関西地方など、首都圏を含む特定の地域以外の緊急事態宣言が解除されました。
また首都圏と北海道も、近日中に解除となるようです。
当初の予定通り6月1日からの再開としている自治体もありますが、学校も塾もない日々が続いていたお子さんたちにとって、久しぶりに会う先生や友だちとのコミュニケーションは、とても楽しみだと思います。
解除されたからといって、すぐに以前のような生活に全てが戻るわけではありませんが、学校も時間を短縮したり座席の配置を考慮したりしながら、段階的に教育を再開していくようです。
塾に関しては、この休講中にオンライン授業をいち早く開始したところもあれば、録画した映像授業を視聴するのが中心、というケースもあったようです。
その中で、映像授業にもオンライン授業にも一長一短がある、ということが分かったように思います。
映像授業は、映像を受け身に見ているだけなので分かりづらい、というデメリットがあります。
でも、ふだんの授業が早すぎて分かりづらかったお子さんからは、「何度も見返して考えられるから助かる」という声もありました。
オンライン授業に関してはどうかというと「小学生にはオンライン授業は適さない」というのがこれまでの、なんとなくの「通説」だったように思います。
しかし感染症への危機から、やむない形で採り入れられた小学生へのオンライン授業にはデメリットもありますが、メリットもあったのではないかと思います。
たとえば対面での授業では今までほとんど発言しなかった子が、オンラインでは積極的に発言するようになったり、自分の考えていることを意識して言葉にするようになったというような例です。
私たち名門指導会も、オンラインの家庭教師を3月から開始して多くの会員様に受講していただいていますが、この試みの中でもいろんな発見がありました。
私たち家庭教師は、対面での授業ではもちろん、お子さんのありとあらゆる動きを観察しています。
言葉で伝えてくれることもそうですが、言葉にならない動きや漂わせる雰囲気などです。
オンラインの映像では、もちろんそこまでたくさんの情報は伝わりません。
しかしオンライン授業では、これまで意識しなかったことを発見できます。
上記のように、映像ではできるだけ言葉にしないと伝わらないので、お子さんができるだけ自分の状態や考えを言葉にするようになるといったことです。
またオンライン授業は時間と場所を選びません。
たとえば、朝1時間先生といっしょに勉強し、夕方また1時間いっしょに勉強する、なんてことができるわけです。
遠方のお子さんも授業を受けることができますね。
そんな思いで、オンラインの授業を始めることにしました。
中学受験の算数で、多くのお子さんがつまずく「速さ」「図形」「食塩水の濃さ」をテーマに、私自身が講師となって行う90分の授業。
第1回は5月30日(土)10時開始です。
よかったらご参加ください。
第1回
第2回
第3回