中学受験のご相談を受けていると、保護者の方からよくこんなお話を伺います。

「このままで間に合うのでしょうか」
「もっと勉強させたほうがいいですよね」
「子どもが自分から動かないので、つい先回りしてしまいます」

今は、中学受験についての情報が本当にたくさんあります。

SNSを見れば、ほかのご家庭がどんな勉強をしているのか、どんな教材を使っているのか、どこまで進んでいるのかまで目に入ってきます。

だからこそ、親御さんが焦ってしまうのも無理はありません。

今回、東洋経済オンラインで、眼科医で窪田製薬ホールディングスCEOの窪田良さんとの対談の締めくくりとして、子育てや受験で大切にしてほしいことについてお話ししました。東洋経済オンライン

私が一番お伝えしたいのは、

親は、もっと「待つ勇気」を持ってほしい

ということです。

今は情報が多い分、親が先回りして、

「これをやらせておこう」
「失敗しないように準備しておこう」
「困らないように道を整えておこう」

となりやすい時代です。

もちろん、子どもを思ってのことです。

ただ、親がすべてを整えてしまうと、子どもが

「どうすればいいんだろう」
「自分でやってみよう」

と考える機会まで失ってしまうことがあります。記事でも、子どもが失敗したり立ち止まったりする時間を親が見守ることを「待つ勇気」としてお話ししています。東洋経済オンライン

中学受験では、どうしても結果が気になります。

偏差値、模試の判定、宿題の進み具合。

そうしたものを見ると、「早く何とかしなければ」と思ってしまうこともあるでしょう。

でも、受験の先まで考えれば、子ども自身が、

自分で気づき、自分で考え、自分で動けるようになること

のほうがずっと大切です。

そのためには、うまくいかない時間も必要です。

すぐに答えを教えない。
すぐに手を出さない。
少しだけ待ってみる。

簡単なことではありませんが、その時間が子どもの自立につながっていきます。

もう一つ、記事でお話ししたのが、家庭は子どもにとって「安心できる基地」であってほしいということです。東洋経済の記事でも、この点が対談の柱の一つとして扱われています。東洋経済オンライン

外では競争もありますし、思うようにいかないこともあります。

だからこそ家に帰ったときには、

「ここなら大丈夫」

と思える場所が必要です。

受験だからといって、家庭までずっと緊張する場所にする必要はありません。

今回の記事は、窪田さんとの全4回の対談の最後になります。

これまで「伸びる子」「親の焦り」「睡眠や運動」などについてお話ししてきましたが、最後に行き着いたのは、やはり子どもをどう信じ、どう見守るかというところでした。東洋経済オンライン

中学受験に向き合う中で、

「つい口を出しすぎてしまう」
「子どもより自分のほうが焦っているかもしれない」

と感じることがある方に、ぜひ読んでいただければと思います。

▼東洋経済オンラインの記事はこちら

「『親の焦り』を手放し、子どもの自立を促す家庭のあり方とは? プロ家庭教師からの最終メッセージ」

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