気温が急に下がり、すでにインフルエンザが流行っている学校もあるとの話を聞きます。
季節の変わり目、体調を崩さないよう過ごしたいですね。
6年生はいよいよ志望校対策の時期ですが、4年生、5年生も次の学年に向けて準備をしていきたいですところです。
■苦手克服は今
とにかく得意を伸ばす、という考え方もありますが、苦手と思いこんでいることも実はそう苦手なわけでもなかった、ということはよくあります。
授業を聞いたときにちょっと難しく感じてしまったとか、そんな理由で「◯◯は苦手」と子どもが自分に暗示をかけてしまうようなこともあります。
テストのたびに間違う(少なくとも親からはそう見えてしまう)単元を克服できないか、試せるのは4年生、5年生の時期です。
逆に6年生の今の時期になると、そろそろ苦手克服はやめて「とれるところで点をとる」という考え方に変えていく時期だからです。
もちろんご家庭だけで苦手を乗り越えられればいいですが、家庭教師や個別指導の教室を利用するなど、外部の手を借りるというのも1つの方法です。
(失敗しない家庭教師の選び方をコラムにしたものがあるので、よければ読んでみてください)

中学受験 成功する家庭教師の選び方

■家庭教師として感じること
私は長年家庭教師として中学受験を目指すお子さん、ご家庭のご相談に乗る仕事をしていますが、家庭教師にしかできないな、と思うことがあります。
もちろんマンツーマンの個別指導ですから、お子さんが理解するまで教えることができるのですが、実はそれだけのために家庭教師を利用するなら、とてももったいないことだと思うようになりました。
なぜなら、家庭教師にしかできないことがあるからです。
それは、家でのお子さんのようす、親御さんとお子さんの関係を感じられることです。
塾など教室に出かける場合、その時点でお子さんも親御さんも「アウェイ」にいるわけです。
つまりお子さんも過度な「甘え」が許されない状況だということを承知している状態ですね。
これはマンツーマンの指導でも、個別指導の教室などならそうだと思います。
つまり、家での「ありのまま」のお子さんの姿、お母さんがいつも見ている「よそ行きでない」お子さんの姿を見られるのは、家庭教師だけです。
「この子の家庭学習がスムーズに回っていくためには、何をどう変えたらいいだろう」
そんなことを考え、提案するのが家庭教師の最重要の仕事の1つで、決して問題を教えるだけでは子供の成績は上がらないということも、経験から痛いくらいわかっています。
もしも家庭教師を利用しようとお考えの方がいたら、「わからないところを教えてもらう」だけではもったいないということを知っておいていただきたいと思うのです。
■冬までの目標を立てましょう
苦手克服でも成績アップでもいいのですが、ぜひ冬までの目標を立てていただきたいと思います。
5年生のお子さんのご家庭は、やはり6年生までに少しでも志望校の合格圏に近づけておきたい、という思いがあるでしょう。
4年生も、今よりも家庭学習をスムーズに回したいとか、クラスアップも大いに気になるところだと思います。
東京で月2回、関西で月1回位のペースで「少人数相談会」というイベントを行っているのですが、やはり個別に親御さんたちのお悩みを聞いていくと、「がんばっているのに成果が出ない」というご相談が一番多いように思います。
成績を上げるには(もしも今上がっていないのなら)「習慣」を変える必要があります。
今週の勉強だけでなく、過去に習ったことをふだんの勉強と並行して、いかに復習していくか。
ともすれば「今週のこと」で手一杯になりがちな毎日ですが、それを繰り返しているだけでは「実力テストになると結果が・・・」というサイクルから抜けづらいですね。
だからこそ「習慣」を変える方法を模索したいのです。
どんな方法があるかを考え、ご提案するのも家庭教師の仕事であり、醍醐味でもあります。
塾の先生以外に「セカンドオピニオン」がほしいという方は、ぜひそんな視点で有効なアドバイスを得られる方法を考えてみてください。
もちろん私たちにご相談くださってもOKです。