨での出題がほとんどなのですが、
小6の2学期の問題や上位校の入試問題では、
「この問題の解き方を見つけることができますか」という趣旨の問題が増えるからです。
 
ところが、お子さんに「授業中の演習は、真剣に正解を目指せ」と説教しても効果はありません。
お子さんなりの真剣さでがんばっていると感じていますから、
「ちゃんとやっているよ!」という無駄な反抗心を芽生えさせてしまいます。
 
解き方が見つからなかったときの基本動作(身体的なものや気持ちの作り方や自分への声かけ)を
身につけさせることが効果的です。
その基本動作の練習場として授業中の問題演習を利用するという考え方です。
 
1 問題を正面に置き直して、目と問題との距離を少し変えてみる。
 
2 問題を必ず読み直してみる。
 
3 「なにがわかっているか」を自分に問いただす。
 
4 「なにを聞かれているか」を自分に問いただす。
 
5 何を書けば解けそうに感じるかを自分に聞いてみる。
 
5年生段階では上記の5個になります。今は後半の3つが重要ですが、小6では前半が大切になります。
 
「この問題の解き方を見つけだすことができますか」という設問趣旨ですから、
見つけだしにくいようにノイズになると文章や言葉が入っていたりするからです。
 
なお、親御様がお子様の学習につきあわれる際は、できる限り説明しないことを心がけてください。
遠回しなヒントを与えるとか、お子様に説明させることを中心にしてください。
 
お子様の受験成功を心から祈っています。

 
小5の二学期以降に習う単元は、全て入試に直結する単元です。
そして、これまでに学習してきた知識があることを前提として設定されている単元が数多くあります。
ですから、初見の問題と言えども自分の頭の引き出しを探してみれば、
何らかの糸口が見つかるはずなのです。

「教えてもらうのを待つ」、「解説が始まるのを待つ」という学習マインドから、
「解説までに何とか解きあげてみせる」という意欲的なマインドへの変化が大切なのです。
 

小6 入試5ヶ月前からの学習方法

2学期の授業が始まりました。
小6は入試直前のまとめ授業に入りますし、小5は入試の直結する重要単元が目白押しです。
小4は、文章題が本格的に始まります。

(小6)
 日曜日の学校対策が本格的に始まります。また、週日の平常授業はいつも通り続いていきます。
そして塾によっては、土曜日にも授業が追加されています。
カリキュラムが、2つも3つも同時並行で進んでいくことも珍しくありません。
この時期に大切な事は、優先順位です。
一般的に、第一優先は日曜日の志望校別、二番目は平常授業になります。
第三番目の授業カリキュラムは、無視する方が良いこともあります。
例えば、ある塾の土曜特訓については、
「授業には参加するが、授業内で完結させて家庭学習に持ち込まない」、
または
「授業を欠席することに躊躇しない」。
このような思い切った方法を使う方が良いお子さんも多いのです。

この時期に大切な事は、
1 知識の総まとめをする。
理科や社会の知識は、それ自体が得点源です。
また、考え方や解き方も大切な知識です。
そして、何度も何度もチェックを繰り返すこと。
人間は忘れる動物です。
忘れてしまう事に嫌悪感や劣等感を持つ必要はさらさらありません。
「忘れる以上のスピードで覚え直していけば良いんだ。」と思ってくださいね。
これを、私は「知識のモグラたたき」と呼んでいます。

2 入試問題に添った長い文章の問題を落ち着いて読み解く訓練をする。
これまでに何度も書いてきましたが、小6の一学期までは、
「こんな知識を持っていますか?」
「こんな解き方を知っていますか?」という設問です。
ところが、入試問題は、
「この問題を解くための知識や考え方を見つけることが出来ますか?」
という問いが中心になります。上位校ならばなおさらです。

そのような問題では、
・文章が長い。
・「何が分かっていて何を聞かれているのか」(仮定と結論)を見つけ出す事が難しくなるように、
問題文にノイズ(わかりにくい言い回しや、必要で無い情報)が含まれている事が多い。
このような特徴があります。
一瞥してすぐに問題を解き始めるという習慣が身についてしまっているお子さんが、
「テストの時には間違ってしまったのに、家に帰ってきて解けばすらすらと解けてしまう」
という症状を示す理由がここにあります。

1の「知識の総まとめをする。」はスピーディーに。
2の「入試問題に添った長い文章の問題を落ち着いて読み解く訓練をする。」場合は、
じっくりと落ち着いて。
勉強のやり方や気持ちの作り方を変化させる必要があります。
この時期には、「じっくり落ち着いて」が出来ないお子さんが多いのです。

志望校の過去問演習がそろそろ始まります。
これを「じっくり落ち着いて」勉強する材料として上手に利用してあげてください。

小5と小4については次回以降に書いて行きます。

中学以降の学習(2)

中学受験の学習を通して、間違った学習方法を身につけてしまった場合の修正方法について
書いていきます。

間違った学習方法とは、
1 何から何までお膳立てが出来ていて、学習の工夫をする習慣を身に付ける事が出来なかった。

2 学習内容を納得せずに、丸暗記で過ごしてきた。

この2点に集約されると思います。

中学受験においては、学習のプランニングの大筋は親御様の方でやるべきです。
それは、優先順位をつけて、必要なものから順にやっていくことが子供には難しいからです。
時には、塾で出された宿題を無視してまで必要な事柄を優先しなければいけない事もあります。
そのような場合は、塾の先生の強制力に勝る親御様の強力な指導が必要になりますね。

でも、細部の工夫はお子さんの役目です。
 「まずノートを見ないで解いて、分からなかったものについてノートを見よう」とする方が効果的なのか、
「授業ノートをしっかり見直した上で、解き直しをする」方が効果的なのか。
このような事をお子さん自身が判断すべきなのです。
だいたい理解出来ていることなら、まず解いて見る事から始める方が良いでしょうし、
難しいと感じていることなら、ノートの復習から始める方が得策でしょう。
「だいたい分かった」とか「難しくててあまりよく分からなかった」というような
自己判断から始める学習の工夫をしてきたのか、
それとも、いつもいつも同じ方法で機械的に繰り返してきたのかの違いです。
 この工夫の無い学習を、「自己判断の無い、質より量を重視した学習」とでも名付けましょうか。
 
一方で、「納得の無い、質より量の学習」もあります。
なぜかは分からないが、とりあえずこの方法で解けば正解が出る。
とりあえずそれを覚えてしまおうという心の動きに従ってしまう学習です。
「とりあえずの暗記学習」とも言えます。
ところが、高校の数学になると、三角関数の公式だけでも10個以上あります。
2~3個の基本公式だけを身に付けておいて、他の公式を自力で導き出せるようにしておけば
負担は少ないのですが、10個とも覚えておこうとする生徒が多いのです。
これは物理においても言えます。
なぜかを理解して、公式の意味と導き出し方を理解しておくと、覚えるべき公式の数は
1/4以下に出来ます。
 「とりあえずの暗記学習」が、日本の子供たちの理系教科の学力低下の原因の一つだと
私は考えています。

ところが、大学入試において国立大学の理系に進学しようとすれば、
5教科7科目のセンター試験で高得点をとらなければいけません。
医学部ならば9割以上必要です。
朝から晩までの長時間学習をしても、この方法では決定的に時間が足りません。

また、別の難しさもあります。
それは、算数から数学への学習法の変化です。
中1で習う1次方程式の文章題は、実は算数でいとも簡単に解けてしまいます。
食塩水の問題でも、てんびんや面積図で数秒です。
方程式を使うと、立式と計算で1~2分かかることになります。
ところが、この時期に算数を禁じ手にして、方程式に慣れておくことが大切なのです。
今後難しくなる数学を解くための道具(方程式)の使い方を訓練すべき時期です。
ですから、中学入学後1年間は、多量の計算練習が大切なのです。

 このように、時期によって目標が異なります。
1 基礎訓練の時期(中1・2)
2 応用力を身に付ける期間(中3・高1)
3 得点力を身に付ける期間(高2・高3)

この2回で書いてきたことを覚えておいていただいて、お子さんに時期に応じたアドバイスをしてあげてください。

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▼2022年11月18日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「<志望校・併願校の決め方 校風、偏差値と問題傾向から決める! 合格するための受験校の選び方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年10月28日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「小学4・5・6年生対象 めざせ合格「過去問」の正しい使い方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月30日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「飛躍的に成績を上げる!苦手克服 勉強法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月10日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【4・5年生】9月から偏差値10UPを狙うオンラインセミナー  毎年2学期に成績を上げるご家庭がやっている10個のこと」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年8月5日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験の「基本のキ!」令和4年度版 最新の中高一貫校の選び方から受験の傾向まで全部分かる!」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年7月21日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【2022年夏】確実に成績が上がる夏期講習の受け方 3つのポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年7月8日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「夏休みの学習計画!うまくいく方法  夏期講習を有効活用して力をつける!学習戦略の立て方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年6月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験を迷っている!?保護者必見セミナー 未就学・小学低学年から、親が知っておきたい「中学受験」の実像」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月27日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「自分で学習する子の育て方  中学受験、高校受験でも生きてくる「子が自走する学習法」を伝授します」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月26日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「6年夏休みに成績を大きく伸ばす6月・7月の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年4月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「家庭学習のやり方を指南  塾に通っているだけで、安心していませんか?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年4月14日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「夏休みまでに偏差値5UP 6年生GWで成績を上げる10のポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年3月18日(金)

「「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「頭のいい子が育つ! 学習環境のつくり方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年2月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナーわが子の合格に必要な学習は?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年12月17日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験・合格する家庭のつくり方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年11月19日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年10月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年9月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「苦手克服し成績を上げるコツ」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年7月16日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「7/16入試にも役立つ夏休み自由研究対策セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月26日(土)

新渡戸文化学園が主催するオンラインセミナー「中学受験へ向かうみなさまへ 中学受験って何? 大切なことは何?」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「親が知りたい中学受験のキホン」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2020年10月14日(水)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナー第2弾!過去問を活⽤する家庭学習のコツ」をにて、講師を担当させていただきました。にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年9月29日(火)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験 コロナで変わる!併願校の選び⽅/合格を導くための模試の問題⽤紙・答案⽤紙活⽤法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月12日(金)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「ウィズコロナ時代の中学受験を成功させる夏の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月6日(土)

増進堂 受験研究社が主催するオンラインセミナー「学校再開・塾再開にどう向き合うか」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2月19日(水)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年首都圏中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2 月6日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年関西中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年10 月11日(金)

淑徳与野幼稚園が主催する講演会「父母講座 我が子への根拠の無い信頼の大切さ」にて、講師を担当させていただきました。

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