急に寒くなりましたね。身を刺す寒さは、入試が間際に迫っていることを否が応でも感じさせます。
受験学年だけではありません。他学年も学年替わりの大切な時期です。そして、入塾テストの時期にもなります。
今回は、入塾テストに向けての話にしたいと思います。
いつ入塾すれば良いの?
小4からの入塾が一番良いと考えています。時期としては小4のカリキュラムが始まる小3の2月です。
もっともっと低学年から塾のクラスはありますが、受験勉強の先取りは効果があるとは限りません。
時には害になることもありますから、慎重にお願いしますね。
小4からが良いのは、2つの理由があります。
1つめは、進学塾のカリキュラムです。
どの塾でも、受験勉強の本格的な始まりは小4からになっています。
そして、小4から小6までの3年間のカリキュラムが組まれています。
ですから、この時期からの開始が、無駄なく受験に必要な知識や考え方を学習していくうえで一番適した時期になります。
小4での学習内容は、その後の応用問題の基礎になりますし、小4で習った内容も入学試験に出題される事があります。
小5や小6から始めると未習内容が思いがけず足を引っ張ってしまう危険性があります。
2つめは、子供の成長段階です。
どの子供も9歳あたりで大きな変化が訪れます。
「9歳の壁」「10歳の壁」と言われるのがそれです。
具体的な事柄しか理解できない8歳までと、抽象的な事柄や他者の視点が持てるようになる9歳以降では、
学習できるレベルが格段に異なってきます。
やっと、受験に関わる内容が理解でき始める時期になるからです。
この時期からが大切な事は言うまでもありませんが、この時期までの学習も大切です。
この内容は、別の機会にお話しさせていただこうと思います。
小4で(小3の2月)に入会するとして、大切な事は出来るだけ上のクラスに入ることです。
下のクラスで入って、だんだんと上げていこうと思っていらっしゃる方も多いのですが、うまくいくことは少ないのです。
クラスによって、扱う問題レベルが違いますから、今のクラスでは習ったことが無い難しい問題に当たることになります。
また、塾によっては上位クラスとそうでないクラスとで授業時間そのものが異なります。それも、上位クラスの授業時間が多いのです。
クラスアップが難しいシステムになっている事を知っておいてください。
上位クラスで入会するために。
学校の勉強だけで、力試しで受けることは避けてください。学校のテストと多くの点で異なります。
1 問題量
2 文字数の違い
3 問題レベル
4 解答欄の違い
読むスピード、理解するスピード、処理するスピード。
問題量が多く、しかも1問あたりの文字数が多いのです。
学校のテストと同じスピードでやっていくと半分までしか解けない事もあります。
出題範囲は小学校進度を大きく超えることは無いのですが、問われる問題レベルが大きく異なります。
始めての場合は、何を聞かれているのかすら分からない場合もあります。
小学校のテストは、問題用紙に解答欄があります。
でもほとんどの塾の入会試験は、問題用紙と解答用紙は別になっています。
「どこに答えをかけば良いのかが分からなかった」子を何人も見てきました。
入塾テスト対策は二ヶ月前から。
入塾テストの対策は二ヶ月前から始めてほしいのですが、今からでは一ヶ月しかありません。今すぐ始めてください。
小3・4年生用の受験問題集(算数・国語)の3年生配当部分を解く事から始めてください。
応用自在(3・4年生用)が絶版になってしまったようですから、市販されているのは、自由自在(3・4年生用)だけになってしまったようです。
そして、過去の入会テスト問題を解くことが出来たら理想的です。先輩ママにコピーさせていただければ良いのですが。