前回は、小6生がこれから問題に取り組む際の気持ちの持ちようについてお話をさせていただきました。
そうこうしているうちに、ここ数日急に多くの相談メールやお問い合わせが入っています。
ほとんどが、小6の方からです。
日能研・四谷・サピックス・早稲アカともに夏休み後のテストが終わり、ちょうどその結果が出る時期だからです。
「テストの結果が最悪でした」
「夏休みにあんなにがんばったのに下がってしまった」
「今の家庭教師で大丈夫かしら」
というものが中心ですが、それ以外に、
「地元の小規模塾に行っています。このままで大丈夫でしょうか」
「理科と社会が覚えられません」
相談内容は多岐にわたります。
できる限り早く連絡を取らせていただいて、相談にお答えしたいと考えています。
まだ連絡がない方は、しばらくお待ちください。必ずこちらから連絡を入れさせていただきます。
「今の家庭教師で大丈夫かしら」というご質問に関しては、
当ブログの4月あたりに3回分のシリーズとして書きました、「良い家庭教師の選び方」を是非お読みください。
家庭教師の授業は、子供と家庭教師の阿吽の呼吸で紡がれる即興演奏だと考えています。
ですから、子供の今を洞察する力量が問われます。
「今この子は何を考えているのか」だけではなく、「今この子はどんな気持ちでいるのか」まで感じ取るようにしなければ、
即興はうまく行きません。
子供の状況を感じ取るアンテナ感度が良い家庭教師かそうでないのかを判断してください。
さて、テストが良くなかったという相談については、夏休みの学習の仕方によって返答は大きく変わります。
塾の先生に相談を持ちかけると、中には
「夏の疲れが出たのですね。次のテストで判定しましょう」
とおっしゃる方もいますが、それに当てはまることは少ないのです。
成績が下がるには何らかの原因があります。その原因を取り除かないと、次もうまく行かないのが普通です。
その原因の第1番目は、これまでに何度も書いてきましたが、「こなす勉強」です。
何としても正解を出してみせるぞという思いがなく、早くこれを終わらせなくっちゃという、終わらせることが目的となった勉強です。
こなす勉強でも、「あなたはこのとき方を知っていますか?」という問いに対してはある程度の効果を上げることは出来ます。
でも、この時期から始まる、「あなたはこの問いを解く方法や知識を見つけることが出来ますか?」
という種類の問いには太刀打ちできません。
というよりも、その土俵に乗っていくことすら出来ません。
この時期の、「勉強をしているのに成績が下がってしまった」という状態は、「こなす勉強」が破綻している証拠ととらえるべきだと思います。
それを、どう解決するのかは、個人個人千差万別です。
ですから、お一人お一人からじっくりお話をお聞きし、その対策を一緒に考えていこうと考えています。
そして、この時期からの頭の使い方の改善は、力量ある第3者(有能な家庭教師や個別指導)が横につくことで解決できることが多いのです。
でも、今だったら間に合うことが1ヶ月も過ぎると間に合わなくなるという、時間との勝負になる時期でもあるのです。
ご相談のある方は、出来るだけ早くお願いしますね。
コメントを残す