今日(2月1日)このブログを打っている今、教え子たちが入試を受けています。

A君:問題文を最後までしっかりと読むんだよ。「ただし・・」とあれば、そこに下線を引くんだよ。
B君:計算は読みやすい数字で書くんだよ。無理な暗算はしないようにね。
Cさん:主語と述語の関係に注意して、記述問題に取り組むんだよ。
D君:答案用紙には丁寧な字を書くんだよ。計算の数字はピンピンと跳ねないように。
Eさん:解けない問題に執着しないようにね。三分経ったら次に問題に移ろうね。
F君:弱気の虫が顔を出さないようにね。

気に掛かる子供たちの顔が、次々に浮かびます。
付き合った期間は、2年間・1年間・たった6ヶ月間とさまざまですが、濃密な時間を持てたと思います。その間に特に注意してきたことは、子供たちに受け身の学習をさせないことでした。教え込むことは簡単です。「これがこうなって、あれを使うとこうなって、ホラ答えだよ。分かった?」「うん。」というように分かった気にさせることはいとも簡単なのですが、それではテストで点数が取れないのです。
 子供たちに、「ああ、なるほど」という感覚をわき上がらせることと、自分で考えて気がついたと感じさせることに力を注いで来ました。暗記ばかりの学習で疲れて暗い表情になっていたお子さんも、生き生きと明るくなってくれました。そのような変化が確実に点数アップにつながります。勉強のやり方を変えることで、気持ちが変わり、気持ちが変われば、勉強の仕方がより良くなってきます。
 誰でも、どんな成績の子でも、伸びる才能を持っている事を再確認できた1年でした。

教え子たちよ、最後の一分一秒まで頑張れ!