都内では例年よりも早く桜が咲き、すでに緑の葉も見られるようになっています。
花だけのサクラも美しいですが、眩しい新緑もまた清々しい気分にさせてくれますね。
春休みもそろそろ終わり、小学校でも新しい学年が始まろうとしています。
■ 学校の新学年 学習サイクルを新たに構築しましょう
すでに塾では2か月前から新学年が始まっていますが、学校の学年が上がると生活も大きく変わります。
今一度、学習サイクルが順調にに回るよう、調整を行いたいですね。
2月に新刊が2冊、立て続けに発売になり、そのプロモーションもあってラジオやテレビへの出演、取材などでバタバタしていてブログをなかなか更新できずにいました。
実は昨年の年末くらいから、主任相談員を務めさせていただいている、中学受験ポータルサイト「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」主催で「魔法の学習プラン作成セミナー」というオンラインセミナーを開催しています。
これは、会員になってくださった親御さんたちと、月1回のペースでセミナーでお話ししながら、皆さんのお子さんにピッタリの日々の学習プランを「一緒に作っていく」という主旨のものです。
すでに200名近い方が会員になってくださっています。
その中で毎月学年別にセミナーでお話しし、皆さんの質問にお答えしているのですが、毎月のテキストを作る過程で、私もいろいろなことをあらためて感じています。
もっとも強く感じるのは、塾のカリキュラムがあるとはいえ、親御さんだけで学習計画を考え、それをお子さんに実行させていくのは並大抵のことではない、ということです。
■ 進み続けるサピックスのカリキュラム
たとえばサピックスの5年生の算数のカリキュラムですが、2月〜4月までは次のようになっています。
<2月~3月>
平面図形(1)
平面図形(2)
約数
倍数
総合(01~04)
分数と小数
<春期講習>
数の性質
和と差に関する問題
平面図形
<4月>
立体図形(1)
旅人算(1)
旅人算(2)
いちおう「総合」という週がそれまでの数週間の復習、という位置づけにはなっているのですが、春期講習会だからといってそれまでの復習をするわけではなく、どんどんカリキュラムが進んでいきます。
春休みはまだ短いから良いのですが、夏休みも同じようにどんどんカリキュラムが進んでいきますから、想像以上に大変です。
2月〜4月だけを見ても重要単元が目白押しで、特に「約数」「倍数」や「数の性質」などは他の単元の学習でも使う考え方、解法をたくさん習うため、非常に大切です。
つまり、ここで「コケて」しまうと後々に響いてくる、というとても重要で「怖い」単元でもあるのです。
このようなカリキュラムの「クセ」を前提に、効果の上がる学習サイクルを作っていくには、親御さんのマネジメント力が求められるわけです。
親としては本当に大変だと思います。
■ 『今月の学習プラン作成』セミナー
少しでもそんなみなさんの力になれるよう、カリキュラムをこなしていく上で「注意すべきこと」をあらかじめお伝えできるよう、毎回のセミナーのテキストを準備しています。
またセミナーの復習をいつでもしていただけるよう、また必要に応じて「あの単元では何が大切なんだっっけ?」と思い出していただけるように、セミナーはすべて動画に残して参加者の皆様にご覧いただけるようにしています。
春休みが終わり、また平常授業の学習サイクルが始まります。
次に学習の見直しができそうなのは、ゴールデンウィーク。
一週一週の内容を完璧に、というのはは無理かもしれませんが、おおまかには身につけていけるよう、学習サイクルを回していきましょう。
「おおまか」では物足りないとお感じになるかもしれませんが、各塾のカリキュラムは「スパイラル」(らせん状)になっており、一度習ったことが繰り返し出てくることになります。つまり次に同じ単元が出てきたときに「かなりの割合で忘れてしまっている」ということを防ぐことが、まず第一に大切なことです。
「西村則康と一緒に作る 魔法の学習サイクル『今月の学習プラン作成』セミナー」興味がある方は下記のページをチェックしてみてください。
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