1月中旬、6年生は受験シーズン真っ只中ですが、他の学年のお子さんは新学年を待つばかりですね。
サピックスでは1月の組分けテストが行われ、これで各塾来年度の新しいクラス分けが決まったのではないかと思います。

「順調に、希望のクラスでの新学年スタート!」であればいいのですが、そうばかりとも限りません。

いろんな所でお話ししてきましたが、サピックスの5年生(新6年生)の1月組分けテストで、ここ数ヶ月手薄だった失点する子は例年多く、特に社会の地理分野など顕著です。

テストは、今のお子さんの実力をはかる「リトマス紙」としての役割、そしてもちろん塾側としては「クラス分け」の基準資料となるわけですが、もう一つの側面を常に忘れないようにしてほしいのです。
それは「お子さんが今できていることが何で、できていないことは何か」という「これからの学習の計画立ての資料」となることです。

■「復習しなさい」と伝えても効果はない

組分けテストは、マンスリーテストと違って範囲がありません。
日能研ではカリキュラムテスト(範囲あり)と公開模試(範囲なし)がこの関係にあたりますね。

範囲がないテストの対策は、いかに習ったことを忘れてしまわないようにするかにかかっています。
習ったことを忘れないようにするために、もちろん一定のサイクルで繰り返せばそれなりの効果があります。
そのためのツールとして、サピックスでは基礎トレなどのツールが用意されているわけです。

一方で、毎週の勉強、宿題に加えて過去に習った単元を復習する余裕がない、というのがサピックスで成績不振になる子のいちばんの原因だと思います。
1ヶ月前、3ヶ月前に習ったことを繰り返す時間を少しでもとれば、それなりに効果があることはわかっているのに、どうしてそれができないのでしょうか。

そばで見ている親御さんとしては、歯痒い思いだと思います。
ただ「前に習ったことを復習しなさい」と伝えるだけでは、99%のお子さんには実行不可能だと思います。

■監督、コーチの役割

お正月、5連覇を狙う青山学院を抑えて東海大学が、箱根駅伝を制したことが話題になりました。
関東の強豪校が、都心〜箱根の往復200km超の距離、たすきを繋いで走ります。
伝統ある、人気の競技ですね。

1区間20km程度の距離を疾走する選手に対し、自動車などで並走するチームの監督からは、様々な指示や励ましの言葉が飛びます。
大学生の選手たち、自分が走る区間の長さやルート、起伏、その日の天候など十分に意識し、頭に入れた上で臨んでいるはずです。
でも、監督、コーチの指示で5分後、10分後に起こることをあらためて予測し、自分が今すべきことを思い出しつつ走るのだと思います。

受験勉強に取り組むお子さんにとっても同じです。

やるべきことはわかっていても、今踏みしめている一歩一歩のことに加えて1ヶ月後、3ヶ月後を意識するのは難しいのです。
そのために監督、コーチの役割をするのが親御さんであり、塾の先生であり、私達のような家庭教師がマンツーマンでその役割を担うこともあります。

■3月組分けに向けて

1月組分けテストで結果が思わしくなかったという場合、3月に向けて何をすべきか、1月のテストから冷静に計画を立てて実行することが大切です。
テストを「良かった、悪かった」という結果を占うリトマス紙としての役割だけでなく「ここから先2ヶ月、3ヶ月スパンで何をするべきか」という計画を立てる材料とすることが大切です。

特に新6年生は、たとえば算数だと春から「数の性質」「平面図形」「割合」「速さ」といった重要単元をどんどん学習していきます。
毎週の学習を一歩一歩確実に消化しながら、過去に習った単元の理解を深めるために、すべき事の整理と取捨選択が必要になります。

1月組分けテストの小問ごとの正答率表で、それぞれの単元、正答率の数値をチェックしてみましょう。
ポイントは40%〜50%以上の正答率で、お子さんが間違っている単元の問題。

①解説を読んで理解できるか
②類題を自力で解くことができるか
③誰か(親御さんでいいと思います)に対してそれをわかりやすく説明できるか

の3段階ができるとOKですね。

ぜひ取り組んでみてください。

どうしてもふだんの勉強に加えて、こういった復習を割り込ませるのが難しいという場合は、ご相談いただけるとよいかと思います。

https://www.meimon.jp/%E3%81%94%E5%88%A9%E7%94%A8%E3%81%AE%E6%B5%81%E3%82%8C/#contact

関西の方には、2019年1月23日に少人数の相談会を予定しています。

こちらもチェックしてみてください。

https://soudankaiw-7.peatix.com