いよいよ夏期講習会がスタートしましたね。
夏の暑さに負けないように頑張ってほしいものです。
さて、今回も前回に引き続き低学年の夏休みの過ごし方についてのお話しです。
夏は暑い!
今年の夏も昨年同様、猛暑となりそうです。
特に気を付けたいのは、お子様方の体調です。
お弁当を2つ持って塾へ出かけることも珍しくありません。
食べ物が痛みやすくなるこの時期には、お弁当袋に保冷剤を入れるなど気を付けたいですね。
また、1食分は、後から届けてあげたり、お弁当屋さんを利用したり、
塾によってはお弁当屋さんと契約していて夕方のお弁当を準備してくれるところもあるので、工夫には困らないでしょう。
万が一体調不良になってしまったら、まずは回復を最優先に考えましょう。
塾を休みしてでも体調を戻すことをお勧めします。
抜けた授業はご家庭での対応となりますが、塾にも相談してみて下さい。
質問を受け付けてくれる場合があります。
5年生は6年生の予行演習を
6年生になるとまる1日の拘束が続くこともありますが、5年生の夏期講習は設定時間が少ないようです。
6年生になって、いきなり厳しい夏を迎えると体調不良を訴えるお子様もいらっしゃいます。
そこで、免疫をつけるためにも5年生の夏を6年生の予行演習と位置付けて、計画立てとその実践をお勧めしています。
学習時間の確保もできるので、一石二鳥です。
これが成功例です。
5年生の夏に、6年生を意識した過ごし方をして成功したお子様の例をご紹介しましょう。
このお子様は、起床、就寝を夏休みにも小学校の学期中と同じ時刻とし、
塾のある日には、午前中に2時間、午後には塾の夏期講習と平常授業を受けて帰宅後に1時間、
塾のない日には午前中に2時間、お昼間に2時間、
夕食後に2時間の勉強時間を計画し、実行しました。その他の時間は習い事や自由時間です。
また、夏休みまでに40日分の学習カレンダーを準備しましたが、この準備には私も監修役として、ご一緒させていただきました。
目的は、6年生と同様に毎日、たっぷり学習機会を作り、勉強するのが当たり前の環境にすることと、その環境に慣れることです。
その結果、夏休みを機に、やや苦手だった算数、理科の成績が高め安定の兆しを見せ始めたのです。
さらに6年生の夏には、迷いなく40日分の学習カレンダーを作り、必要な講座を絞り込んで受講すると同時に自分の為の学習機会を作り、
実践することに成功しました。
9月には希望する中学校の志望校別特訓に参加する資格も得て、合格まで順調な受験生活を送られたのです。
既に夏期講習は始まっていますが、まだ遅くはありません。
夏休み1週目は8月を活かすための準備期間にもあたるからです。
5年生の皆さん、6年生の夏休みの成功は今年からの準備にかかっていますよ。
もちろん、3年生、4年生の方も来年の夏を意識して、この夏を過ごすことをお勧めします。
(都関)