月: 2022年1月

本番に向けて ~受験当日の服装~

先日関東では思いもかけない大雪が降りましたね。
受験生の皆さんは、凍った地面で転んだり、風邪をひいたりしませんでしたか?

この冬は震え上がるような寒さの日が少ないように感じますが、ラニーニャ監視速報によると「ラニーニャ現象は続いているとみられる」と発表されており、今週も東日本で平年より低い気温になる確率が60%、西日本でも70%と予想されています。

今年の「大寒」は120日で、特にこれから立春の24日頃までは一年で最も気温が低くなりますから、試験当日もかなり冷え込んだり雪が降ったりするかもしれませんね。

そこで今日は、入試当日の服装についてお話したいと思います。

試験当日、身体が冷えないよう暖かくして出かけるのはもちろんですが、入試会場である教室の中まで寒いとは限りません。
席によっては外と変わらないくらい寒いこともありますが、むしろ暖房で温度が上がり過ぎていて、試験中眠くなってしまったり、汗だくで集中できなかったりすることもよくあるので注意しましょう。


おすすめの服装は、どのような環境でも温度調節がしやすい「重ね着」スタイルです。

着慣れた長袖Tシャツにトレーナーやフリースを重ねるなど、脱ぎ着しやすく腕や身体が窮屈でない格好が良いでしょう。

首周りがチクチクするものや、締め付けが強めなものも、緊張する場面では気になることがあるので避けておきましょう。

面接がなければ特にかしこまった服装である必要はありませんから、襟付きのシャツやブレザーなどを着る必要はありませんよ。


ただし、あまりにも常識外れで奇抜な格好は避けましょう。

学校側は入試要項などで、服装は直接合否と関係しないことを表明している場合が多いですが、あまりにも目立つ格好では、周りの視線に自分自身が落ち着かなくなるかもしれません。

過去に気合いを見せるため裸足に下駄で行った、半袖で行ったという人もいましたが、風邪を引くだけですからやめましょうね。

また、現在ほとんどの面接やグループ面談は新型コロナウイルス感染症予防のため中止されていますが、もしも学科試験に加え面接もある場合は、普段より少しフォーマルな格好を意識すると良いと思います。

参考になるのは卒業式や学校見学の際の服装です。

女子ならワンピースや、ブラウスに紺やグレーのブレザーやカーディガン、スカートの組み合わせが定番です。

スカートを好まない場合や寒い場合はもちろんズボンでも構いませんし、黒のタイツを着用する生徒さんも多いです。

男子はシャツに紺やグレーのブレザーと長ズボンの組み合わせが定番です。

ネクタイを締める場合は上着と同じ色のベースに、グリーンやエンジ、黄色などのストライプが入ったものがよく選ばれています。

また、男女とも通っている小学校の制服があるならば、普段着慣れているので非常に良いですね。

靴は革靴がですが、落ち着いたカラーのスニーカーでも構いません。

服も靴も、当日初めて身に付けるのではなく、出来るだけ数回着たり履いたりしておくと、リラックスして本番に臨めるのでおすすめですよ。

ちなみに保護者同伴の場合、保護者の方はナチュラルメイク・紺やグレーなどの落ち着いたスーツスタイル・お子さんと統一感のある服装を意識すると良いと思います。


最後に、当日忘れないように気をつけたいものや、持っていると便利なものについてお話します。


当日忘れてしまいがちなもの

・ハンカチ、ティッシュ

・上履き
・時計
特に上履きは普段持ち歩かないので忘れがちです。学校から指示がある場合は必ず早めに用意し、当日忘れないよう事前にかばんに入れておきましょう。

当日持っていると便利なもの

・ホッカイロ

・替えのマスク・のど飴

・ゴム・ヘアピン

・折りたたみ傘

・替えの靴下、(革靴の場合)行き帰り用の履きなれた靴

ホッカイロは、上着を着るほどではないけれど足元やお腹が冷えてしまった、というような場合にポケットに入れたりお腹に貼ったり出来て便利です。

少しかさばりますが、カイロが苦手な人は薄いひざ掛けを持って行くと良いでしょう。

ゴムやヘアピンは、試験中や面接時、さっと髪を押さえられて便利です。

替えのマスクやのど飴は、風邪や感染症の予防、ノドの乾燥対策にあると安心ですね。

大雨や雪など悪天候の場合は替えの靴下があると困りませんし、そうでなくても、革靴着用の場合は行き帰り用のスニーカーがあると歩きやすくて良いですね。

試験当日をリラックスした気持ちで迎えられるよう、服装や必要なものの準備はぜひ早めに整えておきましょう。

受験生のさんが、当日いつもどおり実力を発揮できることを心から祈っています。

入試本番に向けて~最終模試の活かし方

明けましておめでとうございます。

2022年がスタートしましたね。

関東の主要私立中学校受験本番までは1か月を切り、関西の皆さんは早くも15日に統一入試日を迎えます。

さて、6年生の1年間皆さんが怒涛のように受けてきた「模試」も、年内でほぼすべて終了しました。

今日は目前に迫った本番に向け、皆さんの合不合判定テストや合格力判定テストなど、大手塾による模試の最終結果をどのように活用したら良いかお話しします。

昨年末の大規模な模試は一部で日程が被り(首都模試とサピックス・オープンが同日でした)、1日のうちに4科目の試験を2回受けた人も多かったようです。

「合間に食事をとる暇もなく、午後はスタミナ切れだった」

「実力が発揮できず、これまでで最も悪い偏差値で終わってしまった」という人もいたようですが、皆さんはいかがでしたか?

最終模試の結果で合格可能性が20%・30%などと出ると、生徒さんも保護者の方も大抵ガックリ落ち込み、受験自体に迷いが生じてしまうご家庭もあるのですが、最終模試でそのような結果が出た人たちの中にも、見事第一志望に合格した人たちは実際にたくさんいます。

模試はあくまで模試であり、特に、自分の狙う志望校に特化して問題が練られた模試でない場合はなおさら、その結果を鵜呑みにする必要はありません。

皆さんの最終目標は「志望校合格」であり、「模試で良い結果を残す」ことではありませんから、最後に「志望校の入学試験で合格点を取る」ことさえ出来れば良いのです。

最終模試の結果、特に合格率に踊らされて、この時期に第一志望を再検討する必要はありません。

20%以上の結果が出ているのなら、合格可能性は残っています。

まずは冷静に模試の内容と向き合い、「科目ごとにどの分野で引っかかっていたのか」さらに「そこに志望校の過去問に頻出の分野は無いか」よく分析しましょう。

以前お話ししたように、この時期手つかずのジャンルや苦手なジャンルを深堀りしたり、一からやり直そうとしたりするのは非常に危険です。(そういうものが無ければベストですが)

分析を終えたら、その中でも「理解が今一歩及んでいなかった部分」「もう少しで解けそうだった部分」に重点を置いて復習しましょう。

繰り返しになりますが、必要なのは「志望校の入学試験で合格点を取ること」であり、それに最も近い試験はやはり「過去問」です。

ですから今の皆さんにとって最も効果的な学習は、本番までに過去問で百発百中、合格点に到達できる状態にしておくことなのです。

過去問の結果は表などにまとめていますか?

もしもやっていない人がいたら、今からでも簡単に結果を一覧にしてみましょう。

合格平均点、もしくは合格最低点はどの年度も突破出来ていますか?

そうでなければ、あとどれくらい点数があればクリアできるでしょうか。

そして、そのためにはどの科目で何点ほどアップ出来そう、もしくは、しなくてはならないでしょうか。

このように、志望校の合格基準点に到達するために自分がアップすべき点数、さらに、その内訳(科目ごとにアップ出来そうorすべき点数)を明確にしましょう。

その上で、最終模試を含めた重要な模試のジャンル・問題を取捨選択て復習することが最も効果的な模試の活用法です。

志望校合格に向け、自分の場合は各科目それぞれでどれくらい点数を上げられそうか(上げなくてはならないか)の判断や、自分が重点を置いて復習すべきジャンル・問題の取捨選択については、出来るだけ独断ではなく、塾の先生や家庭教師など中学受験の指導歴が豊富な専門家にも助言を求めましょう。

残り少ない日々、皆さんが志望校合格にしっかり狙いを定め、効率的・計画的に、充実した学習を行えることを心から祈っています。

▼2022年11月18日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「<志望校・併願校の決め方 校風、偏差値と問題傾向から決める! 合格するための受験校の選び方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年10月28日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「小学4・5・6年生対象 めざせ合格「過去問」の正しい使い方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月30日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「飛躍的に成績を上げる!苦手克服 勉強法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年9月10日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【4・5年生】9月から偏差値10UPを狙うオンラインセミナー  毎年2学期に成績を上げるご家庭がやっている10個のこと」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年8月5日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験の「基本のキ!」令和4年度版 最新の中高一貫校の選び方から受験の傾向まで全部分かる!」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年7月21日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「【2022年夏】確実に成績が上がる夏期講習の受け方 3つのポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年7月8日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「夏休みの学習計画!うまくいく方法  夏期講習を有効活用して力をつける!学習戦略の立て方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年6月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験を迷っている!?保護者必見セミナー 未就学・小学低学年から、親が知っておきたい「中学受験」の実像」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月27日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「自分で学習する子の育て方  中学受験、高校受験でも生きてくる「子が自走する学習法」を伝授します」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年5月26日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「6年夏休みに成績を大きく伸ばす6月・7月の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年4月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「家庭学習のやり方を指南  塾に通っているだけで、安心していませんか?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年4月14日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「夏休みまでに偏差値5UP 6年生GWで成績を上げる10のポイント」にて、講師を担当させていただきました。。

▼2022年3月18日(金)

「「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「頭のいい子が育つ! 学習環境のつくり方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2022年2月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナーわが子の合格に必要な学習は?」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年12月17日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験・合格する家庭のつくり方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年11月19日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年10月22日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験合格つかむ「過去問」使い方セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年9月24日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「苦手克服し成績を上げるコツ」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年7月16日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「7/16入試にも役立つ夏休み自由研究対策セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月26日(土)

新渡戸文化学園が主催するオンラインセミナー「中学受験へ向かうみなさまへ 中学受験って何? 大切なことは何?」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2021年6月25日(金)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「親が知りたい中学受験のキホン」をにて、講師を担当させていただきました。

▼2020年10月14日(水)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験セミナー第2弾!過去問を活⽤する家庭学習のコツ」をにて、講師を担当させていただきました。にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年9月29日(火)

「日経DUAL」が主催するオンラインセミナー「中学受験 コロナで変わる!併願校の選び⽅/合格を導くための模試の問題⽤紙・答案⽤紙活⽤法」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月12日(金)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するオンラインセミナー「ウィズコロナ時代の中学受験を成功させる夏の過ごし方」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年6月6日(土)

増進堂 受験研究社が主催するオンラインセミナー「学校再開・塾再開にどう向き合うか」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2月19日(水)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年首都圏中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2020年2 月6日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が主催するセミナー「2020年関西中学受験 入試分析セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年10 月11日(金)

淑徳与野幼稚園が主催する講演会「父母講座 我が子への根拠の無い信頼の大切さ」にて、講師を担当させていただきました。

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