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親の役割

夏休み、算数の面白さに触れてみませんか?

夏休み、お子さんが家にいる時間が長くなり、親子団欒の時間も増えるご家庭が多いかもしれないですね。
親御さんも夏の休暇などをとり、家族でお出かけや帰省なと、お子さんにとっても楽しみな行事が多くなる時期です。
お父さん、お母さんがお子さんに勉強を教える機会も増える夏休みですが、その際に気をつけていただきたいことをいくつかのメディアでお伝えしています。
算数に関しては、できるだけ数学を教えないようにしてほしいということです。
小学生に数学を教えることに関しては賛否あると思います。
確かに、算数の文章題をお子さんがああでもない、こうでもないと考えているのを横で見ていると「そんなの、方程式で解けば一発じゃないか」と思う気持ちはわからないでもありません。
しかし、すでに過去に方程式を勉強している大人と違って、小学生に方程式による解き方を理解させようとすれば、そもそも正負の数や移項など、文字式、方程式の基礎から教える必要があるのです。
また、そもそも「数学で解いたほうが早い」のであれば、なぜ小学生は算数を習うのでしょう?
具体的な事象を身近な方法で考えるのに適している算数は、まだ成長途上の小学生には必須の考え方であり、早い時期に数学を教えたからといって算数の成績が上がるわけではなく、むしろ逆のほうが多いと私は思っています。
お子さんが算数に熟達したら、ぜひお子さんの算数と親御さんの数学で「勝負」してみてほしいと思います。
多くの分野で、算数の逆比や図法などを駆使した解法が圧勝だと思います。
たとえば
20000×20000−20001×19999
といった問題、お子さんが算数が得意なら「瞬殺」だと思います。
上記の問題の答えは「1」です。
ヒントは次の図。
名称未設定2.png
2つのかけ算の式を面積に置きかえると、★と▼の差が答えになりますね。
夏休み、よければお父さん、お母さんも算数の面白さに触れてみてはいかがでしょうか。

長いGWの休暇、メリハリをつけて

■丸々10日間お休みの塾も
ゴールデンウィーク、始まりましたね。
10連休ですが、お子さんたちはどのように過ごすでしょうか。
6年生はサピックスのように「GS特訓」といった特訓講座がある塾や、浜学園のように灘中オープンのような特別な模試がある塾も多いと思いますが、5年生、4年生はどうでしょう。
丸々10日間お休み、という塾も結構あるようです。
もちろんかつてない10連休、ご家族での旅行もいいと思います。
来年は旅行どころではない、という思いの5年生のお子さん、親御さんもいるかもしれませんね。
たしかに、ご家族でしっかりバカンスを楽しめるのは5年生まで、6年生のご家庭はとてもそんな気分になれない、というのも事実です。
ただ、10日間「休みっぱなし」というご家庭も逆に少ないのではないでしょうか。
旅行に行くにしても、10日間すべての日程ではないというケースも多いでしょう。
■サピックスの5年生は、休み直後にテストが
サピックスの5年生のように、塾は休みだけど直後にしっかりとマンスリーテストが実施されるという塾もあります。
テストをするなら、その直前のペースもちょっと塾の方で考えてくれれば、と思わなくもないですが、いずれにせよ長い休みの直後に厳然と、テストは実施されるわけです。
テストだけのために、というのではないですが、休み中も遊びと勉強のバランスをしっかり考えて過ごしたいですね。
■うまくメリハリをつけて
勉強もスポーツと同じように、日々続けていることで必要な「筋肉」の動きが保たれるというようなところがあります。
たとえば「朝学習」として漢字や計算をしているのなら、それは休み中も続ける。
その前提でもありますが、休みの日もできるだけ普段と同じように朝はちゃんと起きる。
旅行に出る日以外の日程だけでも、上記のようなことを実行すると効果があると思います。
さすがに長い10日間の休み、ご家庭でうまくメリハリをつけて過ごせるといいですね。
お出かけや旅行はしっかり楽しみ、それ以外の日程は勉強もする。
そんな過ごし方ができれば、休み明けのテストでも「落ち込む結果」にはならないと思います。
私が主宰する家庭教師「名門指導会」の会員のご家庭も、何日かは家庭教師も利用しつつ、休むべきところはしっかり休むという予定を組まれているところが多いようです。
ご家族で過ごすには、これまでにない長さの休暇。
うまくリズムを作るには、予定と心づもりが必要です。
もちろん私も、何日かはご家庭にお伺いする予定です。

お子さんのノート、ときどき見てあげましょう

私が主宰する家庭教師「名門指導会」では、定期的に東京、大阪で所属する講師を集めて研究会を行なっています。

 

教室という場所がある塾にくらべて、講師が直接ご家庭に訪問する家庭教師の場合、講師と講師が顔を合わせる機会がなく、他の家庭教師派遣センターなどでは、ほかの講師と会ったことがない、というようなことも多いようです。

 

ではなぜ名門指導会が定期的な研究会を行うのかというと、先生方のノウハウをシェアすることがとても有意義で重要だと考えているからです。

 

先日は、子どものノートについての話題でした。

 

学校や塾の授業で、お子さんたちがとるノート。

 

そもそも、いったいなんの目的でノートをとるのでしょうか?

 

①「書きながら授業を聞いたほうが、頭に入ってきやすい」

②「授業後、ノートを見ながら復習するため」

③「テキストに書かれていない重要なことを先生が言ったときに、メモをとるため」

 

おおまかには、これくらいの理由でノートをとるのではないでしょうか。

 

①が理由であれば、走り書きでも頭に入りさえすればよいでしょう。

でも②の目的もあるのだったら、ある程度「あとで見直す」ことを前提に、ノートをとる必要があります。

 

具体的には、日付やテーマ(単元名)テキストのページや問題番号などを書いておくなどの工夫です。

 

③の目的の場合、テキストのどの部分に関連することかがわからないと、後で見たときに一体何のためにとったメモなのかがわからなくなりそうです。

もしかすると、このような目的のメモはノートではなく、テキストに直接書き込むのがいいかもしれませんね。

 

まだまだたくさんの話題が出てきたのですが、ひとつ先生方のみんなが「確かに」とうなずいたのが「ノートがカラフルすぎ、美しすぎる子は成績が悪い」ということでした。

 

ノートを丁寧に取ることはいいことなのですが、あまり度が過ぎてそれが目的のようになってしまうと、本末転倒だということです。

 

でも、そんな癖がついてしまう子はもともと真面目な子が多く、「授業で習ったことをしっかり書いておきたい」という欲求から「美しすぎるノート」となってしまっている場合が多いので、ノートのとり方を変えさせる場合も、頭ごなしに伝えることはせず、ソフトランディングで変更していく必要があります。

 

そんな場合の対応も、ベテランの先生方にはそれぞれノウハウがあって、興味深いものです。

 

お子さんのノート、ときどき見てあげてくださいね。

 

もちろん上手にとれていたら褒めてあげましょう。

 

「あれ・・・」と思うような部分があれば、よければご相談いただければと思います。

 

小学4年生 早稲アカの宿題が回りません... ​

主任相談員を務めさせていただいている「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」に、下記のようなご相談をいただきました。(相談内容は、個人の特定ができないよう一般化、アレンジしています)

「3年生2月から早稲田アカデミーに通わせていますが、毎週の宿題が多すぎてまわりません。毎回の授業の確認テストでも点が取れず、本人のモチベーションも下がってきています。どうすれば効率よく復習、宿題ができるでしょうか。


■塾の宿題をすべてやるという発想を捨てる

いろいろなところでお伝えしていますが、塾の宿題は全部やらなくても大丈夫です。
ただ、ではやらずに放置する、ということではありません。取捨選択が必要です。
まずは、担当の講師や校舎長に現状を相談し、やるべきことを絞ってもらうところから始めるとよいと思います。

早稲アカは「大量演習」「体育会系」などと評される塾ですが、相談すれば柔軟に対応してくれるという側面もある塾です。
親が連絡し先生に時間をとってもらうか、文書で相談し返事をもらうという形がよいでしょう。

理想は、「基本問題だけやりましょう」といった「問題難度」という視点だけでなく「この問題だけはマスターしてほしい」という問題パターンの指定(特に算数)をしてもらうことです。


■理社は暗記してから宿題?

理社の勉強のしかたについては、なんとなくつかめないまま高学年まで過ごしてしまうお子さんがたくさんいます。
予習シリーズなど塾のテキストをひととおり暗記させてから宿題となると、それなりの時間と手間を取られます。塾から帰ったその日にやるのは難しいですね。

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」で主任相談員ご一緒している辻義夫氏との共著「いちばん得する中学受験」で辻氏も述べておられますが、塾からの帰り道や帰ってからの10分の使い方がポイントです。

たとえばお母さんが塾にお迎えに行くなら、その帰り道の「今日はどんなことを習った?」「先生がいちばん大切って言ってたことは何かな?」といった会話で、塾の授業を思い出させてあげましょう。
そして帰ってから、実際にテキストやノートを見ながら、どんなことを習ったかをお子さんに説明してもらうのです。これが「復習」です。

「復習=宿題演習」と考える方も多いのですが、復習と宿題演習は分けて考えましょう。塾から帰ったその日は(帰宅時間が早く余裕がある日は別ですが)、短時間の復習だけして寝かせ、翌日にあらためて宿題です。


■4年生は「少し手抜き」と感じるくらいでちょうどいい

「先生、テキストに書いてあることを全部完璧にやっているのに、テストではテキストに載ってないことが出るんです。どうなっているんでしょう?」
熱心な親御さんからの家庭教師のお問い合わせで、そんな質問を受けることがあります。

ずいぶん「暗記型」の勉強になってしまっているなぁ、と思うのですが、4年生のうちは「テキストを完璧に」という意識をそんなに強く持たなくても大丈夫です。
むしろしっかり塾を活用して「やるべきこと」の取捨選択を行うことが大切です。
4年生のうちに「勉強は辛くて苦しいもの」という感覚をつけさせないことです。

毎週、塾のテキストを丸暗記に近い学習でがんばって上位クラスにいる子は、5年生で成績が下がってきます。逆に、4年生のうちは取捨選択でやるべきことを絞って「そこそこ」の成績の子のほうが5年生でがんばれたりするものです。

4年生で、親子ともヘトヘトにならないような学習サイクルを作ることが大切ですね。

勉強の「目的」は?

■セミナーに登壇します

4月14日(土)、セミナーに登壇します。
日本経済新聞社主催の「「受験」で成功を収めるために!日経Wアカデミー「親御様のための中学受験スクール」と題するもので、講師は私を含め5名。
私のパートは14日(土)ですが、セミナー自体は2日間開催されます(14日と21日、いずれも土曜日です)。

私のパートは「結果につなげる 家庭学習&塾の活用法を徹底解説 ~親ができること 塾ができること~」というテーマでお話しします。
私以外の弁士の方々、啓明舎塾長の後藤卓也氏、水王舎代表取締役の出口汪氏、算数教育家の安浪京子氏などとご一緒できるのも楽しみにしています。

有料とはなりますが、内容の濃い2日間になります(私も自分のパート、かなり気合を入れて準備しています!)ので、興味のある方は以下のページを覗いてみてください。

https://www.nikkei4946.com/seminar/seminar.aspx?ID=2299&TYPE=


■「なぜそうなる?」「だったらどうなる?」

いろいろなところで話していることですが、勉強には「なぜそうなる?」を考えるアプローチと「だったらどうなる?」を考えるアプローチのバランスが大切だと、最近強く感じています。

問題を前にして考えるとき、「なぜそうなのか」を考えることは大切なことです。
なぜこの考え方で解けるのかを考えることは、問題解決には必須です。
これを考えることなく「公式をまる覚え」のような学習をしてしまうと、学ぶことの楽しさは感じられません。

受験勉強をするうち勉強嫌いになってしまうお子さんの多くは、このパターンです。

一方で、「だったらどうなる?」という思考も、実際の問題解決には必要です。
公式の根本原理である「なぜそうなのか」はおいておいて、「それが正しいのなら、問題解決にどのように活かせるか」と考える思考です。

根源的に正しいかどうかを自分が理解することも大切ですが、それを使ってどんな問題が解決できるか、という視点ももちろん大切です。
「テストで点を取る」という視点では大事なことです。

どちらも大切な思考で、バランスよく使いたいですね。


■目的は「問題を解決すること」

中学受験で合格を手にする、というのがもちろん当面の目標ではありますが、もちろんその先もお子さんの人生は続きます。
目の前にある問題をどうやって解決するか。
そんなシチュエーションに、お子さんは今後どんどん直面するでしょう。

その時その時にお子さんが対応できるように、ということを考えると、「暗記型」で解き方を暗記するような勉強は避けるのがよさそうですね。

「問題を解く」と聞くと、なんだか「机の上の勉強」と考えてしまいがちですが、将来の「問題解決」の予行演習をしていると考えると、いかに勉強が大切かがわかります。
私たち大人が「勉強する意味」をしっかりお子さんたちに伝えていきたいものです。


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西村則康プロフィール

日本初の「塾ソムリエ」として、活躍中。
35年以上中学・高校受験指導一筋に行う。
コーチングの手法を取り入れ、親を巻き込んで子供が心底やる気になる付加価値の高い指導が評判である。

西村則康 写真

セミナー・講演会

▼2019年3 月2日(土)

マイナビ家庭教師・「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」・名門指導会が共催するセミナー「6年間を成績上位で過ごすための新中1スタートアップセミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2019年2月21日(木)

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」・名門指導会が共催するセミナー「2019年入試分析からみる2020年入試対策」にて、講師を担当させていただきました。

▼2018年10月25日(木)

東京都市大学付属小学校主催の文化講演会にて「中学受験―結果につながる 家庭学習&塾の活用法 〜日常生活の延長線上での受験〜」、というテーマで登壇させていただきました。

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