まだまだ、算数の計算単元は続きます。
春期講習までに分数のかけ算を学習して、春休み明けに分数の割り算や分数の四則混合計算を習います。
春休み中も(春期講習中も)少しずつ分数計算をやっておきましょう。
4週間も計算単元が続いています。
この、「頭への負担が軽い時期」に、図形問題や文章題の準備をしておきましょう。
・4年生範囲の「平行線と角」の問題を利用して、図をフリーハンドでそれらし
く書く練習をする。
図の中に必要な数字を読みやすく書き込む練習も大切です。
(横の平行線が上手に引けない子供が近頃急増しているように感じています。その原因は、練習不足もあるでしょうが、鉛筆の持ち方にあるように感じています。お子さんの鉛筆の持ち方をちょっと見てあげてください。)
・第10回・第12回・第14回の予習を兼ねて、図を書く練習をする。
日能研は予習厳禁の塾です。予習をしていて怒鳴られたお子さんも知ってい
ますが、それを承知でお勧めしておきます。
この予習は完璧にやりきることを目的にしているわけではありません。
「どういう事を習うのかな(どんな考え方をするのかな)」を知ると共に、図を上手にフリーハンドで書く練習が主眼です。
特に第14回、事前準備が大切です。
頂点を動かす単元ですが、お子さんの頭の中でなかなか図形が動かないのです。厚紙で図形を作って、実際に動かしてみる事も大切です。
余裕のある今のうちに、図形を動かす「体験学習」をさせておいてください。
理科は、そろそろ植物部分が終了して、来週から動物です。
両方とも暗記単元ですから、覚えてしまえば大丈夫なはずですが、これまでのカリテの点数はどうだったでしょうか。
充分に時間をかけて覚えたにもかかわらず、点数が取れなかったお子さんの場合は、覚え方を見直す必要があります。
「知識と知識をつなぐ工夫」が一番大切です。
たとえば、「地中に子葉を残して成長する植物は、アズキ・エンドウ・ソラマメ・クリ」と覚えます。
これに、「双子葉の植物は、普通は種を持ち上げて、その種がパカッと開いて双葉になる」のに、この「アズキ・エンドウ・ソラマメ・クリは種(子葉)を地中に残したままで茎を伸ばす」。
だから「この4つは最初に出る葉はなんと本葉」。
この「 」3つをくっつけて覚えたお子さんと、そうでないお子さんとの差が大きいことは理解いただけると思います。
3つ以上をつないで覚えることは、なかなかはじめは出来ませんから、まずは2つをくっつけることから始めてください。
「この仲間はふつうは○○○」なのに「□□だけは△△」、とか「○○は△△だ」、だから「○○は□□出来る」。
このように2つをくっつけて覚える練習です。
お母さんの方で、「なぜ、双子葉の植物は太くなれるのに単子葉は太くなれないのは、な?ぜ?」というように質問していただくのが一番有効です。
「形成層があるから」と即答できれば、お子さん任せの暗記で大丈夫です。
1単元について、3個?4個程度でかまいませんから質問してあげてください。
お母さんが、日能研の本科テキストの説明を読まれて、何を質問して良いのかよく分からない、と思われるかもしれません。
それは、お母さんが理科が苦手だということではなくて、本科テキストの説明がかなり淡泊だからかもしれません。
理科の本科テキストは入試に必要な必要最小限の知識でコンパクトにまとまっていますから。
お母さん用の読み物としては、四谷大塚の予習シリーズをお薦めします。
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