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コラム

塾の予習は本当に不要?(その2)

2012年7月16日 13:01

前回は、「今の塾の子供たちは、解けないことに慣れすぎている」という話題でした。

 授業中の演習や、家でやる問題演習での正答率を高めるにはどんな方法が考えられるのでしょうか。
家庭学習での正答率を高めるには、授業中の正答率を高める必要があります。
というのは、授業中に間違った問題は、、家に持ち帰って解き直しをすれば、解説授業の理解に応じて
30%から600%の範囲で解けるようになります。
決して100%というわけではありません。
しかも、解く道筋を聞いた後ですから、この種類の復習は、解き方を見つけたり正解に少しでも
近づくための工夫をする力を高めるものではありません。
その方法に沿って解けば、オートマチックに正解出来る事を学んでいることになります。

ということは、授業中の演習では、始めから高い正答率を確保できる方が有利だと言うことになります。
習い始めたばかりですから、少ない情報量しか持っていません。
そのなかで試行錯誤する力量がものを言うことになりますし、試行錯誤すれば何とか解けるだけの
事前の情報を仕入れておくことが必要だということになります。

授業は、「基本の説明」→「基本演習」→「演習問題の解説」→「標準レベルの知識解説」→
「標準問題の演習」→「標準問題の解説」・・・このような順序で進んでいきます。 
速いスピードの解説について行けない子(このような子供たちが非常に多いのです)や、
過去そのような発想をした事が無く、その説明が理解しきれなかったりすれば、
解くための必要最小限の情報すら理解出来ない中で、問題演習に取りかかることになります。
当然正解出来る問題は少なくなります。
このように、「初めての挑戦では解けないことが当たり前」を何度も経験することになります。
演習時間を、何となくやり過ごしながら、そのうちに始まる解説授業を待つ。
このような、気持ちの反復練習を重ねていくことになります。
 
基本問題の演習に必要な知識や情報を事前に取り込んでおく事が出来れば、演習時間をもっと有効に
使えるのではないかと思うのですが、いかがでしょう。つまり予習です。

テキストをとりあえず読んでおく。例題の1~2問だけでも解き始めておく。
これだけでも授業の理解が大きく変わり、これまで何となくやり過ごしていた時間が、
正解に向けて頑張る時間に変わる子供も多いのではないでしょうか。
今、大手塾は復習中心主義です。

日能研は予習が禁止されているようです。
予習をしていった生徒が叱られたという話をあちこちで聞きます。
またサピックスは、毎週授業始めにテキストを渡されますから、予習は現実的に不可能です。
四谷大塚では、一部予習が課題になっているようです。
ネットオークションでサピックスのテキストが高額で取引されているのは、
もしかしたら予習のためかもしれませんね。

社会の講師からはこのような意見が出ました。
「経験が少ない小学生が、授業の限られた説明だけで知識のつながりを頭の中に構築するのは無理だ。
事前に説明を読む程度の予習は必要だと切実に感じている。
特に、太字も無い日能研テキストの場合は必須だと感じている。」
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西村則康プロフィール

日本初の「塾ソムリエ」として、活躍中。
35年以上中学・高校受験指導一筋に行う。
コーチングの手法を取り入れ、親を巻き込んで子供が心底やる気になる付加価値の高い指導が評判である。

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セミナー・講演会

▼2018年10 月25日(木)

東京都市大学付属小学校主催の文化講演会にて「中学受験―結果につながる 家庭学習&塾の活用法 〜日常生活の延長線上での受験〜」、というテーマで登壇させていただきました。

▼2018年6 月15日(金)

マイナビ家庭教師・「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」・名門指導会が共催するセミナー「夏を上手に乗り越えて、塾の成績を上げるための無料セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2018年5月19日(土)

総合芸能学院テアトルアカデミー・「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が共催するセミナー「習いごと・レッスンと中学受験成功を両立させるためにできること」にて、講師を担当させていただきました。

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