■なぜ2週間で成績が上るのか
「必ず成績を上げます」
学習指導を仕事にしている以上、講師としては至上命題として常に心におかなければならない言葉だと思っています。
さて、先日TBSテレビで放映された「ピラミッドダービー」では、「勉強が大キライ」という小学4年生2人を私が算数、他塾の先生が国語(あと、インド式計算の方もいたようです)を指導し、ある塾の入塾テストを指導前、指導後に受けてみて点数に変化があるか、という企画に参加したのでした。
「指導によって成績が上がるのか」というシンプルな企画です。
ひとり、1科目でも満点が取れるかという「ダービー」だったわけですが、まず最初にスタッフの方にお伝えしたのは、少なくとも「算数が楽しい」と感じてもらえるようにする、ということでした。
「算数が楽しい」と思えれば勉強へのモチベーションも上がり、点数もアップするからです。
■実際に成績は上がったのか
指導前は2人とも半分くらいしか取れていなかったのですが、指導後の算数の結果は、1人が85点、そしてもう1人がなんと100点。
点数が上がる勉強というのは「どうして今は点が取れないか」がわかり「ではどうすればそれが解決できるか」がわかって、それが実行可能であればいいのです。
言葉にすると簡単ですが、実際には手間も暇もかかります。
たとえば今回の番組では(時間の都合?でカットされていましたが)算数の勉強を楽しくする工夫を様々行いました。
たとえば計算では多面体サイコロ(20面体など様々なものが売られています)を2つプレゼントし、その出目を足したり引いたり、かけたりといった「ゲーム感覚」をとり入れました。
私が帰ってからも、お子さんはひとしきりその「ゲーム」を楽しんでいたそうですから、工夫のしがいもあったようです。
塾にしても家庭教師にしても、実は先生に教えてもらっている時間というのは僅かです。
塾で週1回、算数の授業が2時間あるとしても、1週間=168時間のうちのたった2時間です。
残りの時間は家庭に委ねられている訳です。
ですから私は「家庭で再現可能」な勉強法を常に模索しているのです。
■「点数が上がる授業」を体験できる機会を作りました
私が主任相談員を務める中学受験ポータルサイト「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」では、常にそのような「成績が上がり、家庭で再現可能」な勉強法の開発を、他の主任相談員の先生方と協力しながら実践しています。
5月20日(土)には、実際に「成績が上がる勉強法」を身につけるための算数イベント講座
「試すと成績が上がる 最強の算数勉強法」講座http://www.e-juken.jp/20170520event.html
を東京渋谷で開催します。
残念ながらすでに定員はいっぱいになってしまっていて、今から申し込んでいただくことはできないのですが、翌週の5月27日(土)には同様の国語講座、6月3日(土)には理科講座を予定しています。
いずれの講座も同サイトで私と一緒に主任相談員として活躍しておられるスーパー講師と呼ばれる方たち。
これらの講座の申込受付はまだもう少し先ですが、国語や理科で困っているという方は、「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」を覗いてみてもらえればと思います。http://www.e-juken.jp/
テレビの中だけでなく「勉強法を変えることで実際に成績を上げる」という体験を1人でも多くの子どもたちにしてもらうべく、上記のようなイベント講座は今後どんどん開催していきますので、楽しみにしていてください。
ゴールデンウィークも終わり、夏までをいい学習サイクルで過ごすのがとても大切ですが、そのヒントを講座を通して提供できればと考えています。