勉強法
□小6までに学習を計画的にこなす方法が身につける□
今、ほとんどの塾が、宿題が過剰です。特に小6になるとほとんどの塾で宿題が倍増します。
日曜日のオプション授業が始まり、中には土曜日の授業時間が長くなる塾もあり、それぞれの授業で宿題が出ますから、宿題は増える、でもやることが出来る時間は減る事になります。
6年生ともなれば、1週間をどうやりくりしても宿題が終わらない。それこそ、マシンのように、問題を解きまくっても終わらないのです。そんな状態で、やったことが身につくはずはありません。
とりあえず、今日中に仕上げる、不完全でも良いからこなす、このような気持ちになりがちですから、筋道を理解しようとか、納得しようという気持ちも起こら
ない状態に追い込まれます。でも、その状況下でも復習テストや合否判定などで『結果』をお子さんは求められることになります。
まずやってもらいたいのは、重要度を考えた優先順位付けです。
これは、納得ずくで時間を掛けて解く問題。これは解き方を思い出すぐらいでも大丈夫、これは、細かいところまで覚えきるところ、というように分けていきます。
それが、出来たら次は、1週間のタイムスケジュールに書き込んでいきます。
水曜日は、学校から早く帰ってくるから、塾に行く前に1時間は勉強が出来そうだとか、金曜日は、質問教室に行ってから帰ってくるから、塾から帰ってきてから勉強するのはちょっと無理だな、というように、1週間の生活をイメージしながら書き込んでいきます。
そして、実行です。
そのときに気をつけて欲しいことがあります。その時間は、その時間にやるべき事だけを考えて欲しいのです。これが終わったらすぐにあれもやらなくっちゃ、ああそうだ、これもあった。このように思い始めると、目の前の学習内容が頭に入ってこなくなります。
今は、これだけやればいいんだと自分に言い聞かせるような感覚でお願いします。
寝る時間が近づいたら、今日の振り返りをしてみましょう。「今日は頑張った。ぼくって偉い!」と感じるためです。その日にやりきれなかったことがあっても大丈夫です。数日先の空き時間に、その内容を書き込んで、「お休みなさい」です。
文章に書くと、非常に簡単な事のように感じられると思いますが、これを子供が実際にやるとなれば、なかなか大変です。
まず、優先順位付けです。どうしても声が大きく、怖そうな先生の宿題が優先されます。
実行の段階では、勉強を始める時に気になったことからどうしても始めてしまうことになります。3日前に決めたことよりも、昨日言われたことが気になるのが子供です。
子供自身の力で、計画作りと実行が出来るようになるまで、親御さんの協力がどうしても必要です。「うちの子、頑張って勉強しているのに、塾の成績が上がら
ない!」とお悩みの方が多いのですが、この計画作りとその実行をして、簡単に成績を上げたお子さんが大勢いらっしゃいます。
小4や小5の段階で、もう勉強だけで一杯一杯だという状況が見えているなら、早速始めてください。あと、3ヶ月、学年の変わり目でパンクすることは目に見えています。
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