カテゴリー: コラム Page 16 of 60
■入試が近づいています
6年生はいよいよ入試直前期に入っていきます。
あと2ヶ月あまりで本格的な入試期間に入っていくということで、緊張感がみなぎっているのではないでしょうか。
例年受け持つお子さん、親御さんにを見ていて気づくのですが、入試直前になると「あれもできていない」「これもやらなくちゃ」と、できていないことばかりに目がいってしまうようになるケースがあります。
確かに、限られた残りの日数でできるだけ効率的に「できること」を増やしていきたいところです。
でも、ある時期(感覚的には12月初旬くらいでしょうか)からは、ことさら「できていないこと」に目を向けるのをやめ、「できていること」に注目するのが良いように感じています。
過去問や志望校別コースの問題を解けば、おのずと「できなかったこと」は出てきます。
それらを補充することでじゅうぶん、入試への対応力はついてきます。
だからことさら「あの単元ができていないから問題集を買ってきて…」といった対応に奔走しなくても(というかしないほうが)うまくいくことが多いのです。
どうしてもなんとかしたい単元などがあるなら、ピンポイントでプロの先生にお願いするのが良いと思います。
時間のない中での弱点克服は、短時間で効率よく、お子さんの自信が揺るがないよように行いたいものです。
■5年生も勝負は始まっています
5年生は、ちょうど1年後今の6年生と同じ状況になっているはずですね。
「まだ1年間ある」ではなく「もう勝負は始まっている」くらいに考えるのが良いと思います。
11月から1月にかけて、新学年の組分けの対象になるテストが行われますね。
4年生から5年生になったときもそうだったと思いますが、一度あるクラスに「定着」してしまうと、なかなかクラスアップするのが難しいものです。
他の場所でも度々お伝えしていますが、下のクラスでは上のクラスの子が授業で教えてもらっている問題を教えてもらわないことなどから、おのずとクラス同士の差が定着し、下のクラスの勉強をしていたらいつまでも上のクラスの学力に追いつけない、という状態になってしまうからです。
つまり、今のクラスで与えられている宿題だけをやっていては、いつまでも「上のクラスの子がやっている問題」を解くことができず、それがクラス分けテストに出題されたときに「埋められない差」となるということです。
学年代わりはいい機会です。
冬にかけての実力テストに向け、基本〜標準レベルの問題をしっかりやりこんでテストに臨んではいかがでしょう。
6年生スタートのクラスで、ある程度1年の成績推移が決まるようなところがあります。
ぜひこの冬がんばってみましょう。
■暗記も「単にことがらを覚える」のではなく
もちろん理科や社会の暗記も大切です。
しかし、ただ一問一答的にことがらや年号を覚えるだけの暗記は、実力テストでは(もちろん1年後に演習するであろう難関校の入試問題でも)あまり役に立ちません。
理科の暗記ならば、そのことがらが他のどんなこととつながっているか。
そんなことを知っていなければなりません。
たとえば、「塩酸に石灰石を入れると気体が発生しました」とあれば、当然発生するのは二酸化炭素です。
でも、これだけを覚えていてもあまり役には立ちません。
二酸化炭素→
・空気より重い(1.5倍の重さ)
・同じように空気より重い気体に塩化水素がある(1.4倍)
・空気より大幅に軽い気体にはアンモニアや水素がある
・二酸化炭素は温暖化の原因になる「温室効果ガス」の1つである
・重そう(炭酸水素ナトリウム)を加熱しても二酸化炭素が発生する(近年はこちらのほうがよく出題される)
・重そう(炭酸水素ナトリウム)は身近なところではベーキングパウダーに含まれる(発生する二酸化炭素で生地に気泡のすき間ができてふくらませる)
など、つながりが有機的に出てくるような暗記ができているのが理想です。
上記のように、あることがらについて思いつくままにどんどん話題を広げる(マインドマップという方法を使ってもいいですね。マインドマップの書き方はこちら)練習をしておくのもよいでしょう。
このように、実力テストで「武器」になる学習法が、11月20日(火)に渋谷で開催する、恒例の少人数相談会のテーマでもあります。
今回もまた募集開始後数時間で定員に達してしまったようですが、定期的に開催しているので、気になる方は参加を検討してみてください。
2018年10月25日(水)、東京都市大学付属小学校での公演に登壇させていただきました。
東京都市大学付属小学校にお子さんを通わせる親御さんが対象ということで、低学年から高学年のお子さんの親御さん、なんと200名以上の方がご参加くださいました。
中学受験への興味・関心もさることながら、みなさまやはりお子さんの教育に関して熱意、ご感心が高いということを感じました。
様々な学年のお子さんの親御さんが集まっているということで、話は低学年の「体験学習」から入試直前の「得点力、実践力をつける学習」まで多岐に及んだのですが、みなさま非常に熱心に聞き入っておられました。
高学年のお子さんの親御さんは、もうまさに受験直前ということで、目前に迫った受験を以下に乗り切るかに意識が大きく傾いていると思います。
でも、本来はそこに至るまでの段階、低学年のうちにさまざまな体験学習をして「学ぶ土台」をお子さんのなかに作ってあげることが大切です。
そんな低学年向けのお話は、高学年のお子さんのご家庭には退屈かと予想していたのですが、みなさん「納得感」をただよわせながら聞いておられ、ああ、お子さんといい関係を築いておられる方たちが多いのでだな、と思いました。
■「中学受験は親が9割」という書籍を書きましたが・・・
私は数年前「中学受験は親が9割」という書籍を書きました。
おかげさまで今も売れているようで、シリーズで何冊か出ているのですが、いずれもロングセラーになっているようです。
出版当時は「ちょっと刺激が強いかな」と感じたタイトルですが、これは「なんでも親主導で中学受験を乗り切ればいい」という意味ではありません。
確かに中学受験を目指して受験勉強するお子さんの年齢は、10歳から12歳、自分で何もかもできる年齢ではありません。
しかし、親があれをやりなさい、これをやりなさい、と「やるべきこと」「できるようになっておくべきこと」を指示するばかりでは、受験から得られるものはとても少なくなってしまいます。
この年令は、お子さんが「自分でできること」を増やしていく時期。
親がそのサポートを最大限してあげられる機会が、中学受験なのです。
だから「親が9割」活躍するのは、やるべきことの指示ではなく「自分で乗り越えるためのサポート」なのです。
いろいろなところでお話ししているのですが、子どもが自分で行動できるようになるための親のアプローチは「選択の幅」を与えることだと私は考えています。
たとえば塾から返ってきたお子さんに「早く復習を済ませて、お風呂入るのよ!もう遅いから!」と指示するのは簡単です。
でもここでぐっと「指示したい」気持ちを抑えて「どうする?お風呂の前にちょっと復習しておく?先に少しなんか食べる?」というように「選択の幅」を与えてあげると、お子さんは自分で自分のこのあとの行動を決めます。
あるときは食事、あるときは復習かもしれません。
でも、自分で決めさせる、そのサポートを親がするというところに意味があると思っています。
■子どもだって、任せられるとしっかりする
「そんなこと言ったって、しなさいっていわないとしないんですよ・・・」
そんな声も聞こえてきそうですが、子どもだって「やるべきこと」をあらかじめ親に全て決められるといい気はしません。
低学年のうちは従うかもしれませんが、高学年になると不満も出るでしょう。
反抗期と相まってなおさら「言われれば言われるほどやらない」という反応も多いものです。
「言わなければどうせやらない」という意識をいったん捨て、「選ばせる」ということを意識すると、頭ごなしに指示するよりうまくいくことが多いというのが、これまで数千のご家庭のご相談を受けてきた私の感覚です。
こうやって「任せて自分でやるべきことを決めさせる」というサポートが、親としてのもっとも大きな役割、と言う意味で「親が9割」と題しています。
都市大付属小学校の親御さんたち、すでに「中学受験は親が9割」をお持ちの方もいらっしゃるようです。
話をしながら、受験学年の6年生の親御さんも驚くほど柔和で朗らかなのを感じ、この方達の中には「親が9割」を誤解して受け取っておられる方はおられないのだな、と安心したのでした。
重永校長先生とお話しした際も、私が「中学受験は親が9割」に書いた「楽しくなければ中学受験は成功しない」という部分にご共感いただいたのですが、なるほど、この先生の学校なら親御さんたちも、中学受験を通して楽しみながらお子さんとともに成長するのだなと感じたのでした。
東京都市大学付属小学校のみなさま、ありがとうございました!
重永校長先生と

間もなく開演です。緊張。。。

■少人数相談会から見えてくるもの
月に1回〜2回のペースで、東京・大阪で少人数の相談会を行っています。
お子さんの学習に関するお悩みやお困り事などのご相談を、名門指導会の現役トッププロ講師、そして「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」で主任相談員としてご一緒している先生方がマンツーマンでお受けするものです。
今年に入ってから数回行っているのですが、この時期になると明らかに「見えてくるもの」があります。
それは「このままではいけない」とは気づいているけれど、その原因を突き止めてなんとかする余裕がない、というご家庭が多いこと。
復習も、苦手克服も弱点補強も、やらなくちゃいけないことはわかっている。
でも、それをすべて明らかにしたり解決する時間、気持ちの余裕がない。
なんだか毎週バタバタと宿題に追われているだけで、なんとなく日々が過ぎていってしまう。。。
90分間のご相談時間なのですが、ふだん手付かずだったそんな作業が、ほとんど片付いてしまいます。
で、やるべきことが見えてくるのです。
■何度も同じ間違いを・・・
たとえば、電流による発熱の問題を、複数回のテストで間違っていた子がいます。
その問題の解き方、考え方を誰かに教えてもらうのは簡単なことです。
でも、それでもまた同じような間違いをしてしまう・・・。
こういうとき、お父さん、お母さんは頭を抱えます。
「どうして何度も同じような問題で間違うんだろう・・・」
このお子さんの場合、電流と発熱ではなく、電気抵抗と電圧、電流の関係(つまりオームの法則)が腑に落ちていなかったのが原因でした。
それは、テストの大問のうち、以下のようなところを分析すればわかります。
・どこまでできていて、どこからできていないか
・間違った問題ではどのような計算をしているか
・どのようなメモ書きが余白に残されているか
原因がわかれば、それを解決することで、必ず次にテストで同じような問題がでてきたときの「出来」が違ってきます。
■2学期のうちに
確かに、受験生は忙しい。
毎週の宿題をこなすだけで手一杯で、テスト直しすらままならないk、というご家庭もあると思います。
でも、なんとなく「このままじゃダメだ」と思いながら冬を迎えてしまうのはもったいないですね。
私が主宰するプロ家庭教師「名門指導会」にも、この時期ご相談が多くなりますが、6年生はいよいよ受験シーズンということもあって、講師たちの空き枠は少なくなってきています。
しかし相談会という場を設けることで、一人でも多くの方の(それでもマンツーマンなので少人数になってしまいますが)ご相談に乗れることを毎回嬉しく感じています。
やはり対面でのご相談、しかもお子さんが実際に解いたテストを目の前にしてお話しすると、一般論ではない「具体的な解決策」を示すことができるからです。
「いつ」
「何を使って」
「どのように使って」
といったことです。
次回は10月23日(火)10時〜11時30分、渋谷にて開催です。お困り事はあるけれど、どのようにすれば解決できるかわからないという方は、一度ご参加になるといいかもしれません。
https://soudankaie-4.peatix.com
(10月17日追記)
このブログを書いたのは相談会告知前だったのですが、告知から数時間で定員に達してしまったようです。
11月以降も行いますので、ご参加希望の方は次回をお待ちいただければと思います。
■新刊が出ます
10月20日(土)、新刊が発売になります。
「中学受験 入塾テストで上位クラスに入るスタートダッシュ[算数]」という書籍(問題集)です。
「入塾テスト対策にいい問題集はなにかないですか?」
そんなご相談をこれまで非常に多く受けてきた経験から、それではピッタリのものを作ってしまおう、と考えたのです。
もうすでにお子さんが塾に入り、受験勉強に取り組んでいるという方にとっては「過去の話」かもしれませんが、もし下のお子さんがいるとか、お知り合いの方でこれから入塾テストという方がいればお役に立てると思います。
問題集といっても単なる問題集ではなく、塾の(新4年生)入塾テストとはどのようなものなのか、そして上位クラスで合格するのが大切なのはなぜか、ということをお父さん、お母さん向けに解説しています。
そして、入塾テストでよく出題されるタイプの思考、試行型問題を取り揃えました。
また、入塾テストの対策として実践的なテストもついています。
手前味噌ですが、かなり考えて作り込んでいます。
ちなみに4年生で塾の成績が上がらない、基礎をやり直したいというお子さんにも役立つとも思います。
10月20日(土)発売なのですが、22日(月)から私が主任相談員を務める「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」主催でプレゼント月のキャンペーンが行われるようですので、必要な方はそちらでご購入いただければと思います。
■東京・大阪で開催の「少人数相談会」で出た話題
10月3日(水)に東京で、4日(木)に関西で、少人数の相談会を行いました。
「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」で主任相談員としてご一緒している小川大介氏、辻義夫氏、そして私が主宰するプロ家庭教師集団「名門指導会」のトップ講師たちとともに、お母さんたちのご相談にあたるという趣旨の会ですが、今回は5年生のお子さんのお母さんたちがとても多いという結果となりました。
対象学年は特に指定しなかったのですが、やはり受験学年を目前に控え、解決しなくてはと思っていることがたくさんあるのが、5年生の10月。
冬を迎える前に行動を起こした参加者の皆さんは、懸命なのではと思います。
なぜなら、ご相談の詳細はそれぞれですが、いずれも「すぐに対策できることがある」という内容だったからです。
夏期講習のまとめテストや8月のマンスリーテストで結果が出ず、もう少し様子をみてから、と感じていたお母さん方が「やっぱり何か行動しよう」と思い始めるのが10月です。
「夏期講習の成果が感じられない」と感じているお子さんに共通するのは、真面目に夏期講習に取り組んできたということ。
なぜがんばって夏期講習に取り組んだのに、成績が上がっていないのか。
むしろ下がった、というご相談もこの時期多いのが現状です。
■夏を取り返す具体的な方法
ここまで読んで「思い当たる」という方は、お子さんの勉強の様子をよく観察してみてください。
私が「あたふた学習」と呼んでいる勉強法になっていないか、確認してみてほしいのです。
「あたふた学習」とは、とにかく宿題はやっているけれど、身についていることが極端に少ない状態をいいます。
算数などなら、問題はたくさん解いているけれど「塾で習った解き方」をなぞって「作業」するだけになっているのが典型的な例です。
国語の語句や理科社会の暗記などに関していえば、一問一答的に覚えているような状態で、記憶に「理解」が伴っていないともいえます。
毎週の「やるべきこと」が多すぎて、勉強が「作業」になっているんですね。
これを具体的に解決するには「毎週のノルマ」を見直す必要があります。
平常授業以外にとっているオプション授業、ほんとうに効果を感じているでしょうか。
宿題の取捨選択はできているでしょうか。
「やらなくちゃ」とは思っているけど、塾の先生に言い出せなくて、とか、なんとなく押し切られて、といったお話も、やはり多く聞きます。
でも、大量の宿題に振り回されて成績が上がらないということがはっきりわかっているなら、やはり行動しなければ解決しません。
塾への「交渉役」として、お父さんに登場してもらうものいいかもしれませんね。
あまりいい言い方ではないかもしれませんが、塾の先生を使うという発想で「塾の先生に宿題の取捨選択をお願いする」ということも検討してみるとよいと思います。
問題を感じているなら、秋のうちに行動を起こしましょう。
10月、6年生は各塾で志望校判定の模試や学校別模試などが行われます。
特に学校別の模試は、お子さんと志望校の入試問題の「相性」をみる重要な機会になりますね。
たとえば男子御三家の中でも、開成の理科や社会は難度が低く高得点勝負になりやすい(2018年は算数もそうでした)一方、麻布の理科は非常に何度が高い「思考系問題」であるなど、学校によって特徴がはっきりしています。
女子でもオーソドックスな難問を揃える桜蔭に対して、短時間での処理力を求められる女子学院といったように、校風とお子さんの相性以前に、入試問題に関しても相性の良し悪しはあるのです。
過去問演習もあわせて、解きやすい、点を取りやすいと感じる問題であるかどうか、しっかりチェックしておきましょう。
偏差値が同じくらいだからという理由で併願校を選ぶようなことは、かなり危険なことにもなり得るのです。
またこれもよく言われることですが「おさえの学校」を上手に選んでいただきたいのです。
「おさえの学校」というのは、偏差値レベル的に合格できる可能性が高く「この学校なら我が子を預けても納得いく」と感じられる学校を指します。
「滑り止め」といった表現をされる方もいますが、私はその表現は使いません。
第一志望校でなくとも、納得ずくで学校選びをしていただきたいからです。
また、同じくらいの偏差値の学校ばかりで(多くの場合はお子さんがギリギリ合格できそう、という学校)受験計画を組むのも危険です。
うまくいけば全部合格ということもありえますが、その逆も起こり得るからです。
受験計画は、お子さんの平均偏差値のかなり下の学校まで含めて組むようにしましょう。
このようなお話は、もちろん私が主宰する家庭教師「名門指導会」の生徒さん、ご家庭にはこの時期にすることなのですが、塾の進路相談などではたまに「強気」な受験を勧められることがあります。
4年生、5年生のお子さんのご家庭は、そういう意味で今から学校情報を集めておきましょう。
偏差値は高くなくても、よく教育内容や方針などを調べてみると「ここなら」という学校はあります。
誰もが聞いたことがある有名校、難関校の情報しかないと、ついつい危うい受験計画となりがちだからです。
学校の姿を具体的、立体的にとらえるためにも、インターネットだけでなく学校説明会や体験学習に参加するなど、さまざまな方法を試しましょう。
受験まで、首都圏ではあと4ヶ月、関西では3ヶ月あまり。
いろんな情報が飛び交う時期ですが、しっかり正しい情報を手にして進んでいきたいですね。
■図形が苦手にならないために
算数の図形の分野についてはよく「センスが必要」「小さい頃からの積み重ね」「親も苦手だから」といった声をお聞きします。
たしかに、小さい頃から積み木や色板、定規を使って図形に親しむことを繰り返した子とそうでない子の間には、図形への親しみや身近さ、感覚などに違いが若干出るように思います。
たとえば立方体の展開図を頭の中で組み立てられる子と、それができない子がいます。
折返しの様子や立体ができあがる過程を想像できるかどうかは、小さな頃に折り紙などの手遊びをたくさんしたかも影響してきます。
お子さんが就学前ならクレヨンや鉛筆でまっすぐ線を引いたり、お母さんがひいたお手本のラインをなぞったり、たくさん書く練習をさせてあげてください。
また、折り紙で図形の力をつけるための書籍なども発売されていますね。
■高学年で図形が苦手なら「合言葉」を
もうすでに小学校高学年、受験勉強も始まっているという場合は、あまり基礎練習ばかりに時間を費やすことができません。
そんなお子さんは「合言葉」をできるだけたくさん知っておくと良いと思います。
「合言葉」とはどんなものかというと
「円の問題の補助線を引くときは、中心から」
「台形が直線で分割されていたら、相似比・面積比を使え」
といった「こんな問題へのアプローチは、こうなることが多い」という知識のことです。
塾の先生やプロの家庭教師ならたくさん知っていると思います。
教えてもらって知識をつけ、その知識の総体として「センス」を磨けばいいですね。
■感覚が追いつかないときは、知識で補う
私は平素から「暗記型学習に陥るのはよくない」と提唱しています。
中学受験の勉強はそれでなくても量が多く、次の週までにやるべきことが盛り沢山です。
その結果、考えることなく「習ったとおりに暗記して当てはめる」の繰り返しになってしまうのが「暗記型」の勉強。
こうなると、考えるという要素が少ないから勉強が面白くなく、「勉強嫌い」にさせてしまいがちなのです。
しかし、高学年になって「図形が苦手」というお子さんに「センスを磨け」というアプローチばかり押し付けると、結果が出るのに時間がかかってしまうのです。
だから上記のような「合言葉」も使って、センスと知識の両方で勝負しようということです。
前田昌宏氏が著者で、私も監修者として関わらせていただいた「中学受験 すらすら解ける魔法ワザ 算数・図形問題編」(実務教育出版)にはそんな「合言葉」がたくさん散りばめられています。
よかったら手にとってみてください。


































