東日本大震災から10日以上経ちました。被災された地域が少しでも早く復興されることを心からお祈りしています。

 

ツイッターの「お父さん原発行っちゃったよ。母さんがあんなに泣いたの初めて聞いた。お父さん、生きて戻ってきて」に、こみ上げてくるものがあり思わず目頭が熱くなりました。

 私は、別に国粋主義者ではありませんが、今こそ日本の人たちみんなが力を合わせて、強い日本すばらしい日本を作る努力をしていく、いままさにその時だと感じます。

 

 

□算数の基本 分数計算□

 小5生は、この時期ほとんどの塾で分数計算を習います。日能研では2ヶ月にわたってやりますし、四谷大塚や早稲アカでは約1ヶ月、サピックスでは少なめですが、数週間にわたって学習します。

 始めに、異分母分数の足し算と引き算を練習し、その後、分数同士のかけ算や割り算に移っていきます。これまでの約1ヶ月あまり公約数や公倍数を学習してきた目的の一つは、通分や約分をスムーズに理解できるようにするためだったのです。

 異分母分数の足し算や引き算のあと、かけ算や割り算になった段階で、通分してからかけ算をしたり、帯分数のままでかけたりするお子さんが多く出現します。これは、なぜ通分すれば足し算が出来るのかが納得されていない証拠なのです。これらのお子さん方の多くは、分数の積や商を終えた後の四則混合計算に入ると、混乱に拍車がかかります。

 サピックスのように、短期間で分数を終えてしまう場合は、その後の基礎トレの学習を通して練習を続ける必要がありますし、1ヶ月から2ヶ月にわたって習うことが出来る塾に通っているお子さんは、この段階で完全に習熟していただきたいのです。

 これまで、お子さんたちは、小数で割ったりかけたりしながら答えを出してきました。子らからは割り切れない問題が多く出題されます。分数での計算を要求しているからです。

この分数計算が終われば、すぐにでも、「小数あたまから分数あたま」に替えていく時期になります。

 計算単元だからと軽く考えずに、「理解すべき内容」と「繰り返して習熟するべき内容」をしっかりと区別して学習していってください。