2月8日(水)、渋谷でセミナーを行うことになりました。
■6年生になる前から不安を抱えるご家庭も
塾での新学年を迎えるこの時期、難度が上がる塾の授業、増える宿題などに不安を抱えているご家庭が多いからです。特に進学塾の6年生がやらなければならないことは膨大です。不安になるのも致し方ないといったところでしょう。
たとえばサピックスのカリキュラムは、基本的に「進み続ける」スタイルです。カリキュラムの呼称上、同じ単元は出てきますが、内容は確実に進んでいます。学習塾の中でもっとも「ムダがない」ともいえます。この「ムダがない」カリキュラムに、6年生になる前の段階で「すでにまわらない」と感じているご家庭も多く、そんな方たちのために「やるべきこと」の整理のしかたをお話しすることになったのです。
近年の中学受験では「選択と集中」を迫られることが多くなっています。あまりにも塾から与えられる課題の負担が多いからです。
サピックスでは「まわらない」のがふつうで、ラクラク乗り切っているお子さんはほとんどいません。
コツコツとがんばってマンスリーテストで点が取れるようになってきたものの、組分けテストでひどい成績をとってしまい、子どものモチベーションが下がってしまった、というご相談は枚挙に暇がないほどです。
なぜこんなにも中学受験はストレスの多いものになったのでしょう?
■塾テキストが「膨大」になる理由
1つの理由に、どうしても塾の教材は「あれもこれも」になってしまいがちだということがあります。
「これだけやっておけば大丈夫」
というものを作ろうとすると「一昨年開成で出題されたあの問題パターンも」「念のためにこっちの出題パターンも」と、重箱の隅を見てしまい、載せたい問題が次々と出てくるものです。
こうやって年々、塾のテキストの情報量は膨大になっていきます。
膨大な量の問題のうち、どの問題をセレクトするかはクラスによって決まります。
下のクラスは基本事項が中心となり、上のクラスは応用問題まで習います。
そして、実力テストは全クラス共通のものを受けることになります。
すると、どうしたって下のクラスの子は「できない問題」があるわけです。
最上位クラスのお子さんが、最大限そのメリットを享受できる仕組みになっているのです。
では、その「仕組み」の中でどうやって成績を、クラスを上げていくか。
ここで、「やるべきこと」を選んで優先順位をつける必要が出てくるのです。
セミナーでは、この部分に焦点を当ててお話ししようと考えています。
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