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親の役割

小学4年生 早稲アカの宿題が回りません... ​

主任相談員を務めさせていただいている「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」に、下記のようなご相談をいただきました。(相談内容は、個人の特定ができないよう一般化、アレンジしています)

「3年生2月から早稲田アカデミーに通わせていますが、毎週の宿題が多すぎてまわりません。毎回の授業の確認テストでも点が取れず、本人のモチベーションも下がってきています。どうすれば効率よく復習、宿題ができるでしょうか。


■塾の宿題をすべてやるという発想を捨てる

いろいろなところでお伝えしていますが、塾の宿題は全部やらなくても大丈夫です。
ただ、ではやらずに放置する、ということではありません。取捨選択が必要です。
まずは、担当の講師や校舎長に現状を相談し、やるべきことを絞ってもらうところから始めるとよいと思います。

早稲アカは「大量演習」「体育会系」などと評される塾ですが、相談すれば柔軟に対応してくれるという側面もある塾です。
親が連絡し先生に時間をとってもらうか、文書で相談し返事をもらうという形がよいでしょう。

理想は、「基本問題だけやりましょう」といった「問題難度」という視点だけでなく「この問題だけはマスターしてほしい」という問題パターンの指定(特に算数)をしてもらうことです。


■理社は暗記してから宿題?

理社の勉強のしかたについては、なんとなくつかめないまま高学年まで過ごしてしまうお子さんがたくさんいます。
予習シリーズなど塾のテキストをひととおり暗記させてから宿題となると、それなりの時間と手間を取られます。塾から帰ったその日にやるのは難しいですね。

「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」で主任相談員ご一緒している辻義夫氏との共著「いちばん得する中学受験」で辻氏も述べておられますが、塾からの帰り道や帰ってからの10分の使い方がポイントです。

たとえばお母さんが塾にお迎えに行くなら、その帰り道の「今日はどんなことを習った?」「先生がいちばん大切って言ってたことは何かな?」といった会話で、塾の授業を思い出させてあげましょう。
そして帰ってから、実際にテキストやノートを見ながら、どんなことを習ったかをお子さんに説明してもらうのです。これが「復習」です。

「復習=宿題演習」と考える方も多いのですが、復習と宿題演習は分けて考えましょう。塾から帰ったその日は(帰宅時間が早く余裕がある日は別ですが)、短時間の復習だけして寝かせ、翌日にあらためて宿題です。


■4年生は「少し手抜き」と感じるくらいでちょうどいい

「先生、テキストに書いてあることを全部完璧にやっているのに、テストではテキストに載ってないことが出るんです。どうなっているんでしょう?」
熱心な親御さんからの家庭教師のお問い合わせで、そんな質問を受けることがあります。

ずいぶん「暗記型」の勉強になってしまっているなぁ、と思うのですが、4年生のうちは「テキストを完璧に」という意識をそんなに強く持たなくても大丈夫です。
むしろしっかり塾を活用して「やるべきこと」の取捨選択を行うことが大切です。
4年生のうちに「勉強は辛くて苦しいもの」という感覚をつけさせないことです。

毎週、塾のテキストを丸暗記に近い学習でがんばって上位クラスにいる子は、5年生で成績が下がってきます。逆に、4年生のうちは取捨選択でやるべきことを絞って「そこそこ」の成績の子のほうが5年生でがんばれたりするものです。

4年生で、親子ともヘトヘトにならないような学習サイクルを作ることが大切ですね。

勉強の「目的」は?

■セミナーに登壇します

4月14日(土)、セミナーに登壇します。
日本経済新聞社主催の「「受験」で成功を収めるために!日経Wアカデミー「親御様のための中学受験スクール」と題するもので、講師は私を含め5名。
私のパートは14日(土)ですが、セミナー自体は2日間開催されます(14日と21日、いずれも土曜日です)。

私のパートは「結果につなげる 家庭学習&塾の活用法を徹底解説 ~親ができること 塾ができること~」というテーマでお話しします。
私以外の弁士の方々、啓明舎塾長の後藤卓也氏、水王舎代表取締役の出口汪氏、算数教育家の安浪京子氏などとご一緒できるのも楽しみにしています。

有料とはなりますが、内容の濃い2日間になります(私も自分のパート、かなり気合を入れて準備しています!)ので、興味のある方は以下のページを覗いてみてください。

https://www.nikkei4946.com/seminar/seminar.aspx?ID=2299&TYPE=


■「なぜそうなる?」「だったらどうなる?」

いろいろなところで話していることですが、勉強には「なぜそうなる?」を考えるアプローチと「だったらどうなる?」を考えるアプローチのバランスが大切だと、最近強く感じています。

問題を前にして考えるとき、「なぜそうなのか」を考えることは大切なことです。
なぜこの考え方で解けるのかを考えることは、問題解決には必須です。
これを考えることなく「公式をまる覚え」のような学習をしてしまうと、学ぶことの楽しさは感じられません。

受験勉強をするうち勉強嫌いになってしまうお子さんの多くは、このパターンです。

一方で、「だったらどうなる?」という思考も、実際の問題解決には必要です。
公式の根本原理である「なぜそうなのか」はおいておいて、「それが正しいのなら、問題解決にどのように活かせるか」と考える思考です。

根源的に正しいかどうかを自分が理解することも大切ですが、それを使ってどんな問題が解決できるか、という視点ももちろん大切です。
「テストで点を取る」という視点では大事なことです。

どちらも大切な思考で、バランスよく使いたいですね。


■目的は「問題を解決すること」

中学受験で合格を手にする、というのがもちろん当面の目標ではありますが、もちろんその先もお子さんの人生は続きます。
目の前にある問題をどうやって解決するか。
そんなシチュエーションに、お子さんは今後どんどん直面するでしょう。

その時その時にお子さんが対応できるように、ということを考えると、「暗記型」で解き方を暗記するような勉強は避けるのがよさそうですね。

「問題を解く」と聞くと、なんだか「机の上の勉強」と考えてしまいがちですが、将来の「問題解決」の予行演習をしていると考えると、いかに勉強が大切かがわかります。
私たち大人が「勉強する意味」をしっかりお子さんたちに伝えていきたいものです。


中学受験で身につける「学ぶ楽しさ」

関西ではほぼ入試が終わり、首都圏でも始まっています。

東京、神奈川の入試も約1週間後に始まりますね。

 

ご家庭ごとに、それぞれの受験プランで臨んでおられることと思います。特に首都圏は学校が多く、受験計画も他の地域に比べると複雑になりますね。3校、4校、あるいはそれ以上の受験校を予定しているご家庭も多いでしょう。

 

 

■「不合格」を経験する初めての機会になる場合も

 

小学校受験を経験したことがないお子さんの場合、本格的な受験はこれが初めて、ということになりますね。

東京都のお子さんの場合、1月に千葉、埼玉の学校を「前受け」し、2月1日から始まる第一志望校の受験に備えます。

 

いくつかの学校を受験するのが今の中学受験。

考えたくはないですが、受験する学校の中には、「不合格」という結果になる学校ももちろんあります。

実力相応の学校を受験校として選択しているはずではありますが、やはりそういうこともあるのが受験です。

 

中学受験がお子さんにとって初めての受験の場合、生まれて初めての「不合格」経験となるかもしれません。

 

 

■親がうろたえるのはよくない

 

たとえ本命校、第一志望校でなくても「不合格」という結果を突きつけられるとお子さん同様親もショックです。

しかし、私が毎年親御さんたちにお伝えしているのは「親がうろたえるのがもっとも良くない」ということです。

 

自分が受けたテストの結果で親が打ちひしがれること・・・これがもっともお子さんの勇気を奪い、モチベーションを下げる行動です。

当たり前ですが、お子さんがもっとも信頼し、絶対に自分の味方でいてくれると信頼しているのがお母さん、お父さんです。

その親御さんが試験結果で打ちひしがれるほど、お子さんにとっては辛いことはありません。

 

「前受け校」でもしも不合格になったのなら「残念な結果になったのが練習(扱いでの受験だったと断じてください)でよかった、2月1日当日はこれを教訓に●●に気をつけて取り組もうね」

くらいに、親がどんと構えておくことです。

 

 

■「合格」は「ゴール」ではない

 

私が主宰する家庭教師「名門始動会」でお伺いしているご家庭のお父さん、お母さんには(というよりこれまで関わったすべてのご家庭に)お伝えしているのですが、中学受験はゴールではありません。

進学校が決まったら、またそこでの学びが始まり、それは高校、そして大学まで続きます。

 

もちろん社会に出たら勉強は終わりではなく、そこからこそがほんとうの学びの期間です。

 

大人になっても常に学びの連続だ、と大人はわかるのですが、ついつい辛い受験勉強をさせてきたという思いからか「もうがんばらなくても大丈夫」というメッセージをお子さんに送ってしまうご家庭があります。

 

学びは一生続くことですし、学びは辛いことや苦行ではありませんよね。

 

中学受験を通してお子さんに学んでほしいこと、知ってほしいことはまさにこのことです。

 

考えることが楽しい、知ることが楽しい、と感じて中学受験を乗り切ったお子さんは、必ずそれ以降の勉強でも楽しさや嬉しさを学びの中に感じて過ごしていくはずです。

 

お子さんが受験を乗り越えた先に「学ぶ・考える楽しさ」を中学、高校以降も経験していくスタートとなる中学受験になりますように。

お子さんが小さい頃に心がけていただきたいこと

近頃、未就学、低学年のお子さんの親御さんからのご相談が増えています。

低学年から、あるいは未就学の時期から(小学校受験をする、しないに関わらず)たくさんの習い事で週のスケジュールを埋め尽くしてしまうようなご家庭もあるのですが、親子の信頼関係、絆を育む時期と捉えて過ごしていただくようお伝えしています。

 

 

■子どもは褒められたいからがんばる

 

習い事もいいのですが、陥っていただきたくないのは「結果だけを褒める」という状態です。

大好きなお父さん、お母さんに褒められればお子さんは嬉しいのでがんばります。

 

しかし、評価の対象が常に結果だと、お子さんは「結果さえよければいい」と考えがちになります。

もちろん結果も大切ですが、そこに至るまでに学びの楽しさや驚きを経験することが大切なのです。

 

 

■ついつい他の子と比べてしまう

 

「そんなこと言われなくてもわかってるよ」と思うかもしれませんが、いざ当事者になるとわからなくなるものです。

何せ、周りには他のご家庭の子がいて、あの子はできているのにうちの子は・・・と気になり始めてしまうからです。

 

幼児期の習い事、低学年の塾は、お子さんにとっては「勉強が楽しい!」というきっかけになりうるものですが、親にとっては「他の子に比べてどうかしら・・・」という不安もつきものなのです。

親にとって、子どもが無事育ってくれるかというのは最大の関心事であり、だからこそ他の子と比べてしまうことも多いのです。

 

 

■褒めるのは結果ではなく過程

 

お母さんによっては、お子さんへの声かけが苦手という方もいます。

どのように声をかけてやればいいのか、考え込んでしまうのです。

でも、そんなに肩肘を張る必要はありません。

 

気に留めておきたいのは、「結果ではなく過程を褒める」ということです。

「褒める」というと「褒めるところを探さなくちゃ」と身構えてしまう方もいますが、「認める」と置き換えると気が楽になるのではないでしょうか。

 

ありのままのお子さんを、ただ認めることを心がけると、お子さんはすくすく育っていくものです。

 

「今日は幼稚園で○○くんと遊んだんだね。」

「転んじゃったね。痛かったね。」

「○○ができて嬉しいね。」

 

こんなありのままの姿を認める言葉で、子どもは「自分はかけがえのない存在なんだ」ということを学んでいくものだと思っています。

中学受験 各塾の志望校別特訓 注意点など

東京、そして大阪でも定期的に主宰する家庭教師「名門指導会」の先生方との勉強会を開催しています。
毎回興味深い話がたくさん出るのですが、やはり今の季節、大きな話題は6年生の入試対策です。
■成績中位以下のお子さんにとってSSは...
SS(サンデーサピックス)がサピックスの日曜志望校別特訓ですが、良くも悪くも「上位校偏重」なのは間違いありません。
志望校が「中堅校」と呼ばれる学校だと、適したコースがなく、志望校と傾向が違う問題を解くことになったり、無駄が多くなってしまいます。
これはサピックスに限ったことではなく、塾ごとに強みと弱みはそれぞれ。
うまくお子さんに必要なものをチョイスしたいところです。
名門指導会の生徒さんの中にも、SSは休んでその分志望校対策を家庭教師で、という方がいます(SSのテキストはもらえるので、必要なもののみ指定して使うようにしています)。
逆に日能研では「芝中コース」「吉祥女子コース」といった上位〜中堅校のコースも豊富にありますが、成績上位者はサピックスのSSや早稲アカのNNコースを受講したりもします。
志望校に合わない日曜特訓は勉強時間のロスになるだけでなく、志望校よりも大幅に難度の高い問題で自信を失う原因になる場合もあります。
希望すれば基本的に受講はさせてもらえることが多いですが、学校別オープンなどの結果から、遅くとも11月くらいには現実的な受験校、受験計画をいったん立ててしまいたいですね。
■武蔵・早稲田が第一志望なら早稲田アカデミーのNNコース?
内容も充実していて結果(合格実績)も伸ばしているのが、早稲アカのNN(なにがなんでも)コース。
他塾の日曜特訓を休んでNNに通う子も多くいます。
特に武蔵中と早稲田中には力が入っていて、学校の傾向に徹底して合わせた問題が大量に用意されています。
ただ、学校別の傾向に特化するあまり、併願校対策にやや難しい面が出てくることもあるので注意が必要です。
「武蔵傾向の問題は得意だけど他は...」のようなことが起こりやすいのです。
また、外部生に対して(当たり前かもしれませんが)通っている塾との「兼ね合い」は一切考えてくれません。
お通いの塾とNNそれぞれの宿題から、必要なものをチョイスして「オーバーワーク」にならないよう注意しなければなりません。
当然、自塾の日曜特訓を受けずに他塾に通うお子さんに、今お通いの塾の先生も配慮はしてくれない可能性がありますから、量の調整などは家庭の仕事となりますね。
■「毎日通塾」が良い結果を生む場合も
町の個人塾、あるいは四谷大塚準拠の小さな塾などでは、様々な学校の専用コースを設置できません。
おのずと受験対策は各々が過去問を持ち寄り、毎日のように通塾、演習してわからないところを先生に教えてもらう、といったスタイルになりがちです。
大手塾の志望校別特訓とくらべて不利な面が多いですが、いくつかの条件が揃えば良い結果を期待できます。
私もそのような環境で指導にあたっていた時期が遠い昔にありましたが、そんなときこそ先生のスキルが結果を大きく左右します。
6年生の入試前の時期、はっきり言ってもう新しく習うことはないのです。
いかに習ってきたことを最大限発揮させるか。
そのことを理解し、上手に演習させてくれる先生なら最高です。
また、その地域の多くの子が目指す私立中学校が1〜2校といった地方都市などの受験では、地域密着型の個人塾がその学校の情報に精通している場合があります。
これから受験塾を探そうという方は、そのような視点も持って塾選びに臨んでください。
6年生はいよいよ受験生らしい顔つきになってき始めたでしょうか。
受験の成功を目指し、着実に進んでいきましょう! 
  • 名門指導会 - 必ず結果を出す家庭教師集団
  • かしこい塾の使い方 - 中学受験に関する相談はこちらから
西村則康プロフィール

日本初の「塾ソムリエ」として、活躍中。
30年以上中学・高校受験指導一筋に行う。
コーチングの手法を取り入れ、親を巻き込んで子供が心底やる気になる付加価値の高い指導が評判である。

西村則康 写真

セミナー・講演会

▼2018年10 月25日(木)

東京都市大学付属小学校主催の文化講演会にて「中学受験―結果につながる 家庭学習&塾の活用法 〜日常生活の延長線上での受験〜」、というテーマで登壇させていただきました。

▼2018年6 月15日(金)

マイナビ家庭教師・「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」・名門指導会が共催するセミナー「夏を上手に乗り越えて、塾の成績を上げるための無料セミナー」にて、講師を担当させていただきました。

▼2018年5月19日(土)

総合芸能学院テアトルアカデミー・「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」が共催するセミナー「習いごと・レッスンと中学受験成功を両立させるためにできること」にて、講師を担当させていただきました。

過去のコラム一覧

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