本日、朝の情報番組「ノンストップ!」に
生出演させていただきました。
 
番組では、「勉強しない子にやる気を起こさせる法則」
について話をしました。
 
中でも皆さんが興味を持っておられたのが、本棚の話。
本棚に本をしまう作業は知識を頭の中にしまう作業と同じ、
という話です。
 
知識は単体ではなく、関連する他のことに紐づけて身につけておくと、
覚えやすく忘れにくく、そして忘れてしまったとしても思い出しやすいものです。
 
だからお子さんの本棚はお母さんが整理せず、
お子さん自身に整理させてみてください。
お子さんの本棚を見れば、お子さんの頭の中が
どうなっているかがわかります。
 
同じ種類のものが同じ場所に収納されているか、
関連するものや連想されるものが近い場所に収納されているかなど・・・。
 
これって、本棚だけでなく、実は机や部屋なども同じなのかもしれません。
 
関連付けて、意味づけて覚えた知識は生きた知識であり、
単に何度も唱えた知識に比べて圧倒的に役に立つものです。
 
たとえば、石灰水に二酸化炭素を吹き込むと、
白くにごります。
そして、そこに塩酸を入れると、その白いにごりは消えます。
 
入試問題にもよく出てくることがらですが、
上記のことだけを覚えていても、
問題にはなんとか答えられます。
 
しかし、その白いにごりが石灰石と同じ
「炭酸カルシウム」という物質であり、
炭酸カルシウムは塩酸と反応して
二酸化炭素を発生する、ということまで
関連付けて記憶している子どもとくらべて
記憶の消耗はひどく早いものです。
 
本棚の整理に加えて、覚えやすくて忘れにくい記憶法を
ぜひ春休みに探してみてください。