カテゴリー: コラム Page 22 of 60
もう10月です。
先月は3日にサピックスの5年生向けの「志望校診断サピックスオープン」がありました。
かなり難しいテストでしたが、また11月にもありますから、算数のテストをちょっと振り返っておきましょう。
全体の構成としては、
1.計算
2.小問集合
3.平面・立体図形
4.和と差に関する問題
5.数についての問題
6.速さ
7.図形・調べる問題
となっていて、非常に難度の高い問題です。
■点を取るべき部分は
サピックスオープンはA問題(処理力を問う問題)とB問題(思考力を問う問題)からなっていて、1〜4がA問題、5〜7がB問題という割り当てになっています。
もちろんすべてできればいいのですが、今5年生の子がこのテストを解くとき、点を取らねばならない部分は(今の学力状況にもよりますが)決まってきます。
もちろん思考力もつけておきたいのですが、まずは1〜4です。
「処理力を問う問題」とはいえ、思考力がなければ解けない問題ばかりだからです。
たとえば大問1の(3)は計算問題ですが
160L ÷ 2m2 = ( )cm
という問題。
なぜ計算問題の数値に単位がついているのかを考えないと、計算できません。
(もちろん160÷2=80は正解ではありません)
「体積を面積で割るということはどういうことか」を考えなければならないのです。
体積は 「底面積 × 高さ」で計算できますから、体積を面積で割ると立体の高さが出るのですね。
つまり160Lを160000cm3、2m2を20000cm2と換算すると、
「底面積20000cm2、体積160000cm3の立体の高さは160000÷20000=8cm」
と答えが出せるわけです。
■手を動かすことができているか
大問2の(5)は「3行問題」と呼ばれる小問です。
「はじめ、姉は妹より400円多く持っていました。姉は母から600円もらい、妹は500円使ったところ、姉の所持金は妹の所持金の3倍になりました。はじめ、姉は( )円持っていました。」
割合の問題ですが、線分図を書かないと解けませんね。

こう書いて初めて「③と①の差の②はいくらか」が見えてくるわけです。
こういった部分で取りこぼしがあると、いくら後半のB問題を頑張ってもなかなか点にはなりません。
サピックスに限らずですが、6年生に備えて5年生は「図や考え方などを書く」ということを徹底してみてください。
■11月の第2回志望校診断サピックスオープンに向けて
9月オープンの大問2から、(1)と(2)をご紹介しましょう。
(1)70を割ると6余る整数は、全部で( )個あります。
(2)まわりの長さが48cmで、たての長さが横の長さよりも6cm長い長方形の面積は( )cm2です。
・・・どちらも難しくはない問題ですが、(1)は「70を割る」であって「70で割る」ではないところ(1次違いで大違いですね)、(2)は「まわりの長さ」が48cmなのであって、「たて+横」は24cmであることに注意しなければなりません。
「そんなのに引っかからないよ」と思うかもしれませんが、いざテストになると何が起こるかわかりません。
「易しそうに見えても、どこかにひっかけがあるかもしれないぞ」
という意識で取り組みましょう。
「また、A問題を中心にとり、後半のB問題は(1)だけをうまくとる」
といったテストを受けるにおいての「戦略」を持つことも大切です。
11月に向け、普段の勉強から意識してみてください。
皆さん、こんにちは。
塾ソムリエ西村が主催する名門指導会において、関西エリア統括を担当している都関です。
西村のコラムページの場を借りて、関西の情報をお伝えします。

■これからの受験対策
さて、間もなく10月です。
6年生にとってはいよいよ学校別の傾向対策が気になる時期ですね。
関西の大手進学塾である浜学園では、7月から「小6日曜志望校別特訓」という各中学校の出題傾向、問題の特色、難易度なども掴めるように傾向と対策を行う講座を開講しています。
この「小6日曜志望校別特訓」は、夏期講習と連動した7月・8月期、9月~12月期のように指導期間を2期に分け、「基礎力の充実と応用力の錬成」、「受験校の傾向と対策」の順で段階的な受験対策を行っています。
■9月~12月の「小6日曜志望校別特訓」
現在は、「小6日曜志望校別特訓」の第2期にあたり、次のようなコース構成(一部抜粋)となっています。
|
コース |
主眼校 |
受講基準 |
| M灘コース | 灘・洛南・東大寺・西大和 |
63 |
| M東大寺・西大和コース | 東大寺・西大和・星光 |
56 |
| M甲陽コース | 甲陽・西大和・東大寺・洛南 |
56 |
| M星光・東大寺コース | 星光・東大寺・西大和 |
56 |
| M洛南・洛星コース | 洛南・洛星・西大和 |
56 |
| L洛南コース | 洛南・西大和・高槻・四天王寺・須磨学園・清風南海 |
57 |
| L神女コース | 神戸女学院・西大和・高槻・清風南海・須磨学園 |
57 |
| L四天・清南コース | 四天王寺・西大和・清風南海・高槻・須磨学園 |
53 |
| R六甲コース | 六甲・高槻 |
52 |
| R清風理Ⅲプレミアムコース | 清風・西大和・清風南海 |
52 |
| R白陵コース | 白陵・須磨学園・淳心・滝川第二・岡山白陵 |
50 |
| Eコース | 関西学院・関大系列・啓明・甲南・同志社系列 |
43 |
| Dコース | 四天王寺・神戸海星・大阪女学院・大阪桐蔭 他 |
43 |
| Rコース | 高槻・清風・明星・帝塚山・開明 他 |
43 |
(2017年度の場合)
上の表にあるように、浜学園の「小6日曜志望校別特訓」では、最難関中や難関中を対象としたそれぞれのコースに「受講基準」が設けてあり、原則としてこの基準を満たすことが受講の条件となっています。(上記以外のコースの中には受講基準のないコースもあります)
「受講基準」の値は、浜学園が実施する「公開学力テスト」「小6合否判定学力テスト」(どちらのテストも浜学園の塾生であるなしにかかわらず受験可能です)の3科あるいは4科の平均偏差値です。
9月~12月期の場合ですと、6、7月に行われた上記のテストが対象となっています。(8月以降であっても基準を超えた場合は途中から希望コースでの受講が可能です)
■「受験校の傾向と対策」に向けて
「小6日曜志望校別特訓」は、2期に分けて開講されていますが、受験生が最も気になる「受験校の傾向と対策」は概ね11月~12月に行われます。
ですから、現在、希望のコースで受講できていないお子様の場合、10月のテストが非常に重要なものとなってきます。
冒頭で「まもなく10月です」と書いたのは、もし9月までのテストで受講基準をクリアできていなければ、この10月のテストでクリアしなければならず、その準備期間があと3週間しかないからです。
その10月に実施された公開学力テストは、2016年の場合、以下のような結果でした。
|
|
100 |
99-90 |
89-80 |
79-70 |
69-60 |
59-50 |
49-40 |
39-30 |
平均点 |
|
国語 |
0 |
34 |
153 |
288 |
376 |
441 |
428 |
314 |
52.3 |
|
算数 |
11 |
81 |
126 |
223 |
331 |
363 |
367 |
391 |
49.8 |
|
理科 |
2 |
56 |
166 |
329 |
405 |
459 |
419 |
317 |
55.6 |
(単位:人)
平均点の10点上のゾーン、20点上のゾーンにおよそ300~400人の受験生(受験者数:2304人)がいます。
いわゆる「団子状態」ですから、ゾーンを1つ上げるだけで大幅な偏差値アップが期待できます。
浜学園の公開学力テストは満点が100点で、10点アップには、算数の場合は2~3問、国語の場合は3~5問、理科の場合も3~5問、「マル」を増やすことが必要な配点となっています。
9月までのテストで受講基準をクリアできていない場合は、8月、9月に受けたテストを振り返り、どの問題を正解すれば10点の上乗せが可能だったかを調べてみてください。
その結果、知識のあいまいさが失点の原因であったのであれば、まちがえた問題に必要な知識とその関連事項を、この3週間を利用して補っておくという対策が考えられます。
しかし、原因がよくわからない場合や対策が立てにくい場合は、塾の先生など専門家に3週間の学習計画を相談してみることも必要でしょう。
小学校によっては行事の多い季節ですが、限られた時間を上手く使って、希望するコースで「小6日曜志望校別特訓」が受講できるような準備がすすめられるといいですね。
(都関靖治)
夏休みですね。
6年生は「受験の天王山」と言われる夏休み、ちょっと緊張気味かもしれません。
都内の小学校では、明日7月20日(木)が終業式のところが多いようですが、6年生は夏期講習の日数が多いので、明日から数日間の使い方が重要になってきます。
■ ここから数日間の使い方が重要
たとえばサピックスの場合、6年生の夏期講習の日程は全部で18日。
5年生が全20日であるのに対して日数が少ないのですが、8月下旬に「夏期集中志望校錬成特訓」という演習講座があるので、これに出席すると全部で23日。
40日のうち23日を塾で取られる上、講習会期間中の休みは、講習会の復習や宿題でやりきれなかったものに充てる、というハメになりがちです。
また8月24日に「夏期集中志望校錬成特訓」が終わりますが、その数日後に8月のマンスリーテスト(このテストからはマンスリーテストも範囲がない実力テストになります)があり、その対策もしたいので、8月末も塾以外のことに使えるのは数日。
だから、学校の宿題の主なものや弱点補強などは、夏期講習が始まるまでの数日間にやっておきたいところなのです。
塾によってスケジュールやカリキュラムは違いますが、特に6年生はここから数日間の使い方が重要なのは同じです。
うまく時間を使ってください。
■ 「夏、あれだけがんばったのに…」とならないために
夏期講習のカリキュラム、大きく分けると次の2つのタイプがあります。
①これまで習った総復習を行うカリキュラム
②年間を通したカリキュラムを夏の間もどんどん薦めていくカリキュラム
①のタイプの塾が多勢で、代表的な大手塾は日能研、四谷大塚、早稲田アカデミー、浜学園などです。
②は少数派で、代表的なのは首都圏ならサピックス、関西では馬渕教室など。
①のように夏期講習で今までの総復習をする塾にお子さんを通わせている場合「夏期講習で今までわからなかったところをわかるようになってくれたらいい」と考えがちですが、ちょっと注意が必要です。
それは、復習とはいえふだんと進度が全く違うということです。
以前一度習った単元とはいえ、毎日のように違った単元の学習が続くと、お子さんたちは「とにかく問題を解いて答えを出す」という学習に陥ってしまいがちなのです。
こうなってしまうと、最悪の場合は「考えているようで実は当てはめているだけ」といった状態になってしまい、夏の終わりのテストの結果に「夏休みあれだけがんばったのに…」と愕然とする、といった事態にもなりかねないのです。
夏期講習の授業から帰ってきたら、宿題にとりかかる前に「その日習ったことをしっかりと思い出す」という時間をとるようアドバイスしてあげてください。
■ 学校の宿題の「大物」はうまくこなそう
学校の夏休みの宿題、これはもう学校によって、担任の先生によって量も質も様々。
しかし、夏休みが始まって数日であらかた片付けてしまうのが理想です。
中でもお子さんたち、いや親御さんたちも頭を悩ませる「大物」が、読書感想文と自由研究ではないでしょうか。
「読書感想文は、本を読むまではいいんだけど、いざ書こうとすると何を書けばいいかがわからない・・・。」
「自由研究は、何をどのように研究すればいいのか・・・。」
いずれも、そんなことを考えている時間が最も長いお子さんが多いのです。
忙しい受験生、テキパキと片付けてしまいましょう。
主任相談員を務めさせていただいている「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」でご一緒している小川大介先生、辻義夫先生のコラムに、いいヒントがあります。
ぜひ参考にしてみてください。
夏休みの宿題~読書感想文を簡単に書くコツ~
理科の成績が上がる自由研究
いい夏にしましょう!


































