投稿者: 西村 則康 Page 33 of 60

2015年 麻布中学校 理科

私は理科を教える講師でもあるので、主要な中学校の理科の問題は入試が終わったら解きます。その中で、私が好きな問題に、麻布中学校の理科があります。
 
何が好きなのかというと、「覚えているだけ」「知っているだけ」というレベルの知識では解けない、子どもたちによく考えさせる問題で、理科好きの子なら、どんどん問題に引き込まれるような、非常に知的好奇心を喚起する問題を出題します。
 
リード文が非常に長く「読解」と言っても差し支えないような問題や、条件設定が複雑で整理して考えなければならない、そして「どうやって整理してやろう」と考えさせるような問題も多く、難関中を目指す受験生を唸らせる、まさに良問。
 
たとえば今年、2015年の問題は、大問1は生物分野です。サンゴとゾーザンテラの共生関係と、深海でのチューブワームの共生関係の共通点、相違点に関する問題で、麻布中対策をしっかりと行ってきた受験生からすれば、予測の範囲内。「ここで大きな失点をしたら、合否に影響するぞ」と気を引き締め直したのではないでしょうか。
 
続く大問2は、磁石です。すべての磁石を「小さな磁石の集まり」と考え、その小さな磁石の向きが揃ったときに強い磁石になるという誘導に従えば、無理なく解ける作りになっています。ここでも大きな失敗は許されません。
 
そして大問3。地層の問題ですが、山を上から見た図を横から満た図に置き換えるということができた受験生は、順調に取り組めたはずです。後半では地震波の進む速さが問題になっています。よく読んで問われていることが理解できれば、求められていることはそんなに難解ではありません。理科が得意な子はだんだん調子が出てきたのではないでしょうか。
 
そして大問4。光の屈折、色と波長に関する計算と思考の問題です。絶対に小学校では習わないレベルと内容の問題を、読み、理解し、与えられた条件に従うことでその理解が深まっていくような問題。最後まで解ききったら、かなり優秀な受験生でもフーっと息をついたのではないでしょうか。
 
そして、「あぁ、いい問題だな。」と味わったかもしれません。
 
麻布を目指す新6年生。そんな試験後の感想になるよう、しっかり備えていきましょう。
 

中学受験 失敗しない家庭教師選び

2月10日に関西でセミナーを行いました。
「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」で一緒に主任相談員をさせて頂いている、個別指導のSS-1の代表、副代表の先生たちとです。
 
セミナー内でも触れたのですが、家庭教師でも個別でも、ほんとうの意味でのプロと言われる講師は、扱うのが勉強だけではありません。
 
 
本物のプロの講師は、問題の解き方だけを教えるだけでなく、どんな悩みでも、学習に影響を与える可能性がある悩みは解決しようとします。全てを解決できるという話ではありませんが、お子さんの成績を伸ばすために、解き方だけではなくて環境やことばのかけ方の解決策も提示するのがプロの講師です。
 
問題の解き方を解りやすく教えるのは、プロ講師の名乗るのであればできて当たり前。もちろん目の前の子どもの成績を何とかするためにどうすればよいのかが最も大切なことです
 
その解決策として、授業だけではなくご家庭での会話の問題を解決して、お子さんのやる気を引き出す事もできるのがプロの講師です。
 
そのような力があるか、そのような視点でお子さんの学習に関して考えているかは、講師としっかり話をしなければわかりません。
 
親と講師が話をする機会や時間がちゃんと用意されているか、お願いする前の段階で、深く、詳細に話を聞いてくれるかなどがポイントとなります。
 
そして、これもプロ講師と名乗る以上当然ですが、指導がわかりやすく、お子さんの成績が実際に上がること。授業を受けているお子さんが「なるほど!」という反応をしているか。
 
そのようなことを知るには、実際に授業を見るのがもっとも確実です。だから、子ども部屋ではなく、リビングで指導してもらうことを私はお勧めしています。
 
家庭教師選びの際は、このようなことをちょっと思い出してみてください。
 

父親の役割

関西で本格的な中学入試シーズンに入り、東京・神奈川の入試も直前のこの時期ですが、取材の申込も多くなっています。
 
先日出演させていただいたTIKYO FMさん「docomo LOVE FAMILY」という番組では塾選びやお父さんの受験勉強への関わり方についてお話させていただきましたが、内容を詳しくホームページにも掲載していただき、皆さんにも番組内での様子を知っていただけるようになっているようです。
 
 
番組内でもお話ししたのですが、中学受験生に対するお父さんの関わり方についてです。
 
小学校高学年のお子さんのお父さんというと、年齢的には30代〜40代の方が多く、ビジネスマンであれば部下もいて、バリバリ仕事をしていらっしゃる年代です。
 
当然仕事の世界では、達成すべき目標があり、それに向かって細かな業務までアクションプランが組まれており、納期や価格など含めて必ず達成されるべきものとして取り組まれるのがプロジェクト。
 
この感覚をお子さんの受験勉強に当てはめると、ずいぶん戸惑うのではないでしょうか。
 
なぜなら、子どもは予定通りには動かない、動けないものだからです。しっかりしてきてはいても、まだまだ小学生。予定通りに動けることもあれば、気分しだいで全く集中できなかったりもします。
 
それが子どもです。
 
でも、ふだん「大人の世界」でバリバリ仕事をこなしているお父さんからすると、なかなか集中できなかったり、結果を出せなかったりするお子さんが歯がゆく、ついつい「どうして予定通り進んでないんだ?」となってしまいがちなのです。
 
子どもは気分がいいときにもっとも集中でき、学習もはかどるものです。
 
お父さんは、お子さんの学習に直接関わるより、お子さんのそばでスケジュールや体調の管理をするお母さんのケアをしてあげて欲しいのです。
 
「いつもありがとう。」
 
たったこれだけでも、お母さんは癒やされるものです。
 
このままで志望校に合格できるのかしら、塾の成績がなかなか、◯◯くんはクラスが上がったらしいのに、今度のテストはうまくやってくれるかしら・・・
 
日々お母さんはお子さんのことで悩み、どうしても視野が狭くなってしまいがちです。そんなときにお父さんが話をちゃんと聞いてくれる。それだけでお母さんの疲れは吹き飛びます。
 
中学受験は家族の受験といいますが、家族がそれぞれ役割分担し、協力して乗り切ることで、家族の絆が強くなり親子とも大きく成長できる絶好の機会でもあるのです。
 
お父さん、ぜひご家族をうまくリードしてあげてください。

 

 

前受け校 結果の受け止め方

本格的な受験シーズンに入りました。関西では岡山県、関東では埼玉県で入試が行われ、大阪や東京の受験生も1つ目の受験を終えた方が多いのではないでしょか。
 
現在の首都圏・関西圏の入試では、いわゆる「前受け」というのがある種常識となってきており、東京なら本命の2月1日受験校の前に埼玉の受験で、関西ならこの週末に行われる大阪、兵庫の入試の前に岡山県の入試で「本番に慣れる練習」を行なうのです。
 
第1志望校の入試の前に、1つ「合格」を確保し、自信をつけた状態で本命校の入試に臨むというわけです。そういう意味では、実力から考えて余裕を持って合格できる受験校を選ぶことが多いのですが、いろいろな理由でやや高めの学校を選択するご家庭も多いものです。
 
この「前受け」受験ですが、「合格しても気を緩めず、合格しなくても気を落とさず」を意識してほしいと思います。
 
もちろん「合格を1つもらう」のが目的ですから、合格をもらったらほっと安心ですが、本命校の受験はこれから。気を緩めないようにしなければなりません。
 
逆に「合格を1つもらう」というよりは、実際に進学する可能性を見据えて実力相応の難関校を選んで「前受け」を受験する場合もあります。この場合、やはり不合格になるリスクもそれなりに大きくなります
 
いずれにしても「合格」の場合はいいのですが、大切なのはそうでない場合の受け止め方です。
 
まだこれから、本命校、第一志望校の入試が控えているわけです。「練習」(そう言い切ってしまいましょう)で失敗したからこそ、その失敗を本命受験校、第一志望校の入試に活かすことができるのです。
 
結果は受け止め方次第で毒にも薬にもなります。結果と同じくらい大切なのは「結果の受け止め方」です。これはお子さんだけでなく、まずはお母さん、お父さんが「結果の受け止め方」のお手本をお子さんに見せてあげることです。
 
まもなく大阪・東京でも本格的な入試が始まります。
 
しっかり前向きに乗り切っていきましょう。

中学受験 ノートの取り方を工夫しよう

私たち講師は、授業の技術を絶えず研くのは勿論なのですが、授業を受ける技術、方法はあまり注目されません。
 
たとえば授業中、生徒に集中して聞かせる授業の技術はいろんな講師が研究しているのですが、先生の話を集中して聞くために、生徒ができることは何かは、聞かせ方ほどには真剣には考えられていないように思います。
 
しかし、自分が学生だった時のことを振り返ったら、よく分かる先生の授業は、その「受け方」まで指導されていたような気がするのです。
 
たとえば、先生が次のことを説明し始めているのに、まだ前のところのノートをとっている子がいます。
 
「先生が話し始めたら、いったん手を止めて前を見なさい」
 
こう言うのは簡単ですが、それを確実に実行してもらうのは工夫が必要です。夢中になって書いていたら、先生が話し始めても気付かない場合があります。また、これを書いておかないと、ここがわからなくなったら先でもっともっとわからなくなる、と考えているかもしれません。
 
子どもは急には止まれないのです。
 
少なくとも、子どもが手早くノートをとれて、気持ちに余裕を持って授業に参加していれば、先生の話をもう少したくさん記憶にとどめて帰ってくるのでしょう。
 
早く、きれいに書けるに越したことはないですが、はじめからそうできるわけではありません。たとえば算数の図形の単元では、自分でノートに問題の図を写して、その図に書き込んで解くことが多くあります。
 
授業中に素早く、きれいに大きく書くことができればいいですが、なかなかはじめからは難しいかもしれません。そんなときは、まずはノートに大きく問題の図をコピーしたものを貼り付けて塾に行くことから始めてみる。
 
そうやってうまく授業が受けられるようになったら、あらかじめ自分で図を大きめに書いて授業に行く。そしていよいよ上達したら、授業で実際に自分で図を書きながら考える。
 
4年、5年、6年と学年を追ってステップアップしていってもいいでしょう。
 
今の進学塾は、子どもにかなり大量の課題を短時間で処理することを要求しますが、それにはじめから対応できないからといって不安にならなくても大丈夫です。
 
自転車と同じで、はじめは誰かに支えてもらいながらでいいのです。そうやって覚えた自転車の乗り方は、すっと時間がたっても忘れないものです。そういう知識をお子さんにつけてあげてください。

中学受験 結果の受け止め方

いよいよ師走になりました。受験生たちも直前期ということで、ずいぶん緊張感が高まってきているのではと思います。
 
お子さんも、お父さん、お母さんも、ここからが頑張りどころですね。体調に気をつけて乗り切っていきましょう。
 
多くの6年生たちは受験校も決まり、過去問なども解いていると思いますが、ここからは学力だけでなく精神力の勝負にもなりますね。お子さんもそうですが、お父さん、お母さんもそうです。
 
お父さん、お母さんは、ある意味戦略的に中学受験を考えておられるかもしれません。もちろん第一志望校に合格するのが最大の目標ですが、万一の時のための準備、つまり次善策もしっかり考えておられるでしょう。
 
不謹慎な話かもしれませんが、受験ですから、可能性としては合格の場合も不合格の場合もあるわけです。そのときの準備をせずに臨むのはやはり危険です。
 
第一志望校に合格できなかったら公立中学校でいい、という考え方も勿論あり、それは否定しません。進学したい中学校が1つしかないという場合もあるでしょうし、近くに私立中学校がそう多くない地域だってあります。
 
でも、首都圏で中学受験を考えていて、私学の中高一貫教育にある程度の価値を見出しているなら、いわゆる「危険な受験」は避けるのがよいでしょう。
 
危険な受験というのは「全滅の可能性がある受験」のことです。勘違いしないでほしいのですが、偏差値的に合格の可能性が高い学校しか受けるな」と言っているのではありません。
 
学校を偏差値だけで評価せず、その学校で6年間を過ごすと何が得られるのか、お子さんを通わせるイメージが具体的に湧くか、といったことを総合的に考え、複数の受験校を選びます。
 
そして重要なのは、どの学校に進学してもみんなが納得、という状況を作っておくことです。繰り返しますが、最大の目標は第一志望校合格です。でも、最悪の場合でも納得できる状況を作っておくことが大切なのです。
 
そして、曲がりなりにも、とわが子のことですから謙遜の気持ちもあるかもしれませんが、必死で戦ってきたお子さんを、褒めてあげてください。どの中学校に進学することになっても、大いにお子さんを労ってあげてほしいのです。中学受験で培った学習習慣や粘り強く解決に向かう力、諦めない気持ちは、将来どんな仕事につくとしても、必ず役に立ちます。
 
そもそも、中学受験をさせる目的は何だったのか。
 
中学受験をさせるのも、できればいい大学に入ってほしいと願うのも、いや、そもそも勉強させることそのものの理由は、お子さんに幸せな人生を送ってほしいからです。親として子育てをする目的にそれ以外のことなんてありません。
 
こうして、そもそも、と考えれば、中学受験の結果が出たときの受け止め方は決まります。
 
ただでさえ、どんどん視野が狭くなっていきがちな時期です。ときどき、お子さんがお父さん、お母さんにとっていかに大切な存在か、ゆっくり考える時間を取りたいものですね。
 

フジテレビ「ノンストップ!」に出演しました

本日朝、フジテレビの情報番組「ノンストップ!」に出演させていただきました。

 

ふだんいろいろな場所でお伝えしていることですが、勉強は机の上のことだけではありません。たとえばご両親が商店をなさっている家の子どもは算数、特に割合の単元の「割増・割引」がよくできるとか、そういったことはまさに日常が学びの場になっているいい例です。

 

しかし、中学受験を目指してお子さんを進学塾に入塾させると、日常生活の中での学習などさせている時間はないと感じるくらいの宿題量に驚くことになります。

 
特に高学年になると講座の数も増え、それぞれの講座の宿題も多く、あたえられたものを全てこなすという前提では無理が出てきます。
 
塾を選び、塾の講座を選び、講座で与えられた宿題の中でも、優先的に取り組む問題を選ぶという考え方が必要です。
 
そんな考え方のもと情報発信を続けているのが、私が主任相談員を務めさせていただいている「中学受験情報局  かしこい塾の使い方」です。
 
ここでは、具体的な塾の上手な使い方や学習サイクルの作り方などをお伝えしています。
 
毎週新しい記事が更新され、ユーザーのみなさんに最新の中学受験情報をお届けするため、私もよく取材を受けます。
 
同じく「かしこい塾の使い方」で主任相談員を務めておられる、中核受験専門の個別指導教室SS-1の代表の先生方も、塾を使うという点では多くのノウハウをお持ちで、ホームページの情報更新も頻繁なようです。
 
新年度が迫る時期柄、転塾を検討しているご家庭も多いと思いますが、いい記事がありましたので掲載します。
 
 
 

フジテレビ「ノンストップ!」に出演します

本日朝、フジテレビの情報番組「ノンストップ!」に出演させていただきます。

 

ふだんいろいろな場所でお伝えしていることですが、勉強は机の上のことだけではありません。たとえばご両親が商店をなさっている家の子どもは算数、特に割合の単元の「割増・割引」がよくできるとか、そういったことはまさに日常が学びの場になっているいい例です。

 

しかし、中学受験を目指してお子さんを進学塾に入塾させると、日常生活の中での学習などさせている時間はないと感じるくらいの宿題量に驚くことになります。

 
特に高学年になると講座の数も増え、それぞれの講座の宿題も多く、あたえられたものを全てこなすという前提では無理が出てきます。
 
塾を選び、塾の講座を選び、講座で与えられた宿題の中でも、優先的に取り組む問題を選ぶという考え方が必要です。
 
そんな考え方のもと情報発信を続けているのが、私が主任相談員を務めさせていただいている「中学受験情報局  かしこい塾の使い方」です。
 
ここでは、具体的な塾の上手な使い方や学習サイクルの作り方などをお伝えしています。
 
毎週新しい記事が更新され、ユーザーのみなさんに最新の中学受験情報をお届けするため、私もよく取材を受けます。
 
同じく「かしこい塾の使い方」で主任相談員を務めておられる、中学受験専門の個別指導教室SS-1の代表の先生方も、塾を使うという点では多くのノウハウをお持ちで、ホームページの情報更新も頻繁なようです。
 
塾での学年替わりが近づくこの時期、いわゆる転塾を検討しておられるご家庭もあるのではと思います。
 
塾の選び方に関する良い記事がありましたので、参考に載せておきます。
 
 

やる気がでないのは本人の問題?

■「最後はご本人のやる気の問題ですから」

 
こんなことを言う方がいます。いますというか、多いです。一度や二度は塾の先生に言われたことがある方がいるかもしれません。
 
このことばは「いろいろがんばったけど、なんともならないから成績が上がらないのはやる気がないあなたのお子さんのせいです」と言っているのと同じです。
 

なぜお子さんはやる気をなくしているのでしょう?

 

理由はさまざまですが、中学受験を目指す子の場合、はじめからやる気がなかった、勉強が嫌いだったということはほとんどありません。

 

むしろ逆ではないでしょうか。

 

しかも、やる気がないといっても、平均的な小学生とくらべれば、勉強時間も長いはずです。

 

やる気がないから成績が悪いのではなく、頑張っても思うように結果が出ないからモチベーションが下がっているのです。

 

■成績が上がらない本当の原因

 

本当はどうして成績が悪いのか。本当の原因は何なのか。この問いの答えを子どものやる気に求める講師には、相談しても何ら解決しないでしょう。残念ながらスキルや経験が足りないということです。

 

たとえば過去に身に付けておくべき知識がないとか、計算力に問題があるとか、その小さな原因が授業の理解を少しずつ妨げ、結果として大きな差がついてしまうことはよくあります。

 

この成績不振の原因を解決すれば、成績はよくなります。逆に、原因を解決することができなければ、その場はわかったように感じられても、またどこかでつまずきます。

 
塾の授業はよくわかると感じているのに成績が悪い子が多いのは、そのためです。
 
でも、成績が上がっていない原因を解決することは、そうたやすいことではありません。原因を突きとめることも、それを解決することも難しいです。
 
なぜかというと、その原因を直視することが非常に怖いことだからです。
 
たとえば、「お子さんは低学年から高学年になる中で身につけておくべき「整理して考える」という習慣があまり身についていません。だから問題が複雑になったときに対応できないのです。」
 
とお母さんに告げるのは、ある意味残酷なことです。でももっと残酷なのは、その原因を解決しようとしないことです。そして子どものモチベーションの問題にすり替えてしまうこと。
 
ぜひ、先生を探すなら、「よく分かる先生」にとどまらず「成績を上げてくれる先生」を探してください。実はそういう先生は、厳しい先生でも、怖い先生でもありません。
 
■理想の先生
 
その先生はいつも明るくてひょうきんで、子どもを楽しませ、その先生が次に何を言うんだろうと、子どもはワクワクしながら授業を受けています。もちろんそばで見ているお母さんもそうです。
 
そしてその授業の中には「どうして?」が多用されるのです。「なんでそう思ったの?」「どうしてその解き方がいいと思うの?」「こんな問題を考えるとき、どんなふうにまとめたら考えやすいと思う?」「それはどうして?」
 
ワクワクしながら授業を受けていたら、「考える」という習慣がつき、いつの間にか成績が上がってしまう・・・。
 
その先生は子どもができるようになっても、大げさに褒めることはありません。その代わり、すごく嬉しそうな顔をするのです。
 
心底喜んで、感動していたりします。
そして、こんなことを言うのです。
 
 
「こんなことができるようになるなんて、すごいね。」
 
 
これが、私が目指す理想の講師だったりします。
 
 
 
 

暗記型学習から思考型学習へ

■テレビで話せなかったこと
 
先週、テレビ朝日「中居正広のミになる図書館」に出演させていただいた際、繰り返し学習の弊害についてお話ししたのですが、テレビの1コーナーということもあり、あまり多くのことを話すことはできませんでした。放映された内容以外にも、高学年になるにつれて成績が下るお子さんが多いということなど収録ではお話ししたのですが、これも取材やテレビ出演の際、よくお話ししていることです。
 

近年の中学入試、とくに難関校の入試では、「この問題の解き方を知っていますか」というような問題は出題されません。「あなたはこの問題の解き方を見つけることができますか」といった出題なのです。つまり、持っている知識をもとに、組み合わせて、複雑に作りこまれた問題で「何がわかっているのか」を整理し、「あと、何がわかれば問題を解決するための筋道が見えやすくなるか」を、自分の力で考えることが必要なのです。

 

「年齢算の解き方は線分図」と覚えるような勉強を、私は「暗記型学習」と呼んでいます。この学習を小さい頃から続けていると、小学校高学年で成績が下がります。勉強自体が楽しくないというのも、この勉強法の特徴です。 覚えることが主体で、「考える」という要素が少ないからです。

 

「二人の年齢を見やすく比べられたら」⇒「線分図なら比べやすい」

 

だから線分図なのです。今考えたいテーマから考えて、使うべき図は何か。その知識が必要なのです。知識というよりも、反射という感じで一瞬で「比べる」⇒「線分図」が出てくるまでになったら、それが本物の知識で「打てば響く」というのはこういう状態です。

 
■暗記型学習から思考型学習へ お母さんは「3秒ルール」を
 
「◯◯だから△△」と、勉強の中に常に「考える」という要素が増えてくると、勉強は楽しくなります。これが「思考型学習」です。
 
では、お子さんのに「思考型学習」を根付かせるにはどうすればいいでしょうか。
 
1つの答えは、「どうして?」をふだんの勉強の中にどんどん取り入れることです。「どうしてその解き方で解いているの?ちょっと教えてよ。」とお母さんが声掛けをしてあげるのです。あくまでも「質問」として「教えて」という感じがいいでしょう。
 
勉強しているお子さんを横で見ているお母さんは、ついつい「質問」ではなく「詰問」になってしまいがちです。ああ、要領が悪いわねぇとか、もっとああすればとか、横で見ていると、歯がゆさからお母さんの気持が揺れてしまうことがあります。
 
気持ちの揺れが大きくなったな、と感じたら、あえて言葉を発せず数秒間黙ってみる。これがいわゆる3秒ルールや6秒ルールといわれるもので、その数秒の間に、心の揺れはずいぶん収まるものです。お子さんの様子を見ながら、上手に質問して生徒役を演じてみてください。

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▼2022年11月18日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「<志望校・併願校の決め方 校風、偏差値と問題傾向から決める! 合格するための受験校の選び方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年10月28日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「小学4・5・6年生対象 めざせ合格「過去問」の正しい使い方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月30日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「飛躍的に成績を上げる!苦手克服 勉強法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月10日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【4・5年生】9月から偏差値10UPを狙うオンラインセミナー  毎年2学期に成績を上げるご家庭がやっている10個のこと」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年8月5日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験の「基本のキ!」令和4年度版 最新の中高一貫校の選び方から受験の傾向まで全部分かる!」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年7月21日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【2022年夏】確実に成績が上がる夏期講習の受け方 3つのポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年7月8日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「夏休みの学習計画!うまくいく方法  夏期講習を有効活用して力をつける!学習戦略の立て方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年6月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験を迷っている!?保護者必見セミナー 未就学・小学低学年から、親が知っておきたい「中学受験」の実像」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月27日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「自分で学習する子の育て方  中学受験、高校受験でも生きてくる「子が自走する学習法」を伝授します」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月26日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「6年夏休みに成績を大きく伸ばす6月・7月の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年4月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「家庭学習のやり方を指南  塾に通っているだけで、安心していませんか?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年4月14日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「夏休みまでに偏差値5UP 6年生GWで成績を上げる10のポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年3月18日(金)

「「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「頭のいい子が育つ! 学習環境のつくり方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年2月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナーわが子の合格に必要な学習は?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年12月17日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験・合格する家庭のつくり方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年11月19日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年10月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年9月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「苦手克服し成績を上げるコツ」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年7月16日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「7/16入試にも役立つ夏休み自由研究対策セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月26日(土)

新渡戸文化学園が主催するオンラインセミナー「中学受験へ向かうみなさまへ 中学受験って何? 大切なことは何?」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「親が知りたい中学受験のキホン」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2020年10月14日(水)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナー第2弾!過去問を活⽤する家庭学習のコツ」をにて、講師を担当させていただきました。にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年9月29日(火)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験 コロナで変わる!併願校の選び⽅/合格を導くための模試の問題⽤紙・答案⽤紙活⽤法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月12日(金)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「ウィズコロナ時代の中学受験を成功させる夏の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月6日(土)

増進堂 受験研究社が主催するオンラインセミナー「学校再開・塾再開にどう向き合うか」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2月19日(水)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年首都圏中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2 月6日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年関西中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年10 月11日(金)

淑徳与野幼稚園が主催する講演会「父母講座 我が子への根拠の無い信頼の大切さ」にて、講師を担当させていただきました。

COPYRIGHT@西村則康公式サイト