月: 2022年4月

中学受験 五月病にならないためには?

日に日に木々が芽吹き、緑の美しい季節になってきましたね。

前回4月下旬からゴールデンウィークの過ごし方についてお話しましたが、今日は同じ頃に話題になる五月病についてお伝えしたいと思います。

塾の新年度が始まり3ヶ月、小学校では新学年に上がって1か月が経過し、疲れが出始めるこの時期。

長い連休を挟むことで一気に緊張の糸が切れ、なんだか憂鬱で調子が出ない、体調が優れない、やたら眠ってしまう、イライラする、学校や塾に行きたくなくなる、不安や焦りで落ち着かない等、いわゆる五月病の症状が現れることがあります。

五月病は主に疲労やストレスが原因と言われており、病気ではなく軽い「適応障害」や「起立性調節障害」に近いものですが、ひどくなるとうつ病に移行することもあるので気をつけたいですね。

また、近年ではゴールデンウィーク明けではなく、六月に入ってから調子を崩してしまう新五月病も増えています。

新五月病というのは、連休明けは本人も保護者の方も五月病を意識し、注意深く過ごすことでなんとか不調を避けられたものの、梅雨時の気候が不安定になってきた頃に、同様の症状が現れてしまうことを指します。

特に中学受験生の皆さんは、5月から一気に増える模試の影響で休日が減ってしまい、課題や宿題も増える上に梅雨のジメジメした気候や日照不足も重なって、6月は心と身体のバランスを崩しやすい時期です。

ぜひ注意深く自分の心や身体に耳を傾けてあげるようにしてください。

そして、五月病にならないよう普段からストレスを溜め込まないことも大切です。

たとえば新学期が始まり、大きく生活環境やリズムが変わってうまく課題や宿題をこなせていない人は、具体的にどのようなスケジュールを組めば解決出来そうか、この機会に見直してみましょう。

一人でうまく計画が立てられなければ、塾や家庭教師の先生に相談してみるのもおすすめですよ。

また、この時期に心や身体に不調を感じ始めていたら、ぜひ学習面だけでなく、新年度が始まってから人間関係や生活リズムに支障や課題が生まれていないかどうかも振り返ってみてください。

問題が見つかった場合は具体的に解決策を考え、改善のために行動を起こしてみましょう。

ノートに書き出してみたり、友達や保護者の方に話してみたりするだけで気持ちが楽になる場合もあります。

いずれにせよ、辛いことは一人で心の中に抱え込まないでくださいね。

その他効果的なのは、いわゆる幸せホルモンである「セロトニン」の脳内分泌が活発になるよう散歩をしたり、日光を浴びたり、乳製品・バナナ・白米などを積極的にとることです。

たまには気分転換に好きなことをしたり、体を動かしたりするのも良いですね。

また、連休中に就寝時間が後退することで体内時計が狂い、心身の不調が生じ始めるケースも多いので、連休中も早寝早起きを心がけ、夜更かしの悪習慣を作らないようにしましょう。

前回も書きましたが、皆さんが気負いすぎず、うまくメリハリをつけ、心身共に健康で充実したゴールデンウィークを過ごせることを願っています。

4月下旬〜ゴールデンウィークの過ごし方について

 

今回は、4月下旬〜ゴールデンウィークの過ごし方について考えてみたいと思います。

 4年生、 5年生はゴールデンウィークは塾が日付通りお休み、そして宿題が出るというケースが多いと思います。

 

塾がお休みということで、絶好の家庭学習期間になります。

この期間を上手に利用して、春の学習でできなかったことをやりたいですね。

 

その準備として、普段の家庭学習をしっかり見直しておくということをお勧めします。

 

学年が変わって2ヶ月あまり、前の学年よりも塾の勉強の負担が増えた、と感じているお子さん、 ご家庭も多いと思います。

 

そのため家庭学習も、 宿題を「こなすこと」が中心になってしまい、しっかり理解して学習を進めることや、じっくりと問題と向き合う学習がうまくできなくなっているケースもたくさんあります。

 

まずは家庭学習が上記のような状況に陥っていないか、しっかり確認して立て直しをするようにしましょう。

 

特に5年生はこの時期から、受験に直結する非常に大切な単元を扱っていきます。

算数では「比と割合」「速さ」などが中心となりますが、これらの分野は今後、他の単元とも密接に結びついて、応用問題などとしてテストに出題されることも非常に多くなります。 

 

習ったことを「公式」として丸覚えするのではなく「なぜそのような式で求めるのか」理詰めで考えることが大切です。

 

以前からおすすめしていることですが、学習内容をしっかり理解しているか確認し、定着を図る目的で「家庭内ミニ授業」を行うようにしましょう。

 

お父さん、お母さんが生徒になり、お子さんに学習した内容を説明してもらうのです。

「どうしてそうやって解くの?」といった質問をしながら、ここさんに問題を解説してもらいましょう。

 

もちろんこの時、親御さんの態度としては「教えてもらう」であって「詰問」にならないように注意してください。

教えてもらうお父さん、お母さんが納得できるようにお子さんが上手に説明できれば、かなりしっかり理解できていると判断できます。

 

理解が不十分な場合は説明が上手くいかなかったり、聞いていて辻褄が合わないと感じるはずです。

お子さんが自分の理解不足に気づくきっかけにもなります。

 

塾で習ったことを十分に理解できていない、ということに気づけば、塾の授業の聞き方などについて親子で一緒に考えるのも良いでしょう。

 

家庭学習で復習した問題に関しても(すべてでなくてもよいので)上記のような「家庭内ミニ授業」を行うことで、定着の度合いを測ることができます。

6年生はゴールデンウィークの時期に、特訓授業が塾で行われるケースがあります。

代表的なのは サピックスの「GS 特訓」などですね。

 

このような特訓授業は、根本的に普段受けている平常授業とスタイルが違います。

 

普段の授業は「先生から習い、習ったことができるようになったかを確認する」というスタイルですが、特訓授業は6年生後期から始まる「日曜特訓」と同じようなスタイルで「演習授業」と呼ばれるものです。

 

まず問題を解いて、忘れていたことや知識の抜け漏れ、 不足が無いかを確認し、「穴」を埋めていく、そんなスタイルの授業になります。

 

ある程度学習の完成しているお子さんにとっては効率がよい学習になるのですが、まだまだ知識が足りず、教えてもらわなければならないことが多いお子さんにとっては、 実はロスが多い授業スタイルとなります。

 

ゴールデンウィークの特訓を受けるのかどうかは、 もうすでに決定しているご家庭も多いと思います。

申し込んでしまったので参加するしかない、とお考えの親御さんもいらっしゃるでしょう。

 

もちろんこのような特訓授業は「みんなと競うことでモチベーションが上がる」という副次的な効果も期待できる面がありますから、参加することが全て無駄になるというわけではありません。

 

ただお子さんの状況を見て「この状況だと演習授業は受けても得られるものが多くない」 と強く感じられる場合は、申し込んでいても思い切って欠席する、そして家庭学習でこれまでの復習に力を入れる、という対応も考えていいでしょう。

間近に迫るゴールデンウィークですが、是非事前に上記のような準備を整えたうえで迎えるようにしていただきたいと思います。 

中学受験 大量の塾プリントやテキスト、ベストな整理方法は?

大手塾では新年度が始まり早くも2ヶ月が経ちましたね。

中学受験生の皆さんはそろそろ新しいリズムに慣れてきましたか?

中には日々の課題に精一杯で、きちんと整理出来ないまま机の上に積み重なっていく大量の塾のテキストやプリント類に不安を覚え始めている人も多いのではないでしょうか。

そこで今日は、ドンドン増えていく塾テキストやプリント類のおすすめ整理方法をお伝えしようと思います。

まず整理のペースですが、授業があった「その日のうちに」やるのがおすすめです。

忙しい皆さんですから、週に1回整理整頓の時間を取って・・・・・・というわけにはなかなかいきませんよね。

また、高学年は特に配布物が多いので、たとえ1週間でもそれらを溜めてしまうと、どれがいつのものか分からなかったり、答えと問題が揃わなかったりと、整理に余計な手間と時間がかかってしまいます。

ですから、塾でもらってきたテキストやプリント類は、帰宅したらすぐに処理しましょう。

「処理」と言ったのは、それらをファイルなどに仕分けする前にある手順を踏んでほしいからです。

まずテキストですが、サピックスのように授業毎に配布される場合は、その都度プリンターでスキャンします。

3・4年生のうちは保護者の方にお願いしても良いですが、5・6年生になったら一緒、もしくは一人でやれると良いですね。

この作業は慣れるまでちょっと面倒ではありますが、たとえ復習する時間や体力が残っていない日もスキャンだけは欠かさず行う習慣が出来ていれば、少なくとも毎回、その日習ったことにざっと一通り目を通すことになります。

その日に習った内容を日々自覚すること、これは小さなことのようで、意外と効果的なことですよ。

また、前年度のテキストは、ある単元において基礎から全く判っていないことが発覚した場合など余程のことが無い限り、見返すことはありません。

けれども「もし捨てたら後悔するかも・・・・・・」と捨てることに抵抗がある人もいるようです。

そんな場合も、こうしてデータで残しておけば次の学年に上がった時に躊躇なく原本をドサッと捨ててしまえますね。

1年分のプリントやテキストがごっそりなくなると、部屋が見違えるほど清々します。

整理整頓された心地よい環境では集中力もアップするのでおすすめですよ。

自宅にあるプリンターにデータ名の記録やファイリング機能も備わっている場合は、ぜひスキャンの際に単元名やテキストナンバーを入力して保存しておきましょう。

出来ればデイリーチェックテストのみ、基礎問題のみなどの分類でも仕分けておくとより便利です。

この一手間で、復習テストの際に必要な教材を簡単に探したり、過去問演習で発覚した苦手なジャンルの類題のみをチョイスして一気にプリントアウト出来たりと、とても重宝しますよ。

日能研のようにテキストが学年や学期の初めに配布される場合は(あまりに分厚いため通称「電話帳」と呼ばれています)科目ごとに分割しておき、講習が終わったらスキャンしておけば良いでしょう。

カラーのデータが乏しいと感じる場合はスキャンの際にネットや参考書からテーマごとに重要な写真やデータを選んで加えておくと、自分だけの充実した復習教材が出来上がりますね。

次にプリント類ですが、これらはテキスト内容と重複していることがほとんどですから、科目・種類ごとにファイルやボックスを作り、授業の度にきちんと仕分け保存しておければOKです。

ボックスの背に科目や種類の名前を書き(もしくはシールなどを貼り)、復習しやすいように、時系列にきちんと並べてしまっておきましょう。

塾で配布されるテキストやプリント類は、各塾の講師陣による長年の過去問研究結果が凝縮された頼もしい受験のパートナー達です。

皆さんがこれらを上手に整理・保存し、志望校合格に向けて存分に活用出来るよう願っています。

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